人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、賞金稼が12人、人狼が1人いるようだ。

【人】 Restaurant Madam March Hare

さあ。さあ。
なんでもない日でも構いませんから。

魔法にかかれば、そこはもう物語の中。
(0) 2023/03/03(Fri) 1:00:00

【人】 店長 アン

[新しいショップカードのフレーズを考えてみるも、なんだかまとまらず。
 言いたいことは言えている――なんでもない日にも来てほしい、けれど。
 なんだか伝わりにくい気がして、消去。

 代わりに、ペンと黒板に向かい合う。]
(1) 2023/03/03(Fri) 1:03:33

【人】 店長 アン

[今日は、真鯛が安く入ってきた。
 旬なのもあるし、ひな祭り需要があってこの時期はよく市場に上がるのだ。
 それから脂の甘いイベリコ豚。野菜は春かぶに芽キャベツ、みずみずしいセロリ。
 ジューシーなオレンジも今日は格別いい香りのが入っている。]

うん、こんなところかな。

[誰にともなくつぶやいて、表のプレートを裏返しに行こう*]
(2) 2023/03/03(Fri) 1:07:43

【人】 厨房担当 シャミ

[三月うさぎのテーブルでは、ちょっとした幸せのプラスワン、悪戯なやりとりや、お皿が偶々の出逢いで共有されたりや。
そういう不思議も、店内では自然に見かけられることがあった。

果たしてその悪戯>>0:457>>0:487の流れ着く先>>0:482
困惑はしたのだろうけど拒絶はない。優しい、空気が店に満ちている。
それにオニオングラタンスープ、美味しいもんね]
(3) 2023/03/03(Fri) 1:09:11
店長 アンは、メモを貼った。
(a0) 2023/03/03(Fri) 1:10:11

【人】 客 葉月

-回想/喧嘩の行き着く先-

[パスタをもちもち啜っていたら隣にイケメンが座ってきたので無視した。>>444
そりゃもう完璧に見事な無視だった。もはやあいつは俺の前でだけは空気と同じだった。

その空気が口を開いたので、仕方ないな変なことを言い出したらにこやかに笑い飛ばしてやろう(店の中なのであくまでにこやかに)と思っていたら急にめちゃくちゃとんでもないことを言われたので>>444、うっかり食べていたパスタを喉に詰まらせそうになった。

慌てて水を飲む。
なんだこいつ、俺を動揺させるのが目的か?
相手をじとっと睨んだけれど、えずいたせいか涙目のままだったので迫力はゼロだろう。最悪]
(4) 2023/03/03(Fri) 1:15:09

【人】 厨房担当 シャミ



 たしかに日本ではあまり見ませんね
 私も好きになったのはドイツで出会ってかな


[日独伊の縁? と思いつつ。
コンビニのホットスナックにあっても良さそうなものだと頷いた]


 それでは、ごゆっくりなさってください


[お客様のランチタイムが幸福なものになりますように*]
(5) 2023/03/03(Fri) 1:15:16

【人】 客 葉月

……何が目的なのかな、栗栖くん?お金ならあげないよ?

[店の中なのであくまでにこやかに(大切なことなので二回言いました)

イケメンが俺のことを何の裏もなく褒めるわけがない。
(ほんとにそうか?拗らせすぎでは?)

心の声が問いかけを投げてくるけど、うるせえ知るか。
俺のこの捻くれた精神じゃ受け止めきれねえんだよそんくらい分かれ**]
(6) 2023/03/03(Fri) 1:16:02
厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a1) 2023/03/03(Fri) 1:25:41

【人】 厨房担当 シャミ

─ 店外 ─

[コンソメスープをディナーで提供した日から時間は流れたが。
実はあの日以降、『Madam March Hare』に出勤しない夜が続いていた。

世は卒業式シーズン、つまり謝恩会シーズンだった。
ケータリング業界は盛況で、うさぎの手も借りたい繁忙期。少人数の集まり向けしかやっていない沙弥のところにも、立て続けに助っ人のオファーがきていたのだ。
自分で企画手配するわけでなく、受け持ちの料理のことだけ考えていればいいから負担は軽いけど]


(もうむり禁断症状……)


[気分的には数ヶ月ぶりくらいの、うさぎのテーブル]
(7) 2023/03/03(Fri) 1:28:15

【人】 厨房担当 シャミ

─ バックヤード ─

 ただいま……


[奇しくも、いつぞやの発言が現実になる>>0:197
ぐったりの状態から、スンスンと鼻を鳴らした。ああ、好きだ、此処だけ酸素が多いような気がするくらい]


 お腹空いて来ちゃった


[通し勤務のスタッフと店長へおつかれーと挨拶して、バッグをロッカーへ。

地雷系へのイメチェンは……していない。
いつもの、黒のパンツに紳士物の白のワイシャツ。
背中でクロスしたブレイシーズ(サスペンダー)に、トレードカラーの暗い赤のラインが入っている]
(8) 2023/03/03(Fri) 1:31:57
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a2) 2023/03/03(Fri) 1:38:05

店員 チエは、メモを貼った。
(a3) 2023/03/03(Fri) 1:40:01

2023/03/03(Fri) 1:46:34

【人】 厨房担当 那岐

―― オニオングラタンスープの行方 ――

[湯気の立ち込めるオニオングラタンスープを運んだのは、彼がいくつかの皿を片付けた後だったか。>>0:482

 どちらさま。
 それは気になるだろう。

 名前は伏せて欲しいとのことだったので。]


  常連さんから、迷い込んだアリスへ。
  心ばかりのサービスだそうです。


[嘘はついていない。
 それでも食い下がられるようならば困ったかもしれないが。
 様子を遠巻きに眺めてみれば、思案の後に。
 柏手を打っていたので受け入れたのだろう。

 サービスの主は早々に退散してしまったから。>>0:459
 新米アリスの反応は次回の土産話にするとしよう。*]
(9) 2023/03/03(Fri) 1:47:27

【人】   タカノ

―― 悪戯の行方 ――

 うん、今度は必ずデザートまで食べるよ。

[ 今度はぜひ>>0:485と言われれば
 二つ返事で頷いた。

 今日この後、殺陣の指導さえ入っていなければ
 ある程度眠くなってしまおうとも、デザートまで
 しっかり頂いただろうから。
 この次はぜひ、はこちらこそ、という具合。

 やがて煎茶>>0:487が運ばれてくれば、
 少し前にもそうしたように、両手でカップを包み
 指先を温めてからの手招きになっただろう。

 意図が掴めて居ないのか、目を瞬いた彼に
 これこれこういう、と説明すると、屈めた体が
 引き戻されていった。

 構わない、と言われたので微笑みを向ければ、
 つられたように、彼も笑う。

 なんだか"
良いものを見た
"気分だったから ]

 うん、あとでね。

[ 名前を問われ>>0:489てもはぐらかすつもりはないが
 そう答えて煎茶のゆっくり堪能した。 ]
(10) 2023/03/03(Fri) 1:53:22

【人】   タカノ

[ その後無事、スープが彼に運ばれていくのを
 いかにも知らんぷりをして、横目に見ながら、
 立ち上がる。

 少しの驚きと、満たされていく感覚が
 どうか、新顔くんにも、訪れますように。

 願わくば、そのうち隣で挨拶をしよう。
 そう決めてから、思い出したように、

 会計前に瑞野の近くへ寄った。 ]
(11) 2023/03/03(Fri) 1:53:47

【人】   タカノ

 お陰様で、良いものがみれたよ
 素敵な体験だった。ありがとう。

 高野景斗です、
 お兄さんの名前も聞いていいかな。
 今度、会えたら。

 じゃあ、ごちそうさま。またね。

[ 別に今、聞いてしまっても良かったのだけど。
 もったいぶるとか、先の楽しみを置きたがるのは
 忙しい大人の悪癖なので。* ]
(12) 2023/03/03(Fri) 1:54:26

【人】   タカノ

―― 某日 ――

[ 目まぐるしく、日々は過ぎていった。
 殺陣の稽古が一番辛かったかな。

 新人くん、運動神経は良いのだが
 どうも間合いを掴めないらしく、
 痛い思いも数度した。

 その度、謝らなくてもいいけれど
 なるべく目を逸らさず見ておきなさい
 なんて先輩らしい言葉を重ねた結果、
 無事彼は撮影に向かっていった。

 いいなぁ、大河。一度くらい、出てみたかった。
 なんてことが言えるのは"恵まれた側"の証なのだろう。
 普通なら出られる前提で一度くらいなんて、
 口にしようものなら嘲笑われる事だろう。
 でも当時なら、叶っていたんじゃないかと思えてしまうのだから
 案外、驕っているのかもしれない。若い証拠だろうな。

 稽古が終われば、Madam March Hareへの寄り道に
 心惹かれながら、撮影に望んだ。

 動いて喋る、高野景斗、一体どこで見られるのか。
 その問い合わせはいくつも来ていたが、詳細は秘密のまま。 ]
(13) 2023/03/03(Fri) 1:55:49

【人】   タカノ

  『俺ほんとうに、漆黒大好きで……』

[ ダークヒーローに憧れた少年が、
 選んだ武器は、DTMと、ギター、そして
 緑色の鮮やかなツインテールの少女だった。

 その才能を認められ、大手事務所と契約した
 元少年は、たったひとつだけ、我儘を口にした。

 少年時代憧れたあの人に、ミュージックビデオに
 出演して欲しい。

 こんなこと、あるんだなぁと感心した。
 そして、俺は仕事だとかプロ意識だとかそういうものじゃなく

 憧れてくれた彼にあの頃と変わらない姿を見せたい
 という意地で、ジムに通っていたわけだ。

 数カット、セリフもMVの間奏に流れる数個のみ。
 それでもこの空気は、非常に懐かしいものだった。

 最高の角度で、最高の表情を収めるべく、
 数ミリ単位でカメラの調整をするカメラマン。

 昨今の写りの良すぎる大画面でも、
 美しく映えるように計算しつくされたメイク。

 呼気すらも光を放っていると錯覚させるほど
 入り込んだ役者達。その世界に再び、俺は存在してた。 ]
(14) 2023/03/03(Fri) 1:56:26

【人】   タカノ

 きっとその方が面白いし、誰だか知ろうとして
 再生数も伸びるんじゃないですか

[ そう意見したのは、面白半分
 そして「え?高野景斗?だれそれ?」と
 一般人に思われるだろうと思ったから。

 大人気アーティストのPVに登場した
 昔のダークヒーローは、キャスト欄に名前は乗らず、
 友情出演、アーティスト憧れのヒーローとだけ表記された。

 これが、"見つけても内緒にしてね"の由縁である。
 そうして撮影から数日後、予告通りラジオ番組では
 サウンドドラマのコーナーが始まった。

 奇しくもそのセリフはMVと全く同じだったので
 それはそれは意地悪なスタッフが良い笑顔をしていただろう。 ]
(15) 2023/03/03(Fri) 1:57:03

【人】   タカノ

 この日を待っていた

 もう二度と離さない 俺から離れないでくれ………
(16) 2023/03/03(Fri) 1:57:25

【人】   タカノ

 ………っっいやこれ、だいぶ恥ずかしいですね
 スタッフさん達、面白がってこっち見ないでくださいよ

 こんなの現実で言う事あります?皆そんなに
 大恋愛しちゃってるの?

 羨ましいったらないね 彼女いない歴長くなりますと
 ほんと。

 えー、次は?学校の先輩に攫われたい?
 えぇぇ、こういうのは若手のイケメンさんが
 するんじゃないの?アイドルさんとかさぁ

[ ゲストの方もだいぶいい声で笑っていらっしゃる。
 そらそうだ、よもや昔の共演者がゲストでやってくるとは。
 出演料、すごいことになるんじゃないかな。
 今や押しも押されもせぬ人気俳優だもの。

 昔話も少々交えつつ、変わらないねと
 笑いあって、番組は撮り終えた。

 久しぶりに飲もうと誘われて、だいぶ後ろ髪
 引かれたが、そろそろ限界を越えようとしていたもので。 ]
(17) 2023/03/03(Fri) 1:58:03

【人】 厨房担当 シャミ


 今日は?
 真鯛に、豚
 あー、かぶ。いいね


[ブラックボードの内容をたしかめて、垂らしていた髪をくるくると団子に巻き付け、ゴムとピンでルーズに留める。
エプロンで完成]


 じゃあ、鯛の昆布締めは仕込んでしまおう


[フィエがいたなら、一緒に捌こうかと誘う。
他にも魚の扱いなどを練習したい後輩がいてくれれば声をかけるのがオープン前のこの時間帯。

決まったメニューがない故に、現場はいつも流動的。
キッチンでその時になってのんびり情報交換できるとは限らないから**]
(18) 2023/03/03(Fri) 1:58:17

【人】   タカノ

 どうしても、一人で行きたいんだ
 今度かならず、空けるから。
 
 ま、そっちが空けられないんだろうけどさ。

[ 達成感と共に、飢餓に近いなにか。
 体が、Madam March Hareを求めてたから。 ]
(19) 2023/03/03(Fri) 1:58:30

【人】   タカノ

 こんばんは、ひとりです。
 空いているかな?

[ ひょこりと顔を出し、いつものように
 挨拶を。今日は良い気分だから、
 お酒も少し、いただくつもりでいる。

 件のMVが百万再生を達成し、
 売上のランキングもトップ10入りを
 果たしたから、お祝いも兼ねて、ね。** ]
(20) 2023/03/03(Fri) 1:59:07
厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a4) 2023/03/03(Fri) 2:02:18

  タカノは、メモを貼った。
(a5) 2023/03/03(Fri) 2:03:34

【人】 厨房担当 那岐

―― その日は ――

[目が覚めたら、眼が痛かった。
 何が原因か。
 まだ花粉症にはなっていないつもりだが。
 深夜にタブレットで海外ドラマを見続けたせいか。

 自宅の鏡の前でコンタクトを入れようとするが中々入らない。
 先にも言った通り、視力は良い方ではなかった。
 コンタクトで補正をしなければ、視界はぼやけて段差を踏み外してしまうぐらいには。

 使い捨てのレンズを何とか入れてみたものの。
 目の奥が痛むような気がして結局取り外してしまう。]


  …………。


[ため息を付いたら、ラジオから本日のワースト星座を言い当てられた。]
(21) 2023/03/03(Fri) 2:22:57

【人】 厨房担当 那岐

[どう足掻いても時間は過ぎていくもので、勤務時間が差し迫る。
 今日は夜のシフトだけだったから、眼科に行けば良かった。
 そんな考えも後の祭り。
 いつものように黒のパンツと白いシャツを合わせて、黒いジャケットを羽織って出勤することに。]


  おはようございます。


[ロッカーから出てくる姿に、トレードマークであるいつもの紺のキャスケットはなく。
 代わりにネイビーのフレームの眼鏡が表情を隠していただろう。
 キャスケットに眼鏡だと邪魔になる。

 ちなみにキャスケットは、程よく表情を隠してくれるので重宝していたのだが、今日ばかりはそうも言っていられない。
 いつもより落ち着かない気持ちで黒板に向かえば、今日も旬の材料が並ぶ。>>2
(22) 2023/03/03(Fri) 2:23:27

【人】 厨房担当 那岐

[少し先には沙弥さんが入っていたか。>>8
 姿を見かけたのは妙に久しぶりな気がする。]


  真鯛、締めるんですか。
  カルパッチョにするのも良さそうですね。

  豚はまだ冷えるから煮込むか……。

  オレンジ何に使うかな。


[黒原と沙弥が魚に取り掛かるなら、野菜の下準備とイベリコ豚の煮込みに取り掛かろうか。>>18
 オレンジは料理にもデザートにも使われるだろう。
 思考はぐるぐるとあらゆる料理のレシピを引き出していた。**]
(23) 2023/03/03(Fri) 2:23:34
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a6) 2023/03/03(Fri) 2:28:12

【人】 客 クリス

── 回想:喧嘩の行く末 ──

[その言葉>>6は、想像以上に俺を傷付けた。
涙目>>4とか。気になんないくらい。
言葉が発せられた瞬間。顔が固まって、青ざめるのが分かった。
きっと相手にも、伝わってしまっただろう。
俺は今まで無視されても、態度に出した事は無かったから。]
(24) 2023/03/03(Fri) 5:00:57

【人】 客 クリス

[しばしの沈黙の後、俺は努めて穏やかに言葉を発した。]


そう言う……


人の好意に不慣れなところ。可愛らしいと思います。


[柔らかく微笑んで。
それから俺は席を立った。]
(25) 2023/03/03(Fri) 5:01:41

【人】 客 クリス

[その日俺は初めて、カウンター席ではなくテーブル席で食事をした。
何時もなん品も並ぶテーブルには、一品だけ注文して。
それから何時ものように『ご馳走様でした。美味しかったです。』そう笑って店を後にした。

それから今まで、俺が葉月さんを無視する事は無かったし。
顔を見かければ、微笑んで会釈をするけれど。
自分から隣に座ったり、話しかける事は無くなった。
葉月さんや誰かから話しかけられれば、勿論その限りじゃないけれど……
なんだかんだで、時が流れただろう。**]
(26) 2023/03/03(Fri) 5:02:29

【人】 客 クリス

── 回想:再会の約束 ──

[貝沢さんから料理のシェアを提案>>0:458されて。
俺はしばらく考え込んだ。]


んー……。


[俺は俺なりに拘りがあって。
自分の稼いだ金で、たらふく肉を食いたいと言う夢>>0:289もあった。
よく。『他人の金で焼き肉が食いたい。』とか言うけど。
俺はアレには賛同出来ない。
だって人の金だと思うと、どうしても遠慮してしまうし。
好きなだけたらふく肉を食うと言うのが、俺には難しいと思ってしまうから。

でも思い返してみて?
今日の貝沢さん。俺になんか遠慮したっけ??]
(27) 2023/03/03(Fri) 5:04:08

【人】 客 クリス

[だから俺は]


うん!
いいよ。次会ったらシェアしよっか。
言っとくけど、俺。肉しか頼まないから。
それでも良いなら。


[笑いながら貝沢さんの申し出を快諾していた。
今日は貝沢さんに好き放題弄られたけど。
もしも貝沢さんが俺に遠慮してたり、気を遣ったりしてたら、俺はこの申し出を受ける事は出来なかったと思う。
会話の最後の笑顔>>0:298は、きっと素だったと思うから。
まあ夢とか拘りとかは、一旦全部脇に置いても良いかなって思った。それくらい今日が楽しかったから。]
(28) 2023/03/03(Fri) 5:05:39

【人】 客 クリス

[幸い俺に好き嫌いは無い。いや好きはある。肉。
嫌いな食べ物とか無いから。シェアで困る事はないだろう。
次に会う日が何時になるかは分からないけど。
再会した時の約束を交わして。]


またね。貝沢さん。


[彼女の背を見送ると。
お店に初めて会う人が入って来るのが同じだった。
そこから繰り広げられる『あちらおお客様からです。』>>9などを横目で見ながら堪能しつつ。
えー。自分も常連に入っちゃう。とか内心きゃっきゃしながら。美味しいパスタを完食した。**]
(29) 2023/03/03(Fri) 5:06:19

【人】 厨房担当 マシロ

 ─ 出勤前・駅前 ─



[ それは本当に偶然だった。
  うさぎの穴のシフトは昼は非番で夜だけの日だったから、
  通勤のためにそこそこ大きな駅をそれはもう迷いなく
  足早に歩いていた大崎の足が
  ある一点で、ピタ、と止まる。

  視線の先には、出張スイーツ店の臨時カウンター。
  SNS流行を利用してかフォトジェニックが話題と知ってか
  撮影用の小さなブースで女子数名がはしゃいでいるだけだ。
  最近美味しいと話題の、しかしここからだと遠方にあるお店
  たまたま今日からの数日間、駅前で臨時出店するという。
  朝や昼と比べればお客さんも減って来ていたのか、偶然か
  大咲は少し遠くからでもショーケースの中身を眺められた。

  ────似ている、と思ったのだ。
 
あの日自分が作って、捨てられた、母の日のケーキに
 ]

 
(30) 2023/03/03(Fri) 5:20:06

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ しばらくの間、大咲は邪魔にならない位置から動けなかった。
  過日のランチタイム営業の時にふと古傷が傷んで以来
  ずっと、ケーキを作りたい、と思っていた大咲にとっては
  過去に酷似したこのケーキは簡単に無視出来なかったのだ。

  ……結局十数分の時間を掛けて、己の中の大咲と折り合いをつけて
  大咲は今日の夜出勤メンバー分の
  おすすめ! と書かれたシュークリームを購入した。
  賄いのお供に、たまには他店のおやつがあっても良いだろう。
  遠くからとはいえ長時間見続けたくせに
  なんにも買わないのもバツが悪いというものだし。 ]


  …………ケーキ、か


[ うさぎの穴は駅から徒歩五分。
  ゆっくり歩きながら、小さく大咲は呟いて、溜息を吐いた。
  …こんな情けない顔は、出勤中は見せられない。 ]
 
(31) 2023/03/03(Fri) 5:20:37

【人】 厨房担当 マシロ

 

  (あー、やめやめ!!
    なーんでいっつも暗い方に考えちゃうんだ私!)


[ それより今日の夜シフトの方を考えよう。
  大咲はぺち、と自分の両頬を軽く叩いて息を吐き、
  うさぎの穴へ向かう道中を歩いた。

  へこんだ時も困った時も楽しい時も、うさぎの穴が一番。
  今日は何を作ろうかな、と
  従業員達への差し入れを手に下げて。** ]

 
(32) 2023/03/03(Fri) 5:25:18
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a7) 2023/03/03(Fri) 5:27:49

【人】 客 クリス

── 夜の楽しみ ──

[俺は相変わらず家ではラジオを垂れ流してた。
自分で投稿する事は無かったけど。
時々ね。『ピュアマーメイド』の曲とか流れたりするから。
そんな時は、ちょっとラッキーな気分。
7年経った今も、『ピュアマーメイド』は特別で。
でも不思議な事に『ローレライ』と貝沢さんは、全くの別の人のように思えた。

そんなある日、気になると言うか、思わせぶりと言うか。
"見つけても内緒にしてね">>15そんなワード。]


えー。気になるじゃん。


[そう言えば前もこのワード聞いたぞ?>>0:206
アレはそうだ。『月が綺麗ですね』>>0:203の人だ。
ちょっと待って。今のラジオ番組の名前何?
誰が司会してんの??]
(33) 2023/03/03(Fri) 5:32:37

【人】 客 クリス

[『高野景斗』の名前はすぐに出て来たけど。
じゃあその”内緒”の内容は何かはすぐには出て来なかった。
思わず色々調べてたら。]


あっ。



[この人、ウサギの穴で見た事ある。
こないだの『常連さんから』>>9の時にも、お店に居た人だ。
俺はちょっと驚いた。

え?なに?あの店実は芸能人御用達なの???

でもまあ、驚いたのは一瞬だった。
だからと言って、俺が何か変わるわけでもないし。
それになにより、本人が居るからと言って、本人に答えを聞くと言うのは、なんだか酷く悔しいのだ。
内に秘めた負けず嫌いの血が、メラメラと燃えていた。**]
(34) 2023/03/03(Fri) 5:32:45
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a8) 2023/03/03(Fri) 7:17:46

客 クリスは、メモを貼った。
(a9) 2023/03/03(Fri) 7:25:54

【人】 厨房担当 ゲイザー

― 本日のバックヤード ―

[あの目が回るようなボロネーゼ日和の日から時は流れ。
 今日も通し出勤で昼から『うさぎ』にいた速崎が、この店で遠藤と顔を合わせるのも、あのボロネーゼ日和以来>>7>>8だった。]


 シャミーおかえりえり〜!
 いやマジでお久だね。今日もよろしくねん。


[つい、「おはよう」でも「こんばんは」ですらもなく、「ただいま」に合わせての挨拶になってしまったが、実際そんな気分だった。
 昔と違って、今の遠藤がケータリングという形で自分の事業を構えていることは知っている(しかも今は時期が時期だ)。
 だから日が空いての「古巣」での再会に、こんな返しが自然と口を吐く。]
(35) 2023/03/03(Fri) 8:14:25

【人】 厨房担当 ゲイザー

[それでつい、瑞野>>22に対しても「おかえり」が口を吐きかけた。]


 ナギーおかえ……じゃなかったおはよう!
 今日もよろしく〜!


[店長共々昼からいる身としての出迎え、というのも少しあったに違いない。多分。おそらく。
 そして瑞野のトレードマークの紺色は、いつものキャスケットではなく眼鏡のほう。
 常よりも少しだけ――なんとなく程度ではあるが――違和感を覚えたが、この時点では口に出さなかった。]
(36) 2023/03/03(Fri) 8:18:59

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、店長が今日仕入れてきたオススメ食材>>2
 季節のそれらの中から、鯛の昆布締めにカルパッチョ、豚の煮込み、といった案が早速出てくる>>18>>23
 まだ夜に向けてプレートをOpenに戻していない時間帯だからこそ、余裕をもってできる情報交換。]


 それにしても芽キャベツいいっすね……。
 それこそポークと合わせて
 バター炒めのサイドディッシュとかー。
 あ、ポークは今日のイベリコ豚じゃなくて、
 いつもの厚切りベーコンでも全然いいんだけれど。


[イベリコ豚の余りに余裕ができそうであればそれを使えるかな、という程度。
 無論、お客様からのオーダー次第でまた話は変わってくる。
 ここでは、ひとまず案を事前に共有する程度のこと。]
(37) 2023/03/03(Fri) 8:19:54

【人】 厨房担当 ゲイザー


 オレンジはねー…
 フィエちならどんな案あるかな〜。


[ここにその後輩がいたなら、魚捌きを遠藤>>18から学ぶ方が今は先だったかもしれないが、それは兎も角]


 デザートの主役にしちゃってもいいんだけど、
 それこそカルパッチョに使っちゃってもいいし、
 ポークソテーのソースでもいいんだよねー。
 そうだ、今日のカブやセロリと一緒に
 さわやかめのサラダにしちゃうとかもあるし。


[などなど、案を出せばきりがない。]
(38) 2023/03/03(Fri) 8:23:01

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、ここで口にした芽キャベツとベーコン炒め。
 ここに栗を加えれば、クリスマスの時期のサイドディッシュにもなりはするのだけれど]


 ……栗はいいや。
 寒いっていってもクリスマスは過ぎちゃってるし
 なんでもない日の料理でいいって感じだし。


[速崎はここで、御堂>>1の内心を読んだ訳ではない。ただ偶然、率直に思ったことを口に出しただけ。
 そして独り言でもあったので、特に厨房班内で共有しなくてもいい言葉でもあった。]
(39) 2023/03/03(Fri) 8:25:15

【人】 厨房担当 那岐

―― 回想 ――

[共犯者の帰り際、レジへと向かっていた足がこちらに向かう。
 話を聞けばどうやら、しっかりとギャラリーをしていたらしい。
 土産話の必要は無さそうだ。>>12


  お役に立てたなら何よりです。


[癖でついた帽子のつばをまた無意識に抑えた。
 駄賃の代わりに貰った名前は、高野と言うらしい。
 やはりどこかで、聞いたことがあるな、と既視感を感じている間にレジへと向かっていくので、こちらが名乗るのは次回に任せた。]
  

  またのお越しを。

  ……………………あ。


[軽く頭を下げながら、少しの間、物思いに耽り。
 既視感に思い至った原因がようやく判明した。
 『高野景斗です』。
 ラジオと同じフレーズに思わず小さな声を漏らしたけれど、気づく頃には彼は店を出て行ってしまった後だった。]
(40) 2023/03/03(Fri) 8:26:54

【人】 厨房担当 那岐

[その後、耳にしたラジオを聴いていれば。
 無機質なAIの向こうからしっかりと声とともに表情が再生されていく。

 見たことは無いが、どうやら戦隊モノの黒だったらしい。
 それはラジオで時折語られる昔話のように紡がれていて、今は戦隊ではないのかとぼんやり思ったものだった。

 穏やかなトークから一転、流れるBGMが雰囲気を変える。
 コーナーが変わったのだろう。
 決め台詞らしいモノに少しエコーが掛けられて。>>16

 どんな表情で言っているのかと、ふとまた缶ビールを片手に目が細くなる。
 その後もいくつか続いた決め台詞たちは、ファンの熱烈な要望からなのだろう。>>17
 普段あまり言わなそうな台詞から、何気ない日常のような台詞まで。
 望むままに口にする姿は、確かに店では見ることがない、役者の姿だった。**]
(41) 2023/03/03(Fri) 8:27:53

【人】 厨房担当 ゲイザー


 ……そういやなんだけど。
 ナギー、今日どうしたん?


[速崎はここで、瑞野から感じた違和感について口に出す。
 未だ冷えるとはいえ、この時期に、見慣れない眼鏡。
 そこから例のアレを連想するというのは、安直ではあったかもしれないが――]


 もしかして……アレ……?
(42) 2023/03/03(Fri) 8:35:50

【人】 厨房担当 ゲイザー


 
花粉症デビューかい……?


 音はガンガンうるさくなるけど、
 空清の出力キツめにしちゃってもいいんだぜ?


[口調は大分ふざけているが、これでも速崎はわりと心配している。
 ヘイヘイフィーバーなんて他人事めいた戯言は口にせず、バックヤードやホールの空気清浄機の方をそれぞれ一瞥しながら、瑞野に一応問うていた。]
(43) 2023/03/03(Fri) 8:36:06

【人】 厨房担当 シャミ



 そうー久しぶりー
 ゲイザーに会いたすぎて、星空を見上げては涙していたよ


[死んだイワシのような目で、というわけではなかったけど>>35
それからナギが出てくると同じく挨拶を交わし、それから少し首を傾げた]
(44) 2023/03/03(Fri) 8:51:21

【人】 厨房担当 ゲイザー

[瑞野の反応がどうであれ、また店内の空気清浄機がどうなろうとも。
 速崎は食材のこと――というより単純に「ディナーの最後のほうのこと」を、ふと考えて]


 デザートは今日のオススメ的に
 オレンジ使ったオーダー増えそうだし、
 私ももうちょっと色々考えてみる。
 
チョコレートまだストック余裕あるし、ガトーショコラオレンジとか……



[もうひとりの同僚が、『うさぎ』の穴を落ちていく――もとい道を辿るまでの間の物語>>30>>31>>32は、少なくともこの時の速崎は知らない。
 知らないまま、「デザートを作れない者がいる」ことを考慮した上での言葉を、ここで口に出していた。

 こうしてブレインストーミングや仕込みが終わるうちに、店のプレートはCloseからOpenに反転する。
 さあ、今夜も『不思議の国の扉』を潜るお客様をお迎えしよう。**]
(45) 2023/03/03(Fri) 8:51:55

【人】 厨房担当 シャミ

[お洒落でしているわけではなかろう、青いフレーム>>22。度が入っているかどうかはレンズの屈折でおおよそわかる。

彼のことを見るとき、いつも手の記憶ばかりだったと知る。
繊細で正確で迷いの少ない、氷水にも蒸気の熱にも耐える美しい料理人の指。それがソースを飾り付けるときどう動くのかはすぐ思い出せるのに。

帽子のつばの翳りにある目元が、常はどうだったかしばらく考えた。いままでも眼鏡だったっけ?と]


 いめちぇん……なるほど、新鮮だ
 無帽もいいじゃないか
 この場合、似合うと言うのかわからないけど──髪が綺麗ですね?


[よくわからないけど可愛い、という大雑把な感想は、花粉症デビュー、と言う単語を聞いて>>43それは流石に慌てて眉を下げる。
嗅覚がダメになっては大変なことだ]
(46) 2023/03/03(Fri) 8:56:01
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a10) 2023/03/03(Fri) 8:57:02

【人】 厨房担当 シャミ

[空気清浄機はどちらにしてもしっかりかけようと言う結論になっただろう。
お客様の目と鼻は断固として守らないと]


 ああ、芽キャベツにカブに豚。大変だ、ポトフを作らないと


[私的なやり取りと本日の食材へのブレストのうち、不意にマダム三月の天啓を受けたり、など。そして]
(47) 2023/03/03(Fri) 9:02:00

【人】 厨房担当 シャミ



 いらっしゃいませタカノさん
 もちろん、お待ちしていました。どうぞお好きなお席に


[ひょこりと顔を出したお客様>>20は会いたかった常連の一人。
胸が浮き立つような、程よい緊張で指が温まるような。

お勧め食材のブラックボードはどの席からでも見える]


 本日はどんなご気分かな


[ランチタイムの賑やかさも本当に大好きだけど。
やっぱりこの熱情には変えられない。ようこそ、夜のアリス**]
(48) 2023/03/03(Fri) 9:06:53

【人】 厨房担当 ゲイザー

― 本日の、開店前のバックヤード ―


 マジか。泣いてくれたかシャミー……!
 おおお〜嬉しいぜ〜! 星の導きに感謝せねば……!

[パイの中の死んだ魚ではないその人の言葉>>44に、冗談めかして泣き真似しながら告げた言葉は、「大先輩」に対してのそれではない。
 勤務当時には一応意識していた筈の先輩後輩関係は、年を経る程に、次第に呼称の上で曖昧になっていた>>0:92
 「遠藤さん」は「シャミさん」になり、やがて「シャミ」に、そして、今の通りの「シャミー」に。
 どこから呼び方が変遷したのかの記憶も、かつて「ちゃん」付けされていたゲイザーの中で曖昧になっている。

 ともあれ、そんな他愛ない挨拶から、自分では頭に過らなかった「瑞野イメチェン説」>>46にぱちりと瞬いたり。
 何はともあれ、お客様内でも花粉症者続出の件を考慮して、空気清浄機のパワーを強めたり>>47
 こうして鯛の昆布締めやポトフなどなどの仕込みを終えて、今日の夜の開店を迎えたのだった。]
(49) 2023/03/03(Fri) 9:29:07

【人】 会社員 レイラ

― ランチタイム・退店前 ―

[栗栖にシェアを提案すれば少々考え込まれた。>>27
あーやっぱちょっと図々しかったかな〜、と
思案する様子を見ながら思う。

一緒に楽しくご飯が食べられそうな人だな、なんて
勝手に思ったとは言えど。
向こうはさしてよく知らない相手と皿を囲むのに
抵抗があるかもしれないし、
そもそも自分で頼んだ分は自分で食べたい人もいるだろう。]

あ、もちろん…

[嫌なら全然いいんだけどもさ。
そう口にしようとして。]
(50) 2023/03/03(Fri) 10:21:33

【人】 会社員 レイラ


あ、ほんと??良かった〜!
じゃあ約束!

[少しの間の後笑みと共に快諾され、
安堵したようにぱっと表情を明るくする。
にへら、と屈託なく笑むさまも、
多分"ローレライ"時代には
あまり見せなかった顔かもしれない。]

あはは、それは別に構わないけどさ。
別にお肉以外は食べないってわけじゃないんでしょ?

[流石に極端な偏食だとシェアには支障が出そうだが
嫌いなものがないのなら問題なかろう。>>29

そんなわけで、未来のちょっとした楽しみを一つ抱え。
レジへと向かえば大咲が対応してくれた。>>0:460]
(51) 2023/03/03(Fri) 10:22:05

【人】 会社員 レイラ

ごちそうさま!
パスタもデザートもめっちゃ美味しかったです!

[感想と共にガムを貰えば
用意してくれた人の感想を聞かされて。>>0:461]

へえー、
キャップの店員さん、時々見るけど。
瑞野さんって言うんですね。

こっちにはあんまり出てこない気がするから
どんな人なのかな〜ってちょっと気になってました。

[裏方を主に担う青年は
もっぱらカウンターの向こう側で
料理してるのを眺めていることが多く。
へえ〜、と興味深そうに覗き込みつつ
名前を覚えておこうと密かに思った。

見送ってくれる大咲に会釈をし、
その日は店を後にしただろうか。**]
(52) 2023/03/03(Fri) 10:24:49

【人】 グルメライター ヤワタ

――過日のランチ――

 初号機て。
 面白い言い方すんね。
 ……ああそう、シャミちゃんに……
 ん、そうだね、タイミングが合えば。

[自分が最初の相談相手ではなかったことに、少しだけ残念な気持ちになった。>>0:474
まあ人間関係の天秤を考えれば、同僚に張り合っても仕方がないことだし、これは大事な話を打ち明けられた特別感に酔いかけたのが醒めたような、我に返った時の羞恥に近い。

撮影許可をもらって相談事は一旦終わり。
「ごちそうさま」を言うまで、ゆっくり食べながら向かいの席の相手がケーキに夢中になる様子をにこにこ眺めていた。*]
(53) 2023/03/03(Fri) 10:37:05

【人】 グルメライター ヤワタ

――それから――

[歓送迎会や卒業シーズンが近いと、グルメレポの需要も高まる。
店からの依頼も多いし、ウェブマガジンの取材の件数も増える。

忙しいなりに個人のSNSも続けていた。

 『金美人参のラペ』 #きんびじんて読んだやつ挙手 #あまやわにんじん #独身男性の優雅な朝食
 『七草リゾット』 #乾燥七草余ってた #まだ春だから間に合う #ズボラCO
 『プリントースト』 #PR #塗るだけ便利
 『スフレパンケーキ甘平マーマレード添え』 #みかんは愛媛 #ふわしゅわは正義 #独身男性の優雅なおやつ

フォロワーの数は日々増えたり減ったり。
個人のSNSでは本業を明かしてはいないがインフルエンサーとしての知名度もそれなりにあるのかありがたいことに偶にPR案件も扱っている。]
(54) 2023/03/03(Fri) 10:37:44

【人】 グルメライター ヤワタ

[そんな日々を過ごす内、ホームパーティ特集の取材前のリサーチとしていくつかのケータリングを手配した中に、とても好みの味があった。
興奮してすぐに写真を撮る。
ケータリングやお取り寄せの写真は店名がわかるように袋や容器、ショップカードなども一緒に写すようにしている。

 #リピ決定 #一人パーティーメニュー

勢いで投稿してから、よくよく「本日のセット内容」を見れば、いくつかの業者が関わっているのだと知った。>>7
自分が好みだったものはどの店によるものだと取材の申し込みをしようとそれぞれを検索サイトに入力して、目を見張ったまま固まった。]

 ――シャミちゃん?

[自分より明らかに年上でもちゃんづけで呼ぶ癖は、強張った声ではどうにも間抜けに響く。
彼女があの店の専属ではなくダブルワーカーだというのは小耳に挟んだことがあったが、こんな形で出会うとは。
同姓同名ということも考えられるが、食べた時の幸福感を思えば他にこんな気持ちにさせてくれる「遠藤沙弥」は存在しないという確信が喉元で脈打つ。]
(55) 2023/03/03(Fri) 10:38:48

【人】 グルメライター ヤワタ


 ……。

[仕事として依頼されたら仕方がないと腹を括れたが、思いがけず自分で宝箱を開けてしまったような後悔に冷や汗が出てくる。
思っていたよりもずっと、自分はMadam March Hareを――そこに棲むうさぎたちを――独占したいと思っていたようだ。

通知音が届いた。
誰の目にも触れない内に削除することは出来ないという知らせだ。]
(56) 2023/03/03(Fri) 10:39:04

【人】 グルメライター ヤワタ

[しばらくSNSの更新は途絶えている。]
(57) 2023/03/03(Fri) 10:39:21

【人】 グルメライター ヤワタ

――真鯛の日――

[駅前の出張スイーツ店の取材をした。>>30
撮影用ブースの外から、ブース内で撮影をしている若い女性たちを撮ったりして。
売れ筋はやはりすぐに食べられるカップスイーツやシュークリームのようで、ホールケーキはショーケースの中で迎えを待っていた。

一人暮らし、ホールケーキを一緒に食べる当てはない。
だが。]

 これ、ください。
 ああ領収は切らなくて結構です。自分用ですから。

[仕事では丁寧な言葉遣いだってできます。
というのは置いておいて、取材後に記事をまとめる傍ら自宅でケーキを食べた。
流石に量が多いので半分は冷蔵庫に仕舞ったものの、それでも腹がいっぱいになって昼食は抜くことになった。]
(58) 2023/03/03(Fri) 10:39:43

【人】 グルメライター ヤワタ

[そして記事が仕上がった夜、足は自然ともう一度駅前に向かった。

沙弥の料理をSNSにアップしてしまった日から何となく遠のいていたが、取材先はあそこに近いなと思ったらもう恋しかった。]

 やあ、空いてる?

[いつものようにドアを開けて]

 高野さんこんちは。

[ひとつ分離れて座――ろうとして。>>20
沙弥がいることに気づいて少し目を伏せた。>>48
勝手に感じている気まずさをどう払拭すべきか、まだ答えが見つからない。]
(59) 2023/03/03(Fri) 10:40:07

【人】 グルメライター ヤワタ


 今日、隣いい?
 仕事片づけてきたから酒が飲みたくて、乾杯できる距離が良いんだよね。
 飲む予定なかったなら奢るからさぁ。

[沙弥は何も知らないのだから、避けているように見えたら申し訳ないのだけれど。
どう動いて良いのかもわからない。
高野を利用するみたいな形になりそうだなという罪悪感もある。

それでもこの店を出るという選択は取れない。]

 真鯛がいいな。
 オレンジじゃないのと合わせてさっぱり系で。
 それとクラフトビール。
 高野さん何飲む?

[注文はブラックボードを見ながら。
それを受けてくれたのが沙弥ならば、オレンジ以外という指定の面倒くささについてのこととも取れなくもない「ごめんね」を付け加えた。]
(60) 2023/03/03(Fri) 10:40:57

【人】 厨房担当 ゲイザー

― 少しの追憶 ―

[9年前に店の客からバイトへと転身してからの数年間は、パンクスの出で立ちの「大先輩」の姿>>0:306>>0:307を間近に見ていたものだった。

 「こんな店員さんがいる」ということに、客として来た最初の最初は流石に驚きが顔には出たけれど――。
 ランチタイムの『不思議の国』に従事するがっつりパンクスの店員さんの存在に慣れるまで、そう時間は掛からなかった。というよりその日のうちに慣れた。]
(61) 2023/03/03(Fri) 10:42:51

【人】 厨房担当 ゲイザー

[母方の祖父母が、結婚直後に数年間暮らして青春を謳歌したイギリス。その思い出話の中にパンク・ロックがあった訳ではなかったけれど――。
 輝かしき思い出の品と話とを通じて、星から星に移るみたいに璥の関心は広がり、自然とロンドン・パンクのことも知るようになる。
 ……祖父母にせよ璥にせよ、悪く言ってしまえば「イギリスかぶれ」の面も否めなかったが。

 丁度璥が10代だった時代にも、日本の都心の一部(?)で賑わっていたロリータ絡みのパンクファッションが注目を浴びていたことがあって。
 もうちょっと昔にはすごいパンクの人たちもスナップ誌にもっといっぱい載ってたんだよ、とは親戚のおばさんの言。
 「好きな姿でいていい」への期待抱くことになる>>0:259速崎璥が、『うさぎの遠藤さん』にすんなり慣れたのには、こうした背景もあったのだろう。

 そんな「遠藤さん」の髪はいつしか少しずつ伸びていき。
 「がっつり」なレザー以外のコーディネートも増えていったのだけれど。]
(62) 2023/03/03(Fri) 10:43:41

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、速崎が自己アピール欄に「英語対応可能」と書いたのは、見栄や伊達からではない。そんな見栄書いたら「英語できない」とバレた時にクビにされかねない。
 受験対策でも国際化でもなんでもなく(受験英語は確かに一通りやったが)、ただ祖父母が教えてくれた文化への親しみだけで、速崎は英会話も英文も身につけた。親しみだけでこのティーンは身につけた。
 それが結果的に、履歴書でもアピールできる程度のスキルになったというだけだが――。

 あのボロネーゼ日和のランチタイムに、その「お初」の若い客>>0:436が来たことは速崎も把握していた。
 直接応対したのは遠藤らだったが、ところどころで英語の返答が混じっていた>>0:451>>0:482のが微かに聞こえてはいた。
 英語ができるのが自分だけ――と考えていた訳では勿論なかったが、つい、そちらへと意識は向く。
 けれども日本語をきっちり喋っているのもちゃんと聞こえたから、とりあえずは日本語での受け答えでいいという判断。

 そのお初さん――美澄大河が今夜、どんな形で『Madam March Hare』に姿を見せるか。
 それについてはまだ、今はここで話すことではないだろう。*]
(63) 2023/03/03(Fri) 10:44:32

【人】 グルメライター ヤワタ

[聞きすぎることを恐れて、敢えて触れなかったことはたくさんある。
だが数日前に耳にした衝撃は大きくて、本人を目の前にしたら我慢が出来なかった。]

 高野さんて……
 やっぱかっこいいよね。

 「離さない」って中々普段言うことも聞くこともないけど、どんな気持ちになったら出てくるんだろ。

[完全に「アレ」を指している。>>16
じっと顔を見つめて、どんな顔であの台詞を言ったのかな、なんて想像した。**]

 
(64) 2023/03/03(Fri) 10:49:20

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ぽこん、とスマホが通知音を鳴らしたのは道中だった。
  高校時代の──彼女も一時期荒れていた──友人から
  「ねえやばいみて」と送られてきたURL。
  アカウント乗っ取られてますよ と送りかけたのを留め
  開いた今をときめく大人気アーティストのMVを再生し

  思わず往来で変な声が出た。 ]


  
ふぇぁ!!?



[ どう見てもどう目線を変えてもどうスマホを傾けても
  >>16そこにいるのはうさぎの穴の常連様その人である。

  慌ててキャスト名を確認しようとしても、
  計算し尽くされた創造の世界の中に彼の名前は無く
  代わりに「憧れのヒーロー」の一文だけ。>>15 ]

 
(65) 2023/03/03(Fri) 11:03:12

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 友人からの連投は見れなかった。
  いつも美味しそうにご飯を食べてくれる大事な常連様の
  「もう二度と離さない」というセリフは
  MV上とはいえ、大咲には些か刺激が強すぎる。
  妙に視線慣れしていたのはそういうことか……とか
  なんだかいつも高野を気にしていた常連様のひとりも
  もしかしてそういう、ファンだったりしたのか、とか ]


  …………わぁお


[ 憧れたヒーロー、の一文が、妙に記憶に残る。
  学校もない高校時代の日曜朝、
  静寂を掻き消すために付けていた戦隊ヒーローものの記憶が
  何故か不意に頭を過った。* ]

 
(66) 2023/03/03(Fri) 11:03:30

【人】 厨房担当 ゲイザー

― 本日、夜開店後の『Madam March Hare』 ―


 タカノんいらっしゃいませ〜!


[早速夜の『うさぎ』の扉を潜った高野>>20に、遠藤>>48の後から、カウンター越しに挨拶を。
 なんとはなく、今日の常連さんは上機嫌な気がして、普段から明るい速崎の声にも、そんな調子の良さが少し上乗せされたのだが――]


 お、カンちゃーん! らっしゃーい!


[続いて来店してきた神田>>59>>60の――僅かに伏された瞼の動きにまでは、気付けなかった。
 高野のちょうど隣の席を選ぶその人のオーダーを聞き――。
 遠藤や他のスタッフたちの方も見やりながら、注文内容のメモを取る。]
(67) 2023/03/03(Fri) 11:03:40

【人】 客 クリス

── うさぎの穴への道中 ──

[貝沢さんに、好き嫌いは無いよって伝えて。>>51
次の約束をしてから、まだ会えては居ない。
そんな頻回にはお給料的に通えないけど。
それでも俺は今日もうさぎの穴に足を向けていた。

見知った背中と白いリボンを見付けて。>>32
声をかけるのを躊躇ったのは、明らかに葉月さんの影響だ。
でも向かう先が明らかに同じで。歩幅は俺のが大きくて。
しかも一瞬立ち止まったりしてて。>>65
このままだと挨拶しない失礼な人か、歩幅を合わせて後ろを歩くストーカーさんになってしまう。
ええい。ままよ。俺は隣に並んで、声をかけた。]


こんにちは。大咲さん。


[少し顔を覗き込むように。微笑みかけて。]
(68) 2023/03/03(Fri) 11:06:40

【人】 客 クリス

[驚かせたかな。背を元に戻しながら。]


これから出勤ですか?
俺はね。またうさぎの穴にご馳走を食べに行くところです。

もし行き先が同じなら、ご一緒しても良いですか?


[そんな風に、声をかけただろう。*]
(69) 2023/03/03(Fri) 11:06:53

【人】 厨房担当 ゲイザー



 んん……( おや? おやおやおや??)


[などと、お隣さんの高野に対して神田が告げたこと>>64に対してカウンター越しにちらっと視線を向けるも、それでも深く詮索することはしなかった。
 お客様同士のお喋りに花が咲きそうなら――それが良い雰囲気になるものであればなおのこと――下手に口は挟まないようにした。]
(70) 2023/03/03(Fri) 11:18:18

【人】 会社員 レイラ

[さて、その日から何事もなく数日が経過し
今日も今日とて仕事である。

貝沢玲羅の職場はアラフォーアラフィフのおじさん上司たちと
事務員の2児を抱えて働く40代先輩ワーママや
ギャル上がりの20歳後輩などで成り立っている。

玲羅は10代の殆どをアイドル活動に注いでいた為
アイドルのイメージにもれず学業成績は散々なもので。
一応短大を出たものの
叔父が経営している小さな会社の事業部に
半ばコネで入社する形となった。

自分は職場では経歴を明かしておらず(面倒なので)
ほぼノーメイクに近い顔面に後ろでひっつめた髪、地味なスーツで過ごしている。
素直にしていればおじさんは若い女の子に甘いし、
悪目立ちせず真面目にしていれば先輩女性も優しい。

特に派閥争いのようなものもなく
厳しい業務のようなものもなく
のんびりと平坦に回っている職場のことを
玲羅はそれなりに気に入っていた。]
(71) 2023/03/03(Fri) 11:18:55

【人】 会社員 レイラ


「あ、ねえ、貝沢さん、
昨日のラジオ聞いた〜?」

[就業時間になり帰る準備をしていると
先輩事務員がそう話しかけてきた。

話は変わるが。
玲羅は後輩高野がやっているラジオを
なんだかんだでちょくちょく聞いていた。

幼い息子と一緒に見ていたのがきかっけで
すっかりニチアサに嵌ったらしい先輩は
"高野景斗"のファンだったそうで。
自分が彼を知っていると知って以来
時折話を振ってくるのである。]

「もう二度と離さない…って!
私もあんなこと言われてみたいわ〜!」

[きゃっきゃと頬を染め、
身をくねらせる先輩に笑って対応しつつ
お先に失礼しまーす、と言って職場を後にした。]
(72) 2023/03/03(Fri) 11:19:53

【人】 厨房担当 ゲイザー

[速崎璥は、ラジオ放送までは聞いていなかった。
 けれどもストリーミングでのドラマ配信サイト好きから講じて、音楽のストリーミング配信のアプリを開くのも日課になっていた。
 音楽配信とはいっても、特に最近の楽曲の中では、MVも一緒に流れるようなアプリもある。速崎が好んで開くのもそのアプリだ。

 ……が、この速崎璥、動画はともかく音楽は音楽として楽しもうという傾向があるようで。
 残念ながら、楽曲中の台詞>>16は聴こえていても、MV>>14>>15まではスルーしているという
制作側にとってはありがたくない
リスナーだった。

 だからすぐには、神田が話題に挙げた「離さない」>>64の真の意味には気づけない。
 ストリーミング上でそのヒット曲の台詞を聞き流していたその時には、少し引っかかったような何かもあった気がしたけれど、それもすっかり忘れてしまっていて――]
(73) 2023/03/03(Fri) 11:20:08

【人】 会社員 レイラ

[高野くんは、細々とでも芸能の世界に関わっていて。
人気絶頂の頃に比べれば減っただろうけれど
ちゃんと覚えていてくれている人もいて。
きっと本人も充実しているのだろう。

あの世界に未練はないと思っているけれど。
――私にも、あんな道もあったのだろうか。

なんて、時々考える。]
(74) 2023/03/03(Fri) 11:21:44

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 白いリボンは大咲の担当カラーだ。
  入社して即、「白が空いてるなら白が良いです」と言って
  ずっと白うさぎとして働き続けている。
  何故って、"真白"だから、なんて安直な理由だけど。
 
しかし白というのは何かと汚れやすい。
  例えばボロネーゼのソースだったり、ね?>>0:172


  常連様の新たな一面に思いを馳せていれば
  ふと、横に並んだ人影に気が付いた。>>68 ]


  あ、葉月くん!
  こんにちは。


[ にこっと笑って、少し此方を覗き込む葉月へと
  同じように微笑みと挨拶を返した。
  過去のあれそれは知らぬ身だが、
  偶然の出会いはいつあっても嬉しいものだ。大咲には。 ]

 
(75) 2023/03/03(Fri) 11:26:12

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ついさっきの変な声も妙な挙動も、
 
動画を見るまでの少し落ち込んだ影の感情も

  気付かれないように努めて明るく振る舞いながら。 ]


  わ、ほんと? 来てくれるの?
  私も今から出勤なんですよ。

  ふふ、こちらからお願いしたいくらいです。
  一緒にうさぎの穴に入りに行きましょう!


[ 時計うさぎを追い掛けるアリスのように、ではないけど。
  大咲が今日の出勤前の相談メンバーにいないのは
  連日の通し出勤とバランスを取るため、
  開店直後からの夜シフトだけという入り方だからだ。 ]

 
(76) 2023/03/03(Fri) 11:26:21

【人】 厨房担当 マシロ

 

  お肉大好き栗栖くんのお目当ては、今日もお肉かな?
  そういえば、お肉といっても色々あるけど
  牛肉とか鶏肉とか……栗栖くんはどれが好き?


[ 首を傾げ、一緒に歩きながら。
  彼が肉を一等好む理由を、大咲は知らない。
  ただただお肉が大好きで うさぎの穴を愛してくれる、
  わんわん物語青年ということくらい。

  せっかく栗栖が来店するなら、何か肉料理でも、と
  考えるためにそんな質問をしたのだった。* ]

 
(77) 2023/03/03(Fri) 11:26:25

【人】 会社員 レイラ


♪そう君は〜マーメイド〜
♪パ〜ルな 恋にむ・ちゅ・うさ〜 



[デビュー曲、「マーメイドに恋して」。
アップテンポなメロディーを
なんとなしに小さく口ずさみながら。
駅に続く道を歩いた。**]
(78) 2023/03/03(Fri) 11:32:52

【人】 厨房担当 ゲイザー

[……余談だが、貝沢の声、栗花落の声に対しての速崎の聞き覚えもまた、ストリーミング配信によるものだ。
 貝沢の方は音楽アプリ、栗花落の方は動画配信サイト、という違いはあったが。

 今をときめく綺羅星のごときヒットチャートも。
 今はもう解散したユニットの隠れた名曲も。
 往年の名作映画にドラマやアニメも。
 去年や今年公開されたばかりの、新人の勢い目覚ましい作品も。

 星の探索者のように、あれこれと新しいもの、旧いものをあちらこちら訪ね歩く視聴者。その最中に出会ったレコーディング上の声に、とりわけ深く関心を抱くわけではなかったけれど――。
 それでも「いいな」と思った作品をマイリストに入れて、折に触れて繰り返し再生するそんな心は、速崎にもあった。

 そんな速崎は、ストリーミング越しの声の主が三人も店に集うなんて思ってはいない(そういう可能性も考えはするなりに)。
 そのひとりである「セロ」がまさか店に通うようになっていて――しかも勝手に呼んだ「ツユリん」の愛称を密かに気に入って貰えている>>0:437なんて、知らなかったのである。**]
(79) 2023/03/03(Fri) 11:33:38
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a11) 2023/03/03(Fri) 11:40:37

【人】 客 クリス

[良かった。嫌がられなかったみたい。
大咲さんと並んで道を歩く。
明るくふるまう大咲さんの質問>>77に。]


俺はねー。お肉は何でも全部大好きだけど。
一等好きなのは牛肉!!牛肉は最高だよ?

あのねー。牛肉にはストレスを減らす効果があるんだって。
それにね。これは俺の持論なんだけど。
牛肉を食べたら幸せになる!!


これ絶対ね?

他のお肉も当然幸せになる!!


[くすくすと笑いながら。]
(80) 2023/03/03(Fri) 11:43:20

【人】 客 クリス

[それからもう1個の質問にも答えた。]


お目当てはお肉もそうだけど。

今度、うさぎの穴で出会ったら。
お料理シェアしましょって約束したんだ。
だからまた出会えるのも少し期待してる。

あ!!


そうだ。大咲さんもお肉好き?
大咲さんにもシェアしてあげる。
一緒に食べない?


[頭にあったのは、ランチの時に見た、『あちらのお客様からです。』アレ、いーなーって思ったんだ。
店員さん時々ドリンクとか、お客様からご馳走になったりしてるよね?お肉をご馳走しても大丈夫かな?いや多分一切れとかになるんだけど。でも。さ。せっかくだし。]
(81) 2023/03/03(Fri) 11:44:01

【人】 客 クリス

あのね?


うさぎの穴のお肉料理。すっごく美味しいんだよ?!



[まるで自分の手柄のように自慢してから。
可笑しくなって小さく吹き出した。*]
(82) 2023/03/03(Fri) 11:44:19

【人】 客 葉月

-現在/美味しい真鯛の日-

[今日も今日とて労働はクソ。
……あっヤバいクソとか言っちゃった、良くないよなやめよう。せっかくこれから美味しいお店に行くのに。

店に入る前に頬へ手を合わせ、ぐにぐにと口角を揉み込んでマッサージをする。
ストレスはなるべくこのお店に持ち込みたくない]

(……とはいえ、このお店で考えることがないわけではないんだけど)

[あの日のあいつ。>>24>>25
固まって青ざめて、傷ついたような顔をした相手のこと]
(83) 2023/03/03(Fri) 12:12:45

【人】 客 葉月

(……あれ。ひょっとして俺、すげえひどいこと言った?)

[そう思ったところで、口から飛び出た言葉は戻せない。たとえどんなに悔やんでも]

(悔やむ?まさか。
だってあいつはいけすかないイケメンで。
傷ついたところで、心が痛んだりなんかしないはず……)

[本当に?
嫌なことを言われたら、人は傷つくだろう。
──俺は誰よりも、そのことを知ってるはずじゃないか。

罵声。暴言。暴力。
あの店に溢れているものとは違う、人を嘲笑う冷たい笑い声。

思い出すだけで汗がどっと吹き出る、そんな悍ましい記憶──俺はそれと、同じことをしてしまったのか]
(84) 2023/03/03(Fri) 12:13:18

【人】 客 葉月

(……謝らないとだめだよな、これ)

[じゃなきゃ、俺にこの店の門をくぐる資格なんてない。
そう思いながらも、どうしても足が動かない。

それから数度顔を合わせた。
あいつは俺を見かけたら会釈してくれるのに、俺は結局声すらかけられないまま。
俺なんかいなくても楽しそうなあいつを横目で見るだけだ]

(──このドアの先にあいつがいたら、今日こそは)

[スマホの待受画面>>0:327を見つめながら、心の中で呟く]

(ローレライちゃん。どうか力を貸してくれないか)

[そうして、今日も俺はそのドアを開けた**]
(85) 2023/03/03(Fri) 12:13:52

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 並んで隣を歩けば、自然と白いリボンは風に揺れる。
  二人同じスピードで足を進めていられるのは
  単に歩調が同じなのか、彼が合わせてくれているのか? ]


  っふふ、……確かにそうだね?
  私もお肉大好きだからよく分かるよー。

  牛肉を食べたら絶対幸せになる!
  うん、ちゃーんと覚えましたっ!


[ あはは、と元気の良さに思わずころころ笑ったけれど
  馬鹿にしているわけじゃないのは声音で伝わるだろう。>>80
  ただ純粋に、かわいいなあ、と思ったのだ。
  お肉をこよなく純粋に愛するその姿勢と言葉が。 ]

 
(86) 2023/03/03(Fri) 12:15:12

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ。この前の貝沢さん?
  なんかお話盛り上がってたよね。
  仲良くなれたなら良かった。素敵な出会いも醍醐味だもん!


[ 自然と接客の時のような敬語は抜け落ちていた。
  お料理のシェアはとってもハッピーな約束だ。>>81
  ひとりじゃ食べ切れない量も、ふたりで分け合えば
  きっと美味しく幸せに食べ切れることだろう。

  なんて思った後のお誘いには、目を星のように瞬かせた。
  確かに「あちらのお客様です」からはこの前あったし
 (なおレジ担当の大咲は伝票を二度見し、事実を知って
  高野さん……やりよるなぁ……! と思うなどしていた)
  店が空いていて店員の手が余っている時なんかは
  軽くドリンクをご馳走してくれるお客様もいるけれど。 ]

 
(87) 2023/03/03(Fri) 12:15:26

【人】 厨房担当 マシロ

 

  えっと……い、いいの?
  お邪魔じゃない……かな……?


[ とはいえこちらもあくまで店員。
  シェアとはいいつつ一口頂く程度のものになることは
  起こる前から予想はしつつ、首を傾げ。

  まるで自分の特技みたいに自慢げな言葉を聞けば>>82
  栗栖と全く同じタイミングで笑い声をあげた。


  ──ここで働きたいんです と夢を握り締めていた、
  三年前の自分が、なんだか、救われるような心地で。 ]

 
(88) 2023/03/03(Fri) 12:15:52

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……ありがとう、栗栖くん
  私は…料理を美味しいって心から喜んでほしくて、
  ご飯の時間に笑ってほしくて、うさぎで働いてるから。

  だから、ほんとに、……うれしいな
  お店の皆も、そう言ってくれる栗栖くんが来てくれる度
  幸せのおすそ分けをもらってるよ。


[ これは本心。
  伝わって欲しくて、足を止め、栗栖の顔を見つめた。

  数拍の間が空き、大咲はなんとなく
  今なら聞いても良いかな と、再度口を開く。
  明確に店員とお客様である店内では聞き辛かったこと。 ]

 
(89) 2023/03/03(Fri) 12:15:56

【人】 厨房担当 マシロ

 

  栗栖くんは、どうしてそんなにお肉が好きなの?
  食べると幸せな気持ちになれるから、以外にあるのかな。


[ 栗栖が速崎に話していた時は>>0:289
  残念ながら、大咲はその場にいなかったから。

  内心でずっと気になっていたことを
  今ようやく聞けたのだった。* ]

 
(90) 2023/03/03(Fri) 12:16:08
客 葉月は、メモを貼った。
(a12) 2023/03/03(Fri) 12:19:06

【人】 客 クリス

[牛肉の偉大さはちゃんと伝わったようで嬉しい。>>86
貝沢さんの話しに頷きつつ。>>87
続く質問には首を横に振る。>>88


邪魔なんて無いよー。
貝沢さんだって、大咲さんと楽しそうにお喋りしてたじゃない?
仲良しなんでしょ?


[楽しそうに笑って居たら。
大咲さんの足が止まった。>>89
なんとなく。本当に嬉しい気持ちが伝わってくるようで。
俺の方がじんわり嬉し涙が浮かびそうになって慌てちゃった。
瞬いて照れた笑顔を返す。]
(91) 2023/03/03(Fri) 12:36:52

【人】 客 クリス

[それから問われた質問>>90に、少し考えて。
ゆっくり言葉を紡いだ。
なんでゆっくりかって言うのは。
大咲さんの言葉>>89が大事な物だと思ったから。
俺も大事な物を返したかったんだ。]


あのね?

俺の家は貧しくて。
小さい頃お肉があんまり食べられなかったの。
お肉はご馳走だったんだ。

でも。お腹いっぱいは食べさせてくれてた。
材料とか、色々工夫してね?
でもやっぱりお肉が食べたくてさー。
けど親に我儘は言えないわけじゃん?
子どもながらに、親の事情って分かっちゃうものでしょ?
そしたらやっぱ、親には強請れなくて……

だから自分が大人になって、自分でお金を稼げるようになったら。
そしたら誰に憚る事無く。お腹いっぱいお肉を食べようって決めたんだ!

今はね。小さい頃の自分の願いを。叶えてあげてるところなの。


[そう言って。大咲さんに小さくはにかんだ。*]
(92) 2023/03/03(Fri) 12:37:25
厨房担当 ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。
2023/03/03(Fri) 12:45:00

【人】 厨房担当 シャミ

─ 流行りの話題についていけない30代 ─


[夜遅くに帰宅するのは、もう十年できかない生活習慣。
家にテレビはない。
ラジオも、聞く習慣はなかった。
なにしろ頻繁にぼんやりして食べ物のことを考えているので、川のように流れ込んで来る情報が飛び飛びの虫食いだらけになってしまうのだ。

なので、自分の職場の客層がやや特殊なこともあまり意識したことがない。

余暇にはもっぱら文字や絵の情報、手を止めても勝手に流れ去っていかないでいてくれる雑誌や、動画以外のSNSをぽつぽつと触れる。
大概は、グルメや旅行、あるいはメシテロと呼ばれるようなものばっかり見ていた。あと犬とうさぎの写真]


(プリンのトースト。いいね👍)


[ポチりもたまに>>54
開いたとき流れてきたお勧めを芋づる式にフォローしているうち、好きなものの濃縮されたタイムラインを眺めて触れる、それは深夜の入浴後などわずかな空白の時間]
(93) 2023/03/03(Fri) 12:58:58

【人】 厨房担当 シャミ



[なので、誰かのSNSの更新が止まったことを意識したのも実際、たまたまだった。
そういえばあの優雅な独身男性の人、最近見ないな。結婚した? と。

最後に更新された画像がなんだったかまでを掘り返しはしていない>>55]
(94) 2023/03/03(Fri) 12:59:39

【人】 厨房担当 ゲイザー

― 現在:オープンキッチン ―

[「離さない」とか格好いいとか、そうした話は一先ず置いて。
 速崎は『うさぎ』の店員として、キッチンで手早く作業を進めながらも幾らかのお喋りをする。
 高いテンションで喋りまくると唾が料理に入りかねないので、聞き取りはできる程度に抑えた声量で。]


 そういえばタカノん、この前さー、
 タリアテッレの名前ちゃんと覚えててくれたの
 ちょっと嬉しかったんですよ〜。


[あの時>>0:50直接その名称を高野の口から聞いた訳ではなかったので、「覚えててくれた」という速崎の認識が正しいかは知れない。ただ少なくとも、タリアテッレが何なのか問い返されはしなかった。
 一度の説明では覚えて貰えないということ>>0:79もままあったので、密かに抱いていた嬉しさをここで告げていた。]


 今日も珍しいメニュー出しちゃうかもですけど、
 覚えて貰えるかなーかなーかな〜?
 ……美味しい、だけでも十分嬉しいんですけどね?


[そんなことを笑って告げたりもしたのだが、さて、今日の高野からのオーダーはどのようなものだったか。*]
(95) 2023/03/03(Fri) 13:19:05

【人】 厨房担当 シャミ

─ オープンキッチン ─

[100万再生は凄かろうというのはわかるけど、知らないことなので、常連のタカノさんは今日はいいことがあったのかな、くらい。

それがお客様にとって「なんでもない日」でも「良い日」でも「ご飯を食べて泣きたい日」でも寄り添いたい。
でも、「何も喉を通りそうにない日」は悲しい。

食べられないで冷めていく料理、寂しくて申し訳なくてきっと胸が引き裂かれてしまう]


 いらっしゃいませ、……ヤワタさん


[だから、席につく時の表情は気にして見ている。
神田さんからいつか名前呼びになっていた常連のまぶたにさした陰>>59に少し注視して。
なのにその後、タカノさんに話しかける様子はいつも通りのよう]
(96) 2023/03/03(Fri) 13:25:01

【人】 厨房担当 シャミ



 鯛だね
 何も、いやなことなんてないですよ?


[もやりと感触のザラつく謝罪の単語>>60に、小さな困惑]


 アクアパッツァも用意しているけど、さっぱり系?
 軽い冷製パスタにしましょうか。それともお酒を飲むならまずは前菜の方がいいかな


[いずれにせよドリンクのオーダーを先に通そうか*]
(97) 2023/03/03(Fri) 13:25:39

【人】 厨房担当 ゲイザー

[神田のオーダーのほうはというと、遠藤>>97が応対していた。
 ……ここで漸く、この二者の間の微妙な空気に、傍から見る側の速崎も気づく。]


 ……んーっと。
 まずはクラフトビールから、だね?
 調理とかはオレンジフリーでやっとくー。


[神田にオレンジアレルギーがあったか否かは兎も角として、混入は避けようと。
 オレンジをトレードカラーにするスタッフがオレンジを避けるという妙な発言をしながら。

 速崎自身はこうして、まるでいつも通り、といった態で厨房内を奔走していた。]
(98) 2023/03/03(Fri) 13:39:57

【人】 厨房担当 那岐

[おはようだとか、おつかれだとか。
 中には我が家のようなおかえりという挨拶まで交わす程、厨房に慣れ親しんでいる面々と挨拶を。

 料理に工程は沢山ある。
 素材選びに、下準備、味付け、焼き方、仕上げ、etc。
 先日の神田にしたように仕上げを凝ることも嫌いじゃないが、一番好きな工程は素材選びと下準備かもしれない。
 理由は簡単、黙々と手を動かせるから。

 芽キャベツは何と合わせようか。
 セロリは苦手な人が多いから細かく刻んだ方がいいか。
 春カブは敢えてステーキにするのもいいかもしれない。

 とはいえ、ランチとは違って夜のメニューはお客様次第。
 注文に答えられるようにいくつか頭の中で考えていれば、速崎から疑問を口にされた。>>42
(99) 2023/03/03(Fri) 13:41:49

【人】 厨房担当 那岐

[アレ、と言われて瞬時に何かは出てこなかったが。
花粉症かと聞かれて、静かに首を横に揺らす。]


  くしゃみは出てないんで、違う……はず。
 
  俺のことはいいんで、
  空調はお客さんに合わせてもらって大丈夫です。


[確定ではない間は認めない。何より仕事に影響するような事は避けたい。
速崎の心配りは有難かったが、目の充血だけで空調を自身に合わせられるのも気が引けて、遠慮した。
それでもと配慮を施されたなら、客席には冷えないように膝掛けを用意しておこうか。]
(100) 2023/03/03(Fri) 13:42:10

【人】 厨房担当 那岐

[振り返れば今度は沙弥から。>>46
 イメチェンを意識した訳ではなかったが、確かにこの前話していたみたいに雰囲気は少し変わったかもしれない。

 髪が綺麗、とは初めて言われたような気がして。
 少し、目を丸くして頬を掻きそうになって、……やめた。
 厨房に入れば、あまり顔や髪に触れたくないから。
 代わりに春カブを握った手の甲で顔の半身を覆い隠す。]


  …………帽子が無いと、慣れませんね。


[褒め言葉になんと答えればいいのか分からない。
 出来ればあまり見ないで欲しい。
 少し熱を持った耳朶がバレないように。
 避けるように食材を片手にまな板へと向かっていった。**]
(101) 2023/03/03(Fri) 13:43:09

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……仲良し、に、見えてたら……うれしい。
  貝沢さんにも……そう思ってもらえてたら。

  でも、うん
  私は──仲良しの常連さんだと思ってる。


[ 友達というには距離は遠いけれど。
  美味しそうにいつも料理を食べてくれる時の笑顔や
  雑談に応じてくれる時の声の弾み方だったり。
  何気ない思考を差し出す躊躇いのなさ。>>52
  少なくとも、大咲は貝沢を好ましく思っているのは事実 ]


  うん、じゃあ……
  貝沢さんが良いなら
  シェアの輪に入れてもらおうかな。


[ とはいえ、代金を払うのはお客様側なので。
  もしそんな未来があるのなら
  大咲からは不平等にならぬ程度の「幸せプラス」で
  何かしらお返しをしようか。 ]

 
(102) 2023/03/03(Fri) 13:50:33

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 栗栖の答えは、ゆっくりとした口調で返された。>>92
  だから大咲も言葉を挟まず、じ、と耳へ入れる。
  ──普段の元気で明るい肉青年という印象が抜けるくらい
  "大事なもの"を渡して貰えている実感が、あったから。 ]


  ………………強いね、栗栖くんは。
  小さい頃の自分の夢を叶えてあげるってことは、
  自分の足でちゃんと 立ってるってことだから。

  うん。
  親の事情とか気持ちって、子どもでも……分かるよね。
  でも、だから、なんにも言えなくてさ。
  

[ 分かるよ、ともう一度、内心で呟いた。
  大咲にもその感覚には覚えがある。

  親には親の事情があって、子どもは察して何も言えない。
  言った方が良いことも、言わない方が良いこともあって、
  どっちつかずの宙ぶらりんのまま。 ]

 
(103) 2023/03/03(Fri) 13:50:42

【人】 厨房担当 マシロ

 

  自分で自分の夢をちゃんと叶えられてる栗栖くんは
  すっごくすっごく素敵だよ。

  そのお手伝いをさせてくれて、ありがとう。
  ……なんて、話し辛いこと聞いちゃってたら、ごめんね?
  お腹いっぱい子どもにご飯を作ってくれた
  栗栖くんの親御さんも、素敵だなって思うよ。

  お腹いっぱいお肉を食べる夢の途中で
  一緒にご飯を分け合える出会いもあったんでしょ?
  ふふ、……なんだか羨ましいなぁ。


[ ひとりで食べるご飯も。
  一口も手を付けられずに残ったままの手料理も、寂しい。
 
捨てられたケーキも。


  未だに自分自身の夢を叶えきれない私には>>0:316
  本当、貴方が眩しくてきれいだな。 ]
 
(104) 2023/03/03(Fri) 13:51:00

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ 改めて言葉にすると、すこし照れちゃうね。
  でも大事なものを渡してくれたと分かっているから、
  精一杯、心から、伝えたいことは伝えたつもりで。 ]


  じゃあ、今日も美味しいお肉料理作っちゃうね!
  行こうか、栗栖くん。


[ 止めてしまっていた足を再び進み始めれば
  三月うさぎはもう開店した後。

  折角だから一緒にお店入ろうよ、って笑いかけて
  OPENの札が掛かった扉を開き、ベルを鳴らす。 ]

 
(105) 2023/03/03(Fri) 13:51:10

【人】 厨房担当 マシロ

 
― 店内 ―



  おっはようございまーす!
  じゃーん、栗栖くんも一緒だよ〜!

  あ、栗栖くん、好きな席座ってね。
  お話出来て楽しかったよ、ありがとう!


[ 重役出勤? いいえ、正当シフトです!
  店内に入れば既に常連のお客様と出勤スタッフの姿。
  カウンターもテーブル席もまだまだ余裕はある。

  いったんバックヤードへ入るため、
  カウンターへ近寄って
  高野と神田に「いらっしゃいませ」と声を掛けて。 ]

 
(106) 2023/03/03(Fri) 13:51:59

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ、店長と皆に差し入れ買ってきてるから
  食べたい人奥の冷蔵庫ね〜


[ 駅前の出張スイーツ店の袋をオープンキッチンや
  厨房にいる面々へ見えるよう掲げ、奥へ引っ込む。
  エプロンを装着し、リボン状に紐を結び、
  従業員用の小さな冷蔵庫に差し入れの箱を入れて。 ]


 
(107) 2023/03/03(Fri) 13:52:11

【人】 厨房担当 マシロ

 



  ( 不意に古傷がまた痛んだ。
    ケーキを作りたい。
    そう思うのに 自分のお菓子を笑顔で食べてくれた
    お客様たちの顔だって覚えているのに。

    特別だった母の行動がいつまでたっても
    忘れられない。 )


 
(108) 2023/03/03(Fri) 13:55:36

【人】 厨房担当 ゲイザー

[葉月>>85が夜の『うさぎ』のドアを開けた時には、ちゃんとカウンター越しに挨拶を。]


 ハヅキんいらっしゃいませ〜!
 好きな席選んでくださいねー。


[とはいつも通りに声を掛けたものの]


( ……うんん?
  なんか思いつめてる? 覚悟決めてる?
  気のせいかな。 )


[けれどこの時、速崎が笑顔を崩すことは無かった。
 今日の神田と遠藤のこともそうだが、下手に自分まで眉を下げたり辛気臭い顔をしたりする心算は無かった。
 自分の所為でもないのにそんな顔をする店員がいては、落ち着ける店>>0:330>>0:331にもなれやしない、と。]
(109) 2023/03/03(Fri) 13:56:05

【人】 厨房担当 ゲイザー



 鯛なら目出度いやつ〜とかじゃなくていいんで。
 お祭りメニューでも、なんでもない料理でも、
 どっちのオーダーでも受けつけます〜。


[ブラックボード上の本日のおすすめの一つを上げながら、オーダーを伺う。
 ドアを潜る前の葉月の記憶の中>>83>>84にあった顔が、この時この場にあったか否かとか、そんなことは速崎の頭にはなかった。**]
(110) 2023/03/03(Fri) 13:56:30

【人】 厨房担当 マシロ

 
[ お菓子類だけは徹底的に避ける自分を
  速崎なんかは特に、気にしてくれていると感じていた。>>45
  迷惑を掛けている自覚はあるけれども
  その分他で補っていく …つもりで。

  いつも通り、白うさぎとして準備を整えた大咲は
  ブラックボード確認兼オーダー伺いの為
  ひょっこりとホールへ出て来ては
  「ふむ」と具材を眺め、レシピを組み立てる。** ]


 
(111) 2023/03/03(Fri) 14:00:01

【人】 客 葉月

-現在/店内-

[果たして店内に、謝りたいと願った姿は未だなかった。
ほっとしてしまう自分に自己嫌悪を覚えつつ、カウンターへと腰掛ける。

果たしてそこに、厨房内を忙しそうに奔走する彼女の姿はあった>>109>>110]

ありがとね、ゲイジーちゃん。
真鯛か……ならカルパッチョが食べたいな。
あとイベリコ豚があるならあれ食べたい、生ハムでチーズとか巻いたやつ。ある?

[彼女の周りはいつだって眩しいな、と思う。
うじうじ悩んで、物事を歪んだ目でしか見られない自分とは大違いだ。

そんなどこか眩しいものを見るような視線を彼女に向けながら、ディナーの注文を**]
(112) 2023/03/03(Fri) 14:05:09
客 葉月は、メモを貼った。
(a13) 2023/03/03(Fri) 14:06:23

厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a14) 2023/03/03(Fri) 14:12:09

【人】 客 クリス

[貝沢さんとのシェアの輪に入ってくれるの嬉しい。>>102
貝沢さんにも、ちゃんと聞いてみよう。
だけど何で、俺の話しで大咲さんがそんな声出すんだろ?
『羨ましい』>>104って言葉が、なんだかとても、寂しく聞こえた。
これを口に出して良い物かどうか迷ったけど。
彼女は俺を『強い』>>103って言ってくれたから。]


大咲さんにも、あると良いね。
素敵な出会い。

もしかしてもう出会ってるけど。
気付いて無いだけかもしれないよ?


[穏やかにそう話して。]
(113) 2023/03/03(Fri) 14:16:46

【人】 客 クリス

[それから]


俺は大咲さんとの出会いも素敵だって思ってるんだけどなー!!



[ちょっと大きな声で空に向かって叫ぶと。
大咲さんを見て破顔した。

だって本当だよ?
貝沢さんとの出会いも素敵だけど。
大咲さんや店の皆や。それにお客さん達との出会い。
うさぎの穴で紡いだ縁は、どれも俺にとって素敵な物だから。
歩き出した大咲さん>>105に、『うん。行こう』って歩幅を合わせて。うさぎの穴の鐘を鳴らした。]
(114) 2023/03/03(Fri) 14:17:15

【人】 客 クリス

[大咲さんの明るい声が響く店内>>106
微笑んで頷くと、そこで大咲さんとは一旦別れて。
店の中に、葉月さんの顔を見付けた。>>112
一瞬だけ。躊躇ったけど。
大咲さんの言葉>>103が、お守りみたいに感じたから。]


……こんにちは。


[俺は自分の席を選ぶ前に、葉月さんに小さく微笑んで。
久しぶりに、挨拶の言葉を口にした。**]
(115) 2023/03/03(Fri) 14:18:09
客 クリスは、メモを貼った。
(a15) 2023/03/03(Fri) 14:21:55

【人】 会社員 レイラ

現在/店内→

[そんなわけで通いなれた道を通り
数日ぶりにMadam March Hareにやって来たのだ。

栗栖と大咲が道中で交わしたやり取りも>>102
葉月が待ち受けを胸に抱いた決意も>>85
何も知らない玲羅なので、
普通にシェアの約束を果たす気ではいた。]

(さて、今日はいるのかなー)

[と、呑気に栗栖の姿を探す。
その姿を見つけることが出来れば
やあ、と声をかけようとし。>>115]
(116) 2023/03/03(Fri) 14:25:28

【人】 会社員 レイラ


………。

[流れる雰囲気に、
ふむ。と、その手を止めた。
何やら込み入った話の最中だろうか。

少し考えてつん、と軽く栗栖の背中を叩き、
こんばんはと会釈をした後。]

私、あっちにいるね。
もし気がむいたら来てよ。

[とだけ一応声をかけて、
テーブル席の方に行こうかな。**]
(117) 2023/03/03(Fri) 14:33:25

【人】 厨房担当 ゲイザー



 真鯛はカルパッチョにー、
 イベリコ豚は生ハムでチーズ巻きー、ですね。
 かしこまりました〜


[葉月>>112からのオーダーを復唱しながら、オーケー、と
 なおイベリコ豚は脂の乗った生肉だけでなく、生ハムの方もストックがある、と速崎は確認していた。]


 あ、チーズのリクエストあったら言ってくださいね。
 各種チェダーとモッツァレラ、カマンベール、
 パルミジャーノとゴルゴンゾーラ……とかとか。


[ここに挙げなかった種類のチーズも、キッチンやバックヤードを探してみればあるかもしれない。
 ともあれ、シェフのお任せならお任せでいい心算で、一応葉月に尋ねておく。]
(118) 2023/03/03(Fri) 14:49:04

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、葉月からなんだか「眩しいもの」「キラキラしたもの」を見るような視線を受けていたことには気づいていたが――。]


 期待しちゃいながらお待ちくださいね〜。


[嬉しそうに笑いはすれど、それ以上の表情を表さない辺り、速崎はこうした視線に慣れてしまっていたのかもしれない。

 そうしているうちに、栗栖が(そして、何故か大咲も)店のドアを潜り抜けてくる>>106>>115
 栗栖が葉月に、ちょっと抑えめに聞こえる声で挨拶するのを耳にしながら、速崎はオープンキッチンへの作業に勤しむことになる。]
(119) 2023/03/03(Fri) 14:50:48

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 店に入る前 ―



  …………そうかな。
  そうだといいな。


[ 穏やかな口調の栗栖から紡がれる言葉へは>>113
  曖昧に微笑んで答えて。
  荒むばかりだった過去の自分とは決別したつもりでも
  こうやって不意に臆病な自分が顔を出す。

  けれど栗栖にそれ以上気遣わせないよう、
  明るく笑ったところで ]


  ────……!?


[ まるで青春映画の群像劇のワンシーンみたいな
  少し大きな声で空へ叫ぶ栗栖へ、目を見開き。 ]

 
(120) 2023/03/03(Fri) 15:04:05

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……… っふ、ふふ、あははははっ
  ほんっとに元気だなぁ、栗栖くん!

  そうだね、そうだよね
  私と栗栖くんの出会いも、素敵なご縁だよね!


[ こちらへ向けて破顔して見せる栗栖の笑みは
  夏の青空のように澄んだ色。

  無意識に自分を縁というものから除外していたらしい。
  気付かせてくれた栗栖へ、「ありがとう」と笑いかけ
  そうして二人、店のベルを鳴らした。* ]

 
(121) 2023/03/03(Fri) 15:04:15

【人】 厨房担当 マシロ

 
― 現在・店内 ― 



  あっ
  葉月さんもいらっしゃいませ!


[ 店内に>>112葉月の姿を見捉えれば
  にこ、と微笑んでいつも通りの挨拶を。
  オーダーは速崎が一通り取ってくれた後だろうか。
  葉月に話し掛ける栗栖を少しだけ見守って
  来店した貝沢へも笑顔を向ける。 ]


  貝沢さんも、いらっしゃいませ!
  好きなお席どうぞ。


[ >>117二人のやり取りの邪魔はしない程度に。
  ブラックボードを指し示しつつ、着席を見遣り。 ]
 
(122) 2023/03/03(Fri) 15:04:50

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ お冷とおしぼりを持ち、貝沢のテーブルへ運ぼう。
  栗栖は何やら葉月と話をするようだけれども
  それなら貝沢のオーダーはその後にしたいだろうか?

  ことん、と貝沢の前にグラスとおしぼりを置き ]


  飲み物とかだけ、先に注文されます?
  夜営業なので、お酒も提供出来ますよ。
  今日のおすすめのオレンジを使ったカクテルなんかも。


[ そう言って首を傾げた。** ]

 
(123) 2023/03/03(Fri) 15:04:56

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、その栗栖と共に店の扉を潜った、この時未だ私服姿の大咲>>107が掲げていたのは――。
 多分出勤中に栗栖と鉢合わせたのかなーとかそういう思考も、この時にはぶっ飛んでいた。]


 って、マシロんの差し入れだと……!?


[洩らした感想は、けれども、努めてテンションを上げ過ぎない抑えめの声で。
 ちょうど今日、件の店の記事を神田が仕上げていた>>58とのだとは知らぬまま、袋に記されたスイーツ店のロゴを目に留めていた。

 それから、バックヤードで『うさぎ』の仕事着に着替えた大咲>>111に]


 差し入れ、ありがと。
 仕事上がりにでも貰ってくね。
 そんでもって今日もよろしく、マシロん!


[やはりいつも通りの笑顔で、お礼と今夜の仕事始めの挨拶を。]
(124) 2023/03/03(Fri) 15:14:54

【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、先程花粉症疑惑の出ていた瑞野のことだが――。
 本人はきっぱり否定する>>100も、お客様の方の花粉症事情を考えて、空調等の調整は行われることになる。
 ……厨房の担い手がアレ春の悲劇にかかってないならかかってないで一安心、ではあったのだが。]


( ……なんかあったら、でいいや。
  私が変に心配してもアレだし。 )


[キャスケットがないなりに、顔を覆うネイビーのグラスのために表情を伺いづらい今日の瑞野>>101
 少しの様子の違和感を目に留めながらも、春かぶを手にまな板に向かう料理人に対し、特にこれ以上の詮索はしなかった。]
(125) 2023/03/03(Fri) 15:17:07
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a16) 2023/03/03(Fri) 15:21:00

【人】 客 葉月

チーズのおすすめかあ。思いつかないし、シェフのお任せでもいいかな。

[彼女の、朝の光みたいに眩しくて明るい雰囲気が好きだ。>>119
本音を言えばもっと仲良くなってみたいし、色んな一面を見てみたいと思ってしまったりもするのだけれど未だに口には出せていない。

ともあれ落ち着いた雰囲気といい匂いの漂う店内で、俺は座り心地のいい椅子に身を預けていた。

何度かドアベルの鳴る方を見て、視線を戻す。別に待ってるとかじゃない、断じて]
(126) 2023/03/03(Fri) 15:23:26

【人】 客 葉月

(──こういうときに限って、来なかったりするんだよな。
人生ってそういうもんだし……って、)

[数回の空振りを経て、視界に入ってきたのはあいつだった>>115

きっともう、会釈はすれどあいつから俺に話しかけてくることはないだろうと思っていた。
だから俺から行かなきゃいけない。
女の子に話しかけるときとは勝手が違うけれど、そんなこと言ってられない気合い入れろ俺──]
(127) 2023/03/03(Fri) 15:24:31

【人】 客 葉月

……あっ、おう。

[そんな気合いは空振りに終わる。>>115
あいつの中で、その挨拶を寄越すまでにどんな心の動きがあったかなんて俺は知らない。
だからあまりにもいつも通りに見えたその挨拶に、なんだか面食らってしまって──]

(あれ、これで終わりでいいのか?)

[心の中で自問自答する。

挨拶に、おうと返した。
話さなかった期間は終わった。これでいつも通りに、

──いつも通りに?]
(128) 2023/03/03(Fri) 15:25:00

【人】 客 葉月

(いや、ダメだろ)

[それはダメだろ。だって俺、まだ謝ってないんだから。
あいつは俺より年下だけど大人で、イケメンで、こんな俺にも話しかけてくれるくらい優しくて。俺が持ってないものを持っていて。

でもそれは、
俺があいつを一方的に傷つけていい理由になるのか?]

──あの、さ。

[口を開いたのと、貝沢さんがあいつに声をかけてテーブル席の方に行ったのはほぼ同時だっただろうか。>>117]
(129) 2023/03/03(Fri) 15:25:23

【人】 客 葉月

(あいつ貝沢さんと仲良いんだよなやっぱムカつく……じゃない、違う落ち着け俺)

[雑念を払うように頭をくしゃりと掻いて、どうにか言葉を絞り出す]

この前は、ごめん。嫌なこと言って。
俺、こんな性格だからさ。お前……栗栖、くんが話しかけてくれてたの、ずっと捻くれて受け取ってて。
だからあのときも……あーダメだ、まどろっこしいなクソ。

嫌なこと言って悪かった。反省する。
それで……栗栖くんさえ良かったら、これからまた話しかけてくれたらうれしい。
無理だったら忘れてくれ。

──俺はお前に話しかけられるの、嫌いじゃなかったからさ。

[相手の目を見て言うと決めていたのに、最後はつい俯いて目を逸らしてしまった。

恥ずかしさと、恐怖。
手遅れだったらどうしようという気持ちが頭の中をぐるぐる駆け巡る。そうだとしても自業自得だから何も言えない。

俯いたまま、相手の返答を待つ**]
(130) 2023/03/03(Fri) 15:25:47

【人】 客 クリス

[葉月さんに挨拶したら、返事が返って来て。>>128
気付いたら、貝沢さんの優しい手が背中に触れてた。>>117
一瞬そちらに気を取られたら。
葉月さんが懸命に言葉を紡いでくれて。>>130
俺は思わず、ぽかんと葉月さんを見詰めてしまった。]
(131) 2023/03/03(Fri) 15:40:41

【人】 客 クリス

[それから。じわじわ体が熱くなる気がして。
気が付くと胸の奥から笑ってた。]


ふっ。ふふっ。はははっ。

あ。ごめん。笑って。ふふっ。嬉し。


瑛斗で良いよ。栗栖瑛斗。俺の名前。


[葉月さんは顔上げてくれたかな?]
(132) 2023/03/03(Fri) 15:41:17

【人】 客 クリス

[顔をあげてくれたら、目を見て伝えたい。]


いーよ。許したげる。


[それから。]


俺の方もごめんね。
急に距離詰めちゃって。

びっくりしたでしょ?


[目を細めて笑いかけて。
彼は許してくれるかな?
もしも許してくれるなら、今度こそ仲直りがしたい。*]
(133) 2023/03/03(Fri) 15:41:37

【人】 厨房担当 ゲイザー

[チーズは「シェフのお任せ」、のオーダーを葉月から>>126確認した後。
 まず速崎が取り掛かるのは、真鯛のカルパッチョ。

 刺身としても提供できる今日の真鯛の、昆布締めにしたもの>>18を薄く削いでいく。
 薄くといっても、紙のように薄くはなく、ちゃんと歯ごたえが出る程度の厚さを持たせて。

 真鯛のスライスを敷きつめるのは、無地の白磁の皿。これは今日の食材がきちんと目立つようにするため。
 そして鯛の上に、薄切りにした赤タマネギや、瑞々しい新緑のスプラウトといった生野菜をあしらう。

 仕上げのドレッシングは、オリーブオイルに白ワインビネガー、更に今日の香り高いオレンジの果汁を絞って加えてから、少々の塩や粗挽きの黒胡椒で風味を整えたもの。
 盛り付けた鯛と野菜にこのドレッシングをさっとかければ、今夜限りのカルパッチョの完成だ。]
(134) 2023/03/03(Fri) 16:08:15

【人】   タカノ

 待っててくれたの?嬉しいなぁ。
 こんばんは、シャミちゃん。

[ お待ちしてました。>>48
 そんなの店員さんが口にする挨拶に過ぎないと
 分かっては居ても、そう言われたら
 上向きの気分は更に上昇しただろう。

 先日ランチに訪れた際は、お客さんとしての
 姿だったのは横目に捉えて居たけれど、

 やはりこの姿のほうが馴染みがあるな、と思う。 ]

 今日はねお酒を頂きながら
 少しずつ、の気分なんだ。

 鯛は後からがいいかな
 アラカルト風に、なにか用意してもらえる?
 あと、それに合うお酒も。おまかせで。

[ あまり見ない姿もきれいだったけれど、
 シャミちゃんはいつも綺麗だよね、とか。
 気の利いた事を言えれば良いのだが。
 そういう事は往々にして、なかなか口にはできないもので。* ]
(135) 2023/03/03(Fri) 16:08:49

【人】   タカノ

 奇遇だねぇ神田くん

[ 自分がメニューボードに気を取られ
 席を決めかねていたところかかる声>>59>>60
 もちろん、と快く答えた。 ]

 俺もお祝いを兼ねてるから
 奢りはまた今度で頼むよ。

[ 彼らの間、否、彼から流れる何かいつもと
 違うような空気には気づいたかもしれないけど、
 気づいたからってどうということもない。

 相談かな、もしかして頼られているかな
 とか見当違いな事を考えるばかりだ ]

 クラフトビールもいいよねぇ
 俺はたった今、おまかせって言ったところ
 何が出てくるかなぁ

[ さて酒と、肴が出てくるまでの短い時間、
 いつもならとりとめのない話などしているのだろうが ]
(136) 2023/03/03(Fri) 16:09:04

【人】   タカノ

 え、

[ かっこいいよね>>64そう言われたときに、
 僅か、予感はしていたとも。 ]

 ………見たんだね………

[ 苦笑いしながらそれでも礼は言うべきだ。
 分かっている。今日はその「アレ」が成功を
 収めた祝も兼ねているのだから。 ]

 どうもありがとう、そりゃ普段顔を合わせて
 いる人達なら気づくよねぇ。

 〜〜……かっ、勘弁して……

[ じっと顔を見つめられたので思わず両手で
 顔を覆ってしまった。 ]

 大事な物、とられたくないときなら
 出てくるんじゃないの、俺も現実でなんて
 言ったことないから、わからんて……

[ でかい図体が縮こまっていくような、そんな気持ちだった。** ]
(137) 2023/03/03(Fri) 16:09:26
  タカノは、メモを貼った。
(a17) 2023/03/03(Fri) 16:11:50

【人】 厨房担当 ゲイザー

[それから、イベリコ豚の生ハムを、真鯛よりもさらに薄く削ぎ落す。
 「お任せ」注文のチーズであれば、一つの種類ではなく、食べ比べできるように幾つかの種類を。
 一つは、柔らかく爽やかなモッツァレラ。
 一つは、目に色鮮やかなレッドチェダー。
 さらにもう一つ、ピリッとしたゴルゴンゾーラもお試しあれ。

 生ハムにも幾らかの脂身はあれど、のんびり抓んでいるうちに乾いてしまわないよう。
 こちらの小品にも、オリーブオイルが数滴掛けられる。

 おつまみにするにも丁度いい小ぶりさの、生ハムチーズ巻き三種。
 盛り付ける器は、薄く淡く白に近い緑色に、白いデイジーの花の模様があしらわれた小皿。]
(138) 2023/03/03(Fri) 16:18:09

【人】 厨房担当 ゲイザー



 はい、ハヅキんお待たせしました〜。
 今夜の真鯛のカルパッチョ、オレンジソース風味と、
 ハモン・イベリコのチーズ巻き三種。
 ごゆーーーっくりお召し上がりくださいね〜。


[カウンター越しに葉月の元に注文の品>>134>>138を差し出すその声は、明るいながらも、さりげなく告げる程度の声量。

 いつか彼と栗栖と間で何の事件があったのか知らないなりに。
 速崎は、ふたりが交わす謝罪の行方>>129>>130>>132>>133を、見守っている。**]
(139) 2023/03/03(Fri) 16:25:55
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a18) 2023/03/03(Fri) 16:31:46

厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a19) 2023/03/03(Fri) 16:44:47

【人】 若者 ミスミ

[はじめて迷い込んだ日、カリカリのゼッポリーニと軽やかな白ワイン、濃厚の文字を裏切らないカルボナーラ。
それから善意の一杯。
熱くて、美味くて、胃の底からじんわりと温かい食事。
夢中で食べ終わった後、何故だかわからないが泣けてきて、近くにいた誰かをぎょっとさせてしまったのももうすでにしばらく前の話。

少し時間がたってから考えてみれば、あの時の自分はきっとお別れを言えなかったばあちゃんと、ばあちゃんの店を思って泣くきっかけが欲しかったのだろう。
だからと言って店の中で一応二十歳も越えた男がぼろ泣きしたのは今思い出してもちょっと恥ずかしい]
(140) 2023/03/03(Fri) 16:53:42

【人】 若者 ミスミ

ー現在ー

…とはいえ、マジ見つからん…。

[今のところは親戚の家の一部屋を借りているが、そろそろきちんと住む場所を考えなくてはならない。
イギリスを出た時はばあちゃんの店の二階に住み込む予定だったから、部屋探しでこんなに苦労するとは思ってもみなかった。
もう使うことのなくなったばあちゃんの店の鍵はお守りがわりにこのまま持っておくことにしたけれど、今の自分に必要なのは新しく済む部屋の鍵。
安くて良さそうだと思った部屋は国内の保証人が必須だったり、かといって保証代行が使えるような小さい部屋のキッチンは何を作れるんだというほど狭い。

それに、一番のネックなのは勤務先だ。
こいつが決まらないと家賃の増減も決められず。
貯金があるからOKとはいかないのだから、ああ何て世知辛い。

少しでも出費を減らすために外食を控えればいいのだが]
(141) 2023/03/03(Fri) 16:54:24

【人】 若者 ミスミ


こんばんわー…
…そっか、もう蕪の時期。

[今宵も不思議の国の扉を押し開けてしまうわけで。
首から細い革ひもで下がった鍵は、童話の挿絵のようなオシャレさもなくて、ただの古惚けた鍵なのだけど。
店の中をちらっとみたあと、空きがあればカウンターを希望した。
やっぱり、誰かの料理する姿を眺めているのは楽しくて、心が落ち着く。

祖母の店で出していた蕪の漬物と味噌汁が懐かしくなって、おっといけない涙腺がまた緩んでしまいそうだ**]
(142) 2023/03/03(Fri) 16:54:37
若者 ミスミは、メモを貼った。
(a20) 2023/03/03(Fri) 16:58:26

【人】 厨房担当 シャミ


 今日はね、久しぶりにここに立つから
 そんな日にまたタカノさんが来てくれてて嬉しいよ


[逢いたい客はたくさんいるけど、この言葉は薄いものではない。
口角は笑っているまま眼差しは真剣に、相手の言葉を余さず拾う>>135
こういう集中力が出せるのは目の前に食べてくれる人がいる時だけ]


 おまかせ、大好き
 じゃあ私が今食べたいものセレクションで

 タカノさん牡蠣平気でした?


[そんな確認と共に手元で山芋をすりおろし始め。
それから隣席に座ったヤワタさん。ふたり飲み交わすようなら、提供のバランスも考えようか]
(143) 2023/03/03(Fri) 17:10:20

【人】 客 葉月

[どくん、どくん。やけに心臓の音がうるさい。
永遠とも思えるような一秒のあと、落ちてきたのは優しい笑い声>>132

何笑ってんだよ、そんなことを言うよりも先にやつの口から「嬉し」と、そう聞こえた>>132]

(幻聴か?……いや、違うよな)

[驚いて思わずやつの目を見てしまった。
栗栖瑛斗。その名前を口の中で転がす。
──そういや、同性と下の名前で呼び合うのなんて何年振りだっけ。

同僚、ライバル、敵、あるいは女の子を口説く上での一時的な同盟関係。
そういったものはあれど、そこから親密な関係になることなどここ数年はなかった。

なんだろう、これ。
まるで体の奥底からぽかぽかしてくるような感覚]
(144) 2023/03/03(Fri) 17:19:44

【人】 厨房担当 シャミ

─ 差し入れ ─

 おはよう真白、もう夜だよ
 クリスさんいらっしゃいませ


[やはりただいまとは言わないようだ>>106
同伴出勤のお客様にも会釈と、そして 今日は豚肉! と舌の付け根くらいまで出かけたが。
人待ちの風情の葉月さん>>112に挨拶するようなのを視界に捉えて呑み込もう]


 差し入れ?
 楽しい仕事におやつ付きだなんて今日は最高の日


[スイーツ店の袋>>107にパタパタと尻尾を振った。
冷蔵庫の中身を確かめて、ちょっとした難局に悩むのはまた後の話]
(145) 2023/03/03(Fri) 17:20:22

【人】 客 葉月

なら、俺のことも佑一でいいよ。

[むずむずした気持ちを誤魔化すように頬を掻きながら、そんなふうに名前を告げる。

許してあげると、やつは言った。>>133
体の中で、強張っていた何かが解けていく]

……びっくりは、したけど。

[そりゃあんな熱い告白されたらな>>0:346
びっくりどころの騒ぎじゃなかったよマジで。

……でもまあ、あれだ]
(146) 2023/03/03(Fri) 17:20:31

【人】 客 葉月

それ以上に嬉しかったよ。あんなふうに話しかけてもらえるの。
俺はちゃんと返せてなかったけどさ。

[嘘じゃない。事実あいつが俺に話しかけてこなくなったとき、俺はずっと寂しかったのだ。
自覚して、自分で自分に馬鹿じゃねえのと思った。今まであんな態度とってたくせに、俺のツンデレとかどこの層に需要あるんだよって。

勿論それで料理のおいしさが損なわれるわけではないから、もりもり食ってたし傍目には気付かれてないかもしれないけれど]

だからさ、これからもまた話しかけてもらえたら嬉しいよ。
……気が向いたら俺からもその、あー、なんだ。アレするから。

[いやアレってなんだよ。そこは素直に話しかけてもいいか聞けよ馬鹿だろ俺]
(147) 2023/03/03(Fri) 17:21:02

【人】 客 葉月

──じゃ、そういうことで!

[せっかくやつの目を見て話せていたのに、もうダメだ。
耳まで赤くなって、ちょうどそこに料理が来たのを幸いに>>139、そこそこデカめの声を出しながら再び席へ戻った。

やっぱりゲイザーちゃんマジ天使。カルパッチョ美味すぎだしチーズ巻きの遊び心最高]

──あ、すみませんオレンジジュースもください。生搾りのやつ。

[美味しい料理に舌鼓を打ちながら、爽やかなジュースでどうにか顔の熱さを誤魔化そうとする俺がいた**]
(148) 2023/03/03(Fri) 17:21:36
客 葉月は、メモを貼った。
(a21) 2023/03/03(Fri) 17:27:20

【人】 厨房担当 ゲイザー



 っと、オレンジジュース生絞り、かしこまりました〜。


[葉月>>148からの追加オーダーに、速崎はいそいそと再び厨房作業へと。

 先ほどのカルパッチョのソースもそうだったが、厨房でオレンジを絞った時に「オレンジフリーゾーン」>>98に飛沫が飛んだりしないよう――。
 ジューサーを用いての生絞りの作業は、手早く見えて、実は慎重に行っている。

 粒ほどの果肉が混ざっている暖色と、店長が認めた通りの瑞々しい格別な香りが、透明なグラスを満たしていく。
 ちなみに、ここで注いでいる容器はワイングラスだ。]
(149) 2023/03/03(Fri) 17:55:24

【人】 厨房担当 ゲイザー


 はい、お待たせしました〜。
 つぶつぶまでぜひ召し上がってくださいね〜。


[追加のジュースのグラスを葉月に差し出しながら、もう一つ、言い添える。]


 ハヅキん、大事なこと、ちゃんとクリリンに
 お話しできたみたいで良かったです。
 さ、お疲れ様も兼ねて飲んじゃえ飲んじゃえ。


[先ほど葉月が栗栖に返した言葉>>146>>147までは聞き拾えず。そして今、目の前の葉月がどんな赤い顔をしていたかにも触れず。
 けれどもひそかに見守っていたことを示すように笑って告げ、ウィンクをひとつ。]
(150) 2023/03/03(Fri) 17:56:28

【人】 客 クリス

[じわじわと嬉しくて。]


佑一?


[一度名前を呼んでみた。]
(151) 2023/03/03(Fri) 18:02:33

【人】 客 クリス

[それから少し逡巡する。
貝沢さんの居るテーブルを見た。

俺の中に、貝沢さんと一緒にご飯を食べない選択肢は無い。
ただ、今日、大咲さんと、佑一と話して。
貝沢さんの優しい手が背を叩いてくれて。
先日会った時から、大きな心境の変化が訪れていた。

貝沢さんに、俺が彼女がアイドルだと知っていることを。
隠し続けたまま、接し続けるのが、嫌だなって。
彼女に正直な俺を全部知って貰いたいし。
多分それは、佑一にも知って貰いたい。
なんか佑一の話し聞いてると、俺が美化され過ぎな気がするし。

それに俺の事を知って貰った上で。
俺も貝沢さんや佑一の事、もっと知りたい。
こんな風に思うの変かな?
……佑一は熱い告白だと思ってるようだけど。>>146
そのことを俺は知らないけど。
実際は俺は今まで誰とも付き合ったことが無くて。
色恋の事もよく分かって無い人間だって知ったら。
どう思うんだろう?
(152) 2023/03/03(Fri) 18:03:46

【人】 客 クリス

あのさ。


[話しかけようとしたら、佑一は、席に戻ってた。>>148
だから俺は、先に貝沢さんに尋ねて見る事にした。]
(153) 2023/03/03(Fri) 18:04:06

【人】 客 クリス

[貝沢さんが据わってるテーブルに行って。
彼女に笑いかける。]


お待たせ。ありがと。待っててくれて。


[席に腰掛けて。]


……あのね?
俺、貝沢さんとご飯食べるの楽しみにしてたんだ。
それでね。今日貝沢さんと話したい事いっぱい出来た。

俺のお肉。大咲さんにも振舞って良い?
それとね。あそこの席に居る葉月佑一さんも一緒にご飯食べちゃダメ?
紹介したいなって。

遠慮しないで正直に言ってくれて良いよ?
断っても怒んないし。俺も貝沢さんに正直で居て欲しいから。


[ふわりと微笑みかけて。彼女の答えを待とうか。**]
(154) 2023/03/03(Fri) 18:04:31
客 クリスは、メモを貼った。
(a22) 2023/03/03(Fri) 18:07:37

【人】 厨房担当 ゲイザー

[葉月と栗栖の話が完全には聞き拾えないなりに、お互いに謝ることがあったんだな、と速崎は考えていた>>139から]


 なんかさ、謝らなきゃいけないことしちゃったのに
 謝れなくて、そのままお別れして、自然消滅とか、
 そーゆーのは多分、寂しいってやつ、ですし。


[なんて、友情のこととも恋愛のこととも取れる呟きを、ウィンクの後にごく他愛なく述べつつ――。
 そうこうしているうちに、夜のお客様はあれからさらに増えていた>>117>>142。]
(155) 2023/03/03(Fri) 18:08:37

【人】 厨房担当 那岐

―― 郷愁 ――

[おおよその人には、故郷というものがある。
 例えば、都会に出て一人暮らしを始めたものなら地元が。
 または夏にだけ立ち寄るような祖母が住む田舎。
 どこか懐かしさと僅かな寂しさを覚えさせる場所。
 
 ――とはいえ。
 元々それなりに発展した土地で育ち、祖母の家に遊びに行くような間柄でもなかった俺に取っては、故郷というものは無いのかもしれない。
 強いて言うならば、メトロで帰れる距離の実家だ。

 祖母の料理という物には縁がないが>>0:432
 実家からそれ程遠くない場所に、
 料理好きな従姉妹が店を開くと聞いたのは小学校か、はては中学に上がる頃だったか。

 耳に挟むだけだろうと思っていたその店は、
 今や勤務地となり、従姉妹は今や職場の上司となっている。]
(156) 2023/03/03(Fri) 18:14:41

【人】 厨房担当 那岐

[沢山食べて欲しい、という彼女の想いの通り。>>0:465
 従業員と客を少しづつ増やしていき、
 今となっては根強い常連までいる『Madam March Hare』。
 訪れた新しいアリスが、食事を終えた後に見せた涙は、
 彼が何を想ってのことまでかは察することは出来なかったけれど。
 客足が少し引いた時間で良かったと思う。

 カウンターに一度戻り、温まっているおしぼりを手に戻れば、そっと彼のテーブルに添えた。]


  ごゆっくり。


[かける言葉は相変わらず少ない。
それでも、誰かに小さな温もりを与えられたように。
>>0:264
 彼にとっても、少しの安らぎになればと想っただけ。**]
(157) 2023/03/03(Fri) 18:16:07

【人】 厨房担当 ゲイザー

[カウンターからは少し離れたテーブル席に着いていた貝沢>>116>>117のもとには、大咲がオーダーを尋ねに来ていた>>122>>123
 ついでに言えば、栗栖も同じテーブルの元にいま赴いたところ>>154。]


 カッチもいらっしゃいませ〜!
 のんびりゆっくりしちゃってくださいね。


[挨拶だけは元気よく掛けながら、ひとまずはテーブルの方には向かわずにいた。
 ……店に辿り着くまでの間の元「ローレライ」の貴重な生歌唱>>78も、当時『うさぎ』内にいた速崎の耳には、当然届くことなく。
 あくまでただの「カッチ」こと貝沢としてのその人を、この時は目に留めるのみだった。]
(158) 2023/03/03(Fri) 18:18:27

【人】 グルメライター ヤワタ


[気まずさを感じている理由について彼女に心当たりがなければ、謝罪だって戸惑わせるばかりだろう。>>97
彼女が自分のSNSを知っていることは知らないし、その最新投稿が彼女の気分を害した訳でもないということも知らない>>93>>94から、まだ気まずさは完全に晴れた訳ではないけれど。

「ヤワタくん」と名前で呼ばれるのは彼女からくらいで。
自分からそれを遠ざけることはどうしても出来ない。]

 そ?
 じゃあ、改めて、「今」困らせてごめんね?

[もう目は伏せない。
「店員の誰かに届ける注文」ではなく、「沙弥に作って欲しい」という気持ちを込めて。]

 冷製パスタが良いな。
 それに合わせて――コンソメスープを。
(159) 2023/03/03(Fri) 18:20:33

【人】 グルメライター ヤワタ

[オーダーはゲイザーにまで通っていたようだ。>>98
「ああいや」と声をかける。]

 アレルギーとかじゃないから。
 いまのはシャミちゃんにお願いさせて。ありがとー。

 ちょっと前に愛媛のみかんにハマって、甘平とかはれひめとかカラマンダリンでマーマレード大量に作っててさ。
 家で食べない味がいいなって、それだけ。
 オレンジはむしろ好きだよ!

[ちゃんとイヤーマフを見ながら力説しておいた。]
(160) 2023/03/03(Fri) 18:20:49

【人】 店員 チエ

うーん……

[嘉数知恵は、悩んでいた。]
(161) 2023/03/03(Fri) 18:23:17

【人】 店員 チエ

[悩んでいるというか、よくわからなくなっていた。

 ノリと勢いでぬいぐるみを作ろうという気持ちを高め、やる気になり、作業をはじめたはいいものの。
 世の中『うさぎ ぬいぐるみ 作り方』だとか『うさぎ ぬいぐるみ 型紙 簡単』だとかで検索してもそれはそれは大変に種類があり、本物のうさぎに近い体型、ヒトガタっぽいもの、デフォルメされたもの。キャラクターっぽいものや、立ち耳、垂れ耳、手足が細かったり短かったり。

 具体的にこれが作りたい、ではなく頭の中にある『かわいい!』のイメージで走り出してしまったため、いったいどれがイメージに近いのかわからず。
 その上写真はどれを見たってかわいいものだから、「やっぱりこっちもいいな……」が多発したのだ。]
(162) 2023/03/03(Fri) 18:24:07

【人】 店員 チエ

[結果、これにしてみようとひとつデザインを決めたものの、目玉にするようなボタンの用意もないことに気づき。
 まあ最後の工程だからいいやとひとまず放り出し、ふわふわの毛並みの布を切ること自体に苦戦し。
 切り終えたところで満足して寝たら翌日にはもうどのパーツだったかわからなくなり。

 今手元には、くってりとうなだれた目のない初号機がいる。
 ちょっと耳の形が歪だが、まあうさぎと分かる形はしている。しているものの、今のところの感想は「思ってたんと違う」と言わざるをえない。

 これが果たして目がついたら思いの外見栄えがするのか、はたまた縫い合わせが下手なのか、綿が足りないのか、イメージどおりのものを作るには型紙選びが悪かったのか、正直原因と思しきものがありすぎてよくわからない。]
(163) 2023/03/03(Fri) 18:24:30

【人】 店員 チエ

……まあ、でも、見せるって言ったしなあ。

[最初からうまくいかないのは、想定内。
 でもどこで一区切りの完成とするかは、別問題。
 とはいえ糸は引き切ってしまったし、作業工程としては最後まで進んだ。
 これはこれで、処女作というほかないだろう。
 歪でも垂れた耳の感じとかは、よく出来た気もするんだけど、
 もっとくてっととろっとさせたいんだよなあ、なんて思いながら、鞄に突っ込む。
 ――完成写真は、撮っていない。]
(164) 2023/03/03(Fri) 18:24:46

【人】 店員 チエ

――Madam March Hare――

……わ、ほんとにただいまって言った。

[髪をまとめ直して今日も大きな花のコサージュを留めていたときだ。
 ここしばらくあまり見かけなかったシャミさんが、あの日の会話のまま『ただいま』と入ってきた>>8から、シフトが合ったことよりそっちに意識が行ってしまった。]

え、ねえもしかしておはようございますよりただいまのほうが感じいい……?

[カルチャーショックにぽかんと突っ立っている。]
(165) 2023/03/03(Fri) 18:25:32

【人】 店員 チエ

[そのショックから現実に引き戻してくれたのは、ナギさん>>22だ。]

お、何、今日眼鏡じゃん! 似合う。
度入り? 伊達? いつもコンタクトだよね。
どしたの、なんかあったの?

[貸して貸してーなどと絡んでみたけど、じゃれ合いは叶ったか。
 プラス、変に心配しない心遣い>>125をまったく無に帰す直球質問。
 特に相手にされなくても、ナギさんはクールだからなぁ、とそれきり。
 気にもしないし、なんならこの流れまで織り込み済みみたいなところは、ある。
 花粉症がしんどいとかじゃないらしいので、それはよかったよかった。]
(166) 2023/03/03(Fri) 18:25:57

【人】 店員 チエ

[ディナータイムの開店前、黒板を覗き込み。]

今日はオレンジ? ケイちゃん色。

真鯛、真鯛なぁー。

[真鯛。つまり魚。いや真鯛以外にも魚はあるが、この黒板に魚が書かれるたび、毎回ほんのり、魚料理も学ぶべきか考えるのだ。
 魚は好きだ。普通に好き。
 でもスーパーで調理済みのやつを買ってきてもよくないか、というのがズボラな言い分。
 魚捌ける男子って響きはかっこいいけどなー……と、ちらり仕込みをはじめるシャミさん>>18の方にも、視線。]
(167) 2023/03/03(Fri) 18:31:13

【人】 厨房担当 ゲイザー

[速崎の意識は一度、もうひとりの新たな来店者――空きのあるカウンター席を選んだ美澄>>142の方へと。]


 いらっしゃいませ〜…
 お客さん、また来てくださったんですね?
 ディナーの方も来ていただけて嬉しいです〜!


[なんて、相変わらずの笑顔で告げながら、少しだけ身を乗り出してカウンター上のブラックボードを指し示す。]


 うち、夜は特にメニューとかないんで、
 上のボードのオススメ>>2見たりしながら
 なんか食べたいなーって思った料理、
 なんでも気軽に言っちゃってくださいね〜。


[「気軽に」が必ずしも財布事情>>141に優しくなれるか否かは定かではないが、それはさておいて]
(168) 2023/03/03(Fri) 18:34:18

【人】 厨房担当 ゲイザー



 あっところで、お名前とか聞いちゃってもいいです?


[他にも「どこから来たか」とか、そういう関心もあるにはあったが、それは速崎からは訪ねない。
 まさか、今はもう無い定食屋の、その店主だった人の孫>>0:394だなんて想像もしていなかった。*]
(169) 2023/03/03(Fri) 18:34:33

【人】 店員 チエ

オレンジのチョコのやつってさぁ、定番だけどあんまり好きじゃないんだよねぇ……
なんだろ、なんか、フルーツって水分多いじゃん、そこにチョコって水と油?
うーん、でも、苺のは好きだしな。なんだろ、味かな……

[思ったことは基本、勝手に口から出ていくタイプだ。
 まとまっていなくても喋る。口に出しての思考整理。
 ケイちゃんのつぶやき>>45を拾うともなく拾って、じゃあ自分ならどうするのかなと思ったけど、マーマレードくらいしか思いつかなかったし、それはデザートとは違う気がした。]
(170) 2023/03/03(Fri) 18:37:15

【人】 グルメライター ヤワタ

――高野の隣――

 え〜お祝いならそれこそ奢られといてよ。
 「また今度」って約束が出来るのは嬉しいけどね?

[>>136いつも通り綺麗なハンカチを置いて、カメラをテーブルに落ち着かせる。
乾杯で事故が起こらないように、高野の席とは反対側に。
そしてほんの少しだけ、言いたいことを我慢して。
我慢しきれなくて。]

 うん、そりゃあ……。

[見たから。それに聴いたから言っている。>>137
MVを見た人々を、そしてサウンドドラマを聴いた人々を悶えさせただろう甘い台詞を産んだその唇を含めてじっと見つめれば、好奇の視線の耐性はついているだろうその人が顔を覆う。]
(171) 2023/03/03(Fri) 18:40:18
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a23) 2023/03/03(Fri) 18:40:52

【人】 グルメライター ヤワタ


 ……
 うわ、「そう」なるんだー……
 ちょっとこれ、僕が見ちゃったら勿体ないやつだけど、
 誰が見てるかわからない場所で出して良い可愛さでもないな?!

[両手!
心なしか背中も小さくなっている気がする!
少し慌ててきょろきょろと辺りを見回した。

一番古くから面識があるだろう貝沢はテーブルだから見えてはいないか?>>117
いつも自分とは離れて座りがちな葉月はお肉大好き栗栖と何だか深刻な雰囲気だから此方を気にしている余裕はないだろう。>>130>>133

――と、見慣れない顔が近くにあった。>>142
ランチタイムに一度すれ違っていたことは覚えていない。
彼は此方に気づいていただろうか。
目でも合ってしまったら、「どぉも〜」なんてへらりと笑ってやり過ごそう。*]
(172) 2023/03/03(Fri) 18:41:41

【人】 厨房担当 シャミ



 ええ、今日は良い日だから
 ……困ってないよ


[何かありました? と聞くにはまだ、お酒も食事も入れてもらっていない>>159
食べ物以外の視点に関しては、人の機微にそう鋭い方ではない自覚はある]


 パスタですね
 それに──ありがとう、コンソメスープは勿論自信作がありマス
 

[柑橘が嫌いじゃなかったはずなのにな、という疑問は、その後の発言で氷解した]


 マーマレード漬けだったの?
 それはそれは……ジャムとか作り始めると無限に量が増えていくよね


[そういえばこないだ、写真系SNSで大量のマーマレードの写真をあげていた人がいたような。収穫期の風物詩かな?]
(173) 2023/03/03(Fri) 18:44:23

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 入店直後のこと ―



  おはよーございます、シャミ先輩!
  たまには良いかなって買って来ちゃいました。


[ ただいま、を大咲は言ったことがない。>>145
  遠藤がただいまを挨拶にしているのを最初聞いた時は
  「え?業界用語?」と驚いたことはあるが。
  実家にいた頃も、ただいまやおかえりなんて
  言ったことがないから、尚更慣れない言葉だった。

  差し入れは速崎の耳にも届く。>>124
  着替え終えた後、仕事姿になった自分の方へ
  投げられた挨拶には「うん!」と明るく笑って ]

 
(174) 2023/03/03(Fri) 18:44:32

【人】 厨房担当 マシロ

 

  今日もよろしくね、ゲイザーも 皆も。


[ うんうん、やっぱり"うさぎの穴"は良い職場。
  何となく「ただいま」と言いたくなる気持ちが分かって
  頬はふにゃり、緩んでいた。* ]

 
(175) 2023/03/03(Fri) 18:44:36
グルメライター ヤワタは、メモを貼った。
(a24) 2023/03/03(Fri) 18:45:54

【人】 客 葉月

-俺の家の話/ルームメイト募集中-

[ところで、だ。
俺のプライベート(※女の子関係とかではない)については、このお店で何度か話したことがある。

ライターをやっていること。仕事は忙しいが、とても充実していること。
(訳:仕事量だけは膨大だけど細々しためんどくさいことが多いし、フリーランスだから自由だけどその分先行き不安etc.)

そして、ルームシェアをしていること。
相手は同業者で、生活リズムが似ているので割と楽しく暮らしていること。
(訳:そこまで仲良いってわけじゃないけどなんとなくウマがあってよく話す同業者と、家賃の折半が目当てで一緒に住んでる。
生活リズムも勿論だけど、何より女の子を連れ込むことへの考え方が同じなのがありがたい。
違う子連れ込んだ痕跡がバレても「ルームシェアしてるやつが〜」って言えば誤魔化せるし)]
(176) 2023/03/03(Fri) 18:46:46

【人】 客 葉月

[あのランチの日から結構時間が経って、その間にプライベートで変わったことがいくつかある。

まず一つ。ルームシェアしていた同業者が家を出て行った。
なんでも実家を継ぐらしい。ついでに親が決めた許嫁と結婚もするらしい(初耳すぎる)
まあ幸せになるのはいいことだ、と思う。俺を置き去りにしないで欲しかったけれども。

そしてもう一つ。そいつが出て行って、家がクソ広くなった。いやまあ、当たり前の話ではある。
俺と比べてあいつは料理をするやつで、部屋を選ぶときキッチンの造形にはかなり拘っていた。
反対に俺は自炊を殆どしないので、そいつが出て行ってからはクソ広いシステムキッチンをかなり持て余している。

──まあでも、全く使ってないわけでもないのだけれど]
(177) 2023/03/03(Fri) 18:47:35

【人】 客 葉月

えっと、ここでみりんを……。

[深夜のキッチン。慣れないエプロンをして、あいつが餞別がわりに置いて行ってくれた料理器具たちとにらめっこしている。

炊飯器に米と水、みりんと酒と塩を少々。水気を切った里芋を乗せて蓋を閉めた]

上手くできるかな、これ。

[あの日食べた芋ご飯>>0:471を再現してみようと思ったのは、キッチンの主だったルームメイトがいなくなってから。つまりつい最近のことだ。

広い部屋に一人になって俺はようやく、自分の機嫌を自分でとることの大切さに気付いた。
そして手始めに、あの日俺を励ましてくれたあの人のご飯を再現してみることを思いついたのだ。

出来上がったご飯をよそって、テーブルにつく]
(178) 2023/03/03(Fri) 18:48:02

【人】 客 葉月

んん、……微妙だなこれ。水の分量間違えたか?
芋もなんか硬い気がする……。

[とはいえ、レシピを教わったわけでもないから全部記憶頼りだ。
おまけに俺は普段全然料理をしない。というかしてこなかった。
言ってしまえば料理に関してはぴかぴかの赤ちゃんだ。そんな俺が、最初から「思い出の味」を再現するのは無茶だろう]

(──誰かに聞ければいいんだけどな)

[頭の中、ひとつの顔が過ぎる。
退店間際に見た顔。>>483
俺の記憶の中にあるよりも、当たり前だけど遥かに大人びていた。

あれ以来、彼と顔は合わせていなかった。
常連ではないだろうし、また会える保証もない]

(……声かけときゃよかったな)

[別にレシピを教えてもらうだけじゃなくて、ただ話が出来ればよかった。

そのささやかな願いが叶う日は、いつか来るのだろうか**]
(179) 2023/03/03(Fri) 18:48:34

【人】 店員 チエ

高野さんいらっしゃいませ。
今日はお酒の気分? 大人ー。

[カウンター越しシャミさんと話す脇から、水とお手拭きを差し出す。
 漏れ聞こえた言葉>>135を軽く拾って、それ以上は会話を邪魔しないようにするりと離れていった。
 何があったの、と聞きたい気分ではあるけど、会話に割り入るほど無粋じゃないさ。]
(180) 2023/03/03(Fri) 18:49:37

【人】 店員 チエ

神田さんも。いらっしゃいま――
あ!


[>>59顔を見て、はっとして声が出て、それにしまったと口を噤む。
 衆目を集めてしまったようなら、ごめんなさいと軽く手を合わせて周りにも頭を下げる。]

すみません、お顔見て声あげちゃって。
……あの、初号機、連れてきたので、つい。


[水とお手拭きを置くタイミングで、こっそり声をひそめて。
 もしよろしければ後ほど連れてきます、とだけ告げて、カウンターを離れた。
 今日は神田さんも人と話したい気分のようだし、高野さんがそのお相手になるなら出番はないかもしれないな、と思いながら。]
(181) 2023/03/03(Fri) 18:55:07

【人】 会社員 レイラ

ゲイザーさんこんにちは〜!

[元気よく迎えてくれる声に返事しつつ。>>158
栗栖に先に行くと告げて先にテーブル席に着けば
大咲がお冷とおしぼりを持ってきてくれる。
彼女の姿に軽く頭を下げ、どうもと告げて。>>123]

あっじゃあそうしますー!
ちょっとだけ飲んじゃおうかな。
オレンジ使ったカクテル、気になるのでそれでお願いします!

[彼女がこちらの事情を知っていることを玲羅は知らないが
心遣いは有難く受け取った。
ひとまずはそれを注文しつつ。
栗栖のあれこれが落ち着くまでの間
のんびりとメニューボードを眺め]

ちなみに大咲さん的に
今日のオススメとかあります?

[と、彼女が去る前に尋ねてみたり。*]
(182) 2023/03/03(Fri) 19:07:08

【人】 厨房担当 マシロ

 ― オープンキッチン ―



[ 貝沢からのオーダー結果がどうであれ、
  栗栖が貝沢の席へ来る頃には大咲はいったん席から離れて
  オープンキッチン内で準備を進めていた。
  その頃には、葉月と栗栖の会話も終わっていたか。
  今日はお客様同士の交流が盛んな日だなぁと
  キッチンを使用する遠藤の邪魔にならぬように
  動きながらも、ぽつり。 ]


  ……誰かにとっては、なんでもない日でも
  他の誰かにとっては、なにか、あった日なんだなぁ


[ それはどうしても漏れ聞こえて来てしまう、
  葉月と栗栖のやり取りであったりだとか。
  或いは高野が出演したMVの再生数記録であるとか。 ]

 
(183) 2023/03/03(Fri) 19:09:14

【人】 厨房担当 マシロ

 

  なんでもない日おめでとう……か


[ あくまで自分は従業員。
  お客様が芸能人だろうがどんな記録を出そうとも
  大咲からは触れないのが、自己ルール。

  けれどそんな名目でなら
  黙してお祝いを出来たりするのかな、まで考えて。 ]

 
(184) 2023/03/03(Fri) 19:09:18

【人】 客 葉月

-現在/カウンターにて-

[背中を向けた後ろであいつはまだ俺に何か話そうとしていたようだけれど>>153、俺はまだまだテンパっていたから足を止められなかった。

それに、向こうのテーブルにいる貝沢さんのことも気になっていた。
彼女の言葉を思い返すに>>117、きっと約束でもしていたのだろう。
俺が何分もやつを拘束してたら彼女にも悪いだろうし]
(185) 2023/03/03(Fri) 19:09:53

【人】 客 葉月

ありがとね、ゲイザーちゃん。
なんだか胸のつかえがとれたみたいだ。

[ふわりと笑ってオレンジジュースに口をつければ、口の中に爽やかな酸味が広がった。

後ろであいつがどんな話をしているか、耳をそば立てているわけでもない俺は知る由もなかった>>154

それについさっきまでテンパっていた俺は、同じ店内に深夜のキッチンで思いを馳せた相手がいることも気付いていなかったのだ>>141>>142**]
(186) 2023/03/03(Fri) 19:10:11

【人】 グルメライター ヤワタ


 良い日なんだ?
 ……それは良かった。
 シャミちゃんも乾杯する?
 客の奢りなら許されるっしょ?

[困ったように見えた、と言えばまた謝ってしまいそうだ。
それよりは、これ以上彼女の「良い日」に影を差さないように努めたい。>>173]

 うん、知ってる。
 好きだからね。
 もう他には戻れないくらい。

[キューブを使わないスープは、肉・野菜の配合や煮込み具合で味が全く違う。
沙弥の引いたものを口にして以来、自分でコンソメスープを作る度に口直しをしたくなる身体になってしまった。]
(187) 2023/03/03(Fri) 19:10:51

【人】 厨房担当 マシロ

 

  …………


[ いやでも、お祝い事にはケーキ類が必須だろう。
  せめてメインディッシュや副菜、おつまみや
  ドリンクを常より彩るくらいが精々か。

  ちなみに大咲は今に至るまで、
  一度も高野の方を見れてはいなかった。
  顔を見たら、MVが頭を過って離れなくなりそうなので。* ]


 
(188) 2023/03/03(Fri) 19:11:02

【人】 会社員 レイラ

[お冷に口を付けつつ
メニューを何にしようか
あれこれ考えるこの時間も楽しいものである。

栗栖くんは豚食べるかな……
じゃあ私は鯛にするか…などと思案しているうち
向こうの話は落ち着いたようだったので。

栗栖に軽く手を振って場所を示し
こちらにやってくるのを待ち>>154]

おかえりー。
ううん、全然いいんだけど。なんか込み入った話?

[二人の間にあったいざこざは知らないし
内容がすべて聞こえていたわけではないけれど、
何となく謝罪と和解的な雰囲気は窺えたため
素直に良かったね、と思ったが。

席に腰かけながら続いた言葉にはぱちりと目を瞬かせ。]
(189) 2023/03/03(Fri) 19:12:22

【人】 店員 チエ

[続いて来たのは、普段とは少し雰囲気の違う様子の葉月さん>>112
 彼女にフラれた?なんて茶化すのも憚られる気がして、今回ばかりは大人しく迎え入れた。
 お手拭きと水を出して、注文が入ればそれを書き記して。
 どうしたんだろ、は思うものの、どこかケイちゃんに向ける視線が穏やかに感じて――]

……はっ!


[まさか、まさかそういうことだったりするのだろうか。本当に?
 それならそうと早く言ってよね! やだもう!
 勝手な思い込みを胸に、そそくさと距離を取った――のだが。]
(190) 2023/03/03(Fri) 19:13:11

【人】 グルメライター ヤワタ


 そうそう、一人暮らしなのにね、つい。
 春はいちごの食べ比べでジャム作って後悔したのに学習能力がないんだ僕……。

[大量マーマレード写真、勿論Kandatayaです。
もう少し下にスクロールすると大量いちごジャムがあるし、ハーブバターにハマったこともありました。**]
(191) 2023/03/03(Fri) 19:13:46
客 葉月は、メモを貼った。
(a25) 2023/03/03(Fri) 19:14:33

【人】 厨房担当 シャミ

─ ヤワタさんのご注文 ─

[そうか、柑橘味をしばらく食べていたのか。
パスタもカルパッチョ風に酸味を出そうかと思っていたが、少し考えよう]


 ゲイザー、こっちにも鯛を切りつけてくれる?
 厚みは同じで


[同僚の手元>>134を確認してリクエスト。
まず茄子にオイルを塗って焼き網で焼く。
パンでニンニクの香りを出し、1/4に切った芽キャベツも焼き付けていく。
皮を剥いた茄子をダイスカットにし、冷凍したダイストマトと芽キャベツと和えて粗熱を取り、冷蔵庫へ。
それからカッペリーニを茹で上げて、しっかり冷ます。その間にお隣のタカノさんの注文を進めていく]
(192) 2023/03/03(Fri) 19:15:31

【人】 会社員 レイラ


うん。私も楽しみにしてたよ。
……なんだろ、話したいこと。

[話したいこと、の内容がまず気になったが

大咲さんにお肉を振る舞うと言う話や
葉月とも一緒にご飯したいと言う話に
ぱちぱちと瞬きし、不思議そうに首を傾げた。

お肉はともかく、紹介。とは。何をだろう…?
葉月さんのことは自分も一応知っているけれども…?

彼の心境の変化を知る由>>152もないので、
真意が良くわからず、ん――…と、少し考える素振りを見せて。]
(193) 2023/03/03(Fri) 19:15:59

【人】 厨房担当 シャミ



[冷えたパスタにオリーブオイル、冷やした野菜たち、旨味の凝縮した昆布締めの真鯛を入れてしっかり混ぜる。
ミョウガのみじん切りか、セロリのみじん切りのどちらが良いか迷い、彼が嫌いでないと聞いたらセロリを選ぶ。

溶け始めたトマトだけでもソースとして全体をまとめてくれるが、そこへ醤油のジュレとコンソメのジュレを少し。一緒に提供するスープとの味馴染みを寄せるため。
味を調えて、ピンクペッパーを散らして冷やした白磁の器に盛り付けた]


 お待たせしました。真鯛と焼き茄子のカッペリーニです
 それと、こちらが本日のとびきり──ビーフのコンソメです


[黄金に澄んだ暖かなスープと共に]
(194) 2023/03/03(Fri) 19:16:52

【人】 店員 チエ

[続けてやってきた、二人連れ>>114>>106。]

あ、栗栖さんいらっしゃいませ〜。
アーンドおはよーマシロちゃん。重役出勤いいなー。

……差し入れ? やだー天才!

[>>107駅前に出張ケーキ屋が来てたのは、来るとき見かけたから知っている。
 通し営業だと行きはスタートダッシュの行列だし帰りじゃ買えないしで諦めていたのだけれど、思わぬ僥倖。

 バックヤードに置きに行くのを目線で追っていたら、栗栖さんは気づけば葉月さんの隣にいた>>115。]
(195) 2023/03/03(Fri) 19:18:28

【人】 会社員 レイラ


……うん、いいよ。
一緒にご飯食べるのは。
私も大咲さんとも葉月さんとも仲良くしたいと思ってるし。


[大咲が自分を「仲良し」だと思ってくれているとは知らない>>102
なんせ従業員と客という間柄である。
愛想がいいのも、よく声をかけてくれるのも
ある程度接客業としてのサービスだと思っているので。

けれど、いつも元気よく一生懸命に
ホールを駆け回る彼女に悪い印象があるわけもない。
大咲に限ったことではなく、ここの従業員たちは
それぞれ個性豊かで、それぞれ魅力的で。好ましく感じていた。

葉月のことも、時折自分を見て
百面相されているな、と気になってはいたので。
いつかはちゃんと話してみたいと思っていたし。
なのでご飯を囲むこと自体に異論はない。]
(196) 2023/03/03(Fri) 19:18:30

【人】 会社員 レイラ



……でもね、栗栖くん。


[ふんわり笑う彼をふいにまっすぐ見て。]
(197) 2023/03/03(Fri) 19:19:09

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生存者 (4)

ゲイザー
75回 残----pt

うさぎにいるよ

葉月
25回 残----pt

寝ます

セロ
12回 残----pt

ねます

ミスミ
23回 残----pt

いません

犠牲者 (9)

Madam March Hare(2d)
0回 残----pt

 

マシロ(3d)
101回 残----pt

てつなぎxxx

ヤワタ(3d)
90回 残----pt

てつなぎxxx

タカノ(4d)
97回 残----pt

いつの日も那岐と

那岐(4d)
97回 残----pt

景斗さんの後部席

レイラ(5d)
66回 残----pt

瑛斗愛してる

クリス(5d)
94回 残----pt

玲羅愛してる

シャミ(6d)
62回 残----pt


チエ(6d)
80回 残----pt

いる

処刑者 (1)

アン(7d)
10回 残----pt

チエのいるときに

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

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独り言
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囁き系
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