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【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ貴方の足を捉えた。 身体が崩れた。 その腕を、男は落ちる途中で取って、 身体の向きを変えさせた。 机の角に叩きつけるのは身体の前面。 自重と落下の速度で肋骨に傷を負わせようとする 成功するなら貴方は呼吸すら難しい激痛に襲われるはずで、 踏ん張れずに落ちるならさらに床でバウンドする形になる。 そうなれば当然噛み付く追い討ちで痛むはずだ。 男がこうまでするのはある意味で貴方のせいだ。 大人しくしていれば後遺症まで残す気はなかった。 なんて、身勝手な話。 (-252) 2023/09/30(Sat) 1:44:46 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ心配されるような人間ではないと、 喉まで出かかってしまうのは変えられない性分で。 僅かに口ごもって、また、ため息ひとつ吐き出した。 「……こうして生きている、それが答えだよ。 でもね、ニコ。君は俺よりもまず、彼らを心配するべきだ。 それに君が色々と話をするのは大事だと思うんだが」 話したかい?話せたかい? これからのこと、今回のこと。どうするのかって話。 俺に問うよりもと思うのは少しのお節介。 だから、これから先を当たり前に語る君にもう一度、 深めのため息を敢えて零すのは、仕方のないこと。 「…さぁ、特に何も考えていないよ。 適当にもう暫く──…生きてみる、だけだ」 それが長く保てるかと言えば、分からない。 だけど出来れば、 その時は誰も彼もが手を離して欲しいと思う。 首にかかった縄はいつだって、ここにあるままだ。 誰かとともに落ちるのはきっと、耐えられないから。 (-254) 2023/09/30(Sat) 1:52:03 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ「大丈夫だよ、あいつらは。」 此処に来ていても、来ていなくても 話をしていても、していなくても。 同じ言葉が、男からは返ってくる。 もう彼らは上手くやれるから。 そこに己は関係ない。いや、関係ない側に置いて欲しい。 A.C.Aに身を置く時に既に決めていた事だ。 大切ではあるが、手を離れて欲しいからこそ、なのだろう。 「むしろ今の俺に、あいつらは関わるべきじゃない。 余計なもんが降り掛かりかねんだろ。」 何を選ぶにせよ、どうするにせよ、だ。 「そうか。適当にもう暫く、な。 警察…は続けなさそうだよな。やっぱり辞めるのか?」 きっとルチアーノが何か言ったのだろう。 少なくとも死ぬ気が今はなさそうであることにホッとする。 緩みそうになる本音を、そっと抑え込んだ。 (-287) 2023/09/30(Sat) 9:15:58 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「っ…!?」 それは、一瞬のことだった。 読みを違えて受け身に走っていた身体は 容易に引っ張られて、その勢いのまま、机の角へ。 バキッ 鈍い音が、胴から響く。 1本は確実に折れ…周りの数本も罅くらいはいったか。 もしくはまとめて折れたかもしれない。 息が漏れ、衝撃から遅れてやってくる激痛に まともな受け身も取れずに床に叩きつけられるだろう。 「あ゛、がはっ、ああああっ!」 胸を抑え、蹲る。 脂汗が滲み、止まらない。 一時だけ、その口は言葉を失うだろう。 そして、抵抗する余地も今少しは、ない。 (-289) 2023/09/30(Sat) 9:27:30 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「……いいことを教えてあげよう、ニコ。 大丈夫だと、そう決めるのは君じゃない」 何を思うであれ、アリーチェの姿を見ていた男は、 あれを大丈夫などと口にしたくなかった。 だから話せ、そう言っている。言わなければならない。 「上手くやれるから話さなくていい、それは違う。 だからこそ、話をしておくべきだって言ってるんだよ」 と、そこまで言って男は右手をぶん!と横に振る。 避けなければ君の頭にヒットする予定だ。 ついでに言うと痛み分け、男も自らの傷で顔を顰める。 その場合はかなりの間を置くのだが。 「………あぁ、そうか。それなら俺が彼らに話しかけるか。 今の俺は本当に無敵だよ、何せ肯定されまくってるからね。 A.C.Aだった俺を肯定する甘い人間が多いんだ」 困ったものだね。そう口にする男の口調は柔らかいものだ。 上手くいかないなと何度思ったことか。 「で、警察を辞めるかどうかだったか。 …もうとっくに辞めてるよ、有給届と叩き付けてきた」 真っ当に警察をやってきた男は、 去り際に真っ当ではない辞め方をしてきたらしい。 当然色々とあったがどうせ、この腕では暫く働けそうにもないのだ。 (-298) 2023/09/30(Sat) 10:32:51 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ「そりゃどういう… あだっ!? 」言葉を返す前に、頭に貴方の右手がヒットした。 思わず、という様子で頭を抑えるその表情は 何とも訝し気な様子だ。 この男は、頑張る、と前を向いたアリーチェしか知らない。 止めるなよ、と足を踏み出したテオドロしか知らない。 だから大丈夫だ、と思っている。 右手の薬指に、目線が落ちた。 ネイビーブルーはまだ、そこにある。 「ちょっと見ない間にそんなことになってるのか。 馬鹿だなぁ…首謀じゃないとはいえ 街中を混乱させた法に従った奴らだってのに。」 苦笑いが零れ落ちる。 「分かった、分かったよ。 後でちゃんと様子を見に行く。 けど、ままならねえな。」 「お前じゃないが、俺も消えるつもりで居たってのにさ。 そんな風に言われたら、おじゃんだ。」 貴方の前では、ただのニコロでも許されるだろうか。 (-302) 2023/09/30(Sat) 11:31:40 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「精神的な方だな、怪我もして余計に弱る。 お前に会うときも格好つけたがる、 それが上手くできないと落ち込む、完全に悪循環だ」 どうして自分たちの気にかける彼が落ち込むのか丁寧に説明をする。 理由なんて詳細にはしらないのだ、それでも表面で見えることだけでもある程度の推測はできて。 「破滅云々はしらんが、俺がそうだからよーくわかる。 こういうときは一人がいい。 だけど、……誰かに来てくれると救われる。 そして少しでも自分の事を好きなやつの声が聞けるだけで前を向ける。 お前が、絶対あいつを離さないってんなら。 早く怪我を直して引っ張れるぐらいになってやれ。 無理やりじゃないぞ、全部同意でな。 ……お前は俺の幼馴染になんとなく似てるからアドバイスだがー」 「簡単に幸せや生きがいを与えられると思わんことだ。 自分が幸せになって、迷わなくなってから、 ようやく他人に幸せを与える余裕ができる。 それができないなら背伸びせずに一緒に歩け、以上。行くぞ」 そういって貴方の痛むであろう体を無理やり持ち上げる。 薬のせいでおかしくなってるかはしらないが、運び出さなければ意味がない。 肩を貸すか、歩けもしないのなら背負って外に向かおうとするだろう。 (-303) 2023/09/30(Sat) 11:48:34 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロどういうも何も詳しい話はしてやらない。 何も出来なかったことを悔いる気持ちは知っているが、 その奥底、確かな思いまでは分かってやれない。 だけどそれは、そう思うのは君だけじゃないってこと。 最後に見た姿が確かさなのか。 それを言うなら、俺がA.C.Aでなければ君は "いつも通り"の俺に大丈夫だと言うんだろうな。 まぁこれは、持たざる者としての妬みだろう、きっと。 痛みに顔を顰める間、そんなことを考えていた。 「……人間っていうのは案外、そういうものなんだろう」 ふと、彼女と語った出来すぎた未来を思い出す。 形は違えど、これもまたその未来なんだろうな。 「それに、それなら俺に道を作らない方が良かったな。 そういう甘さが、未来に繋がっているんだよ。ニコ」 『兄』として、『巡査部長』として、 『いいおまわりさん』として、 そのどれかでいろと頼んだ覚えは一度だってないんだ。 後悔したくないのなら迷わずそれを選べ。 選ぶのは"君"で、"君"がどう在りたいかが答えだった。 …あぁ、勿論。"全部受け入れる"とは言わないけどね。 (-306) 2023/09/30(Sat) 13:40:20 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「そっか。 ああいや、無理に会おうとは思ってねえよ。」 素直に貴方の言葉を聞いて。 頷いている。 「ハハ、手厳しいな。 無理矢理引っ張った覚えはないが、心に留めておくよ。 …幸せで満ち溢れた人間なんて居るのかね。」 自分の幸せなど長らく考えていなかったから そんな風に零す。 無理矢理体を持ち上げられると 痛みに呻くだろう。 肋骨と足が特に痛むが 肩を借りれば何とか気合いで動くことは出来そうだ。 (-315) 2023/09/30(Sat) 17:01:28 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「会うのは平気だ、どうせいつになっても変わらん。 ただお前が励ましてやればいいんだよ」 ただ知ってると知らないでは気遣い方は変わるだろう、と。 貴方が貴方らしくいるのが誰かの救いになることは自分が良く知っている。 現にこうして自分達も仲良く話せているのだから。 「……無理やり引っ張ってない、ねえ? 心中までしそうだったやつが言っても説得力はないな。 俺にも警戒心を見せてきてた奴が何を言ってるんだか。 相当な感じだったぞお前らは、今はぼこぼこにされて気が抜けてるのかもしれんが」 今は力が抜けたか? と笑いかけてやって。そのまま外に運び出す。 車に乗せれば病院に行くだけ。あとは自力でやれ俺は帰る、と言いながら。 「そんなの早々いるわけねえだろお。 だからなー、高望みするなってことだ。簡単にできやしない。 それでもいつかそんな日は来るって望むぐらいで丁度いい」 「お前も早くそうなって俺を安心させてくれえ」 (-340) 2023/09/30(Sat) 19:59:27 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ「そういうもんなんだろうな。」 良くも悪くも。 今回にあっては幸いとも言えよう。 「そうだなぁ。 俺の甘さが全部今になってる。 でも、後悔はしてねえよ。」 貴方の言葉に、頷いて笑う。 全くだ。甘く計画性もなく。だからふらつく。 けれど後悔はしていないのだ。 貴方が小突いてくれたから 目が覚めたような気がした。 「お前の手を引っ張らない方が良かったなんて そんなこと絶対言ってやらねえ。 リヴィは、俺にとって必要な、大事な奴だから。」 離さないと誓った。 「だからこれからも、一緒に居ても良いかな。 友達になるのか、俺もまだ良く分かんねえけどさ。」 (-349) 2023/09/30(Sat) 21:19:01 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ後悔はしていない。それは男もまた、君と同じ。 そうして甘さも同じだ。 目的は違えど確かに同じ道を歩いていたらしい。 「……はぁ、君ってやつは本当に」 「ひとつだけ、ひとつだけ明確にしておこう。 これは、俺の譲れないものだから」 そう、君が誓おうともこれは男の譲れないもの。 俺を大切にしようと思うのなら、果たせと願うもの。 絶対に、言っておかなければならないことだ。 「……俺は、 次 があれば君を連れて行きはしない。そして、君はそんな俺を追いかけてはならない」 友達になるのか、何になるのかは分からない。 だとして、これは男の提示する一緒にいるための条件だ。 頷かなければ、こちらも君に頷くことはない。 人を掴むなら、君自身が幸せになれ。 それが願いだ、それが望みだ。 俺に"希望"をくれた君に──叶えて欲しいことだ。 「約束、してくれるかな?」 (-351) 2023/09/30(Sat) 21:35:55 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「 お前がマフィアだってこの間まで知らなかったんだぞ。 警戒もするだろそりゃ。法律が施行されてる只中だったしさ。」 マフィアというものを身に染みて知っているから 例え友人だろうと警戒したのは許されたい。 それをリークしたのは彼のアリソン女史なのだが。 「心中って、そんなにか…? 今は、まあ、そうだな。 そこまで思い詰めたりはしてねえけど。 いってえ。ちょ、ヤバイ、いてぇ…!」 あちこち骨折しているせいで ぎゃあぎゃあ喚きながらも車に押し込まれた。 全治するにはかなりの時間を要しそうだ。 「…頑張って探してみるさ。 アイツの手を引っ張ったんだからな。 そのくらいは、やらねえと。」 男としてダサいだろう、と思うし 引っ張った責任もある。 貴方の言葉に頷いて、最後に。 「今度カンターミネ…いや、先生と飯行くんだけどさ。 お前も来いよな。」 何処かの先生が巻き込んだお食事会。 貴方も来るだろう?と笑う。未来の約束だ。 (-358) 2023/09/30(Sat) 22:24:32 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ「……。分かった。 約束するよ。次があったら、お前の言葉に従う。」 言葉を飲み込んで、少しの間があって。 男はこくり、と頷いた。 貴方が譲れない事ならば、それは受け入れねばなるまい。 「ちゃんと、俺自身のことも考える。 アリーチェたちの事も、勿論。」 「でも、行く時は言ってくれよな。 じゃないと、多分、追いかけちまうから。」 急に居なくなられたらきっと。 主に置いて行かれた犬のように、探してしまいそうだから。 もしもそうなったら、と言うだろう。 尤も。 次なんて、来させないつもりで居るのだけれど。 (-361) 2023/09/30(Sat) 22:31:09 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ物が落ちるような気遣いのない音が足元で立った。 それはあなたが倒れ込む音で、遅れて絶叫が喉を震わせる。 対する男はそれを見下ろして、ことりと首を僅か傾げた。 「……はあ。」 ただひとつ、吐かれた息。 その吐息は一方的な暴行ではなく双方間での攻防に詰めていたものが解放されたようにも、やっと大人しくなったと言いたげな溜息にも聞こえた。 きっとどちらでもあるし、どちらでもない。それを男は自覚していない。 丸くなるさまが身を守ろうとするようで、頼りなさに男はまた口元を緩める。これだって無意識のことだった。 「手間のかかる……」 まるで人ではないものを扱うような言葉を貴方に投げつける。 随分苦労させられた。まるで手負いの獣だ。今日はもうひとつ予定があるのに、と思考が過る。 ────まあ、仕方ない。これも仕事だ。 口元に手をやって男は思考を始めた。貴方はもう抵抗できないだろう、そう信じ込んだ油断がある。試しに足で小突くくらいのことはしたかもしれない。死にかけの虫の、威勢のほどを確かめるような仕草だった。 仕事なのだから、遂行しなければならない。しかしこの状態ではもう、貴方からこれ以上話を引き出すのは難しいだろう。 痛みにあえぐ貴方は、話すどころか座ることすら困難そうだ。 ならば。 ならば、最善は。 ▽ (-365) 2023/09/30(Sat) 23:35:57 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ貴方が狂った狼であるなら、これはもっとたちの悪いものだ。 ひとつ思いついた男は、貴方を放置して何かを取りに棚に近寄る。 貴方は、最後の力を振り絞ってそれを止めたかもしれない。 それとも、もうそんな余裕すら残っていなかったかもしれない。 どうあれ男はそれを振り払ったろう。酷く単純な、顔面に向けて足を振る動き。 そうして手に取るのは 金槌 だ。ぱん、ぱんと手のひらに打ち付けて感触を確かめる。男がしようとしていることは、とても悪趣味で無意味なこと。 それでいて残酷な次への布石。 再びの尋問が楽なものになるように、 貴方が二度と抵抗できないように、 その意志も行動も削ぐように ────四肢の内もうひとつを、砕いてしまおう。 (-366) 2023/09/30(Sat) 23:36:13 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「あぐっ…う、ぐ…うぅ…はぁっ……」 肋骨を折られては 先程のように動くことはままならない。 身じろぎする度に、激痛が身に走る。 小突かれても、呻くばかりで。 貴方が離れて、拙い、と思ったのも束の間のこと。 何とか首をもたげて、金づちを持つ貴方を見た。 「げほっ…やっぱり、尋問なんかじゃ、ねえだろ… ただの、拷問、だ……」 避ける事は出来ないだろう。 だから、呻きながらも貴方に言葉を吐きかけて。 笑うのだ、愚かだな、と。 (-367) 2023/10/01(Sun) 0:14:04 |
【秘】 きみのとなり リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「あぁ、…約束、してくれ」 君には、ちゃんと"幸せになって欲しい"。 そしてこれは、身勝手な願いなんだろうと思う。 しかし、だとして。願わずにはいられない。 これは、仕方のないことだった。 だから、それでいい、そういうように頷いて。 「……君、言っても言わなくても同じじゃないか? 約束してくれと言ったところだろう?」 「精々その時の俺に祈っててくれ。 その約束はあまり、したくない」 君と俺は"対等"で、主と犬じゃあない。 気まぐれに消えた友人か知人か。 それを想って探すなど、やめておいた方がいい。 一方的に、身勝手に。 狡い言葉を並べ続けて、君を縛り付けるやつなんだ。 だけどそれが俺で、この約束を後悔することは一生、ない。 それでもきっとその時、俺は君のことを 考えずにはいられないのだろうなと──そう思うのだ。 「………さて、そろそろ俺は行くよ。 伝えたいことは伝えられた」 (-373) 2023/10/01(Sun) 4:12:10 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → きみのとなり リヴィオ「…同じじゃねえよ。」 唇を少し尖らせて。 ほんのちょっぴり、拗ねた顔。 「分かってて見送るのと 知らないうちに居なくなってるんじゃ、全然違う。 好きな奴が急に居なくなったら、心配する。それだけだ。」 そもそも、貴方が気づいたら居なくなるなんて 考えたくも無いのが本音だ。 それくらいには貴方の事を好いている。 守りたくて、笑っていて欲しくて、自分は此処に居ていいと そう思って欲しいと願っている。 だからこれは、我が侭。 (-379) 2023/10/01(Sun) 10:59:18 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → きみのとなり リヴィオ「怪我が治ったら、酒でも飲もうぜ。 ルチアーノを誘っても良い。」 貴方が去るのならば 男は見送る。次の約束を取り付けながら。 「その時には、色々片付けておくからさ。」 警察は辞めないだろう。 まだやり残したことが多くあるし、何より―― そうしろと、背を押されたような気がしたから。 (-380) 2023/10/01(Sun) 11:07:39 |
【秘】 きみのとなり リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ"同じじゃない"。 男はそう口にする君の顔を見て、翠を瞬かせる。 「……そうか、違うのか」 腕が自由なら、その手は口元を覆い 考えるような仕草をとっていたはずだ。 「………あまり、期待はしないで欲しい、が。 ……メール一通くらいは送る、かもしれない」 約束は出来ない。約束にはしたくない。 その日がいつ来るかなんて、男にも分からないから。 くるりと身を反転させ、君に背を向ける。 そのまま扉まで歩いて、 来た時とは違い器用に扉を開いてから。 「………代わりに、その約束は叶えてもいい。 そのために精々ルチアーノを口説いてみてくれ」 「それじゃあ、ニコ── また ね」ひらひらと、君に向け振る手はない。 それでも確かに未来の約束を結んで、君にまたを告げよう。 好きも嫌いも、愛も恋も分からない。 だけど君の気持ちは嬉しいと感じられたから、暫くは君と、 その関係を楽しんでいくのも悪くはないだろう。 (-387) 2023/10/01(Sun) 12:33:54 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → きみのとなり リヴィオ「ん、分かった。 アイツのことだ、すぐ乗るだろ。」 不測の事態になったらそれはそれ 男も飲み込むんだろう。 そこまでは、貴方に強制するつもりは無いと頷いた。 「ああ、またな、リヴィ。」 手を振れない貴方と反対に 此方は無事な方の手を振るだろう。 この関係にまだ名前は付けられないけれど いつかきっと、素敵な未来につながると信じて 男は前を向いて歩くのを決めるのだった。 (-394) 2023/10/01(Sun) 15:36:21 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「貴方が悪いんですよ。」 ────なんて無責任な言葉! 厚顔無恥とはこのことだろう。男はあくまで正義を歌う。悪はそちらと貴方に押し付ける。 ぱん。ぱん、と小気味いい音が繰り返し立った。その間にも視線は貴方の下肢を這った。 品定めの視線。吊るされた肉を解体する肉屋の視線。作業ではなく、あくまで真剣に効率を求める目だった。 大腿骨は太い。肉も多いから難しい。 同様にふくらはぎも難しい。叩くなら脛か、足首か。ぱん。音が空気を裂く。 的は大きい方がいい。 穴から蛇を引きずり出すようにして、男は貴方の足を伸ばさせた。 抵抗するなら叩く。 叩く。 敬意も尊重もない。貴方は気遣いに値しない。男にはもうひとつ予定があり、貴方と過ごす時間は着々と終わりに近づいている。 腿の上に腰を下ろして固定した。 貴方の言葉も制止も聞く気はなかった。 一番手慣れた無骨な武器を男は振り下ろした。 ▽ (-395) 2023/10/01(Sun) 15:44:59 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロこんなもの、尋問どころか拷問ですらない。 繰り返される真っ直ぐな暴力。 男はそれを仕事だと思い込んでいる。 貴方が悲鳴をあげる度に口角を上げた。 貴方が床を叩いて逃れようとする度に喉を震わせた。 それでもこれは楽しみのためになされているものではない。 あくまで。 あくまで、真摯に。 これは次の仕事のための布石。 次貴方と話す時の為の準備。 そうして金属面への抵抗が変わった頃。 貴方の様子を気にすることもない。男は最寄りでバスを降りるような身軽さで、貴方の上から退いた。 (-397) 2023/10/01(Sun) 15:46:30 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「ッは、どの口が言って、やが、る。」 呼吸をする度に、胸が痛む。 けれどその口も、貴方の行動によって 苦痛の悲鳴で彩られるのだ。 足首か、脛か。 兎も角、金属の面が骨を殴打する感覚が伝わる。 ボキ、ゴキン、バキ、グチャ。 嫌な音が響いて、激痛で頭が真っ白になって。 男が離れた時にはもう 足の感覚なんて残っていなかった。 残るのは、足だったものだけだ。 「あ、ぐ、ぅう…はぁ、っ…」 骨が砕けて、筋が潰れて。 皮膚が裂ければ、熱が零れていくのも感じる。 先程のように抵抗する気力も無ければ 激痛のショックと、抵抗する際に殴られた為に 意識すらも朦朧としているだろう。 尋問を続けることが出来るのかも、怪しいだろうか。 (-407) 2023/10/01(Sun) 18:59:06 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ最後にもう一度だけ貴方の方を向いたかもしれない。 横柄に腰を折り、手を伸ばして前髪を掴んだ。 汗の浮いたかんばせ。涙は流れなかったかもしれないが、きっと滲んでいる。 濁る千草を目に映す。金が混じればまるで春のよう。色ばかりは明るく華やいで、それが酷く不似合いだった。 それで、男は満足したらしい。 最後にふっと息を吐いて笑う。次にはぱっと手を離した。貴方の頭部が床に落ちるごとんという音がしたかもしれない。 そのままやっぱり自然な仕草で────本当に、ただの仕事を終えて休憩に出る時のような自然さで────取調室の扉を開けて。 「救急車を。」 「少し暴れたので、手当が必要かと。」 やっぱり事も無げに、淡々と報告する声が聞こえた。 (-417) 2023/10/01(Sun) 20:12:21 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「カンターミネと食事か? 俺もする約束だ一緒に行ってやろう。 なんだそんなところと仲いいのか意外だな」 彼女も中々先生業を豊かにやっていたらしい。 いつもは破天荒な姿も、なんだかんだで誰かを率いるカリスマがあるのを知っている。 「ああ。頼んだぞニコロ。 ついでに……俺が間違ったときも止められるようになってくれ」 この騒動のように、脱獄した誰かのように。 自分はきっといつか貴方を脅かしてしまうだろうから。 その時は逃げるか戦って、また、心の内を話し合ってのみ会えたらと思っている。 まあ、負ける気はしないのだが。 精々幸せを掴んで何処かに行ってしまえ、どら猫に何かの盗まれてしまう前にな。 (-420) 2023/10/01(Sun) 20:14:29 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「う、っ……」 前髪が引かれて、頭が持ち上げられる。 痛みに歪んで、脂汗と涙を滲ませた表情は 貴方にとって満足のいくものだったろう。 貴方の事を認識出来ていたのかすら怪しい意識のまま 手が離されて、頭は重力に従って地面へと。 重たい、硬いものが落ちるような音と共に 男の身体は床に転がって…脳に走る痛みを感じながら 今度こそ、意識は暗闇の中へ溶け落ちていくのだった。 淡々と報告する声を聞かぬまま 貴方の声に反応した係員が慌てて動くのだろうが 普通に救急車を呼べば、目につくことは違いない。 今のこの状態で暴行が明るみに出るのも如何なものか。 そも、貴方に命じたのは過激派の集団だ。 一先ずは命に係わる事はないだろうとの判断のもと 取り調べの終わらぬ罪人は、応急手当を受けてから 牢の方へと戻されていくのだった。 その事を貴方が知るかは、今は分からぬままだっただろう―― (-421) 2023/10/01(Sun) 20:27:45 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「まあ、見回りとかでちょこちょこ会う程度の仲だよ。 ガキ共の面倒見てくれてたしな。」 彼女の持つ一面しか、この男は知らないから。 真っ当な付き合いだったろう事だけは分かるだろう。 「不吉な事言うなよな…全く。 もしそうなったら、何が何でも止めてやるさ。 俺に言った事を後悔しても知らないからな。」 なんて笑うのは冗談交じりで けれど、任された、と確かに頷いてみせた。 「ともあれ、助かったよ。歩き回るなら気を付けろよな。 また会おうぜ、ルチアーノ。」 次で会う時はきっと食事会で。 此処まで世話を焼いてくれた貴方に礼を述べながら 男は病院まで担ぎ込まれるのだろう。 (-426) 2023/10/01(Sun) 20:34:03 |
ニコロは、幸福の為に、これからも歩き続ける事を決めた。 (a54) 2023/10/01(Sun) 20:52:16 |
ニコロは、月桂樹の花を、ゴミ箱へと捨てた。 (a55) 2023/10/01(Sun) 20:52:59 |
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