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【人】 世良健人─ 回想:2day 放課後(壮真) ─ …壮真がそう言ってくれるのは嬉しいけどね 手紙とか今どきマニアックな… SNSは俺もわかんない 今だから持ってるけど携帯持ち歩かないし [ 水没落下紛失故障はお友達です 出来れば数年に1度位のお付き合いにしたい 俺の聲は届かないよ 君が届くと思ってくれるのは お節介なんかじゃなく俺の聲に価値があると そう思ってくれてるからなんだろうから あまり強く言い返すことも出来ずに はぐらかすしかできなかった。 ] (113) 2022/10/22(Sat) 8:47:34 |
【人】 世良健人…そうだね 10年もあってなかったらもう 何もわかんないけど 生きてはいると思う 生きててほしい、な ふふ、っ、うん、 よく父さんには間違われてた弟の方が若干つり目だったな 母さん似だから母さんは間違えたことなかった [ 葬式に呼ばれてないなら生きてるんだと思いたい 俺は呼んでもらえる家族なのかすら怪しいけれど 頭を打ったんだ 悪化してても 何か重大な障害が残ってたっておかしくない それでも 好きでいることはやめられていない 嫌な想像がよぎる度にぐりぐりと額を 君の肩に押し付ける。 ] (114) 2022/10/22(Sat) 8:47:39 |
【人】 世良健人俺のマスターじゃん …でも不器用なのは壮真の方が ッ… よっぽどじゃない!? 泣かせようとして髪引っ張るとか その究極物理思考はどこからくんの いたい、 [ 零れるほどじゃないけど涙が滲んできた。 痛くして優しくするとかずるいね そういう所があるから俺は君の 愛情表現を無下にできないんだろうな、 背中に回した手を軽く爪で引っ掛ける。 痕が残ってしまえばいいのに 少し傷をつけたくなって、けれど留まって。 ] (115) 2022/10/22(Sat) 8:47:43 |
【人】 世良健人 叶うって信じてなきゃ保っていられないんだよ 俺にはもう何も出来ない 家族がどこに住んでるのかだって俺は知らない 未来を失うより トラウマの方がずっとマシだ 俺が枷を背負うんだ 弟には俺を触れさせやしない それにね アンラッキーな俺が 階段から落ちたって 家族は誰も心配しないんだよ 悲しまない、 ───…消えることも考えたけどね それは壮真に許してもらえなさそうだ (117) 2022/10/22(Sat) 8:48:06 |
【人】 世良健人 俺の死にたい理由を奪おうっていうんだもんな、 [ 見破られないなんて思ってないから それだって全部わかった上で 最悪は諦めようとしたんだろ 壊れかけた身体を動かして まだ逃げずに君に縋ろうとしている、俺は ] (118) 2022/10/22(Sat) 8:48:11 |
【人】 世良健人 我儘だね でも、いいよ 壮真が望むなら 俺は君が逃げないように繋いでいてあげる [ 君の泣きつく場所は俺だろ? その逆も然り 互いに見張りあっている それでもいい 君だけでもTrueendを掴めたらいいのにと 考えてしまう俺はいるけれど。 ] (119) 2022/10/22(Sat) 8:48:19 |
【人】 世良健人 …そっか 避ければ誰かが犠牲になる 優先順位なんて 割り切れるものじゃないし 『過去の自分の行動を変える』 なら、それで願い事ひとつ になっちゃいそうだ [ 自分の過ちを正すことが出来る─── それだけで奇跡だっていうのに。 加えて無条件で叶えてくれるだなんて 幸運がついてくるとは俺には到底考えられなかった。 だからはじめから頭になかった、とも言える。 ] (120) 2022/10/22(Sat) 8:48:27 |
【人】 世良健人………どうって そんなの、 [ ありえない、と。 強く否定してしまいたい気持ちと、 もしそんな都合のいいことがあるのなら、 縋りたい。そんな気持ちでぐちゃぐちゃだ 狡いね 狡いよ。 都合のいい幸運なんて 掴めるところに出されたら、 俺は手を伸ばしてしまいそうになる ] (121) 2022/10/22(Sat) 8:48:36 |
【人】 世良健人───…試す価値はあるし 可能性もあると思うよ 自分たちで過去を変えようとするよりは 今を何とかしてもらった方がいいのかも 本当の 本当に 無条件で叶えてくれるなら、だけどさ ………欲張っても、いいのかな 俺は、自信ないよ 賭けるだけの自信なんて、 [ 伸ばしかけた手を止めた 俺の幸せなんてどこにもない 家族が幸せになればそれで それが幸せだと思うようにしているから 壊れてしまった方がいい 一人で恐怖に怯えるくらいなら 何も感じなくなった方がずっと楽だ 君の願い事が変わりさえしなければ 生きたいなんて欲さえなければ 止めた手が震えることもないのに ] (122) 2022/10/22(Sat) 8:48:47 |
【人】 世良健人……本当はさ ロシアンルーレットなんかでハズレ引いた時 たまたま運悪かったなーって 笑えるくらいの運になりたい しょっちゅうしてきた怪我の跡を消したい 罪を償いたい 家族と何も無かったみたいに暮らしたい それと同じくらい 俺は壮真と生きてみたい 願い事は沢山あるんだ [ 与えられたチャンスに 手を伸ばすだけの勇気はもう持っているから どうか俺が逃げ出さないように 捕まえていてほしい ] (123) 2022/10/22(Sat) 8:49:42 |
【人】 世良健人壮真の願いを叶えられるように 俺は願うだけじゃなくて動いてみるから 俺は壮真に願ってもいいかな [ 答えに言葉がなくてもいい 俺は君の手を離す気はなかった。 ] (124) 2022/10/22(Sat) 8:49:53 |
【人】 世良健人[ 幸せを感じると失うことに怯える 後にやってくるのはいつも強烈な後悔 放蕩の後 微睡みから目覚めた夜中に 君の手を握り直して 首筋に噛み付くような痕を植えた 眺めているうちにまた眠りへ落ちて ] (125) 2022/10/22(Sat) 8:50:00 |
【人】 世良健人[ 君が家に一度帰るというなら 近くまででもいいから送らせてと頼んだかな そうしたら先に学校へ行こう。 まばらな人すらまだ見当たらない学校の教室で 携帯の画面を点ける。 メッセージアプリの中、 月に1度しか開かないトークを開いて。 ] (127) 2022/10/22(Sat) 8:50:13 |
【人】 世良健人[ 家族との関係を希薄にしてきたのは俺? 何もかも諦めていたのは俺? 分からない 何も 考えたくない 嫌いになりたくない きらいになりたくない 元のようになれるなんて思っていないから そんな希望は望まないから どうか どうか これ以上俺をころさないで ] ( いらない 感情なんてもの ) (266) 2022/10/23(Sun) 0:47:04 |
【人】 世良健人[ 3年ってさ 長いよね 赤子は歩き出して 中学生は高校生になって 季節なんて12回も変わる それだけの年月、俺は父さんと会ってない。 母さんと弟はさ 10年 10年会ってない 何が本当のことで 何が俺の妄想なのかも もう分からない ] (267) 2022/10/23(Sun) 0:47:40 |
【人】 世良健人[ 母さんが抱きしめるのはいつしか風磨だけになった。 心配してくれた母さんの顔を覚えている。 父さんは何にも関心を示さなくなった。 俺にサッカーを教えてくれたのは父さんだ。 『兄ちゃんはオレのかっこいい兄ちゃんだよ』 『またサッカーおしえてくれる?』 『■■■■■』 俺が×した 俺が 俺が俺が俺が俺が ] ( いまさら 聞けるわけない ) (268) 2022/10/23(Sun) 0:50:03 |
【人】 世良健人……わかるよ……わかってる 俺だって 兄だ 君が大切に思っているから 君の弟だって助けたい けどその為に君が犠牲になるのは嫌だ 同じだよ わかってるんだ…… [ ───…俺と君は違うって、ことも。 だから ] (270) 2022/10/23(Sun) 0:51:27 |
【人】 世良健人…俺は消えるつもりは無いよ そんな地獄、生きていたくないから 恨まないで 壮真と生きる方法を 探したい 俺もね、すごく、我儘なんだよ 繋いでいるから 俺の事も繋いで 失いたくないのなら俺から目を離さないで [ 君のせいで 一択に減ったのが二択に増えてしまった。 俺は増えた先の茨に手を伸ばすべき、なんだろうか。 わからない。 けれど掴んだ腕は決して離したくはない。 ] (271) 2022/10/23(Sun) 0:52:23 |
【人】 世良健人……わかってんじゃん [ 運のなさならきっと随一だ 痛いけど傷つかないよ 痛いけど ]先に、か ………………ほんと君ってやつは 俺がどれだけ言ってもだめなのかな …だめなんだろうね わかったよ 俺が賭けに勝てばいいんでしょ …俺は信じて、俺の願いを叶えるよ [ ───…俺の願いは 願いを叶えるための言葉は───。 ]* (272) 2022/10/23(Sun) 0:53:18 |
【人】 世良健人 …寝起きが怖いんだ どこか行ってしまっていないかって だから 居てくれて 安心しておきれた、 [ 永遠に眠っていられたとしても 今は君を選びたい うとうとと目を擦って 船を漕いで 座ってみれば何とか目は覚めてきたような、気もする。 ……いつもの朝か Wご飯食べてる時間で 寝たいよね W 怠惰じゃないよ これは戦略的睡眠だ 冷蔵庫に物はほとんどなかった 俺は君の味を覚えることは出来たんだろうか… to be continued。 ] (274) 2022/10/23(Sun) 0:56:35 |
【人】 世良健人─ Last day ─ [ 携帯の明かりを落として このままここで寝てしまおうかと思ったけれど 喧騒に起こされるのが嫌で 校舎裏の隅、探しにでも来なければ 人なんて滅多に通らない場所で 壁にもたれて 蹲った このまま眠って起きたら 何もかも終わってやしないだろうか 日が昇ってきた ……酷く眠たい。 柄にもない 早起きの、せいかな。 ] (275) 2022/10/23(Sun) 0:57:44 |
【人】 世良健人[ 君が見つけた俺は 悪夢でも見た後みたいに 頬に涙の筋を残していたかも しれない。 ] …ん、… ………今、なんじ、……っ!?? …………壮真? …起きて、壮真[ 次に目を覚ましたのはいつだったか もう日が傾いてたかもしれない 寝すぎだって? …まぁそんな日もあるよね 一人で寝ていたはずが起きたら 君が隣にいて 驚いて身体が震えた おそるおそる声をかける。 俺が起こすのって珍しいね? 少しもたれかかられていなければ 青汁の 仕返し しようかと思ったけど 起きるまで待ったかな ] (276) 2022/10/23(Sun) 1:00:07 |
【人】 世良健人[ 起きてくれたらまた、昨日みたいに 待たせてごめんねって 俺はいつもの顔で微笑った。 それで、君の額にコツンと 自分の額を合わせて。 ] (277) 2022/10/23(Sun) 1:00:21 |
【人】 世良健人[ 何か言ってくれるなら待ってから 何も無ければ行こっか、って 立ち上がって顔を背けた。 数日を経て、 俺は 君と旧校舎に向かう。 ] (279) 2022/10/23(Sun) 1:01:58 |
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