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【赤】 4年 井田 嶺 本当かよ。 やばいな、山降りて気が抜けてる。 ……早めに冬山籠り、したほうがいいかな。 [いつもならこんなに気が抜けてることはない。 距離感も意識も、もうちょっとはっきりしてるものだが。] そうだな。醜くて汚くて、だから美しくて。 愚直というか無鉄砲というか。 ――真似は、できないな。 [嘆息。結論はそこだ。 たぶん誰も彼の真似はできない。] (*75) 2020/11/11(Wed) 22:04:20 |
【人】 4年 井田 嶺 おい誰だ山田さんにこんなに飲ませたの。 あ、俺のボトルが空いてる…… [つまり犯人は俺。俺というか俺のボトル。 なら介抱するべきなんだろうけど、なあ。] ごめん高藤さん、水飲ませてあげて。 辛そうならトイレ連れてってあげて。 [今朝のことを考えると、手を出しにくい。 というか出しちゃだめだとすら感じて。マグカップの中のウィスキーを一息に呷った*] (162) 2020/11/11(Wed) 22:08:16 |
【赤】 4年 井田 嶺[そっと差し出されたパッケージを見て。 どうしようかな。それも気になるけれど。] 二本目続けて観たほうがいいとかある? 天音のオススメのほうにしよう。 [扉の音に気が付かなかったくらいだ。たぶん落ち着けてない。 ずるいけれど、任せるよ、と口にした*] (*82) 2020/11/11(Wed) 22:25:52 |
【人】 4年 井田 嶺 いや小鳥遊、今俺が残ってるとむしろ問題でしょ。 [たぶん根本的な原因は俺だし。あの口調だと。 って、さっき小鳥遊いなかったか。>>187] 山田さんが俺に説教してったのよ。 いろんなひとに優しくしすぎて大事な人に逃げられるぞって。 [部室を出たあたりで煙草に火をつけた。 いつもなら喫煙所まで歩いていくけど、冷静になりたい。] 割と図星だからね。 俺としてもあの場にいても止められないのよ。 犬の字いればよかったんだけど。 [煙は向けないようにして、軋んだ笑いだけを向けて。 否定できない以上、一本吸わせてくれ。落ち着きたい。*] (192) 2020/11/11(Wed) 22:44:18 |
【赤】 4年 井田 嶺 ひとりで、って言ってもな。 たぶん説明されないとわかんないしなあ。 [天音を見ながら、悩む。 悩むふり。 俺はずるいよなあ、いつもふりばっかりして。] じゃあ、場所かえるか。 せっかくならまとめて観たほうがすっきりしそうだし。 [理由ばっかりつけている。 素直じゃないのは、間違いないよな*] (*89) 2020/11/11(Wed) 22:51:10 |
【人】 4年 井田 嶺 そういうときのためのサクだろ。 3年だけど4回生なんだから。 [立ってるものなら親でも使えというのは名言だ。 居るものだったらサクだって使えばいい。今とか。 まあ、予測できない範囲ではないにしろ、もうちょっとうまくやってるつもりだったんだけどな。 距離感を間違えないように、素は出さないようにしてたんだから。] 犬の字のやつ、昼に来て変だったしね。 むしろ寝ててくれて良かったのかもな。 [煙草を掌でもみ消して、小鳥遊>>197の顔を見つめ直した。 思ったより鋭いんだよな、こいつも。] なあ、小鳥遊。 俺、優先順位間違ってるように見える? [しれっと呟きやがった後輩に、不意に問うてみた*] (203) 2020/11/11(Wed) 23:02:03 |
【赤】 4年 井田 嶺 じゃあ優しい後輩に甘える薄情な先輩になるか。 うちでもいくか? [いつもの俺らしくもないと犬の字なら言うんだろう。 悩むふりもなく。 頬が赤い天音に、素直に甘えて素直に我儘を言って。 といっても他にどこかいい場所があるのかも知らないのだけど*] (*93) 2020/11/11(Wed) 23:19:37 |
【人】 4年 井田 嶺 平等に優しい、なあ。 ……まー、痛いところ突いてくれるよね、山田さんも小鳥遊も。 優先順位をつけるのは怖くないけどな。 踏み込むと取り返しがつかない壁があるから、って逃げてるのは確かだな。 [恋愛映画の経験も生きるもんだね。 俺、あんまり観てないんだけど。] 踏み込むかー。こうなったらいっそ。 あ、でもその場合部の収拾がつかなくなる気がするな。 そのときは小鳥遊、サクと一緒によろしくね。 [その場合犬の字が面倒事を投げる先は俺じゃなくなるからね、なんて。 意地の悪い笑みを浮かべて、部室に戻ろうと*] (218) 2020/11/11(Wed) 23:34:12 |
4年 井田 嶺は、メモを貼った。 (a27) 2020/11/12(Thu) 0:23:07 |
【人】 4年 井田 嶺[随分人影の少ない部室。 首元を叩きながら、扉をくぐる。 秋も深い。外は結構な寒さになってきた。 頭を冷やすのにはちょうどよかった。] 悪いね、サク。任せっきりで。 江藤もごめんな。 [あの爆弾でみんなそれぞれあったんだろう。 散らかったままの部室を少し整える。 戻ってくるなら続けられるよう、しめるならほかの手を煩わせないよう。] あとはやっとくから、食うなり帰るなり好きにしなよ二人とも。 とりあえず少し片づけないとどうにもならないよな。 [片付けがてら、DVDを一枚棚から取り出した。 『ショコラ』。なんとなく、そういう気分なんだよ。*] (268) 2020/11/12(Thu) 12:12:23 |
【人】 4年 井田 嶺[戻ってきた>>270のはわかってたけど、自分から声はかけず。 ごみをまとめて、余計な食器を洗って。 映画の音だけでも、甘くやわらかなシーンが浮かぶ。 脳裏にあるそのシーンを思い出しながら、手を動かす。] いいよ。 俺もすっきりしたし、山田さんも吐き出せてすっきりしたでしょ。 それでこの話はおしまい。これ以上謝るのはナシね。 [謝る声が聞こえれば、顔を向けて、きちんと目を見よう。 ちゃんと話しかけてくれただけで十分だよ。] 片付けくらいさせてくれよ、今日何もしてないんだからさ。 山田さんこそ、まだちゃんと食べてないでしょ。 せっかく天音と高藤さんが準備してくれたんだから味わっておきな。 俺がいないほうが良かったら退散しとくけど? [最後の一言だけは冗談とわかる声色で。 いいんだよどうせみんないろいろやらかしてきてるんだから。 気にするくらいなら笑ってほしいよな。*] (272) 2020/11/12(Thu) 13:36:33 |
【人】 4年 井田 嶺 優しいんじゃないんだよ。こういうのはね。 山田さんのほうが、ずっと優しいだろ。 すっかり、いい顔してるし。 [ちらりとその顔を覗き込んで、泡を食ってる様子>>273に笑い声をたてる。 いまのほうが、ずっと魅力的だ。 まだ食べる連中の分だけでいいよな。 具材や馬刺しを、残った連中の分だけ残してまとめなおして。 冷蔵庫に残りをしまいながら――ふと。 そっか。 小さく笑って、ぱたりと閉めた。] そんな余計な気の回し方はしなくていいの。 優しくないセンパイはこのあと勝手にふらふら出歩くけどね。 [ハンガーにかけてあるマウンテンパーカーをひっつかんで、静かに部室の外に出て行こうと*] (277) 2020/11/12(Thu) 14:16:08 |
【人】 4年 井田 嶺[くふふと笑う後輩を置いて、部室を出る。 山であたる風ほどじゃないけど、秋の風は冷たい。 服の首元を整えてから、スマホを眺めた。 TO:犬の字 ―――――― 知ってた。 心配してない。 こっちもしなくていい。 半分以上定型文みたいなもの。 こういうイベントみたいなのがあるとあいつは時折サボりやがる。 判を押したようにメールを送るのが、生存確認代わりみたいなものだった*] (309) 2020/11/12(Thu) 18:57:34 |
【人】 4年 井田 嶺 さて、と。 [マウンテンパーカー片手に、あたりを見渡す。 お目当ての姿は、すぐに見つかるようなところにいたのか、いないのか。 くしゃりと髪を掻いて、あたりを歩き回ることにしようか。 見つからなければ見つかるまで探せばいい。 山みたいに、一回失敗したからって死ぬような話じゃないんだし。*] (310) 2020/11/12(Thu) 18:57:55 |
【人】 4年 井田 嶺 なにを頑張るんだか。 気を張り詰めすぎだよ、いつものことだけど。 [奮い立ってるひとの後ろから、手が届かない距離から。 いつものようにゆるく声をかける。 風の吹く屋上は、すこしだけ山の上の風に似ていて、心地いい。 首元をぺしぺし叩きながら、すっと手に持った上着を持ち上げて。] いくら髪の長いお姫様だからって、ラプンツェルみたいに塔の上にいるところまで再現しなくてもいいんじゃないか。 ―――ほら、風邪ひくぞ。 [それを軽く放った。受け取るかは知らない。 床に落ちても気にはしない。*] (331) 2020/11/12(Thu) 20:53:28 |
【人】 4年 井田 嶺 見慣れた先輩だよ。身構えるのはわかってるけどさ。 [ぽりぽり頭を掻いて、その顔をみていた。 ああ、やっぱり天音を見てると勝手に笑顔になるんだよ。 しょうがないよな。] 天音まで俺を優しいとか言い出すのかよ。 俺、天音に無理に優しくした覚えはないんだけど。 [後輩にはちゃんと作って接している。 犬の字が投げてくる分、素はできるだけ出さないように。 素で、ラフに接する相手なんて―――よっぽど、優先する相手だけに、してるんだけどな。 俺の素顔がバレてる同期か、目の前の女性くらいなんだけどな。 なんで優しいとか言い出すのか。*] (346) 2020/11/12(Thu) 21:39:07 |
【人】 4年 井田 嶺 山屋ってな。 無理しない限り、他人に甘い優しさは持たないんだよ。 自然の前でそんなもん持ってると自分が死ぬからな。 [相手が死ぬか、二人で死ぬか。 選ばなきゃいけないとしたら遠慮なくザイルを切るし、それを告げる。 山に狂ってる馬鹿のいう『優しさ』っていうのはそういう類のものだ。 それ以上の優しさは、自分が死ぬから無理。] これでも先輩だしな。 あの場所を回すにはそのほうが良かったんだよ。 まあ、山田さんに見破られて説教されたんだけどさ。 [くひひ、と自嘲して肩を竦める。 バレてたら先輩も何もないんだよなあ。] けど、天音まで誤解してるのは俺が悪かったよ。* (359) 2020/11/12(Thu) 22:21:00 |
【人】 4年 井田 嶺 似てないよ。 [無理してるだけの俺と、きっと何かがあって壁がある天音。 にてるようで、たぶんそれは決定的に違う。 俺にはそんな強さはない。酷薄さがあるだけだ。] それにな。 [だから、そんな作った笑顔で笑うのはやめてくれ。] それにな、そんな無理した笑い顔されると、困るんだよ。 惚れた女を困らせる趣味があるわけじゃないんだから。 [ただの、わがままだけどな。 優しい後輩を困らせる、ただの意地の悪い先輩になってもいいから、 せめて笑顔くらい、普通に浮かべててくれないかな。*] (379) 2020/11/12(Thu) 23:11:16 |
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