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【人】 月迦嶺鬼……まだこの山を二人で巡ってなかったな 一緒に……といいたいところだが 今は駄目だ その後ならいつでも案内しよう 何もない山だが、それはこれから…… これから────だ (0) 2023/01/19(Thu) 21:30:26 |
【人】 月迦嶺鬼[ ────これから甦るのだ。 その山を二人で巡りたい。 春には花が咲き 夏には緑が生い茂る 秋には紅葉が落ちて焚き火が出来る 冬は一面銀世界 そんな山に戻る。 二人ならそれが可能だと思い始めていた。 ] (1) 2023/01/19(Thu) 21:30:38 |
【人】 月迦嶺鬼[ その笑いはやめろとでもいうように 苦笑いの表情の口元へもう片方の手をやり 口の形を変えようとした。 それで少しは歪んだ顔になれば。 ] 次は笑顔で迎えてもらおうか ……言ったであろう 我はそなたを置いていくことはせぬよ 不安げな表情を苦笑いに変えて……。 もう少し、心が触れ合えれば 何もかもを伝えられただろうか。 心を通わし分かち合うのは これからだったというのに。 ] (3) 2023/01/19(Thu) 21:31:17 |
【雲】 月迦嶺鬼[ 吹雪を起こし、松明の灯りを消していく。 みつきが守った命ならば 己が散らしてはならぬと加減をした。 ─────それが人に反撃の機会を与えた。 ] (D1) 2023/01/19(Thu) 21:32:23 |
【赤】 銀[ その人間達の目は虚ろ。 ほとんどが白目を向いていました。 まるで、操られているかのように……。 村の人間は使い捨てということでしょうか。 お可哀想に。 ただ松明を持ち前進する屍のような人形。 人間の中に呪術を使う者でもいたのでしょう。 呪術。まじない。 我らに一矢報いる唯一の方法。 ”破魔の矢” 人間を盾に鬼目掛けて放たれた。 人を目眩しにして、 人を貫きながら 何本も、何十本も矢が鬼に刺さっていく。 ] (*0) 2023/01/19(Thu) 21:36:47 |
【雲】 月迦嶺鬼ぐっ…… よもやここまで力があったとは [ 矢が刺さった場所が再生しない。 力が弱くなったとはいえ 人間に痛みを与えられるとは考えていなかった。 ] (D2) 2023/01/19(Thu) 21:40:45 |
【赤】 銀[ それは鬼の強がりだったのか 本当のことだったのか 今となっては解らぬこと。 余裕の笑みを崩さない鬼は まだ帰れると思っていたのでしょう。 すぐに帰ると約束した場所へ。 ]** (*1) 2023/01/19(Thu) 21:41:38 |
【独】 月迦嶺鬼/* ピンチになってみた 余裕そうだけど……! ほら、みつきくん来るっていうから……!!! 格好良い所見せておかないとって!! (格好良いか?? (-0) 2023/01/19(Thu) 21:43:00 |
【赤】 神立[ あの御方ほどに慈悲があるわけがない。 あの鳥ほどに割り切れるわけでもない。 逃げることを許すと言いながらその実 選択を放棄しているだけだと はじめから気がついていた。 ] (*2) 2023/01/19(Thu) 22:16:43 |
【赤】 神立[ お前に想像付けられたとするのなら そいつは気が滅入ってならないことよ。 こんな無様な面々だもの ] ………ちぃ、っ 気が悪い。 人の足は鈍いな 苛立たせてくれる [ 下っていく人の気を感覚で追いかけては その鈍さにゆらゆらと尻尾を揺らし 未だ苛立った様子を見せ。 どうして吾はこんなことをしているのだろうかと 等しくもう1人の吾が首を傾げる。 巫子に罪はない。人に×は××。 狐に××はない。人に××は──。 ]* (*3) 2023/01/19(Thu) 22:17:15 |
【人】 神立自ら………ですか それは、それは [ 従順なのがまた気に食わんなぁ という顔で──面の下だが── ぱたりと尻尾を止めた。 すぐにピーチクパーチク囀る鳥と 一緒にされては困る。 泣き真似はすぐにはやめないが、おいおい。 ] (5) 2023/01/19(Thu) 22:17:36 |
【人】 神立誰かのお陰でよく耳には届くもので ………寂しい、のですかね あぁ、まあ、勿論 巫子が突然従順になったら 猜疑心くらいは抱きたくなるでしょう ……桜、は 見れることを祈っております (6) 2023/01/19(Thu) 22:18:08 |
【人】 神立[ 野狐ではなかった頃のことを ふと思い返して首を振った。 その巫子も一緒に。 喉まででかかった言葉を柄でもないと飲み込んで 色褪せた桜を想い目を瞑る。 ] (7) 2023/01/19(Thu) 22:18:44 |
【人】 神立要りませんよ 吾は生涯貴方様以外に 心を砕く気はありませんから ……吉報はこの狐、いつまでもお待ちしております [ 山を降りた元巫子達がどうなったのか。 上手く生き延びているやもしれんし その逆もまた然り。 その行く末を知っているのは、 ただ一匹の狐。 ]* (8) 2023/01/19(Thu) 22:19:10 |
【人】 神立 …急に出てくるな 神出鬼没か貴様 呼んでいない、偶偶お前の名を呟いただけだ [ この鳥相手に空で撒こうと すること自体が分が悪い。 ぴたりと足を一度止めれば 一応追いやるように手を仰いだ。 ] (9) 2023/01/19(Thu) 22:19:51 |
【人】 神立お前が流したのだろう?新しい巫子の話 すぐ耳に入ってきた 全くおしゃべりな鳥よな [ 自らの噂好きを棚にあげて ほいほいと手をふってみせる 八つ当たりするなという言葉は 聞き流しながら。 ] (10) 2023/01/19(Thu) 22:20:16 |
【人】 神立…まあいい そういえば あまり吾の領域内に立ち入るなよ 、銀吾とて何も知らない訳では無いのだから 会いに来るのなら今みたく現れておけ 知らんうちに覗かれるのは好かん (11) 2023/01/19(Thu) 22:21:08 |
【人】 神立[ お前とも長い付き合いだが こうして面と向かって言ったことは あったんだか、なかったんだか。 いつだかの日、 白い羽が落ちていたことを思い出して、今日。 ]** (12) 2023/01/19(Thu) 22:21:48 |
【人】 御供三樹………わかりました [ あともう少し、あなたと心を通わせられていたのなら こんなにも心苦しくなることはなかったでしょうか あともう少し、…もう少し。 時間があったのなら、─── ] (13) 2023/01/21(Sat) 13:58:20 |
【人】 御供三樹…笑顔になりますから 代わりにもっていってください、 どうか 少しでも [ 口元を歪ませたあなたの手に手を添えて 握れば一度目を伏せて。 すぅ、と息を吐き触れるだけの口付けを。 祈るように 予感を拒むように 身体だけを触れ合わせた ] (14) 2023/01/21(Sat) 13:58:53 |
【雲】 御供三樹[ 守った、つもりはなかった おごりでなく、ただ、行けと言われたから。 それが村の為になることは知っていても、 何も持たない自分にとっては 最後のよすがであったのだから。 今、どちらかを選べと言われたなら そんな心積りはとうにできていた。 ] (D4) 2023/01/21(Sat) 13:59:22 |
【雲】 御供三樹嶺鬼さま………どうか、 [ 命を奪わずに争いごとをおさめようなどと 無謀で考えのないことは云いません 禁忌を犯したのは人の方だとしても 私が守ったとなれば優しいあなたは 加減してくださると どこかで確信を持ってしまっているから 何人も生贄を差し出してきた程の村人が 禁忌を犯すなど心が狂っている以外にありえないと 薄れかけた顔と声を思い出して思うから 私は、なによりあなたに無事でいてほしいのに ] (D5) 2023/01/21(Sat) 14:00:01 |
【雲】 御供三樹[ 山の麓は昔よく歩いていても こちら側はろくに歩いたこともない 見つからないように 暗い山道を駆け下りていく ] …………ッッ、! [ 草木に引っかかって頬が、足元が切れ 赤い筋を垂らしても尚 待っていた時間を取り戻すように走った。 ] (D7) 2023/01/21(Sat) 14:01:18 |
【雲】 御供三樹痛くない、 痛く、ない…痛くない… [ 蹲ってしまいたくなる気を抑え 手がかりを探して山を下った しばらくすればぼんやりと灯る たいまつの群れを見つけて立ち止まる ] (D8) 2023/01/21(Sat) 14:01:48 |
【雲】 御供三樹[ 鬼に向かって叫ぶ人間たち 今にも山を焼かんとする火がゆらめき 視界を何本もの矢が横切った。 ] あ、…………… [ ぐらりと視界が歪んだ気がした。 土を踏みしめて駆け出す。 ] (D9) 2023/01/21(Sat) 14:02:10 |
【雲】 御供三樹[ 破魔の矢が何十本も突き刺さるのを 遠くから見ているしか出来なかった 平気なはずがないのに 力も何も持たない自分に一体何ができるだろう それを考える前に足が動いて、 たいまつを持った人の群れの中へ飛び込むよう 破魔の矢を放つ呪術師の目の前に。 ] (D10) 2023/01/21(Sat) 14:02:57 |
【雲】 御供三樹 やめ、っ!!! 撃たないで、 鬼様が何をしたというのですか! 贄の私は生きております 村に何かすることもありませんでしたでしょう どうか、 (D11) 2023/01/21(Sat) 14:03:50 |
【雲】 御供三樹ぁ、………りょうき、さま ごめんなさい ごめんなさい…どうか 守らなくていいのです 人など 愚かな生き物で 恩を仇で返すしか出来ない 村人たちは …私も、 だから、 (D15) 2023/01/21(Sat) 14:06:14 |
【独】 月迦嶺鬼/* 置いていかないでっていうのに 自分ごと殺せって言われました なるほど一緒に死ぬということか(???) えーーんここで鬼がなんかすると転生云々が!ってなるけど 無理じゃん・・・助けたくなるってのが鬼心ってやつで (-11) 2023/01/21(Sat) 14:56:17 |
【雲】 月迦嶺鬼 今までは我が犠牲になれば解決した [ 神格を自ら手放した時も 鬼と成り気が変化しようとも己は己だ。 神気が妖気となろうとも 体に取り込まれればそれは同じ。 ] (D20) 2023/01/22(Sun) 12:16:48 |
【雲】 月迦嶺鬼[ だが、なんだこの状況は…… この惨状はどうした。 全ては力だったのだ 力さえ衰えなければ こんな人間共にやられることもなかった。 神は自然は本来契りなどはしない。 だが天災によって人間が苦しむのならと 契などをして人間を信じた結果がこれだ。 生き物は共存出来ると信じていた。 それはまやかしに過ぎなかったということだ。 ] (D21) 2023/01/22(Sun) 12:16:52 |
【雲】 月迦嶺鬼[ 人間は欲深い、愚かで、儚い。 悪い者だけではないと知っていた。 山のことを気にかけてくれる者。 みつきのような者だっている。 ] (D22) 2023/01/22(Sun) 12:16:56 |
【雲】 月迦嶺鬼みつき、言いつけを守らない悪い子だ [ この状況で笑える”己”がわからない。 余裕を見せるためか、 みつきを安心させたいが為か。 きっとその顔はいつもと同じだっただろう。 ] こんなところまで来て 我にそこまで会いたかったのか? [ だが今の我は鬼だ。 このいつもと変わらぬ顔が 嬉しそうにしているその姿が より狂気滲みて見えるのかもしれない。 ] (D24) 2023/01/22(Sun) 12:38:02 |
【雲】 月迦嶺鬼我が巫子を守るのが鬼の務め だが…… みつきを巫子を誰かに殺められるぐらいなら 我がこの手を血で染めよう [ 本来、守るべきだった血を自ら浴びよう。 ] (D25) 2023/01/22(Sun) 12:38:18 |
【秘】 月迦嶺鬼 → 御供三樹[ みつきへと近付き 包み込むように抱きしめ その口を塞いだ。 これは生気をもらうためではなく ただ想いを伝えるための口付けだった。 ] (-15) 2023/01/22(Sun) 12:38:41 |
【秘】 月迦嶺鬼 → 御供三樹謝るな そなたは立派な巫子であった 誰にもそなたを渡したくはない その命さえも 人間は憎いな、守るべき価値のないモノだった そなたの言う通りだ (-16) 2023/01/22(Sun) 12:38:50 |
【秘】 月迦嶺鬼 → 御供三樹みつき、 みつき 済まぬな、そなたを守れなかった [ 頬の怪我に手を振れれば その傷は治り傷跡もなくなる>>D7 足元も切れ、寒く凍りかけている。 傷を治し暖かさを戻す。 己の最期の力はみつきに使いたかった。 ] (-17) 2023/01/22(Sun) 12:39:04 |
【雲】 月迦嶺鬼これから迎えるのが死だとしても 綺麗な姿のままで [ 再び唇を合わせ今度は 気を失うくらいの生気を奪い取る。 それとほぼ同時に矢が放たれた。 抱き締めたみつきを庇うように 背を矢面へと向けても。 ーーー ーー→ みつきの様子はどうだっただろう。 目がかすみはじめる。 二人を繋いでるのは、貫いた矢があるからだ。 ] (D27) 2023/01/22(Sun) 12:40:06 |
【雲】 月迦嶺鬼我は死なぬ そなたを置いていきはせぬ だがみつきを殺したのは我だ [ 抱き締めていた力は抜け それでも彼の体温が失っていくことがわかる。 やがて命の鼓動を感じなくなった時。 山に怒号が響いた。 大地を揺るがすほどの大きさに 近くにいた人間ならば 鼓膜は破れ血が噴き出すだろう。 ] (D28) 2023/01/22(Sun) 12:43:45 |
【雲】 月迦嶺鬼[ 山が唸る。穢された怒りで。 音もなく、人間の首が一つ飛んだ 鬼の近くにいた人間だ。 血が噴水のように噴き上がる。 真っ赤な鮮血が松明の灯りと一緒に落ちる。 また一つ。ぽとり、ぽとりと落ちていく。 操られている人間は無反応だ。 だが赤い華は次々に咲いていく。 恐怖もなく死を迎えられたのはそこまでだろう。 次の瞬間”かまいたち”が人間を切り刻む。 四肢がバラバラになっても意識がある人間の 頭を踏み潰す。 ] (D29) 2023/01/22(Sun) 12:43:56 |
【雲】 月迦嶺鬼[ 己の巫子を抱えたまま 矢に貫かれたままの二人。 鬼は立ち上がり歩き出す。 松明の火は消えることなく人間の手から離れ 山に火がついた。 辺りは炎で明るく灯され その炎の中を歩く鬼、逃げる人間を映し出す。 ] (D30) 2023/01/22(Sun) 12:44:08 |
【雲】 月迦嶺鬼この地に、この山に人間はいらん 足を踏み入れた者すべてを許さぬ [ 人間側も反撃し、破魔の矢を放つも 今の鬼には届かない。 我先にと馬に乗って逃げる人間の首を 指を少し動かして 刎ねた。 ] (D32) 2023/01/22(Sun) 12:46:23 |
【雲】 月迦嶺鬼 人間とは脆く弱い 指を少し動かすだけで死んでしまうではないか ハハッ、ハハハ……! 楽しいなァ 人間などただの肉塊だ [ 炎が山を 赫 く染めるやがて人間全てを惨殺した鬼は ふらふらと壊れた祭壇へと向かう。 ]* (D33) 2023/01/22(Sun) 12:46:27 |
【雲】 月迦嶺鬼 ── 祭壇 ── みつき そなたと初めて会った場所だ 此処は祭壇。儀式の場 さあ、我が巫子よ。お別れだ そなたの魂、山にもくれてやらぬ (D34) 2023/01/22(Sun) 19:03:51 |
【雲】 月迦嶺鬼 我、月迦嶺鬼の名のもとに この御魂を輪廻へ還す 豊葦原の千五百秋の瑞穂の国 万劫末代の末 賽来するその時まで 我の記憶の一部を以て その御魂を守り清め穢れを払おう (D35) 2023/01/22(Sun) 19:04:07 |
【雲】 月迦嶺鬼[ みつきの体に手を翳し、魂を浮かび上がらせる。 その魂は小さく尽きようとしていた。 出来るだけの力をその魂に込める。 記憶と心の一部を込めれば 消えそうな魂は眩く輝き、 そして 空へと昇り溶けていった。 ] (D36) 2023/01/22(Sun) 19:04:19 |
【雲】 月迦嶺鬼ぐ あ゙っ…… ふっ、 ゔ……( 心の一部を渡した。 直に自我すら保てなくなり 修羅となるだろう。 憎しみのまま山を滅ぼすか 人を根絶やしするか いづれにせよ、我の意志はここまでだ。 ) (D37) 2023/01/22(Sun) 19:05:09 |
【秘】 月迦嶺鬼 → 御供三樹[ 一方的な深い口付け、 魂の抜けたその体に触れていく。 熱の感じぬその体に己の痕をつけ、 最後にその体を貪った。 骨も肉も。 己の口が赫く滲んでも 血を啜り、肉を噛み、骨を砕いた。 その姿は人を喰らう鬼そのもの。 援護に駆けつけた人間がみたのは 人を食べ、修羅となった悪鬼 恐怖に叫び声を上げ逃げる人間を 人睨みすればその人間の頭は破裂し 時を遅くして頭を失った体は数歩移動し倒れる。 ] (-23) 2023/01/22(Sun) 19:08:06 |
(n0) 2023/01/22(Sun) 19:09:05 |
(n1) 2023/01/22(Sun) 19:09:28 |
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