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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

教わった道徳に考えた道徳。
今のわたしは、その2つに大差が出るような気はあまりしなかった。
だって教わった道徳の中で生きたわたしが考える道徳なんて、教わったものと近しいものになるものじゃない?

実際、わたしは『止める』と『許す』の2択しか思いついていない。
それ以上を思いつくことがあるのか、それすらまだ分からない。

少し過度な期待のような気もして、わたしは複雑な気持ちでキエの言葉に頷く。

「そうね。……お祭りが終わったら、やることもあるもの。
 今のうちに、あと少し楽しんでおかないと」
(-207) 2021/10/20(Wed) 21:26:28

【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ

「とはいえ難しい事を聞いている自覚はある。機会が在ればヒントを示そうかとも思っているよ。
 僕ァ誰かしらの夢を覗く事ができるのだけど、其処でならこんなものよりもっと大きな夜空さえ作る事ができる。

 だからチャンドラ君、
僕と夢で会える様に願っていておくれ
。夢の中でなら具体的に見せる事だってもっとできるからねェ」

キエは其の反応に満足したのか頷きを返した。

/*
本日の噛み予告です。

お手隙の際に夢を見ているロールをキエ宛秘話に投げて頂ければ襲撃ロールを開始します。夢の内容はチャンドラさんの方で確定ロールして大丈夫です。
尚、キエは殺人を嫌がるので殺害ロールには至りません。
(-210) 2021/10/20(Wed) 21:57:40

【神】 探偵 キエ

>>ミズガネの部屋

ノックの音がした。

「先客はいるかね。誰も居ないなら入ってしまうけれど?」

キエはユピテルが大声で叫び回っていたのを聞いた。きっと彼女なら彼を待ち続ける。
元々ミズガネの部屋に用はあったしユピテルと話す時間は無益ではない。ミズガネ自身に用がある訳ではないので、キエは気が済めば直ぐに部屋を後にしてしまうだろう。
(G5) 2021/10/20(Wed) 22:06:58

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

「夢を? ……本当に、あなたは不思議ね。キエ」

キエはキエだと言ったけど、結局あなたという人が何なのかは分からない。
ただ、わたしと違う考え方を持った人。
わたしの知らない、色んな世界を知っている人。
そういうことだけ、わたしはよく知っていた。

「ええ、分かったわ。
 宿題だもの。あなたの力を借りてでも、やり遂げないとね」

笑いかけると、きゅう、とお腹が鳴った。
ついさっき、ポルクスと一緒にクッキーを食べたばかりなのに。
夜が来ないというのは、わたしにとってとても厄介な問題だ。

「……それじゃあ、そろそろ行くわ。
 お腹も空いてしまったようだから、広間にも寄って」

聞こえていないといいのだけど。
誤魔化し通すつもりでわたしは言って、頭を下げる。

「また会いましょう、キエ」

/*
つい虹色で大笑いしちゃったわ!
噛み予告了解よ!
表のポルクスとの会話が一区切りついた頃、秘話を送らせてもらうわね。

夢は多分、どこかの鳥のifのように、宇宙を漂っている感じになると思うわ。ちょうど寒いもの。
よろしくお願いするわね!
(-214) 2021/10/20(Wed) 22:21:41

【赤】 探偵 キエ

「問題は其処だよ。しかし願わねば始まらない事でもある。其方に関してはあくまで運が良ければって感じだなァ。

 だから先ずはチャンドラ君にヒントをあげに行こうと思うよ。

 …しかし僕ァ目を付けられている様だから、君も成功を願っていてくれないかな」


/*
キエが再びランダムで吊られた場合に備えて、リーパーさんもチャンドラさんに襲撃セットをお願いします。
(*13) 2021/10/20(Wed) 22:52:04

【人】 探偵 キエ

>>???
 >>38

「心にも無い事を言うねェ。しかし既に引っ掛かっているよ。
 面白そうだと思って自分から此処に来たのに、いざ舞台が始まったら面倒事を押し付けられて此の様さ」

肩を竦めて何度目かわからない溜め息を吐いた。キエは呼び方について承諾が得られると座り直しテーブルに肘を着く。
見えない相手を見据える。丸いカップの中に浮かぶ黒い液体に視線を下ろす。紙面に滲む黒のインクを眺める。

「…含みの在る言い方だけれど生憎僕には何も判らないな。君の事は此処で話した事しか知らないからねェ。
 しかしそうだなァ。僕は短くて明快な名前の方が好きだし君は謎を振り撒くのが好きな様だから」
(48) 2021/10/20(Wed) 23:08:20

【人】 探偵 キエ

>>???
 >>38 >>48


「“ホワイト”。こう呼ぶ事にしよう。」

 
(49) 2021/10/20(Wed) 23:11:12

【独】 探偵 キエ

忘れない内に名付け由来メモっとこ。
PL視点こいつァテラかなあとは思ってるけどキエにはまだわからんのでテラ由来では無いです もしかしたらテラじゃないかもしれんし…

あらゆる物質を放出する天体と定義される
ホワイトホール


そして
Why to
のダブルミーニングです

Why toに関しては私が英語ボロカスだからようわからんのだけど、存在するがあまり使わない文法であるそうですね(もっと明快な文法がある為)
(-223) 2021/10/20(Wed) 23:21:39

【独】 探偵 キエ

英文法調べるので時間かかっちまった ネタ振りはちゃんと調べてからしましょう YES
(-224) 2021/10/20(Wed) 23:22:45

【神】 探偵 キエ

>>ミズガネの部屋
>>G6

部屋を開ければ先ず血痕を探し視線はベッドへ向かった。次いでベッド脇で座るユピテルを視界に入れる。そして再びベッドの上へ視線を戻した。

「………」

「……」

「…」

(隠せと言ったんだがなァ…)


思わず胸中で愚痴を溢したがこうなる予想はあった。きっと彼は狂喜に満ち其れ以外の事はどうでもよくなっていただろうから。
キエはカーテンを閉め直すとハンカチを取り出し凶器のナイフを布越しに掴む。

「知ってるよ、だから此処に来たんだ。一先ず手掛かりでもと思ってねェ…君は此れをよく見たかい。新旧2種類の血が付いている」
(G7) 2021/10/20(Wed) 23:36:37

【独】 探偵 キエ

★名付け補足

ちなみに現在ホワイトホールは存在しない説が有力だそうで。そちらも加味したものになります。
しかし“絶対に存在しない”という証明もまたできていないんですよこれ。

「肯定はされていないが否定もできない」概念なんですよこれ。良くない?良いよな、わかる。

一応仮説上の天体という区分になります。すたげチップにいつか仮説上天体シリーズ来ないかな〜!
(-226) 2021/10/20(Wed) 23:58:39

【秘】 不眠症 アマノ → 探偵 キエ

「んなもん認めちまえば科学の方程式が根っこからひっくり返されんだろ。マジでいってんのか?」

こちらはこちらで頭がおかしいのかと蔑んだ目で見ていたが、確かにこの館は理解が及ばない事が無数にあり、そのどれもが非科学的な現象であると位置付ければ辻褄は合う。
しかし非科学的なものがない世界で生きて来た男にはそれすらも逃げに感じてしまうようだ。

「未知の概念なんて、簡単に言ってくれる…」
(-228) 2021/10/21(Thu) 0:05:02

【赤】 探偵 キエ

「其れを説明するには先ず僕の在り方から説明する必要があるね。

 知っての通り僕ァ夢を食うが、普段は夢其の物を食べる訳じゃない。夢から滲み出る感情を⏤⏤負の感情だけを食う。

 夢を丸ごと食べれば記憶も失ってしまうのは説明したね?
 其れは林檎の木を根から引っこ抜く様なものさ。林檎の実だけ食べれば其の木はまたいつか素敵な果実負の感情を実らせるのだから、木を抜く必要なんて無いじゃないか」

キエの物言いは誰かに苦言を呈するかのような言い方だが決してリーパーに向けたものではない。
(*15) 2021/10/21(Thu) 8:46:32

【赤】 探偵 キエ

「賢者というのは視野が広すぎて中々絶望してくれない。
 しかし皇族、一族の長……彼ら賢者はその他大勢の愚者を動かす事ができる存在だ。
 
人災を作る事ができるのは彼らだけなんだよ


 僕ァね、チャンドラ君には人災を振り撒く側になって欲しいんだ。だから賢者に至る手助けをしようと思う」

「賢者は肥料、愚者は土壌と喩えれば判り易いかな? 
 良い肥料と良い土壌、此の2つが揃えば上質な果実悪夢が実る可能性が高まる。実際には天候も関わるから絶対に上手くいく訳じゃあないが可能性は限りなく高くしたいだろう?」
(*16) 2021/10/21(Thu) 8:47:29

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

/*
リアル日付が変わっちゃったしこのままじゃ間に合わないからそろそろ始めるわね!
何にせよ間に合わない気はするけど……それはごめんなさい!
(-241) 2021/10/21(Thu) 9:15:06

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ



眠りについたわたしは、夢を見ていた。

辺り一面星屑の煌めく夜空の中。
わたしはふわふわと、浮かんでいた。

いつも見るよりもっと大きな月が見える。
手を伸ばそうとしたわたしは、体が動かないことに気付いた。

金縛りにでも遭ったみたいに、動かない体。
覚えがあった。徐々になんて生易しいものではなく、体が冷えていく。

唇にまた、何か冷たいものが触れた気がした。
だけど動けないわたしは、月の近くのすごくすごく高いところで、凍えて静かに浮いている。
(-242) 2021/10/21(Thu) 9:25:52

【神】 探偵 キエ

>>ミズガネの部屋
>>G8

「姿の見えない人間が現れたら使用人だって噂するだろう。しかし静かだからまだ出てきてないという事だね。だから“知っている”という返答になった。
 だから先ずは手掛かりを求めて部屋を確認しに来た訳さ」

真相を知っているからそう判断した。予め答えを知っている謎は酷く稚拙で簡単だ。

探偵である前に周囲の状況から判断したとキエは言う。
真意を確かめる術は果たして在るだろうか。


「…なァ君。ミズガネ君は被害者だと思うかね。それとも行方を晦ました犯人だと思うかね。僕としちゃあ此の状況は何方にも取れるが」
(G9) 2021/10/21(Thu) 9:39:49

【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ

「…嗚呼、やっと着いた。距離が離れていると矢張り手間取るなァ」

一羽の白い鴉が其の隣にすっと並んだ。其れは何一つ似ていないが確かにキエだと判る筈だ。
夢なのだから。


「やあチャンドラ君。約束通り会いに来たが…随分と凍えてしまっているね。どうだい、月の近くに来た訳だが」
(-247) 2021/10/21(Thu) 12:12:13

【人】 探偵 キエ

>>
???
>>48 >>49

「ではMr.ホワイトと。気に入ってもらえた様で何より。だが性別の意識も在るとは思わなかったな。
 もっと
僕寄りの存在
かと思ってたけど案外生物寄りだね。
 …しかし此れでも危険を冒している自覚は在るつもりだよ?」

最後の一言を見れば目を細めてキエは笑う。其れは宴が始まってから初めて見せる懐古の眼差しだった。

「子猫ちゃんだなんて久々に言われたなァ。未だ僕にも可愛げがある様で良かったよ。

 ………取り敢えず今回は此の辺りで終いにしようか。僕ァよく人を怒らせてしまうからね、君を怒らせる前に茶会を閉めよう。また相手をしてくれると嬉しいな」

握手を求める様に
???
へ手を伸ばす。キエは嫌われ易いが自らの意思で敵を作る訳ではない。キエ自身は友好的なつもりであるし好かれた方が楽だと考えている。
つまり敵対の意思が無い事を仕草で伝えたつもりだ。
(55) 2021/10/21(Thu) 13:37:49

【独】 探偵 キエ

反転で“ ありがとう。”は反則やろがい……
(-249) 2021/10/21(Thu) 13:39:04

【独】 探偵 キエ

>>55

地の文で『ホワイト』と記すのはナンセンスな気がしたので、
実は色や大小といった装飾タグで表現できる名前にしたという経緯があります
(-250) 2021/10/21(Thu) 13:41:13

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

「………キエ?」

全く身体は動かなかったはずなのに、現れた白い鳩に顔を向けることも、言葉を発することも出来た。
それでもわたしはこれが夢だと気づかない。

「こんなに高くに来たのにまだ触れないの。
 月はあんなに大きくすぐそこにあるように見えるのに。
 ……それに、ここはひとりぼっちよ。寂しいわ」
(-251) 2021/10/21(Thu) 13:43:41

【神】 探偵 キエ

>>ミズガネの部屋
>>G10

「僕が見せて回るのォ? 面倒だなァ…しかし探偵っぽさを出す為には仕方ないか…」

渋々ハンカチでナイフを包むと懐に仕舞い込んだ。
キエは常日頃謎解きを面倒だと思うし答えがあるなら最初から知っていたいと考える。

「どんな人間にだって人殺す状況というものは在るだろうよ。そうでもしないと己が殺される正当防衛だって在るのだから。
 君はミズガネ君をそう評価するが果たして其れは本当かねェ? 君に嘘を見抜く力でもあるのなら真実なのだろうが」

だが
尤もらしい嘘を吐くのは
面倒だと思わない。

「此れは屋敷でよく使われるナイフだ。つまり部屋にナイフを持ち込んだのは館に長くいる人物、又は使用人だろう。
 彼が好色家なのは知ってるね? こっそりと使用人に聞いたのだが彼の抱き方は酷く乱暴であるそうだ。其れを好ましく思わないが立場上断れない者は多い。

 ⏤⏤僕が考えた仮定は幾つかあるが最有力候補は“彼を殺そうとした下女が返り討ちにあった”さ。

 彼は勿論抵抗しただろう。しかし男女の力量差を考えれば結果は見ての通り。そう考えると死体が見当たらないのも納得なんだ。
 女性が男性を運ぶなら当然引き摺る様な痕が少しでも残っているべきではないかね?」
(G11) 2021/10/21(Thu) 15:44:55
キエは、ナイフの出処など知らない。
(a30) 2021/10/21(Thu) 15:45:58

キエは、死体が神隠しに遭い易い事を知っている。
(a31) 2021/10/21(Thu) 15:46:09

【神】 探偵 キエ

>>ミズガネの部屋
>>G12 ユピテル

「本当かい? 助かるなァ、それじゃあお願いするよ。
 だが見たまえよ。こんなに大量の血と凶器があるのに神隠しだと思う方がおかしいと思うがねェ? 此れはれっきとした殺人事件さ」

キエはユピテルに此の類いの嘘が通用しない事を知った。しかし其れでもあっさりと懐からナイフを取り出しユピテルに手渡した。

此の部屋には自分とユピテルしかいない。
自分がナイフについて述べた事を証明する手立ては無いと考えたからだ。
実際にそんな方法があったとしてもキエは其れを知らない。キエは全知全能の神ではない。難解な物言いをする為に分かり難いが実はキエは知らない事が多い。
(G13) 2021/10/21(Thu) 18:50:09
キエは、詐欺師ではなく嘘吐きである。だから嘘を隠し通す必要が無い。
(a38) 2021/10/21(Thu) 18:50:32

キエは、だからこそ気軽に嘘を吐く。
(a39) 2021/10/21(Thu) 18:50:52

【神】 探偵 キエ

>>ミズガネの部屋
>>G12 ユピテル

「しかし……まるで僕が嘘をついているかの様な言い方はやめてほしいなァ。僕ァ君と違ってそんな力なんて無いんだよ? 状況から推測するしかないじゃないか。

 言っただろう? あくまで仮定の1つさ。誰かに肩入れしては探偵ではなく糾弾者になってしまう。そんな僕の立場も汲んでくれると嬉しいねェ」

そう言って肩を竦めるとキエは部屋を後にした。
(G14) 2021/10/21(Thu) 18:51:36

【赤】 探偵 キエ

「僕ァ人が滅びれば消えてしまう儚い存在だよ? 僕らは君達知的生命体によって創られたから、君達の中に巣食わないと存在を保てないんだ。

 そして折角の言葉を否定して申し訳ないが…僕は賢者などでは無いよ。禍を撒くのは神と人のやる事であって僕らのやる事じゃあない。
 しかし見下した様に見えたのならすまないね」

少しも申し訳なさなど見られない口調だった。

「其れに脚本なんてものは無い方が良い。筋書き通りの悲劇なんてつまらないじゃないか。物語は予想外の事が起きてこそさ」
(*19) 2021/10/21(Thu) 19:16:58

【赤】 探偵 キエ

「……ではそろそろ好きにさせてもらおうかな。
 もし神隠しに遭ってもきちんと手伝うし助言もするから、安心しておくれ?」

普段より僅かに上がった調子で告げた後、声は途絶えた。


……
………
(*20) 2021/10/21(Thu) 19:17:43

【人】 探偵 キエ

>>
???
>>55

そうして1人になった後キエは紙面の一文を見つめた。

「“大概良い性格だものね、君”か………」

キエは此の館に来てから相手を何度も怒らせて来た。其れら全てを忘れた事などない。滞在して数日程であるから尚更そんな場面は絞られる。

「……案外近くにいそうだなァ。まるで僕の事を知っている様じゃないか」

自分が誰かを怒らせた時周囲に居た者を思い浮かべながら部屋を出る。そして通りがかった使用人に部屋を片付ける様に言った。
(62) 2021/10/21(Thu) 19:33:52

【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ

「……月は近く見える程に大きいからねェ。だから多くの者が月を眺め、月を想う。月を知らぬ者などいないだろうよ」

鴉は冷たいチャンドラの指に近づく。撫でる様に頭頂部の羽毛へ指先が埋まった。鴉は温かい。

「さて此処は高い空だから見晴らしが良い。…下をご覧、君には何が見える?」
(-301) 2021/10/21(Thu) 19:51:26

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ

「下……?」

指先にやわらかなあたたかさ。
触れられた部分から血が通うように、少しずつ感覚の鮮明さが増していく。

言われたように下を見る。
無数の星々が煌めく中、ひときわ青く美しい星が見えた。

「……故郷が見えるわ。お父様に、一族のみんな。
 あそこに暮らしているのね」

愛する人が暮らす場所。
愛する月を見上げていた場所。
望郷の懐かしさとともに、一際身体がぶるりと震えた。
​指先以外は、酷く寒い。
(-310) 2021/10/21(Thu) 20:13:12