人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「意気地なしか……そうかもね。
 でも、大事な人には幸せに生きて欲しいと、思ってるだけだよ」

当時の僕は、感情が歪むほど耐えられなかった。
大事な人を作ると、その人に不幸が訪れるから。
あなたも、ラーラもそうだったから……
これ以上そういう人が出来るのを避けてきた。それだけだった。

「……ふぅん」

あなたの情報を聞いて、なるほどねと頷く。
イレネオが強硬的な思考を持っていることはわかっていた。
上手く手綱を握れなかったのは、先輩である自分の責任かもしれない。
ニーノについても、あの性格でスラムから養育院という子供時代を送っていたと聞いたから、そういうこともあるだろうかと理解はできた。

納得はもちろん……できない。

「聞けば聞くほど法律が間違ってる。
 そんなのが認められたままだと国が沈むね」

(_0) eve_1224 2023/09/20(Wed) 21:55:14

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

ふぅ、と息をついて、あなたをじっと見つめた。

「………夢の中で情報屋に会った……って言ったら、信じるかい?」

まことしやかに語られる都市伝説。
三回だけ聞くことができるその情報は、必ず真実で正確だというものだ。

給料4.5ヶ月分に匹敵するかはわからないが、貴重な情報であることは間違いあるまい。

「危険なことをしないのにプラスしただけ温情だろう?
 まぁ聞きなよ……信じる信じないは、キミに任せる」

「アリソン・カンパネッロは……」

「アレッサンドロ・ルカーニア……
 
通称”黒眼鏡”
……キミの上司。
 そして、うちの後輩を逮捕した……張本人さ」
(_1) eve_1224 2023/09/20(Wed) 21:57:05

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「……うそ、だろ」

流石に、静かにしていることが出来なかった。
後輩に続いて、あの皮肉屋で生真面目で仕事が出来る同期が。
ちょっとしわくちゃな顔で書類と向き合っていても、問題行動を起こしたりはしなかったその幼馴染が。

逮捕されるなんて……ありえないじゃないか。

「これ以上、逮捕者を出し続けたら……街の治安維持だって難しくなりますよ」

どうすると言うんだ、本当に。
法律といいながら、ただの私刑でしかない。

#警察署_朝礼
(G2) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:03:16

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「刑の決定までその効力が及ぶようじゃ、この国は本当に終わってしまうね。
 マフィアにも人権があるのは当然だけど、これはあくまで取り調べ。諦めて真面目に受けろ」

わざとらしく肩をすくめて返した。

「確かに。キミの逮捕と取締法は関係はないね。
 キミの逮捕については……僕の後輩が無理を押した結果だ。
 ……ま、それで目をつけられて自分も逮捕されてるんだから世話ないけどね」

違わないけれど、そんな口車に乗せられてはやらない。
聖人君子でないことはとっくに解っているけれど、あなたは血の掟を交わしたカポ・レジームではなかったのか。

「法律は金の力はあるとは言え、正当に可決されてしまったものだね。
 金自体違法献金だけど……キミだって、これが相当に異常な法律になってることはわかってるだろ。
 しかも摘発チームに入ってまで……念入りじゃないか。
 僕が聞きたいのは、そうまでしてどうして仲間を裏切る事にしたのかってことだよ」

納得がいく理由が知りたいだけだが、何を言ってもこの男はちゃんと語る気がないらしい。
だからといって、暴力で語らせるのは悪手。
そして牢の中に入ってしまうのは、約束に反することになる。
故に、語ってもらえぬ現状に、大きく息をついたことだろう。
(-23) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:33:28

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「……警部まで捕まるなんて、本当に、どうしたらいいのかますますわからなくなってきたな……」

直属の上司。
現場指揮をする人ではないとはいえ、署内でまともに会話できる上層部に近い人間は、彼くらいのものだったのに。

「アリーチェとダニエラは……絶対に隙をみせたら駄目だよ」

何が起こるか、もう全くわからない。

#警察署_朝礼
(G6) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:37:31

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「ぬ……がせろって、ことかい?」

勿論、服の上から撫でる趣味なんてあるわけがない。
やるなら直接やらないと、自分であったって果てることはできないだろう。
下穿きごとずらされたなら、固くなってしまっていたものが姿を表してしまう。
あなたより早く兆してしまったのは、首筋に刺激を与え続けられていたせいだ。

「う……」

固くなってきてる……のかな、と。
導かれたまま服の上から撫でたり軽く握ったりしていたが、揶揄われてしまっては乗らざるを得ない。
ちょっとだけ、むっとした顔をして、「そんなことない」と、同じように下穿きとスウェットに手をかけて、ゆっくりと下ろしていくだろう。
(-29) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:49:25

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「どうにもならないね……」

何も理由がない所から難癖をつけられれば、もうどうしたって逮捕されてしまうだろう。
出来ることと言えば、目をつけられないようにするだけだ。

#警察署_朝礼
(G10) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:52:04

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

小さく呻いた。
だって、思ったより、大きい。
体格の差があるから、自分のよりは大きいだろうな。……くらいは考えていたものの、いざ見てみるとちょっと怖くなった。
まだまだ大きくなることを知っているし、これを受け入れることが可能なんだろうかと、考えてしまうのは仕方のない話だ。

「……ん、……っ」

今度は直接、勃ち上がり始めているそれを、やんわりと撫でてみた。大丈夫そうなら、握ってしまわないように手で包んで刺激を与えてみる。
子供ではないのだから、自分で自分のものに触れてみたことは勿論ある。自分でやってたように……やればいいのだけど。

思ったように刺激を与えてやれないのは、自分にも同じだけの刺激を与えられているからだ。
どこに触れても震えているから、良い場所を見つけるのは少しだけ難しかったかもしれなくて、それでも一番先の部分や裏側の筋張った部分に触れたなら、より大きく肩を揺らした。
それがなんとなく耐えられなくて、うつむいたまま。
頭をあなたの胸に預けながらも手を止めないように、あなたのそれを育てていくだろう。
(-72) eve_1224 2023/09/21(Thu) 0:45:23

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

「………………は?」

信じられないものを見た。
証拠の数々すら、すぐには飲み込めない内容だ。

警部が、あの、養育院からも……?

誰か嘘だと言って欲しい。だれか。

#警察署
(1) eve_1224 2023/09/21(Thu) 0:54:59

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「ん、な、……に……っ?」

刺激を与えられるたび、だんだんと熱を高めていく吐息を洩らして。
頬に触れた手に導かれてその顔を上げて。
上気した頬が隠しきれなくなってしまったが、どうしたのだろうと首を傾げた。

あなたに手を動かすのを止められたなら一旦刺激を与えるのをやめるだろうし、包み込むように一緒に握らせられたならその瞳を一瞬丸くさせて驚くだろう。
どちらにせよ、抵抗の意志はないようで、されるがままに受け入れるに違いない。

「ふ、ぁ……、ッッ」

思わず口をついて声が出てしまった。
2つを合わせたら少し流れ出てただろう先走りが合わさって、滑りがよくなったかもしれない。
一緒にすり合わせて感じる強い快感は、淡白だったはずの身体にも強い影響を齎した。
(-94) eve_1224 2023/09/21(Thu) 1:56:16

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

一度許したことを反故にはしない。
強引とは言え、快楽を与えられる側になるというのは初めてのことで戸惑いは大きいけれど。
むしろ戸惑いがあるからこそ、その間にあなたはその強引さで事を進めている。
抵抗など、やってる間もなく波が押し寄せている気さえしている。

「〜〜〜〜〜っ」

最初に首筋に噛みつかれた時から、口づけなんてしてこないのだと思っていた。
驚いて漏れ出た吐息も全部飲み込まれてしまって、脳から酸素を奪っていく。
擦り合わされる強い快楽が、脳から思考を奪っていく。
身動きすらとれず、苦しさも相まって目尻に生理的な涙を浮かべた。

別に、優しく女のように扱ってもらおうなんて思っていない。
華奢だとはいえこの身体は男で、警察ゆえに最低限は鍛えてあるのだから、そんなに軟ではない。
ただ、なんでも”待て”をして伺いを立てる、あなたの性格をそれなりに知っていると思っていたからこそ、その強引さに少しの驚きを感じているだけだ。
そうなってしまうくらい、好意をもたれているということなのか
それとも本当はそれほど好感はなく、優しく扱う必要はないと思われているのか、それはよくわからないけれど。
でも、そのどちらであっても、男はその強引さを最後まで受け入れるだろう。
男はどうあっても、自分の身よりも相手の幸を優先して考える人間だった。
(-131) eve_1224 2023/09/21(Thu) 7:42:08

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「そう願いたいよ。
 僕は早く、罪もなく逮捕された仲間たちについては……早く出してやりたいし」

僕に関わる人間には不幸が訪れて、いつか僕を一人にすると、本気で思っている。
この逮捕もまた、彼らに少しでも心を預けてしまった、そのせいかもしれないと、怯えて。

「本当に……理屈を並べるのは上手いことだ。
 その手腕で所長代理に甘い言葉をかけたんだろ、キミは。
 ……ま、過激な思想を持ってた上に、所長の椅子が空けば調子に乗るのは必然か。
 これは調べてみれば所長が倒れた原因にも絡んでる証拠がとれるかもしれないな」

こんな法案は早くなくしてしまいたいからこそ、調べるべき案件を一つ、記憶にメモを残した。
これは重要な証言だ。

(-139) eve_1224 2023/09/21(Thu) 8:13:34

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「……まぁ。
 この取り調べは、僕が知りたいことを秘密裏に聞かせてもらってるものだから……。
 その点においてだけはキミに謝らなければならないかもね。
 キミの部下になる気はないけど、優秀な情報屋を使わせてもらったのさ。
 なにせアリソンの情報はどれだけネットを駆使して探してもなんの痕跡もでなかったし……。
 あぁ、でも情報屋に聞いたのは、うちの大型犬に手を出した人物を聞いたんだよ?
 そしたらたまたま。アリソンであってキミが浮上してしまったと言うだけの話さ。
 恨むなら、彼が僕に懐いていた不幸にしておいてくれよ」

ごめんね、と小さく謝る様子は全く悪びれていない。
とはいえ正当に逮捕してしまうかは、確かにこちらのさじ加減。
そういうのを判断したいという大義名分はあれど、本当の所は聞きたい理由は別の話だ。
手をかけていた格子から、静かに離れて、ひとつ。息をついた。

「……ノッテを恨んでいたのか。
 キミ、本当は別のマフィアの人間だったりするのかい?
 でもそうか……怨恨と女と聞けば、少しだけ親近感が湧いたよ。
 僕もね、大事なものを奪っていたマフィアが、大嫌いだから」

「もういい加減……アイツを、ルチアを返してほしいな」

――なんて言っても、
それを判断するのはルチアーノ本人であって、あなたではない。
(-140) eve_1224 2023/09/21(Thu) 8:14:53

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

自分からやるのと、人からやられるのとでは、こうも感覚が違うものだということを、初めて知った。
口内を弄る舌を追いかけるので精一杯で、呼吸をする余裕がない。
頭が少しくらりとしたところで、離れていってしまったから、ヒュウ、とか細く息を繋いだだろう。
涙を舐め取る仕草が思いの外優しくて、強引さとのギャップを感じて、きゅう、と心臓が掴まれてしまった気がする。

「……っは、ぅ、ん」
「も、だっ、」

苦しくないわけがない。
こんな、ひどく卑猥で、暴力的な快楽を与えられるのは初めてのことだから、同じように眉をしかめて耐えている。
もう、いつ限界が来てもおかしくないところに、手の動きの勢いが増したから、ぶんぶんと頭を振った。

あなたがそのまま、果てさせようとするなら。
程なくして互いの白濁が、スウェットをたくし上げられた下にある腹に吐き出されてしまうのだろう。
は、はっ……と肩で息をすると、支えられてるとはいえ膝立ちのままでいられなくて、ふらりとした身体はそのままあなたに凭れかかってしまった。
(-186) eve_1224 2023/09/21(Thu) 12:42:38

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「それは否定しない。
 なんであんな人物を据えたんだというのは誰もが思ってるはずだよ」

所長代理に同調している一部の上層部以外は、だが。
ジト目をあなたに向けながら、どっちもどっちだと頭を振った。

「とはいってもキミがやったことも、所長代理がやったことも立派な犯罪だからね。流されないよ。
 うちの忠犬もよくキミを相打ちに持っていったことだ。しつけはともかくその強さは褒めてあげないといけないかな」

ふん、と鼻を鳴らして。

(-190) eve_1224 2023/09/21(Thu) 13:03:28

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「ノッテも一枚岩ではなかった……ということか。
 この法が撤回され外に出れたとしたら、キミはどうする気だい?
 まぁ、違法献金の罪でキミは釈放されないかもしれないが……少なくとも、ノッテは裏切り者を殺しにくるんだろうね」

――そのため息を聞いて、口元は弧を描く。
わかってるんだよ、そんなこと。

「おや。常連客の可愛いお願いじゃないか」

それくらい素直に聞いてくれてもいいだろう? と、くつくつ嗤う。

「本人には何度もその意志は伝えてるさ。
 ただ……ルチアにも家族を捨てられない情があるし……キミが気に入った部下だけは連れて行ってしまう可能性はないわけじゃないだろ?」

釘くらい差したくなるものだよとと言って、手を伸ばす。
身を乗り出したその顔に届くなら、腫れ上がった顔を、ひと撫でして。

「まぁ……キミが聞かないというんなら、信じておくことにしようかな」
(-191) eve_1224 2023/09/21(Thu) 13:04:25

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

もっと取り乱したような反応を見せるんじゃないかと思っていたのに。
それでも、ひどく落胆したような、血の気が抜けたような顔をしてもたれこんできたあなたを、倒れないように背に腕を回して支えた。
食事を録に取らぬ身体とは体格の差があるけれど、警察として全く鍛えてないわけじゃないから、危なげなく抱きとめることは出来ただろう。

「うん……わかった」

「それなら僕の部屋にくるかい?」

「今は僕よりキミが眠ったほうが良さそうだから……頭を撫でていていてあげようか」

僕になにか、キミのために出来る役割があるのだとしたら。
それはきっと、止まり木になることなのかもしれない……と、ふと思い至った。
休みたくなったら訪れて休める場所。
安心して素を出せる場所。
力が戻ってきたなら、その背を押してあげられる場所。
そんな、実家のような役割だ。

断るわけがない。
大事な人のためにあるこの両の腕が、あなたを抱きしめていていたいとせがんでいるかのようだ。
どんなに立場が違っても、この人だけは絶対に自分を裏切らないという確信めいたものが、僕の中にも確実に存在している。
だからあなたが頷くなら、手を引くように連れて行くんだろう。

――殆ど、無理やり寝ることにしか使ってない、自分の部屋へ。
(_3) eve_1224 2023/09/21(Thu) 13:45:59

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

あなたに言うことを聞かせようとか、そんな意図はなかったけど。
驚くほど従順に手を引かれてくれたのに、口には出さずに少しだけ、内心驚いた。


「必要ないよ、部屋に合わなすぎるでしょ……。
 珈琲でも飲む?」

現代的でシンプルなデザインの部屋だ。
アンティークを好まないわけではないが、手入れが面倒なものを置いておくのは億劫だ。

ひとまずあなたをソファに座るよう勧めて、インスタントの珈琲を淹れた。
特に何もこだわりが無いから申し訳ないなと思いはするが、急に色々は準備出来ないから仕方ない。
これ以外には酒しかないし、昼間から飲むものでもないだろう。

「何もない部屋で悪いね。寝るか本読むくらいしかすることもないから」

必需品の家具や電化製品のほかは、ノートパソコンと本棚に推理小説とチェスの本くらいしか存在していない。
ただ、ノートパソコンを置いたデスク上に、折りたたみの写真立てが一つおかれている。
(_5) eve_1224 2023/09/21(Thu) 15:56:13

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「寝るために酒飲んでるんだから……仕方ないでしょ」
「寝れたら楽になるんだろうけど……寝てもすぐ起きてしまうんだ、夢を見るから」

最終的には諦めて本を読んで過ごしたりしているが、そこは特に語ることはない。
あなたがデスクの写真立てにある写真まで認識したならば、そこには幼い頃のあなたとの写真と、ラーラと三人で撮った写真が入っているのがわかるだろう。

「ごめん。
 でも、キミの情報との対価なんてそれくらいしかなかったし……ノッテにとっては重要な情報だろう?」

彼との間に上司と部下の絆があることは知っている。
どれほどの信頼関係を築いてたかまでは知らないが、悪い関係ではなかったことは想像に難くない。

それでも、マフィアには血の掟がある。
それを破った人間はノッテには居られないし、命を狙われる。
警察は犯罪者をみすみす逃がすようなことはしないが、彼はこれからずっと、自分が育てたファミリーに命を狙われることになるんだろう。

「そうだよ。
 イレネオとの関係、組織を裏切って、名を騙ってまであんな法律を作らせた理由。
 それはちゃんと、知っておきたいからね」

あなたとの約束のおかげで、さんざん悪態をつき続けられることになろうとは、この時の自分はあまり良く考えてはなかったが。
大丈夫、決して牢の中には入らないし距離を取って話すよと、苦笑した。
(_7) eve_1224 2023/09/21(Thu) 17:40:53

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「わかってる」
「キミがいい上司であり続けたことも、イレネオが無茶をしてることも」

彼の強引さは、僕自身その身に受けたことがあるからわからなくはない。
マフィアにとってはきっと、それは邪魔な存在なんだろう。

「だからちゃんと言うさ。
 僕の無茶を止めておいて自分はやるなんて暴挙は飼い主としては許せないしね」

あなたは軽く言ってはいるが、本当に、危険な話だ。

(-224) eve_1224 2023/09/21(Thu) 18:02:39

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「あぁ、ごめん」
「この事はもう、ルチアにだけは話してる」

悪びれない。

「彼がどうするかはわからないけどね……。
 胸の内で止めておいてくれるかどうか、祈っておくと良い」

まぁ。男としては、これを内密にする気はない。
これは所長代理を引きずり下ろすための重要な鍵でもあるのだから。
わざわざ言葉にはしないものの、これに関しては諦めてもらう他ないだろう。

「そんなこと……わかってるさ。
 別に、今まで本気でマフィアをやめろって言ったわけじゃないし……。
 ルチアが大事にしてるものを奪えば、生きる意義まで奪ってしまいそうだし……」

あなたのことを話して力を失ったルチアーノを見たから。余計にそう思う。
それは怖いし、死なれたくはない。絶対に。
僕らはお互いが、取り残されるのを恐れている。

「……って、幼馴染にそんなことするわけないだろ。
 ……はぁ、僕は別に、キミに泣き言を言うつもりでここに来たんじゃないけどね?」

でも。
僕には多分、もう少し。
強引に手を引く意思が必要なんだろう。
それは今、あなたに教えてもらった。
(-225) eve_1224 2023/09/21(Thu) 18:03:45

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「色々やったけど酒が一番楽で……
 黒眼鏡から買ってた睡眠薬なら無理やり寝れるけど、効かなくなったらまずいから限界が来た時とか大事なときだけ使ってる」
「え。毎日隣で寝てくれるのかい?」

ちぐはぐ故に本気で言ってるわけじゃないんだろうと、笑いながら言う。
酒を使ったとしても夢は見るし、睡眠時間が足りているとは言えない。
だから、あなたと一緒に寝た時、朝までぐっすり寝ていた事が本当に奇跡のようだったのだ。
あとはもう、寝る直前まで無理をして、気絶するように寝るくらいしか方法はあるまい。
それくらいは色々試してあった。

「残念だけれど……この情報は使わないわけにいかない。
 警察だってあの法案は早くなくなって欲しいって思ってるし、あの所長代理を引きずり下ろす材料になるだろ。
 だから、アイツの証言が必要なんだ」

まぁ、情報については仕方ないから横流ししてあげるよと頷く。
男も上司とのやりとりについてはバカ正直にホウレンソウをしているから、確かに似ているのかもしれない。
置いていかれる事を恐れるところまで含めて。

「それより……夜になったら仕事があるんだろ。
 今はゆっくり寝たらどうだい?」

あなたのそばに腰を下ろして、あの日のように手を伸ばす。
柔らかな髪に触れて「ほら、こうしてるから」と、目を細めた。
(_9) eve_1224 2023/09/21(Thu) 19:23:30

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

二人分の精が、腹の上をつぅ……とつたって、やがてシーツに染みを作っていく。
高鳴ったままの心臓が落ち着くまであなたに体を預けて、頭を撫でられて。
やがて「手を拭いた方がいい」と、ベッドの側にあるティッシュ箱を指した。

当然、これで終わりなんて思ってはいない。
だからこれで寝れるとも思ってはいない。
よほど安心できる相手の添い寝であれば寝れた経験はあるものの、あなたはどちらかというと、どうしても緊張してしまう。
だから多分。

「……、」
「寝かせて……くれるんでしょ」
「だったら……もっと、して?」

言い訳を正当化する。
こうでも言わなきゃ、あなたは多分まだ、我慢をする。

「僕が……、気絶してしまうまで」

キミならきっと、僕を抱き潰してしまえるだろう?
(-238) eve_1224 2023/09/21(Thu) 19:45:59

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「僕が彼の教育係だったんだ、新人のときね」
「信頼っていうか……」
「…………まぁ、懐かれてるかな」

どこまでも犬を相手してるような言い方だけれども、間違ってはいまい。
いいよと言うまで待てをする。そんな忠実で元気な犬のような男だと思う。
じゃれつかれて僕が折れるところまで含めて。

「ていうか、牢屋の中になんで飴なんて持ち込んでるんだよ。自由すぎ」

ダメ出し返しだ。

(-268) eve_1224 2023/09/21(Thu) 22:04:09

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「取り返しつかないことされるのは困るな。
 一緒に……、か。
 二人で逃亡してどこか外国で生きる、とかかい?」

それも良いかもしれない。
別に、警察に対して崇高な志があるわけでもない。
憂いを払う必要はあるけれど、それも含めて不可能ではないはずだ。

「キミのプランは知ったことではないけど……はぁ、先が思いやられるよ。
 だって、ずっと大人しくここに居る気なんてないって言ってるように聞こえるしね。
 僕が悪いみたいに言うけど、元凶はキミだよ」

それでも、これはずっと繰り広げられていたチキンレースどっちがその腕をひっぱるのかを終わらせるきっかけになるんだろう。

「それに、別に放置だってしてないさ。
 どこでも良いから連れて行けって言われたから、僕の部屋でゆっくり寝かせたし。
 ……そこまで、直接的なことは……言ってないけど。
 けど、僕がアイツを裏切ることは絶対に、ない」

住む世界が違うなら、一方的な幸だけ与えるつもりだったけど。
僕が傷つくことで、アイツが傷つくなら、僕はそれを許してはならないから。
それなら、僕の方がその手を引っ張る負けるしか、ない。

そういう答えに、やっとたどり着いたのだ。
(-269) eve_1224 2023/09/21(Thu) 22:05:58

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

――かちゃり。

牢の鍵が開けられ、よく見知った男が中に入ってきた。
幼馴染ではない、あなたの同期だ。

「やぁ、テオドロ。
 ここの居心地はどうだい?」

皮肉は努めて明るく言うものの、その表情は重い。
僕を危険から遠ざけると言ったその矢先に、なんで先にこんなところに入れられてるのかと、憤っているのかもしれない。
(-271) eve_1224 2023/09/21(Thu) 22:14:29

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

少し、考える。
男は、数人の知人から自分の身を大事にしろ、傷つくな。と約束をさせられている。
黒眼鏡と話した時は、その約束通り牢の外から話しかけた。
危険の心配などないテオドロのところでは、牢の中に入っていった。

――さて、あなたはどうだろうか。

犯したとされる罪を思えば大層な犯罪者で危険だけれども。
男にとってはまだ、直属の上司だ。
信じられないという思いは強く、惑わされる。

だから男は、牢屋の格子というバリケードは、あなたとの会話の間に置きたくはなかった。

「……まさかこんな所で会わなきゃいけないとは思いませんでした、警部」

――その鍵に、静かに手をかける。
(-273) eve_1224 2023/09/21(Thu) 22:22:04

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「……そんな事を言ってるくらい元気なら、心配して損したかな」

肩をすくめて、あなたの隣に座った。
あなたとは、向かい合うよりも隣で同じ方向をずっと見てきたから、その方が僕らの関係にはあってるだろう。

「外は混乱してるよ。
 警部とキミのことは流石に……現場に与える衝撃が、大きすぎた、から」
(-279) eve_1224 2023/09/21(Thu) 23:22:28

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「前にアリーチェに少し聞いた覚えはある」

とはいえ、込み入った話に深入りするのを避けてたから、あまり詳しくは聞いてない。
エルヴィーノとは、そういう人間だった。
深入りしたら大事になるから、その人に不幸が訪れて、何処かにおいていかれるから。
だからいつも冷淡で、そっけない。
そういう態度を長年取っていたけれど、こういう逮捕が始まって本当に、肝が冷えたのだ。

「……臓器売買……え、まさかそれって」

流石に皆まで言えないが、上司の顔が脳裏に浮かんだ。
(-289) eve_1224 2023/09/22(Fri) 0:49:11

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

見覚えもないような一般職員に、首を傾げながら男はここまで来ていた。
それはそうだろう。
なんの関わりもないのに、慌てて逃げるような、そんな様子を僕に見せてたんだから。

冷たい廊下を、ゆっくりと歩いて見たあなたの顔は落ち着いたものだっただろう。

「僕は警部以外の呼び方を知りません。
 それに……刑が決まるまでは推定無罪。呼び方を変える理由もないです……まだ」

――かちゃり。

鍵を空けて中に入った。
微かに香る何かが、あなたに近づけば鼻をくすぐって、わずかに眉をひそめる。

「……? 今、何かしてましたか?」

きょとり。首を傾げて。

「警部の仕事そのものは僕にはできませんよ。
 ……でも、書類仕事は確かに回ってきてますね」
(-290) eve_1224 2023/09/22(Fri) 1:04:20

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「マフィアに助けられるなんて……珍しいこともあるものだね」

そういう事がないとは言わない。
実際に、自分の幼馴染もマフィアに救われてるといってもおかしくはないから。

「でも、そうか……それじゃアリーチェが危ないな。
 警部に会いに行ったりせず、大人しくしていてくれたらいいんだけど」

心配だろう、キミも。と、あなたの幼馴染の名前を出して息をつく。
まさかそんな所が似ているとは思ってはいなかったが、よくよく考えたら納得できる話ではあった。
自分の適材適所はそこではないから、うまく代わりを務められないのは、少しだけ面白くはなかった。

「確かに……キミが今現場にいてくれたらとは、ずっと思ってるよ」
(-295) eve_1224 2023/09/22(Fri) 1:35:35

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「ないよ」

あなたの問には、即答して頷く。
経験があるようなら、ここまで戸惑ってなんていない。
わかっているくせに。

「ないけど……浅い眠りじゃ、だめなんだ」
「悪い夢を見て直ぐに目を覚ましてしまう、から……」
「酒を飲んでも2・3時間で起きてしまうからこのザマ……」

「だったら、強制的に深い眠りに落としてくれた方がいい」

最後に甘い会話、みたいなのはできないけれど。
そもそもそんな会話が出来るかと言われれば、わからないが……会話自体は合間でも、翌日でもできるのだし。
……などと思っているわけだが。

「……
好きなように
、していいから」

あなたの体力が続くまで。
それで良いから駄目かなと、問の代わりにその手を握り返した。
(-297) eve_1224 2023/09/22(Fri) 1:43:59

【独】 花浅葱 エルヴィーノ

/*
ところであの上司まじで何やってんですかね。
牢屋で一般職員を食うな〜〜〜!
(-296) eve_1224 2023/09/22(Fri) 1:45:41

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「市販の薬は効かなくてね。行き着いたのが黒眼鏡のとこだっただけ。
 腕のいい義肢装具士探したりもしてるし……あといざって時に薬物とかの元を辿れるようにコネを……」

もういい。
何にしろ、男は彼の店の常連だったようだ。
早く一人で、という言葉には苦笑を返した。
出来るものならやっている。何度かぐっすり眠れた、……なんてことは今まで一度もなかったことなので、マシになるかどうかは予想すらできない。

「違法献金。
 所長代理は黒眼鏡から金をもらって法案を成立させている。
 これが明らかになれば、少なくとも人事は見直される……と、思うよ」

何せ警察というものは、スキャンダルを重く受け止める職である。
男がマフィアから物を買っているということすらも、バレれば懲戒は免れないはずだ。
柔らかく撫でてやると、それを素直に甘受するかのように甘えた仕草を見せるあなたに、ぱちぱちと、瞬きを二度。
普段の物言いからは考えられないほど素直なあなたに、驚きは隠せなかった。
それでも本当に心地よさそうな寝顔を眺めて、一度。
くしゃり、と眉を下げて笑みを浮かべて、あなたに届かぬ呟きを落とす。

(_11) eve_1224 2023/09/22(Fri) 7:44:54

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ


Buonanotte amore mioおやすみ、愛しい人


――その寝顔に、一度だけ。
僕は優しいキスをした。
(_12) eve_1224 2023/09/22(Fri) 7:45:47

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
おつかれさまです。
決闘者の窓はキリが良いと思うのですが、明日の生死の方はどうなっておられるでしょうか。
こちらのほうは、最終日までバリバリ生きてる予定です。
(これから襲撃予告などがなければですが)

逮捕の予告が来た、とかあればこの先は秘話に移行するのがいいかなと考えていますので、教えていただければ幸いです。
(-315) eve_1224 2023/09/22(Fri) 7:49:51

【独】 花浅葱 エルヴィーノ

/*
痣!!!
よかった、そっちじゃない!
いやよくない、よくないよ上司!!!!
(-317) eve_1224 2023/09/22(Fri) 7:50:52

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「まぁ、アリーチェみたいなタイプが逮捕されれば世も末だけどね。
 ……いや、今がもう世も末だと思うけど」

案外、彼女の強さを信じているんだなと。
これが幼馴染の力なのかと、そんな事を思いながら、それならいいかと頷く。

「託されてもやれる自信はないけどね……。
 僕のやりたいことはまぁ、やってみるさ。
 ひとつだけ、ネタを掴んでることもあるし本人の供述もとれたから」

うまく行けばこんな法律、さっさと無にすることもできるかもしれない。
少なくともあのいけ好かない所長代理を引きずり下ろすくらいの力はあると思っているが、さて。
(-321) eve_1224 2023/09/22(Fri) 8:14:00

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
連れて行かれてしまいますか。
了解です、それならこの先は秘話に移行することとしましょう。
最終日は牢屋まで会いに行きますね。
釈放の際は助け出せたらいいな……などふと思いましたが運営の描写がどうなるかまだわかりませんね。
(-324) eve_1224 2023/09/22(Fri) 8:17:05

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

「………………、失礼」

その言葉を聞くと、あなたとの距離を詰め、あなたの肌を確認するために服を引っ張った。
服の下から出てきた青痣に、深く、大きく息をついた。

「……殴られましたね。
 警察が、容疑者にこんなことをするなんて……」

あなたがやった事に対して恨みを持つ人間は多いだろう。
それは男の同期たちもそうだし、男思う事は当然ある。
何せ、初恋の女性だったあの子の事が、あるから。

「どうして。
 警部であるあなたが、臓器売買なんてことに手を出してたんですか。
 養育院は、商品を育てる土壌だったと?
 …………、ラーラは……使い物にならないから捨てられた。
 商品を台無しにされたから、憂いてたんですか?」

「教えてください、警部」

「こんな時だからこそ、僕はあなたに居てほしかったんです」

上が役に立たない人間しか居ないなんて、これからどうしたらいいかわからなくなる。
(-327) eve_1224 2023/09/22(Fri) 8:29:37

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>2 ルチアーノ

「Ciao ルチア。
 今日は元気そうで何よりだ」

あなたがケーキ屋から出てきて路地裏に向かう所。
あなたが気になって探していたのか、それとも偶然か。
とりあえず姿を見かけて、店内から出てくるのを待って追いかけた。
あなたの行動範囲はそれなりに把握している人間の動きであることは間違いない。

本当に元気そうかと言われると微妙なところだが、少なくとも昨日会った時に比べたら随分とマシだろう。
(3) eve_1224 2023/09/22(Fri) 12:27:12

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「もう立派に放し飼いが出来ると思ってたんだけどね。
 まだまだだったから、これからリードを握り直していく。つもりだけど……」

堂々とした差し入れ発言に、はぁ、と大きくため息。

「全く……【A.C.A】だからって大目に見られすぎなんじゃないかい」

大方、警察内部にそうやって手を貸す人間が居るんだろうけど。
そのうち逃亡の手引すらやられてしまいそうだと肩をすくめた。

(-356) eve_1224 2023/09/22(Fri) 13:04:54

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「どうせ行くなら、落ち着いて暮らせる治安の良い場所がいいね」

夢のない言い方だ。
とはいえ、命を狙われる危険などをできるだけ排除するなら必要なことだ。
北欧とかいいかもしれないな、なんて少し思ったりした。

けれども今はまだ、やるべきことがある。

「叩いてゴミを出したいのは警察だけどね……。
 普通に吠えたところで何も代わりやしないし、僕が逮捕されてしまう。
 そうならないためには、市民を騒がせる必要があるね」

バカ正直に言うことではないが。
マスコミでも使って広く知らせてから吠える必要があるだろう。
情報を掴んでからは、情報管理部門の署員も使って証拠を揃えている。
あなたのことはともかく、所長代理を引きずり下ろす事くらいは可能だと信じている。

「キミは牢暮らしじゃその一匹も調教できないだろうに。
 …………。まぁ、できる限りのことはする」

「話してくれて助かったよ」
(-357) eve_1224 2023/09/22(Fri) 13:05:26

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

「それは警部の自業自得です。
 僕は殴ったりはしませんが……説明くらいしてくれたっていいでしょう」

説明もなく、ただ、認められた。
この態度では、確かに殴りたくなるというものだろう。
憤りは熱くはしたけれど、こちらも元々が人より冷淡であったから、それを顔に出したりはしない。
仮にあなたがラーラに薬を渡した人間だったなら、その時はあなたを殺そうとしたかもしれないが、そうではないのだ。

「本当に……酷いことをする。
 どうして、そんな事が……できるんですか。
 人を、何だと思っているんです?」

ここに来ても警部呼びのまま、敬語のまま。
静かにあなたに問うた。
(-358) eve_1224 2023/09/22(Fri) 13:17:06

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>4 ルチアーノ

「げっ、とは失礼だね。
 調子がよくなったなら何よりだけど」

あなたの困った様子を見て、少しだけ眉を下げて。
迷惑だったならごめん、と小さく謝る。

「別にキミを捕まえに来たわけじゃないよ。
 ……ただ、あの人と話はできたのかなって、聞こうと思っただけだ」

クッキーについてはやんわりと断った。
それをもらうために声をかけたわけじゃないからだ。
(5) eve_1224 2023/09/22(Fri) 13:28:02

【独】 花浅葱 エルヴィーノ

/*
やっぱりやってたんじゃねーーーーーか!!!!!!
(-360) eve_1224 2023/09/22(Fri) 13:33:30

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「はぁ。
 皆僕に何の期待をしてるんだか」

他にも自分にはっぱをかけた男がいる。
口から出る言葉は、まだ否定的な言葉だ。
それでも、それは本気で言って逃げている声色ではないことは、あなたにならきっと分かるはず。

「キミ、下戸だったんだ」

署内の飲み会にすらあまり出ないものだから、今まで知らなかった。
私生活を互いにあまり晒してこなかったことが、こんなところでわかってしまう。
それくらい、互いにあまり親しくなりすぎないようにしていたという事なんだろう。

それではだめだとするならば、僕はキミに、何を話すべきなんだろう。
あぁ。ひとつだけ、ある。

「……テオドロ、僕はね……実は不眠症なんだ」
(-361) eve_1224 2023/09/22(Fri) 13:46:02

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>6 ルチアーノ

「警察と見れば逃げ出そうとするやつが一定数いるからね。
 ……今のキミのように?」

望む回答はもらえそうにないと見れば肩をすくめて。
通り抜けようとするあなたを振り返る。
とはいえ、去っていくのを止める風ではない。

「気をつけて」
「今は罪がなくとも逮捕してしまえる世の中だからね」

その背に言葉を残して、あなたが見えなくなるまで見送った。
(7) eve_1224 2023/09/22(Fri) 15:11:11

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「子守唄程度で寝れてたら、もう少し食べれてたかもしれないけどね」

「深酒をして毎日無理やり寝てた。
 それでも夢を見て起きてしまうから、寝れても三時間。
 深酒したいから夜を食べないし、朝は酒が残ってて食べれない。
 そうこうしてたら普通に食べられない胃が出来上がっただけだ」

まぁ、どうにもならない時は強い睡眠薬を使ってるんだけどね、と肩をすくめた。
普段から薬に頼りすぎると効かなくなるから、常時は酒に頼っていただけらしい。

「知られると色々面倒だと思ってて。……その、……
ごめん
(-369) eve_1224 2023/09/22(Fri) 15:18:46

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「え、何。それどういう―――」

言葉は最後まで音にならなかった。
質のいいベッドに沈められて、あっという間にスウェットを脱がされてしまった。
もう、そこには我慢の二文字はなくなってしまってるんだろう。

それで良い。
こっちだってあれほどの事をしておいて、その先を期待しないわけがないのだから。

「……っ、ふ」

足を割り開かれて押し倒されている現状が、強い羞恥を誘って頬を赤で染めていく。
何も受け入れた事がない窄まりは、指一本すら最初はなかなか飲み込むのが難しいのだろう。
快感よりも、まずは異物感を感じて眉を顰めた。
それでも漏れ出そうになる声があまりにも恥ずかしくて、手で口元を抑えてしまった。

自分の声など聞いても、何も楽しくはない。
(-379) eve_1224 2023/09/22(Fri) 16:06:17

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

「それは警部の自業自得です。
 僕は殴ったりしませんが……説明くらいしてくれたっていいでしょ、う?」

はい、とはなんだろうか。
何故口を開けて、舌を出しているんだろうか。
口が開けば、生っぽい匂いの強さが増す。

「…………何、してるんですか」

脳が理解を拒否している気がする。
自分も男だから、この匂いを理解できないわけじゃなくて。その。

「い、……ったい、ここで何をしてたんです?
 殴られただけじゃ、ない……?」


/*ディスコの指摘を受けて、ありがたくロールの訂正をさせていただきました。
ありがとうございます。
(-382) eve_1224 2023/09/22(Fri) 16:30:48

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「そっ……、っ」

口を抑えてた手を外されてしまったら。
せき止めてた声が、溢れ出してしまうじゃないか。

「ぅ、あ、……っ、んんっ」

導かれた手が、萎えた自分のものに触れて。
ぬるりとした感覚が、ぞわりとした快楽を誘う。
その一瞬、体の力が抜けてゆるんだ窄まりは、あなたの指をぐっと奥まで受け入れてしまった。

「ふ、か、ぃ……、っあ!」

指なのだからそんなに深くはないはずだが、それでもそう感じてしまう。
たったこれだけのことなのに、もう体が熱い。
完全に萎えてたはずのものが、またゆるく硬度を増して、
慣らす思惑で曲げられた指が、ある一点を掠めれば、びくりと大きく身体をはねさせた。
その場所が、何であるかあなたは理解できるだろうか。
(-393) eve_1224 2023/09/22(Fri) 17:17:38

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

―――あなたと路地で別れたその夜。

男はまた、バーで一人酒を飲んでいる。
あなたが来る保証はないが、これが日課だ。
携帯を弄る手はいつもより忙しなく、何かを行っている様子だ。

あなたが一人で来るなら、いつものように声をかけるし。
女と居るなら遠巻きに見るだけ。
来ないなら、それはそれで一人深酒をして帰っていくんだろう。
(-398) eve_1224 2023/09/22(Fri) 18:24:23

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

そこからはもう、何処を触られても、何処を撫でられても気持ちが良かった。
一度堰を切られてしまえば、我慢するのは難しい。
絶え間なく与えられる疼きを逃がそうとしても、あなたがそれを許さない。

あなたは首以外のところにも噛み付いたり吸い付いたりはしただろうか。
それをしてたなら、きっと、触れた至る所に赤い花が咲いているはずだ。
指が引き抜かれるその時すら、甘い声を上げては震え、熱い吐息を漏らしてしまっている。

それでも、指の代わりに充てがわれたものを目の当たりにすれば、恐怖でひゅう、とか細い息を吸ったことだろう。
だって、さっきよりも大きい、気がする。

「ま、まっ、て、入らな」
「あ、あ、―――――――ッッ」

入るわけないと、ふるふると頭を振ったが、あなたはそれを聞き入れはしない。
意味もない静止は、部屋の中に虚しく響いた。
指とは比べ物にならない質量が、濡れそぼったそこにゆっくりと入ってくる。
ほんの少し入っただけで、たまらない圧迫感があって、自分でも出すつもりがなかった甲高い声が出て、腰がはねた。
(-436) eve_1224 2023/09/22(Fri) 21:28:41

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

「警部は……壊れてると、思うんですか。――彼らが……いや、自分が」
「大したことですよ、これは。囚人に手を出す、なんて」

どこから壊れてしまったんだろう。
黒眼鏡の牢に行った時もまた、彼の顔はぼこぼこだった。
あれは確実に、牢の中に入ってからも傷が増やされていたに違いない。

自分とて、ラーラを傷つけた犯人が目の前に居たなら、我慢せずに殺してしまうつもりでいたけれど。
これを見ればなんだか無性に虚しくなった。気がする。

「罪人、だからって。そんな事に、従わないでください」
「あなたは生きて罪を償うべきであって……こんな、ただの暴力を受ける必要なんて、……どこにもないんですよ」

ずっと、あなたのことを認めて、
それなりに尊敬していたからこそ。
そんな姿は、―――見たくない。
(-439) eve_1224 2023/09/22(Fri) 21:38:29

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「隠してたんだから、分からなくて当然だよ」

あなたの言葉に苦笑する。

「あんまり気にしてなかったんだ。
 別に、酒と薬で倒れず済んでたし……悪い夢は、過去を忘れるなって言ってるような気がしてたから。
 まぁ……食べれなくなったのは問題だけど……キミ達のおかげで飢えずに済んでるしね」

これまで、自分が傷つくことには無頓着だった。
大事な人に幸を押し売りすることだけが目的で、それを成す時に必ずしも自分が居る必要はないと思っていたから。
そんなだからこそ、大事な人を増やしたくなくて。
自分が傷つくことで、大事な人が傷つくのなら、それをしては駄目だということも、学んだ。

「だから、謝罪は要らない」

大丈夫だよ、今だから話せた。
それだけだ。
(-488) eve_1224 2023/09/23(Sat) 0:43:16

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

痛みが、甘い。
噛みつかれれば痛いのは当然だ。
割り開かれた事がない場所に、押入れられてしまえば、痛いのは当然だ。
涙を浮かべながら、懸命に耐えてるけれどそれでも痛いものは痛い。

「いた、あ、やぁ」

でも、甘い。
痛いだけじゃない何かがあるから、困る。
”拒否”Nonなんて、絶対に出来やしない。

腰を引かれては、更に奥へ。
一度開かれた場所は、刺激される度にだんだん喜んでいるかのようにあなたを受け入れた。

苦しい。息がうまく出来ない。でも、気持ちがいい――――


もう、自分のものを撫でる余裕なんてないから、手を伸ばしてあなたを求めた。
それは少しでも近づいてくれたらその背にしがみついて、穿たれるのを素直に甘受するための行為だ。
(-503) eve_1224 2023/09/23(Sat) 1:45:00
エルヴィーノは、牢屋に居る同僚たちにこっそりパンを差し入れした。
(a19) eve_1224 2023/09/23(Sat) 1:49:42

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

文字通り、食べられている気がする。
狼にとっては、気まぐれな猫くらい美味しい餌のような存在だろう。
体中についた噛み跡は、服をしっかり着込んでも、首筋からきっと見えてしまうだろう。
けれども、茹だった思考はそれを不味いと思うことができない。

貪るようなキスも考えを、思考を溶かしていく。
もう女のように喘ぐことしか出来ずに、きゅうきゅうとあなた自身を無意識に締め付けていく。

「あ、あ―――っ、ん、っあ」

男に子宮なんてものはないけれど。
勢いよく奥まで穿たれれば、自分の中にある奥の壁にこつん、と当たった気がして。
しがみつく手に力を込めて、苦し紛れにお返しと、あなたの肩口に軽く歯を立てた。

好いの言葉が耳に届いてくすぐるけれど、それに対する反応は、ない。
もう何も考えることなんて出来ない。
ただ、高みに導かれていくだけだ。
(-552) eve_1224 2023/09/23(Sat) 9:02:49

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

/*
お疲れ様です。今すごく眠いです。
牢屋トークありがとうございました。
運営にも一応確認取りましたが、アリソンの正体についての公表はロールの中でやって構わないとのことでしたが、そちらはいかがでしょうか。

大丈夫であれば最終日(エルヴィーノはこの日ほぼほぼ生存です)に、ロールでやってもいいなぁ……と思っています。
金を使って団体を作って……みたいなのは流石に一日では準備出来ないかなと思ったので、SNSを使って情報の拡散と、世論の先導で代用してみるのもいいかな、と。
エピに入ると法律が撤回されて釈放の流れになりますから、その前にやったほうが面白いのでは?
と思ったものなのですが、いかがでしょうか。
お返事お待ちしております。
(-560) eve_1224 2023/09/23(Sat) 9:28:06

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ

「勝手なこと言って」

頼んでもないワインとカルパッチョを見て、深々と息をつく。
朝はともかく夜は食べようと思えば食べれないことはない。
カルパッチョくらいの量なら、まぁ、なんとか。

ただ、寝るために深酒をしているだけなものだから。

「……はぁ、今夜は薬を飲むしかないかな……」

薬はあんまり好きではない。
力ずくで強制的に意識が途切れてしまうから。
それでも明日にはやらねばならない仕事もあるなら、鋭気は確かに養っておくべきなのは本当で。
男は、眉を下げてぱくり、とカルパッチョを一枚口に放り込んだ。

その日はいつもよりも随分少なめに酒を終わらせて、静かに帰路についたことだろう。
(-564) eve_1224 2023/09/23(Sat) 9:43:37

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「先輩」

その日の夕暮れ時。
そろそろ日勤の者たちの職務時間が終わりを告げるころ。
署内のどこかであなたの姿をみつけて声をかけた。

「……少し、協力してほしいことがあるんですが」

警察内でも誰が信用できるのかわからない今、相談できるのはあなたくらいしかいない。
(-594) eve_1224 2023/09/23(Sat) 11:38:57

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

/*
了解しました。では最終日になりましたら、その時間軸に白で広めようと思います、よろしくお願いします!
あまりこういう事を魅せるロールは上手くはないので……乗っていただけたら嬉しいです。
(-597) eve_1224 2023/09/23(Sat) 11:41:02

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカ

これは、泡沫の夢。
僕はまた、ここでいつかの情報屋と出会う。
残る質問は、2つ。
すべてを上手く運ぶなら、何を聞くべきだろうか。

「やぁ、また会ったね」
「うん、勿論質問があってここに来たんだけど……」

「僕の先輩リヴィオと、幼馴染ルチアーノ。
 彼らがやっていること掴んだ役職をね、知りたいんだ」

勿論、僕は彼らのことを信じてるんだけれども。
絶対に成功させなきゃいけないことがあるからと、そう静かに告げた。
(-598) eve_1224 2023/09/23(Sat) 12:07:37

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ

「そういうつもりじゃなかったけど……」

小さい、苦笑。

「そうだね。
 僕らはお互い、踏み込まない事を良しとして付き合ってきたから……。
 仲良くなれば、キミ達になにかあって、何処かに居なくなってしまうと思ってたのかも」

認めたくなかった。
大事な友人だと認めれば、こうやって不幸が訪れて、どこか、手の届かないところに行かれてしまうと思っていたから。
初恋の少女や、幼馴染みたいに。
最後は住む世界が別れてしまうと。
状況が尚も悪くなれば、二度と会うことが出来ないのではないかと、そう思って。

「皮肉を言い合うのは楽しかったけど。
 まぁでも……視野を広くするのは良いことだ。悪いことだって避けていけるしね」

紡がれた謝罪を、今度は素直に受け入れる。
胸の内を明かしたことで、自分たちの関係は一歩、進んで、これはその証になるはずだ。

「ありがとう。でも……」
「僕が自分から言えたことが、最大の進歩だから」

どうか受け取っていて欲しい。
(-601) eve_1224 2023/09/23(Sat) 12:20:05

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 情報屋 エリカ

/*
取り急ぎ、確認ありがとうございます。
はい、それで勿論構いません。
一応の確認程度で聞いてるので、その後の行動には何ら変更はありませんし、そのようにいたします。
(-625) eve_1224 2023/09/23(Sat) 14:26:26

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

気持ちがいい、快楽の波の高いところにずっと押しやられて、死にそうだ。

「あ、あ、ちょ、んんっ、ふか、い」

深い。激しい。
もう自分が何を言ってるのか分からなかった。
悲鳴と嬌声に区別がつかないように、痛みなのか、恐怖なのか、快楽なのか、もう何もかもがわからない。
自分の胎の中にそれを必要とする臓器はないけれど、穿たれる度に中がいっぱいに満たされている気がする。

喉元を食われ、なんだか更に自分を穿つものが大きくなった気がする。
無理無理と首を横に振ったけれど、勿論止まるはずもない。
折り曲げた身体の上からぶすりと何度も突き刺さすように奥を突かれて、悟った。
もう、限界なんだと。

「あ、ぁ―――――ッッ」

幾度も激しく強く穿たれ限界を超えて、たまらず喉を沿って、きゅ、と花浅葱の双眸を閉ざす。
高みまで昇りきったら、あとは落ちるだけ。
中一杯に放たれた欲は熱くてどくどくと波打っている。
収めきれなかった欲が太ももを伝ってたらりと流れ出す感覚すら心地よくて、しがみついていた手を下ろしながらも、小さく身を震わせた。
(-679) eve_1224 2023/09/23(Sat) 20:00:26

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ

「先輩は……どう、思いますか? この法案と、今の現状」
「いくらなんでも、強引すぎる逮捕は治安の向上どころか、悪い影響ばかりがでてきている気がします」

今日は忙しかったみたいですね、と申し訳無さそうに眉を下げて。
ひそり、と語りだす。
あまり周りには、聞こえないように。

「あの。協力、してくれませんか」

失敗すれば、警察を辞めなければならないかも、しれない。
もしかすると自分も逮捕する候補に入れられるかもしれない。
それでも逮捕された無実の人を思うと、やってやれないことはないと思っている。
それくらいは、意志を固めていた。

「わかったんです。
 どう調べても尻尾が掴めなかったアリソン・カンパネッロの、正体」

「それを白日の下に晒して、所長代理を告発しようと思います」

力の限り、叫んでやることを決めていた。
(-680) eve_1224 2023/09/23(Sat) 20:15:50

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 情報屋 エリカ

「そっか。
 いや、ルチアはかなりの情報網だったから……何か危険なことをしてるんじゃないかと思ってね。
 大丈夫なら、いいんだ」

ほっと胸をなでおろし。
明らかに安心の色を見せて、次の言葉を聞く。
【A.C.A】と聞けば、ぱっと思い浮かぶのは黒眼鏡の男だ。
そうか。先輩もまた、あのチームの中に居たのかと、小さく息をついた。

「先輩の心の内はわからないな。
 そんなにあの法案は画期的だと信じていたんだろうか。
 ……まぁ、それは君に言った所で意味はないけど」

その声色に、驚きの声はない。
ただ淡々と、それを受け止めていた。
(-682) eve_1224 2023/09/23(Sat) 20:21:38

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

「法に則った刑じゃないです、こんなの……」

正しく嫌悪感を抱く事が、難しい。
だってこれまで、ずっとこの人の下で働いてきたんだから。
最悪の上司だったならともかく、あなたは少なくとも、自分にとってはいい上司の部類だった。
でなければ、自分の身の上の話など、頼まれたってしない。

「あなたは確かに、法案が撤回されたとしてもここから出ることは出来ません。
 それくらいの証拠が出ています……でも、まだ」

僕は困惑しています、と小さく呟く。
そう簡単に、イメージを変えることは、自分には出来なくて。

「どうして、警察でありながらそんな事を……していたんですか?」

教えてはくれませんかと、問う。
ぶつける怒りはない。
鬱憤も、欲もない。
ただ熱の乏しい花浅葱の双眸が、あなたをじっと見つめている。
(-685) eve_1224 2023/09/23(Sat) 20:31:36
 


Hash Tag (最新100件)
#警察署  #警察署_朝礼 


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:エルヴィーノ 解除する

生存者 (4)

フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
0回 残 たくさん

 

ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

また会いましょう

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.17 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa