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【墓】 瑞野 那岐[欲しいと願えば、応えてくれる。 小さく落とされた言葉に、とくんと胸が高鳴った。 焦れるみたいに引き裂かれるパッケージが、 ゴミ箱に投げ入れるのも惜しいと、足元に落とされて。 そそり勃った刀身が薄膜に包み込まれていく。 食 べられる、そう思ったのはこれで、二度目。 顔を上げた彼の瞳が欲望にギラついていて。 その火照りの強さに目を奪われた。 余裕もなく、足を開かされて秘部へと猛りを充てがわれ。 触れて、直接その熱さを知って。] ……ぅッ、 ……く、 [指とは違う大きさのものが、性急に押し入っている。] (+0) 2023/03/25(Sat) 1:34:56 |
【墓】 瑞野 那岐[力を抜かないと、と思うのに。 大きさの違いにさすがに受け入れる場所が、 ぴり、と痛むような感覚がある。 息を詰めて、吐いて。唇を噛んで、解いて。] ……っ、ぅ、 ぁ゛ッ…… [堪えきれずに濁った声が混じってしまう。 くるしい、いたい、おおきい、こわい。 かんじたい、もっと、おくまで、のんで。 ぱた、と彼の髪から汗が滴って頬を濡らす。 自身も苦しいけれど、もとより受け入れる場所として 出来ていないその狭い場所に割り入っていくのも、 酷く、苦しいだろうと感じたなら。] ……は、 ぁッ ……、 [息を吐き出して、肩を握りしめる力を緩め。 その隙きを見計らうかのように、押し込まれる昂りに ぶる、と吐息を震わせてしまう。] (+1) 2023/03/25(Sat) 1:35:47 |
【墓】 瑞野 那岐[力を抜いて、背に爪を立てて、息を吐いて。 そう何度か繰り返す頃には、目尻に溜まった涙が零れていた。 辛そうな声が耳を擽って、上がった息が肌に掛かる。 俺も肩で息をしながら、下腹の圧迫感に少し慣れた頃。 入った、と囁く声に気づいて。] ……ン、ッ …… [余裕もなく、浅く首を揺らして頷きを返した。 今、動かれたら内蔵が飛び出しそうだ。 くるしい 、けれど。どこか、微かに湧き上がってくる 幸福感 。腰と腰を密着させて、彼との隙間がゼロになる。] (+2) 2023/03/25(Sat) 1:37:13 |
【墓】 瑞野 那岐[気持ちいい、とは素直には言えない。 だけど。 唇にふりかかるように落とされた告白。 そこには 黒 にも似た、深い色の愛 しさと欲が覗いたから。]…… ッ、 …… [たったそれだけのことでぶわりとまた熱が上がって。 腰元からぞくぞくと快感が駆け上がってくる。] (+3) 2023/03/25(Sat) 1:39:03 |
【墓】 瑞野 那岐[ゆっくりこちらが落ち着くまで十分なぐらい、 余裕はあったはずなのに。 緩やかに彼の腰がスライドしたら、窮屈な場所が ズ、と抜け落ちていく硬さが内壁を擦る。] ……ンッ、ぅ、 あッ、 まだ、動い……ぁっ、 [ローションの力を借りて狭路でも滑らかに動くそれが、 抜かれて、また押し入ってくる。 僅かな焦りと、怖れを吹き飛ばしていくみたいに、 律動は、次第に速められていって、言葉が途切れて。] は、ぅッ、……ぁ、ッ……、 は ……[彼を笑う余裕など、こちらもない。 くるしいの奥に、密かに眠っている快感を掘り起こされていく。] (+4) 2023/03/25(Sat) 1:39:54 |
【墓】 瑞野 那岐[彼が腰をスライドさせる度に、濁った声が零れて。 とても可愛いなんて言えない、男の低い声。 どうか、そんな姿や声を聞いても萎れないで欲しい。 その昂りはまだ、感じられているから、ホっとしながら。 色香の漂う、溜息に。思わず唇に視線が向く。 彼をこんな顔にさせたのは自分なのだと思えば、 少し優越感も感じながら、ようやくそこで。 微かに、笑う余裕も出来ただろうか。] ……いい、からッ、 おれで、 きもち、よく、なって……? [涙を浮かべながら、もう一度。手を伸ばして。 恋人みたいにあまく、手を繋ぎ合えば。 そこには満たされていく気持ちしかなくて。] (+5) 2023/03/25(Sat) 1:41:09 |
【墓】 高野 景斗[ 指を飲み込むくらいに解れたとしても それより遥かに大きいものを難なく受け入れられる とは到底思えない。 それでも欲してくれる。 大事にしたい、優しくしたい 乱暴に覚え込ませたい、ほかのだれとも できなくなってしまうくらい。 痛みで与えるのではなく、 幸せで、快楽で。 僅かな焦りが、判断力を鈍らせて、 想定より性急に押し入ってしまうと、 痛みを感じたのか、息を詰めて、濁った声が 耳に届く。 言葉で力を抜くことができていれば 苦労しないだろう。 ぽたりと落ちた汗を拭うように 頬を撫でて。 ] (+6) 2023/03/25(Sat) 2:41:58 |
【墓】 高野 景斗[ 息を吐いたところを見計らって、 もう少し進むか、それとも――。 迷ううちに、肩をつかむ手の力が 緩められて。 ――もう、食いちぎられてもいいな なんて非現実的なことを、空想した。 性行為を食事に例えることがある。 食べちゃうよ、とか食べて、とか。 この場合は、どうなのだろうと 考えることに意味など、あってないようなもの。 どっちだって、構わないんだ。 君と繋がれるなら。 ぐ、と押し込みながら ] (+7) 2023/03/25(Sat) 2:42:27 |
【墓】 高野 景斗 ――泣かないで、 可愛くて、 ……手加減、できなくなっちゃう [ 戯れるような言葉を投げても、 聞ける余裕はなさそうだけど。 頬に伸ばしていた指で、両の目から 溢れる涙を掬い取って、 一番奥まで到達すると、余裕もなさそうのに、 浅く首を揺らして、頷くから。 ぎりぎりのところで踏ん張っているのにまた、 ずくん、と熱が集中して、質量が増して しまうのを感じてしまう。本当に堪え性のないことで。 ] (+8) 2023/03/25(Sat) 2:43:29 |
【墓】 高野 景斗 わかる? 今ここに、いるよ。 [ 薄い腹の下、臍のあたりを撫でる。 どくん、とひときわ大きい鼓動が 限界を訴えて、緩やかに動き始めると まだ、と引き止める声がする。 ――それを拾えても、一度熱を上げた体は そうそう、止まれない。 でもせめて、指で覚えた場所を 今また、当てることができれば、 少しは、苦しさから救ってやれるだろうか。 ] (+9) 2023/03/25(Sat) 2:43:57 |
【墓】 高野 景斗[ 抜き挿しを繰り返す度、 濁った声が耳を触る。 肉のぶつかり合う音と、 その肉の間、ローションが泡立つような音。 ぎゅうぎゅうと圧迫されて 今にも。って程、余裕がないのに。 ] んっとに、……、煽り上手 、ほんと、余裕ない、……気持ち良いよ、 今まで、ない、くらい、 本当に、――溶けそ、 うっ、 熱くて、……ぎゅうぎゅうで、 [ 涙を浮かべながら伸ばされた手を取り、 また律動を早めていく中で、奇しくも すき、の言葉を聞いた直後。 こちらでも、探し当てた事を感じ取ったので ] (+10) 2023/03/25(Sat) 2:45:17 |
【墓】 高野 景斗 那岐、……好き、 好きだよ、 君も、 今は、無理でも 良く、なって[ 苦しみが、幸せに、 痛みが、快楽に変わるよう、丁寧に、 何度も、そこを突くように、動きを変えていく。 不規則な動きから、規則的な動きへ。 今は難しくともいずれ、その行為も 好きだから、気持ち良いから、したいと 思えるように、なって欲しい。 ] (+11) 2023/03/25(Sat) 2:45:54 |
【墓】 高野 景斗 ここ、好き? じゃあ、もっと――。 [ うねる内部が、収縮を繰り返し、 離すまいとするように、ぎゅう、と締まれば ] ッ……! 締、まる……ッ も、たな い…… イク……ッ…… ッ……うっ、…っん… [ 繋がった手をシーツに押し付けて、 体全体で伸し掛かるように、抱き締めながら 彼の中で、どくん、と脈打ち、精を放つ。 それがおさまるまで、そうしていた。 やがて、幸せの滲んだため息が、 君の耳を擽れば、 ] すごく、良かった…… もう少しだけ、こうしてたい [ そうねだるように言いながら、やさしく 額を撫でて。** ] (+12) 2023/03/25(Sat) 2:47:23 |
【墓】 瑞野 那岐[頬を撫でる手に擦り寄って、甘えて。 少しずつ埋め込まれていくモノを受け入れていく。 時に眉根を寄せても、やめないでほしくて。 呼吸を紡いで、奥へと誘い込む。 しっとりと濡れているのは、彼だけじゃなくて。 自身も肌に汗を浮かび上がらせて、 湿り気を帯びた手が、求めるみたいに彼に伸びる。 泣かないで、と言われて。 泣いていることに今更気づいて。 生理的に溢れてくる涙を、抑えることは出来なくて。 目尻を撫でる指を受けて、片目を眩しそうに細める。 お腹が苦しいけれど、 確かに彼のモノを受け入れている感覚。] ぁッ、 おっきく…… ンぅッ、 [不意に増した質量に目を瞠って、 伸ばした手がきゅ、と思わず縋ってしまう。] (+13) 2023/03/25(Sat) 12:20:58 |
【墓】 瑞野 那岐[は、は、と動物のような乱れた呼吸を繰り返して、 熱をやり過ごして、落ち着かせようとするのに。 覚え込ませ、分からせるみたいに。言葉と共に、 彼が埋まっている下腹を撫でるから。] ……ンぁ、ッ、 言わない、で [それだけで、ぶる、とまた身体が快感を拾って震える。 知ってる、はずなのに。 彼に言われると、ぞくぞくする。 撫でられただけで蕾が悦ぶみたいに収縮して、 彼のモノに絡みつくように蠢いて、液を滴らせ。 それだけじゃ物足りないみたいに、腰が揺れる。] (+14) 2023/03/25(Sat) 12:21:23 |
【墓】 瑞野 那岐[ぱちゅん、といやらしい水音が響いて、 律動が始まって、二人の吐息しか聞こえなくなって。 時に、動きに呼応するみたいに啼いて。 だめ、と首を揺らす。] ……ふ、ァッ、 あッ、 ン、 [ただ苦しかったはずなのに、中を擦り上げる動きに ぞわぞわと別の感覚がどんどん引き起こされて、 苦しいの奥に、僅かに、気持ちいいが生まれていく。] …… やっ 、 だから、言わッ、なくて ぁ、ッ、 いい、のにッ…… [中の熱さを説明されれば、かぁ、とまた頬が染まる。 嗜める声が揺さぶられて弾んで、途切れて。 あまくなって、拗ねるみたいになって、余計恥ずかしい。] (+15) 2023/03/25(Sat) 12:21:51 |
【墓】 瑞野 那岐ぅンッ、 ん、…… [名前を呼ばれて、好きだと言葉と態度で教え込まれて、 何度も首を揺らして頷いて、応える。 余裕がなくて、声には出来ないまま。 代わりに繋いだ手に力を込めて、 は、と熱の籠もった息を零して、震え。] …ッぁ、 ……アッ、 そこッ、 だ、め ッ ンッ、 んぅッ 、ぁっ……[突き上げられ、びくんと、跳ねた箇所を。 執拗に何度も押し上げるみたいに、動かれたら。 気持ちいい、が一気に押し寄せてきて、戸惑い。 だめ、と、いやらしい声が溢れて。涙に変わる。] (+16) 2023/03/25(Sat) 12:22:50 |
【墓】 瑞野 那岐[動きを封じるみたいに、ぎゅうと下腹に力を込めれば、 彼が息を詰めて、低く唸る。 シーツに沈んでいく繋がった手、 一際彼の重みを感じて、腰を押し付けられたら。 彼の腰が、数度跳ねて、吐息が耳に掛かる。] ……ッ、 は……、 [皮膜があるから直接感じることはないけれど、 達したのだと分かる、声の詰まり具合に。 空いた手を背に回して、受け止めて、撫でて。] (+17) 2023/03/25(Sat) 12:23:54 |
【墓】 瑞野 那岐[彼が落ち着くまで撫でるのを繰り返して、 耳を擽る声に身を竦めながら、ン、と穏やかに返して。 一緒に達することは出来なかったけれど。 彼が自身の身体で達することが出来たことに、 無量の幸福感が、襲って、それだけで満たされて。] ……うん、 [身体を交えることがこんなにも幸せで、 気持ち悦いもので、満ち足りたものだと感じるのは。 きっと、初めてのこと。 それを、教えてくれた彼のこめかみに。 触れるだけの口づけを贈る。 疼きを残したままの下肢はつらいけど。 額に張り付いた髪を払われて、目を見合せたなら。 どちらともなく、唇を触れ合わせて、笑った。*] (+18) 2023/03/25(Sat) 12:24:34 |
【墓】 高野 景斗[ 泣かないでと目尻を拭いながら、 奥歯を噛んでも少し遅かった。 今までなら、理性を削り切られることなく 行為に及びながらも冷静に相手を観察し 射精のコントロールも効いていた。 相手の状況を見て、達するのを待つことすら 出来ていたのに。 自制が出来ず、質量を増したことにも 気づかれて、薄く笑う。 過去に起こったことは、 子供のままごとの延長線上にあったのでは ないか、と思うほど。 抑える事すら、愉しいだとか思っていた 数時間前のことが、遙か過去の出来事みたいに ―― 欲しい 、それが抑えられなくて。 ] (+19) 2023/03/25(Sat) 13:56:43 |
【墓】 高野 景斗 ……どうして、 恥ずかしい? [ 恥ずかしくなるような事、してるのに。 そこまで続けて、 ] ッン また、締まった [ きゅん、と悦ぶみたいに、収縮するから。 実はそういうの好きなんじゃ?とか思うけど 生まれた疑問を今解決するには、 余裕がなさすぎるから、今は捨て置くけど。 ] (+20) 2023/03/25(Sat) 13:57:17 |
【墓】 高野 景斗可愛い [ 打ち付ける度に上がる声に、 苦しみ以外のものが滲んでくれば 殊更に、止まれなくなる。 そうなってしまうくらい、 君を感じているよと伝えようとした言葉に また、言わなくていい、と啼くから、 捨て置いた疑問の答えを、 こちらで勝手に得たような気持ちになる。 ] (+21) 2023/03/25(Sat) 13:57:44 |
【墓】 高野 景斗 うん、……うん、 [ わかったよ、の代わりに頷いて。 告げるためではなく、溢れてくるから こぼれ落ちて言った好き、の言葉への 応えを得て、快楽を拾い、戸惑うような声を 聞けば、本能が望むままに、何度も 繰り返し、腰を打ち付けた。 ] ダメ?……ん、 分かった [ けだもののように、深く貪るように。 ] (+22) 2023/03/25(Sat) 13:58:31 |
【墓】 高野 景斗[ 食われている、最後のひとくちまで。 意識的にしているのか、無意識なのか 最後まで搾り取られるように抱き締められて。 ] ……は、 ……、 [ 受け止めて撫でられる。 達した後の、気怠いため息、熱を孕む呼吸が 落ち着くまで、甘やかされる手に縋っていた。 ] (+23) 2023/03/25(Sat) 13:58:50 |
【墓】 高野 景斗[ 触れ合わせた唇の合間で笑い 体を起こし、ずるりと質量を失った肉を引き抜いて 処理を終えると。 にっこり、満足そうにと言うよりは、 艶が滲むような笑い方をして、 するすると体を再び、下方へと向かわせていく。 萎れることなく、熱を持ったままであれば 尚笑みは深くなる。その顔のまま、べ、と 舌を出すと、 ] ……ん、む、 [ 片手で支えるように持ち、口の中へ。 追い立てるように、ではなく、甘やかすように 緩やかに舌先を遊ばせて。* ] (+24) 2023/03/25(Sat) 13:59:13 |
【墓】 瑞野 那岐[恥ずかしい?と聞いてくる声が尚更恥ずかしい。 返事をするよりも早く、身体が反応して。 ひく、と蕾が悦ぶみたいに彼の雄を締め付けた。 だから、言わなくていいって言ってるのに。 また、身体の変化を口にされて顔から火が出そうだった。] ……、 も、 …… ばか、っ…… [涙混じりにつく悪態では牽制にもならない。 身体の変化を口にされる度に酷く疼いて、 自身の知らない性癖を暴かれていくけれど。 すき、と伝えるにはまだ心が追いつかないから。 今はそれ以上、追求されなくて良かったと思う。 じりじりと追い詰められたら、応えてしまっただろうから。 ] (+25) 2023/03/25(Sat) 17:41:13 |
【墓】 瑞野 那岐[萎えることなく、硬い刀身で何度も擦り上げられて、 共に果てるまではいかなくとも。 可愛いと愛でる声に、身悶えて。 だめ、と伝えたら少し緩やかな動きに変わる。 圧迫感はずっとあり続けたまま。 達することは出来なかったけど、開かれた奥に。 確かに熱を火照らせる場所が、あったこと。 このまま、弄られ続ければ、きっと。 自分も堪えきれなかっただろうから。 先に彼が果ててくれたことに、ちょっと安堵して。 緩やかに背を撫でて、後は落ち着くまで。 ……と、思っていたのに。] (+26) 2023/03/25(Sat) 17:41:38 |
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