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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【神】 無敵の リヴィオ

署内は騒然とし、ざわめきは止まらない。

検挙された者がマフィアだけならばまだ、
このざわめきは幾分か落ち着いていた可能性はある。
しかし警察に所属する一人までもが検挙されたとなれば、
困惑や動揺は深まり、今のように広がっていく。

勿論、異を唱える者がいることを思えば、
より効果的なのは
こちら
かもしれない。

流石の男も朝礼が終わるまでは静かに伝達されるものに耳を傾け、
終わると同時に辺りを眺め、多くの反応を翠眼に映す。

「……ふむ」

勿論、そうしたからといって何かを出来る訳でもない。
眺めてそれで終わり。長居したところで状況が変わることもない。

考えるように一頻り眺めた後、この場を後にするのだった。

#警察署_朝礼
(G7) 2023/09/14(Thu) 22:14:15

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…リヴィオ。ちょっといいか。」

朝礼が終わった後のどこか
警察内に居ただろう貴方を呼ぶ男が居た。

多くの会話はしないからか
わざわざ呼び止めるのは少し珍しいかもしれない。
(-18) 2023/09/14(Thu) 22:24:16

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

さっさと朝礼の場から抜け出した男は、ひとり。
人のざわめきから外れ、窓の外を眺めていた。

そんな男を尋ねてやってきた君。

何事か、理解出来るとは言えないが、
どうして自分に尋ねてきたか位なら多少は分かる。

「……おや、ニコロじゃないか!
 俺に用なんて珍しいね、どうしたんだい?」

それでも、署内ではいつも通りに。
笑顔を作り、どうしたのかと問いかけた。
(-21) 2023/09/14(Thu) 22:33:29

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「いや何、ちょっと話したい事があってさ。
時間、貰ってもいいかな?」

少し人目を憚りたい、という素振りを見せるのは
貴方ともう1人の女史との事を口に出すつもりだから。
表に聞かれる訳にはいかない。

ただ、重苦しい空気は纏わず
いつもの調子を此方も装うだろう。
(-25) 2023/09/14(Thu) 22:38:33

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「あぁ……!この前の件かな?
 勿論、構わないよ」

辺りを一瞬眺め、わざとらしく手を叩く。
普段見なれない組み合わせは周囲に疑念を抱かせかねないから、
まるで前から約束していたことがあった……というように。

「あの話ならここで話すのもなんだ。
 君に着いていくよ」

内緒話、話せそうな場所があるなら移動しよう。
目配せするように片目を閉じて、君の反応を待った。
(-28) 2023/09/14(Thu) 22:45:41

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おう。こんなタイミングで悪いな。
んじゃあ、こっちに。」

貴方のノリに此方も察して。
合わせるように言いながら、手招くだろう。

そうして貴方と向かった先は人が滅多に来ない離れの休憩所。
閑散とした中、ジジ…と音を立てる自販機がどこか寂し気だ。

「折角だし、好きなの買って良いぞ。」

着くなり自販機にコインを入れて。
飲み物でもどうぞ、と促すだろうか。
(-32) 2023/09/14(Thu) 22:54:27

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「おや、いいのかい?それじゃあ遠慮なく」

促されるままに自販機の前に立ち、
1番安いボトルの飲み物……水を選ぶ。

こういう時、選ぶのは決まって安いものばかり。
人に奢ってもらうというのは慣れないからだ。
とはいえそんな事情を知るのは当人のみ。

落ちてきたボトルを取り出し口から引き出して、
キャップを捻りながら口を開いた。

「………それで、本題は?」
(-35) 2023/09/14(Thu) 23:01:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「勿論。声掛けたのは俺だしな。」

貴方が水を買った後に
自らも買うのはコーヒー缶。
冷たい、ミルクが入った無糖のもの。

「いやさ。
今回チームに入ったの、なんでかって聞きたくて。
あの会合の時のお前、らしくなかったし。」

「なんか大変なことでも抱えてるんじゃないかなってさ。
勿論、俺の理由もちゃんと話すつもりだ。」

冷えた缶を手で転がしながら、切り出す。
(-39) 2023/09/14(Thu) 23:15:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

キャップを捻るその先、
問われて手を止め、続きはしない。
しかし、表情はいつも通りで、
何も知らなければ、きっと悩みがあるようには見えない。

「………君にとって『俺』らしさは今の俺かな。
 そう見えているなら、俺にとっては幸いだ」

迷うように沈黙していた男は、
ほんの一瞬だけ、自嘲的な笑みを浮かべる。
しかしそれも本当に一瞬で。

「それで、チームに入った理由か。何故、と聞かれたらそうだね。
 どんな理由が俺らしいだろうか、実はマフィア嫌いとか?」

「……なんて、茶化すのは良くないね。
 何、ただ『自分』らしくあるのに疲れただけさ」

休憩所の壁に凭れて、少しの本音を君に零す。
どうせあの俺を知っているんだ、隠したところで意味がない。
それでも表情はいつも通り、あの日のような笑顔はここにはなかった。
(-44) 2023/09/14(Thu) 23:37:12

【赤】 無敵の リヴィオ

法が施行され発表されたその日。
ひとりになったタイミングで連絡用の端末を取り出し、
届いたメッセージを眺める。

この狂犬には、これといって報告事項はないのだが、
確認すべきことがないとは言えない。
次はどのように行動するか。誰が怪しいか。
それを聞かないことには、次を選べないからだ。

敢えてメッセージには返事をせず、
夜中になる頃、指定された場所へと向かうだろう。
(*1) 2023/09/14(Thu) 23:41:24

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「俺は“いつもの”リヴィオしか知らねえからな。
だから俺にとってのらしいは、アレにはなる訳だが。」

貴方の演じてきた“リヴィオ”が
自分にとっては見慣れたものだからそれらしい、と。
素直に答える。

「ハハ、マフィア嫌いは女史で間に合ってるからなぁ。
んで、『自分らしく』あるのに疲れた、か。」

「それがどうして、チームに加わる事になる。
マフィアを検挙するのが、本当の望みだとでも?」
(-49) 2023/09/14(Thu) 23:48:43

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君の素直さはとても好ましい。
そう演じているんだ、そう受け取ってくれる方が本当に幸いで。
だからそうだろうねと、男は頷き笑うだけ。

「いや、マフィアの検挙はどうだっていいんだ。
 命令としてあげられるなら、いくらでもするけどね。
 俺個人にとっては、そうだな…」

「守りたいものも、帰るべき場所もない。
 そんな俺を利用したかった人間と、疲れた俺の利害の一致か。
 あとは……他の子達に任せるのは、酷だろう?」

例えば、今日に動揺を見せていた子だとか。
もしも自分が断ることで対象とされたなら?
それは、それはあまり……好ましくない流れだ。

「……あとはそうだね。
 ──破滅願望、というやつだろうか」
(-58) 2023/09/15(Fri) 0:05:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「……。」

貴方の言葉を聞きながら
ころり、ころり、と缶を手で弄ぶ。

「確かに…あいつらにお鉢が回るのは俺もごめんだ。
特に、アリーチェやテオドロにはな。
だが…お前がそうも自棄になるのも、放っておけないな。」

「どうして演じるようになった。
どうして、そんなになるまで演じたんだ。
このまま破滅したって、なんも良い事はねえぞ。」

貴方の胸中の想いの、1oだって晴れはしない。
これはそういう法律だから。
(-62) 2023/09/15(Fri) 0:17:47

【赤】 無敵の リヴィオ

『出来る限り早めに掴みたいところですが』

そう簡単にはいかないだろうと同様に画面を見せ首を振る。
別で動いている1つ以外にもチームは存在するかもしれない以上、
下手に動いてこちら側が悟られるという自体は避けたい。

『何かきっかけが出来るまではまだ
 水面下で探りを入れる以外他ないでしょうね』

勿論それは相手も同じ。
とはいえだ、硬直状態でいるのも困り物でしかない。
(*5) 2023/09/15(Fri) 0:25:34

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「俺としては君も、居ないことを願っていたけどね。
 君達には……いや、この状況なら今更か」

放っておけないと口にする君に、肩を竦めて笑みを見せる。
その手で掴んでおけるものはそう多くはないだろうに、
君は、君の大切なものだけを見ているだけでいいんだ。

「…良いことがあって欲しいと考えているなら、
 俺は、あの場には居ないんだよ。ニコロ」

「演じる理由も、こうなるまで演じた理由も、
 ただの格好付けさ。
 疲れたとはいえ、俺はあの俺が好きだったからね」

そう言いながら壁に預けていた背を浮かし、
近くの椅子へ腰掛ける。
飲み損ねていた水も、キャップを捻りボトルを口につけて、
喉の乾きを潤すように喉奥へと流し込んだ。

「…………それで、君の話はいつ聞かせてもらえるのかな
 俺の話ばかりじゃつまらないだろう」
(-73) 2023/09/15(Fri) 0:38:48

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「格好つけ…本来の自分はそんなに嫌いか。
破滅しても良いと思えるくらいには。」

貴方の方へゆるりと向き直るようにして
男は笑った。

「全く納得は出来てねえが
俺の話も少しはしておかないとアンフェアか。」

「俺の理由もそう難しいものじゃないさ。
テオとアリーを守るため。傷つけさせないために選んだ。
俺は、かつてアイツらを守る事が出来なかった。
とても怖い思いをさせて、今にまで残る傷を付けさせた。」

「だからもうこれ以上
苦しむような事からは避けさせたい。
例え俺がどんなに非難を浴びる事になってもな。」
(-82) 2023/09/15(Fri) 1:13:58

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

嫌いかと問われて返すのは肯定の代わりに笑顔。
向かい合って浮かぶ笑みに含まれるものは、
きっと互いに異なるのだろう。

「はは、君は真面目だね」

納得は出来ていないというのに、
話をしていない現状を冷静にアンフェアだと語る。
最後まで話せと、告げることも出来るだろうに。

「…そうか、やはり2人が理由なんだね。
 俺は君達に何があったか、何一つも知りはしない。
 けど、君達が互いに大切なことだけは」

「それだけは分かる。
 …だから君が、非難を受けることはあまり」

望ましくない。そう思うのは男の勝手だ。
だから最後まで言い切らずに、手の内のボトルに視線を落とした。
何もない男とは違い、君には2人がいるのだから。
(-89) 2023/09/15(Fri) 1:49:44

【赤】 無敵の リヴィオ

「…はは、それなら明日も仕事だ。
 ブドウジュースを貰おうかな」

いつも通りに振る舞い、笑い返す。
声で話す時はこの方が都合がいい。

『こちらは探り途中でまだ何も。
 出来れば自分は二人の意向に沿いたい』

ちらともうひとりの狂犬を一瞥し、
心当たりはあるかと問うように僅かに首を傾ける。

『アリソン女史の方に心当たりは?』
(*7) 2023/09/15(Fri) 2:02:58

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「話を持ち掛けたのは俺だ。
だったらそのくらいは然るべきだろ。
その代わり、あんまりだんまりしてるとでこぴんだからな。」

本気か冗談か、分からない事を言いながら。
貴方の言葉に息を一つ吐く。

「マフィアに誘拐されたんだよ。ガキの頃に。
臓器販売だったか、人身売買だったか。
体目当ての奴らにな。
俺の目の前で。


別に隠すことなど何もない。
だからさらりと、そう告げた。

「無事に帰ってこれたから良いものの。
下手したら、今生きてなかったかもしれない。
それを俺は、黙って見ているしかなかった。」

「だからもう御免なんだよ。
何も見なかったことにしてのうのうとしてんのはな。」

もしかしたら貴方と同じくらい
違うベクトルで、この男は自身を嫌っているのかもしれない。
(-93) 2023/09/15(Fri) 2:05:25

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「ははっ、本当に……真面目だね、君は」

改めて同じ台詞を繰り返し、
でこぴんには両手を上げおどけるような素振り。
お人好しすぎるな、君は。

告げられた過去に頷きだけ返し、
君が語り終えるまで口を閉ざしたまま。

「…それでも、生きている。君達は、三人一緒だ。
 ただ守る……それだけでは満足出来なかったかい?
 手を汚すことは、彼らの不安や悲しみに繋がったりは」

「……なんて、俺に問う権利はないか」

持っていたボトルを隣に置いて、膝の上で両手を組む。
考えたって人の心は分からない。
問わない限り、曖昧なままで形作られることはない。

「…俺にはその気持ちの十分の一も理解出来ないかもしれないが。
 そんな話を聞いたら余計に、君にはおちて欲しくないな」

「あまり、頑張らないでくれ」

小さく浮かべた笑みは、"らしくない"ものだった。
(-99) 2023/09/15(Fri) 2:32:21

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「ただ守るだけじゃ、ダメなんだ。
テオは基本的に人に施されるのを好まないし
アリーは自分に自信が無い性格だ。」

「俺が反面教師になるくらいが多分丁度いいと思ってる。
敢えて出世を拒んでるのも、それが理由だしな。」

「それにもう、戻れないだろ、お互いに。
Il dado è tratto、だ。」

カエサルの有名な一言をイタリア語で口にする。
“賽は投げられた”のだ。

「だから悪いな、リヴィオ。
その言葉に応えられそうには、ない。」

らしくない貴方に、此方も笑いかけた。
(-119) 2023/09/15(Fri) 9:18:26

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

いつぞや、貴方と話したいと言っていた男は見回り途中、その姿をふと見かければ声をかけていたことだろう。

『今日の夜はせんぱい、時間ありますか』、と。

もしあると答えてくれたのなら、勤務後に食事へと誘っていたはずだ。以前の宣言通り。
とはいってもどこかの店に入るのではなく、屋台のご飯をのんびり海近くのベンチで食べたいな〜という内容ではあったが。
(-122) 2023/09/15(Fri) 9:33:25

【赤】 無敵の リヴィオ

表示された名を遅れて確認し、
続いてAlberoの反応を伺うように横目に見る。
そのままふたりのやり取りを眺め暫くして、
あがったひとつの名に、ほんの一瞬顔を顰める。

しかしだからといって、表にそれを出す訳ではない。
名があがる以上、相手は自分にとっての敵だ。

『イレネオの次はカンターミネですね。
 自分は特に異論ありません』

特に意見も異論もない一匹はふたりへ頷いて、
その選択に間違いはないだろうと肯定する。

実際、警戒すべき要素は多くあるのだから。
(*13) 2023/09/15(Fri) 11:45:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

考えているが故の行動だとは馬鹿でも悟ることが出来る。
そこに理由があることが分かっていて問うのは、
勝手な考えを諦めきれないからだった。

「…全く。そこも素直さをもって出世すればいいのに。
 俺も同じだから人の事は言えないけどね」

拒む理由は違えど拒むという点では同じ。
違うようで似ている君に、男は深く息を吐き出した。

「……まぁ、君の言う通りだ。もう戻れない。
 それに、戻るつもりもないんだ」

「あとは上がるか、落ちるかだけ。
 精々、お互いに最後までやり切るとしよう」

終わりがいつか、どこまでかは分からない。
何が起きるかも分からない未来だが、
法による奇妙な縁で繋がれた犬同士仲良くしようじゃないか。

いつも通りを振る舞い直し、今度はらしい笑みで笑いかけた。
(-140) 2023/09/15(Fri) 11:58:02

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

声をかけられたなら、勿論YESと答えよう。

君からのお誘いを楽しみにして夜を空けていたんだ。
断るはずもない。

連れられるままに屋台のご飯を買い、
適当なベンチでのんびりしようか。
君から何かおすすめがあるなら、それを手にして。

話が切り出されるまでは他愛ない話を語りながら。
(-142) 2023/09/15(Fri) 12:02:08

【人】 無敵の リヴィオ

耳をすませば法の話が聞こえてくるが、
だからといってここでも何かを成せる訳ではない。

それに今は、
高いところに上って下りられなくなった子猫の救出が先だ。
しかしどうすればいいかは全く思いつかないので、
まずは優しく語りかけながら両腕を開いて抱きとめる姿勢。

「子猫ちゃん、下りておいで」

勿論子猫は震えるのみで下りてこようとはしない。
さてどうしたものかと見上げながら首を捻る。

こういう時、猫のエキスパートはどうするんだろうか。

#路地裏
(30) 2023/09/15(Fri) 12:16:27
リヴィオは、仕事を放っぽって子猫を眺めている。 #路地裏
(a8) 2023/09/15(Fri) 12:17:04

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

断られないだろうなとは考えていた、けれど実際にそうであると嬉しさは募るというもの。
選んだのはこの前出来立てを食べられなかったピザと、摘まんでさっと食べられるパネッレ。
ピザは今回はマルゲリータで、でも秋の定番もおいしかったですよなんて勧めつつ。
ドリンクにはブラッドオレンジジュース、パネッレの入った箱を間に置いては貴方の隣。ピザを食べ切るまでは他愛なくても好きな話に耳を傾けていた。

「……ね、リヴィオせんぱい」

そうして一枚を食べ切った頃、ようやくに切り出したそれはまず問いの形をしていて。

「せんぱいってどうして、警官になったんですか?
 引き取られた家のこととか……関係ある?」

窺うように、小首を傾げて尋ねた。
(-150) 2023/09/15(Fri) 13:00:15

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「嫌だよ。書類仕事も増えるしな。
しかしお前も断っていたとは驚いた。」

冗談を言いながら。
貴方の言葉に深く、今度は頷いた。

「ああ。こういう言い方をしたらなんだが、
落ちるときは俺も一緒だ。上がる時も、な。」

「アリソン女史についてだが
あの人はマフィアを憎んでいる。
とことんマフィアを潰すつもりだし手段も選ばねぇだろう。
まあ、今のところは従ってよさそうだよ。」

ただもしもの時は。
自分たちが、彼を。そう含ませた。
(-159) 2023/09/15(Fri) 14:42:59

【人】 無敵の リヴィオ

>>32 ルチアーノ

首を捻りながら眺めていれば近くから知人の声。
足音は聞こえていたものの、
子猫ちゃんに夢中でその声が聞こえるまで気づかなかった様子。

「…おや、猫のエキスパートのルチじゃないか。
 こんなところで会うなんて偶然だね。
 そんなに俺と子猫ちゃんに会いたかったのかな?」

冗談混じりに笑いながら、君から告げられた言葉に頷いて、
か細く鳴く子猫へと手を伸ばす。

子猫は怯えるように威嚇してくるものの、
どうにかして下りる手段が欲しいのだろう。
男の手に捕まえられて何とか無事、
高所に取り付けられた室外機の上から下りることが出来た。

しかし男が安堵するように笑みを浮かべた瞬間、
もう用はないとばかりに男の手の甲に赤い線を残して、
さっさと奥の方へと逃げていく。

男はと言うと、手の甲の線と子猫を数度眺めた後、
君へと視線を移し肩を竦めて笑った。

「…………ツンデレというやつかな?」

#路地裏
(41) 2023/09/15(Fri) 19:28:27

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

君が一枚を食べ切る頃、男は先に食べ切っていて。
ゆっくり食べればいいからねと声をかけながら、
君と同じブラッドオレンジジュースの入ったカップを傾け、
のんびりと他愛ない話を続ける途中に喉を潤す。

やがて切り出された言葉は、
何となく予想はついていたものだった。

以前君に聞かれた時、その簡単な経緯だけを話し、
それ以降は特に、話す機会もなくそのままだったから。
もしかすると、いつかに問われるんじゃないかと。

「どうして、か。…そうだね、家は関係しているよ。
 俺を引き取ってくれた夫婦の……父さんが警察でね。
 色々あって辞めてしまったようだが、
 出来ることなら子にもその道を歩んで欲しかったらしい」

だからその道を歩くように警察を目指した。
幸い、児童養護施設で引き取るくらいだ。
それなりに裕福で勉学は満足にさせて貰えた。
その結果、今こうして望む道に辿り着けたという訳だ。
(-183) 2023/09/15(Fri) 19:43:51

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「はは、分かるよ。俺も書類は苦手だ。
 …俺は警察になった時点で、ちゃんと望まれた道を歩めたから。
 だからそれ以上に、出世だとかは興味がなくてね」

こう見えてそれなりに真面目に働いているんだ。
手を抜ける時にふざけたことをしているだけで。
続けられる言葉に僅かに目を細めて笑いながら、
腰掛けた椅子の背に深くもたれ掛かる。

「運命共同体ってやつかな?
 君とそういう関係になるなんてね」

自分だけなら落ちたとて何も思わないが、
君を思えば上がる方がいい。
相反する心を抱きながら君に頷いて。

「…あぁ、そうだね。俺はそれなりに従うつもりでいるし、
 そこは安心していい……今はね」

含みを理解しながら細めた目を閉じる。
男は、出来ればそうならないままに最後まで、
自分を使ってくれと小さく願う。

別に、その行いへと躊躇いがある訳ではないが。
(-184) 2023/09/15(Fri) 19:54:08

【赤】 無敵の リヴィオ

グラスの中の小さな波に時折視線を落とし、
端末の振動音にまた、顔を上げ記されたものを視界に映す。

『了解です。アリソン女史にAlberoもお気を付けて』

『一先ずはイレネオを摘発。
 無事に済んだその後に、どちらかを考えましょう』

危険な芽は早々に摘んでしまいたいが…。
どちらも同じくらいに注意すべき存在ならば、
早急に決めずとも、時が来れば自然と決まるだろう。

揺れる船上で緩やかにグラスを傾けて、
横目に、煌めく灯りを眺め続けていた。
(*16) 2023/09/15(Fri) 20:07:10

【人】 無敵の リヴィオ

>>42 ルチアーノ

「しかし俺よりも扱いを心得ているだろう?
 それはもうエキスパートの部類じゃないか?」

猫に限らずという余計な言葉は飲み込んだ。
言葉にはその意図が含まれていたかもしれないが。

「ふむ、ご利益か。まぁ俺だからね。
 そういう効果もあるかもしれない。
 つまり今日の君はとてもラッキーということだ」

何がラッキーなのかは全くもって不明だが、
自信満々に君に笑いかけながらハンカチを取りだし、
赤い線の上へと被せて君へと頷く。

「あいにく治療道具は持ち合わせていないな。
 良ければその素敵なマダムの店へエスコートしてくれるかい?
 振られてしまった悲しさを癒したい気分だ」

そうと決まればさっさとこの場から抜け出そう。
長居すればするほど傷が痛んで悲しみが増してしまう。

#路地裏
(43) 2023/09/15(Fri) 20:19:58

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「なるほどな。
ま、そういう事なら欲が無いのも頷ける。」

弄んでいた缶のプルタブに指を掛けて
カシュ、と音を立てて開ける。
一口、コーヒーを啜れば息を吐くだろう。

「こうなっちまったらな。
どうなろうが運命共同体さ。黒眼鏡の旦那も、な。
俺の方も思わなかったさ。
まさか、リヴィオに黒眼鏡の旦那と組む事になるなんて。」

お互い想定外、けれど選んだ道だから
後悔はしていない。

「ま、改めてよろしく頼むよ。
俺の方はそのくらいだが、そっちは聞きたい事とかないかい?」
(-195) 2023/09/15(Fri) 21:04:15

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

一口の大きさが違うのは、体格が違うから当然なのかもしれない。
相手が食べ切るのを待つ時間を苦に思う先輩ではないと知っていたから、甘えて自分のペースで食べ切っていたのだろう。

そうしてじきに投げかけた問いの、返答を聞けば男ははたりと瞬きを幾度か繰り返す。
幾つか並べていた憶測の一つに近い形ではあった。
しかしだからといって驚きが無いというわけではないから、少しの間を置いてから口を開き。

「……じゃあ、家族への恩返しだけ、ですか?」

初めににその言い方をしたのは、自分は"そう"だったから。

「それとも警官になりたいって。
 リヴィオせんぱいも、憧れるようになった?」

次にその言い方をしたのは、自分は"そう"ではなかったから。

何かの答えを少しずつ知ろうとするみたいに、ひとつふたつと問いは重ねられてゆく。
(-197) 2023/09/15(Fri) 21:23:01

【秘】 黒眼鏡 → 無敵の リヴィオ

非常時用、と書かれた、無機質なテキストの羅列だ。

『摘発された場合…私のことは言っていい。「互い」のことは知らないと言えばいい。』

『私が不在になった場合…お好きにどうぞ。元々私は上司ではなく、出資者にすぎない。』

『この端末が通じなくなった場合…お好きにどうぞ。もし聞きたいことがあるなら、この番号に。』

緊急連絡先らしいものがかいてあるが、今かけても誰もでないし、検索しても出てこない。


『以上』
幸運をIn bocca al lupo.
(-215) 2023/09/15(Fri) 23:39:25

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

本当は他にも理由があるが、
それをわざわざ自らで語ることはない。
開いた瞳でコーヒーを啜る君を眺め、
同意するように頷いた。

「…あぁ、こちらこそよろしく。
 聞きたいことは……そうだね」

考える素振りだけをとって、直ぐに緩く首を振る。
理由はちゃんと聞けた。
それ以上に欲しいものは今のところ思いつかない。

どちらかと言うと君の方がまだ、
聞きたいことがあるんじゃないかって。
そう考えながら、隣に置いたボトルに手を伸ばし。

「…何かまだ聞きたいことがあるなら、
 俺の家においで。その方がきっと、話しやすい」

はぐらかすように終わらせるのもなんだからと、
そんな誘いをひとつ残して、椅子から立ち上がった。
(-286) 2023/09/16(Sat) 18:45:24

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
告知について了解しました!

一応念の為の確認ですが
襲撃セットに関して全員でセットでよろしかったですか?
樹木子や猫又等を考えてかつ
襲撃相手とのやり取りを考えて一人にするか
全員セットで襲撃も全員で向かった形でいくか…
どうだろう?と考えてしまったので相談失礼いたします。

ちなみに今はイレネオさんにセットしております。
運営ちゃんにはまだ未連絡ですが…!
(*19) 2023/09/16(Sat) 18:58:30

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

瞬きを繰り返す君へ視線を向け、
増えた問いに笑みを浮かべて口を開いた。

「…そうだね、恩返しがひとつ。
 それと……褒められたかったのかもしれないね」

だから、警官になりたいと考えてのことではない。
もちろん、憧れてのことでもない。
君と同じではないかもしれないが、
その形は本当によく似ているのかもしれない。

「あの時の俺にはなりたいものがなかったから。
 それも、決められた道を歩んだひとつの理由だ」
(-292) 2023/09/16(Sat) 19:16:30

【人】 無敵の リヴィオ

>>51 >>53 ルチアーノ

「へぇ、用事か。ここでゆっくりしてて平気なのかい?
 運のあるうちにさっさと向かう方がいいかもしれない。
 …あぁでも、エスコートはしきってくれよ?」

ツキを分けるって意味でもね。
再度冗談めかして笑いながら君の隣を着いて歩けば、
あっという間に目的地へと辿り着いた。

「はじめまして、素敵なレディ。
 お手を煩わせてしまうが、お願い出来るかな。
 …何、可愛い子猫ちゃんに振られてしまっただけさ」

丁寧な所作で頭を下げ、まずは傷の手当をお願いする。
てきぱきと癒されていく傷のおかげか、
もうさっぱりと心の傷は癒えたかもしれない。

手当をされながら数あるメニューを眺め、
迷った挙句に君へと問いかける。

「ここのおすすめを聞かせてくれるかい?ルチ。
 俺はそのおすすめを頼むことにするよ」

#路地裏
(63) 2023/09/16(Sat) 19:47:59

【秘】 無敵の リヴィオ → 黒眼鏡

届いたメールを眺めた男は、ただ頷きだけを返す。
それからすぐ、見送られるままに、
やはり誰よりも先に会合からその場を後にしたのだろう。


もちろん、この頷きはこのメールに対し、
全て行う上で頷いた訳ではないが…
それをわざわざ語るような男ではなかった。
(-299) 2023/09/16(Sat) 19:58:50

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「ん、お前の家に?」

何か質問が飛んでくると身構えていたから
そう言われるときょとん、と目を瞬かせた。

不意打ちに少しだけ考える間を持たせてから。
横目で貴方を見るだろうか。

「いいのか、俺が行っても。」

それは貴方がはぐらかした事も聞くぞ、という確認。
(-313) 2023/09/16(Sat) 21:16:50

【秘】 マスター エリカ → 無敵の リヴィオ

/*
御機嫌よう運営です! 能力行使周りの確認に参りました。
本日の能力行使は「パス」になるかしら? それとも狼全体で襲撃先をあわせているかな。特に何もなければそのどちらかと考えておきますね。

以降、更新前に変えたくなった場合には、なるべく早くにお知らせください。
この初回はほとんど問題ないけど、以降の日付になってくると場合によってはストップをお願いすることもあるので。

…というお知らせでした。そんなで引き続きおたのしみくださいませ〜Ciao!
(-319) 2023/09/16(Sat) 21:35:21

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…はは、別に聞かれなければ答えないだけだ。
 それに、はぐらかしても君は後で問いかけて来そうだしね」

それなら最初から話をする方がお互いに楽だろう?
こうして、話す機会があるうちにね。

「もちろん、来なくても構わないよ。
 …俺はどちらでも構わないんだ、ニコロ」

どうする?問いかけるように男の首が傾いた。
(-322) 2023/09/16(Sat) 21:43:43

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
アッ かしこまりました!
メールと忘れ物でもしや?とは思いましたが…
それではN.N.は今回パスにセットしておきますね

別行動、あるいは今回は留守番役ということで

Alberoの行動についてはお任せします
あくまでN.N.のセットがパスという形で…
我々が一気に落ちることはなさそうですが念の為!

運営ちゃんにもパス連絡しておきます
樹木子と猫又に恐れているN.N.PLより…
(*22) 2023/09/16(Sat) 21:57:12

【秘】 無敵の リヴィオ → マスター エリカ

/*
運営チャン!ご連絡遅くなりました!
本日の能力行使ですがリヴィオは「パス」にセットしています
さっきまで全体でしたが相談した結果…

遅く!なって!すみませんーーー!!!!
これ以降変更はないのでご安心くださいませ
次回以降はもう少し早めに連絡出来るようにガンバリマス
(-325) 2023/09/16(Sat) 22:01:45

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「………。」

また少しだけ、考える間があっただろう。
けれど、それはそう長くなくて。

「いや、行かせて貰うぜ。
折角だし、な。」

話せるうちに話さなければ
何があるかなんて分からないから。

「ところでお前の家ってどこにあるんだ?」

如何に同僚と言ったって家の場所まで知っている訳もなくて
首を傾げる貴方に合わせて、此方も首を傾げただろう。
(-329) 2023/09/16(Sat) 22:17:56

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君が考える間、男は黙って翠眼を向け続ける。
しかし答えを聞けば、笑顔で頷いて。

「OK、それじゃあ近々……今夜でも構わない」

また明日、その明日が来るかなんて、
今の状況では何も言えない。
それなら早めにどうだろうと誘いをひとつ増やした。

「家はここからそう遠くない。
 出社しやすいように近くを選んだんだ」

徒歩で通勤出来るくらいの距離。
口で説明するのもなんだからと一緒に帰りに向かうか。
あるいは君の連絡先に住所を送るかの二択。
家へ招待するのは君が初めてだから、
どの方法が楽なのかあまり思い付かなかった。
(-334) 2023/09/16(Sat) 22:52:20

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「マジか。えー…じゃあ、お言葉に甘えて。
今晩でも邪魔させて貰おうかね…」

珈琲を煽り切って、缶を軽く潰す。
そうしてくずカゴに捨てるまでは一連の動作で。

「案内は頼むぜ。
住所見ながらでも行けそうだけど、迷ったら困るしさ。」

多分楽なのは貴方についていくこと。
迷う事がないからだ。
(-338) 2023/09/16(Sat) 23:09:18

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「はは、分かった。それじゃあ今夜よろしく。
 聞きたいことを考えておいてくれ」

とは言っても、話す内容によって続く質問は異なるだろう。
考えたところでものによっては問となることなく消える。
軽い自宅飲み程度の緩さで考えているくらいが丁度いい。

「それじゃ、仕事が終わり次第君の部署で」

迎えに行くよ、言葉にはせずとも暗に含んで。
この時は一度、 解散の流れとなるだろう。
(-354) 2023/09/17(Sun) 0:01:07

【秘】 マスター エリカ → 無敵の リヴィオ

/*
🍷
(既読スタンプのワイン)(大丈夫やでお心づかいありがとう)
(-356) 2023/09/17(Sun) 0:02:31

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
こんばんは、夏に瓶ラムネです。

このまま続けても良さそうであれば
迎えに行った後の描写でお送りさせていただくか
あるいはお送りいただければその続きを描写いたします。
家に着いた時点からでも問題ございません。

勿論お手隙であればとなりますので
更新後でも大丈夫です。

誘いに乗っていただきありがとうございます!
(-358) 2023/09/17(Sun) 0:04:59

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

踏み込まれたくないこともあるかもしれない、とは思う。
それでもひとつひとつ重ねてしまう自分に、貴方は笑んだままに言葉を返してくれた。

そうして返った答えに瞳は見開かれ、はくりと動かした唇はすぐには音を為さない。
次第に落ちていく視線は、少し冷めたパネッレを意味もなく捉えていた。

「……じゃあ」


数秒の空白の後に落ちた声はちいさなもの。
そこまでの経緯を知った上で形作ろうとしている、この問いがきっと一番知りたかったことなのに。
なぜか勇気を振り絞らないと声にできそうになくて、ぎゅっと指先に力を込めることで、ようやく。

「どうしてせんぱいは……
 そんなにいつも――胸を張れるんですか?」

なりたいものがない、貴方の姿を想像することはできなかった。
思い浮かべようとしても見えるのはたったひとつだけ。
いつだって自身を誇り胸を張る、己が憧れるかっこいいせんぱい。

「誰かの願いに沿って、歩いてきて。
 自分があやふやで、うまく掴めなくても」

「それでもずっと歩いていたら……
 ……いつかせんぱいみたいに、なれるのかな」
(-359) 2023/09/17(Sun) 0:05:02

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おう、考えとくよ。
こっちこそよろしくな。
多分○○時には終わると思うからよ。」

なんて言いながら
その場の解散の流れには乗って。
各々の職場に戻っていくのだろう。

そうして終業時刻になれば
迎えに来てくれた貴方と共に家に向かう事になる。
向かう道中、手土産に、とワインを1本買うだろうか。

かくして、初めてのお宅訪問になるのだった。

/*
ご連絡ありがとうございます、こんばんは。
匿名アイベックスです。

此方こそ、お誘いいただいてありがとうございます!
お言葉に甘えさせていただきまして
このまま描写を続けさせていただきました。

道中は此方は描写通り買い物を済ませた程度で
お家に到着した体で大丈夫です。

引き続きお付き合いよろしくお願いいたします。
(-361) 2023/09/17(Sun) 0:18:29

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

君が言葉を振り絞るのに、
葛藤するような様子を見せる理由は分からない。
だからこそ、君の動き全てを翠眼は捉え、
しかし何かを急かすこともなくただ見つめるだけ。

それが1分、10分、1時間。それ以上だとしても。
一度だって、急かそうとは思わない。

絞り出された問いを聞き、
男は手にしていたカップから手を離す。
隣に置かれたその中身には、小さな波が揺れていた。

「なれる──とは、言いきれないかもしれない。
 君の心が迷路の中にいるうちはね」

何故聞きたがるのか。何故憧れるのか。
その理由を明確に聞いたことは一度だってない。
だから男に答えられるのは、己の感じるもの。
それを言葉としていくだけだ。

「…それでも、君がこうして俺に問いかけて、
 それでそうなりたいと願って道を歩むなら、
 不可能だとも言い切れないんじゃないかな」

「俺は、君ならきっと大丈夫だと考えているよ」
(-387) 2023/09/17(Sun) 1:28:13

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

手土産なんて気にせずにと笑う男は、
適当な肴として惣菜等を籠に放り込んでお買い上げ。
本当に気にせずと考えているのか微妙なところではあるが、
どうせ君はそうは言ってもワインを購入するのだろうと、
そう考えてのことだった。

「もう少しで着くよ」

そうして家──マンションの下へと着けば、
カード式のキーを取り出し入口付近のセンサーに翳し。
中に入ればエレベーターで上へと向かって、
同様のカードキーで扉の解錠を行えば、
「どうぞ」と君を部屋へと招き入れるのだ。

奥へと進めば、テーブルにベッド。それからタンス。
必要最低限のものだけが置かれたシンプルな部屋に辿り着く。
君の知る男にしては、少し物足りない印象を覚えるかもしれない。

ベッドに転がったクッションを2つテーブル付近に置いて、
そこへと座るよう促し、袋の中のものをテーブル上へ。
(-393) 2023/09/17(Sun) 1:48:19

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

この男が購入したワインは
『アリアニコ』というブドウを使ったもので
フルボディのしっかりした味わいの赤ワインだった。

「確かに、職場からそんなに離れてないな。
へえ、此処がリヴィオの家か。」

貴方の言っていた通りの場所にあるマンションを見上げて
そして貴方について上がらせて貰うのだろう。

招き入れられた部屋がシンプルな内装であるのには
意外そうに目を瞬かせる。

「…意外だな。
かわいいもんとか自分磨きの道具とか
そういうの置いてそうなイメージだったぞ。」

お邪魔します、と声を掛けながらクッションのうち1つ
促された方へと座るだろうか。
(-395) 2023/09/17(Sun) 1:59:04

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

意外そうだと語るその表情に、
凡その反応を予想していた男は微かに笑みが浮かべて。

「人を呼ぶことがなかったからね。
 部屋までらしくする必要はないかと思って」

それ故、家に人を呼ぶことはなかった。
らしさを見せる部屋は実家にあるし、
わざわざ1人の場でもそうある必要はないだろうから。

キッチンへと向かいワイングラスを2つ手に取って、
テーブルの上に置いた後にようやく、
男もまた空いたもう1つのクッションへと座る。

「それで?聞きたいことは決まったかな?
 …あぁ、テーブルの上のものは好きに食べてくれ」

カプレーゼにブルスケッタ、それからドライトマト。
ラザニア、ポルペッテと本当に適当に選んだらしい食材が
テーブルの上に並んでいる。
(-397) 2023/09/17(Sun) 2:26:19

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「それはそれで意外だが
まあ、飾らないでいる空間も必要だよな。」

普段は人嫌いという様相でもないから
人が招かれた事が無いと言う事にも少し驚きつつも
それが全て“演技”なのであれば納得も出来るというもの。

コルク抜きをコルクへ刺し込みながら
んー、と間の抜けた声を出す。

「幾つかは見繕ってきた、かな。
まずはそう、もう少し掘り下げようかな、と。
どうしてそこまで素の自分を隠したがるのか。
何というかしっくりこねぇって言うかさ。」

「その、建て前の自分を演じてきたのに
疲れたから自己破滅を望むっていう落差っつうのかな。
もっと深い理由があるんだろうとは思ってるが。」

ぐり、ぐり、とまわしていけば
太いネジは徐々にコルクに食い込んでいく。
(-420) 2023/09/17(Sun) 9:40:00

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

迷路の中にいる、と。
貴方に指摘されて気が付く、ああそうなんだって。
出口が見えなくて、見つけられなくて、何が正しいのかよくわからない。
だからやっぱりだめなのかもしれないと過った気持ちは、けれどすぐ。

「────」

……塗り替えられる。
落としていた視線を上げて、丸くさせた瞳に貴方を映した。

不可能ではないと言ってもらえたこと。
大丈夫だって、信じてもらえたこと。

そのどちらもがこの心を打ったから、今度はせり上がってきてしまいそうなものですぐに言葉を紡げない。
とはいえ目の前でみっともなく泣いてしまうのは情けなくて恥ずかしいから。
堪えた代わりに眉を下げて、なんとか笑えた。

[1/2]
(-427) 2023/09/17(Sun) 9:51:24

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

「……ありがとう、リヴィオせんぱい。
 せんぱいに信じてもらえるの、うれしい、……です」

「せんぱいが言う通りにオレ、きっと迷路の中に居る。
 一緒で、ずっと、誰かが望んだ道を歩んでるだけで。
 なるところまでは来れたけれど……
 本当にオレはここに相応しいのかなって足元、ぐらついてた」

「居続けるのが正しいのかわからない、です。
 でも、わかんなくても。
 ……いつかせんぱいみたいになってみたい」

ラベルを貼れず形を掴めない。
そんなものばかりが埋め尽くす胸中にも、はっきりと見える心はある。
それは例えば、貴方へ抱く憧憬、だとか。

「そうなれるの、ずっとずっと先かもしれない、けれど。
 その、よかったら見守っていてほしいってねだるのは……」

「……甘えすぎ、ですか?」

[2/2]
(-428) 2023/09/17(Sun) 9:53:44

【人】 無敵の リヴィオ

>>72 ルチアーノ

隣を横目に見れば眉をしかめる様子が目に入る。
それに何を思ったのか僅かに目を細めるが、
マダムからの声に戻された視線は何も語らない。

「はは、なるほど。それじゃあカボチャスープにしよう。
 実はまだ秋の味覚を食していなくてね。
 是非レディの店で秋を感じさせてくれ」

手当を終えた男は君からのおすすめを注文し、
店内で食べていくのだろう。
そのまま席へ座り続け、スープが運ばれてくるのを待った。

「…ルチ、君はどうする?
 この後に食事予定があるなら俺と半分にしておくかい?」

#路地裏
(73) 2023/09/17(Sun) 13:33:14

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「変わり者へ関わりたくない人間は多い。
 仕事上の関係で終わらせる方が楽だしね」

まともに話が出来ると感じているのは一部だろう。
今まで積み上げた"リヴィオ・アリオスト"という人間が、
他者にそうさせてしまっていた。

「どうして、か。保てなかったからだろうか。
 心も、体も……俺は案外劣等感の塊らしいからね」

背後のベッドへ背を預け、コルクが抜かれていく様子を眺める。
その表情はいつも通りとは違う、素の"リヴィオ"だ。

「君には話したことがないとは思うが、
 俺は親に捨てられて児童養護施設に引き取られたんだ」

「だからね、昔は大人しくて暗い人間だったよ。
 …ただ、捨てられた人間だと。要らない人間だと。
 そう思う度に生きているのが苦しくてね、
 生きるために俺は、そうするしかなかったんだよ」

そのおかげで、今の家に引き取ってもらえた。
要らない人間じゃないって、思えた……はずだった。

「…でも、俺がどれだけ努力しても"本物"には叶わない。
 嘘のリヴィオが誰かの目に憧れとか、
 そういうものを抱かれる度に俺は……苦しくなったんだ。
 生きるために嘘で描いて、その結果苦しむなんて」

馬鹿だろう?男は自嘲するように笑い、視線を落としていく。
(-478) 2023/09/17(Sun) 14:02:38

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

涙を流すことの何がみっともないのか。
そう思う心はあれど、君が隠すなら暴こうとは思わない。
代わりに、浮かんだ笑顔に笑顔を返そう。

「誰かに問える君は強い。顔を上げられる君は強い。
 だから君は、君なら、
大丈夫
だ」

もう一度君に大丈夫を唱え、笑みを深める。
君なら君の道をいつか、見つけられると信じているから。

「そうして悩める君は強くなれるよ。
 迷うことは悪じゃない、立ち止まることもそうだ。
 諦めてしまわない限り、君の道はちゃんと続いている」

「いくらでも迷っていいから、いつか。
 …いつか、君がその迷路を抜けられる日を俺に」

語る男の瞳は細まり、そのまま緩やかに閉じられた。

「──俺に、見せてくれ。見守っているさ、ずっと。
 だから俺で良ければ、いくらでも」
(-488) 2023/09/17(Sun) 14:38:12

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「そういうことか。
やっとしっくりきた。
だから疲れて自棄になってたんだな。」

貴方の生い立ち、過去を聞いて
ようやっとその点と点が繋がってきた心地になる。

「今も、誰にも必要とされてない不要な人間だと
そう思っているのか。苦しかったな、それは。」

ぐり、ぐり、と更にコルクにねじ込んでいく。

「だったら俺はお前を縛っちまうのかもな。
俺にとっては、リヴィオは必要な存在だから。」
(-490) 2023/09/17(Sun) 14:48:55

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

「────」

……あ、やっぱだめかも。


過った次の瞬間には一滴だけ零れてしまった。
だってあんまりにも貴方が真っ直ぐに、己を信じてくれるから。

「……ぁー……」


大丈夫の一言を貰えるだけでこんなにも安堵する。
見守ってくれる誰かがいるというだけでこんなにも幸せに満ちる。
己の為にと贈られた言葉ひとつひとつを胸の内、大切に抱きしめながら。
ぐしぐしと目元を擦り、顔を伏せながらも声を絞り出した。

「……せんぱい、だいすき」


ありがとうの方が先だったかもしれないとは形にした後に。
だから次いで震えた声で「ありがとう」もちゃんと伝える。
そうして顔を上げればまだ少し潤む瞳を細め、それでもにっと笑った。

「──へへ。
 せんぱいのお陰で明日からもがんばれそー……です!
 ね、オレ、無敵のナンバーツー目指すんで!」

もちろんナンバーワンは既に無敵の貴方だ。
そんな軽口を叩けるぐらいどこか心が軽くなった男の声に、沈んだ色はもう無かった。
(-491) 2023/09/17(Sun) 14:59:44

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

己の息を呑む音が聞こえて、
落ちた視線も勢いよく持ち上がった。
それはどちらも無意識で、君の言葉を聞いたが故に。

「……………は、君ってやつは。
 俺を口説いたところで何も渡せないぜ」

僅かな間の後、ようやく引き出した言葉は冗談めかすもので。
少し崩れた笑みが君の瞳に浮かぶのかもしれない。

「…それに君に必要なのは、君の幼馴染達だ。
 あまり多くに手を伸ばすなよ、掴めるのには限度がある。
 そうやって沢山口説いてると後が大変だよ」

なんでもないように言い切って、
けれど深いため息が男の口から零れていく。
そのまま持ち上がった手が自身の髪を乱して、
複雑な感情の中、もう一度下手な笑みを作った。
(-500) 2023/09/17(Sun) 15:34:54

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「欲しいなら欲しいって言えば良いだろ。」

絞り出すような言葉に静かに返す。

「確かにテオとアリーは大事だが
アイツらは自棄を起こすほどじゃないし
俺が勝手に守ってるだけだ。」

「俺が居なくても上手くやれるのは
ようく知ってるよ。だが、お前はそうじゃない。」

ようやく差し込み終えた栓抜きを
緩く引っ張り始めた。

「必要っつったら必要なんだよ。
今の俺の本音を知ってるのは、署じゃお前くらいなんだから。」
(-503) 2023/09/17(Sun) 15:57:33

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

男が再び瞳を開く頃、一滴の涙は既に落ちきって。
映るのは目元を擦り、顔を伏せながらも声を絞り出す君だった。

だいすきだと伝えてくれる君へ「俺もだよ」と返し。
ありがとうを伝えてくれる君へ
「礼を言われることじゃない」と男は笑う。

結局、言葉を受けて下を向き続けるか。
あるいは、上を見て、前に進もうとするか。
それを選ぶのは自分自身他ならないのだから。

「はは、その調子だ。君がそう名乗れるようになること、
 俺は楽しみに、期待して待っているよ」

いっそナンバーワンになるほどに高く。
君の心が強く、いつか形を掴めますようにと願って、
君へと手を伸ばしその頭を撫でようとするのだった。
(-504) 2023/09/17(Sun) 15:57:52

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

頭を撫でられると反射でつい目を瞑ってしまった。
それもすぐに開けて、己が目標として憧れる貴方の顔を見つめる。
未だ未熟な心はすぐに揺らぐ、視野だってきっと広くはない。
それでも与えてくれた愛情を躊躇いなく受け止める術だけは十分に知っていたから。

「リヴィオせんぱいに期待してもらえるなら、
 がんばらないとなあ」

綻ぶ口元はふにゃりとした柔らかなもの。
ほんのちょっぴり、自分からも撫でてくれる手に擦り寄るように頭を押し付けたりしていた。
そんなやりとりがちょっと落ち着いた頃に、すっかり冷めきったパネッレをひとつ摘まんで。

「ご飯こうやって一緒に食べれて、うれしかったです。
 でも今日は雨降るんだっけ……そろそろ食べ切らなきゃかな」

もそ、と口に運んで咀嚼し、後にオレンジジュースも飲み切る。
食事を片付けていく途中、ちらっと貴方を見上げた男は本日最後のおねだりを。

「ねえリヴィオせんぱい。
 オレがんばるけど……また、もし。
 ちょっと下を向きそうになったら、せんぱいに甘えても良いですか?」

「そうじゃなくても、またせんぱいの話色々聞いてみたいし……
 ごはんとか……こう……」

いいかなあって、向けているのは期待を込めた瞳だ。
(-512) 2023/09/17(Sun) 17:03:39

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…………君ってモテるだろ」

もう一度深いため息を吐き出して、
君の表情を伺うように翠眼が揺れた。

「俺がそんな人間に見える?くらい言えたら良かったんだが、
 ここまで話して言えることはないな……困ったな」

断言された内容が本当にその通りで、
今更否定したところでなんの意味もない。
諦めたように一度肩を落として、
何を言えばいいかと言葉を探す。

「……そんなこと言われると、惜しくなるだろ」

自棄になって破滅を望み進んだ先で、
欲しかった言葉が真っ直ぐに向けられて、
描こうとした終わりに、ほんの少し未来が欲しくなった。

本当の自分としての未来を。

「君ってやつは本当に、お人好しだな……」
(-532) 2023/09/17(Sun) 19:06:42

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

「もちろん俺も嬉しかったさ。
 誘ってくれてありがとう、ニーノ」

前を向き晴れていく君の心とは対照に、
曇り空の広がる空は今にも雨が降り出しそうだ。
この時間を名残惜しく思う気持ちはあれど、
そろそろ解散の時が近付いているのかもしれない。

「…あぁ、俺で良ければと言っただろう?
 いくらでも、甘えてくれて構わない」

「また、食事も行こう。俺の話は……はは。
 何か、いい話題を考えておくよ。
 君も、聞きたいことを考えていてくれ」

隣へと置いたカップを再び手に取り、
残るジュースを飲み干して、
立ち上がった男は君へと手を差し出した。

「次も、楽しみにしているよ」
(-536) 2023/09/17(Sun) 19:21:14
リヴィオは、この『 』が希望になるよう願った。
(a35) 2023/09/17(Sun) 19:22:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「さてね。少なくとも恋人が出来たことはないな。」

きゅぽん、と音を立ててコルクが抜ける。
芳醇な香りが漂うかもしれない。

「お人好しで結構。
惜しくなったなら迷わず掴めよ。
後悔するぜ。この先マジで何が起こるか分かんねえぞ。」

貴方のグラスに赤ワインを注ごうと寄せる。
(-541) 2023/09/17(Sun) 19:32:17

【人】 無敵の リヴィオ

>>86 ルチアーノ

「OK、仲良く分け合おうか」

意図は違うとしても形は同じ。
黙った理由を問うこともなく頷いた。
元々自分が持ちかけた話を断る理由もない。

取り皿を貰えるようマダムに頼み、
運ばれてきたスープをきっちり2人分に分けて片方を君に。

「ありがとう、レディ。それじゃあいただきます」

両手をきっちりと合わせてから料理への感謝と敬意を述べる。
スプーンで掬って運んだスープは確かに高級な店には劣るが、
気持ちは込められているのだろうと笑顔が浮かんだ。

「…うん、美味しいね。ほら、君も早く食べるといい。
 空腹よりも多少腹を満たす方が頭は回るからね」

君の用事を全く把握していないものの、ご利益を求めるくらいだ。
頭が回せる状況にしておくべきではと勝手にも考えての言葉。
実際のところは必要のないことなのかもしれない。

#路地裏
(94) 2023/09/17(Sun) 19:58:08

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…そうかい」

それは君が幼馴染に夢中だったからかもね。
漂う香りとともに余計な言葉は飲み込んで思うだけに留める。

「………分かっているさ、分かっているよ。
 しかし今更覚悟をするってのは案外勇気がいるものなんだ」

それは、これまでして来なかったことだ。
嘘で身を固めて、掴もうとしなかったものだ。
注がれるワインを眺めながら躊躇うように手を伸ばして、
触れる直前で指先を握りしめた。
(-561) 2023/09/17(Sun) 20:41:37

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

感謝を伝えられると、ああ誘ってよかったんだなって思えて。
甘えることを許されれば、向ける好意は膨らんでいくもの。
差し出された手には少しばかり驚いて瞬いていたが、それでもすぐ。
喜色に満ちた満面の笑みを浮かべれば──

「……はい!」

──指先を伸ばし、重ね、その手をぎゅっと握った。


……その後は、ゴミをきちんと片付けてから共に歩く。
真面目な話を多くしたから、帰路の道中は他愛のないものを。
例えば明日せんぱいが着けてくるピンの予想とか。
例えばねこって好きですか?とか。
話していればあっという間に分かれ道の場所。
最後は手をぶんぶんと振りながら別れたのだろう。

そうして一人、家へと向かって歩いて行く最中。
貴方から貰った信頼と勇気を忘れぬよう。
胸の内で大丈夫を繰り返し、ずっと抱きしめていた。
(-562) 2023/09/17(Sun) 20:42:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…大丈夫だ。怖がらなくていい。」

注ぎ終えたワインボトルを一度置いて。
躊躇いを見せる貴方をじっと見つめる。
自分が掴むことは容易いけれど、これはきっと。
貴方が自分で掴むことに意味がある、と思ったから。

「全部受け入れるから。」

貴方がどういう思いを持っていたとしても
惜しくなってくれたのならば、拒みはしない。
穏やかな笑みを浮かべたまま、見守るだろう。
(-565) 2023/09/17(Sun) 20:54:43
 


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