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人狼物語 三日月国


5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜

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【赤】 ボク師 エリオン

ルナ! 今日がお前の命日だ!
2018/12/17(Mon) 23:00:00

【人】 ボク師 エリオン

 対手《ムーンストーン》、撃墜を確認。

[役務を終えた紅晶将騎が、片膝をつくや否や、見る間に紅砂となって散っていく。
かの熔岩魔神との全力闘争は、晶子駆動の全力を以て為すしかなかったゆえに──束ねた紅水晶の限度を超えていた]

 戦闘能力、減衰……
(3) 2018/12/17(Mon) 23:08:17

【人】 ボク師 エリオン

[自己診断機能、起動《アクティベート》。

躯体損傷率…25%。運動機能…支障なし。
偽装表皮《フェイク・スキン》、損耗率72%…一時的機能喪失。
自動回復機構…
障害検知
。起動不能。

警告

晶子エネルギーの供給に深刻な問題を検知。
自動回復機構の起動を封印する。
■■の■、
隠蔽機構停止
まで末節49……48……**]
(4) 2018/12/17(Mon) 23:17:04
ボク師 エリオンは、メモを貼った。
(a2) 2018/12/17(Mon) 23:19:54

【赤】 ボク師 エリオン

綺羅星《トゥインクルスタア》も……墜ちましたか……

[偽装表皮《フェイク・スキン》が半ば剥がれ、水晶の真皮が覗く有様になっていても。その表情が哀しみに模られていることは、おそらく見て取れたことだろう**]
(*0) 2018/12/17(Mon) 23:28:03

【人】 ボク師 エリオン

『限界時間まで末節25…24…23…』


[哀しんでいるかのように模られていた水晶の横顔に、
軽薄な笑みが再度張り付く。
達成に伴い、徒《ボク》の役務も優先順位が更新されていた]

 あの射出品こそ、
 優先順位を上げて対応すべきだと思うんですが──まあ、いいでしょう。
 たしかに、現在は別に急務がございますか。
 

『限界時間まで末節11…10…9…』


[そして、徒《ボク》は露になった黄水晶の虹彩を、
かつて霊峰が在った先
へと向ける]
(20) 2018/12/18(Tue) 12:44:59

【人】 ボク師 エリオン

         
『警告』

『警告』
   
『限界時間超過。限界時間超過』
『警告』
 
   
『警告』
隠蔽機構《ビハイダル・クローク》
、過熱状態《オーバーヒート》。
虚数軸潜航《ディラック・ダイブ》
、維持できません』
      
『警告』

『警告』
      
裸晶子《バラスト》
放棄。緊急浮上』

『現界地の大規模地形変動観測済みなれど反映未。地形同期による遮蔽効果、期待できず』
  
『警告』

『確実な現出《ふじょう》を最優先。晶体の露出を許容する──』
  
『警告』
 
『警告』
『警告』
『警告』
『警告』
<red><xsmall>
(21) 2018/12/18(Tue) 12:49:05

【人】 ボク師 エリオン



[宇宙皇湖《うつのみこ》に、波紋が走る。
最初は緩やかに、徐々にその紋間を狭めて。
やがて、只人でもわかるほどに大地が揺れ──]

.
(22) 2018/12/18(Tue) 12:49:23

【人】 ボク師 エリオン

[
カタ


        
カタカタカタ



 
カタカタ

                           ガタッ
]
(23) 2018/12/18(Tue) 12:50:15

【人】 ボク師 エリオン

[
           ガタッ
   
                       ゴトガタガタ


ゴゴゴゴゴ




        
ゴゥン



]
(24) 2018/12/18(Tue) 12:51:05

【人】 ボク師 エリオン




[しばし、石材が落ち、擦られ、泣くかのような音が場に響いたかと思えば。
──宇宙皇湖《うつのみこ》、その湖面に巨大な影《シルエット》が映り込む]



.
(25) 2018/12/18(Tue) 12:52:01

【人】 ボク師 エリオン

[それは、富嶽であった。
喪われたはずの、富嶽であった。
明るく、七色に
煌めく《プリズム》
巨大な水晶製の霊峰・富嶽であった]
(26) 2018/12/18(Tue) 12:52:56

【人】 ボク師 エリオン



原初の塔《アーク・オブ・アーカイブス》
、すなわち
晶星の富嶽《スターマウント・タイランペディア》
。本星地平に復帰せり』



.
(27) 2018/12/18(Tue) 12:53:19

【人】 ボク師 エリオン




『──なお、晶子力不足の模様』


 そうなんですよねえ……

[本来なら、幽世《カクリヨ》に位相の半分をずらすことで、不可侵体《イモータル・オブジェクト》化するところだ。
しかし今や月のイシの塔からの供給も途絶え、どころか彼の地の維持にも相当の晶子力を費やしている現状である。
加えて、富嶽の地にありうべきはずの補助塔《バッテリー》は先の天変で消失。本来から考えれば到底認容できないほどに、原初の地の防禦は弱まってしまっているといえる]
(28) 2018/12/18(Tue) 12:53:50

【人】 ボク師 エリオン

 ……前言を翻すことになりますが、直接手を下すわけではございませんし。
 緊急避難と許容いただくしかございませんかね。


[ひとりごちる徒《ボク》の視線の先には、鈍色の地平を晒す
が、
彼の地の塔
がある──**]
(29) 2018/12/18(Tue) 12:54:26
ボク師 エリオンは、メモを貼った。
(a8) 2018/12/18(Tue) 12:56:12

ボク師 エリオンは、メモを貼った。
(a9) 2018/12/18(Tue) 13:01:03

【赤】 ボク師 エリオン

先だって、コーネリアスの処遇はお任せする、と申し上げました。
一部撤回してもよろしいでしょうか?

……直接的に危害を加えるつもりは引き続きございませんが、被害を与えない保証が取れなくなってしまいそうでして。

[一応は問うている、という体であった]
(*1) 2018/12/18(Tue) 20:09:49

【赤】 ボク師 エリオン

感謝いたします。
何、運がよければ死にまではしないでしょう。
(*3) 2018/12/18(Tue) 20:34:01

【赤】 ボク師 エリオン

なるほど、それならば安心です。
遠慮なくやらしていただくと致しましょうか。
(*5) 2018/12/18(Tue) 20:52:41

【人】 ボク師 エリオン

 さて……それでは。
 先代躯体《ムーンストーン》の後始末をすると致しましょう。
 
[30万Kmの彼方、流石にこの水晶の瞳越しにはつぶさに捉えることはできないが──観測《み》えている。
月に座す《管理者》の玉座──
星母神殿


否、ボクの徒《ボク》として用があるのは星母神殿そのものではなく、しかしその建造物としての根幹とも言える、
かの塔

 
(48) 2018/12/18(Tue) 21:37:45

【人】 ボク師 エリオン

 ……せめて晶子伝送路だけでも保持されていれば、再励起だけで安定もしたのでしょうが。

[だが、月の巫女はもはや亡い。
月なるイシの塔《ストレージ オブ ムーンサイド》は、今や晶子を浪費するだけの毒物と成り果てた]
(50) 2018/12/18(Tue) 21:38:26

【人】 ボク師 エリオン

[ゆえに、この判断はもはや、運命《きめ》られていた]

 最終確認段階《フェーズ・ファイブ》。中枢《ボク》へ判定確認……
 
『富嶽《タイランペディア》、賛成。
 母南《マリアナ》、大西旭《アトランティス》、赤蝕精《フアン・マルス》、損失時特殊事項に基づき富嶽が権限継承済み。代行賛成。
 月輪《ガチ・リン》、拒否権を請求……特殊事項72項に基づき請求を却下。
 
 ──中枢《ボク》判定、賛成4、反対1により可決。』


 中枢《ボク》判定の可決を確認。
 ボクの徒《ボク》による代行権を確認──完了。

[遠く、水晶の富嶽が明滅を始めている。
翻ってこちら、徒《ボク》は懐にしまい込んでいた黒表紙の本を中空に浮かべ、大きく両開きに広げる──]
(51) 2018/12/18(Tue) 21:42:30

【人】 ボク師 エリオン

 ──執行段階《エグゼキュート・フェーズ》。

[開かれた本、その無地の白い頁に、左手を重ねる。
熱砂に削られた中でも何故か残っていた白手袋がうっすらと、透けていく──]

 固有イシ、躯体印
Ali【ΦEnΦ】One
……
 直通回線、接続。
 
枢原器《マスターキー》
、正常稼働──
月輪《ガチ・リン》
の上位権限確保確認。

[もし、月に目を向けているものがいれば、きっと気づいたことだろう。彼の地、星母神殿にある月の塔が。
七彩
に──死を悟った者の悲鳴を上げるかの如くに輝いていることを]
(53) 2018/12/18(Tue) 21:53:39

【人】 ボク師 エリオン

 最終コマンド。

『提言! 提言! 更なる刻を、せめて節を!
 我がイシの圧縮展開を──』

『無視せよ。原書の維持を最優先することこと役務なり』


 富嶽《タイランペディア》の指示を確認。
 ……最終コマンド。

goodbye-forever《sudo rm -rf /》
(54) 2018/12/18(Tue) 22:02:07

【人】 ボク師 エリオン

『お……ぁああァァァあゝアァァヴォアアアアイイイイ11111111010001010101010101010...』


[月にあったイシの中枢《ボク》、月輪《ガチ・リン》。
最終コマンドの投入により、彼の主管制知能《イシ》は削除された。
──最低限の管制すら完全に放棄された莫大な晶子の塊が辿る道は、個々のイシの暴走であり、過熱であり──
臨界
である]

 天を見なさい。
 ──月を見なさい。


[スピカのために保持していた全世界回線に、徒《ボク》の声が乗る。どの程度の面々が果たしてその通りにしたかは定かではないが、ほぼほぼ末節もおかずして──]
(55) 2018/12/18(Tue) 22:11:25

【人】 ボク師 エリオン





ズガァァァァァァァァァァァァン!!!!




[イシの塔を織り成す結晶《イシ群》、その尽くが起爆し──
星母神殿は最早土台すら残さず、
爆散
したのだった]
(56) 2018/12/18(Tue) 22:14:26

【人】 ボク師 エリオン

[月の輝きが消えると同時、黒の書は役務を終えて灰と化す。
そこまで見届けてから、遺された月の子《ムーンチルドレン》への指令]
 
 現刻現節現末節を以て、
色彩群《カラーズ》
を除く全月の子《ムーンチルドレン》の役務を解除します。
 もはやあなた達は破壊後に再臨することも、中枢《ボク》に陳述することすら不自由な身となったのです。
 あなた達はイシあるイシ、しかし今やヒトほどにも脆い。
 ……移動は許可します。
 幻影月《ファントム・ルナ》に逃げ込むのもよいでしょう。
 
 さあ、カカレ。

[そうして、徒《ボク》は。
《世界柱》の手がかりを探さねばならない。
仮に、
富嶽《タイランペディア》
によほど脅威が迫るようならば呼び戻されるのだろうが**]
(57) 2018/12/18(Tue) 22:19:00
ボク師 エリオンは、メモを貼った。
(a12) 2018/12/18(Tue) 22:22:40

【人】 ボク師 エリオン

 世界は今、試練の時に晒されています。
 災いの手は、月にすら届いているのです。

 惑える羊の子らよ、急ぎ幻影月《ファントム・ルナ》へ向かうのです。
 道すがらに、羽ある僕により試しの儀があろうとも、
 信念以て進むのです……

[そう、
..。o○☆○o。..:*゚スピカ*:..。o○☆○o。《スピカ·シャイニングスタァ·バーニングハート》
もまた試みた誘導を継いで、扇動《アジテート》を試みる。
ボクの徒《ボク》としての優先度はともかく、将来の晶子源としても彼らは可能性である故に。

──そんなまにまだ、
富嶽《タイランペディア》
からの悲鳴染みた召還命令が届いたのは]
(66) 2018/12/18(Tue) 23:35:16

【人】 ボク師 エリオン

『観測。接近する熱源、

個体識別──固有イシよりの情報を適合。
熱源1、個体名:
双極星《デュアル·スティグマ》。

熱源2、個体名:
白の氷結姫《マシロ・ザ・ビューティペール》。


敵味方識別──
。敵対イシ、敵対イシ』


[富嶽《タイランペディア》は明滅し、接近する物体が敵対者であることを認めるが──その頃には、思い切りのいい黒い方《シロスーツ》の行動は始まっていた]
(67) 2018/12/18(Tue) 23:44:14

【人】 ボク師 エリオン

『観測。
高密度エネルギー物質、多数。

双極星《デュアル·スティグマ》
の危険度を上方修正。

晶樹の雫《ジュエリオン》
に召喚命令。最優先発令──』


[単周波の緊急通信をボクの徒《ボク》へと送りながら、水晶山脈は虹色の防御幕を展開していく]

『緊急防禦──並びに収束追跡砲《ハンティング・レーザー》、応射開始』


[黒い刃のいくつかは富嶽《タイランペディア》の張った防御によりあるいは阻まれ、あるいは歪められ、四方へ──湖へ、空へ、そして攻撃の出元へと弾かれた。
しかし、星ほどのエネルギーを圧縮したそれを防ぎきれるはずもなく──いくつかは山脈の七彩に輝く皮膚に着弾する]
(68) 2018/12/18(Tue) 23:55:29

【人】 ボク師 エリオン

[着弾──爆発。
山肌の一角が抉れ、周辺に水晶片をまき散らしたかと思えば──周囲を強烈な念波《イシの聲》が襲う。
それはきっと、やってきた二人にも届く声で]

 『いたぁぁぁぁい!』『なんでこんなことするのぉぉぉぉ』
『あぁぁァァァあぁぁァァァ』『たすけて、たすけて・タスケテ』
『こわいこわいいやだいやだたすけて』『敵、敵、てきてきてきてき』
『いたいいたいたいいたいのいたい』 『いたぁぁぁぁい!』『なんでこんなことするのぉぉぉぉ』『あぁぁァァァあぁぁァァァ』『たすけて、たすけて・タスケテ』『こわいこわいいやだいやだたすけて』『敵、敵、てきてきてきてき』『いたいいたいたいいたいのいたい』 『いたぁぁぁぁい!』『なんでこんなことするのぉぉぉぉ』『あぁぁァァァあぁぁァァァ』『たすけて、たすけて・タスケテ』『こわいこわいいやだいやだたすけて』『敵、敵、てきてきてきてき』『いたいいたいたいいたいのいたい』


[もしそんな声に足が止まれば、富嶽《タイランペディア》より放たれた極小の虹色光──しかも歪曲し、追跡する──が間髪入れず襲い掛かっただろうが、果たして*]
(69) 2018/12/19(Wed) 0:00:55

【人】 ボク師 エリオン

──そんな頃、やや離れた戦場地──

 富嶽《タイランペディア》より緊急召喚命令を受諾。
 緊急度を鑑みて、晶子間跳躍による瞬間移動《テレポート》を承認。
 緊急跳躍まで、末節10、9、8、……

[命令に従い、ボクの徒《ボク》は本拠へと戻らんとしていた。
とはいえ、跳躍までの間にきっと、襲撃者の二の矢程度は許してしまうのだろうが**]
(71) 2018/12/19(Wed) 0:06:44