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カストルは、待って、を繰り返している。 (a0) 2021/09/06(Mon) 22:06:48 |
【人】 情報屋 ムルイジソファの上の命が絶たれていようと。 処刑室へ向かう処刑者が何も話さなかろうと。 いつも通り、最後尾を歩く。 ……向かう足の数も、もう随分少なくなったな、と思いながら。 (2) 2021/09/06(Mon) 22:08:24 |
【人】 生真面目 レグルス「今のセリフはこのレシピに、 【古来より伝わる呪文】として書かれていた。 よくわからんが書いてあるとおりにしたぞ」 誰にともなく説明をし、後片付けをして処刑場に向かった。 (3) 2021/09/06(Mon) 22:09:59 |
テンガンは、時刻通りに処刑室に向かっていた。 (a1) 2021/09/06(Mon) 22:10:37 |
テンガンは、ひとり姿が見えない事に気付いた。 (a2) 2021/09/06(Mon) 22:11:18 |
キファは、黙って皆の後について行く。 (a3) 2021/09/06(Mon) 22:12:05 |
テンガンは、今日は先日あれだけ鳴り響いた警告音が今日は同じ名前を呼ばないと、薄々気付いている。 (a4) 2021/09/06(Mon) 22:12:07 |
ムルイジは、最後尾から7つの背を見て、処刑室では6つの背と1つの顔を見る。 (a5) 2021/09/06(Mon) 22:18:54 |
ムルイジは、誰も何も言わないのなら、今日も最後を務めるだろう。 (a6) 2021/09/06(Mon) 22:21:49 |
【人】 防衛部所属 テンガン「俺は、構わない」 伏せていた視線を上げて、貴方を通す。 自分の番を待ちながら……扉が開く事を、どこかで期待している。 (7) 2021/09/06(Mon) 22:32:45 |
カストルは、入り口近くで頷くだけ。 (a7) 2021/09/06(Mon) 22:36:00 |
キファは、俯いたまま答えない。 (a8) 2021/09/06(Mon) 22:36:40 |
【人】 生真面目 レグルス「う〜ん……流石にまずい気がする。 もうちょっと手頃なのがほしい」 迫撃砲はやめて、トライデントarmsを手にとった。 (9) 2021/09/06(Mon) 23:07:45 |
【人】 生真面目 レグルスクルクルクルパシッ。 拾い上げたそれを、手首で数度回転させて構える。 「………………シィッ!」 ダンッ!強い踏み込みで一足にキューに近づき、 三叉の鉾を胴体に突き刺す。グサッ☆ 「すまないな。キューよ」 しばしの後、構えを解いてそのまま処刑室を去るだろう。 (10) 2021/09/06(Mon) 23:19:01 |
【人】 卜占 キファ「……あ……つ、次、私が…… 私、やります」 用意されたものの中からナイフを手に取る。 人数が減った分、確実にやらなければならない。ゆっくりとキューの傍に近寄り、心臓部を狙って突き刺す。 「っあ、無理、やっぱ無理ぃ……!!!」 全員の処刑が終わるのも待たず、血に濡れた手もそのままに、走って部屋から出ていった。 (11) 2021/09/06(Mon) 23:26:31 |
【人】 正弦波 カストルナイフのひとつを手に取る。昨日よりも少し大きいのを選んだ。 「……やる、次」 息を吐いただけのような、思ったより弱々しい声が出た。それじゃダメだ。 それじゃ。 「次、やる……!」 キューの前に進み出て、しゃがんで、全ての傷を見留めて。 (12) 2021/09/06(Mon) 23:38:39 |
【人】 正弦波 カストル狙ったのは、首元だった。キューの首の左側を深く傷つける。 昨日のことをお手本に。見様見真似で。 「……、ね」 ふらつきながら立ち上がって、足を引きずって離れる。 (13) 2021/09/06(Mon) 23:42:31 |
【人】 防衛部所属 テンガン最初はナイフだったと記憶している。 その次は注射器だったと記憶している。 先日はダガーを使った。 最初と似た動きになったと記憶している。 ―――用意されたものから、メスを見つけた。 ずっとこれを使い続けていた者は来ないだろう。 銀に光るそれを手に取る。これは今から命を救うためではなく、命を刈り取るために使われる。 何も言わぬ少女を見下ろし、目測で急所となる箇所……あまり苦痛を与えない場所を見定めて。 頚にメスを突き刺した。 数秒押し込み、引き抜く。遅れて血が吹き出す。 「……」 眉一つ動かさず、黙したまま。男は少女から離れた。 (14) 2021/09/06(Mon) 23:47:46 |
【人】 運び屋 バーナード皆がそれぞれ、キューを処刑していくのを眺めていた。 それぞれの処刑を眺めて、視界に入れて、記憶に刻み込むように、見ていて。 ……キューの正面に膝をつく。手には小型のナイフを持っていた。 見上げる力もない少女に見せるつもりのない銀色を高く振り上げ。 肩口に強く深く突き刺した。 暫く深く押し込んで引き抜けば、吹き出した血に触れて。 けれど、言葉はない。 何も言いようがない。 静かに数歩距離を置いて、最後の一人へ視線を投げる。 (15) 2021/09/07(Tue) 0:15:06 |
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