68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
| 【ソロール】
物心がついた時には、貧富の波に呑まれていた。 少年は、奪わなければ生きることも出来ず、 故に、死に物狂いで生きるために盗みを働いた。
少年は、諦めるのが得意だった。 そんな少年が初めて『救い』を見たのは5年前。 盗んだ荷物の中、 古びた本を眺めていた時のことだった。 少年は文字が読めない。 そんな少年に、声をかけた者がいた。
そいつは、自分のことを【兄さん】と呼べと 少年に言った。
▷ (18) 2021/04/30(Fri) 0:21:46 |
| >>18 続き 【兄さん】に連れられた先、 ギルド『silly billy』で少年は読み書きを教わった。 奪わずとも、食事を与えられる日々を得た。 少年は、新たな日々を得た。 生きるために、盗みを働く日々は終わるはずだった。 仲間の証と【秘術】を教わり、それで満たされた。 でも、こんな自分を拾ってくれたのは、 一体どうしてなのだろう? その疑問は、すぐに明らかになる。 「なぁカウス、【宝物庫】に仕事だ。 預かってもらいたいモンがある。 余計な詮索はするんじゃねぇ。分かるだろォ?」 少年は聡かった。そうでなければ幸せだったろう。 渡された宝石が、一体どのようなものなのか理解した。 どうして【兄さん】が自分を拾ったのか。 どうして【秘術】を教えてくれたのか。 どうして、仲間と呼んでくれたのか。 それらも同時に、全て、理解した。 ▷ (21) 2021/04/30(Fri) 0:23:03 |
| >>21 続き そうして、生まれて初めての 少年の『救い』は呆気なく砕かれた。 人から奪わなくても食べていけると喜んで食べた 食事は誰かから奪った盗品を元手にしていた。 文字を教えたのも【秘術】を教えたのも、 都合のいい手駒として使役するためだった。 (俺の人生は、そういう風にできてんだな) 少年は、己の人生を諦めた。 【秘術】なんてものを教えられた自分が裏切った時、 口封じされるのは目に見えていた。 少年は拾われた時に、 そして【秘術】を教わったあの時に詰んでいたのだ。 少年は、本を見ることが多くなった。 ギルドに拾われた時から持っていた古びた本は、 【錬金術】について書かれたものだった。 石を金に変える術。本を捲る度、思ったものだ。 (こんな術があれば、俺も) こんなギルドに頼らずとも生きていけただろう。 今となっては、もう遅い。 少年の【夢】は、芽吹く前に潰えたのだ。 ▷ (22) 2021/04/30(Fri) 0:24:09 |
| >>22 続き 近いうち、ギルド会合なるものが開かれると 少年は【兄さん】に伝えられる。 会合に参加して欲しい。 そして、ギルドに有利な情報を集めてこい、と。 夢も希望も救いも持たず、手駒として少年は頷いた。 そうして【宝物庫】の中身を全て 置いていくよう要請されると勘づくものだ。 (ああ、俺もうすぐ死ぬんだな) それでも少年は構わなかった。 もうとっくに、いつでも死ぬ覚悟はできていた。 そうして少年は、レムノスを訪れる。 与えられた使命は3つ。 ひとつ。 各ギルドから、可能な限り【宝物】の情報を集めること。 ひとつ。 有益な取引先となり得る『等価交換』と縁を作ること。 ひとつ。 『silly billy』を嗅ぎ回る、目障りな騎士の弱みを握ること。 これが少年に与えられた『設定』──前日譚である。 (25) 2021/04/30(Fri) 0:25:42 |
| 「……あー、終わった。終わった? マジ?」 疑心である。 少年は溜め息をついた。 疲労からか心労からか、脱力感が拭えない。 「そうだ。ハマル、ルヘナ。 探しいって……謝んないと。 超イヤ 」 足取りは、テストが終わった後も重い。 (27) 2021/04/30(Fri) 0:29:06 |
| >>30 ハマル 「……おはよ」 重い足取りで向かったのは、まずあなたの元だった。 気まずそうに視線を逸らしながら、 聞いてはいけない寝言を聞いたような気になって 軽く頭を掻いてる。 五体満足、ショルダーバッグも共にある。 そこにいるのは、あなたの知る少年である。 (34) 2021/04/30(Fri) 8:59:16 |
| >>20 ルヘナ 「……よぉ」 非常〜〜〜〜ッに気まずそうな顔の少年 が あなたの元へやってくる。 「………」 うには今日は大人しい。 よく回っていた舌もこの通りだ。沙汰を待っている。 (36) 2021/04/30(Fri) 9:53:45 |
| >>37 ハマル 「 うわッッ 」 驚いた。少年は突進を受け入れる。 「あ、アンタなぁ……」 何を突然、だとか言いたいことはいくらでもある。 けれどそれより先に言わねばならないことが あったように思えた。 「 ……悪かったよ。その、結局置いてってさ 」 あなたは自分を責めないだろう。 何となく、そんな気がして先手を取った。 (39) 2021/04/30(Fri) 10:12:11 |
| >>43 ルヘナ 「 は!? なんでパン── 」 少年はわしゃわしゃされた。 僅かに見えたあなたの破顔につい諸々と 考えてしまったものだが どうでもよくなってきた。 「 」 振り払う。そして数歩離れた。 威嚇するように睨みつける。 今日の少年は警戒心の強いねこかもしれない。 (58) 2021/04/30(Fri) 13:48:29 |
| >>46 ハマル 「……違うよ、ハマル。 、、、、、、、、、、 俺、正しくなんてなかった」 小声で呟く。 あなたの言葉を聞いて、よりそう思えた。 「ホントに正しかったなら、 アンタをひとりにしないべきだった。 俺はアンタを蔑ろにして、俺のワガママを 貫くためにブラキウムのとこに行った。 ……やっぱり俺は、アンタを騙してたんだ」 (59) 2021/04/30(Fri) 13:56:09 |
| >>61 ルヘナ 「食べねーよ! 約束したのパンじゃねーし。 大体なんでパン? 」 からかわれている。そう認識した。 オヨヨしてるし。 あなたは少年をからかうのが上手い。 「何でって、 そりゃ………… 」 しかしすぐに消沈した。 何しに来たかなんて、明白であるのに 何となく素直になりづらい。 「 ………謝りに 」 少年は小さく言って、そっぽを向いた。 (85) 2021/04/30(Fri) 19:50:52 |
| >>62 ハマル 「へっ……」 大きな声に驚いた。 あなたは少年の前で、 こんな大きな声を出したことがあっただろうか。 「た、頼れって、……だって」 尻すぼむ。頼っていないつもりなんて、 少年にはなかった。 ブラキウムにも言ったのだ。少年は、あなたたちを── 「……俺が、ブラキウムを止めてる間に、 アンタたちが犯人たちのこと止めてくれる。 俺、それを信じてたから……」 しかし、少年が自分の事情を伝えなかったことも、 ブラキウムやキューのことを あなたに伝えなかったのも事実である。 「……ごめん」 謝ってばかりだ。少年は思う。 (87) 2021/04/30(Fri) 19:56:28 |
| 「……ブラキウム」 声が聞こえた >>83気がして、そちらを見る。 ──ああ、元気そうだ。 自分は結局何も出来なかった。 少年はそれを痛感している。 だからこそ、かける言葉を持ち合わせない。 きっとあなたにも謝らなければならないのに 少年はその勇気を持てずにいる。 「……よかった」 目を伏せて、小さく言ちた。 (88) 2021/04/30(Fri) 20:20:17 |
| (ハマルだろ、ルヘナだろ、 あとヌンキとメレフにも会って…… キュー……ブラキは元気そうだから…… 俺もしかして会わなきゃいけない人多くない? ) 少年は頭を抱えていた。 (91) 2021/04/30(Fri) 22:03:42 |
| (a34) 2021/04/30(Fri) 22:07:00 |
| >>92 ブラキウム 「 !? えちょ、まっ ブラキ── ぅえッ 」 パイを食べていたと思ってたので油断していた。 飛びつかれると固まる辺り、ゲーム中と変わらない。 「いや待って、 何でってだって、だってアンタああでもしないと 止まらないと思ったから……」 「……もう、平気そうだな」 安心した、と息を吐く。 ただ負い目を感じるものだから、 観念したとばかりに無抵抗でいることにした。 (94) 2021/04/30(Fri) 22:44:48 |
| >>@6 メサ 「そう? 全員疑ってかかんないと。 一枚岩じゃないって 言ったのはアンタだろ、メサ」 肩をすくめた。 自分より勘は良さそうに思えていたのに。 見込み違いだったのかもしれない。 「他にやることなくなったからやってただけだよ。 あと他にやるやついなかったし。 これからは──」 考える様子。斜め上を見た。 「……どうしよっかな。 『生きよう』と思ってるけど。 それくらいしか考えてないや」 (97) 2021/04/30(Fri) 23:01:37 |
| >>98 カウス 「小魚は知らねーよ。ざまあみろ」 まず悪態をついた。 戻ってこい、自分のペース。 「ほら。アレ。俺昨日いなかったろ。 このクソみたいなゲームに負けて死んでたんだけど。 でもアンタは 約束した覚えもないのに 毎日小魚持ってくるようなやつだからな。 ……『また明日』って俺言ったから、 ミルクティー用意して待ってたんじゃねーかなって」 どうにか皮肉を混じえつつ、心境を吐露する。 気まずい。少年の視線はあちこちへと左右する。 (101) 2021/04/30(Fri) 23:16:41 |
NIA[NPC]<β>
そのアカウントはサルガスに発見された。
現実の自分を忘れて、けれど。――変わることは許されなかった。
意地っ張りで、捻くれてて、可愛くない性格。
冷めた顔立ち。ひょろりと細い手足。印象より高い身長。
いっときだけでも捨ててしまいたかったそれらを、すべて抱えたまま。
この世界に、生きることになる。
NIA[NPC]<β>★
少女は他のプレイヤー同様、『課題』を与えられた。
ロール名、「餓狼」
。
強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。餓えた獣。人殺しの役割。
少女は殺人鬼へと成り果てた。
NIA[NPC]<β>★村人
最後に、表向きの肩書き「村人」をぺたりと貼り付けて。
これで「村人 ニア」の完成。
(→)
| >>@7 メサ 「あ、そ。 俺もアンタのことは疑ってなかったけどね。 余計な小細工出来るやつに見えないし」 それこそあなたの言った通り、 あの『悪趣味な痕』なんてものをつけるようにも 見えなかった。 まあ、あれは犯人の仕業じゃなかったのだが。 「 ほんとバカだな。 また足元掬われるよ? ……なんてね。 俺もさ、まあいつ死んでもいいやって思ってたけど 少しはその気出てきたよ。 意外と、生きてたらいいことあるのかも、ってね」 (108) 2021/04/30(Fri) 23:33:26 |
| >>104 ハマル 「……うん。俺、よく分かったからさ。 俺一人じゃ結局、何も出来なかった」 出来たことといえば、後悔くらいのものだ。 あなたたちを残した後悔。 約束を、果たせなかった後悔。 やはり死は救いではなかったと少年は思う。 「応えたよ。寧ろそれ以上だ。 俺には出来なかったことをアンタたちはやった。 ……キューを助けてくれた。 感謝してる、本当に。 信じてよかったって思うよ。アンタたちのこと」 結果としてブラキウムも救われた。 少年の後悔は全て、 今はきれいさっぱり消え失せたのだ。 (110) 2021/04/30(Fri) 23:40:57 |
| >>112 ルヘナ 「……望んじゃねーよ。望んだことなんかなかった。 いつ死んでもいいとは、思ってたけど……でも」 あの日の気持ちを少年は忘れない。 生きたいとそう望んだから、 だから明日への約束を口にした。 結果、裏切ることになったのは あなたの言う通り後悔そのものだ。 「今は、『生きたい』って思うよ。それが俺の望み。 だからさ──紅茶、もらおうか。 一日遅刻したけどさ、それくらい許してくれるんだろ。 『ルヘナ様』とやらはさ」 肩を竦めた。 許してくれて、ありがとう。 あなたに対し、素直な言葉は不要だと思った。 (121) 2021/05/01(Sat) 0:11:09 |
| >>@8 メサ 「褒めてる褒めてる。 でなきゃ忠告なんかしないって」 本当だろうか。 少年は皮肉屋である。そして嘘つきである。 真実は少年のみが知ればいい。 「言ったね? 気をつけてよね。 でもそっか。……大人になったら、 そーいうこともできるようになるんだよな」 少しだけ、考えてみた。 自分の手で稼いだお金で、好きなものを食べて、 好きなものを買う。 誰に気を使うことも、邪魔をされることもない。 「……楽しそうだね、そーいうの」 少年は、知らずのうちに僅かに笑った。 (124) 2021/05/01(Sat) 0:19:18 |
| >>122 ハマル 「うん。アンタはずっとそう言ってた。 俺よりきっと、アンタのが立派だよ」 ひとりは寂しいとあなたは言った。 けれど寂しいだけではない。 ひとりでできることはたかが知れている。 ひとりを恐れるあなただからこそ、 この結末へと辿り着けたのだと素直に思う。 「ハイハイ。信用させてもらいますよ。 アンタも、……あんなことなったけどさ、 俺の事信じてくれる?」 あなたの前ではつい頬が緩む。 そろそろ少年は自覚していた。 「俺、──今度こそ、『生きて』みせるよ」 少年は、そう、照れるように笑った。 (127) 2021/05/01(Sat) 0:29:04 |
| >>@9 メサ (大丈夫かなマジで) 即答に少年はまた心配をした。 少しは人を疑って欲しい。 無理そう。 「そっか……うん。覚えとく。そんでさ、 早く大人になってアンタみたいに楽しく生きる。 ……取り敢えず、それを目標にしようかな」 何をすれば楽しいか、少年は未だ知らない。 いつ死んでもいい無敵の人であったが、 今は未来を夢見る人である。 あの日、初めてあなたと話した日、 あなたの真っ直ぐな姿に焦がれた。 今は、ただ焦がれるだけでなく目指すことも出来るのだ。 『生きて』さえいれば。 それに少年は気づくことができた。 (137) 2021/05/01(Sat) 1:00:02 |
| >>134 ルヘナ 「……初めて、ね」 そうかもしれない。 厨房へ向かう背を追いながら思う。 会議室で騒音を放った時から気に食わない あなたであったけど、 少しだけ分かり合えるような気がした。 あなたが戻り、テーブルにつくと 畏まった様子もなく自然体に紅茶を待つ。 「……ソレ、子供扱い。 大丈夫だよ、これくらい……熱っ」 意地のようにカップに口をつけ、すぐ離す。 ……格好つかない。 少年は吐息で、冷めるようにと紅茶を撫ぜた。 (142) 2021/05/01(Sat) 1:10:59 |
| >>146 ルヘナ 「ちぇ。ミルク、ね」 今更であるが、少年は牛乳が嫌いである。 しかしミルクティーのおいしさをあなたに教えられた。 ミルクを凝視し、逡巡の後紅茶に落とした。 塩梅はよくわからないから少しだけ。 その辺りはきっと無知な少年よりあなたの方が詳しい。 「話? アンタが? ……いいけど、何?」 カップの中を白に濁らせながら、少年は尋ねる。 (150) 2021/05/01(Sat) 1:49:36 |
| >>151 ハマル 「──おう! 大丈夫、もうヘマはしない」 少年は学習したのだ。 一人で抱え込むから失敗する。 みんなと悩みを分かち合えば、 不可能に見えた困難も打ち破ることが出来る。 「だから、これからもよろしくな」 少年はやっぱり、そう笑っていた。 いつか、どこかのベッドの上で、夢見た景色がある。 死ぬことに怯えず、生きることを疑わず、 ただ明日なにをするか、1か月後、1年後の約束を 楽しみに生きるのだ。
そんな【夢】を叶えたいと、 少年は今ならば、心からそう思えるのだった。 (154) 2021/05/01(Sat) 2:07:32 |
| >>153 ブラキウム 「 い゛っ…… 」 苦しいと、言葉にするのは野暮だろう。 空気を読んだというよりは、無抵抗を貫いただけで あったが──その抱擁から、 あなたの気持ちが伝わるように思う。 「……え、」 そうして解放された後、 あなたの謝罪に目を丸くする。 謝ることこそあっても、謝られることなんて ないと思っていたから。 「いいのに……。ブラキウムのせいじゃないだろ。 寧ろ、嫌なもん見たろ。 アンタはみんなを守りたかったのに」 結果、あなたは少年もゲイザーも 守ることができなかった。 あなたの『守る』を守りたかった少年であったが 残したものはきっと無念だけだ。 そう、理解している。 (155) 2021/05/01(Sat) 2:18:02 |
サブイベントNo.XX
『パルテノスの悪魔』
あの最近有名になり始めた
パルテノスって役者が集まってるギルド
なにやら魔獣がいるって噂らしい。
……調査してくれないか?
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る