情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【神】 剣道 ツルギ「………あ?」 全く想定していない結果だった。 ショックというわけじゃなくて、ただビックリした。 彼女は上手く立ち回ると思っていたけど。 あっという間に失った取引相手の名前を見ながら、投票券片手に着席して、ジッと投票結果を眺めていた。 (G0) 2022/02/26(Sat) 21:19:58 |
【神】 剣道 ツルギ「ま、もう言っても構わないか。俺も一応ヒメノと取引してた。 俺のとの取引が 今後ヒメノに票を入れないかわりに、 一度だけ票を俺に譲る って内容だったから、他の人との取引はしづらかったのかもしれない。だから多分、ヒメノが他の人にしたのはお願いとか頼みっていう効力の弱い内容だったんじゃないかと思うけど…」 ヒメノに対するフォローのつもりらしい。 (G12) 2022/02/26(Sat) 22:09:48 |
【神】 剣道 ツルギ「ちなみに俺の投票理由は簡単で、断る理由が無かったから=B 従う理由も無かった、と言われればそれまでだけど。 カミクズさんに入れたほとんどの人がそうじゃないか?」 自分は介錯の申し出までしたから、ここでカミクズ以外に入れるのは違和感があると思った。 そしてフカワからのカミクズに対する評価を聞いていた立場としては、だろうな、という感想だけが出た。 (G14) 2022/02/26(Sat) 22:17:28 |
ツルギは、ナツメが発言したのを見て少し安心した。 (a3) 2022/02/26(Sat) 22:31:17 |
ツルギは、ナツメが発言したのを見て少し安心した。 (a4) 2022/02/26(Sat) 22:31:17 |
【神】 剣道 ツルギ「え、ハナサ………」 どうしてくじで選ぶことに抵抗があるのだろう。そう尋ねようとしてやめた。個人的な質問をこの場でするべきじゃない。 はぐらかすようにフカワの疑問に乗った。 「実際どうなんでしょうね、それ。 そのあたりは教科書であんま詳しくやった記憶がないし、それぞれ解釈も違いそうですけど……」 (G24) 2022/02/26(Sat) 22:36:12 |
【神】 剣道 ツルギ考えていたことを切り出す頃合かと、判断して。 「…ざっと聞く限り新たな立候補はいなさそうだな。そんなもんだろうけど。 今回は、この場にいる全員が票に誰かの、もしくは自分の名前を書いた経験を持ってるよな? そこで俺から聞きたいこと、っていうか一つの意見。」 軽い前置きをして、青年は続けた。 「 また他人に票を入れるのが嫌だ って思うやつはいる?いるなら昨日も言ったけど……」 全員に見えるスクリーンを出すと、前回の自分の発言>>2:G20を再生した。 出すまでに手間取ることは一度もない。最初からこれを言うつもりだったから。 「 立候補をして 、」「 ただ祈るっていう手段もあるよ 。」 (G36) 2022/02/26(Sat) 23:48:30 |
【神】 剣道 ツルギ「じゃ、俺も今決めとこ。 ………竹刀を1本中央に。床に垂直に立てたまま停止。」 パン、と手を叩くと裁判場の中央に竹刀が現れた。 「停止解除。」 支えを失った竹刀は<<アクタ>>whoの方へ倒れた。 (G42) 2022/02/27(Sun) 0:54:35 |
ツルギは、投票券にアクタの名前を書き込んだ。 (a11) 2022/02/27(Sun) 0:55:34 |
ツルギは、竹刀の消去手続きをした。 (a12) 2022/02/27(Sun) 0:58:37 |
【神】 剣道 ツルギ「………?顔色悪いぞ、アクタ。 具合が悪いなら、早めに休んだ方がいいんじゃないか。」 倒れた竹刀の先は当然目で追っていた。君の顔から血の気が引く様子も見えた。 だからこそ どうしてだろう、と思った。 (G44) 2022/02/27(Sun) 1:12:12 |
【神】 剣道 ツルギ>>G47 「…理解しなくたっていい。アクタは俺を理解できないし、俺はアクタを理解できないから。」 何の抑揚もなく告げられた言葉は、内容だけ見ればまるで拒絶みたいで。 だけど態度からは君を受け入れる姿勢が垣間見える。それがなんだかチグハグだ。 「一緒に行きたい$lができた。 その人に 見せたい景色がある 。だから投票先を、自分の意思で選ぶわけにはいかなくなった。」 生きたい、ではなく行きたい。文字なら伝わるニュアンスが、声で伝える今は伝わらない。 「だからたとえ竹刀が自分に向いても、そいつに向いても、俺はここに名前を書くよ。 … こんな大事なこと、理由なく決めるわけないだろ 。」クルリと紙面を返し、君の名前が書かれた投票券を見せた。 (G48) 2022/02/27(Sun) 1:56:58 |
ツルギは、話し合いに積極的だ。ログを見返せば議題を提起している姿がよく見られる。 (a19) 2022/02/27(Sun) 2:00:19 |
ツルギは、今だって何一つ放棄していない。 (a20) 2022/02/27(Sun) 2:00:32 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ合議の間にウィンドウメッセージが浮かび上がる。 『話し合い今夜にしますか? 時間とれるようにしますが そちらもなにか用事があれば 最悪文字でも構いません』 (-65) 2022/02/27(Sun) 8:41:47 |
【神】 剣道 ツルギ>>G52 「… 信じなくてもいいのに。俺は誰も信じてないし、それでイーブンだろ。 ………まあ、うん。アクタがムカついた理由は俺もわかったよ。」 涙で潤んだ視線を受け止める。何も感情が動かなくて、そうか、と思った。そして周囲の反応を見て、自分がマイノリティであることを再確認。 そんなことここに来てから何度も感じたから だけど君の精一杯の応援を聞いた時、僅かに心が動く。嬉しいとか感謝じゃなくて、「これはマズいかな」と。 これだけは伝えた方がいいと、君に対しては初めて思った。その程度だけど、その程度の配慮は君にしたいと思っているので。 「───ああ、言わない方がいい。それが多分、お前のためだ。」 君の心の内だって、言われなきゃわからない。だから言葉通りに受け取った。 それから続く言葉はなかった。これが君への答えだ。 (G64) 2022/02/27(Sun) 11:08:54 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ『せっかくですし、直接会って話したいですね。合議の後、人と会う予定はあるんですけど…その後ならフリーです。』 文脈的に、君は直接会って話したいのだと判断して。 それに君は俺に比べれば表情が豊かだし、そこから伝わるニュアンスもあるだろうから。 『場所はどうしましょうか。車あるから遠くてもいいですよ。』 (-71) 2022/02/27(Sun) 11:11:45 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「車があるから遠くで良い……爆走するから?」 運転の癖は一日二日では変わらないだろう。 『それじゃあ、どうせなら自然がある場所だと俺は好きみたいで。適度な時間に待ち合わせましょう。 俺もなんだか』 『その』 小刻みにメッセージが送られてくる。 『会ってからで』 何かあったらしい。 都合は合わせて、フカワもどうにか 拘束されないように 出てくるそうで。また深夜か早朝のドライブにはなりそうだろう。 /*置きになるため始点はいつはじめても問題ありません。よろしくお願いします (-79) 2022/02/27(Sun) 11:45:16 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ『じゃあ夜明け前に。寮の前に車停めときます。』 何かがあったのは明白だ。裁判場での様子を見ていたら、何となく、対人トラブルがあってもおかしくないと。 それは自分も同じことだけど。 ………そして夜と夜明けの間、まだ空が白む前。深夜と早朝の間くらい。 寮の前に、エンジンをかけたままの軽トラが停まっていた。 運転席には青年がいた。ドアのカギは開いているから、助手席に乗るなら簡単だ。 (-90) 2022/02/27(Sun) 12:20:36 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス合議が終わったあと、君の背中に声をかけた。 「ユス、話あるって言ってたよな。多分長くなりそうだし、どっか場所変えるか。」 前回の合議が終わったときと変わらぬ様子だ。青年はどこも変わっていない。 だけど今回の合議は有意義なものだった。この青年にとっては。 (-98) 2022/02/27(Sun) 13:00:27 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「ツルギか」 声をかけられれば素直に振り向く。相変わらずの無愛想。態度はいつも通り。それは今も、今回の合議の最中も。ただ、とある一瞬を除いて。 「ああ。お前の過去に関することだから……いや、これから共に行きたい俺としても他人にこの話を聞かれたら困るな。 俺かお前の部屋で話すのはどうだろうか。どちらにするかは任せるから、都合のいいほうを選んでほしい」 (-101) 2022/02/27(Sun) 13:14:32 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス過去と聞いて、まあそうなるよな、と思う。もし自分が君の立場だったら同じように思う。 俺が君の過去について根掘り葉掘り聞いたように。 「どっちの部屋でもいいよ。多分俺たちの部屋、あんまり中身変わらないと思う。」 青年の部屋は初期設定のまま何も増えていないし減っていない。無趣味という自己評価通りの殺風景な部屋だ。君も似たようなものかもしれない。 一歩前を先導して、ユスの部屋へ向かった。 (-106) 2022/02/27(Sun) 13:32:49 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「これが、あのときの」 暴走軽トラ。観光地に来た気分で荷台をみたりしたあとなぜか車体の下を覗いてから助手席へと向かった。 「こんばんは、なんだか久しぶりの気分です。 さっきまで会っていたのに…… 色々なこと起こりすぎちゃって 」暗にあなたと大事を起こすつもりはないと言っているのだが、起きるときは起きるだろう。 なんとなく、少なくとも、生き延びる理由はできていそうだからだ。 「……投票面白いことになりましたね。 ハナサキさんは予想通りだったんですけど」 「カミクズさんと、違った……。 人間としての善性が見えて、すごいです」 (-107) 2022/02/27(Sun) 13:42:41 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「それもそうだな。恐らく殆ど変わらないだろう」 貴方が向かった青年の部屋の内装は予想通り初期設定のままだった。ベッドと机と椅子しかない殺風景な部屋。 ただ、机の隅に端末と同じデザインの手帳が一冊置かれていた。 「好きに寛いでくれていい。何か飲みたいもの食べたいものがあれば自由に出して机に並べてもらって構わない」 最初から用意された椅子と全く同じものをもう一つ出して貴方に勧め、それから自分も椅子に腰掛けた。 (-108) 2022/02/27(Sun) 13:47:21 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「フカワさん、人気そうですもんね。色々と。」 暗に言動を客観的に見た感想と、君に特別な興味を持っていないことを告げる。 生き延びる理由はできていない。生き延びた後の目的はできたけれど。 死ぬことになったら、俺たちは大きなものに認められなかったというだけだ。 生死のどちらが目的でも、決して足掻いてはいけない。それでは得られない。 「んー…俺は予想通りかなと。自分に票を入れる人がいそうだなと思っていましたし、それはナツメかハナサキさんかフカワさんかなと。」 この空間に来て最初に送った三件のメッセージ。自分と同じ位置に丸をつけた人に向けたそれは、全て同じ返答だった。 シフトレバーを操作すると、アクセルを軽く踏んだ。後輩ならばともかく、歳上であろう人を助手席に乗せているならなるべく丁寧な運転をする。 「ナツメみたいなタイプは流れに逆らわないから、カミクズさんに入れると思ってました。だから今回がちょっと気になりますね。 中でも一番可能性がありそうなのは、積極的な理由でハナサキさん。…フカワさんが言ったように、カミクズさんとは違った善性って言うんですかね。」 自然の多い場所を頭の中で探しながら、考えていたことを連ねていく。 「フカワさんは……思ったよりもフラットに自分の命を考えていたので、以前聞いた話にも説得力を感じました。」 (-118) 2022/02/27(Sun) 14:10:31 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「ん。……ああ、もしかしたらログ見てたかもしれないけど。言い忘れてたことがあって。」 促されるまま椅子に腰掛ける。飲み物も食べ物も出さなかった。 「俺、人に触られるのあんまり好きじゃなくてさ。ユスはあんまベタベタするタイプではないと思ってるけど。 前カフェで話した時はその、…余裕なかったから言い忘れた。まずはそれだけ。」 自分に対する保険のように見えるそれは、君に語ることになるだろう過去への前置きでもあった。 きっと聞かれるのはそこだと思っている。今この場ではぐらかしても、外で共に行くならいずれ避けられないことだ。 だったら早い方がいいとは思っているけど、それでもやっぱり不安はある。 君が気分を悪くするんじゃないかって。 タニシの卵なんて、誰だって嫌いだろ? 「で、聞きたいことって?」 (-123) 2022/02/27(Sun) 14:19:06 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 述べられた前書きに「そうか」とまずは一言。 「それは知らなかった。話してくれて助かる。確かに俺は誰かを触ることなど理由がなければまず無いから、そこは安心してくれていい。 もしお前が怪我をして、その手当をするだとか不測の事態に陥った場合は分からないが……極力気をつけよう」 態度は変わらない。貴方がよく見る姿そのままだ。嫌悪やら訝しむ様子やらはどこにも無い。 世間一般はそうかもしれないが、俺はそうじゃないかもしれないだろう。 「WまたやっちゃうW。お前のこの言葉を最初に話をした時聞いてから気になっていてな。 そのまま捉えれば人を手にかけたことがあるという事になる。その後のしたいかしたくないかの問いで『したい』と答えたことも合わせれば、普段は抑圧している衝動なのだろうか。 人を手にかけることに楽しみを見出しているのだろうか、ということを問いたかったんだ」 そこに何かの感情はなく、純粋な疑問として貴方に投げられる。 「……ただ、誰を手にかけたのか検討がつかないが。聞くにお前は母や妹を震災で失ったのだろう?」 (-127) 2022/02/27(Sun) 14:51:13 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「人気……? かはよくわかりません……ただ。 飼ってもいない生き物の世話は難しいですね……」 車の走行音を聞きながらシートベルトを確認した。 外を眺めて、親の車に乗ったことを思い浮かべている。 隣の男、または別の人は、車の中で違うことを考える。 そんな当たり前のことを、初日の男は知らなかった。 「ハナサキさんには、少し身の上話をしたのですが。 なんだか……俺は逃げているようで。 綺麗な話にまとめて、汚れてる自分を捨ててるみたいな……それが嫌みたいで、やりたいことをやるように言われてしまいました」 やりたいことしか、やっていないのですけどね。 「ああ、なるほど。 それじゃあ今回の票が一番面白そうだ。 俺があんなことをいったから二人に真似をさせてしまった気がしてたんですが、大丈夫ですか? 誰かは嫌がるかと思ったのですが、もとからくじ引きの制度じゃないですか……」 息を吸って、何度か告げたことを繰り返す。 「俺の命の重さは、ここの誰とも変わりませんよ。皆さんも、同じです。 ただ、価値が個人の中で変わることがある……それだけですよね?」 (-128) 2022/02/27(Sun) 14:53:20 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「人を殺人鬼みたいに言うなよ……。 人殺しなんて楽しくない。嫌だ。あんなの人のやることじゃない。 お前の家族を殺すことは、目的じゃなくて手段だ。そこだけ知っててほしい。」 先日の会話を考えれば、そう思われても不思議はないのだけど。 変わらず濁った瞳で、自分の手元を見つめながら語った。青年は嘘をつくが、自分の気持ちに対して嘘をついたことはない。 「でも、今後のことを考えたらさ、怖くても嫌でもやった方がいいことってあるだろ?」 以前カフェで言った言葉を、そのまま付け加える。 これだって、経験談だ。 「…そうだなあ、うん。まずはそこからかな。」 母や妹を震災で失った、という言葉へ向けて。 「前提が 両方 間違ってる。俺が失った 殺したのは、」 (-130) 2022/02/27(Sun) 15:10:02 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「野良猫でも見つけました?飼ってないなら、自分がやりたいように餌付けすればいいと思いますよ。」 ハンドルを穏やかに動かして、辿り着いたのは図書館の近くにある池だった。 車を止めて助手席に視線だけで問う。ここでどうですか、と。 「俺は…いや俺たちは、最初からあのつもりでした。フカワさんは関係ないですよ。 選べないから運に任せたんじゃなくて、運に任せることを選んだという点では違うと思いますけど…」 汚れてる自分を捨てるなんて、できるわけないのに。あの人の物差しはあまり好きになれないな。心の中で愚痴のように呟いた。 「重さは、そうですね。みんな平等だ。 価値、というかその人にとっての値札ですかね?そこに書かれる金額はきっと人それぞれなんでしょう。 たとえば俺がユスにつける値札と、フカワさんがユスにつける値札は数字のケタがきっと違う。」 (-133) 2022/02/27(Sun) 15:28:58 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「そうか。それは大きな間違いをしていた。かなり致命的だな。すまない。 あの時、お前は楽しげに笑っていたからてっきりそうなのかと。……あれは人を殺すことではなく、同じ経験や理解者を作り出すことに関して笑っていたのか?」 考えるように口元に指を添える。少しずつ己の認識を直し始める。 「確かに必要なことであればやらなければいけないだろうな。怖くても、嫌でも」 ▼ (-134) 2022/02/27(Sun) 15:35:32 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……」 「……ふむ」 思考を巡らせる。考える間指が勝手に動くのか、とんとんと単純な動作を繰り返していたが突然ぴたりと止めた。 「プロフィール、好きに書けるものな。フカワさんも伏せていた箇所があったし。 偽っているのは"実年齢と現在の職業"だろうか。二人の時くらい敬語のほうがいいですか? それはさておき。 ……間違いを正すのだとしたら 震災で失ったのが母と妹 己の手で殺したのが妻と娘 ということだろうか。それすらも違う?」 (-135) 2022/02/27(Sun) 15:37:08 |
【秘】 あの日の ツルギ → 規律 ユス「 全部合ってる 。」…顔を上げた。君を濁った瞳が捉えた。ぐるぐると何かを煮詰めているように。 「実年齢と職業も合ってる。俺とお前は正真正銘同い年だから、そこは気にしなくていい。 んん……いざ伝えようとすると難しいな。俺にとってはこう、それが普通だったから。当たり前のことってさ、説明するの難しいだろ。」 皮肉を言うような抑揚と表情で、笑った。ああ嫌だ、嫌だ。 「 戸籍上は母と妹で、遺伝子上は妻と娘 。震災のあった日に、二人とも殺した 。」こうすればわかりやすいかな、と呟きながらプロフィールを書き換えていく。 (-139) 2022/02/27(Sun) 16:13:00 |
【置】 剣道 ツルギ【プロフィール】 名前:剣城 一成(ツルギ イッセイ) 性別/年齢:男/18 外見:チップ準拠/173cm 家族構成: 母 妹 職業:公立高校3年 「戸籍上は最初ので合ってるんだけど、遺伝子的にはこっちが正しい。 だからまあ、嘘であって嘘でないみたいな……」 (L0) 2022/02/27(Sun) 16:14:21 公開: 2022/02/27(Sun) 16:15:00 |
ツルギは、プロフィールを更新した。 (a30) 2022/02/27(Sun) 16:14:31 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……成る程。それなら何も間違いは無いな」 硝子のような瞳の中には濁った瞳を持つ青年がいる。逸らされることはない。 「そうだな、慣れてしまって何も疑問に思わないことを他人に説明するのは難しい」 プロフィールが書き換えられれば漸く視線が手元に落ちた。手帳を確認する。 「……分かりやすくなったが、いいのか? 疑問を抱いて詳細を聞きにくる奴が何人も出る可能性があるが。 ……俺も何から聞いたものか迷うな。ひとまずお前が笑顔を浮かべたおおよその理由が分かったし、勘違いも無くなった。 ああ、まずは殺した理由について知りたい。勿論話すのが嫌なら答えなくていい」 (-146) 2022/02/27(Sun) 16:30:26 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「聞いてくるやつはいるだろうけど…これ以上の説明ができないっていうか…… これが全てだって言うしかないしな。そんなめんどくさいことにはならないと思う。」 気持ち悪い。気分が悪かった。ここがVRでなかったらもう吐いてた。 「…殺した理由は…簡単に言えば 気持ち悪かったから 。タニシの卵と一緒。なるべく死んでほしいって俺は思う。 絶滅するべきだ。この世にいた形跡を一切残さず、死んでほしい。」 自分の正体を明かすのは、怪物であることを明かすのは、恐い。 「カイに言われて気付いたんだ。俺はあいつらのことが嫌いなんじゃなくて恐かったんだよ。生理的に気持ち悪くて、怖い。 どうしてって言われてもわからない。俺にとっては、そうだった。」 怪物の考えていることなんて、言うべきじゃない。知らない方がいいことだってあるだろ。 恐い。君はきっと何も思わないんだろうけど、君のためとか君のせいとかじゃなくて。 もう一人の自分がいつも後ろから追いかけてるんだ。あの女とあの子供の首を持って。言葉にしたら、距離を詰められる。 そんな予感がして、 (-148) 2022/02/27(Sun) 16:53:18 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「……、猟犬?」 野良猫にも思い当たることはあれど。 問題ないと頷いて水面をみやった。 「……はぁあ……」 ため息が出て、ふと。 どんな結果になろうとも、明日の合議を休みたくなるほどには疲れがたまっているのだと気づいた。 「そうですか、なにもないよりは良いと思ったんですけど。 わかりませんね、皆さんのことは」 責任のがれや、自分が死なない可能性をあげるのにぴったりだと思うのは自分だけだったかと独り言。 「……値札って言い方は、わかりやすいですね。 桁も違いそうです、そこの二人はどんな関係なんですか……? いつの間にか同盟のようなものでも組んでいたか、それとも景色の話があったので……良い方向で意気投合できましたか」 (-149) 2022/02/27(Sun) 16:54:23 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワシフトレバーを動かしてエンジンを止める。駆動部から伝わる細かい振動が収まった。 「……はい。みんなのこと、よくわかりません。みんなもきっと、俺のことよくわからないでしょうけど。」 深く息を吐く。こちらはため息ではなく身体をほぐすための深呼吸。 いつもよりも慎重に運転した分、短い距離なのに何だか疲れた気がする。 「どんな関係………か、は難しいっていうか。 少なくとも友達じゃないですね。恋人とかでもないです。 同盟ってわけでもないです。もし同盟なら、自分たちに票は入れないでしょ?」 そう言うと、シートベルトを外して外に出た。グッと背伸び。 先日のドライブとは違って、水面は大きく波打たないし潮の香りもしない。 「意気投合…したのかなあ。 でも、そうなりたくはある。その為の手段がアレです。」 池の中央に竹刀が現れる。先ほど裁判場で作ったように、垂直に。 パン、と手を叩けばそれは池に落ちた。 (-150) 2022/02/27(Sun) 17:11:47 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……」 何も言わずに手帳を開き、文字を書き込んだ。 W水のボトル二本W。 出したものが両手に収まっていることを確認する。 たん。とん。 自分の目の前と、貴方の前に並べる。空気を壊すように。 「話をするとどうしても飲み物が欲しくなる。お前が何も出さないから、代わりに出した。飲みたくなったら飲んでくれ。その様子だと今はかえって飲めないだろうが」 話の腰を折るようにそう呟いてから己の分のボトルの蓋をぱきりと開けて水を飲む。 「……そうか。病気の類と一緒にされてはお前が怒るかもしれんが、それを承知で言うぞ。 俺が心臓の病気を持っていたように、お前もまた先天的な恐怖や嫌悪を持っていたのだろうな。そういうものはどうしても説明がつかない。好きで持って生まれたわけじゃないだろう?」 唇の端を少し濡らす水を親指で雑に拭い、またボトルを自分の前に戻す。 「話してくれてありがとう。お前の妻も娘も死んだ。形跡、痕跡、生きていた名残はどこかにあるか? あるならそれら全てを一緒に消そう。無いなら、この話はここで終わりだ。 具合を悪くさせる話を続けさせるのは不本意だ」 (-151) 2022/02/27(Sun) 17:16:05 |
【神】 剣道 ツルギ(現国の授業もっとちゃんと聞いておくべきだったな…) ナツメとユスのやり取りを見ながら、内心ちょっと後悔した。 「 俺は…わかりやすく言ったつもりでした…… 」耳打ちの内容までは聞き取れなかったけど気にしなかった。 逃がす気なんてもうないし 「死にたくないってわけでもなくて、いきたくないってわけでもなくて〜… なんだろう、今は宝くじを買った状態ってかんじ…?」 別にわからなくていいよ、と最後に付け足した。 (G76) 2022/02/27(Sun) 17:17:05 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギその日の話し合いが終わり、疎らに解散となった後。 清掃員は、珍しく自分から人を探していた。 とにかく歩き回るなり、情報端末で位置情報を調べるなりして。 いつ、どこであなたの元に辿り着いたかは想像に任せよう。 勿論あなたにとって都合が悪ければ避けたっていい。 無事見付けられたなら、おずおずと声を掛けるけども。 「──あの、ツルギさん。 今、お時間大丈夫でしょうか。」 「ええと、その。 どうにか上手く死ぬあてが付きそうなので。 お手を煩わせる事、無くなりそうです… っていうのと、それから、お話しておきたい事があって。」 相変わらずどこか物憂げな、 それでも、以前よりは幾らか悲観的な色の薄れた笑顔だった。 (-156) 2022/02/27(Sun) 17:49:23 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス目の前に置かれたボトルを目に映す。今飲んだら吐きそうだ。 「……さあ、どうだろう。残ってるのなんて、もう墓くらいじゃないか?墓参りしたことないから、今墓がどうなってるかもわかんないけど。」 説明しやすいことだけ、先に言っておいた。何だか身体に力が入らなくて、机に突っ伏した。 「…先天的、ではなかったよ。昔は母さんのこと嫌いじゃなかった。結婚せずに俺を産んでさ、女手一つで育てて………」 人は誰だって理解されたいと思う。エノとの会話を思い出す。 それは俺だって同じ。諦めきれない。 どこまでなら逃げないのか、まだ試してる 誰も信じてないけど、それは信じたくなかったわけじゃなくて 「 でもさあ、……母さんはずっと父さんのこと好きだったんだよ。 俺に面影を見出すくらいに 。信じさせてよ、信じさせてみせろよ、なあ! (-162) 2022/02/27(Sun) 18:05:16 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ大丈夫か、という言葉には頷きで返事をする。 その笑顔を見て、何か君の中で踏ん切りが着いたのだろうかと思って。でも野暮だと思って言わなかった。 「それは、良かったですね。 練習したかったので残念です 話しておきたいこと、っていうのは?あんまり予想もつかないんですけど…」 青年は君をよく知らないし、君は青年をよく知らない。だから自発的にしたいと思う話に心当たりがなかった。 (-165) 2022/02/27(Sun) 18:17:45 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「その口ぶりだと、墓をどうこうする必要はなさそうだな」 墓の撤去方法を調べなくてもよさそうだ。 「……」 少しずつ語られ始めた言葉に動きを止めた。 語りたくない訳じゃないのなら、話せるのなら、喜んで聞こう。 「…………そうか。それで?」 話を、促す。 己が何か反応するのはまだ早い。 無機質のような、無色透明な視線がを貴方に注がれる。 信じたいのなら明かしてくれ。 可能性を見出したんだろう、なあ? (-166) 2022/02/27(Sun) 18:20:16 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「うん、よかったで…… 今何か言いました? 」気のせい、かも。 まさかきみが首の皮一枚残す練習をしていたとは知る由も無い。 ひとまず気のせいという事にして、 それから、普通の話にしては随分長い、逡巡するような間の後。 「……あのね、自分なんです。 今回で、この場所に呼ばれるのが"二回目"なの」 何もかもが不確かな、"二回目の参加者"という存在。 それが自分なのだと、弱々しく笑って、そう打ち明けた。 でも、あなたは出来る限りの手を尽くしているようだから。 もしかしたら、もう知っているかな、なんて、内心。 「あの時話し合いを続けて欲しいと言ったのは自分で、 それから、"二回目"の参加者の選択権の中で ツルギさんを選ぶ事をそれとなく避けたのも自分です。」 「なんとなくの、…自己満足、ですけど。 きみには、もう少し時間が必要だと感じたから。 ……もし、却って。生殺し…みたいになっていたら。 だとしたら、…お節介でごめんなさい、としか…」 言えないですね、と続ける声は消え入るようだった。 曖昧な死の影の恐ろしさは、よく知っているから。 (-172) 2022/02/27(Sun) 18:28:37 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「俺は」「ロクデナシの父親だ。」 俺がロクデナシなのか、俺の父親がロクデナシなのか、どっちにもとれるね。どっちでもいいよ、同じだから。 「子供の世話もしなかったし、名前だって考えなかったし、」 「…………あの子供を、タニシの卵みたいだと思った。」 ここで君が気持ち悪いって言ったり、嫌そうな顔したら殺しちゃおう。 「赤ちゃんって…体温が高くてさ、抱くと服越しでも人肌の温もりがあっという間に伝わるんだよ。」 「よく親の自覚が芽生えたときの話で初めて抱っこした瞬間≠言う人がいるけど、」 いいよな?それでも。俺がそうしたいから。抵抗しないよな? 自分の家族を殺すって決めたんだから、自分が死んだってどうでもいいだろ? 「………あれは、」 「………本当に、」 「そうだと思う。」 (-175) 2022/02/27(Sun) 18:40:51 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「俺は自分と……… 母さん の娘を抱いた瞬間、吐き気がした。鳥肌が立って、この怪物を今すぐグチャグチャにしてトイレに捨てたくなった。俺にとっての親の自覚がこれ。」 ふふ、はは。声にならない笑みが溢れていく。 我ながら、最低だ。最悪で、どうしようもない。 「………でも、バチが当たったのかなぁ……」 「すごく似てたんだ、俺に。」 目が開いて、髪が生えて。同じ色の瞳が俺を追いかけるようになった。 その度に俺は叫んで、逃げて、自分の部屋に引きこもって。 そのドアを爪でひっかく、自分よりずっとずっと小さな怪物に情けないくらい怯えていた。 「それでさ、気付いたんだよ。」 「 俺がタニシの卵なんだって。 親がそうだから、子供もそうなった。つまり因果応報。だって…、だって、そうだろ?」 (-177) 2022/02/27(Sun) 18:41:59 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「辛いときも悲しいときも苦しいときもそばにいて死ぬときも寂しくないように、そばに居る存在ですか?」 かなり具体的かつ何処かから引用してきたような言葉遣いをする。まるで最近誰かに言われたように。 「……なれる、といい、ですね? 手段は、よくわからないですが……二人でなせれば良いことがあるんですか、ね」 「……目指すところが、わかっているのは。 不明瞭の中でも、なんだか、いいものです。 ここでの時間は有限ですからね」 矛盾していそうで本人にとってはしていない言葉を呟き、水面の揺らがない波を見た。 先程までのエンジンの音が遠い。 息を吸って、何を言いたいか考えながらあなたの言葉を聞いた。 (-184) 2022/02/27(Sun) 19:14:03 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギW俺はWWロクデナシの父親だ。W 表情に変化はない。 W…………あの子供を、タニシの卵みたいだと思った。W 表情に変化はない。 妹や弟に触れたことはある。父や母に撫でられたことはある。きっと、そんなものよりも遥かにW生きているWと感じられる存在。 赤ん坊を抱く機会が無かったから、ぼんやりとした想像を頭に描き続ける。 ▼ (-187) 2022/02/27(Sun) 19:24:07 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ そうして、一人の青年の、男の、父親の、息子の独白を聞いた。 「…………」 指先一つ動かない。人らしい仕草といえば、時折行われる瞬きくらいか。 どんな言葉をかけようか頭を働かせる。周囲という世間一般的な反応をかき集めれば、それらしい言葉はいくらでも見つかった。 大変だったな? それでもお前は悪くない? よくそんなことが出来たな? 今まで頑張ってきたんだね? 父親失格? 頭の中に押し込まれた、曖昧な輪郭しか無いW世間一般Wという人間の皮が、一斉に騒ぎ立て始める。 ああ、煩いな。 邪魔だったから頭の中にあった薄っぺらい大衆の反応は捨てた。あんなもの、人に紛れて生きることにしか使えない。 本音を晒せる相手で、俺にとって生きる意味で、他の人間より特別な貴方。 それなら自分の思ったことを話すのみ。 ▼ (-189) 2022/02/27(Sun) 19:25:27 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 無色透明な瞳は、わらう貴方を捉え続ける。 「ツルギ」 「俺はお前の気持ちがわからないから、俺の言いたいことを言う」 「Wタニシの卵と一緒。なるべく死んでほしいって俺は思う。 絶滅するべきだ。この世にいた形跡を一切残さず、死んでほしい。W 先程お前が放った言葉だ。 そして、確認しよう。 タニシの卵を殺したいか?」 答えを言うのに必要な問いを投げる。 俺は俺に必要なことしか言わない。 (-190) 2022/02/27(Sun) 19:28:25 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「……?いえ、何も…」 君は幻聴を聞いたようだ。(確定ロール) 「へえ、カミクズさんが。その可能性は高いと思ってましたけど…… でも僕を避けたっていうのは意外ですね。」 君が二回目であることには何も驚かなかった。だって、君の癖を知っていたから。 だからもしかしたら、とは思っていた。二回目である人を暴いたところで何のメリットもないから、黙っていただけ。 「気を遣わなくたって良かったのに。たとえこの体に印が刻まれてたって、僕は全く同じことを考えてました。 だから何ていうか…お節介でもないし生殺しでもありません。」 本当に何も感じていないみたいに、青年は言った。 君のしたことはこの青年にとって、どうでもいいこと≠ナあるとその様子からわかるかもしれない。 (-199) 2022/02/27(Sun) 20:10:28 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「うう〜ん…?俺は……ああいや、僕は同じ景色をみてほしいだけです。 一瞬でもいいから、同じ場所に立ってほしい。その後は、どうでも。」 地面を見ながら歩きつつ青年は語る。その足取りは、池の周辺から移動する気がないことがわかるだろう。 「……なぁんて言ってみたけど、もしもここを出れて、未来でそうなったら。 あいつが嫌がっても僕は追いかけますよ。 地球の裏側に行っても捕まえる。 だって、」 (-206) 2022/02/27(Sun) 20:32:25 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「 やっと作れた理解者 青年は拾った小石を見つめながら。 僅かに上擦った声色で、言った。 (-207) 2022/02/27(Sun) 20:33:22 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「 理解者 って本当にいるんだ、すごいですね」少なくともあなたの理解者だと思った存在は、あなたにとって良いことをもたらす存在で。 あなたはその人がいたことが嬉しいのだろう。 さすがに間違ってない、よな、と、考え込んだ。 「逃さない理由はわかりません、が。 ……すごく嬉しいから、生き死に問わず離すつもりがないという、ことで良いですか?」 「……そう思うと、かわいく見えてきましたね。 俺もにたようなことを言われているようで、分かってあげられてないのでお二人が羨ましいです。理解者をてに入れられて、理解をしてあげられて。」 (-211) 2022/02/27(Sun) 20:54:41 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス「……ずるいなあ…………」 机に伏したまま背中を丸めて、何かに耐えるようにしながら。 かつて君に言った言葉を呟いた。 ずるいなあ、全部言わせるんだもん。 「ああ、殺したいよ、殺したいよ……… 最初から全部、全部、無かったことになるなら、そうしてる……!」 言葉は段々と小さくなって、ついには嗚咽混じりになっていく。 額を机に擦り付けて、見えない背後の誰かに何度も何度も土下座して謝って。 体を小さく丸めて、このまま消えてしまえたら、どれだけいいか、 「っ、俺が、生きてきた過去は消えない。 だから、だから…産まれた時から、その瞬間から、もう手遅れだっ、た、」 震える息を吐いて、絞り出す。 (-216) 2022/02/27(Sun) 21:11:42 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス「 誰もわかってくれない 」自分と同じ人生を歩んだ人が、どこかにいないかな。 「 誰もいない 同じ気持ちを抱いてよ。 「 さみしい 俺だって誰かが隣にいてほしい、 「 さみしいんだ、 」ほんのちょっとだけでいいから、 同じ景色を見てくれたら 。 (-217) 2022/02/27(Sun) 21:12:33 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「……いやいや、だから言ったじゃないですか。もしも≠チて。 今はまだ 、俺はユスを理解できないし、ユスも俺を理解できない。」小石を横投げで池へ。水面を数回跳ねた後、石は水面に沈んだ。 「本当に理解者になってくれるかはわかんないです。でも、何事もやってみなきゃわからない。 宝くじだって、券を買わなきゃ、一等が当たる確率はゼロのままでしょ?」 ハイリスクハイリターン。青年が今まさに行っているのは、そんな行為で。 今、青年は 自分の全てを使った賭けをしている最中だ 。「まあ、離したくない理由はそんな感じです。俺は独占欲っていうのかな、そういうの思ったより強いみたいで。 俺個人が見たい景色っていうのも、似たような答えになります。」 新たな小石を拾う。どうせ投げるから、あと一つ。計二つの小石を片手に、青年は続ける。 (-220) 2022/02/27(Sun) 21:37:39 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ…君は気付くかもしれない。会話の中で、青年が 理解者を見つけた とは一言も言っていないことに。青年が考える理解者と君が考える理解者には、乖離がある。 「 あいつが俺を理解して、俺があいつを理解できた瞬間 、です。」 (-221) 2022/02/27(Sun) 21:38:29 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「……意外…そうですか?いえ… 選ぶのであれば、比較的選ばれる事を受け入れている人を、と そう考えていたのは確かです。でも…」 幻聴はともかくとして。 清掃員の考えている事は、きっと随分わかりやすい方だ。 前述の判断を下した基準も、単純に。 選ばれる事を受け入れられていないような人達を、 敢えて選ぶ理由がないから。ただそれだけ。 「きみに、というよりは。 きみ達に、と言った方が正確なのかもしれません」 思考の言語化に難航しているようで、訥々と。 何度も視線を彷徨わせながらそんな事を言う。 「きみに限らず、"この場所で"与えられた時間で… 判断する事、したい事、答えが欲しい事。 自分の身勝手な考えですけど、そういうものがある人達には もう少しだけ、今の立ち位置のままで居られるような。 そんな時間があった方がいいんじゃないかって…」 それは多分、あってもいいけど、なくても特別困るわけじゃない。 あってもなくても変わらない、気休めのような時間だ。 (-222) 2022/02/27(Sun) 21:56:25 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「…選ばれた人は、それを受け入れていても。 周りの人は、必ずしもそうとは限らないじゃないですか。 人って死に瀕している人を前にしたら、言葉の受け取り方や 考え方は多少なりとも偏ってしまうんじゃないでしょうか…」 そんなのは、誰にだって言える事だけど。 つまりはそれらの前提の上で総合的に判断した。 あの選択にある過程は、言ってしまえばそれだけの事だ。 「……うん…でも、杞憂ならよかったです。 …いえ、あまりよくはなかったかもしれませんけど…」 ──取引相手。 話し合いの場での発言を思い出して、少し悄気げた。 結局の所、清掃員は、あなたにとって、それが。 "どうでもいいこと"であるなら、それでよかった。 何か不利益を齎していたり、不快に思わせたのでないのなら。 独善に自己満足以外の意味は無いと知っているから。 (-223) 2022/02/27(Sun) 21:59:49 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「ずるいと言われてもな。お前の気持ちを汲んできちんと返すなら、知らないままでは駄目だったんだ。 お前の意思を聞かなければ、この先肯定も否定も出来ないから」 かつて貴方に言ったものと似た言葉を呟いた。 かつてと違うのは、そのまま椅子から立ち上がり、机に突っ伏す貴方の隣にやってきてそのまま床に座り込んだ点だ。 「そうか。殺したいか。無かったことにしたいか。手遅れだったのか。 ──そんなことをしていたら、そんなことをこれからしようとするなら、俺はお前に何をされても問答無用で止めにかかっていたかもしれないな」 静かに語る。抑揚のない声で、誰かを見て謝り続ける貴方の隣で。 「あの合議の時、俺はくじでツルギの名を引いた。投票するなと言われていないし、お前も気にせず、俺も気にしない。そのリスクを負った上で全てを賭けて勝たねば幸運が与えられないから。 ……分かっている。だから、俺はツルギに投票するのを変えない。だが、正直に言おう。 分かっていたのに あの時確かに苦しかった」 ▼ (-224) 2022/02/27(Sun) 22:17:36 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「それから俺が何を考えたか分かるか? 分からないと思うから説明する。 Wお前が死んでいなくなって、それでも一人元の場所で生きることになった未来の俺Wだ。 来た時点の俺であれば、仮に死なずに生きたとしても今までと変わらず俺と言う個人を取り上げられたまま、あらゆるものが麻痺したまま生きていただろうよ。 ただ、こうしてお前と生きる約束をしてから想像したら何かが違った。 色褪せているように見えた世界がもっと暗くなった。何故何一つ感じることのない無味乾燥とした毎日を生きなければならないのかと欠片でも疑問に思ってしまった」 「なあ、分かるかツルギ。 俺は期待し、裏切られるという痛みを予想できるようになってしまったんだ」 ▼ (-225) 2022/02/27(Sun) 22:18:16 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「……俺の家族を使って、過去のお前と同じ経験を俺もしようか?」 「弟妹を殺した後、母親を監禁し孕ませてその胎から生まれた俺と同じ血を引く子供を抱いて、それからこの手で二つの命を潰そうか?」 おぞましい話を、何も感じないと言わんばかりに口に出す。 ──実際、何も感じないのだから、仕方ないだろう。 「……そんな事をしても、俺はきっとお前の気持ちが分からない。相互理解はきっと出来ない」 ──もし感じるとしたら、それは。 「今の俺が胸の痛みに苦しみ喘ぐとするのなら、それはきっとお前を喪ったときだ。 麻痺して死んだ俺の感情を動かせるのはきっとお前だけだ」 透明だった声に、その一瞬だけ、確かに熱が込められた。 ▼ (-226) 2022/02/27(Sun) 22:19:35 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「だから、ツルギ」 「お前が教えてくれないか」 「状況も、感情も、景色に必要なもの全て」 「可能性の全てを、俺に」 「似た苦しみも、おぞましい痛みも、必要なら喜んで飲み干すから」 こうして貴方が全てを晒して苦しみ泣いていても、頭の中で家族全員惨たらしい肉塊に変えたとしても。 碌に、心が動いてくれやしない。 「俺は、人どころか怪物、ろくでなしにひとでなしである以前に、心をまともに持てない生き物失格かもしれない」 「それでも俺は、お前の作る景色が見てみたい」 「一瞬でも同じ景色を見れた時の、お前の顔が見てみたい」 心が動いたきっかけは、貴方の愉しそうな笑顔だったから。 「お前が寂しくても、ずっと傷ついていても、嫌だと言っても」 「……俺は、誰の為でもなく、お前の為でもなく、ただ俺の為に」 「ツルギが欲しいよ」 隣ではないけれど、傍らに座り込んだ青年は。 そうして、ひたすらに滅茶苦茶で、身勝手な言葉を吐いた。 (-227) 2022/02/27(Sun) 22:26:25 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ瞬きを数度。 「………周りの人。成る程、それは考えてなかったです。 状況のイーブンさ、っていうんですかね。うん、わかります。」 微塵も考えたことのない視点だった。 だって自分は、誰が──勿論自分も彼も──どんな立場になっていようと、抱く思いは変わらないから。 でも他の人は違うだろう。 ユスはどうかな。ちょっと動揺してたし。 「でも俺たちに関しては、この場で得られる結果じゃないので。 本当に気にしないでください。 カミクズさんも、何人いるかわからないけど、 他の二回目の人も 。」 (-233) 2022/02/27(Sun) 22:49:41 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「…ああ、そうそう。意外っていうのは、裁判場でのことがきっかけです。 俺みたいな、議題を提起して…発言を促すタイプの存在を、都合よく思うか否かっていうのかな。 それを鬱陶しく思うなら、それはきっと主体性があって場を支配したいと思うタイプの人だと。 あの時僕の問いかけに答えた時点で、二回目の人は普段はそんなことないけど、実は誰かに見てほしい人≠ネのかと思ったんです。 だから、流れを勝手に作り出してた俺を邪魔だと思うかなって。」 あのあと青年は、合議のログを見返していた。 匿名でメッセージが送信される前の君>>2:a10が、以前見た姿>>1:a44と重なった時、青年の心の中で君は二回目候補筆頭となったのだ。 ……そう、この時、>>1:a44青年はフカワと視線を交わす君を遠くから見ていた。君やハナサキは、気付かなかったようだけど。 青年も、フカワと会釈をする程度だがすれ違っていたのだ。 「でも俺に誰も票を入れなかった時点で、俺が選ばれなかった時点で。 二回目の人たちはきっと、場の主導権を握るのが苦手なタイプだと思いました。」 自分にとってはこれも何てことのない内容だから、やっぱり世間話のような口調。 だけど二回目が何人いようと、自分の目指す最善には一切の影響がない。 だから、言及しなかったというだけ。 君 たち が消極的な理由で誰かを選ぼうと、やっぱり俺にとってはどうでもいいことだ。 (-234) 2022/02/27(Sun) 22:51:39 |
【独】 剣道 ツルギえっあの………ほんとにユスに返さないとダメ?なんで? あの……あのさ………… 俺たち……一生アクタ(おさとう)(推定)に土下座して生きていこうな (-235) 2022/02/27(Sun) 22:53:47 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「そう……ですか。ツルギさん達がそれでいいのなら、 それは自分が気を回す事でもない、ですね。」 清掃員は、あなたの、あなた達の事をよく知らないから。 だから、"この場で得られる結果じゃない"という言葉の持つ意味、 そのニュアンスを正しく汲み取れはしない。 わからないから、わからないなりに、ただ。 無闇矢鱈と踏み入らないという距離感を選んだ。 この場所で何度か見た、考えてもみなかったという反応に 日常の中ではあまり触れる事の無い、根本的価値観の相違に。 それは、生き死にが絡むとこんなにも顕著になるものだろうか。 そんな事だけを思って。 「な…なるほど、場の主導権を握るのが苦手…… 確かに否定できないかもしれません…ね… ……何というか、こうして面と向かって分析されるのは… こう、ちょっと気恥ずかしいですね、なんとなく…」 そして、あなたの観察は概ね正しいと言って差し支えない。 事実目の前の気弱そうに見える男は、 最初から、あまり議論に積極的な様子は無かったし。 物理端末の操作を介さないメッセージの送受信を行う時。 その時、この清掃員は 帽子を目深に被る癖が確かにある。 (-245) 2022/02/27(Sun) 23:47:23 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「……ああ、気が付いたら随分話し込んでしまいましたね お話しておきたかった事、今の内に話せてよかったです。 お時間頂いてしまってすみません。」 はたと思い立ったように、へにゃりと笑って別れを告げる。 カミクズという清掃員は。 癖もわかりやすければ、ボロもすぐに出る。 それでも、"他の二回目の人"には、触れる事すらなかった。 あの人は、 敵意や猜疑心を向けられる事とはまた別の理由 でその立場を明かす事を好ましく思っていなかったから。 そういう所だけは、抜け目のない男だった。 (-246) 2022/02/27(Sun) 23:48:19 |
【独】 剣道 ツルギ(抱えている秘話を見る) (池の様子を見る) 行けっツルギ!!!ユスに比べたら全員マシ!!!!! いけいけGOGO!!!!!!!!! (-252) 2022/02/27(Sun) 23:57:04 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス自分より低い位置から聞こえる声を、自分の腕で覆われた暗い景色の中で聞いた。 どうしてだろう、先ほどまでよりずっと近くで聞こえる気がする。 「 ………、うん。 」君のことなんて理解できないけど、全く知らないわけじゃない。 君が嘘をつかないことも知ってるし、君が俺を特別だって思ってくれてることも知ってる。 君が俺の名前が書かれた栞を引いた瞬間に、動揺したのを見た時、嬉しく思ったのは それを確信できたから 。君が俺に期待してることを、本当は、知ってた。俺が信じようとしなかっただけ。 「……………」 ふと鼓膜を揺らした熱に、僅かに顔を上げて。身を引いて、机の板越しに君の頭を見る。 久しぶりに頬を濡らした涙が、顎を伝って道着の袖に染みを広げていた。 こんなこどもみたいなこと、何年ぶりにしたかな。 お父さんは泣かなくて強い存在だから、泣かないようにしてたんだ。 (-253) 2022/02/28(Mon) 0:01:35 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス………最初は全然そんなことなくて。男癖が悪いだけの、どこにでもいる荒んだ母親だった。 だけど同級生より早く成長期を迎えた俺は、身体に男としての特徴が強く出るようになって。 「……ほ、んとに?」 あの女は俺越しに父親を見て、俺を男として扱った。 「ほんとに、俺が、ほしい?」 剣城一成という少年≠ヘ、ある日を境に透明になった。 それは、全て終わらせた今でも続いている。 ───まるで呪いのように。 「俺が………俺のために、お前の全部がほしいって、」 君にとっての俺は唯一ですか。 「そう思っ、てるのと。…同じくらい?」 君にとっての僕は、ほんとうに僕の形をしてますか? (-254) 2022/02/28(Mon) 0:02:37 |
ツルギは、自分の為にしか動けない。 (a36) 2022/02/28(Mon) 0:03:02 |
ツルギは、それでも求められるなら、いきたい。 (a37) 2022/02/28(Mon) 0:03:16 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「……どっちからそれを言ったんですか?」 ああ、すごく、そうか。 なんで想像つかなかったのだろう。 何処かで別人だと思っていたから? 「俺も、今、理解者ごっこしているんです」 なれるかもしれないね、なんて。 そして、その宝くじになっている。 あなたたちと同じ流れではない、桁も少ししか違わないかもしれない、だけどそこには。 俺が彼を理解して、彼が俺を理解できた瞬間を望む者がいる。 惜しむらくは、当の片方が酷く他人事でここを暇潰しに思っている所が問題点か。 「……やってみなければ、始まらない。 理解しようとしなければそんな存在は現れない。 そう、いったのが始まりでした」 「夢みたいなこと考えてますね。 俺は、まだ難しそうです人を理解すること。 嫌な気持ちにならないのが幸いでした」 (-256) 2022/02/28(Mon) 0:05:44 |
【独】 剣道 ツルギいや……これ、エノじゃねえか? ええ〜〜エノフカワの相互理解をカミクズが望んでる…ってコト? わかんねえ 俺以外に理解振り回してるの、エノのアニキぐらいじゃない? (-263) 2022/02/28(Mon) 0:28:30 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「…あ、すいません。その、わかりやすかったんで……探ろうとして探ったわけじゃなくて…?」 こどもとしての自分を殺し、顔色を伺って生きてきた青年は。 自分や相手の視点ではなく、三つ目の視点から物事を見下ろす癖があった。 客観的視点を持っていると言えば聞こえはいいが、それは離人症と診断された程度に病的なものだ。 「──あ、はい。こちらこそ。」 だから。 話を急に切り上げられたことに気付く。 君の中にあったであろう油断が消えたことに勘付いた。今までも大人と話すとき、度々そんな場面があったから尚更。 普段なら、青年にとってはどうでもいいことなので。 言及したりしないけど。 とある人の判断材料に、使えそうなので。 情報が、ほしいと思って。 君の帽子越しに相貌を真っ直ぐに見て。 「あの。 エノさん には、このこと言わない方がいいですか。」逃げ道のある鎌をかけた。 エノさんとフカワさん、どっちかかな。 これで違ったら適当にごまかしとこ。カミクズさん、言いふらす人じゃないし大丈夫だろ。 (-268) 2022/02/28(Mon) 0:45:29 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「僕の方からです。とはいえ、僕自身の解釈というか。 エノさん のいう理解者とは、結構違うんじゃないかな。」この場で初めて出す名前を告げて。君の相貌を瞬きせずに見て。 再び小石を投げれば、水面に波紋が連続して生まれた。もう小石は水面の下。 よく見ていたら、最初に投げた石より小さいことに気付くかもしれない。 「夢…そうですね、まだ僕も夢みたいに思います。 でも相手が許してくれるなら、受け入れてくれるなら、現実味がありそうな手段もありますよ。」 最後の一つを投げる。二回目に投げた石よりもさらに小さい石だった。 水面の波紋は、最初の石に比べればずっと小さく頼りない。 「嫌な気持ちにならないなら、それ伝えた方がいいかも。 フカワさんなら、近道しても怒らなさそうだし………」 一体青年が何を言っているのか、果たして君にわかるだろうか? わかるなら、青年と君はずっと近い位置にいる。 理解を少しでも拒むなら、君は正常だ。 (-271) 2022/02/28(Mon) 1:05:45 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ か細い声を聞いた。聞き逃すはずがなかった。 硝子のような、けれど決して無機質ではない瞳が少年を見ていた。 仏頂面だった彼が泣いている。全員と話を聞くほどの行動力があり、議論も放棄せず、淡々と生きていた彼が頬を濡らして感情を晒している。 珍しい景色だと思った。 悪くないと、もっと見たいと、W欲Wが確かに出てきた。 昔は、笑う誰かを見ることが好きだった。楽しそうにしているのが眩しくて、見ていてこちらも嬉しくなる。ありふれた喜びを抱ける子供だった。 皆が自分の中の他人を尊重するあまり、自分を取り上げられてからは、どこか遠い存在に見えてしまって何も喜べなくなったけど。 ▼ (-273) 2022/02/28(Mon) 1:09:36 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「ほんとに」 たった一人しかいない特別に、いったい何を見出すと言うのだろう。他の存在なんて、集めてまとめて天秤に乗せても全く重くなりやしないのに。 「本当に、お前が欲しい」 その透明になってしまった器に、お前の心から滲ませた色を乗せて欲しい。 鉄の匂いがする赤でもいい、孤独に泣く濁った色でもいい、ずっと我慢してきた少年のあどけない色でもいい。 呪いを塗りつぶす程の感情を、俺は全て見ているから。 お前を見失ったりなんて、しないから。 どうして俺がお前しか見れなくなったと思う? お前だけが、俺"だけ"を見ていたから。 お前だけが、俺の居場所を占める誰かを見なかったから。 お前だけが、俺の──。 「ああ。命も、時間も、感情も。何もかも。 お前が、お前の為に、俺の全部がほしいって」 俺にとっての貴方は唯一です。貴方は他人ではありません。 「そう思っているのと──」 俺にとっての君は、ほんとうに君の形しか知らないんだ。 (-274) 2022/02/28(Mon) 1:11:08 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギああ、きみは自分とはまったく違う人生を歩んで来たんだな。 察しの良さに、真っ直ぐに見据える視線に、そう思って。 「──それは、」 (-276) 2022/02/28(Mon) 1:14:33 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ愚直な走狗は、甘さを殺して問い返す。問いには答えないまま。 「どういう意図の問いですか。」 「ただ気になったから、聞けるから聞いただけですか。」 「それとも、きみにとって必要な事ですか。」 (-277) 2022/02/28(Mon) 1:15:12 |
【独】 剣道 ツルギ今二つの興奮で情緒分離しそう どっちの悲鳴あげればいい??? とりあえず二つ分合わさってイーーーーーーーヒヒヒwwwwwwwwみたいな声出た (-278) 2022/02/28(Mon) 1:18:35 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「……彼の理解は、精神論でしたから。 普通の生活を知っている人には伝わりやすいものだったんじゃないですか?」 実のところを言えば思い付かない。 自然にやってしまった可能性も捨てきれなかった。 そのなにかを今ここで全ての者から告げられた中で当てはまるものがないかを検索しているところだ。当てはまるわけがない、だが。 確かに、フカワという男の世界は飛躍的に広がっていた。 「伝えて、……」 「……近道、ってなんのことか、わかりませんが。 教えてもらっても良いですか?」 聞いたのは間違えたくなかったから。 知りたかったから、そして。 今名前が出たのとは違う、もう一人の寂しがり屋の顔が浮かんだからだ。 いや、まさかと。かぶりをふってから石を投げ続けるあなたと、まめができた自分の手を見た。 (-284) 2022/02/28(Mon) 1:35:57 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「………」 その反応がもう、答えじゃないかって。 そう素直に言ってしまう程、愚かじゃない。 頭の片隅で、様々な品を出す準備をして。 「はい。気になっているから、聞けるから、必要なことだから聞きました。」 こどもは怖いもの知らずだ。様子を一変させた君にも動じず、ただ視線を返した。 己の上に跨った女以上に恐ろしい者など、青年の中に存在しないから。 「俺ね。フカワさんのこと、尊敬してます。カミクズさんのことも、勿論。 …前も言いましたよね。ああいや、書きましたよね。 『否定も疑問も言わなかったのはカミクズさんとフカワさんだけ』って。」 あのやり取りはテキスト上で行っている。だからログを漁れば簡単に出てくるだろう。 (-287) 2022/02/28(Mon) 1:52:50 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ態度だけは、冷静に見えるかも知れない。 それでもよく聞けば、年上に対しての一人称が崩れている。 「俺にとってのフカワさんは先輩とか、OBの人みたいな…そんな感じです。 あの人の暇潰しが上手くいくといいなあって、思ってて。 尊敬してる人の近くにいる人が、二人も二回目だった。 だから少し、心配なんです。………何か企んでるんじゃないかって。 フカワさん、自分のことあまり顧みないから。」 「わかるでしょう?後ろに乗ったことがあるなら。」 傀儡。脅迫。なんだって利用の仕方はある。 フカワさんはなんだか不明瞭で、不思議で、それ故の危うさも時々あるから。 君がそんなことする人じゃないって知ってるけど、 エノがそんな計略家じゃないことも予想がついてるけど、 全員がそんなつもりじゃなくても、 全員が望む結果を得られない選択をしてしまうことだってあるから。 そこまで話して、ふと思い出したように。 気まずそうな、年相応の苦笑い。 「───あ、勘違いだったらすみません。 フカワさんの理解者ごっこの相手がエノさんという前提で話してます。 俺以外に理解者について言及していた人が、あの人以外に思いつかなかったんです。」 (-288) 2022/02/28(Mon) 1:55:01 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「じゃあ、俺の理解は経験論だ。」 三つの石が沈んだ池は静まり返っている。もう波紋はどこにも見当たらない。その程度の存在だ。 適当な場所に腰を下ろして、長い雑草を一本ちぎって何かを作り始める。 「まずは、理解すること≠フ認識が僕とフカワさんで一致してるか確認してからでいいですか。 じゃないと、どんなに説明しても伝わらないと思うので。」 何の抵抗もなく葉を折って。 「僕の考える理解者は、 同じ経験をした人 です。人の考え方って、その人の過去で決まると思いませんか。 だから全く同じ人生を歩んできた人がいたら、その人は僕の理解者だし、僕はその人の理解者になれると思います。多分ですけど。」 折って。 「でも、現実的に考えて無理じゃないですか。」 折って。 「でも、人間の気持ちって単純じゃないですか。」 (-303) 2022/02/28(Mon) 2:29:55 |
【秘】 あの日の ツルギ → 不運 フカワ───不格好な笹舟の出来上がり。 「だから 似たような状況 を用意すれば、同じ が作れるんじゃないかって思うんです。」気持ち を体験する人舟を水面に浮かべても進まない。池だから当然だ。川のように流れはないし風もない。 「…僕の考える理解って、 共有すること なんですよ。 だから諦めきれなかったんです。」 気付くだろうか。思い至るだろうか。 場合によっては──特に青年の場合は。 この近道が、法に触れる行いになる ということを。「この近道を、許してくれる人がいたなら。」 その可能性を。 「もしかしたら、って。期待しちゃいません?」 青年は、沈む舟を見て笑っている。 (-305) 2022/02/28(Mon) 2:31:08 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「悟られる事そのものに問題は無いんですよ」 一瞬の沈黙に、心底憂鬱そうな笑みと共にそう零した。 その様子に、あなたをどうこうしようという気配は無い。 自分の隠し事がわかりやすい事なんて清掃員はわかっている。 先のような態度を取ったのは、ただ。 何れにしても、黙秘しても無益と感じたからだ。 「わかってますよ。 自分が相当わかりやすくて、嘘が下手な事も。 あの人達がどこか危うく見える事も、十分に。 でも、それでも。」 「きみが本当にあの人達の事をちゃんと知りたいなら。 こうして自分に聞いた時点で、殆ど無意味なんです その事を伝えるべきかどうか、少し迷ったんです。」 清掃員は、あなたの態度や言葉遣いを気にしたふうではない。 たとえその理由があなたの意図を推し量る為であろうと、 その礼節が崩れる原因を作ったのは、自分だ。 でも、どちらが"どちら"かは答えない。 その懸念が、勘違いか否かも答えない。 それを自分が答える事に、何の価値もありはしないから。 (-310) 2022/02/28(Mon) 2:48:28 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「……自分が、勝手にそう思っているだけですけど。 あの人は、明かしても良いと思えたら、その時は。 今は意図して隠している事も、 自ら明かすつもりでいたように思うんですよ。」 誰が、とは明言しない。 ただ、どちらとも取れそうな答えだけを返す。 「それも、自分が勝手にそう認識しているだけです。 到底あの人達の事を理解しているなんて驕れやしません。」 「だから、ねえ。こんな他人からの又聞きで あの人達を知ったような気にならないであげてくださいよ。 もし、きみの言葉に嘘が無いのなら。 どうかちゃんと歩み寄って、向き合ってあげてください。 できないなら、そんな老婆心は、……」 捨てちまえ、と言おうとして、やめた。 それはきっと、自分の判断して良い事ではないから。 (-311) 2022/02/28(Mon) 2:49:08 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス………すごい恥ずかしいこと言えるんだなぁ。 以前言った言葉が脳裏に浮かんで消えた。でも君が恥ずかしくないって言うのは知ってるから、口にしない。 「……………はは、」 いいなあ。 その笑顔を見た時、最初にほしいなあと思って。 そういえば、もう俺のものだと気付いた。 空っぽの器の底に、最初の一滴が落ちる。 でもね、これ底に穴空いてるから。 満足なんてずっとできないから。 もう後悔したって、遅いから。 その笑顔が自分に向けられているだけで、全てに勝ち誇れるような心地になる。 「……ね。指出して。ちょっとだけなら、大丈夫だから。」 力なく腕が垂らされた。丸まっていた手のひらを解いて、君を求めて。 君の頭上から柔らかく笑いかけた。 今死んでもいいな、なんて思ったことは内緒。 君は悪い人だから、君のためになんか死なないよ。 (-315) 2022/02/28(Mon) 3:23:35 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ途端に、理解をしなかった世界が広がる。 彼はそうだった、自分しかいない檻の中で共に朽ちてくれる人を探していた。 同じであることを求めなかった。 彼はそうだった、生きている間の負の感情を包み込んでほしいと言った。 同じであることを求めた。 「理解者は鏡だと、俺は一人に言いました。 その感覚は同じだと思います。 だから、いないんですよそんな人」 「作らなくちゃ、いないんです」 ツルギの擬似的な理解者の困難な点だけを思い浮かべた。それは物理的な問題で。 相手が傍にいてくれるかどうかだけだ。 それについて、既にひとつの壁にぶつかっていたフカワは、勝手に重ねることで自分に落とし込んでいた。 人を生かすのは、難しい。 人を 閉じ込めるのは 、難しい。生かす為の首輪を、てにするところまでは出来たのに。 それを繋がなかったのは、この一歩の理論が理解できなかったから。 今できてしまったのは幸運か否か。 (-322) 2022/02/28(Mon) 3:50:07 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ 貴方の返事を告げる際浮かべた笑顔は長くは保たず、いつも通りの無愛想に戻っていく。 ただ、それでも完全に元通りというわけでもなく、ほんのかすかに、ちょっぴり口角が上がったままだ。 底に穴が空いても関係ない。 むしろ、それはつまり際限なく 求めてくれるということじゃないか。 飽きても嫌でも、もう離れない。離せない。 後悔しても、もう遅い。 「……それは」 いいのか、と。 貴方の申し出にそう返そうとしてすぐにやめた。 自分から告げること意味と、その重さだけを噛み締める。 見上げた先にある柔らかな笑顔に胸の奥底から例えようのない、締め付けられるような何かが込み上げる。 その笑顔が自分に向けられているだけで、今までの苦痛がゆるやかに溶けていくような心地になる。 「ああ」 求めてくる貴方の手の傍に。おずおずと、慣れないように青年の指が差し出された。 それでいい。俺は大切な一人のためなら、いくらでも規律を破って踏み躙られる悪人だから。 俺のため、で動くなんて、許さない。 ▼ (-324) 2022/02/28(Mon) 3:58:32 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「説明してくれたらよかったのに」 わかってしまった。 「きみの話をこのVRに入る前から聞いていれば、彼らに言えたのに」 もう遅い。 俺が理解したかった人は、俺を理解者にしてくれなかった。 「……なんだってしたのに」 愚かな傀儡は誰かの最後の言葉に縛り付けられ ものを知ることしか求めない空虚になった。 それなのにわかってしまったのだ。 「……俺は、君がいう、理解者になりたかったみたいです」 例えどんな目に遭おうとも、それでよかった。 俺のことなんて誰もわからない、俺が何よりも伝えられない。 理解させられない、だから理解させてほしい。 それだけだった。 水面に沈む舟をただただみている、考えもしなかった感情が溢れてくる。 「……、ああ、……なんだ。 よかった、ですね。 許してくれる人が、いたのなら」 だから、フカワにとっては。 はじめて本当の意味で、それはよかったことだ、とあなたにそう言えた。 (-326) 2022/02/28(Mon) 4:00:08 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「………ええ、そうですね。無意味だ。」 声色と抑揚が、完全に元に戻る。詮索がこれ以上なく失敗したことは明白だ。 粘ったところで、何も出ない。 そして君の指摘はもっともだから。 背筋を伸ばして、丁寧にお辞儀をした。 「ごめんなさい。近付きたくなかったんです。」 端的に一言告げれば、顔を上げて。 「どっちかと言えば、フカワさんに。 …1ミリでも今の距離感を変えたくなかったので。 ほんの少しでも変わったら、聞けない話がきっとありそうで。 だから、死ぬつもりのあなたに聞きました。 ……すみませんでした。失礼なことだと知って、偽善を装って、そうしたんです。」 このこどもは大人の顔色を過剰に窺う癖がある。 たとえ大人がどんなに言っても、このこどもは大人との距離を過剰に取ろうとする。 その癖、遠目に君たちの顔色を窺うものだから。 なんだかチグハグになってしまう。 自覚がないから、もうどうしようもない。そのように作られてしまった、底なしの器だった。 (-328) 2022/02/28(Mon) 4:03:45 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「ろくでもないことをしてくれましたね。 期待したい だなんていったら、暇潰しよりもよっぽど殴られると思いますよ。 俺も少しやりたいことができてしまったじゃないですか。断られたら、どうしてくれるんですか。 今なら勝手に期待したくせに、八つ当たりで手首の一本落とせる気分なんですよ」 あのとき振り下ろした斧の感触を覚えている。 目の前の人間の精神を縛り付けるためには、 恐怖と目の前にある死が見えていれば良い。 (-329) 2022/02/28(Mon) 4:04:20 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ「もう、やめますから。安心してください。」 下がる。 「………、僕が関わることじゃない。」 下がる。 「カミクズさんの言うとおり、これはお節介ですね。しかも、とびきり失礼な。」 下がる。 実際には一歩も動いていないのに、なんだか青年の言葉は後ろに下がり、君と距離を取るかのようで。 愛想笑いをして、上手く笑えたか少し心配になりながら。 青年は 向き合うことの方を放棄した 。これが同い年の彼らや、後輩に対してなら選択は違っていただろう。 ───大人と向き合うだなんて恐ろしいこと、青年にはできないから。 「ああ、でも。心配 だった のは本音ですよ。嘘じゃない。…なんて、信じなくたって構いません。」 言外にしっかりと意志を滲ませて。 青年は困ったように笑った。 (-330) 2022/02/28(Mon) 4:04:37 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ君の小さな呟きに、相槌も挟まず黙って耳を傾ける。 君も俺と同じで、何か取り返しのつかないことをしたんだなと。 この会議室には………目的のためなら、手段を選ばない人間が何人もいるんだなと。 自分たち以外にも。 理解者になりたかった その言葉を聞いた瞬間、君と距離を置きながら接したことは正しかったと痛感する。 もしかしたら、もしもユスが全てを差し出すのがもっと遅かったら、ユスがいなかったら、俺はどんな手段を使ってでもあなたをみんなから奪おうとしたかもしれません。 だから。 「───……はい!」 よかった、と二つの想いを込めて、屈託のない笑みで頷いた。 許してくれる人を得た今、これが本当に善いことだとわかるのだ。 (-355) 2022/02/28(Mon) 14:50:53 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「それはすみませんね、ロクデナシの父親なもんで。 …でも暇潰しと大差ないんじゃないですか? 多分 あちら側 の人たちからしたら、トカゲとカナヘビくらいの差しかない。」父親のようなことを言いながら、少年のような比較対象を持ち出して。 だけど青年にとってそれは普通のことで。 「フカワさんがやりたいと思うなら、断られたってやっちゃえばいいんですよ。 そりゃ許されれば嬉しいですけど……自分のことだけ考えるなら、許しを得る必要なんてないわけだし。」 自分たちは、互いに自分のために相手を欲した。 きっと君にもそんな相手ができればいいな、なんて思う。 そして、できなかったところで、やっぱり俺たちには関係のないことで。 だからどっちでもいいけど、強いて言うなら、ね。 (-356) 2022/02/28(Mon) 14:51:32 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ「そう」 あなたの重ねた言葉に対して。 清掃員の返答は、実にシンプルなものだった。 それを善いとも悪いとも言わないような。 それを否定も肯定もしないような。 何とも思わないわけじゃないけど、 だからといってずけずけと踏み込みもしないような。 ただ、きみはそうなのだな、と思っただけの。 「…あのね、子どものままなんです。 考え方や振る舞いは大人のかたちをしていますけど… 心の、どこか根深い部分は子どものままなんです。 自分は…そう思っていますよ、今は。」 誰の事とは、言わないけど。 どこかちぐはぐなのは、何もきみだけじゃなくて。 誰かの事について、又聞きの話に何ら価値は無い。 それを知っているきみだから、敢えてそう投げ掛けた。 誰かの事が心配"だった"きみだから。 関わらない事を選ぶなら、何の意味も無い話。 もう解く気も無い問題の答えだけを見るようなもの。 そして、道を選び直すなら、自分の目で改めて確かめるべき事だ。 (-357) 2022/02/28(Mon) 15:18:17 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギそれから。 清掃員は、それが愛想笑いだと知っている。 自分のよくする表情の事なんて、ようくわかっていて。 相手の反応を見てから不安に駆られる悪癖。 これが誰かの損にならないといいな、なんて思って。 その後の困ったような笑みに、 少しだけ、申し訳無さそうに笑みを返した。 「信じてますよ。きっときみに悪意はないんだって」 そして、あの人にだって。 決して悪意はない。人より少し、足りないものがあるだけ。 清掃員は、そのように思っている。 実態はそれが願望にほど近いものであったとしても。 最後までそう思えるなら、愚直な自分にとってはそれが真実だ。 「そう、信じていますよ」 どこか願望じみて言葉を重ねる。 あなたが立ち去るのなら、それを止める事はしない。 (-358) 2022/02/28(Mon) 15:18:44 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス君の指を同じくらいぎこちなく、そっと握る。赤子が触れた物を何だろうと掴むみたいに。 人に自分から触れたいなんて、どうかしてる。 ………君もどうかしてるから、まあいいか。 恐る恐る、君が差し出した一本の指を確かめるように、目を閉じて、五本の指でなぞっていく。 見ればわかるけど、そんなの誰だって知ってるから。触らなきゃわからないことが知りたいんだ。 節の位置、爪の形、皮膚の感触。 あんなにおぞましかったものが、今この時だけは恐くない。 君には全部をあげたいな。 俺があげられるものも、あげられないものも全部あげたい。 命も、時間も、感情も、 幸運 も。俺が過去に得てきたものは、君に全部あげたいよ。 どれだけの間かはわからないけど、多分、長い間そうしてた。 (-361) 2022/02/28(Mon) 15:57:34 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ互いに相手をよく知らない。 だから、きっとその選択がちょうどいい。 「………ああ、だから。 少し自分と似てる部分があるなって、思ったんですね。」 誰のことだろうな。彼ら双方に、俺はそう思ったから。 たとえこの人物評が違っていたとしても、合っていたとしても意味などなくて。 この会話は、1から10まで無益だ。 だけど青年にとって、全くの無意味というわけでもなかった。 誰に対しても行っていた、ハリボテの父親ごっこをする相手が減った。 ほんの少し、勝手に背負っていた肩の荷が下りた。 「はい。僕も自分のコレが悪意じゃないって、信じることにします。 まあ、違ってても構わないし、何でも構わないけど。 どっちでもいいから… あなたがそう言ってくれたので、信じる方を選びます。」 (-375) 2022/02/28(Mon) 17:13:47 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ今度こそ、青年は実際に数歩下がる。 背筋を伸ばして、音を立てず滑らかに。 試合の最後、対峙した相手へ敬意を示すときのように一礼をして。 「───…… ありがとうござい 。」ました ハッキリと、芯のある声で告げた。 踵を返して立ち去る間も、振り返ったりしない。 礼に始まり、礼に終わる。 勝っても負けても引き分けでも、礼節を何よりも優先する。 武道とは、そういうものだ。 君のことは、君たちのことは、もうどうでも良いのだから。 これ以上の詮索は不要でしょう。 試合が終われば他人ですから。 でもね、正面にいるその間だけは、他人じゃなかったんです。 ただ、それだけ。全部、過ぎた話です。 (-378) 2022/02/28(Mon) 17:15:50 |
ツルギは、別れを告げた。 (a51) 2022/02/28(Mon) 17:16:22 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ無益な会話、一方的な気遣い。 それでも、清掃員だって、無価値だとは思っていない。 この場所で、与えられた時間で、誰かと居た事に。 何一つとして無意味な事は無い。 ただ、もう少し時間があったらな、なんて思うのだ。 「さようなら。」 でも、それは最初から叶わない事だから。 返す別れの言葉は短く簡潔で、確かな響きを持っていた。 それでも僕は、きみの、きみ達の事を。 赤の他人と思った事はこれまで一度も無かったし、 それはきっと、これからだってありませんよ。 「……随分他人事のように言うんですね…」 その背が、随分と遠くになってから。 答えの返らない、答えを求めていない問いを、ぽつり。 ──だから、死ぬつもりのあなたに聞きました。 それは単に、今は、というだけかもしれないけれど。 清掃員も、その言葉の意味は"どちらでもよかった"。 それはきっと、何れ答えのわかる事、だろうから。 (-384) 2022/02/28(Mon) 18:07:02 |
ツルギは、火薬の爆ぜる音を聞いた。 (a57) 2022/02/28(Mon) 19:16:52 |
ツルギは、そろそろ帯刀した方が良さそうだな、とだけ思った。 (a58) 2022/02/28(Mon) 19:17:10 |
【独】 剣道 ツルギ【PL予想図】 ヒメノ ことりさん♡ ナツメ お は る アクタ お さ と う カミクズ これが……許さん…? ツルギ 何で俺はツルギなんだ? カイ だれよ!代弁ありがとう!!! フカワ と ー み ん ユス もちぱい ハナサキ だれよ!!赤差分ありがとう! エノ あれんだくんさんと思ってたけどやいさんの可能性もあるわね (-400) 2022/02/28(Mon) 19:59:14 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ本当によかった。 そんな未来があったら、あっという間にゲームオーバーだ。 同じことを考えているなと思いつつ、多分また票について語らえるほどの距離感であることを感じる。 この一日でものすごい数の感情をみて、それがどれ程自分に当てはまるかを学習した。 そして、獲たものがこれ、だ。 つくづく環境は、選べないな。 理解して欲しいといつまでたっても思えない俺は、きっと、『似ている』とくくられた自分達を見続ける。 「自覚しているのとしていないのならば……どちらが恐ろしいかの話でしょうか。 やっぱり自分が悪いとは思えないので、ここがVRの空間でよかったと思うことにします」 「無理矢理、なんですが……その。 相手が“好きな人”だったらそうするかもしれませんね……?」 「生憎、俺のために死んでほしい気持ちしかありません。 でも、今あの人は、俺と死にたいらしくて…… やり返されないように説得をしようとしているんです。 やりたいことをやるのって難しいですね、剣道習っておけばよかった」 面倒くさいなぁと良いながら笑う姿は、やりたいことを見つけて、応援されて、非日常の中で幸せを見つけた少年のようだった。 (-500) 2022/03/01(Tue) 16:10:07 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「後追いもアリなら、フカワさんが後を追うことを条件に相手に死んでもらう…って方法もありそうですけど。 同時には死ねないし、フカワさんが死にたくないならまず成立しない取引だし…… んー…難しいな………」 空を仰ぎ見る青年に深刻さはあまり無く。 結局は他人事のようで。 「まあ、両方納得いく結果なんて難しいですよ。それこそ奇跡っていうか。 大体どっちかが満足して、どっちかが不満になっちゃう。だから勝てばいいんですよ、勝てば。試合と同じです。」 剣道の団体戦では、相手との力量差がある時は引き分けるのも役割の一つだ。 だけど大将だけは、どんなに不利でも絶対に勝たなきゃいけない。それが役割。 「どうしても望む結果を手に入れたいなら。」 「向こうがフカワさんのこと気に入ってるなら……… その気持ちも利用して──何でも使って──… 勝ち取っても、いいじゃないですか。」 (-508) 2022/03/01(Tue) 17:37:51 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「でも、俺はね。」 君に視線を向けて、不自然な親目線で。 これが本心かどうかも自分じゃわからないけど。 「フカワさんが勝っても負けても。 あなたが楽しそうだから、俺はどっちでもいいですよ。」 そう、語った。 青年はこの後、とある清掃員と君について少し語り合うのだけども。 君に言った言葉を、後悔しなかった。 (-509) 2022/03/01(Tue) 17:38:59 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新