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【人】 工藤 彩葉― 二日目・昼休み:天ヶ瀬くんと ― [さて、いざお昼の放送。の、前に。 ドサドサのノート写しは順調だったかな。>>3:532 もしそれに願いを使いたいなんて聞いてたら、 コピー機でよくない?って言ったと思うけど。 自分で写した方が身に付くかどうかは 勉強のやり方次第かな…天ヶ瀬くんはどうだろうね? 人の願いに干渉する話については、 そう聞くと確かに、かなり難しそうだなと思った。 思ったんだけど、翌日のメッセージを見て やっぱり気になっちゃったのは、またあとの話で。] ユメリンの音源は、大槻先輩のところへ行けば 大抵借りられるから大丈夫だと思う。 あ、天ヶ瀬くんも持ってるの? ならそっち借りようかな。 [即答された曲は、天ヶ瀬くんも持ってるなら>>3:533 その方が早いから、借りることにした。 もしかして四次元ポケットってこれのことかな ] (12) 2022/10/21(Fri) 2:00:48 |
【人】 工藤 彩葉[放送室に入れば、まずお昼ご飯を広げるのは 機材の反対側に置いてある机の上。 キャスター付きの椅子で行ったり来たりできるので そう不便なものでもないと思うけど、 放送の合間に食べるの、落ち着かないとは思うから 終わってからの方が良ければそうしたかな。 天ヶ瀬くんのお昼がパンなのを見れば、 お弁当の私は、おかず少し食べる?と聞いたりして。] 本日は、担当の鈴木さんがお休みのため 急遽ゲストをお迎えしています。 天ヶ瀬くん、よろしくお願いしますね。 [と、私はやっぱり真面目で、 面白みのない紹介から入ったんだけど。 天ヶ瀬くんのトーク力は私より全然高そうで>>3:534 レギュラー(?)としては複雑だけど、 すごく助かってしまった。] …えっと、よろしくね〜! [一応私も、ついて行けるように頑張りました。 …頑張りました!] (13) 2022/10/21(Fri) 2:00:51 |
【人】 工藤 彩葉それでは、次に行きましょう。 天ヶ瀬くんもおすすめの一曲で、 ユメリンの、 『悩んだ数だけつよくなる』…… [そんな感じで。 リクエストしてもらった曲はきっちりかけつつ、 三十秒のお願いも、ちゃんと聞いて。 放送が終わったら、あらためて] 今日は本当にありがとう。 すごく助かっちゃった。 [と、しっかりお礼を言ってから教室に戻ったかな。]* (14) 2022/10/21(Fri) 2:00:58 |
【人】 工藤 彩葉[すぐに返事をしたくて、ひとまずそれだけ。 だって、すごく勇気が要ったでしょ。 そんな願い事は想像していなかった。 でも、言えなかった理由はもう想像できたから。 急いで、言いたいことが先行して。 あ、大事なこと伝えてなかったって また慌ててメッセージを打ち込んだ。 文字を打つスピードの遅さがもどかしい。] (16) 2022/10/21(Fri) 2:01:11 |
【人】 工藤 彩葉[やっと、前の席の背中を見れば 私は何か、窺い知ることができただろうか。 もしも振り返ってくれたなら、 微笑んで手を振る私と目が合ったかもしれないけど。 二人して先生に叱られてしまいそうだから 今はやめておいた方がいいかもね。 だってそう、授業中なので。 でも、何を選んでも、あなたはあなただと思う。 今までも、これからも。 それを前向きな意味で伝えられるように 私は明日、もしくはまた今度、 これからの機会がほしかった。]** (17) 2022/10/21(Fri) 2:01:21 |
【人】 工藤 彩葉― 三日目・夜:千葉くん ― [私が旧校舎に着いたのは、>>18 約束の時間の五分前くらいだったと思う。 千葉くんの方が先に待っていてくれたら お疲れさまを言って、 私の方が先だったら、お帰りなさいって出迎えた。 仮に、迎えに行くだけになったとしても 私は全然かまわなかったけど。 予行演習の姿とか見てたら、ほら>>3:577 でもどうせなら、行く前にもう一度 頑張って、行ってらっしゃいって 声をかけたかった気もしていて。 さすがにお節介がすぎるかなと思ったから こうして、約束通りの時間に来たんだけどね。 そんな感じだったから、 お土産をくれるなんて予想もしていなかった。] (88) 2022/10/21(Fri) 22:54:54 |
【人】 工藤 彩葉え、これ [なんだろう、と思って差し出した両手の上、 そこに落とされた一枚のピック。>>19 これが楽器屋さんの帰りだったら、 お土産と言われてもそこまで驚かなかっただろう。 だけど旧校舎で拾えるようなものじゃなし、 つまりこれは] わ、私に……? 記念品とってきてくれたの? 千葉くんの、お願い事使って? [驚いてしまって。受け取った手は固まったまま 私は、千葉くんの顔を見上げた。 証拠の品をもらってくるとは聞いていたけど、 まさかそれを、私にくれるなんて思っていなかった。 でも選ばれた品を見れば、千葉くんが最初から そう考えていてくれたことは明らかで。] (89) 2022/10/21(Fri) 22:54:56 |
【人】 工藤 彩葉[応援しようと思っていた私の方が、応援されて。 喜ばないはずがないんだけど、突然のことに それをどう表わしたらいいのかわからない。 千葉くんの言葉を聞けば、>>20 私はまた手の平に視線を戻し] あ、ありがとう……。 [まだ戸惑うような声でお礼を言って、 受け取ったひとひらを、両手でそっと握りしめた。 ほころんだ顔が月明りに照らされたなら、 ちゃんと喜んでいるのは伝わったと思う…のだけど] ふ ふふ、あはは。 もう、千葉くんってば。 [最後のそれは、言わなきゃいいのに。 って思わず笑ってしまった。] ちゃんとわかってるよ。…大切にするね。 じゃあ、私も行ってきます。 [そう言って、大事なお土産を握りしめたまま、 私も旧校舎へ足を踏み入れた。] (90) 2022/10/21(Fri) 22:54:59 |
【人】 工藤 彩葉[思いがけない出来事のおかげで、 旧校舎に入った私の顔には笑みが浮かんでいた。 少し、肩の力も抜けたような気がする。 特に緊張していたつもりはなかったんだけど、 やっぱりどこか身構えていたのかもしれない。 せっかくもらったお土産は、なくしたら大変だから 一旦お財布にしまっておくことにして。 途切れてしまったギターの練習。 昨日話した、『あるがまま』の願い。 これを選んでくれた意味を考えながら、 私は幽霊の元へ向かった。]** (91) 2022/10/21(Fri) 22:55:02 |
【人】 工藤 彩葉[かなちゃんの、ユメリンに対する想いを 共有するのはきっと、私じゃなくて。 ただ、一人で爪弾く音と 誰かと奏でる音は違うんだって、 今の私は知っていたから。 ほんの少しだけ開いた窓越しに、 同じメロディーを口遊んだ。 存在を主張することのない声量は、 きっとただの自己満足で。 そんな僅かなものでも、 何もしないより、今はここに残して行きたかった。 後悔をする前に。]** (112) 2022/10/22(Sat) 3:42:22 |
【人】 工藤 彩葉― 旧校舎 ― [旧校舎の中は静かだった。 みんな一緒だった前回と違って、 自分の足音がはっきりと響く。 ぎし、ぎし、と床を鳴らす音はスローテンポ。 幽霊の元へ辿り着くまでの道のりに、 私は考え事をしていた。 後悔しないために。] (290) 2022/10/23(Sun) 1:51:42 |
【人】 工藤 彩葉[ギターを弾けるようにしてください、 は願わないと決めた。>>3:515 それは自分で頑張るとして、じゃあ、何を願うのか。 おじいちゃんに、私のこと思い出してほしい? それはあまりにも自分本位。忘れられて、 もっと辛い思いをしてる家族がいると知ってるのに。 記憶を全部取り戻しても、今後忘れない保証はないし なら死ぬまで完全な記憶を持ち続けられるように?は 何も忘れられないことで逆に苦しめてしまわないか。 だったらやっぱり、宝くじ当選がいいのかも。 あれ、わりと、本気で言っていたの。 一等じゃなくてもいい。今、まとまったお金があれば 家族みんなで、海の向こうへ会いに行けるから。 今すぐに。二度と会えなくなる前に。 それがきっと、一番平等で、罪悪感もなく 後悔の残らない選択なんだろうけど…… 私が選ぶのは、 ────────………… ] (291) 2022/10/23(Sun) 1:51:45 |
【人】 工藤 彩葉[そうしてスマホをしまい込んだなら。 もう、願う事は決まっていたはず。] こんばんは、幽霊さん。 私の願いを聞いてくれますか? [続けて告げた私の言葉に、 白く浮かび上がる彼女は、微笑みをくれて。 何を選んでも、それは自分で願うと決めたこと。 だから、間違いなく私の願い事。 願いはきっと、叶えられた。]* (296) 2022/10/23(Sun) 1:52:09 |
【人】 工藤 彩葉― 夜の旧校舎・その後:千葉くんと ― いけない、ゆっくりしすぎたかも。 早く戻らないと…! [願い事を告げた、その後。 私は一言二言幽霊に声をかけたりして、 そう、一言二言のつもりだったんだけど… あれ。意外と時間が経っていたかも? それに気付いたら、暗い中待たせてしまっている 千葉くんのことを思い出して、申し訳なくなり。 やや小走りになって、 今度はバタバタと来た道を引き返した。 一応、足元注意は忘れずにね。] (319) 2022/10/23(Sun) 8:13:48 |
【人】 工藤 彩葉[駆け戻って来た足音は、地面に着いてる時点で 幽霊ではないと認識してもらえたんじゃないかな。 壁にもたれる姿が見えたら、>>109 先に声をかけてから近付いた。] 千葉くん、ごめんね! お待たせしちゃって。 ただいま。 [さっき千葉くんの口から聞いた言葉を、 今度は私が口にして。 それどころか、私は見送りまでしてもらったんだから なんだかすごく過保護じゃない?って 今更少し、恥ずかしくなってしまう。 千葉くんがこういう場所苦手だって、 今は知っているのに。私ったら。] ほ、ほんとにごめんね [もう一回謝りながら、 待っていてくれた千葉くんの様子を窺った。] (320) 2022/10/23(Sun) 8:13:52 |
【人】 工藤 彩葉[でも、もし私の方がお見送りしていても。>>106 昨夜の予行演習、>>3:577 千葉くんが驚いた回数自体は多かったけど。 体が動いちゃったのは、 その半分くらいだったじゃない? 声に出ちゃったのなんて、 ずいぶん少なかったでしょ? 多分、そういうことかなって、私は解釈しました これは頑張ってるんだなあって、 口には出さなかったけど応援していたんだよ。 休憩中には「ほんとにお疲れさま」って 心から声をかけてしまったくらいに。 よく考えると、送ってもらっておいて その声のかけ方はどうなのって感じだったけど だからきっと、その通りの結果が出せるなら>>11 本番も大丈夫だったと思うな。] (321) 2022/10/23(Sun) 8:13:55 |
【人】 工藤 彩葉[だけど、私の方はお土産を持ってこられなかったから 言葉以上のお礼が思い付かなくて。 うーん、と考え込む顔になり。] でも私、記念品はもらわなかったから お礼に渡せるものが何もないな…。 どうしよう。 今度何か用意するね。 千葉くん、欲しいものとかある? [気が利かなくて申し訳ないんだけど、 この際だから、本人に直接聞いてしまおうか。]** (323) 2022/10/23(Sun) 8:14:00 |
【人】 工藤 彩葉[窓から柔らかく射す月明りの元。すぐ近くに来るまで あおちゃんの表情はよく見えなかった。 でもお互いの声色で、怯えがないのは見て取れる。 手元の花束を見つけて、それどうしたの、と尋ねれば プレゼントと返ってきた声に、私は数度瞬きをして。] あおちゃんは、優しいね。 [と、また笑みを浮かべながら言いつつ、 一緒に幽霊の前へ足を進めた。 昨日、かなちゃんにメッセージを送った時>>3:=4 私は幽霊に返事をしてもらえないんじゃないかって そう思ったのは、私の聞きたいことが彼女を通して 別の人のいつかの姿を思い浮かべていたからで。 幽霊さん自身に向き合える人だったら 別の結果になるんじゃないか、なんて考えていたから 紫色の花束を供えて優しい声をかける>>332 あおちゃんの隣で、話の行く末を 見守っていたんだけど。] (476) 2022/10/23(Sun) 21:10:53 |
【人】 工藤 彩葉[あれ。やっぱり難しかった? と肩を落としかけた時。 三つ目の質問には返答があったようで>>333 私はつい両手を握りしめ、やったね!みたいな リアクションをしてしまった。 やっぱりあおちゃんの場合、料理の話題が 一番心を通じ合わせられたのかもしれないね。 という感想は場違いかもしれないので 私も今はダンマリしておこう。 でも。後悔しないようにと考えた時、 自分と、近しい人のことばかり思い浮かべていた私は あおちゃんが何を考えていたのか、>>334 その結果、口に出された願いも>>336 全く予想できていなくて。] えっ!? [と思わず声をもらして、 幽霊ではなく隣のあおちゃんを凝視してしまった。] (477) 2022/10/23(Sun) 21:10:56 |
【人】 工藤 彩葉[口に出してしまったなら、 すでに願いの回数は消費されているのだろうか。 私は二の句が継げないまま、 続くあおちゃんの声に耳を傾けて。>>337] ……やっぱり、あおちゃん優しいね。 優しすぎて、心配になっちゃうくらい。 [ごめんね、という一言に>>338 まずは困ったような笑みを浮かべてしまった。 困った、というよりも言葉の通り、 心配からくるものだったけれど。 誰かのために使うなら、って話はしたけど まさか幽霊のために願いを使うなんて。 でも、あおちゃんの苦笑いがにっこりに変われば 私がその選択を否定する理由もなく。] 土壇場だったの? もう、しょうがないなあ。 [気付けば、そんな気の抜けた声と 穏やかな笑みを浮かべていたのだった。] (478) 2022/10/23(Sun) 21:10:58 |
【人】 工藤 彩葉[それから一度、幽霊の方に視線を向けて。 急かすような様子は見えないのを確かめてから、 私はあおちゃんに向き直り。] 私の願い事はもう決まってる。 今一番叶えたいのは、あおちゃんの願いだから。 だから…、教えてほしいの。 私はどんなふうに願えばいい? [おんなのこになりたい、は 彼女が天秤にかけていただろうものを思えば、 抽象的すぎるようにも思えて。] あおちゃんは、いつ、どうやって、 どんな女の子になりたいの? [真剣な顔で尋ねて、あおちゃんを見つめた。 首を傾げられるようなら、少し、相談しようか。] (479) 2022/10/23(Sun) 21:11:01 |
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