人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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フィオレ徒花 テオドロに投票した。
ニコロ徒花 テオドロに投票した。
アリーチェ徒花 テオドロに投票した。
テオドロ徒花 テオドロに投票した。
ルチアーノ徒花 テオドロに投票した。
リヴィオ徒花 テオドロに投票した。
エルヴィーノ徒花 テオドロに投票した。
ネロ徒花 テオドロに投票した。
カンターミネ徒花 テオドロに投票した。
ダニエラ徒花 テオドロに投票した。
ヴィンセンツィオ徒花 テオドロに投票した。
ダヴィード徒花 テオドロに投票した。
ペネロペ徒花 テオドロに投票した。
ロメオ徒花 テオドロに投票した。

テオドロは村人の手により処刑された。

アリーチェがこっそりお散歩したようだ。

ペネロペがこっそりお散歩したようだ。

ルチアーノヴィンセンツィオを占った。
ヴィンセンツィオ樹木子のようだ。

【赤】 月桂樹の花 ニコロ

カンターミネ! 今日がお前の命日だ!
ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 21:00:00

【影】 うたかたの ダニエラ

ニコロ! いざや恩讐の碧落に絶えよ!
oO832mk 2023/09/20(Wed) 21:00:00
カンターミネニコロを道連れにした。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ニコロが無残な姿で発見された。
カンターミネが無残な姿で発見された。
ヴィンセンツィオが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、フィオレ、アリーチェ、ルチアーノ、リヴィオ、エルヴィーノ、ネロ、ダニエラ、ダヴィード、ペネロペ、ロメオの10名



【独】 マスター エリカ

/*
あ〜〜〜〜〜〜〜処刑ダイス〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑
<<ネロ>>who<<エルヴィーノ>>who<<フィオレ>>who
(-0) 66111 2023/09/20(Wed) 21:03:59

【独】 マスター エリカ

/*
えっちおにいさん!!!!!!!!!!!!!!!
(-1) 66111 2023/09/20(Wed) 21:04:52

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

こうして年下扱いされることも、甘えをそのまま許容されることも。
先に心配したのはこっちなのになあと思いつつ、眠気には抗えない。

「何回でも来てもいいんですよ。
 連絡さえもらえたら、俺はいつだって嬉しいです」

とん、とんと腹を叩かれるままに眼がすこしずつ開かなくなり、眠気に誘われていく。
手に力が入らなくなった代わりに、何かを探すように貴方の服に指先が引っかかった。

「……おやすみなさい……」

ほとんど吐息混じりのそれは、聞こえただろうか。
(-2) NineN 2023/09/20(Wed) 21:04:56

天のお告げ(村建て人)

本日の処刑投票先:
ネロ
(#0) 2023/09/20(Wed) 21:05:14


テオドロは、道は外れたはずなのに結局同じところに辿り着くのかと、苦笑いをした。
(c0) backador 2023/09/20(Wed) 21:15:13

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ

ぶつかった視線、先にある翠。
鏡で見た自分のそれとよく似ている気がしたのは。

「────」

願いを聞いたからこその思い込み、だろうか。
撫でてくれる手つきはとてもやさしいもので。
ねえさんやにいさんと呼び慕うその人たちとも、違うもので。
呆けた表情を浮かべながらもそうされている内。
掻き消えそうな小さな言葉を拾い上げた瞬間。

…………なんで、泣きたくなったんだろ。


ついと視線が落ちかけてしまう前に、口を開く。

「────"フレッド"」

逸らされた話題に乗りかかることもなく。

[1/3]
(-3) mspn 2023/09/20(Wed) 21:15:37

【秘】 幕の中で イレネオ → 徒花 テオドロ

/*
快諾していただきありがとうございます! 知ってたのにこんなにも辛い 血反吐吐きながら打診しています。

ではもう少し細かいお話をお送りしますね。
イレネオは過激派の派閥からマフィアへの強い敵愾心を買われ、現行法で逮捕された人間に対しての尋問官として活動しています。またその際、吐かせるためには暴力的な手段を取っても構わないと言われています。この設定についても運営様には許可を得ております。
その手はテオドロさんにも及ぶでしょう。つまり
拷問ロールをしませんか
というお誘いです。

打診のない不可逆な後遺症は不可ということでしたが、いかがでしょうか。一応拙い拷問ですのでやっても骨折/爪剥ぎまで(つまり時間経過で治りはする)のつもりです。打診ありならむしろ欠損したいだとか、その他されたいことなどあれば対応します。

そもそも拷問なんてされる気はないよ〜それなら遠慮するよ〜というスタンスでしたら遠慮なく蹴っていただいて大丈夫です。
(-4) rik_kr 2023/09/20(Wed) 21:16:07
ニコロは、ごめんな、と笑った
(c1) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 21:16:13

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ


「フレッドって、……呼んで」

貴方が遠ざけようとしたものを近づけるみたいに。

「…………オレの、ほんとの名前」

唐突に告げた。
今の名を渡されてから、昔を知らない誰かに教えたこともないし、伝えるべきでもない真実を……それでもだ。

『弟にして』、なんて。
そのまま伝えたところで、受け取ってもらえるかわからなかったから。

瞼を落として、頭を傾ける。
貴方の肩口に額を押し付ければ、よく似た金糸が揺れた。

[2/3]
(-5) mspn 2023/09/20(Wed) 21:17:03

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 渡りに船 ロメオ



「教えたの…………とくべつ、だよ」



なんでもをしてほしいから、望んだんじゃなくて。
だいすきなあなたが、そんな笑い方をしなくていいように。


[3/3]
(-6) mspn 2023/09/20(Wed) 21:17:26
ルチアーノは、どら猫は、今日も一匹だ。
(a0) toumi_ 2023/09/20(Wed) 21:17:44

【影】 うたかたの ダニエラ

あるモーテルの入口。
冷えた風が肌を撫でる。女は立ち尽くしていた。


「una regina fulgida e bella al pari d'una fata
 siede accanto alla culla tua dorata...」



口ずさむのは『子守歌Ninna Nanna』。
歌うその声が微かに震えた。
…本当はそんな資格なんてない。自分が1番、分かっている。

誰かを檻に入れただけ、大事な人が檻へ行く。
なんて分かりやすい構造だろう。
世界は案外、そうやって帳尻合わせて回っているのかもしれなかった。
(&0) oO832mk 2023/09/20(Wed) 21:19:07

【妖】 路地の花 フィオレ

あなたよりも遅く寝たから、あなたより目覚めるのも遅かった。

その部屋にはもう姿はなくて、きっと仕事に向かったのだろうと思った。仕事をフけるような人間でないと知っていたから。
冷めた残り物を口に運んでから、袋の中に入れたままのネックレスを握りしめた。
あなたはこれがお揃いのものだなんて知らなかっただろうけど。

「……もし、あなたが捕まったとしても」
「私、泣かないわ」

「それが今生の別れになるわけじゃないんだもの」


「……そう、よね」


嫌な予感はずっと、胸の奥で燻っていた。
($0) otomizu 2023/09/20(Wed) 21:22:08

【影】 傷入りのネイル ダニエラ

ふと気付くと、左手の小指のエナメルに傷が入っている。
女はそれを見つめた後、愛おしそうに唇を寄せる。

そうしてしばし静寂の間そのモーテルを見つめる。
くるりと踵を返した。約束を胸に。

…あたしは今も、ひとりじゃない。
(&1) oO832mk 2023/09/20(Wed) 21:24:16

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
へ〜死ぬと役職窓って見えるんだ……
これまでの窓見に行くのもいいかな〜と思ったけど
エピ入ってからの方が楽しくなりそうだし、
そうしようかな。

歌い、歌わせた。満足です。
(-7) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 21:24:52

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

摘発を目前にした夜。
『改装中』のモーテル、扉の向こうから歌が漏れ聞こえる。
歌っているのはここの主だろう、
子供達に歌うのと同じ声で歌っている。

「仕事」の為に起きているのか、
「誰か」を待っているのか、
ともあれ女はそこから動かず、過ごしている。
(-8) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 21:38:28
フィオレは、報告を聞いて…目元を拭った。それでも、絶望はしなかった。
(a1) otomizu 2023/09/20(Wed) 21:39:00

【神】 コピーキャット ペネロペ

テディベアの主はもう居ない。
そこには彼女の言葉を収めたテディベアだけが居る。

「ああ、ああ、わかってるよ。
 耳聡い奴は目を付けられる。予想はしてた、問題ない」

テディベアから発されたものを聞き終えれば、一つ息を吐いて。
それからいつものように声を張り上げた。

「カンターミネ指揮下の奴らは予定通りこっちに付け!
 泣いて侘びても働いて貰うぞ!まずは情報の精査だ、
 それから下から上まできっちり共有しろ!」

「こっちは引き続き現状維持の為に動け!
 偽装、隠蔽、工作、必要なものは一通りだ!
 忘れるなよ、動くのは俺か上を通してからにしろ!」

「しっかしどうなってやがんだ、今日の逮捕者に至っては
 こっちよりサツの方が多いじゃねえか。
 何なら上がごっそり抜けたと来たもんだ
 向こうもいよいよ焼きが回ったらしいな。」

#アジト
(G0) unforg00 2023/09/20(Wed) 21:40:29

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ


……ああ、そうなんだ、やっぱり。


"警察"が二人も肯定の意を示すのだ。
嘘であるはずがない、だから間違いがない。
視線は落ちていく、己の両手にずっとある手錠へ。
その内に……唇はゆっくりと開かれる。

「……フルーツを」
「たくさん、貰いました」


誰から貰ったかは明言しないまま。
なんだかもう随分と遠くなったその日を、思い出す。

「だから……彼にも、お裾分け、しました」
「……作ったお菓子も、うまくできたから、渡しました」


そうして、瞼を伏せる。
例えどのような場であれ。
貴方の前であったとして。
それを偽ることだけは、できなかったから。

「…………
家族
みたいな、ひとだから……」
(-9) mspn 2023/09/20(Wed) 21:44:30

【神】 無敵の リヴィオ

法の施行から三日目。
人の減った署内は随分と静かになったものだ。

それでも今日も、不満や疑問の声は途絶えない。
さざ波のような小さな波が署内で、街で、流れ続けている。
この現状に署長代理様は何も思わないのだろうか。

「…思わないからこそ続くんだろうね」

自問自答の末に息を吐き、人の波から抜け出す。
思うことはあっても出来ることは僅かだからこそ。

#警察署_朝礼
(G1) sinorit 2023/09/20(Wed) 21:44:47

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「とうとう耄碌したか」

笑い混じりに皮肉って返す。
自分が中年である事は否定しない。事実であるからだ。
変装による仕事にもいつか限界が来る事をこの男は知っている。

「お前さあ」

「引き摺るのか、今を見るのか、どっちかにしろよな」

この男は知っている。
それは掘り返さない方が心穏やかに居られる話である事を。
何れもしようとしてできないからそうなってしまう事を。

「何なら
面の皮を被って
幻覚じゃなくしてやろうか。
 今ならまだ完全にオーダーメイド可能だぞ。身長以外はな」

さほど冗談でもなさそうに言うこの猫被りは知っている。
それが誰にとっても実によろしくない事である事を。
そして、善し悪しだけでは人の世は回らない事を。

あなたの気分が治ったならば、
車は帰り行く為にまた発進するだろう。
(-10) unforg00 2023/09/20(Wed) 21:46:19
ペネロペは、知っている。
(a2) unforg00 2023/09/20(Wed) 21:46:34

【赤】 無敵の リヴィオ

ふっと息を吐くように笑い声が零れたのは、
多分無意識だった。

「……嫌な予感ってやつは、当たるんだ」

最早懐の端末は不必要なもので。
唯一残るのが自分だということが、皮肉にも感じた。
さて、どうしたものか。

「………いや、何を言っても仕方がないな」

忘れ物として残されたものを暫し思い浮かべ、
しかし頼るのは明日が無事に訪れたらでいいかと
足を止めずに歩き続ける。

「──さて、仕事をしようか」
(*0) sinorit 2023/09/20(Wed) 21:47:07
リヴィオは、今日も変わらずいつも通りだ。
(a3) sinorit 2023/09/20(Wed) 21:47:32

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

「意気地なしか……そうかもね。
 でも、大事な人には幸せに生きて欲しいと、思ってるだけだよ」

当時の僕は、感情が歪むほど耐えられなかった。
大事な人を作ると、その人に不幸が訪れるから。
あなたも、ラーラもそうだったから……
これ以上そういう人が出来るのを避けてきた。それだけだった。

「……ふぅん」

あなたの情報を聞いて、なるほどねと頷く。
イレネオが強硬的な思考を持っていることはわかっていた。
上手く手綱を握れなかったのは、先輩である自分の責任かもしれない。
ニーノについても、あの性格でスラムから養育院という子供時代を送っていたと聞いたから、そういうこともあるだろうかと理解はできた。

納得はもちろん……できない。

「聞けば聞くほど法律が間違ってる。
 そんなのが認められたままだと国が沈むね」

(_0) eve_1224 2023/09/20(Wed) 21:55:14

【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

ふぅ、と息をついて、あなたをじっと見つめた。

「………夢の中で情報屋に会った……って言ったら、信じるかい?」

まことしやかに語られる都市伝説。
三回だけ聞くことができるその情報は、必ず真実で正確だというものだ。

給料4.5ヶ月分に匹敵するかはわからないが、貴重な情報であることは間違いあるまい。

「危険なことをしないのにプラスしただけ温情だろう?
 まぁ聞きなよ……信じる信じないは、キミに任せる」

「アリソン・カンパネッロは……」

「アレッサンドロ・ルカーニア……
 
通称”黒眼鏡”
……キミの上司。
 そして、うちの後輩を逮捕した……張本人さ」
(_1) eve_1224 2023/09/20(Wed) 21:57:05

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ

貴方からの会いたいの気持ちを聞けば、じゃあいっか〜なんて機嫌よく笑っていて。
カッサータと聞けばしばらくぽくぽく……と考える。
けれどその内に思い当たる者があれば「あ!」と声を上げて。

「オレもおいしくてあれ好き!
 ねえさんあのお菓子好きなの?」

「作るのはむずかしそ……、……」


「……いや、でもぜって〜作る!
 大丈夫!この世で一番おいしいの作るから、そのうち!
 待ってて!」

貴方の期待を感じ取れば、できないとは口にしなかったししたくなかった。
男はぐっと拳を握って決意を滲ませている。
で、その後に続く"兄"の話には、そうなんだな〜って笑いながら。
やっぱり少し寂しさは感じたけれど、二人が明るい世界にいることが嬉しかったから遠くに置いた。
そうして手放しに寄せられた信頼を感じ取れば、もちろん笑顔で。

[1/2]
(-11) mspn 2023/09/20(Wed) 22:01:26

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「……うそ、だろ」

流石に、静かにしていることが出来なかった。
後輩に続いて、あの皮肉屋で生真面目で仕事が出来る同期が。
ちょっとしわくちゃな顔で書類と向き合っていても、問題行動を起こしたりはしなかったその幼馴染が。

逮捕されるなんて……ありえないじゃないか。

「これ以上、逮捕者を出し続けたら……街の治安維持だって難しくなりますよ」

どうすると言うんだ、本当に。
法律といいながら、ただの私刑でしかない。

#警察署_朝礼
(G2) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:03:16

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 路地の花 フィオレ


「──任せて!」


「ねえさんが逮捕されそうになったときには、
 いちばんにオレが助けるよ!」

この世の掃き溜めの隅。
蹲って時に貴方に縋り震えていた存在は、もう弱くなどはないから。
法の下で貴方を守る力はにいさんよりきっと強いなんて信じて、言葉を躊躇いなく形にする。

信じていたんだ。
何も知らなかった。
あの夜までは。


「……よしっ、じゃあそろそろ行こうかな。
 夜とか戸締りには気を付けてね? ねえさん」

[2/2]
(-12) mspn 2023/09/20(Wed) 22:04:12

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

ニコロが摘発されて、そう程なくして。
貴方の元に、小包が届いた。

ニコロから、貴方へ密かな贈り物。
月桂樹の葉がモチーフにあしらわれたブローチと
その裏に嵌め込まれたメモが1枚。

『アリーチェ、テオドロは無関係。
別の摘発チームはそれ以外の誰か。
警部は恐らくシロ。』

貴方へ伝える最後の情報
(-13) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:04:56

【神】 pasticciona アリーチェ

テオとニコが逮捕された。
頭が真っ白に弾けたようにやけに周囲の音が滲んで聞こえ、
吐き気にも近い眩暈が襲い掛かる。

「……っ、……は、ぁ…………」

怖い。怖い怖い怖い。
あの牢獄の仲がどれだけ過酷か知っている。
あの現場に二人を、本当はもう誰も放り込みたくなんてなかったのに

「ごめ、……ごめん、なさっ……」
「テオ……ニコ………」

待つしかないの?待っていたら、本当に助けは来るの?
結局わたし、"また"なにもできなかった。

ねぇ、二人も同じ事、思ってくれていた?
──昨日の光景がリフレインする。

だとしたら、ごめんね。テオ、ニコ。
わたし、謝らないといけない事があるんだ。

#警察署_朝礼
(G3) poru 2023/09/20(Wed) 22:05:39

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

貴方は知っているだろうか。
指にはそれぞれ意味合いがあると言われ
そこに施されるネイルもその意味を持つということ。

右手の薬指は『心の平穏を保つ』
不安や心配事があるときにつけるものだ。

「俺もそのくらいの覚悟はしてるさ。
反発が多い法案だ。それに理不尽でもある。
それでも俺は選んだ。」

「だから、落ちる先は何処まででも一緒だし。
破滅しても、石を投げられても、覚悟はあるつもりだ。
破滅願望があろうがなかろうが、変わらねえんだよ。」

触れた手で、軽く貴方の手を掴んだ。

(秘話重ね失礼します。こちらは前の返信です)
(-14) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:07:24

【神】 傷入りのネイル ダニエラ

「………」
……人、少なくなりましたねえ。


小さな声。
誰に聞かせるでもない独り言。
顔色こそ変わらないがミントブルーの瞳はやや憂いを帯びて周囲を見つめた。
どこか薄皮向こうの景色みたいだ。

そんな脳裏に1番鮮烈に色付くのは昔なじみのライムグリーン。
小指のエナメルを、そうっと撫でた。

#警察署_朝礼
(G4) oO832mk 2023/09/20(Wed) 22:08:17

【神】 路地の花 フィオレ

「相変わらず、忙しそうね。ペネロペ」

少しだけ目の周りを赤くさせた、アソシエーテの女がアジトに顔を出した。1日ぶりのその姿は、以前とそう変わりのないものだ。
特にわからない仕事を手伝うわけでもなく、適当な席に腰掛けている。
邪魔はしないほうがいいことくらいはわかる。

「…カンターミネが捕まるなんて、って言いたいけど」
「なんていうか、まあまあ妥当な人選よね」

やってることがやってることだったから、軽口が出た。
(G5) otomizu 2023/09/20(Wed) 22:08:39

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
「ひどくね!?俺メチャクチャ子供には優しいんだけど!?」
と言っていますが、妥当だと思います。はい。
(-15) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 22:11:15

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

/*



襲撃予告です。



こんばんは、おさとうかえでです。こたびは
波魔
の役職を賜りました。
日付変更のショック冷めやらぬ中、のっぴきならない事情でアリーチェさんを襲撃せねばならなくなったことをここにご報告致します。

つきましては、初めての絡みが襲撃ロールというのも何ですし、いくらかお話をしませんか?
入村文でお触り頂いたの、とっても嬉しかったですし……(本心)

以上、ぜひ、ご検討いただけますと幸いです。
おさとうかえででした!
(-16) oO832mk 2023/09/20(Wed) 22:14:50

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「つれないなぁ。
お前くらいしか頼めねぇんだよ。」

貴方の言い草に笑いながらも、続ける。

「署内の誰かが、別で動いて警察官をしょっ引いてる。
内部のの奴らは信用が出来ない。だから。
外部の人間で事情を知っていて
比較的マシな判断が出来るだろうお前のがマシだろ。」

そこまでを、この男は考えていた。

「っておい。いや、嬉しいけどさあ。
どういう話したのかくそ気になるな。」

噴き出しそうになった。
聞かなくていいって言ったじゃん!!!!
(-17) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:17:30

【秘】 pasticciona アリーチェ → 傷入りのネイル ダニエラ

/*
こんばんは、ラッシュ時改札失敗猫です。
来られるかな?と思っていましたが本当に来てくれて感無量です!やった〜!!!

こちらこそ入村文で勝手に使っておいて一度もまだ会話したことがなかったので、ぜひ!お話して頂けると嬉しいです!
万が一役職について何かが出てもいいよう秘話進行の方が楽でしょうか?どちらにせよお任せします!よろしくお願いします!
(-18) poru 2023/09/20(Wed) 22:19:53

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

そんな貴女の下へ、来訪者があるだろう。
足音を殺しもせず普段通りの様相で。

「よう、先生いるかい?」

なんて声を掛ける。
気の良いおまわりさんだ。

『改装中』のモーテルに貴方が居るなんて
この男は知っていただろうか……?
(-19) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:19:53

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「――おや。」

それは、声だけは意外そうに。
しかし落ち着いた様子で、あなたの来訪を受ける。

「開いてるよ。どうぞお入りください、おまわりさん?」

へらへらした声。モーテルの木製の扉を開けば、
受付のカウンターの向こうに座っている主が見える。
可愛らしいテディベアを抱いて、
その両手をぴこぴこ動かして手招きだ。

テディベアはどこにでもある代物だ。
もしかしたら、警察署にも置いてあるかもしれない。
子供達がおまわりさんに感謝のしるしとして渡したりして。
(-20) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 22:25:34

【人】 無敵の リヴィオ

増えた仕事を片付けていく。
人の気配が消えていく街の見回りをする。
変わらない、すべきことを行うだけだ。

「…今日も医者の顔を見ることは難しそうだ」

黒手袋を嵌めた右手を擦り、
今日もまた友人の顔を思い浮かべる。

そろそろ浮かぶ顔が呆れに変わってきた。
このままでは小言も浮かんできそうだ。
振り払うように左手を動かし、再び歩き出す。

街と署内の行き来を繰り返す、
忙しない男の姿がそこにあった。

#街中 #警察署
(0) sinorit 2023/09/20(Wed) 22:29:11

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「急に押しかけて悪いね。
今ちょっと時間を貰っても良いかい?」

テディベアを動かす貴方に手を振り返す。
こんなところまで来る以外は、いつも通り。
世間話をするくらいの気軽さで。

中に入っても?と伺う素振りを見せる。
(-21) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:29:33

【念】 傷入りのネイル ダニエラ

――新しいアジト。

そこで男からの留守電を聞いた女は、静かに息を吐き出した。
彼の情報が正しいのならばこれで終わり。
大切なものをどれだけ取りこぼしても、…彼らが大切にしていたものはきっと守ることができる。

それでいて、あのまどろみの中のような日々に戻ることはもうできない。
そのことを嘆く資格もないことなんて分かっているから、ただそっと目を閉じた。

…まあ、仕方がない。
だって最初から。あたしは。

裏切り者
だったのだし。
(!0) oO832mk 2023/09/20(Wed) 22:30:10

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「いいとも。珍しい時間に珍しいお客様だ。
 つっても、缶コーヒーとエナジードリンクしか
 出せないけどな!さあご用件は?」

テディベアの手招きは続く。おいでおいで。
いつも外で会うのと同じ先生の顔だ。
(-22) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 22:32:41

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「刑の決定までその効力が及ぶようじゃ、この国は本当に終わってしまうね。
 マフィアにも人権があるのは当然だけど、これはあくまで取り調べ。諦めて真面目に受けろ」

わざとらしく肩をすくめて返した。

「確かに。キミの逮捕と取締法は関係はないね。
 キミの逮捕については……僕の後輩が無理を押した結果だ。
 ……ま、それで目をつけられて自分も逮捕されてるんだから世話ないけどね」

違わないけれど、そんな口車に乗せられてはやらない。
聖人君子でないことはとっくに解っているけれど、あなたは血の掟を交わしたカポ・レジームではなかったのか。

「法律は金の力はあるとは言え、正当に可決されてしまったものだね。
 金自体違法献金だけど……キミだって、これが相当に異常な法律になってることはわかってるだろ。
 しかも摘発チームに入ってまで……念入りじゃないか。
 僕が聞きたいのは、そうまでしてどうして仲間を裏切る事にしたのかってことだよ」

納得がいく理由が知りたいだけだが、何を言ってもこの男はちゃんと語る気がないらしい。
だからといって、暴力で語らせるのは悪手。
そして牢の中に入ってしまうのは、約束に反することになる。
故に、語ってもらえぬ現状に、大きく息をついたことだろう。
(-23) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:33:28

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

/*
歓迎されてる……!!!
安心しました、是非とも秘話進行で…… とも思いましたが白も捨て難くて今唸り始めました。
いや流石に最終日まで役職の話は伏せた方がいいか……そうか……?

ということで秘話にしておきましょう。
これよりお話をしに伺いますのでしばしお待ちくださいませ!
(-24) oO832mk 2023/09/20(Wed) 22:34:22

天のお告げ(村建て人)

【ロケーションタグ】

墓下ロケーション、にて交流が可能です 
タグにて発言があった人は、某時刻に同じ牢にいたことになります。

モブもいるので、何かを話していても紛れはするかも。
それでも聞かれちゃいけない話は、やっぱり内緒話が一番ですね。
(#1) 2023/09/20(Wed) 22:35:42

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「……警部まで捕まるなんて、本当に、どうしたらいいのかますますわからなくなってきたな……」

直属の上司。
現場指揮をする人ではないとはいえ、署内でまともに会話できる上層部に近い人間は、彼くらいのものだったのに。

「アリーチェとダニエラは……絶対に隙をみせたら駄目だよ」

何が起こるか、もう全くわからない。

#警察署_朝礼
(G6) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:37:31

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「ああ、そこはお構いなく。
急に押しかけたのはこっちだからな。」

それじゃあ、と中へ入って見回して。
貴方が持つテディベアへと視線は自然に戻っていく。

「それ、アンタが作ったのか。
子供たちが持ってるのを見たな。
っとそうじゃねえ。」

「最近法の施行があったせいか署も街も不安定でね。
そっちは変わった事が無かったかと思って。
子供らは変わりなく元気かい?」

いつも通りの、自然な会話。
けれど状況は…何処か、不自然だ。
(-25) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:37:40

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

そうっと、朝礼の終わりあなたに近寄る女の姿があった。

「…アリーチェさあん」
「……ええとお」

――どの口が、と真っ先に浮かぶ。


「顔色、悪いですよお。」
「…大丈夫、ですかあ……?」
(-26) oO832mk 2023/09/20(Wed) 22:39:10

【神】 コピーキャット ペネロペ

「ああ絶賛大盛況だ!人気者ってのは辛いな畜生め」

少しだけ、とはいえ注意深く見ればわかるだけ。赤くした目元に、
無粋な詮索をするほど女心のわからない男ではない。
大人しく座っていれば返って来るのは軽口程度のもの。

「ま、何処が引っ張られても妥当だと思うんだろうがな。
 ただまああいつなら上手くやったはずだ。
 ボスが戻ってくるまで我慢してもらう事にはなるだろうが」

「ハア。俺もずっとここに籠もってたんじゃカビ生えそうだな。
 適当な所で親父にブン投げて外行くか」

#アジト
(G7) unforg00 2023/09/20(Wed) 22:41:45

【神】 口に金貨を ルチアーノ

その一人のソルジャーはその日の朝、アジト内の何処にも姿を現さなかった。
部屋の中もまるで何処かに大切なものを持って逃げたかのように多くの棚の中身がごっそりとなくなっている。

その現状に不思議なほど部下たちは慌てておらず、何が指示をもらっているのが傍目にも分かられていた。
何を聞いても詳しくは知らないからと口を閉ざすばかりだが。
それでも不安は隠しきれないのか他のメイドマンやソルジャーに指示を仰ぎその日も働いて回るのだ。

ちなみに男の携帯もばっちり連絡は取れなくなったが、とあるケーキ店で今日もいつもの色男を見かけたという噂だけは残っていた。

#アジト
(G8) toumi_ 2023/09/20(Wed) 22:42:24

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「器用なもんだろ?子供達が喜ぶんだ、これが。
 しかも男女問わず!すごくね?俺の腕。」

へらへら笑いながらその言葉を聞きつつ、
少し首を傾げてみせる。

「そりゃああんな法があって、マフィアだけならともかく
 おまわりさんも捕まってたらなあぁ。
 子供達もおまわりさんの数が減ってなんで、どうして、
 そんな状態だよ。困るぜ本当にさ〜。
 ……。それで〜?わざわざこんな夜中に、
 世間話でもないだろ。モーテルを警察の
 待機場所にでもしたいって話かい?」

あくまで、『先生』としての顔でそう返した。
(-27) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 22:44:23

【神】 傷入りのネイル ダニエラ

「あははぁ。大丈夫、ですよお。」

――へらり。先輩に緩んだ笑みを向ける。
『隙』の文字が皮を被って歩いているような女だ。

「エルヴィーノさんこそお。ええとお」
「…気をつけて、どうにかなるんですかあ、これ……」

#警察署_朝礼
(G9) oO832mk 2023/09/20(Wed) 22:44:37

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

「あいつなら、俺がどんなふうにスラムで生きてきたか知っているだろうからな。
 客として来たことなんかは流石になかったが。二束三文の餌じゃ釣れん男だ」

唾棄すべきものであるように明らかに皮肉った物言いで言葉は吐き捨てられた。
言外に告げられる捨鉢がどういう意味だか、何に対する侮蔑を表しているのか。
今、この時には関係のないことは、多くはわかりやすく説明されもしない。

「お前を捕まえて俺にどんな利がある? もっと頭の回らねえ奴ならまだしも。
 それに、隠れたって捕まったって、俺は一度目をつけられた時点で終りだ。
 最初からそうだった。ひとたび警察に調べられたと知ったなら俺は確実に消される。
 安心しろよ、坊や。お前が俺を囮にしたから、俺は破滅するわけじゃあない」

ころりと小首を傾げて、ずうっと年下の子供を相手取るように唇が弧を引く。
指先は、開けてみろとばかりにアタッシュケースを指さした。
貴方の気遣いも、慮りも、優しさも。それを見れば全て壊れる。
たった一つで全てを破壊することの出来る、誰にでも利く毒薬だ。

「アレッサンドロが? はっ、あの伽藍堂が俺をどうとも思っているものかよ。
 よしんば情の欠片があったとして、それを見ればすぐに考えを改めるさ」

貴方が中身を検めたなら。或いはそうしないのなら、業を煮やして男は中身を開く。
そこにあったのはここ2年間を中心とした、20年近くにも及ぶ悪行だった。
貴方は知っているだろうか。かの孤児院はここ2年を中心に、引き取り手がたいそう増えたことを。
羽ばたいていった子どもたちは、一体どこへいってしまったのだろう。

(-28) redhaguki 2023/09/20(Wed) 22:46:02

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「ぬ……がせろって、ことかい?」

勿論、服の上から撫でる趣味なんてあるわけがない。
やるなら直接やらないと、自分であったって果てることはできないだろう。
下穿きごとずらされたなら、固くなってしまっていたものが姿を表してしまう。
あなたより早く兆してしまったのは、首筋に刺激を与え続けられていたせいだ。

「う……」

固くなってきてる……のかな、と。
導かれたまま服の上から撫でたり軽く握ったりしていたが、揶揄われてしまっては乗らざるを得ない。
ちょっとだけ、むっとした顔をして、「そんなことない」と、同じように下穿きとスウェットに手をかけて、ゆっくりと下ろしていくだろう。
(-29) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:49:25

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

帳簿には子供ひとりひとりの値段、どこにどんな部品が売り捌かれたか、
その残渣はどんなふうに処理されたか、そうしたことが載っている。
中には子どもたちが元気な時の写真も、バラバラの死体になった後の写真もあった。
実行犯は誰か。当人ではない。ヴィトーの手先として街のチンピラや、
ノッテのシマを今も荒らす小規模な犯罪グループが協力者として使われ、
警察、引いては貴方がたのれっきとしたファミリーの秩序を掻き乱していた。
確かに警察の手に落ちたなどとしてたなら、彼らはヴィトーの存在を黙ってはいないだろう。
牢屋から、或いはマフィアの拷問部屋からひとあしでも飛び出したなら、
塵芥のようなチンピラたちはこの男を一秒でも早く始末しようとするはずだ。
白い散弾銃lupara biancaを以て、跡形もなく。

上級警部ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリアは、よりにもよって、
ノッテファミリーが世話をしている養護院から子どもたちを引き抜いて、
貴方の上司の指揮する港の領分を侵して、臓器売買を行っていた。
20年間。ノッテの膝下で。それも、まだ未成年の未来ある子どもたちばかりを殺して。
理不尽、無罪、無辜の魂など。貴方の視界のどこにあるというのだろう?
(-30) redhaguki 2023/09/20(Wed) 22:49:29

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「そうかい、それなら安心だ。
ッハハ、まさか。そんなことしねえよ。」

貴方へ一歩近寄って、その腕をとって。
かちゃり。

次の瞬間には冷たい鉄の感触が手首に掛かる。
“おまわりさん”の表情は、獲物を狩る“狼”へ

「アンタをしょっ引きに来たんだ。
ノッテファミリー情報チーム、カンターミネ・ヴォ―フル。
階級はメイドマン、だったか。」

「A.C.A所属、コードネームAlberoの名において
摘発と現行逮捕を執行する。モーテル内も調べさせて貰うぜ。」
(-31) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 22:51:54

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
追記ですが、運営Mさんにお伺いして、
事後は逮捕されても、許しておけない大逆人としてマフィアに捕まっても、
その辺は事後の交流の仕方を担保できればどっちでも大丈夫だよとのことです。
やった〜。どっちがいいですか?
(-32) redhaguki 2023/09/20(Wed) 22:51:55

【神】 花浅葱 エルヴィーノ

「どうにもならないね……」

何も理由がない所から難癖をつけられれば、もうどうしたって逮捕されてしまうだろう。
出来ることと言えば、目をつけられないようにするだけだ。

#警察署_朝礼
(G10) eve_1224 2023/09/20(Wed) 22:52:04

【秘】 pasticciona アリーチェ → 黒眼鏡


「優先順位の一番上。
 ……誰よりも、優先したいものが愛?」

「一途なそれを思えば翳る気持ちも、ええ……
 ──素敵だと思います。
 その愛を受ける人が、羨ましいほどに」

私の愛とは、やはり違うけれど。
そんな熱烈で、それでいて純朴な愛は、
どうしても人間として、強く惹かれてしまう。

鐘の音。問われた言葉。
少しだけ困ったように空を眺めてから、語る。

「私なら……その人に渡して、笑ってくれたであろう物。
 或いは生前はついぞ得られなかった物、かな」
 目を閉じれば浮かぶそれを、送りました」

「結局は、押し付けたんですよ。
 押し付けです。でも、それでいいと思ったんです。
 結局は"こちら側"にいる私の自己満足でしたから」

「ものに心当たりがないのなら、例えば言葉。
 言葉に飢えていたなら、言葉だけでもいいと思います」
(-33) poru 2023/09/20(Wed) 22:52:41

【秘】 pasticciona アリーチェ → 傷入りのネイル ダニエラ

 
「…………あっ、……ダニエラ」
「ごめんね、平気よ。
 ここで蹲ったってどうにもならないのを知っているから。
 平気……に、なるしかないのよね」

顔色は悪い物の、涙で瞳が濡れていたりはしない。
両頬を軽く手で叩いたけれど、あまり効果はなかったようで、そこまで女の表情が晴れる事はなかった。

「ダニエラは大丈夫?無理してない?
 私じゃなくても、他に弱音を吐ける人がいるならいいんだけど」
(-34) poru 2023/09/20(Wed) 22:56:48

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「……。おー、面白いジョークだな。手品用か?
 その割には随分重いし、手首に痕でも残りそうだな」

一方で、『先生』はそのまま。

「A.C.Aねえ……コードネームも出すのか、
 秘密組織っぽい名乗りの割にお遊戯感が拭えないなあ。
 ……ふうん。まあ、いいか。俺、別に無罪だしなあぁ」

へらへら、笑う。まだ信じていないのかもしれない。
テディベアを片腕に抱き、なぁ?と質問するように。

もう、会話は親機に筒抜けだ。
さらにカンターミネの情報は部下がリアルタイムで編集し、
『謎の男』を捕えたニコロの情報だけが子機からは出る。


「調べたって寝床とゴミと帳簿しか出ねえよ。
 ただ、俺はひとつだけ、お前にとって重要な、それも
 今この瞬間にだけ必要な情報を持ってるんだがなあぁ……」

歌うように、そう告げた。
(-35) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 23:00:49

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

────さて。
貴方の口から飛び出したのは肯定・・だった。
それは男の言葉に対する否定裏切りでもあった。

「……つまり」

男の声が一段、低くなる。

繋がっているんだな?・・・・・・・・・・


かたん。
眼鏡を外す音だった。
(-36) rik_kr 2023/09/20(Wed) 23:01:00

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

それぞれの指にある意味合いくらいは
どこかで耳にして、知識としていただろうが、
施されたネイルがその意味を持つことはきっと知らない。

君の指に施されたネイルが1箇所であるという事実に、
何かを思うような素振りはなかったのだから。

掴まれた手から感じる熱に、
温かさと、離れがたさを感じてしまう。
何かを得るための権利はあの日に捨てたというのに。

「………君は、ニコは強い人だね」

俺と違って。
一人で破滅する勇気がないから、きっかけを欲した。
そんな自分とは大違いだと思った。

「……俺は、真っ当にそういう感情を理解出来ないから、
 君の思いへの応え方が分からないが、
 それでもいいなら、好きにすればいい」

「俺が独りで落ちきるか、君が掴み離さずにいるか。
 きっと未来にあるのはそのどちらかだ」

振り払えなかった。振り払うには惜しいと感じた。
それが答えだというにはまだ早いかもしれないが、
答えではないと言い切ることもまた、同様に。
(-37) sinorit 2023/09/20(Wed) 23:01:53

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → マスター エリカ

/*
PLにて失礼します。了解いたしました!
諸々ありがとうございます。パンツの情報は思い出にします。
(-38) redhaguki 2023/09/20(Wed) 23:03:39

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌う カンターミネ

「残念ながら本物だ。
アンタが関わっているという情報はとある筋から得てる。
確実な情報だ。何せ御同輩からのタレコミだからな。」

少しだけ悲しそうな顔をしたのは気のせいではないだろう。
仕事とはいえ、顔なじみの“先生”を摘発する事に
抵抗感を覚えない訳ではない。

だから。

「…何が言いたい。」

貴方の言葉にも、耳を傾けてしまう。
(-39) ぴんじぃ 2023/09/20(Wed) 23:06:09

【秘】 情報屋 エリカ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
🍷
(既読スタンプのワイン)(どういたしまして〜)

(思い出を胸に、引き続きおたのしみくださいませ〜!)
(-40) 66111 2023/09/20(Wed) 23:07:13

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

対する女の顔色はほぼ平常通り。
元より感情が顔色に出る方ではあまりない。
それでも笑ってみせるのは得意だった。


「ふふー。うんー。」
「あたしはあ、大丈夫ですよお。丈夫なのでえ」

緩んだ口元。
細めた瞳の上を前髪が揺れる。

「……でも、少し寂しいですねえ。」
「こんなに人が、いなくなっちゃうとお。」
(-41) oO832mk 2023/09/20(Wed) 23:13:16

【秘】 歌う カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「へぇ、御同輩ねえ。そりゃあ新しい情報をありがとう。
 まあどうでもいい事だな、俺にとっては」

こちらは、まるで変わらない顔だ。
信じていない。最初から誰も。・・・・・・
ただひとりを除いて。


「そうだなあぁ……じゃあ、無料の情報をあげよう。
 今、ニコロくん。キミは岐路に立っている。
 道を選べるのは今この瞬間だけ。以上。
 ……さあ、ここからは交渉の時間だ。
 キミが考える、キミだけしか知らない情報と交換しよう。
 それが教えるに足る情報と思ったら、教えてあげよう。
 俺が持つ、秘密中の秘密……それこそ、
 この瞬間に使う為に取っておいた、高級品をな」

カンターミネは、歌う。楽しげに。
いつもと同じ顔で。いつもと同じように。
(-42) shell_memoria 2023/09/20(Wed) 23:17:18

【秘】 pasticciona アリーチェ → 徒花 テオドロ

 
半目で見られ、思わず気まずげに視線を逸らした。
責められている気がする。悪癖なのはわかっているけれど。

「そう、かなぁ。嫌な男No.1になるには人の世話を焼きすぎじゃないかなぁ……みんな、そう言うことには敏感だから、嫌そうに見えて実は良い人No.1だと思ってる気がする……」

「それを"当然の事"、って言えちゃうでしょ?
 その時点で私は当然のように受け取ったりできないよ。
 二人こそ、自分の凄さが全然わかってないんじゃないかなぁ……」

貴方の狙い通り、機嫌がばっちり取れてるので、少し調子に乗って来て少々余計な言葉も言うようになってしまった。

「私も見え過ぎちゃうの、あんまり得しない体質だけど……
 特に気苦労になっちゃいそうなテオには辛そう。
 ニコは逆にうまい事やりそうな気もするんだけど」

そう考えると案外バランスがとれているのではないか。
3人仲良く警察をやっている今を思い、頷く。

「……なんだ。それなら私と、ちょっと似てるかも。
 私、マフィアになるかも少しは考えてたんだよ。
 ただ、圧倒的に適性がなさそうで……娼婦から入って、
 娼婦のまま終わりそうだったから……警察に入ったの」
(-43) poru 2023/09/20(Wed) 23:18:04

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
追記ありがとうございますPLです。
や、やった〜。大変素晴らしい文章と設定を食らって絶句しておりました。

この後当PCがRPとしてまとまらない感情を吐き出しますが、
結論といたしましては今回はあくまでマフィア取締法の罪状で検挙する方を選びたく思います。

その上で、時間をずらした上でこのアタッシュケースの行方をRPしていきたいと思いますので、もしかしたら牢屋からの解放後(エンディング時)にマフィアに捕まる可能性もあるかもしれないしかし今は牢屋の中で……という方向性は如何でしょうか?
(-44) toumi_ 2023/09/20(Wed) 23:18:10

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

そうしてこれは、男の元に小包が届いた時のお話。

中を開いて見てみれば、ブローチがひとつ。
そして裏に嵌め込まれたメモが一枚。
メモは取り出し、暫く眺めた後、
他の誰の目にもつかないように処理をする。

何も言わない。
すべきことは決まっているからだ。

何も言わない、が。
決意するようにブローチへと口付けを落とす。
勿論、その行為を知るのは男のみ。

「……やっぱり、君は狡い人だ」

呟くように零した言葉さえ、誰かに届くものではない。
それでもせずにはいられなかったその2つに
らしくないなと、男はひとり笑っていた。
(-45) sinorit 2023/09/20(Wed) 23:18:45

【神】 門を潜り ダヴィード

その日の朝、いつも通りに男はアジトへ顔を出した。

「え、先生が捕まった?
 ……慣れたくないですね、こういうの」

不安こそ不安だが、顔に出すと困らせる人がたくさんいる。
かといって情報部門の仕事なんて手伝えるはずもなく。

「やることないよりはいいか……
 何か買ってくるもの、あります?
 朝飯でも靴下でも替えの下着でも、何でも買ってきますよ」

昨日から働き詰めの人間だっているだろう。
手に持ったメモは瞬く間に真っ黒になっていった。

#アジト
(G11) NineN 2023/09/20(Wed) 23:19:15

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 暗雲の陰に ニーノ

「私だって、優先すべきものの順番くらいはわかっているつもりだよ。
 部下が、君がこうして悩んでいるのをさておいてするような仕事はないさ。
 ……まあちょっと帰りは遅くはなるだろうけどね」

素直な貴方は、ちょっとしたお茶目をそのまま受け取ってしまうかも知れないけど。
それでも空気を緩めるために、そんな軽率に過ぎる軽口が添えられる。
すっかり大人になってしまってはいても、大柄な男からすれば貴方は小柄で、
守るべき子供を見るように、柔らかな視線が投げかけられる。

「少しくらいは咎められないさ。何も職務怠慢を私相手に挙げられるものもあるまい。
 ……市井の見回りも勤めだ。私も外回りの頃は賢くサボる方法を見極めていたよ。
 久々に料理でも作ってあげられたならもっとよかったんだろうけれどね」

仕事の残りは少しの間だけ見ないふり。
コートを取りに行く時間も惜しいと廊下をそのまま外向きに下って、
二人連れ立って外へと出ていくのだろう。道中、店によっていって。
行き先も、話す場所も。貴方が落ち着ける場所ならば男はついていく。
肝心なことを話す用意も、もちろんしっかり携えた上で、だ。
(-46) redhaguki 2023/09/20(Wed) 23:22:31

【秘】 pasticciona アリーチェ → 傷入りのネイル ダニエラ

 
「悪法だとは思っていたわ。心配だとも。
 でも、まさかこんな勢いで始めるなんて……

 こんな大がかりだと協力者の数も少なくないはず。
 みんな、どうしてなんだろう。脅されて、なら、
 恨むこともできなくなっちゃうんだけどね……」

もし私利私欲の為なら?そんな想像をすると胸が痛む。
(-47) poru 2023/09/20(Wed) 23:22:41

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ

繋がっている、というのが正しいのか分からない。
家族同然に想い、マフィアとしての活動は何も知らなかったから。

──でも、それより。

「立場は、知らなかった、けど……」


ひくい、おとこのひとのこえ。


「……いれねお、せんぱい?」

様子が変わったことに気が付けないほど、鈍くはない。
男は緩慢な動きで貴方を見上げた。
無意識に、喉奥がふるえる。
(-48) mspn 2023/09/20(Wed) 23:23:54

【神】 路地の花 フィオレ

「暫く仕事がないなら、私も外に出てていいのかも……」

流石に飲み物の差し入れくらい買ってきたらよかったな、なんて今更思いつつ。机に肘をついて仕事振りを眺めている。

「ああ、ダヴィード。私も手伝うわ」

一人で持っていくのは大変だろうし。
少しは役に立つことが出来ればと思うのだ。

#アジト
(G12) otomizu 2023/09/20(Wed) 23:25:05

【秘】 黒眼鏡 → 法の下に イレネオ

/*
ポップコーンです!
レス、こちらで〆ということで了解です!
綺麗に〆させて頂いてありがとうございます…!! いい暴力ふるっていただきました…!

こちらもとっても楽しかったです。どうなるかまだちょっとわかりませんが(…どうなるのかな……)イレネオさんのおかげで色々ルート固まったような感じです!!
もし機会ありましたらぜひぜひ!!(おはなし) よろしくおねがいします!
(-49) gt 2023/09/20(Wed) 23:27:38

【独】 マスター エリカ

/*
一通り落ち着いたので処刑ダイス素振り。
<<フィオレ>>who<<ダヴィード>>who<<アリーチェ>>who
(-50) 66111 2023/09/20(Wed) 23:29:49

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
承知いたしました!
こっちはあちこち骨折するくらいまで殴られるくらいのつもりだったのに、
ルチアーノくん……いい子だね……♡

次いで方針なのですが、こちらは警察に情報が多少なりとも渡っているということで、
実のところばりばり醜聞を全て表で吐き散らして笑いものにされるロールをするつもりでした。
あんまりご都合よろしくないようでしたらちょっと考えます。
あとエピローグは事情を聞いて先走ったアソシエーテ連中に捕まる予定です。
あらゆる予定は未定なので、すり合わせ次第で変えるつもりはもちろんありますが!

アタッシュケースについては自由にしていただいて構いません。
そっちは事実上の証拠であるのに加えて、敵対組織への報復だとか、
将来性のある貴方にとって有利に使える道具だろうという見込みもあって持ってきたため……

上記加味し、警察側に捕まって牢屋の中へ〜というのはこちらオッケーです!
諸々ご対応いただきありがとうございます!
(-52) redhaguki 2023/09/20(Wed) 23:30:17

【独】 マスター エリカ

/*
かわいこちゃんばかりじゃねぇか。おっぱいお姉さんたちにはさまれたわんこ…
(-51) 66111 2023/09/20(Wed) 23:30:37

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「じゃあ来るよ。お土産持って」
「お前が良いって言ってくれるんなら、
 お泊りじゃなくて遊びにでも」

そうなったら、なんだか本当のただの友達みたいだ。
──マフィアだなんて大層な事を言って、
その中に混じるのはただのひと。自分も、きっと貴方も。
自分がひとだって? まさか。


とん、とん、と一定のリズム。
これがいいと言われるのはなんでだったか。
母親か自分の鼓動に近いからだったか。

「ん」
「おやすみ。ダヴィード」

服に貴方の手が触れる感覚。
それを自分の手で包んでやって、握った。
かすかに聞こえたその七文字に、穏やかな笑みを浮かべて。

ロメオもそのまま瞼を閉じた。
あたたかい。

これでいい。これがいい。
金でもない。名誉でもない、
なんでもないような細やかな幸せがこんなにも。

じきに広い寝室に、二人分の寝息が聞こえるんだろう。
(-53) susuya 2023/09/20(Wed) 23:30:37

【秘】 門を潜り ダヴィード → 黒眼鏡

その日、貴方に面会の申し込みがある。
申し込んできた人物の名前は「デイヴィッド」。

正規の申し込みに限りなく近いそれは、どこで得たのか警察のツテを使ったものだろう。
これを受けるも受けないも自由だがどうする?と、その話を持ってきた警官は言う。
(-54) NineN 2023/09/20(Wed) 23:34:52

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

「協力者…【A.C.A】、ですかあ。」
「んー。分かりませんけどお」

「…あたしも」

「なにか事情があるんじゃないかなあって。」
「そおだといいなあって、思いますよお。」

甘いですかねえ、と眉を下げ。
それでも笑顔は笑顔のまま。
誰かが好感を抱いた朗らかさのままに。

「…でも、そおじゃなかったら」

それが私利私欲のためであったなら。

「アリーチェさんはあ、…どおしますかあ?」
(-55) oO832mk 2023/09/20(Wed) 23:39:07

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

必死に焦燥感と戦いながら練り上げようと試みた最中にかけられた声に、一瞬目を丸くしてから、ようやく自分が暴走している事に気づいたのか、恥じ入るように顔を伏せて。

「ごめん、そうだよね、
 焦りばっかり先走って、私……
 全然ヴィットーレの事安心させられてない、や……」

ひとつひとつ、諭されれた単語。
それが全て心に重くのしかかる枷のように辛いけれど、
落ち込んでいてはいけないのだ。

「……違う。ヴィットーレ。
 私、貴方に安心させてほしくてここに来たんじゃない。
 貴方を守りたくて、寄り添いたくてここに来たの。

 それは辛い事から優しい目隠しをして貰って、
 夢だけ見せてもらうのとは、きっと違うと思う」

声色を聞いて、後悔が滲む。
自分は、何をしに来た?ヴィットーレを困らせに来たの?
心配をかけるばかりで、本当にそれは助けになるといえるの?
──違う。

「──貴方の姿が見たい」
「辛くて、痛くて、苦しいなら、気を使って隠さないで」
「わたし、もう立派な大人よ。守られるだけじゃない」

「貴方の中の私は、肩を預けるのすら、頼りないかな」
(-56) poru 2023/09/20(Wed) 23:40:37

【神】 門を潜り ダヴィード

>>G12

「ああ、フィオレさん!
 いらしてたんですね、よかった。
 お手伝いしてくださるなら本当に助かります……」

目を白黒させながらメモを読み返して、『かわいこちゃんの熱いキス』だの『アジトに湧く温泉』だのを二重線で消しているところだった。
残る品目は食料品と衣類くらいのものだから、二人でもなんとかなるだろう。

#アジト
(G13) NineN 2023/09/20(Wed) 23:42:17

【秘】 pasticciona アリーチェ → 傷入りのネイル ダニエラ

「そうじゃなかったら?
 ……私利私欲だとしても、理由は様々だと思う。
 だから……聞いてから考える、と思う」

「私は裁判官でもないから、公平に判じた場合許されない人を許しちゃうかもしれない。
 逆に、許される人を許せないかもしれない」

「勿論、許さないからと言って私刑を起こしたりはしないよ。
 ただ……こうだからこう、って機械的に決めるよりは、
 やっぱりその人の話を聞いてから、私は決めたい。

 それが相手に対する誠実な対応……
 って、信じたいっていうと、大袈裟かな、あはは」

「だ、ダニエラは?どうするの?」
(-57) poru 2023/09/20(Wed) 23:45:05

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

/*
RPの方向性は大丈夫です!!
PLのNGなどはありません、覚悟を持ってヴィンセンツィオさんの物語を見届けさせて頂きます。
寧ろこちらに合わせていただいていることも多く大変ありがたく思います。

一応甘ったれの言い訳としましてはボスの不在時に貴方が酷い制裁を加えられるのも道理としておかしいと思っていたり。
一端のアソシエーテも手を出すような程に醜悪な事件ではあるので、せめてノッテファミリーとして正しく過不足なく罰するべきであると述べています。マフィア向いてないと思います。

物凄く迷っているうえに怒りの感情が皆無なわけでもありません、少々味気ないような返歌になってしまうのですがお相手していただけると幸いです。よろしくお願いします。
(-58) toumi_ 2023/09/20(Wed) 23:45:44

【神】 路地の花 フィオレ

>>G13 ダヴィード

「どうせここにいたって、やることないだろうし。
 だったらせめて荷物持ちくらいはね」

任せて、と頷いて。
食品の運搬には慣れているから、頼りにならないなんてことはないはずだ。

「ペネロペは何かいるものある?エナジードリンク?」

#アジト
(G14) otomizu 2023/09/20(Wed) 23:48:21

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「ハハ、まあ、自分の何かが残る、引き継いでもらえるってのは、トシ取ると嬉しいもんだ。
 だから若者にちょっかいかけるんだなオッサンは」

わざとらしく腕をくみ、ウンウンだのと顎を振る。

「ほんとか〜?
 …いやまあ、ジッサイ、よくやってるんだろうけどよ。
 一回警察に授業参観に行くべきだったなあ」

「まあ、自分だけに見せる顔ってやつに男は弱いからな。それでいい」

役得役得、と適当な同意の言葉。
話を合わせていることがミエミエなそういう時こそ、
この男はよく聞いている。


「俺にとって必要でも、お前にとっちゃ無用かもしれんだろ」

そーいうときは、と目を細める。
その双眸はまた、ここから見えるはずもない水平線の――三日月島の朝焼けを、遠く見やるよう遠く。

「まあそれはそれで、好きにしろとしか言えねえが。
 好きに、勝手にしてる女が好みなんだ、俺。これは機密情報だが」

あなたが語るその言葉には、――目元にばかり、笑みを浮かべて。
こまったもんだと、口が嘯く。

「ま、困ったら連絡。な。手助けはできるかもしれねえから」

牢の中でいうことではないが。
(-59) gt 2023/09/20(Wed) 23:51:23

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
大人だね……かわいいね……♡
お声がけいただいて、よかったな〜の気持ちがあります。よかった〜。
大嘘だらけ心の病気の掃き溜めなので最後にはきちんと罰を受けるつもりです。
場合によっては生殺与奪の権は貴方に預けるかも知れません。
改めてよろしくお願いいたします。
(-60) redhaguki 2023/09/20(Wed) 23:51:52

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それでもいいですけど。
言葉で伝えたかもしれないし、視線で伝えたかもしれない。
どちらにせよ直接触ってほしいな。それがもどかしいのは貴方も知っているはずだから。微弱な刺激に息を漏らして貴方の手つきを見守る。自分から動いてくれそうなら手を放して任せることにしたんだろう。着衣を下ろせば体格なりに質量のあるものが顕わになった。
男は半端に下りた衣服を一瞬だけ邪魔そうにしたが、脱ぎ捨てるよりもこちらを優先したいようだった。

貴方に反応があることに安堵する、よりはやはり高揚が勝る。
舌がちろりと覗いて唇を舐めた。
かわいい人だな。あれがよかったのか。

兆したものを可愛がる・・・・ように包んで触れてやる。貴方はどこが好きだろう。自分に触れるのとはわけがちがうから、確かめるように撫で摩って。
(-61) rik_kr 2023/09/20(Wed) 23:53:13

【独】 法の下に イレネオ

/*
すまんが潤滑剤はド忘れしていた ファンタジーBLでいかせていただく
(-62) rik_kr 2023/09/21(Thu) 0:00:33

【神】 コピーキャット ペネロペ

「酒とエナドリ」

この世で最も身体に悪い組み合わせと言って差し支えない。

#アジト
(G15) unforg00 2023/09/21(Thu) 0:01:18

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「え」

微かな動揺。聞き慣れない名前。
翠の色はそれで揺らいで、空のグラスを静かに置いた。

少しばかりの訝しさを以て細められた目は、
続く言葉を聞いて幾ばくか瞼を持ち上げる。

「ほんとの、」

朝の日向の色が揺れれば、照明がそれを透かした。
癖のない貴方の髪。
癖ばかりで跳ねる自分の髪とわずかに重なる。

(-63) susuya 2023/09/21(Thu) 0:03:54

【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
取り急ぎ運営さんにも、
逮捕時どういう醜聞がぶちまけられるかは伝えておきました。
運営の地の文を投稿する必要があるかなと思ったので。
タイミングについてはもしそちらが特定のロールをした後がいいなど希望がありましたら、
運営さんとやりとりしてお伝えいただくのが齟齬なく早いかな? と思います。
(-64) redhaguki 2023/09/21(Thu) 0:06:11

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「──フレッド」


名を紡ぐ。
貴方の本当の名前を口に出す。
大事に。

そっと手に包むように。



「フレッド」


そっと抱いて抱えるように。



握られた手を一度放した。
それから、自分が貴方の手を握った。



知らないうちに空いていた、心の穴のピースがそこにあった様な気がして。


(-65) susuya 2023/09/21(Thu) 0:06:20

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ



「オレでいいの?」
「オレで……」



無意識に漏れた問いの答えを、
貴方の口から聞かずとも知っている。
けれどこの自意識が、こんな。

ひとらしい、だいじなものを持つ事を拒んでいるから。
貴方の言葉で杭を打ってほしかった。
(-66) susuya 2023/09/21(Thu) 0:07:32

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

「あたし、ですかあ?」
「……あたしはあ」

む、と口を尖らせて、一考。

「…あんまり考えたく、ないですねえ。」
「難しいこと、面倒くさいですしい…。」

「悪い人がいるなら憎んだ方がラクかなあってえ。」
「だからちゃあんと向き合うのは立派だなあって、思いまあす」

向き合った結果、色良い解答が返るとも分からないのに。
もしくはそれすら騙されて、利用されるだけかもしれないのに。
そう思いながら、思ってもいないことを言う。
優しい人間というのは、本当に損だ。
(-67) oO832mk 2023/09/21(Thu) 0:09:03

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

『家族のように想っていた』、と。
重ねて貴方が口にしていれば、男の表情はもっとわかりやすく歪んでいたはず。
しかしそうではなかったから、単に抜け落ちただけだった。
冷えた表情の中に金の瞳が嵌っている。
レンズを隔てないそれだけが、熱を持って貴方を見ている。

「立場は知らなかった?」
「本当か?」

たん。
たん。たん。たん。

指がテーブルを叩く。

「それだけ近くにいて?」


叩く。
(-68) rik_kr 2023/09/21(Thu) 0:13:45

【秘】 無敵の リヴィオ → マスター エリカ

/*
運営ちゃんへ

ひとりぼっちになった狂った犬です。
最早狂いの意味が違ってきそうだけど狂った犬です。
苦しみながら襲撃先の連絡に参りました。

赤窓相談の流れから
ルチアーノ
のところに行こうと思います。
よりによってピンポイントでマフィアの知り合いだ!ワッ!!……
他のチームがどことか全く分からないよ ユルシテ

ここが地獄なのかもしれない。
最後まで頑張ります。

くるいわんこより
(-69) sinorit 2023/09/21(Thu) 0:19:00

【秘】 pasticciona アリーチェ → 傷入りのネイル ダニエラ

「楽、か。……それもいいと思う。
 立派なんて言われるけど、抱えきれるものの重量は人には決まっていて、……わかっているのに、それでも聞かずにいられないだけよ。それは立派から程遠いどころか、真逆だと思うの…」

「多分、……私は怖いんだわ。
 楽、で切り捨ててしまった選択肢が、良いものである可能性に」
「……悪いことの方がきっと、多いんだろうけどね」

「だから、楽って言うのはわかるかも。
 ……自分から覗かなければ、傷付かずにいられる。
 きっと、賢い生き方というのはそういうものなんでしょうね」
(-70) poru 2023/09/21(Thu) 0:22:50

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

アジトに来てはいるが、今は買い出しに出ている女からのメッセージ。
いつものように、また唐突に送られたもの。

『あとで、時間くれる?』
『少しだけ』
(-71) otomizu 2023/09/21(Thu) 0:23:51

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

小さく呻いた。
だって、思ったより、大きい。
体格の差があるから、自分のよりは大きいだろうな。……くらいは考えていたものの、いざ見てみるとちょっと怖くなった。
まだまだ大きくなることを知っているし、これを受け入れることが可能なんだろうかと、考えてしまうのは仕方のない話だ。

「……ん、……っ」

今度は直接、勃ち上がり始めているそれを、やんわりと撫でてみた。大丈夫そうなら、握ってしまわないように手で包んで刺激を与えてみる。
子供ではないのだから、自分で自分のものに触れてみたことは勿論ある。自分でやってたように……やればいいのだけど。

思ったように刺激を与えてやれないのは、自分にも同じだけの刺激を与えられているからだ。
どこに触れても震えているから、良い場所を見つけるのは少しだけ難しかったかもしれなくて、それでも一番先の部分や裏側の筋張った部分に触れたなら、より大きく肩を揺らした。
それがなんとなく耐えられなくて、うつむいたまま。
頭をあなたの胸に預けながらも手を止めないように、あなたのそれを育てていくだろう。
(-72) eve_1224 2023/09/21(Thu) 0:45:23

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

/*
ワ……ルートかためてしまった お助けできたならよかったです……!
こちらもいっぱい愚かな犬のムーブが出来て嬉しかったです。本当にありがとうございました!
(-73) rik_kr 2023/09/21(Thu) 0:47:31

【神】 コピーキャット ペネロペ

「……こいつは…」

「署長代理様は期せずして随分な大物を引っ掛けたみたいだな」

新たに入った情報。それは確かに精査されたもので。
とんでもない奴も居たもんだと溜息を吐いた。

#アジト
(G16) unforg00 2023/09/21(Thu) 0:48:57
フィオレは、買い出しから帰ってきたのち、新たな報告を聞いた。
(a4) otomizu 2023/09/21(Thu) 0:52:42

【墓】 徒花 テオドロ

「───何だって?」

寝耳に水というには、あまりにも。
自分の思想、その根底を掘り返すような話だった。

己はよく知っているはずだ。それが何を意味するのか。

「……そうか。じゃあ、俺とアリーを攫ったのも……」

20年もの時間。彼の傘下であってもおかしくはない。
ショックは意外と言うべきほど少なかった。
元よりそのつもりだったから。肩書に踊らされず、
この目で何が正しいのか見極めてみせるのだと。

「とんだ古狸だな。
 でも、彼のおかげで今の俺がいるのには違いない」

何なら辞職願を叩きつけたところだったから、
今後の事を考える為には丁度良くすらあった。

ひとつひとつ。縛り付けていたものから決別する。

#収容所
(+0) backador 2023/09/21(Thu) 0:53:59

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

「………………は?」

信じられないものを見た。
証拠の数々すら、すぐには飲み込めない内容だ。

警部が、あの、養育院からも……?

誰か嘘だと言って欲しい。だれか。

#警察署
(1) eve_1224 2023/09/21(Thu) 0:54:59

【独】 幕の中で イレネオ

/*
これ以上エルヴィーノさんをいじめないで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-74) rik_kr 2023/09/21(Thu) 1:00:43

【秘】 マスター エリカ → 無敵の リヴィオ

/*
襲撃先「ルチアーノ」把握しました! ピンポイントマフィアの知り合い〜〜〜〜〜!!! そして本当にひとりなってしまったな……おおよしよし。涙を流すでなくても泣きに来ていいからね。最後まで走り抜けていこう〜〜〜〜わんっ!!
(-75) 66111 2023/09/21(Thu) 1:02:35

【神】 渡りに船 ロメオ

情報整理、精査、それから諸々の隠蔽に操作。
相変わらずロメオはギルドの端でパソコンに向かいながら、
親指の爪をガリガリ噛んでそんな作業をしていた。
ノートパソコン二台とタブレットを併用して、
苛立たしそうにキーボードを叩きながら
据わった眼で画面を見ている。

「カンターミネさん捕まったのマージで痛ぇんだよな……」

ちらりとウィッグを被ったテディベアを見る。
それからドでかい溜息を一つ吐いて、

「──へえ!」

画面に戻した視線の先にあった、新しい情報。
名前は知らぬが『その顔に覚えはあった』。

「そりゃすげえ。会えて光栄だったな」

よかった〜、と場違いに嬉しげな声を上げる。

#アジト
(G17) susuya 2023/09/21(Thu) 1:03:59

【神】 路地の花 フィオレ

捕まった人間の名前にも、彼が手をかけた養育院にも、覚えがある。
あるはずだ。ずっと、可愛がっていた子供たちがそこにいたのだから。

引き取られることが決まって、自分のことのように喜んでいた。それがきっと幸せに繋がると思っていたから。
かつての弟のように。

だから。
自分が何よりも守りたかったものが、失われていたことを知って。

心が、割れるような音を立てるのが 聞こえた気がして た。


買ったものをその場に落として、へたり込むような形で。
顔を覆うこともできず、肩を震わせて涙をぼろぼろとこぼしていた。

#アジト
(G18) otomizu 2023/09/21(Thu) 1:04:14

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌う カンターミネ

「………。」

暫しの間があっただろう。
果たしてそれに乗るか、否か。
吟味するだけの僅かな時間。

「分かった。取引に応じてやる。
ただ、情報を吐くのはお互い半分ずつだ。
どちらか一方だけが知って逃げるのはお互い困るだろ?」

詰めるだけの頭はまだ残っていた。
けれど、吐いた先にあるものまでは、この時は知らない。
(-76) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 1:04:32

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 黒眼鏡

それは何より。肩を竦めて。
やっぱりオッサンの気持ちは若者にはよく分からない。

「なあにが授業参観ですかあ。」
「あたしの努力が水の泡ですよお、そんなことしたらあ。」

それよりも、役得に同意されわかりやすく口を閉ざす。
…そこは肯定しないで欲しかった。全部軽口の冗談だと流して貰えた方が、というかそれを想定していたのに。渋い顔。



「んふふ、そおですかあ。」

言われなくとも。女は笑んだ。

「好きにしますよお。その時はあ。」
「もう子供じゃありませんしい。」
「…それにそれなら、あたしだけの責任だと思いませんかあ?」

そう扱って欲しい、と隠しもしない意図が滲む。
だから、きっと本当は――手助けを求めることだって、そう良しとしていなかった。
(-77) oO832mk 2023/09/21(Thu) 1:06:01

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「正直今は別の……
 それこそ取っておきの顔が見たいね」

自分を叱咤する言葉が頭に入ってくる、だからこそこの状況を説明してやりたいがどうにも上手く言えやしない。

他人からみればただの未練がましい男に過ぎない、それだけでもわかったのが上々だろう。
即答できるように信じて、選ばねばいけない場所がある。
ただのホームシックが体調不良として出てくるのなら重症だ。

「……今のお前の顔はなんか嫌かもしれん」

しかし周りへの疑い癖はすぐには治らんし。
考えても今の頭でまともな答えは出なかったので、眉を顰めて正面を向いた。

消えた幻に一発殴ってやりたいと、殺してやるとも口は嘯けど。
実際また見てしまえは動けなくなるに違いない。

それは、その彼に施された5年間の
教育
の賜物だ。
必ず逆らわない、従順で素直で、周りを疑って、それこそ主人が居なくなれば何もできなくなるような人間にする術。
男は何も自覚していない。それが正しいことだと思って、いた。


「あー……何もしたくねえ……。
 なにか歌ってくれえ〜、いい年のおにいさんや」

そうして未完成の作品は怠惰に、まるで猫のように人の生活を放棄したがった。
(-78) toumi_ 2023/09/21(Thu) 1:08:34

【墓】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

その日の朝。いくらかの人員と共に並べ連ねられた中に、
ほかのどこか作り物めいた捏造を匂わせるでっちあげとは明らかに異なる罪人の名があった。
その男は警察組織に属していながら、墨色の罪に身を浸していたのだという。

かつて貴方がたの上に立っていた、或いは目の上の瘤であっただろう男は、
或いは犯罪組織に属する人間として敵であった、そして話の通じる窓口であった男は、
その裏で全てを欺いて、幼い子どもたちのの切れっ端を売りさばいていたのだという。
ひとつは、路地裏から。ひとつは、幼い子供の遊び場から。
ひとつは、ノッテファミリーの息の掛かった、彼らの敷地であるはずの養育院から。

手引して手足のように使っていたのは街のチンピラや、ノッテのシマを荒らす輩、
島外から参入してきた小規模な国外犯罪グループなどだった。
警察からしてもノッテからしても、力をつけられてはまずい輩だ。
其々に対する反目であり、裏切りであると、挙げられた証拠の全てが物語っていた。
商品はどこからどこへ渡っていたか。この島から、島の外へ。特に、このニ年間に至っては。
"港"の主を欺いて、その影と背に隠れて利権を吸い上げていたのだと、調査が上がる。
長らく窓口として親しくしていた筈の、今は留置所の中の彼をだ。

ほそぼそと続いていた罪はこのニ年で拍車が掛かる。
養育院に寂しい風が通り抜けたように思うほどに、子供の数は徐々に減っていた。
表向きには、もしくはノッテファミリー内の監督者への報告では、
彼らの引き取り手として挙手するものが島外から多くなっていた、ということになっていた。
それが意味する真の意味は、もはや言わずもがなであろう。

幾人の、幾十人の子どもたちが、その未来を奪われてきたのだろう。
その醜聞は瞬く間に人の口にのぼり、午前の内に署内を駆け巡った。
勢いは激しく、疾く。ヴィトーと呼ばれた男の信頼が失墜し、嘲弄に変わるのは早かった。
そのうちに誰もが口にする。今までの、男へ対する不平不満。嫉妬。
さもそれが元よりの評価であったかのように塗り替えられる。
心変わりが早い、否。誰もそれが自分より上に立っていた人間だと認めたくないのだ。
(+1) redhaguki 2023/09/21(Thu) 1:08:55

【墓】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

そしてそのうちに、歳を重ねた警察官らからある噂が降りて広がっていった。
ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリアという男が警察になる前、
彼は一体どこから来たのだろうかということだ。

一人の年老いた警官が言った。
警察などになる前は、あの男はスラムの淫売だったと。
痩せた体に見窄らしい衣服をまとって春を鬻いでいたのを自分は知っていると。
一人が口にすれば、既に真っ赤に焼けた土壌に油を注ぐように嘲弄の炎は大きくなった。
やれ、前々からそうなのじゃないかと疑っていたと。
やれ、今の地位にあるのも体で取り入って寝室で成り上がった功績なのだと。
やれ、これまでの活躍と聞いていたのは全てでっちあげなのではないかと。

一度足元が崩れたからには、もう留まることはない。
まともな者が悪意の波を止めるには、人が人を下に見た時の高揚を鎮める術もなく。
その噂はひょっとしたら、留置所の前でももっともらしく囁かれたかも知れない。
それくらい、衝撃的だったのだ。それくらい、認められないものだったのだ。
噂話をするのは不真面目なものばかりではない。真面目なものもそれに従った。
まるで自分が今まで従ってきたものこそが、嘘の姿であったと目を塞ぐように。

笑いものに石を投げるのは、自らを守るためなのだ。
人はだれもが、強い生き物であるわけではなかった。
(+2) redhaguki 2023/09/21(Thu) 1:09:05

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 無敵の リヴィオ

「強いのか、分かんねえよ。
全てを投げ出して覚悟を決めるのが強いっていうなら
そうなのかもしれねえけどさ。」

覚悟を一人で決めたという点では
貴方と明確に違うところだろう。
ただそれは他者を頼れない弱さと思えば
決して強い、とも言えないのだけれど。

「構わねえよ。
絶対離さねえし、離してやらねえ。
何があっても、どうなったとしてもな。」

分からなくたっていい。
そんなもの、時間を掛けて過ごせば
自ずと見えてくるものだと、信じているから。

その為にも、男は貫き通すと誓う。
この手を絶対離さない、と。さらに少し、力を込めて。
(-79) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 1:11:18

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

『時間?』
『OK。いつでも』

すぐに簡素な答えが返ってくる。
この男の言う事だから、本当にいつでもいいのだろう。
(-80) susuya 2023/09/21(Thu) 1:12:15

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → pasticciona アリーチェ

「……はあ、なるほどお。」

何とも微妙な声が出た。
だけどこれに関しては、あなたが悪いわけじゃない。

「アリーチェさん…苦労しそおですねえ。」

後輩に抱いたものと全く同じ感想を抱いた。
そうやって女に上手く嵌められた彼は今檻の中にいる。


「…………。」
「なあんの話、でしたっけえ。」

不自然に生まれた間を誤魔化して首を傾げる。
難しい話は苦手。ダニエラ・エーコは、その設定で、合っているし。
(-81) oO832mk 2023/09/21(Thu) 1:13:16

【秘】 歌う カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「成立だ。では、俺から半分教えてやる。
 それで、判断すりゃあいい。残り半分が必要か。
 必要なら、次はニコロくんが全部話すといい。
 そしたら、残りの半分を教えよう。それでどうだい?」

ちゃら、と手錠を揺らす。
そう、どうせ捕まるのは確定している。
つまり、元よりこちらが不利な取引なのだ。
その上でさらに譲歩をして、情報を先に全て引き出す。

「まあ、もう時間がないからどうだいも何も言うけど。
 そうだな……。俺が仕入れた情報によると、だ。
 この地域、あちこちに仕掛けられた物がある。
 キミ達では掴めてない情報だろう?そして、
 仕掛けた奴はそれを使って、ドデカい事をしようと……
 さて、ここまでだ。続きが知りたきゃ、どうぞ?」

そう、今この瞬間にしか効果がない。
だから、『デカい事』をこの瞬間に起こそうとしている、
それを餌に――釣る。

カンターミネは、歌う。歌い続ける。
(-82) shell_memoria 2023/09/21(Thu) 1:17:29

【神】 コピーキャット ペネロペ

「光栄ってお前有名人じゃねえんだから」

「いやこれからはある意味有名人なのか。
 サインも貰っときゃよかったな」

場違いに上がった嬉しげな声にはそう返し。

「あー……」

何かが落ちる音。
そちらへ目を向ければ、ぱたぱたと床を濡らす涙。

「泣きたいだけ泣いとけ。今はそれでいい」

#アジト
(G19) unforg00 2023/09/21(Thu) 1:18:12

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌う カンターミネ

「上手い事やりやがるな。
分かった。それで応じる。」

貴方の方が不利であることはよく分かっていて。
そして且つやはり、貴方は顔見知りだから。
多少の情も動いたのかもしれない。

「10年前だ。付き合っている奴が居てな。
そいつはノッテファミリーの人間だった。
名はダフネ。秘密の恋路、って奴だな。」

「今でなくてもヤバイ関係だ。
密かに会ったりはしてたんだが、警察に動きがバレてな。
追われて、彼女はそのまま射殺された。」

「誰も俺と彼女がそういう関係だった事は知らねえし
俺の口からも言った事は無い話だ。これで満足か?」

幼馴染ですら知らない話。
それを貴方に曝け出す。
(-83) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 1:25:49

【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
こんばんは、夏に瓶ラムネです。
夜分遅くに失礼いたします。
運営ちゃんへの報告が済みましたので、
五臓六腑を墓まで様へのご連絡に参りました。

結論からお伝えしますと、
俺は狼なので次回の襲撃にルチアーノさんを選びました。

友人に法を振り翳す男になります……すみません。

また役職等でこちらへ何かある場合や、
こういう理由でしょっぴかれたい等ございましたら
是非ご教示いただければと思います。
ルチアーノさんからのありとあらゆる罵詈雑言や石も受け入れます。

お手隙の際にご確認いただければと思います。
よろしくお願いいたします……。
(-84) sinorit 2023/09/21(Thu) 1:29:43

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

意識しているのが明らかな貴方の表情にまた苦笑する。
男の表情は随分柔らかく、分かりやすく、ころころと変わるようになった。それだけ楽しんでいる。それだけ打ち解けている。それだけ晒している。それだけ無防備でいる。

貴方の一挙手一投足がくすぐったくて、快かった。ひとつも零したくはない。
それでも顔を伏せたり、口を噤んだりするのを咎めることがないのは、そういうひとつひとつもまた貴方自身だろうから。それもまた、快かったから。

拙い刺激でさえ来る・・ものがある。
耐えるように震える様子にそそられる。
このままでもいい。このままでもいいけれど。

(-85) rik_kr 2023/09/21(Thu) 1:32:15

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

────やっぱり、少しじれったい。

「……先輩。」

呼んで、空いた手で貴方の頬を撫でた。
それでこちらを向いてくれると嬉しい。首を傷めてしまってはいけないから。
そうして思うようになってくれたなら、先程のように身を寄せて。
一緒に・・・できれば、どんなにいいだろう。
(-86) rik_kr 2023/09/21(Thu) 1:33:10

【神】 無敵の リヴィオ

忙しなく動き続ける男は、
署内に戻った際に人伝に新たな報告を耳にする。

「……そうかい」

その一言で済ませてしまったのは、
周りの反応が冷静といえない者ばかりだったからだ。
報告をくれた一人に頭を下げ、また歩き出す。

乱れた前髪を直す時間はどうにも暫くなさそうだ。

#警察署
(G20) sinorit 2023/09/21(Thu) 1:35:34

【秘】 歌う カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

ピューゥッ。口笛の音。やるねえ、とでも言いたげな。
実際の所は『今日の俺は運が良い』、そんな意味の。

「そりゃあ凄い秘密だ。
 満足だよ。つまりこういう事だろ?
 10年前、あんたはマフィアと恋仲だった。
 さらに、その恋人は警察に殺されちまった」

親機の口から、語られる。
子機の口から、語られる。

「いや〜悲しい話だ。俺もそういうのはごめんだね。
 でもよ、それを聞いた奴は……こう思うだろ?」

歌う。高らかに。さあ聞けよ、全員。
結局、『単に良い奴』なんてこの世にはいないんだ。
おまわりさんも。先生も。結局、見る視点でしか変わらない。

「ニコロくん、キミは警察であり!
 さらにこの法律の執行部にいるような人間なのに!
 未だに警察を恨んでいる!・・・・・・・・・・・
 ああ、つまり、つまりはそういう事だよなあ!
 ってことは――もしかして……」

「君は未だにマフィアとつながりがあるんじゃあないか?」


そこでようやく、『カンターミネ』は。
テディベアを、投げ捨てた。
がしゃん、と重い金属の音がした。
(-87) shell_memoria 2023/09/21(Thu) 1:38:02
カンターミネは、歌う。君は未だにマフィアとつながりがあるんじゃあないか?
(c2) shell_memoria 2023/09/21(Thu) 1:38:45

カンターミネは、そこでようやく、テディベアを投げ捨てた。通信は切断された。
(c3) shell_memoria 2023/09/21(Thu) 1:39:08

【秘】 黒眼鏡 → 門を潜り ダヴィード

通してくれ、とアレッサンドロは答えた。
特に伺うこともなく、断るそぶりも悩むそぶりもなく。

もしそれに従い訪れたのなら、格子の向こう、
ベッドにごろりと寝転がる男の姿が見えただろう。
(-88) gt 2023/09/21(Thu) 1:46:15

【秘】 歌い、歌わせた カンターミネ → 月桂樹の花 ニコロ

「あっはははははははははは!!!!!」

カンターミネは、高らかに歌う。

「最高だよ、ニコロ!君ってのは、いいや、
 この馬鹿げた法律を作った能無しと、
 それに乗って秘密組織みたいな名乗りをした君は、
 最高だ!こんなに面白い事があるか!?」

もう通信をしていたテディベアは動かない。

「ああ、ああ。残りの情報を与えよう。
 この地域中にばらまかれたテディベアには、
 スピーカーが入っている。俺のお手製のな。
 警察にも、各家庭にも、そこら中に!
 そのスピーカーから今の音声全てが垂れ流しだ!
 悪いな、ニコロ。せめてキミじゃあなければ、
 他の執行部の奴が俺の所に来ていれば、
 この件が終わった後のキミは自由だったろうに」

お喋りな先生は、最後の時だけ、あなたを哀れんだ。

「ああ、俺の声は今頃部下が編集して、
 『誰かもわからぬ男の声』で流してるぞ。
 評判が下がったのはキミだけだ。残念ながらな」
(-89) shell_memoria 2023/09/21(Thu) 1:46:37

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌い、歌わせた カンターミネ

満足そうにする貴方。
その口がまくしたてる言葉を最初こそ聞いていたけれど。
それは、だんだんと怪しい方へと向いていて。

「待て、違う!
別に俺は警察を恨んだりはしてねえよ!
ましてやマフィアとの繋がりなんてある訳がない!」

がしゃん。
およそテディベアからする音ではないそれに目を向けて。
中にあるものに、まさか、と目を見開く。

「おい、このテディベア、まさか。
仕込んでやがったのか…?」

血の気が引くような心地がする。
嫌な予感が心臓の鼓動を早めて、バクバクと五月蠅くなる。
(-90) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 1:47:18

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

/*
こんばんは、五臓六腑を墓までです。

狼陣営をほぼ全員看破したのでもしかして残りのこいつまさかなぁと今日全力で最後の候補者であるリヴィオを占うつもりであった魔術師と申します。
(昨日に予告済)
今日調べきって襲撃に合いますので、確定で行きます。

実際に会って話ができたらなぁと思いますが、
罪状が多すぎて検挙内容に困らせてしまうかもしれません。

まず、ニコロ、アリーチェ、ここを執行役として波魔に陣営に売っています。
イレネオ、ヴィンセンツィオ等を調べるために警察の情報網に入り込んで泥棒しています。
あとお金はきれいですが、まあ、マフィアです。あと猫に凄く懐かれます。

シンプルにしょっ引いていただいても構いません、何が提案がありましたらよろしくお願いします。
(-91) toumi_ 2023/09/21(Thu) 1:48:20

【秘】 法の下に イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

/*
ciao〜! 拷問のご所望ありがとうございます。身内が挙手するとは思いませんでしたがしっかりお勤めさせていただきますね。情報も詳しく頂けるということなので方向性とか決めていきましょう……

その前にまずはどうしてお前捕まってるのに動けるんだという疑問があると思いますので、そちらにお答えさせていただきます。
結論から言うと、イレネオは今過激派の派閥から特命を受け、
「反社会組織取締法で捕まった人間を尋問にかけ、どんな手を使ってでも自白させる」
任についています。この設定について運営様から許可は頂いております。
なのでこの提案を受けて頂ける場合、シチュエーションとしては「取調べ」の形を取らせていただくことになります。牢の中だと筒抜けになってしまいますので……

以上が拷問の前提条件となります! あとは希望する拷問の種類、程度、避けてほしいこと、むしろしてほしいこと、情報など……教えて頂けるとありがたいです。よろしくお願いします!
(-92) rik_kr 2023/09/21(Thu) 1:48:36

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 歌い、歌わせた カンターミネ

「………はは、なるほどなぁ。
これは、俺はしてやられたって訳だ。」

全てが繋がって。
自分が辿る運命もまた、容易に想像がついた。
乾いた笑いを漏らしながらも、何処か安心していた。

「まあいいさ。それを受けたのが俺で、良かった。
他の奴だったら、永遠にアンタを許さないところだったぜ。」

心臓の音は相変わらず五月蠅いけれど
それでも、自分がそうなるくらいなら、まだ。
まだ、覚悟はある。

「お手柄だよ、先生。
だが、それでもアンタはお縄だ。
俺がしょっ引かれても、逃がしはしねえ。」

狼は嗤った。
責は果たした。その代償が酷く重くなっただけだ。
(-93) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 1:51:59
ニコロは、安心した。俺で良かった。
(c4) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 1:52:34

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

「ん、な、……に……っ?」

刺激を与えられるたび、だんだんと熱を高めていく吐息を洩らして。
頬に触れた手に導かれてその顔を上げて。
上気した頬が隠しきれなくなってしまったが、どうしたのだろうと首を傾げた。

あなたに手を動かすのを止められたなら一旦刺激を与えるのをやめるだろうし、包み込むように一緒に握らせられたならその瞳を一瞬丸くさせて驚くだろう。
どちらにせよ、抵抗の意志はないようで、されるがままに受け入れるに違いない。

「ふ、ぁ……、ッッ」

思わず口をついて声が出てしまった。
2つを合わせたら少し流れ出てただろう先走りが合わさって、滑りがよくなったかもしれない。
一緒にすり合わせて感じる強い快感は、淡白だったはずの身体にも強い影響を齎した。
(-94) eve_1224 2023/09/21(Thu) 1:56:16

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ


/*
Ciao〜!折角なので、乗らせていただきました。
丁度良く晒し者になっている事と
此処でしか出来ないロールの味を楽しみたく…。

前提条件、把握致しました。
此方からまずお出し出来る情報としては
ニコロは今回
『凶狼』
の役職持ちでした。
A.C.Aのメンバーの一人だったという事になります。

その上、今回カンターミネさんによって
10年前にマフィアの恋人がいて警察に殺されている事実が
街中に知れ渡る事となっています。

これ自体は事実であり
調べればダフネという女性マフィアを
やむなく射殺した記録が出てくるでしょう。
その事からも、流された情報が真実だとする線も濃く
ニコロを尋問する理由には足ると思われます。

加えて、他の方と違ってA.C.Aの警察官ですから
今回の摘発に関する情報もある程度知っているでしょう。

その他、イレネオさん側で聞きたい事や
持っていきたい流れ、やりたい事があれば応じます。

此方特に駄目な事はありません。暴力振っても大丈夫です。
お気兼ねなくやっていただければと思います。
以上、足りないことがあれば仰ってくださいませ…!
(-95) ぴんじぃ 2023/09/21(Thu) 2:03:54

【独】 法の下に イレネオ

/*
ヌ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キスする
(-96) rik_kr 2023/09/21(Thu) 2:09:05

【独】 法の下に イレネオ

/*
犬〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-97) rik_kr 2023/09/21(Thu) 2:09:27

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

/*
こんばんは、すみませんこれから多分向かうことにはなる五臓六腑墓までです。
満員御礼だと思うのですが、ちょっと一人では到底抱えきれないブツがありこの4日目時空にお邪魔したいと思っています。
なにか不都合や、またどうこうしてほしいなどがありましたらお知らせください。

そしてこんなことを今確認するのもあれなんですが、
あの店に黒猫放っていたら、その辺にいましたか?と尋ねるのを忘れていました。
つっかえしててもかまいませんが、よろしくお願いします。
(-98) toumi_ 2023/09/21(Thu) 2:12:42

【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
お返事ありがとうございます。

そうです、
狼陣営がひとり、俺です。

もしかして狼スナイパーの方でしょうか?
占われるタイミングで襲撃……素晴らしくタイミングがいいですね。
調べ回っているらしいということで、命を受け参りましたが本当にその通りで。

実際にお会いするのはもちろん大丈夫です。
恐らくこちらも相手がルチアーノさんである以上、
正面から向かいますので、是非。
ロール自体もいつでも開始可能です。

そしてシンプルなしょっぴきでも問題なさそうで安心しました。
冤罪を押し付ける羽目になりかねませんでしたので……。

情報ありがとうございます。とても助かりました。
こちらも何かございましたら遠慮なく。
ではでは、よろしくお願いいたします。
(-99) sinorit 2023/09/21(Thu) 2:16:18
フィオレは、ペネロペの言葉に、ただ小さく頷いた。
(a5) otomizu 2023/09/21(Thu) 2:18:52

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

/*
 
じゃあもうこれは、正面から電話していいですかね。お友達かな?
冤罪をつけてくれても構わんとまで言う可能性がありますが、
いくつかRPの中で注意事故と、お尋ねしたいことがあります。

・執行役と勘付いているようなRPをしますが、多分ブラフです。
・何か、後々知られたらまずいこととかあったら教えてください。
 
知りたいです。

・このRPの時間の直後に執行されるか話の展開上わからないのですが、結局は連れて行かれる予定です。
 格好つけたい演出などがあれば提案してください。
・なにか知っておきたいことがあれば口を滑らせるので話せます、気軽にお尋ねください。
(-100) toumi_ 2023/09/21(Thu) 2:28:12

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

/*
注意するのに事故りました。注意事項です。
(-101) toumi_ 2023/09/21(Thu) 2:33:40

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

/*
だいじょうぶです!(とりいそぎのへんしん

どたばたして黒猫を受け取れていませんでしたが、
「行間で受け取っていた」ならしかるべき場所に預けています。
「放っていた」ならお店にいるかと思います。(その場合、他にお店尋ねてくれそうな人に預かってくれって後から頼みます)

いじょう、ごかくにんください!
(-102) gt 2023/09/21(Thu) 2:35:01

【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

貴方の従順なさまに、男は満足げにしたはずだ。まったく、いつも食事を嫌がる姿とは程遠い。
そういう差異だって、やっぱりこれは快く感じるのだろう。
目を丸くする顔も楽しくて、嫌がられないのも楽しい。この行為を男もまた、楽しんでいる。

ぬるつき始めた場所は微かに音を立てるだろうか。
互い自身が硬度を増していくのを感じただろうか。
それは貴方に更なる羞恥や影響を齎しただろうか。
もしかしたら、混乱した静止を声に出すかもしれない。待ってだとか、だめだとか、或いは単なる喘ぎを出そうとしたかもしれない。

けれどその前に、声は飲み込まれてしまうだろう。
押し付けるようになされる口づけが吐息を奪った。
性感を引き出そうと擦り上げる片手。もう片手が貴方の頭を支えて寄せる。
そうすればまた押さえつけるようになって、逃げ場はなくなってしまうだろう。

この男はずっと強引だ。
ずっと自分本位で、ずっと傲慢で、ずっと強欲で。
だから今だって、衝動的な欲に身を任せただけ。
朱の刺した頬とぱくり開いた唇が、おいしそうに見えただけ。
(-103) rik_kr 2023/09/21(Thu) 2:36:49

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

/*
大体想像通りで良かったです。
また勝手に店にいってなにかしています。
確認できました、引き続きごゆるりと牢獄生活をお送りください。
レス自体は概ね朝になるかと思います、どうぞご自愛下さいませ。
(-104) toumi_ 2023/09/21(Thu) 2:39:59

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「とっておきねえ。俺の素顔なんぞ俺も知らんぞ」

不定期に外見と名前を変える男の特別と言えば素顔だろう。
しかしそれは提供する事ができない。無いものは無いからだ。

実際はカラーコンタクトを外し、
化粧を落とせばそこに『素顔』はあるのだろう。
しかしそういう問題ではないと、あなたもきっとそう思うだろう。

素として振る舞う酒癖の悪さも傲慢も、演じる彼が我ではないと
彼は誰と、そう区別する為の面の皮でしかないのだから。

「顔は嫌だが歌っては欲しい、我儘三昧、猫みたいな奴。
 デスメタルでも披露してやろうか?目も覚めるくらいのな」

さて、過去はいつまでもそこにありはしない。
その場に留まり続けるには常に歩き続ける必要があるからだ。
そして曰く、冥府下りの際に不安に駆られ振り向いた詩人は
手に入れられるはずのものを失ったとされる。

「それが嫌なら…嫌じゃなくても帰ったらきりきり働けよ」

いつかは互いに過去から抜け出す必要があるのだろう。
この男には振り返らず進む意思がある。誰かを引き摺る手も。
それが今ではなくとも、いつか。

少なくとも二人を乗せた車だけは、今は前へと進んでいた。
(-105) unforg00 2023/09/21(Thu) 2:44:27
ペネロペは、犬の方が好きだ。
(a6) unforg00 2023/09/21(Thu) 2:45:03

【秘】 法の下に イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

/*
ニコニコ 赤窓見てましたよ 早々に落ちましたのでね……その節はね……
とはいえ黒眼鏡さんとそちらの関係をPCは知らないのでそこの恨みなどを向けることはありません。貴方が口にすれば別かもしれませんが……
それにA.C.Aはどちらかというと味方ですしね。イレネオは法の犬なので、そこに則って動いていた貴方のことはむしろ交好感持っていると思います。だからこそマフィアと関係していて裏切られたという気持ちが大きいかもしれません。

聞き出す情報としては「当該女性との関係」「現在のマフィアとの関係」あたりが丁度いいでしょうか。事実確認と新規情報の引き出しと言う感じでどうでしょう?

聞きたいこと……されたい拷問ですね……! こちらも拷問をやりたがっているだけであまり経験はないPLですので、こういうことされたいがあると助かりはします。特にないよ、いじめてくれればいいよと言う感じでしたら……場合によってはそれはただの暴力だろみたいなのが飛んできます。ご了承ください……
(-106) rik_kr 2023/09/21(Thu) 2:52:02

【秘】 法の下に イレネオ → 歌い、歌わせた カンターミネ

/*
こんばんは。お休みのところ失礼します、バナナマンパナマ湾です。
結論から言いますと墓下拷問秘話の打診に参りました。
キャパシティの問題や暴力の好みの問題、諸々理由やご都合あると思いますので、あまり乗り気ではないなあという場合は遠慮なく断っていただいて大丈夫です。

受けて頂ける場合はイレネオが尋問官として貴方に取り調べを行うことになります。カンターミネさんのことですからこの男が捕まったことはご存知かもしれませんし、捕まった男がなぜか活動できている理由についてもご存知かもしれません。もし秘話に応じて頂けるようでしたら、その部分の情報も開示させていただこうと思います。

ご一考いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。いい村を!
(-107) rik_kr 2023/09/21(Thu) 2:56:07

【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
どうぞどうぞ、電話であれば
こちらからよりもそちらからかかってきそうですね。
お友達かもしれません。お友達です。

ブラフについて

 了解しました、元気よく否定していきます。
知られたらまずいことについて

 知られたらまずいことに該当するのか不明ですが、
 「モブ先輩からマフィアからの押収品である銃を押し付けられ手にしている」
 でしょうか。あとは表の性格は嘘ばかりで、
 破滅願望がありますがそれは特にまずいことではないと思います。
 ルチアーノさんが思うような男ではなく、全て演じています。
 本来は過去が原因で色々な歪みのある人間です。
 おまけ情報として記しておきます。
 それ以外は残念ながら割とまともです。警察なので。
RPの〜
:了解しました、残念ながら格好つけるのは難しそうです。
 まずは素直に着いてきてくれることを申し出た後、
 断られた場合実力行使になると思います。
知っておきたいことについて

 好きなパンはなんでしょうか。気になります。

意味のない情報

 子猫の引っ掻き傷は順調に悪化しています。
 発熱しながら気合いで動いているので優しくしてください。
 優しくなくても大丈夫です。

こちらからは以上となります。
(-108) sinorit 2023/09/21(Thu) 2:56:51

【独】 コピーキャット ペネロペ

/*
そういえばスプシに書いてた目の色カラコン加味してなかったな。
まあ同系色ではあるんじゃないでしょうか。もしくは青とか。
(-109) unforg00 2023/09/21(Thu) 2:58:52

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

多少動けるくらいには落ち着いてから。
あなたをメッセージで別室に呼び付けている。
あまり使われていない予備の小さな会議室。
たまに昼寝だったり休憩だったりで使う人がいるくらい。

目はまだ涙で濡れて、おさまってはいないようだったが。
(-110) otomizu 2023/09/21(Thu) 3:05:17
ペネロペは、テディベアを持って何処かへ出掛けた。《口からどんどん情報が出て来るねえ》
(a7) unforg00 2023/09/21(Thu) 3:09:09

【妖】 路地の花 フィオレ

夜。鍵を締める主の姿もないその部屋に戻って。
ローテーブルに買ってきた夕飯を置き、浮かない顔のままソファに寝転がろうとしたところで。
ベランダの花が目に入った。

「……そういえば、テオがいないから…お水、あげられてないのよね」

とりあえず今はジョウロで土を湿らせたらいいだろうか。詳しい園芸の知識が得られたらいいのだけど。
備え付けられているジョウロに水を汲んで、土に軽く水をやった。根腐れという概念くらいなら知っているから 上げすぎないようにして。

「帰ってきた時、枯れてたら悲しいもの」
「…お世話、してあげないとね」
($1) otomizu 2023/09/21(Thu) 3:11:05

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「……はは、それもそうか」

全てを投げ出すことが強いのかどうか。
確かに、その点をあげればそうだとも頷けないのかもしれない。
ただ、男にとっては君は"そう"見えた。
他の誰が何を思おうとも……それだけの話だ。

更に強くなる力に、ふっと息を吐くように笑って。

「…そうかい、分かったよ。
 それじゃあ俺が逃げ切るか、君が掴み切るかの勝負だね。
 せいぜい……お互いに頑張るとしよう」

臆病さは嘘じゃない。逃げたいと思う心もだ。
ただ、今回はそれだけの単純な話ではなくて。
君を想う幼馴染を思うと、
自分よりも……と考えてしまうだけだ。

だけどそれは、口にはしない。

「……後悔、しないといいね。ニコ」
(-111) sinorit 2023/09/21(Thu) 3:13:20

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 傷入りのネイル ダニエラ


いつかの時間。
あなたが今日も見回りに出たなら、見回り中の、どこかで。

「お巡りさんの、ダニエラさん……ですよね」

「少しだけ、お話できませんか?
 一般市民のちょっとした相談事を。」

曇り空の下、スニーカーの底が、ざり、と路面を踏んで。
ふと、掛かる声があったかもしれないし、なかったかもしれない。

あなたが振り返ったなら、
そこには少女然とした格好の『一般市民』が居る。
珍しいライムグリーンのウィッグを被ったテディベアを持って。
(-112) unforg00 2023/09/21(Thu) 3:33:21

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

「いた」

キィ、と音を立てて開く会議室の扉。
それを潜って貴女の姿を確認すれば、
何を言われるより前に、貴女の隣の椅子を引いて座る。

「食べな〜」

そうして唐突に、持っていた紙袋を1つ机の上に置いた。
中身を出す。ふかふかのボンボローニだった。

「疲れた時と、厳しい時と、とりあえず落ち込んだ時……」
「甘いもんって効きますからね。なんでか知らんけど」

買った時は揚げたてだったんだけどさあ、と
机に頬杖をついて。

「………………………………」
「話は落ち着いてからでいーんで……」

そう言って、貴女の言葉を待っている。
(-113) susuya 2023/09/21(Thu) 3:46:00

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「ああ。俺にとっての愛はな。だが――……」

首を振る。

「……いいや。それが正しいか間違っているかも、俺にしか決められんことだな」

 迷っても彷徨っても、それを定めるのは己である。
 アレッサンドロの黒い、堅炭の瞳は決めかねていたが、
 それは迷っているわけではなかった。
 ――どちらも正しいと、彼の魂が叫んでいた。
 燻るその熱を、くろぐろと燃ゆる炉のように胸の内に抱え込んでいる。

「手前勝手に采配しているだけだから、これを一途というのは美化にすぎるかもしれんがね」


鐘の残響のなか、あなたの言葉が耳朶を打つ。
かりかりと、なんとはなしに頬をかいて、

「………笑ってくれるかは分からんし、欲しがるとも思えない。だが、それは得られなかったもので――

 …ああ、押しつけだ。
 ――俺も、それでいいと思う。思っている」

頷き、墓標に向き直る。

「言葉は――……」

    ──だが、顔をそらして。

「──……分からん。そんなに、話してはいないんだ」
(-114) gt 2023/09/21(Thu) 4:01:08

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

「……」

本当はもっと軽い気持ちで、あなたに会うつもりだった。
気を許している人たちが軒並み捕まったり、いなくなったりして。心細かったから。
けれど今は……無念と、情けなさと、ぐるぐると濁った感情ばかりが渦巻いて。
口角を上げるどころか、目線も合わせられずにいたけれど。

「……わざわざ」
「買ってきてくれたの?」

砂糖がまぶされた、まだ温かいそれを。
言われるままに手に取って。暫く、そのまま見つめている。
少しだけかすれた涙声が、ぽつりとつぶやいた。

「……パンを持っていくと、すごく喜んでくれたの」
「スラムの子も、養育院の子も……」

ボンボローニを真ん中で分ける。中のクリームはまだ熱いだろうから、ふわりと湯気が出て。

(-115) otomizu 2023/09/21(Thu) 4:17:59

【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ

「……この子達にも、私が救ってもらったように…素敵な未来がありますようにって」
「おもって、たの」

口が、止まらない。落ち着いてから、って言ってくれているのに。

「……私、馬鹿みたい」
「この法律で、子供たちを助けてくれている人に何かあったら……守ってあげようって、言ってたのよ」

「それより前から、あの子達は……苦しんでいたのに……、ッ…」

ひっく。肩が震えて。嗚咽が漏れる。
送り出した子達、ひとりひとりにお別れ会を開いたことも。一緒に遊んだ思い出だって残っている。
なのに。

「送り出した先に未来がないなんて、思わないじゃない……っ」


ぼた、ぼたと。大粒の涙がボンボローニの上に落ちる。
後悔の気持ちは、抑えようもないものだった。
せっかく気を遣ってくれたあなたの前で、みっともなく泣き喚いている。本当に、嫌な女だと思う。
(-116) otomizu 2023/09/21(Thu) 4:18:38

【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡

「なぁに、寝ぼけてるの」

知らない名前で呼ばれて、おかしそうに笑う。
考えれば、たまに抱き締めながら眠る時は同じように寝ぼけたような事を言ってたような気もする。
正確には。自分も眠かったから、覚えてはいないのだけど。


「大丈夫かって、聞きたいのは私の方よ」
「……あなたも、ニーノ……フレッドも、捕まったって聞いて…気が気じゃなかったんだから」

わざわざ様子を見に来てあげたのよ、なんて。恩着せがましい言い方はわざとだ。
(-117) otomizu 2023/09/21(Thu) 4:23:26

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

「まあ、安心しな。そうそう長続きしねえよ、こんな法案。
 これでも無駄な被害を出さないよう考慮したんだぜ?
 …ま、多少の犠牲はやむを得んが」

んん、と大きく伸びをすると、またゆっくりと上体を起こす。
かぎのように曲げた掌で前髪をかきあげて、ベッドの上で片膝をついた。

「刑の決定に効力が及ばないなら、俺の逮捕は不当逮捕。取り調べに答える必要はない。
 及んでるなら何言っても無駄だ。いってもかわんねえんだもの。
 取り調べを真面目に受けさせるために、法が正当に行使される必要があるんじゃないのかい。
 不真面目なのはお前らだろ?」

──あ、と思いついたように。

「俺はハナからファミリー以外をどうこうするつもりはなかったが、
 大分いろいろと埃が出てるみたいじゃないか。
 感謝状くらい貰ってもいいと思うがね、俺は。
 代理所長殿は別に政治家でもなんでもないだろ? ああいうのの違法性は政治献金に絡む罪だから──……」

…そこまで行って、いやまて、なんて独り言ちる。

「…とはいったが素直な話、マフィアからの金はダメだな。
 あのオッサンがそれを知らなかったと言い張れば、詐欺か。中身バレるとやっぱダメだな。
 結構頑張って隠したつもりだったが、お前よくわかったな。うちの部下に欲しいわ」
「…あ、この件、お前まだ公表してないだろ? ちゃんとすれら俺を正当に逮捕できるぞ、良かったな」

──なんだか本当に安心させるような顔で、そう言って笑った。
(1/2)
(-118) gt 2023/09/21(Thu) 4:37:24

【秘】 黒眼鏡 → 花浅葱 エルヴィーノ

──そして不満そうな溜息に、どこか意外そうに肩を竦める。

「…なーんでそんなに知りたがるかね。
 単なる求知心か? まぁ、お前の友人の内心よりは説明してやりやすいけども」

どこか本当に怪訝そうな様子を見せながら、

「ま、お得意様をガッカリさせて返すのはサービスがなってねえな。
 聞いても納得するとは思えんし、お前みてえに賢けりゃそのうち分かることだが。

 答えはそう、お前の言った通り、"そうまでして裏切る"理由があるから裏切った。
 血の掟は破ればオワリだ。少なくとも、もう元の場所じゃやっていけねえ。

 で、警察官さんよ。そんなん3つくらいしか理由ねえだろ?
 金、怨恨、女。…まああと頭パーになってたり脅迫されてるパターンもあるが、そういうのは調べりゃ大体何かでてくるから今回はナシとして」

手の腹を見せながら、指折り数えて。

「金は今回のケースでは該当しなさそうだ。金巻いてるもんな。
 となると、女か怨恨だ。 …な?」

つまらん答えだろ、と。折っていた指を開く。

「まあつまり、"アリソン"だ。女の復讐。そんでその女のコトなんかにゃ、お前は興味ねえンだろ?
 俺にとって大事なだけで、お前はそんなんどーでもいいんだから。
 だからこうして語るだに、俺はちょっぴり寂しく不快な思いをする。それがイヤだからあんまり語らない。
 はい終わり。以上かい?」

言いたくなさそうなわりにべらべらと喋り、勝手に終わらせようとしたりした。
(2/2)
(-119) gt 2023/09/21(Thu) 4:43:31
黒眼鏡は、手放さない。
(c5) gt 2023/09/21(Thu) 4:48:13

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「わかんねえかなあ、変装していくんだよ。
 意外とバレねえかもよ、グラサン外していったらよ」

バカでかい背に目立つ赤髪、ついでに名と顔の知れたカポでは無理だ。
口を閉ざす様子には多分、気が付かず。


「ばあか。子供じゃないつってもな、俺はお前の上司で保護者だ。
 他に頼る相手もおらんだろ、そういうまだ面倒見がいがあるやつは……

 ………アレか?
 いるのか? 頼る相手?
 俺の知らん間に?」

…子供じゃないあたりのワードを聞きつけたのか、急に前のめりになってくる。
だが結局は、ハハ、といつものように笑って、壁に肩をつくようにもたれた。

「ま。
 好きにしろよ。
 俺も好きに責任取るから」

嗚呼、勝手な男だ。
(-120) gt 2023/09/21(Thu) 5:00:46

【秘】 黒眼鏡 → 路地の花 フィオレ

「いやここ、寝る以外することねえんだよな。
 取り調べも変なのしかこねえし」

ふああ、と大あくびをして、腕を伸ばしたり肩を回したりと軽く体をほぐしだす。
普段運動していなさそうなわりにまだしっかりと太く引き締まった縄のような筋肉が、
動きに合わせて浮かび上がる。

「まあ見ての通り、男前になっただろ?」

ハハハ、なんて笑い声は、牢獄の中で軽く響く。
様子を見に来た、という言葉には、ありがてえ、なんて十字を切ってみたり。
…だがニーノの名前が出れば、少し身を乗り出した。

「らしいな。あいつ大丈夫なのか?
 悪ぃが様子みてやってくれよ」
(-121) gt 2023/09/21(Thu) 5:05:44

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → コピーキャット ペネロペ

「んー?」
「はあい。何でしょ ――」

見回りの足を止め、振り返る。
このとき女は珍しく、咄嗟に取り繕うことができなかった。

鮮やかなライムグリーン。
それだけがまず目に留まって。
『一般市民』の姿すら、一時として目に入らない。
(-122) oO832mk 2023/09/21(Thu) 5:31:57

【置】 口に金貨を ルチアーノ

その男は常に疑うことばかりしてきた。
誰かを信じることが怖かった、次は裏切られる事の無いように
いつも周りを見ていなければいけないと思うようになった。

しかし同じ程信じる事ばかりしてきた。
いつまでも疑っていたら怖いからだ、蹲って出ていかなければ暗い部屋のまま。
どうか置いていかないで欲しい、一人にしないで欲しかった。

それでも子供でもない自分に都合よく手なんて伸ばされない。
ほんの少ししかないプライドと意地が見栄を張らせて嘘をついてしまう。

だから、一人でも立って歩かなければいけなかった。

知りに行かねばならない、人などいくら疑ってもキリがない。
安寧の場所を求め彷徨うだけのどら猫が生まれた瞬間だ。
その猫は何でも奪っていくぞ、盗られたくないなら財布の紐は緩めておきな。

一体いつからこうなってしまったのか。
はっきりしたのは五年前、否、十年前からその予兆はあったのだ。




寂しくなかったのに。それまで感じたことの無い寂しさを感じる様になった。
憂いもなかったのに。それまで感じたことの無い悦びを教えこまされていた。
満たされていたのに。それまで感じたことの無い飢えも渇きも願いも抱えて。

何もかも変わった日から、自分の居場所は何処だった?
(L0) toumi_ 2023/09/21(Thu) 6:12:16
公開: 2023/09/21(Thu) 6:15:00

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → マスター エリカ

【魔術師ロール】

ファヴィオ・ビアンコが居なくなってから自分はおかしくなった。

まるでそれは親や恋人を無くしたときのような無気力な状態。
それまでも、顔を認識すれば喜んで尻尾は振っていたし、
姿が無ければ不安になって周りを警戒するようになっていたが。
まるで洗脳のように、彼と共にいた五年間はルチアーノの思考を埋めている。


あいつが居ないと何も手につかないだなんて考えたくもなくて無理やり足を動かした。
動かないでいるのが出来損ないに思えてしまって、そのままでいられるはずがなかった。

それでも、時々やはり足は止まりそうになるから。
その時は思い出すように自分を支えてくれた友人たちの顔を思い出して、会いに行かねばと思うのだ。

今日もいつも通りで居てくれるだろうかと、不安を紛らわせに行く。


「――
リヴィオ・アリオスト


手帳に書かれた名簿、一番最後の名前。
最初は一番に消したかったがそれでも疑いを消し切れなかった。

底が見えないのは、振舞い方が同じ存在に誰が心を開けようか。
だから。

「……スープ旨かったな」

もう話しかけられなくなるかと思うと、少しだけ自分も裏切り者になった気分になった。
(-123) toumi_ 2023/09/21(Thu) 6:16:25

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 黒眼鏡

「いやあ。無理があると思いますけどお…。」

それで『冷やかしに来た』とでも言う気だろうか。
1つ分かるのは、その日は定時で帰れそうにないことくらい。


「んー。あー。」
「…まあまあ。それはそれ、これはこれぇ…」

…これは誤魔化す気などなさそうだ。
その気になればいくらでもどうにでもなるのだし。

「……もー。酷い上司ですねえ。」

口を尖らせ、文字通り嘆息。
そうしてその顔の傷がひとつでも増えるだけで、こちらがどんな気持ちになるかなんて考えてもくれないのだ。

「わかりましたあ。…そんなこと、させませんからあ」
「要はあたしがうまくやればいいんですしい…。」

そうして小さな失敗だってできやしなくなる。
…本当に、なんて上司だ。
(-124) oO832mk 2023/09/21(Thu) 6:22:19

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

「お」

ふと道を歩いていると、たった今焼きたてのロゼッタが並ぶのを見て思わず衝動買いをしてしまった。好きなパンだ。
ぼおっとしていたので何を言ったか忘れてしまったが、そこにあるパンは一つではない。

「……、今日もいい日になるといいなあ」

おまけを貰ったのに男の顔は晴れない。
手に持った電話を握りしめて一度目を伏せる、今日契約したばかりの最新機種だ。



「Pront、愛しのリヴィオ。――リヴィオ・アリオスト。
 俺だ、ルチアーノだ。
 後で会えんか? 新しい携帯に猫かお前の写真でも入れておきたいんでね」

男は特に猫が好きなわけではない。
(-125) toumi_ 2023/09/21(Thu) 6:25:58

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「やってみるもんだって。
 終わったらやるから手筈ヨロシク」

多分冗談だが、実際にやるとなればほんとうにやりそうだな気配。


「なぁに〜、どいつだ。今度うちに連れてきなさい」

ビッと親指で床を指さす。牢獄に連れてこさせるつもりだろうか?
──アレッサンドロは放任主義ではあるが、常相手を見ている。
そして自分が放っておいても大丈夫な相手・・・・・・・・・・・・・・・・だと思うと、急にポンと放り出すのだ。


「マア俺も、こんな上司は嫌だと思うが」

にやにやとした笑み。いつもの黒眼鏡がないと、胡散臭さの質が変わる。
ぼったくってきそうなうさん臭さから、急にブン殴ってきそうなものに――
ありていにいうと人相が悪いので、あの眼鏡でもかけていて正解なのかもしれない。

「ハハハハ、できる部下を持って俺あ安心だ。
 ──ああそうそう。
 今の外ン状況がわかんなくてな。
 軽く教えてくれ」

やっとマトモな仕事の話だ。
(-126) gt 2023/09/21(Thu) 6:55:18

【秘】 門を潜り ダヴィード → 渡りに船 ロメオ

とん、とん、とん。

そのまま意識を手放した男は、夢も見ない深い眠りについた。
夜明けの時間まで眠り、一度だけ貴方より先に目を開ける。

貴方が安らかに眠れているのであれば、寝ぼけ眼のぱやぱやした頭で

「よかった」


とだけ呟き、己の服が乱れていないか
醜い傷跡を晒していないか
を確認して二度寝を決め込むだろう。
朝が来れば、貴方が買ってきてくれたお土産を朝食にしよう。
今度は味の違う方を、また二人で。
(-127) NineN 2023/09/21(Thu) 6:57:32

【神】 門を潜り ダヴィード

>>G18

貴方の普段の行動をある程度知っていれば、その知らせの重みを知るのは十分過ぎた。
落とした荷物を拾い集め、その中からひとつチョコレートの包みを取り出す。

自分のジャケットのポケットに入れて、ジャケットを脱いで。

「あの、ちゃんとクリーニングしたばかりなので。
 失礼しますね」

貴方の肩にかけようとする。サイズも肩幅も違うだろうから、すぐずり落ちてしまうかもしれないけれど、今できることはそれくらいだった。

その後、買い出してきた物品をアジト中に配達する仕事が開始された。

#アジト
(G21) NineN 2023/09/21(Thu) 7:06:02

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 黒眼鏡

「…コーヒー1杯じゃ済みませんよお、それはあ。」

だからって高価なもので済む話でもない。
そもそももし本当に
終わったら
、…その話はその時、行うとしてだ。


「さあー。何のことでしょお」

誤魔化す気はないまま、小癪にもはぐらかしにかかる。
…結果放り出されるとして。生意気に慕うのも行動の源流もきっと変化はないから些事なのかもしれなかった。


「自覚あるならあ、…あー。いいです、もお。」

別に説教をしにきたわけでも、ないし。
本当はこの惨状について問い詰めたってよかったんだ。

「……外はあ。」

報告に上がるのはここまでの逮捕者の名前。
あとは女の協力者がルチアーノ・ガッティ・マンチーニであるということ。
金で雇ったとのことだが、未だ彼には自分とあなたの関係は伝えていないこと。

「…怒ってましたよお。アレッサンドロさんのこと。」
「くそ旦那あ、って。」

そして、彼が今は姿を晦ましていること。そのくらいだろうか。
(-128) oO832mk 2023/09/21(Thu) 7:25:31

【秘】 門を潜り ダヴィード → 黒眼鏡

警官に連れられてきたのは案の定と言うかなんと言うか、貴方のよく知る男だった。
格子の向こうに貴方の姿を確認すれば、安堵からか大きなため息を吐く。

「……はああぁ〜〜……
よかった……いる……」


本音を言えばわんわんと泣きたいくらいだが、そこはぐっと堪える。

「怪我は?してませんか?
 ちゃんと飯は出てますか?食べれてますか?」

まず真っ先にそんな言葉が出るあたり、何かを任されて来たのではないようだ。
(-129) NineN 2023/09/21(Thu) 7:40:02

【秘】 徒花 テオドロ → 法の下に イレネオ

/*
こんなことを言うのもどうかと思いますが辛くなってくれてありがとうございます。こちらとしてテオドロをこねた冥利に尽きます。

しばらく考えていましたが、キャパ以上に被暴力描写の不慣れさから、あるいはこの男がそんなに面白そうな反応しないためかこちらの返信が大きく遅れてしまいそうだと思い、苦渋の決断ながらこのまま受けるのは良くないな〜〜と。

爪が剥がれたり骨が折れたりする程度の拷問をされたという事実は全然あっても良く(その方がそちらにとって自然ならノリノリで取り込む所存)、暗転、あるいは仮定をすっ飛ばして拷問後なら問題なくロールできるかと思います。

拷問ロールそのものの期待には沿えないので、これもこれなら別にいっかな〜等思ったら是非休憩などに当ててください。
配慮いただきありがとうございます、重ね重ねよろしくお願いします。
(-130) backador 2023/09/21(Thu) 7:40:42

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ

一度許したことを反故にはしない。
強引とは言え、快楽を与えられる側になるというのは初めてのことで戸惑いは大きいけれど。
むしろ戸惑いがあるからこそ、その間にあなたはその強引さで事を進めている。
抵抗など、やってる間もなく波が押し寄せている気さえしている。

「〜〜〜〜〜っ」

最初に首筋に噛みつかれた時から、口づけなんてしてこないのだと思っていた。
驚いて漏れ出た吐息も全部飲み込まれてしまって、脳から酸素を奪っていく。
擦り合わされる強い快楽が、脳から思考を奪っていく。
身動きすらとれず、苦しさも相まって目尻に生理的な涙を浮かべた。

別に、優しく女のように扱ってもらおうなんて思っていない。
華奢だとはいえこの身体は男で、警察ゆえに最低限は鍛えてあるのだから、そんなに軟ではない。
ただ、なんでも”待て”をして伺いを立てる、あなたの性格をそれなりに知っていると思っていたからこそ、その強引さに少しの驚きを感じているだけだ。
そうなってしまうくらい、好意をもたれているということなのか
それとも本当はそれほど好感はなく、優しく扱う必要はないと思われているのか、それはよくわからないけれど。
でも、そのどちらであっても、男はその強引さを最後まで受け入れるだろう。
男はどうあっても、自分の身よりも相手の幸を優先して考える人間だった。
(-131) eve_1224 2023/09/21(Thu) 7:42:08

【秘】 黒眼鏡 → 傷入りのネイル ダニエラ

「いくらでも淹れてやるさ。俺の珈琲は恩返しだからな」

無駄にこだわってサイフォンなんか使っているから、
結構な時間がかかりそうだ。

「ったく、こっから出たら調べてやるからな。
 カポのパワーを全力で使って…」

なんとも大人げないことを言いながら、
どすん、とベッドに座り直し。


「はあん、なるほどな。
 …ファミリーも随分やられたなあ」

ルチアーノの名を聞いた時には、ぴく、と眉が上がったが。

「ははは、怒るだろうな。
 ま、あいつはなんとかするさ」

適当にそんなことを言いつつ、腕を組み。

「……」
「巡査部長に、リヴィオ・アリオストってやついるだろう?」

くるくる、と指を回し。

「あいつ調べてみ。今日のラッキーカラー」

理由も不明だし、根拠が薄弱すぎる。
(-132) gt 2023/09/21(Thu) 7:42:10

【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ

後を思って、忙しなく動き続けていた中。
懐で震えた端末の存在に足を止め、
誰からの着信か。その表示を確認して耳に当てる。

あまりいい予感がないのは、
今日もまたろくな夢を見なかったからかもしれない。
夢ってのはいつだってろくでもないものばかりだが。

「──あぁ、ルチ。ルチアーノじゃないか。
 電話をかけてくるなんて珍しい。
 そんなに俺の声が聞きたかったのかい?」

猫か俺の写真が欲しいなんて、まだご利益が必要かい。
冗談めかすように笑って、そんな言葉を付け足す。

「……OK、夜は空いているよ。
 愛しの君のためにどこにでも向かおうじゃないか。
 俺も、ちょうど君に会いたくなったところだった」
(-133) sinorit 2023/09/21(Thu) 7:43:46

【秘】 黒眼鏡 → 門を潜り ダヴィード

ぱたぱたと引きずるような足音。
上下は貸し出されたらしいスウェット姿で、
いつもの黒眼鏡はかけていない。

「おう、ダヴィード。
 元気そうだな」

顔はさんざんにはれ上がっていて、片目の瞼は微妙に開き切っていない。
格子にもたれかかるようにして肘をつき、
あなたの様子に苦笑を浮かべる。

「見ての通り、転んで・・・顔打ったくらいだな。
 飯は出てるよ、ウマくはねえけど……」

「ってかお前、ペネロペにちゃんと言ってきたんだろうな」

オイ、なんて笑いながら格子をがちゃん、と揺らした。
(-134) gt 2023/09/21(Thu) 7:47:47

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

とある時間、黒眼鏡の牢屋に声をかけたのは見慣れない警察であった。

再度取り調べがあると無理やり連れ出され付いていった先にあったのは、無機質な壁に囲まれた部屋ではなく、柔らかなソファーと珈琲の香り。
そして一人の男が足を伸ばし待機する休憩室のような場所であった。

「ご機嫌よう黒眼鏡の旦那。
 ――ここでの暮らしは寂しくはないかあ?」

貴方の元部下は銀のアタッシュケースを足元に置いて、いつも通りの笑顔を作って出迎えた。
(-135) toumi_ 2023/09/21(Thu) 7:50:58

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ

「なんだ両想いか? お前の好きな店でもいいが――」

対面で会っていれば、食事に誘うところだっただろうか。
その上夜だ、繁華街のバーも客寄せをしてにぎやかになる時間。
輝かしい街中で共に歩くのも悪くはないはずで。

「……ちっと遠出しないか。
 三日月島に行く船着き場の傍に屋台があってなあ。肉が美味い」

結局選んだのは女を口説くにはあまり甘くもない誘い文句。
そんな便利でもない静かな土地に男は貴方を呼び出した。
(-136) toumi_ 2023/09/21(Thu) 7:59:21

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「よう、悪いね、俺だけスイートルームに泊まらせてもらっちゃって」

にやけた顔で部屋に入ってきたのは、
警察から貸与されたスウェット姿のアレッサンドロだった。
いつもの黒眼鏡はかけておらず、足元はスリッパだ。
顔は殴られたのかあちこちにはれ上がっていて、
片目の瞼は微妙に開き切っていない。
それでもそこに在る黒い瞳はぎらぎらと黒ずんでいて、
特にへこたれたり落ち込んだりしている様子は見当たらない。

「今ファミリー・・・・・割引やってるらしいからな。
 ガンガン泊まろう」

そいつは囚人だとはとても思えない態度で足を進め、ソファーにどっかと腰を下ろした。
(-137) gt 2023/09/21(Thu) 8:04:10

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 黒眼鏡

ふうーん、と意味深な感嘆符。
言質はとったしそれじゃあたくさん『恩返し』してもらうとしよう。
何についての『恩』か、全く分からないけど。

「そんなことに全力にならないでくださあい。」

巻き込まれる人間の身にもなってやってほしい。


「…もっと迅速に、どうにかできればよかったんですけどお」

すみません、とその時ばかりは項垂れて。
もたつく間に取りこぼした物の数は多い。

「リヴィオさん…ですかあ。」

その名を呼ぶ時、どこか複雑そうな感情の色が言葉に乗った。
調べたくないというわけではないが。…何故、彼なのだろう。

「わかりましたあ。」

但しそこは従順な部下だった。
幸い彼には、いつでも能動的に仕掛けられる。…上手く情報を取れるかは、また別として。
(-138) oO832mk 2023/09/21(Thu) 8:13:12

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「そう願いたいよ。
 僕は早く、罪もなく逮捕された仲間たちについては……早く出してやりたいし」

僕に関わる人間には不幸が訪れて、いつか僕を一人にすると、本気で思っている。
この逮捕もまた、彼らに少しでも心を預けてしまった、そのせいかもしれないと、怯えて。

「本当に……理屈を並べるのは上手いことだ。
 その手腕で所長代理に甘い言葉をかけたんだろ、キミは。
 ……ま、過激な思想を持ってた上に、所長の椅子が空けば調子に乗るのは必然か。
 これは調べてみれば所長が倒れた原因にも絡んでる証拠がとれるかもしれないな」

こんな法案は早くなくしてしまいたいからこそ、調べるべき案件を一つ、記憶にメモを残した。
これは重要な証言だ。

(-139) eve_1224 2023/09/21(Thu) 8:13:34

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡

「……まぁ。
 この取り調べは、僕が知りたいことを秘密裏に聞かせてもらってるものだから……。
 その点においてだけはキミに謝らなければならないかもね。
 キミの部下になる気はないけど、優秀な情報屋を使わせてもらったのさ。
 なにせアリソンの情報はどれだけネットを駆使して探してもなんの痕跡もでなかったし……。
 あぁ、でも情報屋に聞いたのは、うちの大型犬に手を出した人物を聞いたんだよ?
 そしたらたまたま。アリソンであってキミが浮上してしまったと言うだけの話さ。
 恨むなら、彼が僕に懐いていた不幸にしておいてくれよ」

ごめんね、と小さく謝る様子は全く悪びれていない。
とはいえ正当に逮捕してしまうかは、確かにこちらのさじ加減。
そういうのを判断したいという大義名分はあれど、本当の所は聞きたい理由は別の話だ。
手をかけていた格子から、静かに離れて、ひとつ。息をついた。

「……ノッテを恨んでいたのか。
 キミ、本当は別のマフィアの人間だったりするのかい?
 でもそうか……怨恨と女と聞けば、少しだけ親近感が湧いたよ。
 僕もね、大事なものを奪っていたマフィアが、大嫌いだから」

「もういい加減……アイツを、ルチアを返してほしいな」

――なんて言っても、
それを判断するのはルチアーノ本人であって、あなたではない。
(-140) eve_1224 2023/09/21(Thu) 8:14:53

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

決してヴィンセンツォという男を甘く見ていたわけではなかった。
しかし自分のボスにまで手を伸ばして調べて居たら誰も居ない場所で報復を恐れて縮こまっていただろう。

頭の中に詰め込まれていくことに普段なら安心するはずの知識に何処となく暗雲が立ち込めている。
丁寧に丁寧に教え込まれる度に冷や汗が滲んできて、せめて目立たぬよう掌をぬぐいながら漸くアタッシュケースを掴みなおした。

「……あ、あんた。なんて性格しているんだ」

ひくりと、その笑みを浮かべるような妖艶な仕草に思わずつばを飲み込んだ。
その語気にからかいなど全く見えない、まるで子供にされた悪戯程度気にする必要すらないように。
相手にされてなさ過ぎて逆に楽になってきたような気もする、少しは気にかけて貰えているようだが。

「あれは確かに、……空っぽの馬鹿野郎だが義理は果たす男だ」

隣でなくとも十年は傍にいた上司の名、貴方のその態度と言いぐさから嫌な信頼だけがひしひしと伝わった。
表に出されていない感情を言語化できるほどの仲なのか、年の功というものなのか。
やはり、少し苦手だ。甘ちゃんは親を早くに無くしてから叱られたことがほとんどない。


言われた通りに促されたアタッシュケースを開ける。

――貴方の態度にどうしてそこまで諦念が見られるのか。
その理由があるのかと開いた鋼の箱は、希望も光も何もないパンドラの箱であった。

(-141) toumi_ 2023/09/21(Thu) 8:31:04

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

「――あ」

これは、見て居られない。
上司、部下、同僚、友人達が関わっているどころではない。
個人の手に負えるはずもない、最大級の罪の形。

少し読んだだけでも叫び出したい程の感情を理性を抑え込めば、その塊はいつの間にか吐き気に変わっていった。

ルチアーノという男の両親はファミリーとは無関係だが反社会組織に殺されている。
その殺人事件は犯人が捕まらず一時期話題になったが、当時若頭のオルランドはその異質さよりも殺された理由に目を付けていた。
ルチアーノの両親の持っていた技術はとても優れており様々な企業に役立っていた、それは独占すれば危険だと命を狙われるほどに。
そんな彼らの血を引いた一人息子は、運よくか運悪くかそのままにしておかれず。
孤児院に連れていかれる前に引き取られ、直後黒眼鏡の部下となってファミリーの一員になったのだ。


時期さえ違えば、また偶然かち合えば自分も彼らのようになっていたかもしれない。

「…ぅ……ッ……あ”……」

血の気が引いてきて、喉元をせりあがってくる何かを必死にせき止める。
息を整え、また責め続けるようにやってくるそれを零れそうになる涙と一緒に強く堪えた。

「…はぁ…はぁっ…………なん、で。
 どうしてこんな残酷な真似をしたんだヴィンセンツィオ!!」

それは怒りを含んだ嘆き、甘ったれはこれでもまだ貴方が非道な人間であると思いたくなかった。
逃避でもしなければ怒りか恐怖で震える体を落ち着かせることが出来そうにない。
(-142) toumi_ 2023/09/21(Thu) 8:36:13

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

素直なので想定通りそのままに受け取って、ハッ……とした表情は浮かべたりしていたのだが。
けれどすぐにこの雰囲気を和らげるためだと思い当れない程、鈍くもない。
幼いときから変わらない温もりを抱いた視線を受け止めれば、うれしさで瞳を細めていく。
大人になってからより遠くに居るとわかった存在の、優先すべきの中に己が居る事実がこんなにも幸せで。

「……ありがとうございます。
 へへ、ヴィトーさんがサボるって想像できない。
 でもそうなんだ……意外だし、親近感、です!」

「料理は〜……いろいろ、落ち着いたら。
 また作って欲しいって甘えちゃうかも」

そんな風にいつもの調子を少し取り戻した男は、貴方と共に外へと歩いて行く。
道中に寄ったのは仲の良い人がよく働いているパン屋で、そこで自分の分にはパンドーロを一つ買って行った。

[1/2]
(-143) mspn 2023/09/21(Thu) 8:42:44

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ

そうしてじきに腰を落ち着けたのは夕暮れ時で人も少なくなってきた公園。
養育院に居た頃、貴方に連れ出して遊んでもらったこともある場所。
ベンチで隣同士に並んで腰かければ、買って来たパンを片手に少し色褪せた遊具を眺めた。
昔はアレも大きく見えたっけ、とは頭の隅のもので。

「……今日決まった法について。
 喜んでる人もいれば、あんまりだって言う人も居て」

ぽつ、と。
なぜ貴方に問いかけたのか、署の中で伝えられなかった言葉を零していく。

「反社会組織……マフィアに対して。
 いろんな人が、いろんな感情を抱いてるのは知ってる。
 オレの今の家族も、マフィアのことがとても……きらいです」

「でもオレはそういう事情とかを知っていても。
 今回の法案には前向きな気持ちを抱けなくて。
 ……でも賛成するひとがいるのもわかる、から」

「……どっちつかずな感じで、ぐるぐる悩んでたんですけど。
 あの、ニコロせんぱいがね、いろんな人に話を聞いてみたらいいって。
 それでヴィトーさんの話が……聞きたかった」

そこまでを語り切ればちらと貴方を見上げる。
こういうのを聞いて、どんな顔してるかなあ、と。

[2/2]
(-144) mspn 2023/09/21(Thu) 8:43:26

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ

テーブルを叩く音が耳に付き。
常より早い鼓動が更にどくんとうるさい。
そうして、たった一言が容易く心を抉った。

   "それだけ近くにいて"

知らなかった。
知らなかったから、こうなった?


「オレにとって、にいさんは」

「……ドライブが、好きで。
 贈り物ばっか、してきて。
 珈琲入れるのが、上手な。
 …………ただの喫茶店の、マスターで」

ああ、でも、ちがうな。

ゆるりと落ちゆく視線。

「知らなかった、…………でも」

「──知っていても、
おなじだった
(-145) mspn 2023/09/21(Thu) 8:54:23

【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ

「どうやらそうらしい。
 素敵な逢瀬になりそうだ。君もそう思うだろう?」

親しげに話す男の姿は、
誰が見ても気の許した友人と話しているように見えるだろう。
取締法さえなければ、実際にその通りだったのかもしれない。

「……もちろん、構わないよ。
 最近どうにも仕事が忙しくてね。
 そろそろ肉を食べたい気分だったんだ」

栄養食ばかりでは気も滅入ってしまう。
女には甘くもない誘い文句でも、
男にとってはとても素敵な誘い文句だった。

「夕方には仕事を終わらせて向かうよ。
 日が暮れる前には辿り着くとしよう」

少し遅れても許してくれよと付け足して、
これ以上何もなければ電話を切ろうとするだろう。
その時はきっと、出会うのは約束通りの今日の夜。
(-146) sinorit 2023/09/21(Thu) 8:54:55
 


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