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【人】 大図書館の司書 オベロン―大図書館― 傍らに置かれた、まだ湯気の立つマグカップへと手を伸ばして、ゆるりと口へと運ぶ。 注がれたココアの濃厚な香りが鼻を抜けて、次いで舌の上に砂糖の程よい甘やかさが広がる。 喉を鳴らして飲み込めば、ココアがお腹の中に落ちてじんわりと暖かさが滲む。 それから、手にした本を1ページ捲り、文章に込められた書き手の思いに馳せる。 マーリン様にキャメロットの防護術式として編まれてから1000年、繰り返された行為。 私は自立し、思考する魔術式。 自らを組み替えて、あるいは取り込んで、不要な部分や古くなった部分を削除する。 そうやって、キャメロットが建立されてからずっとこの場所を防護してきた。 キャメロットの図書館は、私のお気に入りの場所だ。 書き手が文字に込めた夢や願い、それらを想像し、私も同じものを脳裏に描く。 今日選んだのは、かつてあった物語。 キャメロットを建立した三人のお話。 (1) 2023/06/18(Sun) 21:33:28 |
【人】 大図書館の司書 オベロンそっと、本を閉じる。 彼等が成し遂げた偉業、そしてその後の物語。 彼等は魔術王を討った後も尚、世界の為に力を尽くし続けた。 彼等が何を望んだのか、私にはわからない。 けれど、きっと彼等の望みはキャメロットという形で叶ったのだろう。 ゆっくりと、マグカップを口へと運ぶ。 さて、次はどの本を読もうか。 (2) 2023/06/18(Sun) 21:37:09 |
大図書館の司書 オベロンは、メモを貼った。 (a0) 2023/06/18(Sun) 21:58:04 |
大図書館の司書 オベロンは、メモを貼った。 (a50) 2023/06/22(Thu) 2:59:57 |
(a51) 2023/06/22(Thu) 3:10:27 |
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