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【秘】 オルテイシア → イウダ[おねだりをすれば、彼が目を細めて笑う。 身体を持ち上げられて、半身を泡の外に出せば少し冷えた空気が肌に触れた。 生クリームみたいに身体中についた泡が、空調でゆらゆらと揺れる。 彼が手にした水を胸元に掛けられれば、冷えた水が身体を引き締めて、ひゃんっと甘ったるい声が零れた。] ……ぁ、…… [まるで調理される前の下準備のよう。 ゆっくりと彼の唇が胸に落ちてくるのを眼で追い掛けて、こくりと期待に喉を鳴らした。 かぷりと乳頭を唇に収められたら、待ち望んでいたように、はぁ……、と熱い吐息が零れ落ちていく。] (-32) 2021/11/07(Sun) 23:53:25 |
【秘】 オルテイシア → イウダは、ァ……んッ……、 んんッ、……そこ、ッ……、 ……きもち、ぃ……ッ……ぁッ、…… [空気に触れた反対の胸はふっくらと先端が尖りを見せる。 指で刺激されたら、びくんっと身体が反応して。 胸の内に収まる彼の頭を抱き込むようにして、腕を回した。*] (-33) 2021/11/07(Sun) 23:54:34 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[キスを繰り返す度に彼女の腰が太腿の上で揺れる。 滑りが良いので落としてしまいそうで、腕をしっかり背中に回した。] 俺も好き。 紫亜とキスしてると頭痺れそうになる。 [唇を一旦離して舌だけを絡ませて。 鼻先を擦り合わせるように先に触れさせてから今度は彼女の咥内に侵入する。 エナメル質を削り、舌根の薄い粘膜まで厚い舌で舐め回す。 バスルームに粘性の音が響いた。] (-34) 2021/11/08(Mon) 0:27:02 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[触られるのも好きだが舐められるのはもっと好きらしい。 愛撫のおかわりをする位だ。 たっぷりと味わわせて貰おう。] ん、ぁむ、 ここ、な……? [両手で持ち上げて中央に寄せれば、豊かな胸の頂がそれぞれ接近する。 そこを素早く首を左右に振って往復し、ほぼ同時に両方に舌の感触を与えた。 水で冷えた胸元も、卯田の唾液で温められてすっかり人肌だ。 時折持ち上げた膝の高さを変え、緩やかに女性器に刺激を与えるのも忘れない。 もう泡風呂のせいではないぬるぬるで太腿の滑りが良くなっている。] 6回目、イケそう? それとももうちょっとしてほしい? [時折抱き着いている腕の裏側に舌を出張させながら、ちゅぱ、ちゅぱ、と音を立てて乳首に吸い付いては伸ばし、限界で離す。 勢いづいた乳房が揺れるのを掌で支えてまた揉み上げた。**] (-35) 2021/11/08(Mon) 0:27:22 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[彼の腕が身体を支えれば、身を預けるようにして胸元へ落ち着いて。 離れていく唇を名残惜しそうに見つめて。 好き、という声に緩やかに瞳が弧を描いた。] ……すき、だから、 もっと、あまいの……、シて……? [溶けた瞳で見上げて、薄く唇を開けば。 舌先を触れ合わせて、唾液を交換する。 鼻先が触れる合間もとろりと瞼が落ちて、彼の舌先の愛撫に翻弄されながら、口腔深くを探られてくぐもった声が漏れた。] ……ん、ンッ、ぅッ……、 ぁ、……っふ……、ンんぅッ…… [口の中を縦横無尽に動く舌が、喉奥から零れる声を奪い去っていく。 すがりついていないと飲み込まれそうな程の快楽が、背筋を這い上っていった。] (-36) 2021/11/08(Mon) 1:22:37 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[キスで昂ぶった身体を、今度は指先が苛む。 咥内を悪戯に弄んでいた舌先が乳頭を刺激して、あまりの快感にぶる、と身震いをすれば、胸が揺れた。] んッ、ンぅ、……ぁ、ッん……、 ……そこッ、よわいの……ッ、 ぁ、あんッ……、ぁッ、はァッ…… [こくこく何度も頷いて、気持ちがいいことを伝えて。 両胸を舌先で嬲られて、びくんと背を撓らせた。 同時に弱い箇所を舐め上げられて、ぞくぞくと震えが走る。 くしゃりと髪を撫ぜていた手が、弱く頭を抱き寄せて。 きゅう、と下腹が切なく疼いた。 疼いた箇所を、膝先が追い立てるように押し上げる。 緩やかに、だが、確実に身体を高められていって、は、は、と天を仰ぐように呼気を紡ぐ。] (-37) 2021/11/08(Mon) 1:23:05 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[絶頂へと導く声に、かくかくと首を縦に揺らして。 限界がそこまできていることを伝える。] ン、……もう、ッ……、 ……だめッ、……またッ…… ……キちゃうッ……ぁ、ぁッ……、 [二の腕の柔らかい場所が舌先で遊ばれる度に、ぶるんと震えて。 先端の尖りを強く吸い上げられて、喉を反らした。] あッ、……クるッ……、 イ、く……、イくッ…… ……ぁ、あ、アアッ…… ンンッ 、〜〜〜〜ッ!![がくがくと膝の上で身体が激しく揺れる。 胸を揉みしだかれたまま、びく、とまたひきつけを起こすように痙攣を繰り返して、声もなく身悶えた。**] (-38) 2021/11/08(Mon) 1:24:58 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[求められる「あまいの」は、この場合軽いものと深いものどちらだろう。 卯田が求めるのは深い方だったので、音が響くように唾液を含ませながら彼女の舌や唇を貪った。 顎が濡れたがまた洗えば良い。] キスしながら胸が舐められないのは悔しいよな。 [実際に2か所同時に責められるように唇が2か所についていたらホラーなのだが。 どちらも好きな紫亜を悦ばせるには足りないことが口惜しい。 胸を慰める間は何か――それこそローターでも舐めさせていれば良いのか。 喘いだら落としそうなので、その案は脳内だけで棄却した。] (-39) 2021/11/08(Mon) 16:19:52 |
【秘】 イウダ → オルテイシア――6回目、だな。 膝に当たってたとこ、イく瞬間ぎゅってなってて可愛かった。 [卯田に限界を訴えた後、その瞬間は声も出なかったようだが、膝上で背がしなる時、秘唇が戦慄くのを皮膚で感じていた。 嬉しそうにカウントアップした後、分厚い舌で仕上げとばかりに胸全体を舐め上げる。 彼女が絶頂の余韻から戻ったら、そっと膝を下ろして再び冷えた上半身を湯に浸けた。 そろそろ冷めて来たし泡も大分減っている。**] (-40) 2021/11/08(Mon) 16:20:10 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[キスを再び求めれば、応えてくれる。 ちゅう、と吸い付くだけのキスが深くなっていく。 咥内で響く音が耳朶まで届いて、淫猥な音に興奮を煽られた。 舌を絡め合えば、飲み込みきれない唾液が送られて、唇の端から零れていく。 こくん、と飲み干した唾液は甘さすら感じて、とろりとまた瞳が蕩けた。] ン……っ、ぁ、ふ……、 ……う、ん……ッ、…… [囁く声の意味を上手く飲み込めないまま、曖昧に頷いてしまう。 キスと同時に胸も舐められることを想像したら、きっと本当に蕩けてしまう。 有り得ないながらも浮かんだ想像に、ぶるりと身を震わせた。] (-41) 2021/11/08(Mon) 17:51:20 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[快楽に仰け反った身体がかくりと彼の胸元に落ちる。 はーっ、はーっ、と整わない呼吸を何度も繰り返して、胸を喘がせながら、増えた回数に顔を赤くして胸元に埋めた。] ん、だって……、 ……気持ち悦かった、から…… ァッ、……ぁぅ、ッ……、 だめ、また……、きちゃう、…… [慰めるように胸を舐めあげられてしまえば、 また秘裂が、きゅんと切なさを訴えた。 甘い吐息を零して、少し身を離せば彼の腕が助けるように身体を持ち上げる。 少し冷めた湯に身を沈めて、こてりと肩口に頭を預けながら。] そろそろ、上がらないと、 ……ふやけちゃいます、ね [口ではそう言いながらも、腰は重くて。*] (-42) 2021/11/08(Mon) 17:53:18 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[達したばかりの身体には、胸全体への刺激も強いのか。 卯田の太腿に当たっている紫亜の花弁がまたきゅう、と縮む。 実際に達したかどうかはわからないが、彼女の方から少し身体が離れた。 そして今度は肩口に心地よい重み。] そうだな。 逆上せたり湯冷めしたりで体調崩したら、 明日クロワッサンどころじゃなくなってしまう。 [身体が重そうな彼女をまず自分の身体の上から降ろす。 自分の方が先にバスタブから出て、冷えたマットにシャワーをかけて温めてから彼女の身体を引き上げた。 今度は快感を拾わないように、ささっと洗い上げてからバスルームを出る。] (-43) 2021/11/08(Mon) 20:01:42 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[結構長く入っていたから卯田の方も少しくらっと眩暈がした。 バスタオルで拭いてバスローブを羽織る。 紫亜が動きにくそうなら、着替えも手伝った。] 髪、乾かそうか。 [ドライヤーのコードは備え付けではないタイプだったので、部屋まで持って入ろう。 ドレッサーのコンセントに刺して、顔をあげると、二人とも顔が真っ赤になっていて思わず笑ってしまった。] ごめん、先に水分補給。 [水のペットボトルが二つ置いてある。 これはサービスなので気にせずに二つあけて一つを一気に飲み干した。**] (-44) 2021/11/08(Mon) 20:02:00 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[肩口に頭を預けながら少しぼんやりとしていれば。 すっかり抜け落ちていたクロワッサンの話題が出て、くすりと笑う。] はい、上がりましょう。 [身体はまだ少し気怠くて、彼が先に湯船から上がるのを見送った後も、消えた泡を集めながら暫く浸っていた。 先に出て、足元を暖めてくれるところが彼らしい。 一人になった湯船はとても広く感じて、少し寂しく思う。 彼から手が伸ばされたら、その手を取ってゆっくりと湯船から立ち上がって。 シャワーの擽ったさにまたはしゃぎながら、身体を泡で洗い流して浴室を後にした。] (-45) 2021/11/08(Mon) 21:11:03 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[身体から湯気が上がるような感覚。 ぽかぽかと身体は温まっていて、喉が渇きを訴える。 少し手間取りながらも、身体を拭き上げてバスローブを身に纏う。] あ、はぁい。 [掛かる声には、二つ返事で頷いて。 ドライヤーを持った彼の後について、ドレッサーの前の椅子に腰を下ろす。 シャワーキャップはバスルームで外してきたので、湿り気を帯びたタオルと緩く型のついた髪が今は肩口に掛かっている。 真っ赤になった顔を互いに見合わせて笑い、両頬を抑えてぺちぺちと叩いて熱を冷ますようにしながら。 彼がペットボトルに手を伸ばしたら、つられるように自身も水分を求めた。 一つ受け取って、キャップを外してこくこくと何口か口に含めば、自然と呼気が抜ける。] はぁ、おいしい……、 [生き返るような心地に、肩の力が抜けた。*] (-46) 2021/11/08(Mon) 21:13:24 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[彼と過ごしていると、自然と大事にされていることが分かる。 例えば、 船で身体を支えてくれるところだったり、 バスマットを先に温めてくれるところだったり、 着替えを手伝ってくれたり、 髪を乾かしてくれるところだったり。 何気ない日常の中に優しさが隠れていて、 それが擽ったくて、心地好くて。 甘えることを自然と慣れさせていくような、 お姫様のように大事にされているようなそんな感覚。] (-47) 2021/11/08(Mon) 21:45:10 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[少し減ったペットボトルをちゃぷんと揺らして、 鏡越しに彼を盗み見る。 ペットボトルを飲む度に動く喉にドキリとしながら、 あの腕に抱きしめられたのだと、再確認して。 じわりじわりと胸を埋めていく多幸感に、 どうしても眦が下がって緩んでしまう。 もし、見ていることに気づかれたなら。 緩く首を振って、なんでもない。と応えたけれど。 ふくふくと笑ってしまう表情が、 蕩けるように綻んでいたから。 何を考えているのかなんて、きっと分かってしまうだろう。*] (-48) 2021/11/08(Mon) 21:45:57 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[自宅のバスルームから部屋までの距離よりも長い距離を二人寄り添うように歩いた。 ドライヤーと櫛を片手に持って、片手は紫亜と繋いで。 短時間で2度射精した身体は気怠い重さがあるが、紫亜と手を繋いでいるだけで歩く気力がわいてくるのだから彼女は本当にすごい存在だなと思う。 もう恋はいらないと思っていた。 一人で生きることに慣れたと思い込んでいて。 そのひび割れた心を愛情で満たしてくれたのが紫亜だ。 今はもう、この恋なしでは生きられない。] (-49) 2021/11/08(Mon) 21:55:20 |
【秘】 イウダ → オルテイシアあ〜1本じゃちょっと足りないか。 俺が対応するからルームサービス頼んで良い? [彼女も水を飲んでいる間、空になったボトルをゴミ箱に捨てて、ホテルの説明が書かれた冊子を捲る。 どうやら注文はモニターにリモコン入力で出来るらしい。 先程バスルームでつけた時はAVに恥じらっていた紫亜だが、今回はどうだろう。 つけてすぐ注文用の画面にチャンネルを合わせ、2Lの水とビールを1缶注文する。 彼女も何か欲しいものがあれば注文するし、置いてある湯沸かしポットで珈琲や緑茶ができるようにパックが置いてあるからそれを使うなら注文は一旦やめておく。 到着までは大人しく「卯田美容院」に専念するとしよう。] (-50) 2021/11/08(Mon) 21:55:47 |
【秘】 イウダ → オルテイシア熱かったら言ってくださいね〜。 [温風を櫛で掬った髪にかけていく。 髪に空気を含ませるように、入れた櫛をゆっくりと毛先に向けて移動させながら。 そういえば先にスキンケアをした方が良かっただろうか。 風呂から出た直後はぼうっとしていて気付かなかったが、恐らく基礎化粧品もシャンプー同様ホテルのものが置いてある、筈。 ただそれは紫亜の普段使いものとは違うから、抵抗があるかもしれない。 言い出すまでは提案をせずにまずは髪を乾かしていった。*] (-51) 2021/11/08(Mon) 21:56:37 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[鏡越しの紫亜の表情は柔らかい。 先程までの艶めいて淫蕩に溺れた表情は消え、ただ幸せそうな笑顔がそこにある。] な〜に、男前だって?ありがとう! [視線に気づいておどけてみせた。 ああ、幸せだな。*] (-53) 2021/11/08(Mon) 22:01:10 |
【独】 イウダ/* すれ違ったけど、リカバーできたと思いたい。 しかし……1週間以上ラブホでえちえちしかしてないな……なかなかできることではないのでありがたい。 (-52) 2021/11/08(Mon) 22:03:09 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[ラブホテルにもルームサービスがあることは、 先程のモーニングの話で初めて知った。] いいですよ。 顔を合わせるのは、ちょっと恥ずかしいから。 お任せしちゃうことになりますけど……、 [普通のホテルならともかく、場所が場所だけにスタッフと顔を合わせるのは恥ずかしい。 リモコンで入力して注文するなんてまるでカラオケ店みたいだな、なんて思いながら。 またモニターにいやらしい映像が流れるかもしれないと思えば、なんとなく視線を逸らしてしまった。 肩に掛かったタオルで髪を挟み込んで、タオルドライに掛かる。 何か欲しいかと尋ねられたけれど、こういった場所に何があるのか分からなかったので、首を振った。 ティーパックがあるなら少なからず水分は取れるし、一日なら困ることもないだろう。] (-54) 2021/11/08(Mon) 22:20:24 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[背中に彼の気配を感じて、掛かる声に小さく笑う。] はぁい。 よろしくお願いします。 [自宅でもたまに乾かしてくれる彼の手は、長い髪を触れることに慣れてきている。 大きな風音と共に熱風が首筋から髪を攫う。 その光景を鏡越しに眺めながら、ゆらりと浮いた足を組んだ。 心地好さに眼を閉じて、上半身はじっとしながら。 そういえばとスキンケアをしていないことを思い出す。 メイク道具はともかく、化粧品までは流石に持ってきていない。 シャワールームにアメニティがあったはずだから、後で借りることにして今は、温風に首を反らした。] 基依さん、 乾かすの、上手くなってきましたよね。 [鏡越しに彼を見た。 彼の手に持った櫛が髪を梳いていく。*] (-55) 2021/11/08(Mon) 22:23:20 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[見つめていることに気づかれたら、 照れながらも双眸を細めて、小さく頷く。] はい、世界一ですよ。 [世界で一番好きな人。 其の言葉に偽りはないから、笑いながらそう応えた。*] (-57) 2021/11/08(Mon) 22:28:15 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[勿論、こういう場で彼女を晒すような男ではない。 このホテルは決済も部屋内の自動精算機で済ませられるが、もしフロントで支払うタイプだった場合は精算時には顔が見えないように背中に隠れていて貰ったことだろう。 注文を済ませ、モニターを消す。 どんな形で届くのか、そこまでは冊子に書いていなかったので少し緊張する。] (-58) 2021/11/08(Mon) 23:01:30 |
【秘】 イウダ → オルテイシア自分の髪なんて自然乾燥ばっかりだったからな〜。 紫亜のおかげで、自分が髪触んの好きだって気づいたよ。 好きだなって思ったことの上達は早いんだ俺。 [料理人というプロフィールからも明らかなように、手仕事のコツを掴むのは得意な方だ。 細かな温度設定が出来ないドライヤーでも、熱くなり過ぎないような距離で温風を当てる工夫をしたり、ヘッドを揺らしてより広範囲に行き渡らせたりと最近は効率も良くなってきたように思う。 櫛で梳く彼女の髪は室内の光に当たって柔らかな光沢を放っている。 一度いつもと違うシャンプーを使ったくらいではダメージが表面化しないほど普段ケアできている証拠だ。 本当の美容師のように会話しながら髪を乾かしていると、鏡の中の彼女が小さく頷いた。] ……っ、 紫亜も、世界一、可愛いよ。 [おどけるのは卯田の得意技ではあるが、職場ではいつも「はいはいかっこいいですね」と棒読み対応をされているので、本気で返ってくると少々恥ずかしい。 自分から言い出しておいて謙遜するのはみっともないのでぐっと堪え、彼女を褒めて恥ずかしさを分け合った。] (-59) 2021/11/08(Mon) 23:02:08 |
【秘】 イウダ → オルテイシア[ちょうど髪が乾いた頃、玄関からメロディーが鳴る。] じゃ、ちょっと行ってくる。 ベッドの方いる? [玄関からドレッサーの位置はもしかすると見えてしまうかもしれない。 場所を変えるように言ってから、玄関に向かう。 入った時には余裕がなくて気づかなかったが、入って来たドアの横に小さな窓がある。 「ルームサービス受け取り口」――成程。 自動精算機の部屋は精算するまで部屋の鍵はかかったままなのでどうするのだろうとは思っていたが、こういうことか。 郵便受けのような形をした窓の取っ手を取り、下に開くと、空いた空間に横倒しされたペットボトルとビール缶、冷えたグラスがトレイの上に乗っていた。 対面受け取りじゃなくて良かったと胸を撫で下ろしながら部屋まで持って行く。 「水が足りない」と言った癖、先にビールをグラスに手酌で注いで飲む。 「運動」後に炭酸が美味い。 紫亜はどこにいるだろう。 スキンケアの最中だっただろうか。 とりあえず、ベッドの上を点検し、何かしら飛び散っているものを使用済みのタオルでそっと拭き取っていった。*] (-60) 2021/11/08(Mon) 23:02:44 |
【秘】 オルテイシア → イウダふふ、男の人は髪が短いですからね。 ……私も、基依さんに触られるの好きです。 手が大きくて、気持ちいい……。 [大きな手が緩やかに髪を撫でるのも。 櫛が髪を梳いていくのも、心地が良い。 自宅のものとは違うドライヤーでも熱さを調整してくれているせいか、気になることはない。 手が首裏に伸びれば、俯いて内側にまで温風が行き届くようにすれば、項を彼の手が滑っていく。 自宅ならドライヤーの後にオイルを付けたりすることもあるが、今日はお泊まりだからお休みだ。 温風にも負けずに強めに応えた返答に、 彼が少し言葉に詰まるのを見て、小さく笑う。 そうしたら同じような言葉が返されるものだから、 はにかんで、両手を口元に当てて緩む表情を隠して。] ……ありがとうございます。 [鏡の中で彼の耳が赤いのを確かめて、眼を細めた。] (-61) 2021/11/08(Mon) 23:37:08 |
【秘】 オルテイシア → イウダ[ドライヤーの音が静まった頃、聞き慣れないメロディに首を傾げる。 彼の言葉に、あ。とルームサービスだと気づいて立ち上がった。] シャワールームに行きます、ね。 確か、アメニティがあったはずなんで……、 [そう言って、そそくさとシャワールームに隠れた。 扉を閉めればさすがに玄関からは見えないはず。 かちゃりと扉の閉まる音がして、中でほっと息をつく。 三面鏡の設置された洗面所にホテル並みのアメニティが設置されていて、中を確かめた。 化粧水や乳液の他にも、ハブラシや髭剃りやヘアゴムなどが置いてある。 化粧水と乳液をお借りして、鏡を覗きながらスキンケアを施す。 扉の向こうで人の動く気配や物音がして、ルームサービスのやり取りが終わったのだと分かれば、こっそりとシャワールームから顔を出した。] ……終わりました? [室内を見れば、黄金色のグラスを口につけている彼が見えて。 シャワールームの扉を閉じて部屋に戻る。] (-62) 2021/11/08(Mon) 23:37:34 |
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