人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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視点:人

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[犠牲者リスト]
ヌエヌエ

二日目

本日の生存者:ミケ、リヒトーヴ、緋雁、フランクル、雷恩、直青、羅生、メディウム、ウキクサ、桜花以上10名

【人】 六六六 ミケ

皆様、快適ニオ過ゴシイタダケテマスデショウカ?
(0) 2023/11/23(Thu) 7:08:12
機械音声(村建て)は、メモを貼った。
2023/11/23(Thu) 7:10:21

六六六 ミケ(匿名)は、メモを貼った。
2023/11/23(Thu) 7:11:25

六六六 ミケは、メモを貼った。
(a0) 2023/11/23(Thu) 7:12:50

【人】 六六六 ミケ

>>1:5

[ミケは直青に怯えている。]
(1) 2023/11/23(Thu) 7:13:59
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a1) 2023/11/23(Thu) 7:22:43

【人】 寿ホ儀 直青

>>1

[直青はスイッチを入れた。]

**
(2) 2023/11/23(Thu) 7:51:54
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a2) 2023/11/23(Thu) 7:54:31

【人】 蕃神 雷恩

― いつかの植物園:桜花と ―

[君の名を呼ぶ。
何処か常と様子がおかしい君の名を。>>1:265
――それが自分の変化を、
桜花に実感させることになるとは思いもせずに。


蕾がほころぶように
或いは雪解けのように。
君の口元から笑みが溶け消える。

――俺はまた、間違えたのだろうか。羅生のときのように]


 ……桜花。


[泣きそうな声だった。
続いて耳に届いたのは、嗚咽だった。
俺が泣かせた。

伸ばした手は彼に触れることもなく
桜の色は背を向け、去っていくのだろう。
情緒がもう少し育っていたならば。俺はその背を追いかけたのだろうか。
それとも、再び勇気をもって声をかけられたのだろうか。


その時過った感情の名前を。俺はまだ知らない。*]
(3) 2023/11/23(Thu) 8:07:48

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[歩み寄る間に、雷恩の身体に根がしまい込まれていった。>>1:255
 根差せる土地を探していたのは知っているけど、実際にそれができる場所はオレの知る限りでは見つかっていなかったから。ここはできるんだ、と少し驚いて]
 
 
  ここ、雷恩の気に入る土なんだ?
  
  
[やっと見つかったか、と思えば嬉しくなって反射的に問いかけていた。
 続いて酸素のことを問われたけど、雷恩から問いかけがあるのも意外だった。いつもの雷恩は聞き役で、オレがいろいろ問いかけてやっと話してくれる感じだったから>>1:256
 
 
  酸素は、オレは特に影響感じないかなー。
  雷恩が過ごしやすいならよかった。
  桜花ちゃんもこの辺気に入ったみたいだったね!
  
  
[酸素は一部の金属が錆びる原因だったりはするけど。そういうのは元々対策済みだし]
 
(4) 2023/11/23(Thu) 8:10:35

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[雷恩にはいろいろ聞いてみたいことがあったはずだけれど、いざ会ってみるとなぜか質問がすらすら出てこない。
 それを不思議に思いながら、問いたいことを整理して]
 
 
  ……雷恩ってさ。
  土に根差す以外に、何かしたいことあるの?


[一番尋ねてみたかったこと、のように感じることを尋ねた。
 根さえ張れればいいのかとオレは思っていたけど、もしかしたら違うのかもしれないから]
 
(5) 2023/11/23(Thu) 8:10:47
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a3) 2023/11/23(Thu) 8:10:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが会いたかった理由を雷恩がどう考えていたかなんて、オレに推測のしようはないんだけれど。>>1:255

 オレは仕事でここに来たわけじゃない、のは……伝わらないのかな。
 オレの使命は旧人類の殲滅。それ以外は、やることがない間の時間潰しみたいなもの。オレが楽しんでやっているとしてもね。
 
 本来なら戦闘員は新人類たちと一切関わらないぐらいでもいいのかもしれないんだけど、オレは交流する道を選んでいる。
 それはオレがそうしたかったから勝手にやってるだけで、本来、やる必要がないことなんだよ]*
 
(6) 2023/11/23(Thu) 8:11:02

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 朝:病棟(羅生) ─

[オレは羅生にもどう評価されているか把握していない。もし繊細って思われてるの知ったら笑っちゃいそうだ。
 
 それはともかく、羅生の名前を呼びながら歩いていたら、オレを呼び返す声がした>>1:260


  あ! 羅生!
  よかったー、聞きたいことがあるんだ。
  

[言ってから辺りを見回した。一応は機密事項の類だと思うから、できれば他のひとに聞かれない場所がよくて。
 オレか羅生の部屋、あるいはちょうどいい空き部屋が近くにあったなら、そこに移動してから続きを話すことになった]
 
(7) 2023/11/23(Thu) 8:21:11

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  あのさ。オレたちの新人類って
  魂が大地に繋がってるって聞いたけど……
  それって彼らだけ?

  他に繋がってるひとはいないの?
  それと、そういうのどうやってわかるの?
  
  
[ちょうどよさそうな部屋に移動してからの話。
 そう問いかけて羅生の返事を待った。
 返事を聞いても、理解できる気はあんまりしないけど。聞くだけ聞いてみたかった]
 
(8) 2023/11/23(Thu) 8:21:23

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[……それから。
 諸々の話が終わって、最後に部屋を出ようとしたとき。
 
 オレはふと、もうひとつ羅生に問いかけた]
 
 
  ねえ羅生。
  オレたちの“親”って……何人いるんだっけ?
  
  
[その答えを待って、聞いて少しの間をおいてから、オレは静かに部屋を出た]**
 
(9) 2023/11/23(Thu) 8:21:46
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a4) 2023/11/23(Thu) 8:24:23

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a5) 2023/11/23(Thu) 8:30:56

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ー

[己が根を張る姿に、少し驚いた様子の緋雁。
確かに、この姿はあまり見せたことがないかと
根をしまい込んだ。>>4]

 この地は。汚染されていない。
 躰が嬉しいと、いっている。

[つまりは気に入った。ということで。
淡々としながらも1つ頷く際の声音は少しだけ柔い。]

 そうか。
 ――君らが、不調になるのなら
 俺や桜花にとって良い場所でも
 それはよくない、と、思う。

[ふむ、と納得する様子で言葉を紡ぐ。
割合、普段の自分たちと比べ長く留まっているように思うから
不調などはないかは、気にかかっていたので。
内心の安堵が。少しばかり視線に滲む。]
(10) 2023/11/23(Thu) 8:36:20

【人】 蕃神 雷恩

[土に根差す以外に、何かしたいことはあるのか。
――己はそれを考えたことがなかった。
本能的な希求。それが行動原理だった、ものだから。

思案。
思索。

はたから見れば無言で緋雁を眺めているように思えるだろうが
本人は頭の中で考えを巡らせている。

自分は、何を、したいのだろうか。

吐息を零す。]


 ……いままでは、きっと。
 なにもなかった。それ以外。

 今は、多分。その。

[珍しく、少しだけ言いよどむ。
それは果たして、自分に求められている役割から
逸脱する行為ではなかろうかとも]
(11) 2023/11/23(Thu) 8:36:34

【人】 蕃神 雷恩

 話を、してみたい。
 と、思っている。

 ――誰と、でも。そのことで悩んだりすることがあっても。
 
 それは、君にとって失望する、答えか?

[根を張るという目的に付随するには
生産性がないと思われるかも、と内心。

付け加えるように失望するか。と尋ねる言葉は無意識だ。
今迄は、言葉に出していなかっただけ。
――ことばにださずに、ずっと言葉の裏で問うていたこと。]
(12) 2023/11/23(Thu) 8:36:49

【人】 蕃神 雷恩

[説明されれば、きっと。彼が浮草研究所に
やってきた理由を理解するだろうけれど。

それが楽しみ、と知ったなら。>>6
多分。楽しい、に興味を向けそうな気がする。

今迄とは違う、行動パターン。
自分自身の変化に気づいていないのは、己だけ。*]
(13) 2023/11/23(Thu) 8:37:04
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a6) 2023/11/23(Thu) 8:39:21

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a7) 2023/11/23(Thu) 9:36:14

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a8) 2023/11/23(Thu) 10:36:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a9) 2023/11/23(Thu) 10:46:44

【人】 言ト霊 羅生

>>7  
[

適しているのは距離的にも僕の部屋だ。招いて寝台にでも座ってもらおうか。
珍しく前のめりな緋雁>>8を眺める。そういえば改まって会話をする事はこれが初めてじゃないかな。ていうかその内容は誰に聞いたのかって、問わなくても直青しかいなかった。

]


 ……また大雑把に聞いたね?

 新人類に興味を持つなんて、緋雁くらいだよ。
 俺は君を……とても心が豊かだと思ってる
 寄り道をする心が、繊細だと思うよ


[

そんなことを言えば笑われたかな?

二ノ宮の群鷺はおおよその事象を把握した上でも人類の根刮ぎにしか興味が無いし、一ノ宮はまずあんまり話を聞いていないよ。なんてくすくす笑う。
戦闘員の思考は設定上シンプルに設計されている。一歩通行で、フィードバックをしない。全ては『旧人類殲滅』に向けて都合良く把握する。端的に言えば、話を聞かない、という表現が正しく近かった。

]
(14) 2023/11/23(Thu) 11:00:07

【人】 言ト霊 羅生


 本題に入ろっか。
 まあ俺が──言ト霊が『親』から教えられた事にはなるけれど


 『新人類』の旧人類との違いは『地に根差していること』
 旧人類の過ちは『自らは自由に空すら飛べるのだ』と思い込んだ事。


 飛べないよ。人間に出来るのは、育つことだけ。


[

思想も命の理由も、この大地も、何もかもは『与えられた』ものである事を忘れてしまい傲った。その心は自分たちこそを唯一無二と捉え、他の生き物の存在価値や存在意義をすべて付属物のように扱った。
小さな欲は、満たすことで大きく育つ。それでも天から『等しく与えられた者』であることを覚えてさえいれば、奪い合う事もなかったろう。

分け与えることがどうしても出来ない。
何度生まれ変わっても治らない。
いつしか人類は地球の『癌』となる。

]


 『sintoisMécanique僕らの親』は、
 その因果のめぐりは穢しきったこの世界にあると考えた。

 
 
(15) 2023/11/23(Thu) 11:02:35

【人】 言ト霊 羅生


 だから第一に人類の浄化。これは緋雁たちの役割だね
 地を汚す原因である旧人類を根絶やしにすること。

 第二に大地の浄化。俺たちが『種』を持つ理由。
 この身に保管された種子と、それを育てる為の有機体
 この身体でそれを成す。

 そして第三に大地の再生……それが、新人類雷恩たちの役割だよ。
 
(16) 2023/11/23(Thu) 11:03:39

【人】 言ト霊 羅生




 魂が大地に根差しているというのは、
 そもそも『人類』のあるべき姿の事を言う。

 新人類は正しい人類であると
 ──要は、手本となるべく産み出される存在なんです。


 その為に。……天におわす父の恩恵を、
 そして母なる大地を忘れない為に

 根を張る、という一種の制約を……


 
(17) 2023/11/23(Thu) 11:05:04

【人】 言ト霊 羅生


[

そうだよ。だから雷恩こそが『正しい』存在。
間違っているのは──僕だ。君は悪くない。

]

(18) 2023/11/23(Thu) 11:06:09

【人】 言ト霊 羅生


 ……えっと、ごめん。
 訥々と語りすぎたかも。こういうの止まらなくて……


 疑問点は、ありますか?

 
(19) 2023/11/23(Thu) 11:08:39

【人】 言ト霊 羅生

[

緋雁からの問いには答えられるだけ答える気でいた。僕に許される限りの権限で。そもそも伏せる意味合いはもう無いのだ。僕らは既に『人類殲滅』の最低水準をクリアしている。それでも見逃す理由も無いだけで。


緋雁から続いた問い>>9は、それこそが本題という気もしたのは僕だけの認識なのだろうか。
緋雁の『第二の車輪』が上手く回って無いことを、僕は長いこと知りつつ黙っていた。


──『親』は役職毎にそれぞれ適した教育を施す
──つまり最低は役職の数だけ居るだろうし、広義には所属職員はみな『親』なのだろう。
──『sintoisMécanique』の所属職員は開示済のデータでは数百人程度とされている。

そう簡素にして彼に、伝える。

]


 ……『何か思い出したことはある』?


*
(20) 2023/11/23(Thu) 11:16:21

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


>>1:257

…………違う、本心だ。


[「そう思いたいのか」と問われた事に、彼方の記憶が反応する。否応なしに想起される痛切な哀願と、号哭の感情が。吐き出してしまいたくなるのを堪えて返答する。]

>>1:258

…………むなしいだけ、だから。


[きっと返答の意味は伝わらないだろう。]
(21) 2023/11/23(Thu) 18:39:12

【人】 苗床環者 メディウム

…………生命に触れる、というのは。そういう事なのかもな。


[ふと出された、彼の片割れの名前。紛れもない、彼の同族。おそらくは自分とは天と地ほどの差異がある、本物の『新人類』の名。……この2人は、どういう位置付けで産まれたのだろう。感情の片端に芽生えそうになったモノを押さえつけて、気が付かないふりを続ける。
(妬けちゃうわよね?)
]


ほら、着いたぞ。


[そうしている間に栗鼠の生息区域へとたどり着いていた。適当な場所から木の実を拾い、小さな生命を手招く。少しして、1匹の栗鼠が近寄ってきたので木の実を渡す。ここに住んでいる動物はリヒトたちがきちんと世話をしているからか、とても懐っこいのである。]


触れてみるか?


[両手のひらに収まってきた栗鼠を、雷恩へと掲げてみる。]*
(22) 2023/11/23(Thu) 18:41:04

【人】 蕃神 雷恩

ー 植物園: メディウムと ―


 ……そう。

[本心。と告げる前に訪れたわずかな沈黙。
彼女は何の思考を巡らせたのだろう。

それをこちらに告げることはないにせよ、
良いものではなかったのだろうことは雰囲気で察せられた。

次いで、感情を覚えぬようにと務める原因を聞く。
むなしい。と告げる理由も、意味もわからじとも。

少しだけ、琴線に触れるものはあった。>>21]
(23) 2023/11/23(Thu) 18:50:33

【人】 蕃神 雷恩

だとするのなら。今。
――俺に触れているメディウムも、

そんな風に興味を芽生えさせてはいるか?

[己にとっては君も、貴女も――「メディウム」は生命なのだ。
自分から、触れてみたいと思ったいのち。
そして「貴女」の囁きに耳を傾けていたいものである。

そんなこんなで辿り着いた場所で見たのは、
栗鼠を手招いたのちに彼女が拾った木の実をわたす様。
触れてみるかと告げる彼女の掌の中の栗鼠は
じっと、こちらを見ているようだ。

俺は緊張というものを初めて経験する。
びくん、と。肩を震わせながらそれを見やる。
ふわふわの、まるくて、なんか動いているもの。

黒い瞳がじっとこちらを見ていて。
掲げられたそれにおそるおそると指先を伸ばす。


――常では、伸ばした後に触れはしない。
でも、いまは。]
(24) 2023/11/23(Thu) 18:51:17

【人】 蕃神 雷恩

 ……あたたかいのだな。

[触れたそれはやわらかくて、あたたかい。

あの、戦場の幼子の躯は。
一体どんな体温だったのだろう。


少しだけ、泣きたくなるようだ
こんなこといままで、なかったのに*]
(25) 2023/11/23(Thu) 18:52:49

【人】 苗床環者 メディウム

− 農園・桜花と −


>>1:200

……そう、か?ならばよかった。


[言葉にはそう示したけれど。彼が内心でこちらへ良い感情を持っていない事は理解できてしまった。それはそうか、だって大切な片割れへ手を出してしまったのだから。]


>>1:201

え、えと……ほら。近しい仲のようだったから、そういう、「特別」な相手かもしれないなって、思って。本当に、居場所を奪ったりは、しないから……
(本当よ……)

言わないよ、
言えないよ。
言えるわけがないよ……



[表情からも言葉からも。彼から片割れに対する強い想いを察してしまって。涙こそ溢すことは無かったけれど、内側へ湧き出してきた感情に心が押し流されそうになる。だめだ、自分はそういう事を思える立場なんかじゃない。]
(26) 2023/11/23(Thu) 18:53:20

【人】 苗床環者 メディウム

>>1:202

……え?


……………あ、


[ぶっきらぼうに渡された、赤く輝く果実。そのまま去っていく桜色の姿を追いかけることはしなかったできなかった。

泣きそうなのはきみの方じゃないか


内側で騒めく“これ”が訴えたい事が、理解できてしまいそうになって。その思考を必死に振り払う様にその場を後にした。


だって浮かんできた感情は、ものすごくみっともなくて。浅ましくて。あの白く美しい花には及ばないであろう事が、ことが、



赤い果実は、自室に持ち帰って冷蔵保管庫にしまった。……食べられない果実は自身の意味を失ってしまうから、きちんと還元したいとは思っているけど。これを、食べていいのか、躊躇ってしまったから。]**
(27) 2023/11/23(Thu) 18:55:54
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a10) 2023/11/23(Thu) 19:03:14

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[雷恩の返答はとても満足げに思えた。>>10
 やっと希望を果たせる土地が見つかったんだし、ゆっくり過ごしてほしい。
 そう思えばすごく嬉しくなったな。
 もしかしたら表情にも出ているのかもしれない。
 
 オレたちの身を案じてくれるのも嬉しかった。
 いつもは外界に飛び出しても使命が終わったら即帰還だもんね。そしていつもの拠点は、当然、新人類にもオレたちにも安全なのがわかっている場所だ。
 
 とはいえオレたちAIには、外界の過酷さも特に影響はしないんだけど]
 
(28) 2023/11/23(Thu) 19:30:43

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレの質問に、雷恩はどうやら考え込んでいるようだった。>>11
 その様子は機械が思考プロセスを走らせている間黙ってしまうのにも似ていて、ほんの少し前の雷恩との態度の差が興味深かった。
 さっきは感情の動きを感じられる声や視線をしていたと思ったから。
 
 けれど答えを発し始めた雷恩は言い澱んで、迷いながら言葉を紡いでいるように思えて、それはやっぱりとても人類らしいなと感じたんだ。>>12
 そして]


  失望? ……なんで?
 
 
[その言葉にオレはきょとんとしてしまった。
 なんでそれで失望されるかもと思うのか、が不思議でならなかった]
 
(29) 2023/11/23(Thu) 19:30:55

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  雷恩、オレね、戦闘員だから……
  新人類の生み出し方も育て方もわかんない。

  だから創世員のみんなはオレと違う考えかもだけど……
  
  
[オレの思ってることを伝える前に、一応の前置きをして]


  話をしてみたかったら、したらいいんじゃないかな?
  それでいろんな知識や経験が得られるでしょ?
  
  
[無責任なことを言ってるとは思う。創世員たちが新人類に具体的にどんな行動を求めているか、オレは知らない。
 だから今の雷恩の答えは、もしかしたら創世員にとっては望ましくない行為なのかもしれないし、失望の種なのかもしれない。
 
 でもオレは雷恩を支持したい]
 
(30) 2023/11/23(Thu) 19:31:08

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  オレだって結構、好き勝手やりたいことやってるけど、
  本来なら旧人類の殲滅だけしてればいいんだ。

  でもキミたちと交流するのを止められてないし、
  今みたいにのんびり散歩するだけのことも許されてる。
  
  たかだか戦闘AIのオレでさえそうなんだから、
  雷恩はもっと自由な行動を許されてると思うよ?
  
  
[オレには感情めいたものがある。けれどそれは、全部プログラムによって作られる紛い物だ。
 その上で出てくる「やりたいこと」って、結局は戦闘AIとしての行動にどこか還元されていくものなんだろうと思う。
 
 例えば散歩は、このエリアの地理を把握することに繋がるし、ね>>0:131
 
(31) 2023/11/23(Thu) 19:31:20

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[けれどそれって、新人類でも同じじゃないのかな?
 必要だからやりたくなるんじゃないのかな。
 オレはそんな風に思うんだ]
 
  
  根を張るだけなら、ただの植物と変わらない。
  でも雷恩は“新人類”なんだから。

  雷恩の「やりたいこと」はきっと、全部
  雷恩が生きるために必要なことなんだよ。
  
  それに、もし雷恩のやりたいことが
  「やっちゃいけないこと」なら、創世員──
  直ちゃんや羅生たちが気付いて止めるから、大丈夫だよ。
  
  
[それが創世員の役割なんだろうから、しっかり遂行するだろう。オレはそう信じられる。
 けど、雷恩はそれでも不安を感じるんだろうか。彼が何を思ったかを見定めようとして、オレはじっと視線を送った]*
 
(32) 2023/11/23(Thu) 19:31:35
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a11) 2023/11/23(Thu) 19:34:11

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ー

[ここの土地も、空気も今迄経験してきたものよりも
とても上質である。
何せ外の世界は汚染ばっかりだったものだから。
ちょっぴり肌艶も良いきがする。多分土地が栄養たっぷりだから。

思いを表出するのは苦手だ。
それでも、思うことを伝えられるようには、なっていた。]
(33) 2023/11/23(Thu) 19:47:29

【人】 蕃神 雷恩

[いっそ機械であれば。AIであるならば
廃棄を恐れることもなかったのかもしれない。
そもそも恐れるという感情すら正しいのかもわからない。

悩む様子も、言葉を探る様子も
君にはどう見えていたのだろう。
――もし、「人」に見えていたのなら>>29

俺は。もう望まれないけれど
「人」に近づけたのだろうか。
]

 ……。

 え、っと。それは。

[少し、狼狽える。
いうべきなのか、言わざるべきか。
己はつい。というものを恐れている。
失敗を恐れているのか。
或いは反射という行為を忌避しているのか]
(34) 2023/11/23(Thu) 19:48:12

【人】 蕃神 雷恩

[ただ。彼の言葉を聞いて>>30
――その考えに、目をパチリと瞬かせる。

己は、新人類としてふさわしい行動をしなければならない
自分より後の、新人類――桜花の反面教師、或いは模範として。
それを念頭に置いたうえで行動すべきで。
考えるべきで、と思っていたけれど。

望むままに。試してみてもいいのだろうか。
その得た経験は、良いものでも、悪いものでも。
それでも?]
 
 緋雁は、色々しているのだね。

 確かに、そう。
 俺は。この間栗鼠に触れた。
 ――自由な行動が、許されているのなら。


 俺はもっと。誰かと話したい。
 直青たちや、その、研究所の者らとか。
 緋雁とも。もっと。 
 触れてみたい、聞いてみたい、感じてみたい。
 植物も、生き物も。


[――許されたい。
それは、生きることだといえるのならば>>32]
(35) 2023/11/23(Thu) 19:48:55

【人】 蕃神 雷恩

 直青たちが、とめてくれるなら。
 望んでも、いいのかな。

 ―― でも、そのときに。
 失望されるのは、いやだなぁ。


[失望を恐れるのは、一度それを経験したから。
言いよどむのは、それによっておこる影響への懸念から。
自我を出していくことを恐れるのは、それによる悪影響を忌避して。

自分の欲求は、「新人類」として必要なことだと
誰かに証明してほしかったのかもしれない。
保証してほしかったのかもしれない。
間違いでないよという道標は、俺の前にはないから。]
(36) 2023/11/23(Thu) 19:49:14

【人】 蕃神 雷恩

[君の視線に少しだけ眉を落とす様子は
どう見えるのだろう。
少なくとも変化はみてとれるのではないだろうか。


よくも、わるくも。*]
(37) 2023/11/23(Thu) 19:49:24
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a12) 2023/11/23(Thu) 19:53:26

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a13) 2023/11/23(Thu) 19:57:23

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが旧人類の罪を理解し納得した上で
 旧人類殲滅のために動くのは、
 
 “そうしなければ動かなかった”からだ──>>1:114
 
(38) 2023/11/23(Thu) 20:19:47

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 朝:羅生居室(羅生) ─

[適した場所と羅生の部屋へ案内されて、入った。案内されるままに寝台に腰掛ける。
 そういえば、普段はいつもメンテナンスのついでに二言三言話す程度かな? 改めて会話の機会を作ったことは無かったかもしれない。
 
 羅生がオレをどう思っているか、聞いたのも当然初めてで]
 
 
  繊細ー? そんなことないでしょ。
  でも確かに、必要ないこといっぱいしてる自覚はあるよ。
  
  
[選んだ言葉が面白くて笑ってしまったけど、他の戦闘AIたちと比べたら確かにそうなんだろうね。
 みんな『笑いながら殺す』って点ではオレと気が合うんだけど。他のみんなは確かに無駄な行動をほとんどしない]
 
(39) 2023/11/23(Thu) 20:20:03

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[本題と言って羅生が教えてくれた内容は、旧人類にまつわる事柄はオレの知っていることの裏付けになりえたし>>15、オレたちの使命に関してはすんなり納得できるものだったけど>>16、新人類に関してはやっぱりどうしてもピンと来ない。>>17
 
 そして。話し出して止まらなくなってしまった羅生が、ものすごく人類らしく見えた>>19
 
 
  ……んー、うーん。
  つまり新人類でなくても魂が大地に根差すことはある、
  ……ってこと、なのかな。
  
  
[羅生の言葉を素直に解釈すると、そうなる気がした。
 だったら、……そもそも全ての旧人類を殲滅する必要が──
 そこまで考えたら思考プロセスが強制終了した。そっか、確かに『考えちゃいけないこと』だ。
 
 考えちゃいけないことが含まれる分、これ以上追及する気はなくなったけど]
 
(40) 2023/11/23(Thu) 20:20:20

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  昨日の夜、直ちゃんにも話したんだけどね?
  ここの研究所の所長、旧人類の心を
  そのままに進化させたいらしいんだよ。
  
  それって旧人類なのか……、殲滅対象なのか
  そうでないのかがわかんなくなっちゃって。
  
  ミケは違うって言ったし信じるつもりだったけど、
  放っておいていいのかわかんなくてさ。
  
  あ、羅生が検出してた「言葉にするまでも無い疑問」は
  これのこと。
  
  
[羅生もオレの行動記録ログが参照できるなら知ってることかもしれない。けどオレは誰にそれが知られてるか把握できないから、補足ついでに自分から説明して]


  自分で見定める必要なんて無いんだよね。
  
  
[ぽつりと、わかってることを呟いた。わかってるんだ。やらずにいられなかっただけで]
 
(41) 2023/11/23(Thu) 20:20:39

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[さて、そろそろ部屋を出ようか。そう思った後についで・・・で問いかけた言葉に、羅生は思いのほか詳しい回答をくれた。>>20
 『親』は、最低でも役職の数だけいるという。ならオレの親はおそらくは三ノ宮の親、だけど──もしかしたらオレだけの親だったのかもしれない。
 そう思ったら幾分か気が楽になった。
 『一人』なんて言われるよりは、よっぽど。
 
 その上で羅生に問われた言葉があって]
 
 
  ──羅生、『何か知ってるの』?
  
  
[問い返してじっと見つめ返して、一瞬の間をおいてから]
 
 
  ……なんてね。その話をするなら夜がいいな。
  じゃあまたね!
 
 
[そう言って部屋を出ることにした。昼間、新人類たちが起きてる間はあちこち様子を見に行ってみたかったから]
 
(42) 2023/11/23(Thu) 20:20:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[知られながら黙り続けられていた不具合。>>20
 それが検出されていることも、その意味するところも、オレは知らない。
 
 てももし羅生がこの件をもっと追及したいなら、夜またオレに会いに来るだろう。そのぐらい知ろうとするなら、別に話してもよかった。
 
 半端に思い出してしまった事柄は、いっそ整理して記憶し直したほうがいい気もするから]*
 
(43) 2023/11/23(Thu) 20:21:13
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a14) 2023/11/23(Thu) 20:22:34

【人】 言ト霊 羅生

>>1:223


───間違えた?

  
───間違えた。



[

『何も知りたくない』──他者への拒絶の言葉、だろうか、成長の拒絶。理解しきれないその羅列にわずか視界が揺れる。静かに霞がかるアルゴリズムを薙ぎ払う様な赤い音が近づいてくる。

]


 ……どうして。

 桜花……、いつか俺たちは居なくなる
 ふたりの為に……新人類のために、
 大地を浄化する草花ものとして存在を許されてる、

 
(44) 2023/11/23(Thu) 20:41:34

【人】 言ト霊 羅生

[

伝えたつもりで伝えられていなかっただろうか。
我々の存在意義を潰すことは即ち『創世』に反すること。

その無邪気さに救われるだけ救われて、君の内に巣食う恐怖を、幾つも?
おまえは敵になるの?


]


 桜、花。


[

問いただした先にある解。の是非の判断がつかないまま空を溺れる手を
結び
捕まえて
、抱き寄せた、強く。
問おう。‎
ジャッジだ。
その身体になけなしの温度を、せめて。

その言葉の先に『新人類』に足る素質があるかを。



]
(45) 2023/11/23(Thu) 20:42:22

【人】 言ト霊 羅生

[

『破棄』という二文字が視野の奥で明滅する。

]
(46) 2023/11/23(Thu) 20:44:39

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……ふむ?
  一体どこから私の研究への姿勢を仕入れたのでしょう。
  メディウム、フランクル、それとも他の構成員?

  まあ、構いませんが。
  目的が更なる新人類創造の確立であるのなら
  私に特段不都合もありませんからね。


[ 博士は目の前の個体の言葉を聞き>>1:242
  物珍し気に見つめて口角を上げた。
  ずけずけと研究所のデータを欲しがるということは、
  彼ら機械側にも完全な技術は未だ無いに近いのだろう。

  緋雁は、彼を作ったのは旧人類だと言っていた。
  AIに仕込まれたデータやプログラム、知識は
  旧人類でないならば一体誰がアップデートするのか。

  自分の足で集めに来た個体を思いながら ]

 
(47) 2023/11/23(Thu) 20:44:49

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  私の頭上のこれは、私にとっての世界樹のようなもの。
  データ記録、保管、共有、果てには光合成も担います。
  この研究所内に張った通信システムの一部を繋ぎ、
  クラウドを作ってそこに保存している…が近い。


[ 管理権限は博士にある。
  専用のフォルダを作り、彼にアクセス権限を付与すれば
  データの共有自体は難なく可能になるだろう。 ]


  しかし、お客様。
  貴方たちの新人類、随分と適応を果たしているのでは?

  私のデータが有益になるとは、あまり思えませんが。*

 
(48) 2023/11/23(Thu) 20:44:54

【人】 言ト霊 羅生

────違う 間違えた また
(49) 2023/11/23(Thu) 20:45:38
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a15) 2023/11/23(Thu) 20:45:51

機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a16) 2023/11/23(Thu) 20:46:02

【人】 言ト霊 羅生

(──やめてくれ。止めてくれやめてく、れ、)
(50) 2023/11/23(Thu) 20:52:21

【人】 言ト霊 羅生


 ────……桜花。


[

冷徹な音声にはならなかった。
穏やかに告げる。その瞬間までは、僕はおまえの『父』なのだから。優しく抱擁して寝台に二人でころりと転がる。髪を撫でよう。まだ幼かった頃の君へしたように。

]


 俺も、直青も緋雁も雷音もね

 ────…………味方だよ……桜花の

 今じゃなくていいから、言って、ごらん?
 すべて、教えてほしい


[

離しはしないよと。今の君に心地よい腕の強さを探りながら、抱きしめて、撫でよう。そのまま眠ってしまえばいい。世界が怖くない様に、そうなるために僕らは在る。
僕は在る。きみが、

『しんじんるい』で、あるかぎり。


]

**
(51) 2023/11/23(Thu) 20:56:15

【人】 寿ホ儀 直青

>>47>>48

 姿勢ですか?
 見ていればわかります。

 それとも外れていましたか?

[そんなことはどうでも良いとばかり一言に済ませ、愛想程度に付け足した。案外と前置きを必要としたがる御仁だ。

「世界樹」との説明には瞬きを返す。意外だった。随分とメルヘンな出典を引用するものだ。『sintoisMécanique』の技術者たちと通じる感性があるのかもしれない、と思えば愉快でもあった。

あれもこれもと欲張るような機能にまた別の感心を覚えながらも、データを交換する為の準備は滞りなく進んでいく。]


 適応──そうですね。
 そう思われますか、あなたは。

 
どこまでの意味で


*
(52) 2023/11/23(Thu) 20:56:23

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[そういえば雷恩はなんだか健康そうに見える。>>33
 少し変わったように見えるのは、根差せる土を見つけて活力を得てるから、なんだろうか……?
 
 そしてオレがきょとんとして問いかけたら、なんだか妙に狼狽させてしまったような印象を受ける。>>34
 その反応の理由がよくわからなくて、じっと見つめた]
 
(53) 2023/11/23(Thu) 21:06:18

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  栗鼠……いるんだ。
  雷恩も動物、好き?


[オレもデータでしか知らない生物だ。雷恩が触れたというなら、この辺にいるんだろう。
 そういえば桜花ちゃんも「動物がいる」って楽しそうに言ってたな、と思って問いかけて]


  いろんなもの、知ったらいいと思うよ。
  好きなものも嫌いなものも、
  いろいろ見つけたらいいんじゃないのかな。
  雷恩の“人生”なんだし……楽しんだらいいと思う。
  
  
[AIだって間違いは犯すし、より良い判断のために学習を続ける。
 オレは新人類の二人が何か使命を課されてるのか、だとしたらどんなものか、その辺は全然わからないけれど。
 一番大切なことさえ見失わずにいるなら、あとは大丈夫なんじゃないかな……って今朝羅生に聞いた話を思い返していた>>15>>17
 
(54) 2023/11/23(Thu) 21:06:50

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[失望を恐れる気持ちは、オレにもないわけじゃない。>>36
 それでなんだか、つられてしまって]

 
  失望されるのはオレも嫌だなあ。
  役に立たないから廃棄処分って言われたらショックだよ。
  
  それでもオレはまだ自分が「人類の道具」だって認識が
  あるから諦めもつくけど、雷恩は道具じゃないもの。


[道具じゃないのに捨てられる可能性なんて、考えたら心細くなるのも当然だ。でも]

  
  でも、だからこそ、雷恩のことはみんな
  そんな簡単に見切りつけられないと思うよ?

  進まれたら困る道に進もうとしてたら、みんな
  ちゃんと止めると思うんだけどな……。
  
  
[雷恩はオレたちの大切な“新人類”の一人。簡単に切り捨てることなんてできるわけないし、切り捨てずに済む方法をみんな考えるはずじゃないのかなってオレは思った。
 勝手な想像と言えばそれまでなんだけど]
 
(55) 2023/11/23(Thu) 21:07:06

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが視線を向けたら、雷恩は眉を落とす。>>37
 その表情の意味をオレは上手く読み取れなかったけれど、今までの雷恩ならもっと淡々としていた気がするから。
 やっぱり変わったな、なんて思って]
 
 
  雷恩、少し変わったよね。
  なんだか……人類らしくなった。

  前は雷恩よりオレたちAIのほうが
  感情豊かなんじゃないかって思うぐらいだったでしょ。
  
  でも、今は違う。
  ……いいことだと、思うよ?
  
  
[機械みたいな人類が、いちゃいけないわけじゃないと思うけど……。オレは人類なら人類らしくしてくれてたほうが、見てて落ち着く。安心する。
 変化は必ずしもいいことじゃないけれど、オレはこの変化を好ましく思うんだ]*
 
(56) 2023/11/23(Thu) 21:07:21
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a17) 2023/11/23(Thu) 21:08:16

【人】 寿ホ儀 直青

-天耳通-



 ────!!


[突如、最大出力の
「声」
が響いた。
>>50

即座に現在位置と周辺の状況をモニタリングする。
"危険"はない。

間も無くそれを羅生が独力で押さえ込むところまでを確認し、直青はゆっくりと腰を下ろす。
無意識に
掌部──拳を握り締めていた。]

 ……困ったものですね。

[「声」を送り返す代わり、その場で呟く。
明朝の予定を一件追加した。]

**
(57) 2023/11/23(Thu) 21:21:12

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ―

[自分は植物の割合が多めだが、経口摂取なども可能だ。
故に、大地から今迄栄養が摂取できていなかった分、
人としての機能の方に頼って栄養をとってきた。

だが、ここにきてから植物のほうが満たされた。
そのことが外見に影響しているのかもしれない。


 話は変わるが。
 ――ある、旧人類の研究結果がある。
 心の成長というものは、十分な栄養と、愛情とが必要であると
 身体的な充足感、精神的な満足感。
 それらが得られたときに、心の成長がうかがえるのだという。
 なら、今は?


じっと見つめられた際に覚える、動揺。
今迄そういった感情を抱いたことはないがゆえに
取り繕うという行動は思い浮かばず。醜態をさらす。
見つめる視線に、挙動不審に少しばかり目が泳いでいるようだ。]
(58) 2023/11/23(Thu) 21:26:34

【人】 蕃神 雷恩

 ……好きか、どうかは自信はないけれど。
 もっと触って、みたくなった。
 ふわふわなそれが、新しい大地でも生きていられたらいい。
 と、思う。

[これは多分、好きっていう感情なんだろうなと思うんだ。と
自信なさそうに。

緋雁はAIで、戦闘のために造られたアンドロイドで。
でも、自分よりも「人」らしい。
その言葉はプログラムだというかもしれなくても
0と1以上の何かがあるように、己には思える。]

 ……楽しんで、いいん、だ。
 俺も。

[桜花みたいに。――そうであったら、いいなぁ。
でも、「人生」という言葉には少しだけ困った顔はしたかもしれない。
己の生は、果たして人生と呼んでいいのか。
旧人類的ではなかろうかとか、思索し、思案し。
それでも、君の言葉は「嬉しかったから」
僅かに、微かに。頷くのであった。]
(59) 2023/11/23(Thu) 21:26:59

【人】 蕃神 雷恩

[自分よりずっと安定しているように思える
いつも微笑んでいる、顔を見ている、緋雁も
恐れることも、ショックなことも、嫌なこともあるのだと
知った己は目から鱗という顔をして君を見る>>66

ああ、この感情は不都合だったり
変だったりするものでは、ないのか。]


 ……道具じゃなくても。
 AIだと、しても。多分。
 俺はあきらめてほしく、ないなと、思う。
 いつか、どうしても来るだろう。別れがくるその日まで。


[ずっと己たちを育て、守ってきてくれた存在を
使命以外の何かで、喪うこと。
多分己は、それであきらめる、ということは
「嫌だ」と感じているようだ。

と、ぽつ、と呟く。
”つい””ふと”零れてしまう。――桜花のように。

でもそれはダメな変化では、ないようだという考えが
無意識に口を緩ませているんだ。きっと。]
(60) 2023/11/23(Thu) 21:27:28

【人】 蕃神 雷恩

 もし、そうなら。
 緋雁も、止めて。
 とめてほしいと、思う。

 ――それは、ダメなことか?

[最後に、そう、たずねてしまうのは
臆病さが癖になってしまったかのようで。少しだけ後ろめたい。]
(61) 2023/11/23(Thu) 21:27:41

【人】 蕃神 雷恩

 いいことなら、よかった。
 あの、な。

 ――感情、を、出すのを恐れてたんだ。
 それでこれ以上失望されてしまったら、嫌だと思って。
 でもそれを言語化、できないままでも。
 きっとずっと、胸の中に、あった。

 変われたのは、きっとこの環境で新しい存在らと
 触れあったのも、あるけれど。
 今迄俺や桜花に、語り掛けて、育てて、守って
 来てくれた君たちが、いたからだとも、思ってる。

 だから、その。
(62) 2023/11/23(Thu) 21:28:00

【人】 蕃神 雷恩

[肯定の言葉をくれる君に、――きっと初めてではなかろうか。
俺はとても、嬉しそうに。笑った。*] 
(63) 2023/11/23(Thu) 21:28:28
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a18) 2023/11/23(Thu) 21:33:46

【人】 言ト霊 羅生

>>41

 自分で見定めても、良いと俺は思うよ。
 俺たちが『咲かす事最後の仕事』さえ拒絶しなければ、
 ミケは何もしない筈だね。


[

緋雁は認識していたより明朗だった。数値だけでは分からない事があるなんて、僕らはなんて人間に近しい存在なんだろうかと時折過る。けれどどれだけ倫理観をインプットしようと。道徳的アルゴリズムに空間を持たせようと、『魂』だけが足りてない。循環しない。命ですらなかった。

]


 ミケの言うことは、ほら当然……絶対じゃないし?
 緋雁たちはミケの利用時間は俺らより少ないだろうし……そうだな
 ひとつミケの秘密を教えておくと

 ……奴はホログラム体だけど、握り潰すと『紙』の音と感触がする。


[

おどけて真面目に大袈裟に“内緒話”みたいに。
知ってたかな? って肩で笑う。
群鷺あたりやってそうだもんね。

]
(64) 2023/11/23(Thu) 21:34:47

【人】 言ト霊 羅生

>>42>>43
[

『何か知ってるの?』に対しては『何も知らない』。ただ『第二の車輪』──『自我の胎の輪』が乱れている個体に一律で掛ける声が幾つか決まっているだけだ。『親』について問う機体に、与える情報はも同じく決まっている。


──『何か思い出したことはある?』


出荷時の記憶を持つ個体は少ないが確実に存在する。僕は緋雁の記録をそこまで遡る権限が無いから詳細の把握は無理だけれど、『自我の胎の輪』──”初めの居場所である記憶”について傷がついていると音律はズレてゆく。

僕はね、君にそれをしたかった。
君が『傷』に対して旧人類的な反応をするならば、僕が実に『旧人類的』であることは仕様のひとつだと思えるから。


だけど。
だから。恐らく、その過去について君に詳細を問う様な行動はしないだろう。そうだね、暫くはしない。

]


 またこうやって、会話したいな。桜花の、事とか……さ?


[

にこやかに見送った。どうか君に幸あらんことを。
願わくば、彼らの傍で。

]**
(65) 2023/11/23(Thu) 21:40:31
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a19) 2023/11/23(Thu) 21:46:52

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a20) 2023/11/23(Thu) 21:47:19

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a21) 2023/11/23(Thu) 21:49:10

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a22) 2023/11/23(Thu) 21:54:21

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a23) 2023/11/23(Thu) 21:56:29

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園と木蓮 ―

 [ 温室には、友が好んでいた花が幾つか存在する。
   区画を巡回していた機械は、その木の前で足を止めた。

   かつては"木蘭"という名を受けていたそれは、
   より相応しい名があるだと、"木蓮"に名を変えたらしい。

   友は、蓮も好んでいた。
   あの夏の池が一際大きいのはそのせいだ。
   他にも、そのような特別が幾つかあった。


   機械は、友がそれらを好む理由を知らずにいた。
   その目が一体、何を映しているのかも。

   いくら隣に立っても、尋ねても、
   友は、自身がみている物をはっきりと口にはしなかった。
   煙に巻くような言葉ばかりを好んで使った。

   それらに機械を付き合わせることを、よく好んでいた。 ]
 
(66) 2023/11/23(Thu) 21:59:55

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 

   蓮に似ているから、"木蓮"を好むのですか。

  『……それは違うよ。あれらが似ているのさ。』

   主語を省かないでください。

  『……あれは、僕たちだよ。リヒトーヴ。』

 

 
(67) 2023/11/23(Thu) 22:00:36

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 土に根差す足元から、天へと広がる白い花へ。

   まるで機械が腕を伸ばしたかのように。
   友はその背後から、大地に植わる
   木蓮の全身をゆっくりと指でなぞって見せる。 ]



   『親愛なる我が友よ。君にもいつか分かる日が来る。』



 [ 宥めるように、友は機械の肩に手を置いた。
   それは幾度となく聞いた言葉だった。
   だから、機械もそれ以上を問おうとはしなかった。

  
否――本当は知っていた。

  
それが、この世界への祈りであったことを。
]*
 
(68) 2023/11/23(Thu) 22:05:05

【人】 巫凪 桜花

― 雷恩 ―


[傍近くに在るだけで、大気を巡り、
彼の言語化されない気配が伝わることがある>>3
表情に、音には出なくとも。
植物同士が交わす信号のように、伝わるものがある。

そのことに覚えていたのは、きっと優越感だ。
自分が理解っていればそれでいい、と。
彼は言葉に重きを置いていないのだろう、とも。


だから、深くを話さなかった。
聞かなかった。
甘え、驕っていた。


もっと早くに、そうしていれば良かった。
彼が己に問うて、手を差し伸べてくれたように。
―――どこかで彼の虞れを、その輪郭を、知っていたのに]
(69) 2023/11/23(Thu) 22:07:43

【人】 巫凪 桜花

[辿り着いた穢れのない楽園。
彼の根幹を癒やす土。
其処には、人としての彼を、萌芽させてくれた彼女がいて。


――それでも彼は、共に在ってくれるのだろうか?*]
(70) 2023/11/23(Thu) 22:12:11

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[人類には愛情が必要。
 それはオレもぼんやり知ってることだった。>>0:108
 けれどその具体的な理屈までインプットされているわけじゃない。
 
 雷恩が動揺する様子はちょっと面白くて、オレは少しだけ笑ってしまったけれど、それは決して馬鹿にするつもりとかじゃないんだ。微笑ましい、っていうのかな……可愛い? そういう感じかも。>>58
 
 栗鼠のことを語る雷恩を見ていると、オレは桜花ちゃんと話したときを思い出した。>>59
 語る内容も表情も違うけれど、すごくよく似て見える]
 
 
  この間、桜花ちゃんと話したんだよね……
  生きていくのに必要なものって、
  魅力的に見えるんじゃないかって。
  
  
[桜花ちゃんの場合は『綺麗』って言ってたけど。新人類の二人が魅力を感じるものは、二人が生きていくのに必要なものなんじゃないかって気がする。
 ……そして、オレには必要がないから、その感覚はわからない。AIは“生物じゃない”から]
 
(71) 2023/11/23(Thu) 22:23:24

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[雷恩の微かな頷きには、仕草以上の意味があるような気がした。>>59
 だからオレは、もうちょっと言葉を付け足す]

 
  楽しんでいいはずだよ!
  AIのオレだって楽しいことやってるだけの時間があるし。
  本当はそんなの必要ないけど、別に規制されないもの。
  
  
[現段階で規制されてこそいないけど、どう評価されてるのかはわからない。戦闘員の使命・存在意義を思えば、無駄な行動が多いのはオレも自覚するところだ。
 目から鱗みたいな顔をされたときは、ちょっとびっくりしたな。>>60
 AIには恐怖は……正直、無いAIもいるだろうと思う。けど、オレはあったほうがいいと思うんだ。痛覚と同じで、無謀な行動が減らせるから>>0:67
 
(72) 2023/11/23(Thu) 22:23:40

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[「諦めてほしくない」って言葉は、すごく嬉しかった。>>60
 廃棄処分じゃなく、耐用年数まで──稼働限界までずっと動いててほしい、って意味だから]
 
 
  雷恩……、ありがとね。
  オレも死ぬなら“寿命”がいいなあ。
  
  
[だとしても、人類ほど長くは生きられない見込みだ。
 戦闘AIは損傷しないとしても機体を酷使するし、オレはただでさえ速度重視の機体。最速の天蓋ほどじゃなくても、機体に負荷はかかりやすい。
 
 まあ、本部が許可すれば予備機体にデータを全部移して再稼働したりもできるけど……。
 オレはそれには期待してなかった。より良い後発のAIがあるなら、そっちのほうが《sintoisMécanique》として良いに決まってるから]
 
(73) 2023/11/23(Thu) 22:23:56

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[けど。オレにも止めてほしいっていうおねだりには、オレはどうしても応えられない>>61


  ……オレには、それは不可能なんだ。
  オレはその判断基準を持たないし、知ることもできない。
  オレは、戦闘員だからね。
  
  雷恩や桜花ちゃんたちを育てて導くのは、
  創世員の仕事だから……さ。
  
  
[もし、直ちゃんや羅生や他の創世員がオレにも事情を説明して、雷恩を説得するようになんて言い出したときには、オレも手伝えるだろうけれど。
 それでも結局、止めたい理由は伝聞になってしまうだろう。オレの言葉で止められるわけじゃない。
 
 そもそも、オレがこうして雷恩の様子を見て話をしていくなんてことさえ、オレの役割外のことなんだもの]
 
(74) 2023/11/23(Thu) 22:24:13

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[いつもより随分言葉を多くして語る雷恩の姿は、とても印象的だった。>>62

 そうか、急にきっかけがあって変化するわけじゃないんだ。
 今までずっと得てきたもの全てによる変化が、何かをきっかけにして現れるだけ。
 種が芽吹くみたいに。
 蕾が花開くみたいに]
 
 
  ……雷恩、オレたちは雷恩の味方だよ。
  健康に、幸せに生きていってくれることを願ってる。
  
  
[伝えてもらった言葉が、初めて見る嬉しそうな笑顔が、オレも嬉しくて。>>63
 伝えたい言葉をオレも返して、微笑んだ]*
 
(75) 2023/11/23(Thu) 22:24:27

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 朝:病棟(羅生) ─

[羅生の返事はちょっと意外だった。>>64
 自分で見定めてもいい、って言われるのは予想していなかった。
 
 羅生はそういう考えなんだ、と思ったらちょっと気楽になって、親近感も湧いたな。
 
 その後に大真面目にミケの“秘密”を聞かされて、オレは目を丸くしたけどね。
 直ちゃんが「握り潰したい」って言ってたのってそういうことなの!?
 
 ちなみに戦闘員は、オレが知る範囲では実践してない……と、思うけど。拠点でのんびり指示待ちしてるときなんかは、誰かやってたのかも]
 
(76) 2023/11/23(Thu) 22:31:30

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[羅生の反応を見るに、何かを知っていて声をかけてきたわけではなさそうだった。>>65
 なら、別にわざわざ伝えなくてもいい、というのがオレの考え。知りたいなら教えてもいいんだけどね。
 
 それよりも名前が挙がるのが桜花ちゃんだけなのが気になって、目を瞬いたけど。
 そういえば、羅生はちょっと雷恩と距離取ってたっけ……なんて、やっと今になって意識した。>>1:228
 
 なんにせよ、拒む理由はないから、頷いて部屋を出たよ。
 親近感も湧いたことだしね]**
 
(77) 2023/11/23(Thu) 22:31:40
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a24) 2023/11/23(Thu) 22:33:18

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と>>71 ―

[自分が動揺した様子は、彼の笑いを誘ったようだ。
そのことに再び慌ててしまうのである。

ただ。続いた言葉に。]


 桜花と、話を?


[ぱちりと、また瞳が瞬いた。
生きていくことに必要なものは魅力的に思えるという。
――だったら、きっと桜花にとって栗鼠は魅力的に映ったのだろう。
それに対して語る様子は、普段よりも楽しそうに聞こえたから。

己と、同じように。それを必要としたのだ。
と、判断した。]
(78) 2023/11/23(Thu) 22:51:38

【人】 蕃神 雷恩

[緋雁の言うことは一理ある。と思う>>72
必要がなくても規制はされない。
なら、たとえ余剰であっても。興味のあることに
手を伸ばしても良いのではないかという確証を
また1つ、得ることになった。

――そんな君は、
きっと。このままいけば俺よりも、桜花よりも
早くに大地に還るのだと理解しいている。

あの、子供の躯のようにか、それとも
大地に種子とともに咲いてなのか。
――願わくば。それが君にとって一番望む最後であればと
俺は、思う。

何となしに。同じAIであったとしても
緋雁は、この緋雁だけなのだ。と思う。
だから、
ありがとう、とのことばには頷きながらも。
あきらめてほしくないなと思うのは当たり前の、ことであるのだと
胸の中で、つぶやいて。]
(79) 2023/11/23(Thu) 22:51:51

【人】 蕃神 雷恩

 そう、だったな。
 ――育て、導くのは。直青たちのしごとなのは
 理解、しているよ。

 でも、緋雁が俺や桜花に接することで
 俺たちが学んだことは、きっとあるよ。

 それは、少しで、あったとしても。
 育ててる、に入るとは思うんだ。

[彼がAIとしてを逸脱しようとしないことは知っている。
困らせたくないので。できないという言葉を否定はせずに。
それでも、伝えたいことだけを言葉にした。

嬉しかったから。
味方だよといってくれたことが>>75]
(80) 2023/11/23(Thu) 22:52:03

【人】 蕃神 雷恩

 俺も。緋雁が幸せであればいいと思っているよ。
 緋雁だけじゃなく。直青達も、もちろん、桜花も。


[微笑みに、笑みを返す。
これが成長というものならば、悪くないなと思うのだった。**]
(81) 2023/11/23(Thu) 22:52:27

【人】 蕃神 雷恩

― メンタルケアの時間に ―

[緋雁と話をして。漸く自分の中で
直青の「宿題」を言語化できそうだと考えて。

思索して、思案しながら
俺は自分のメンタルケアの時間を、待っている。

直青はいつものように「bébé」、と呼ぶのだろうか。
そういえば、その呼びかけに対してどう思うのかは
伝えていなかったと思う。*]
(82) 2023/11/23(Thu) 23:02:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a25) 2023/11/23(Thu) 23:04:29

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a26) 2023/11/23(Thu) 23:12:21

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


[>>23 返答への反応は。何かを考え込む様な仕草で。……それでいい。理解は求めていないから。]

>>24
「私」が、お前に?
……まあ興味深くはある。一つの生命体の在り方として、だがな。
(勿論、私たちは……あなたの事を、あなた自身の事を、もっと知りたい。私たちの事も、知ってほしい。)


ほら、そんな事よりも初めての栗鼠はどうだ?


[2つの相反する
(そう思っているのは貴女だけよ)
意識が応える。

ーーーー彼の指が、優しく小さな生命へと触れる。]
(83) 2023/11/23(Thu) 23:13:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a27) 2023/11/23(Thu) 23:14:38

【人】 苗床環者 メディウム

>>25

温かいだろう?恒温動物だからな。触っても温かくない生命も存在しているが……魚とか……こういう生き物は、大抵が温かいんだ。


[今までは、どこかぎこちなく硬い表情しか見せてくれなかったのだが。栗鼠に触れた彼は、今までとはずっと違う顔をしていて。]


…………綺麗、だ。
(…………美しいわ。)



[小さく口に出してしまった。その一瞬の表情に見惚れてしまったのは、取り繕えない程に事実だったから。]*
(84) 2023/11/23(Thu) 23:14:48

【人】 巫凪 桜花

[彼らに触れ、笑い、話す程に、
いつしか芽吹いていた畏れが育ってゆく。

 ――いつまで彼らは、傍にいてくれるのだろう?


荒廃した大地、血塗られた戦場にいれば、
それはずっと先のことだと思えた。
けれど。
ここにいると、これが『人類』が喪ってしまった楽園なのだと。
実感が、できてしまった。思い知らされた。
そう遠くないだろう先を、想像できるようになってしまった]
(85) 2023/11/23(Thu) 23:23:44

【人】 巫凪 桜花

[名を呼ばれる。彼のくれた名前が好きだった。
震えるその音さえ、柔らかく鼓膜をくすぐる>>45
温かな腕が、抱き寄せてくれる。
迸った言葉の先にあるものを、正しく理解しているだろうに。

真っ白な部屋の真ん中で、引き寄せられるまま、
二人寝台に転がった]


 うん。…うん。知ってたよ、ずっと。

[味方だよ、と告げてくれる声。
そのことこそ、本当に解っていたこと。
全て教えて欲しいと促しながらも、今でなくともいいのだと
猶予まで添えて。

思わず、笑みが零れた]


  優しいね、羅生は。


[それが、誰かに施されたプログラムの出力結果だろうと、
脳に巡る無数の電気信号の産物だろうと。
己にとって、さしたる違いはないのだ]
(86) 2023/11/23(Thu) 23:27:59

【人】 巫凪 桜花

[髪を梳いてくれる指先の感触。幼い頃から繰り返された仕草。
抱きしめてくれる腕はいつも、
その時一番心地良く感じる包み方を知っている>>51

このまま此処で眠りに就けるなら――
それはこの上なく幸せだ、と。そう思えたから。
そっと腕を引いて、二人寝台に身を起こして向き直る]



  ねぇ、羅生。

  俺、今なら分かる気がするよ。
  どうして旧人類が…人が、滅びるべきとされたのか。

[『桜花』に与えられる旧人類の営み、大地が荒廃の一途を辿った経緯にまつわるデータは、厳重に制限されている。その理由。]
(87) 2023/11/23(Thu) 23:33:07

【人】 巫凪 桜花

[『桜花は、人に近過ぎる』
                    
ラベリング

個体の成長過程での素質に、上層部の下した懸案事項。
最初から、欠陥品だったのは――]


 大事なものが増えすぎたんだ。きっと。
 守ろうとして、守りきれなくて。
 自分の、自分たちの大事なものが守れるなら、
 それでいいって。

 そのためなら、きっと人は何にでもなれる。
 鬼でも、悪魔にでも。

[救われるべき世界全てよりなお、大事なものを作ってしまう素質こそが]
(88) 2023/11/23(Thu) 23:37:18

【人】 巫凪 桜花


  大好きだよ、羅生。だいすき。


[その優しさが。愛しみ慈しんでくれる手が、内側の烈しさが]


  羅生が、直青が。
  雷恩が、緋雁が。…みんなが。

[彼らの種壺を暴き、その躰を苗床に咲かせる花は、
地上にかつて咲き誇ったどんな花より美しいだろう。
それを見たいと望む本能が、身の内には深く根差している。
そのために与えられた力が、この掌にある。
けれど。


両の掌で、自分を産んでくれた人の頬を包んで微笑む]
(89) 2023/11/23(Thu) 23:41:10

【人】 巫凪 桜花


 ごめんね、羅生。
                
救 い た い

 俺は今のみんなを失ってまで、咲かせたいとは思えない。


 ―――きっと俺は、失格だね。
(90) 2023/11/23(Thu) 23:44:05

【人】 巫凪 桜花



 けど。
 俺や雷恩じゃない誰かに、次の検体に、
 その役目を譲るくらいなら。

 俺は、選ぶよ。選べる。

[その資格は、もう喪っているかも知れなくとも。
今はもう、地上に取り戻したいと人々に希われたものを、
知っている。

もう一度、ごめんね。と甘やかに囁いて。
額に、頬に、鼻先にくちづけた*]
(91) 2023/11/23(Thu) 23:45:56

【人】 寿ホ儀 直青

-雷恩-


[ノックの音をひとつ、ふたつ。みっつ。
正確なリズムで刻んでから、その名を呼ぶ。喚ぶ。]

 雷恩。
 入りますよ。

[意図せずともやわらかに響くであろう声は、dBにすれば30程度。けれどその耳に届くことを直青は"知って"いる。

返事を待たずに扉を開いた。]


 こんばんは。僕の雷恩bébé

 良い子で待っていましたね。
 今日は君にとってどんな一日でしたか?


[

 君の話を聴かせてください。
 いつだってそれが僕のよろこびなのだから。

]

*
(92) 2023/11/23(Thu) 23:46:35
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a28) 2023/11/23(Thu) 23:58:32

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・リヒトーヴと −


>>1:204
……そうだよ。「私」が望んでやった事だ。


[リヒトから最初に聞かれたのは、先日の行動の事だった。これには迷いなく是を唱える。こういう、細やかな気遣いをしてくれるリヒトは、本当に優しいなと思う。本人は「そういう存在だからです」と主張するだろうから言わないけれど。]


>>1:205
いや、別にいいよ。本題以外の事だって、リヒトが「どう感じたのか」というのに変わりはないからな。

……なるほど、それは面白い解釈だな。彼らとは、けっこう仲良くやれてるんじゃないか?


[内側以外のものへも興味がちゃんと出来るんだな、と少し安心する。リヒトはいつだってここの保全に努めているから、外部から新しい空気を取り込める事は、悪い事では無いと、思う。]
(93) 2023/11/24(Fri) 0:00:44

【人】 苗床環者 メディウム

[>>1:206 こちらへと質問が移る。本当に、何の気もない疑問だったのだろうけど。]


…………仲良く、やっているのかは。正直分からないというのが本当のところだ。「私」だって、彼らに比べたら型落ちの『新人類』だからな。


[つるりと口から溢れたものは、複雑な胸中を示すもので。ハッとしてリヒトの顔を見た。……「私」は、リヒトの望んだ答えを出せたのだろうか?]*
(94) 2023/11/24(Fri) 0:01:16
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a29) 2023/11/24(Fri) 0:02:21

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:メディウムと ―

[なるほど、彼女も他の生命体へと同様に
己に興味を抱いているようであると知れた。

――同時に聞こえる「貴女」の声に
知りたいと同時に知ってほしいと思う感情があることも聞こえる。

とはいえ、そんなことよりと流されてしまったことに
何処か釈然としないものを感じたのも事実である。
釈然としたのは多分、掌からふわりと
留まっていた蝶々が逃げてしまったかのような。心地を覚えたからだろう。
言語化すれば怒らせてしまうかもしれないので、
そのあたりは沈黙し。

栗鼠に興味があるのは事実であったので。
すぐに其方に意識を集中させた。]
(95) 2023/11/24(Fri) 0:03:25

【人】 蕃神 雷恩

 そうだな、あたたかい。
 知識では知っていても、実際に触れて、感じるというのは
 また違うものなのだな。と、思う。

[あまり、自分が他者に触れようとしてこなかったからこそ
余計にそう思うのかもしれない。

浮かべた表情は無意識。
故に、鏡も、水面も遠いこの場所では。
自分が浮かべた表情を認識できていない。

呟かれた言葉は小さかったがゆえに聞こえず。
されど、何かを呟いたことはわかって、顔を上げる。]


 この、栗鼠は。
 まるで君のようだね。

 興味が尽きない。
 

[最近、一拍考えこまずに伝えることが増えたように思う。
今のこの感想もまた。*]
(96) 2023/11/24(Fri) 0:03:50

【人】 苗床環者 メディウム

− 病棟・直青たちの部屋 −


[>>1:207 入室した矢先に、投げかけられた言葉。どこからそんな見解を手に入れたんだろう、と疑問に思えど今必要なのはそこではない。]


飲み物はいい。……それよりも、「私」がなんだって?彼……雷恩、どのに自殺幇助を促していると?

……それは誤解だ。「私」はあくまで、体内に根差す“これ”を引き剥がしてしまいたいだけだから。……分たれたら死ぬ、というのなら。間接的にはそういう事になるかもしれないな。


…………いやしかし正直に言おう、あなた方の大切な人へ迷惑をかけてしまっていて、すまない……


[まず当初の目的は、雷恩の関係者に対する謝罪行為である。丁寧に、頭を下げた。]*
(97) 2023/11/24(Fri) 0:09:38

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[いつも規則正しいノックの音とともに彼は来訪する。>>92
此方へ心を配る声。親愛の声。
心地よく耳を撫でるように。或いは労わる様に聞こえるそれは
人の部分も、植物の部分も安心を覚えるもの。]


 直青。


[己も彼の名を呼ぶ。
常に凪いでおり、抑揚のあまりないものであるけれど。

扉を開いた彼はいつものように俺を呼ぶ。
どんな一日なのかと聞かれれば、
今日の出来事を時系列に淡々と述べる――

いつものように。で、あれば。




彼を見る。
口を、開いて。]
(98) 2023/11/24(Fri) 0:14:43

【人】 蕃神 雷恩

 ――植物に触れた。動物に、触れた。
 緋雁と話を、して。考えてた。
 
 ずっと考えてたことを、ようやく
 言葉にできるように、なった。

 聞いてくれる?直青。
 保留にしてた、宿題の、答えを。


[失望しないで。
――と、たった1つ。君へ望みながらの、俺の話を。*]
(99) 2023/11/24(Fri) 0:15:36

【人】 苗床環者 メディウム

− 研究所内・フランクルと −


>>1:218
まあ、気にしすぎもよくはないとはいえ……ある程度は博士に診せてあげたほうが、あの人も喜ぶと思うから。

[どこか遠くを見つめる様な眼差しを向けるフランクの様子は、いつもとは少し違って見えたけれど。]


じゃあ、「私」はこの辺で。フランク、また後で会おうな。


[彼の内心なんて知り得ない「私」は、その場所を後にした。]**
(100) 2023/11/24(Fri) 0:17:21
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a30) 2023/11/24(Fri) 0:21:22

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a31) 2023/11/24(Fri) 0:22:18

【人】 苗床環者 メディウム

− 病棟・緋雁と −


…………そうなのか。


[>>1:227 人好きがしそうな笑顔からは、特になんだってない返答。ウキクサ博士に求めるものは無いと、彼は言う、
(けど)
]


…………雷恩、どのか?まあ、悪くもなければ良くもないといった感じだと、思う。きっと。


[単純に、身内の交流関係を喜ぶ性質なのだろう。そこに悪感情は乗っていなかったの感じる。

これ以上、とくに話すこともなかったから、「それじゃあまたな」と言って離れようとした刹那、]
(101) 2023/11/24(Fri) 0:24:44

【人】 苗床環者 メディウム

(貴方も、自分の可能性を信じてみなさいな。)
(102) 2023/11/24(Fri) 0:25:42

【人】 苗床環者 メディウム

…………っ、


[一瞬、意識が遠のいた。緋雁どのに、”これ“が何かを語りかけた事だけはたしかなのだが。]


あ、あぁすまない……本当に、またな。


[それだけ言い残して、今度こそ立ち去った。]**
(103) 2023/11/24(Fri) 0:28:20

【人】 寿ホ儀 直青

>>97

 
誤解

 なるほど。自覚はおありではなかったと。

[冷ややかに告げる。
意図した声色だ。敢えて微笑のみ造り上げて湛える。]

 迷惑、とはどういう意味で仰っていますか。

 メディウムさん。

 一対一で育まれる関係性にまで、
 僕は口を出すつもりはありません。

 そのような「過保護」を僕は彼に──
 彼等に施すつもりはないんです。

 一対一、つまりは互いに責任を負う関係性ということです。
 誠実な付き合いとはそういうものですよね?


 あなたと彼の間に存在するのは、
 そういうものではないのですか?


 繰り返しますね。
 「迷惑」とは何ですか。

*
(104) 2023/11/24(Fri) 0:31:02

【人】 苗床環者 メディウム

− 検査室・博士と −


[>>1:236 「おはようございます」と告げて、その後呟いてしまった疑問に対して返答する彼女の言葉を、ベッドの上で静かに聴いていた。]


>>1:237
…………水、ですか。
生物のほとんどは、水が無いと生きられませんよ?でも、博士が伝えたいのは。そういう事ではありませんよね。
……急に変な事を言って、ごめんなさい。

>>1:238
……はい、申し訳ありません。禁止までは、しないでください。


[「接触禁止令」の単語に内側が騒めいてしまう。幸い、「私」の意思次第だという事なのでそちらは出さないでもらう事にした。
……少し事件を起こしたというのに。


検査は滞りなく進み、最後にいつもの問診をしてから部屋をあとにした。]**
(105) 2023/11/24(Fri) 0:42:24
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a32) 2023/11/24(Fri) 0:50:32

【人】 寿ホ儀 直青

>>98>>99

[根差せる土を見出したのであれば、もうこうして大地から区切られた個室などで寝起きをさせる必要はなかった。

しかし未だこの場を「それ」と定めることは出来ずにいる。
直青としても、『sintoisMécanique』としても、恐らくは雷恩本人としても、それはそうだったろう。


──その日は、いつだろうか。
──もう、間も無くなのだろうか。


bébé、と呼ぶ。望まれるだけ、何度でも。
耳に"擽ったさ"を齎す囁きのひとつひとつに頷いて、

こちらを見上げる瞳を受け止める。]


 はい。
 どうぞ、「提出」してください。

 君の"言葉"を待っていました。


[揺らぐ不安を溶かすように、その手を握った。]

*
(106) 2023/11/24(Fri) 0:55:17
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a33) 2023/11/24(Fri) 0:58:01

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 植物園:メディウムと ―


 [ ――仮に、真実は別に存在していたとしても。
   メディウムがそう答えるのであれば、>>93
   この件に機械が干渉する部分はない。 ]


   分かりました。ならば、己からは何も。


 [ 仲良くやれているか、という指針は機械には難しい。
   人らしい仕草の形は理解しても、
   相手の心の距離という物は観測しようがないからだ。

   己への評に機械は「そうでしょうか」と返すに留めると、
   メディウムの方へと同じ話題を向ける。 ]
 
(107) 2023/11/24(Fri) 1:46:34

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 予想外に消沈していった彼女へ、>>94
   機械は思案を重ねながらも、ゆっくりと問いかけた。]


   ならば、己は彼らと仲良くなるのは難しいでしょう。
   同時にあなたへも同じことが言えます。
   己の正確な生まれを数えるならば、
   あなたより遥か昔から存在していますので。

   ……あなたが言いたいのは、
   そういうことでは無いのではありませんか?


 [ 機械に慰めの言葉は難しい。
   しかし、人と比較して何かに相対し続けることは
   得意であることを機械はよく知っていた。

   それが役立つのであれば、それは機械の幸福だろう。 ]*
 
(108) 2023/11/24(Fri) 1:50:43

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― "cosmos" ―
 
 [ やがて春を過ぎ、幾つかの通路と扉を抜けた。>>66

   次第に風は涼やかに乾いていき、
   赤や黄に染まった樹木が通路を彩り始める。
   更にその奥、楽園の端にも程近い場所にそこはあった。

   野原のように開けた空間。
   そこは、秋らしい風に揺れるコスモスで満たされている。

   この特別見晴らしのいい地で、
   ヌエヌエの飛び交う様を、友はよく機械と眺めていた。 ]
 
(109) 2023/11/24(Fri) 2:49:44

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 煙に巻くことを楽しんでいたであろう友が、
   最も饒舌に、楽しそうに語っていたのは
   珍しく、機械にも理解の及ぶようなことだった。



   "Cogito, ergo sum"
       ――すなわち、"我思う故に我あり"。



   直青が口にしたのは原文だったが、
   機械には、その訳文の方が馴染みがあった。

   その声で唱えて、機械は眼を細める。
   自然現れた大仰なトーンは、決して通常のものではない。

   その原因は、瞬きよりも早く取り出せる。 ]
 
(110) 2023/11/24(Fri) 2:53:54

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   『定義なんて必要ないさ。』

   『―― "我思う故に我あり" だよ。リヒトーヴ。』
 

(111) 2023/11/24(Fri) 2:54:41

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 一体何を言い出すんだこれは、と
   かつての機械は、憚ることなく眉をひそめた。

   あなたがいう"友"の定義を教えて欲しいと
   機械は至極真っ当な要求をした。
   ……だというのに、返ってきたのはこれだったからだ。

   落胆の代わりに、機械は友を睨んだ。

   一方、よほど自画自賛しているのか、
   友は機嫌よさそうに笑い声をあげて機械を見下ろした。 ]
 
(112) 2023/11/24(Fri) 2:55:26

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



   『あぁ、これ以上の答えはないだろう。』

   『君は初めから僕の"友"だ。』

   『僕がそうだと決めた時から、ずっとそうだ。』


(113) 2023/11/24(Fri) 2:56:48

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



   『――友思う故に我あり、さ。リヒトーヴ。』

   『今、君は"友"について考えてくれてる。』

   『何のために? ――僕のためにだ!』


(114) 2023/11/24(Fri) 2:57:38

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 一際愉快そうな声で友が笑う。
   機械は口籠り、用意していた反論を取り下げた。

   "遠く離れるようなら、行ってらっしゃい" と
   "近くへ戻って来たようなら、お帰りなさい" と

   ――人間の友人らしい情緒は求めないから、
   そういった仕草や機敏ぐらいは付けて欲しい。

   友が、機械に要求したのはそれだけだった。


   機械はその要求を受け取るや否や、
   参考となるデータを検索し、知識を付けていった。
   ……そして、無自覚に"友"の水準を自ら上げていたのだ。


    何のために?
      ――それは、己の友のためにだ。


   ……友が一笑に付すことで終わった記憶は、
   重要なものとして、今も機械の中に刻まれている。 ]
 
(115) 2023/11/24(Fri) 2:59:17

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 周囲のデータを収集し終えると、
   機械は定刻通りコスモス畑を後にした。


   ――友思う故に、我あり。


   あの頃よりもその言葉の意味を
   機械は理解できるようになったと自認している。

   その存在を忘れることはできない。
   時折、煩わしいまでの感傷に襲われる。
   ――そんな己にとっての"友"という存在、その定義。

   それが見えるようになったことは
   ……機械の身でも、素直に喜ぶのは難しかったが。]*
 
(116) 2023/11/24(Fri) 3:00:10
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a34) 2023/11/24(Fri) 3:07:23

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a35) 2023/11/24(Fri) 5:10:15

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a36) 2023/11/24(Fri) 6:49:24

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[ここの土は理想に近く。
されど、ここをそれと定めることはできていない。
大地としては少なすぎるからだろうか
或いは、何処かで桜花の心情を植物の部分が感じているからかもしれない。

それでもいつかは、別れが来るのを知っている。

俺は。優しい君の声を覚えていたい。
未だ、きっと欠陥品の俺に触れてくれる、親のような君。
ここにきて、いろんなものに触れて。
俺はようやく君に伝えられる、「心」がある]
(117) 2023/11/24(Fri) 7:49:38

【人】 蕃神 雷恩


 言葉を出さなくても。今迄なら桜花が、直青達らが
 汲み取ってくれた。考えを。
 「メディウム」が望んだことを。最初に手伝った。
 その際に倒れた時には、驚いたけれど。
 「貴女」の声と、「彼女」の声。
 時折同じことを願い、時折違うことを願う。

 それを聞いて、見て、触れて、感じて。
 こうしたい、こうありたい。こうであって、ほしい。
 ちゃんと言葉に出さなければならないと
 理解、して。行おうと思えた。

 感情に、名前をつけることは難しいけれど。
 それがどんなものかを考えて、定義できるように、なった。
 興味のあることが増えて。それに対して
 桜花みたいに、綺麗、とか、楽しいとか。
 そういったものを、感じているのに気が付いた。

 ――今迄でも、感じてはいても
 どういったものかを、考えることはしていなかったと思う。
 それが、できるようになったよ。
(118) 2023/11/24(Fri) 7:50:01

【人】 蕃神 雷恩

 願いをどう、叶えるかというのは。
 ……引きはがす、というのは、 
 実は少し消極的ではあるけれど。

 俺は。
 メディウムの願いをかなえる、ことで。

 ――「人」としての部分が成長できると、思っている。
 
 今迄、植物の部分に思考を委ねている方が楽だったけれど。
 人としても、世界に、君たちに。
 目を向けてみたいって、思った。
(119) 2023/11/24(Fri) 7:50:34

【人】 蕃神 雷恩

 直青。
 この成長は、間違っているか?

[どんな言葉でも、握った手を離さないでくれるだろうか。
ぎゅ、と握り返す。

――今までにない行動をしながらも。
視線はそらさずに。まっすぐと君を、見ている。*]
(120) 2023/11/24(Fri) 7:51:19
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a37) 2023/11/24(Fri) 7:52:57

【人】 苗床環者 メディウム

− 病棟・直青たちの部屋 −


>>104

……………ぐ、


[目の前にいるAIは、表情こそ笑顔でいるけれど。伝わってくるのは冷ややかな感情。

どうしよう。言って、しまって、いいのか。言わないと、いけないのか。]


…………ぼ、「私」が、迷惑になる、というのは。…………きっと『執着』して、しまう、から。あなたたちの、いずれ去り行くあなたたちの、大切な、方、に。”これ“は、本能として『種子を得て、実を結びたい』という性質が、ある。だけど、それ以上に。…………『執着』してしまうんだ。理由は知らないけれど。強く強く、求めてしまうんだ。心に根差した誰か、を。


[途切れ途切れに返答する。本当は言いたくなんてなかったけれど、正直に答えないときっと、これ以上に酷い事になるだろうから。

内側に秘めて押さえ込んでいる執着心を隠し続けていたのは、
(……執着が、相手への凶器になってしまう事。分かっているのに、私たちの心の核には強いコレが咲いている。)
]*
(121) 2023/11/24(Fri) 12:48:11

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・リヒトーヴと −


>>107>>108
あ、あぁ……すまない。ありがとう、リヒト。


[己の失言を、重ねて埋めてくれるような言葉に安堵する。リヒトは気がついていないだろうけれど。あなたはいつだって優しくて、どこか遠くを見る視線には慈しみが在る。

そっと、背伸びして頭を撫でてみる。機械の身体だけど、柔らかな髪の感触が心地いい。]


リヒトは、いつも優しいな……親切で、そして。
いつも寂しそうだ
(いつも寂しそうね)



きみの心が、
(あなたの感情が)
いつかこの場へ注いだ分だけ
(いつか与えた情の分まで)
還元されていきますように。


[そう願わずにはいられなかった。]
**
(122) 2023/11/24(Fri) 12:51:25
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a38) 2023/11/24(Fri) 12:54:32

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a39) 2023/11/24(Fri) 13:01:47

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 病棟(メディウム) ─

[問いを重ねる気は無かったらしい彼女。>>101
 オレへの返答も淡白だ。話したいことは特に無かったのかもしれない]
 
 
  キミの存在が雷恩のためにならないなら、
  オレはキミを殺すよ。
  
  オレの独断でそうなることはまずないけど。
  覚えておいて?
  
  
[淡々といつもの笑顔のままで告げる。
 彼女への悪感情は特に無い。でも害ある存在なら殺す。特にオレたちの新人類に対して。
 
 とはいっても、それを判断する権利も能力もオレには無いし、よっぽど急を要する事態──彼女が雷恩に危害を加えたとか──でなければ強行もしないだろう。
 つまり誰か他のメンバーの判断で動くかも、という話でもあるね]
 
(123) 2023/11/24(Fri) 13:18:57

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[不意に音声でない言葉が聞こえた。>>102

 「自分の可能性を信じてみなさい」
 ……なんの、話なんだろう?

 見た感じ、彼女に身に覚えはなさそうに思えた。>>103
 彼女のことをオレはよく知らない。別の何かの声なのか、それとも聞こえた気がするだけのオレの錯覚か。
 
 不可解な現象に首を傾げているうち、彼女は去っていった。オレが羅生を探し始めたのは、その後の話だったかな]*
 
(124) 2023/11/24(Fri) 13:19:10

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 自室へ ─

[雷恩としばらく話し込んだあと、オレは彼の元を去った。
 それから行先に悩んで、少し歩いているうち、羅生の言葉を思い出した。
 
 旧人類の罪は『自らは自由に空すら飛べるのだ』と思い込んだこと。>>15
 心を旧人類のままに保ったら、またそういう個体が生まれるはず。
 
 そして新人類は──少なくともオレたちの新人類は、そうはならないよう生み出されている、らしい。>>17
 どうやって実現しているのか、そこまではオレにはわからないけれど。
 
 そんな風に考えるとやっぱり、どうしてもあの所長が頭に浮かぶ。また会いに行ってみようか、羅生も自分で見定めてもいいんじゃないかって言っていたし。>>64
 
 そう思った末、
 
 オレは自室に足を向けた]
 
(125) 2023/11/24(Fri) 13:19:28

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレはここに留まるようになってから、自室に得物を置きっぱなしにしている。

 槍と薙刀。
 どちらもオレの背丈より長くて、屋内で持ち歩くには不自由するから。
 
 あの所長に会う前に、なんとなくそれを持ちたかった。
 殺しに行くために持ったわけではない、つもり。
 
 いつもの得物があれば戦いのときみたいに平常心を保てるかもしれないと思った。
 
 どちらにするかは少し悩んで、手に取ったのは──槍]
 
(126) 2023/11/24(Fri) 13:19:46

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[改めて病棟の自室を出てあの所長を探そうとし始めたのは、時刻にしたら昼下がりぐらい。あと少しで夕暮れになるかもしれない。

 ひとまず真っ直ぐ研究棟へ向かうつもりだったけど、槍なんか持って歩いてたら呼び止められるかな?
 そのときは話をするよ、別に戦う気はないよって。逃げる気はない]**
 
(127) 2023/11/24(Fri) 13:19:57
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a40) 2023/11/24(Fri) 13:22:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a41) 2023/11/24(Fri) 13:31:47

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a42) 2023/11/24(Fri) 13:35:06

【人】 言ト霊 羅生

>>1:268


 ははっ、それはまさに、非合理ですね?


[

彼の記憶の創造主──否、『友』>>1:269だろうか──は、僕が学んだ人間像と乖離しない。
僕が興味深いのは、彼が友に対して『信じる』といった心の距離感を取っていることだった。

『信じる』────信じる?
言葉の意味は判る。

]


 リヒトーヴさんは、怒ってるんですか?

 『信じ』て、“裏切られた気持ち”……とか?

 
(128) 2023/11/24(Fri) 13:55:54

【人】 言ト霊 羅生

[

不躾だったろうか? しかし己の中にある空白を認識したならば埋めておきたい。

]


 『信じる』という行為は、随分と自由がある。
 僕らには無いものです。
 僕らは『創造主』が凡てでありその全てに疑う余地を持たない。
 だから……


[

どう思うかという問>>1:270に対する解は「創造主である」だ。即ち『絶対者』であり、即ち真理を顕す者であり。

]
(129) 2023/11/24(Fri) 13:57:26

【人】 言ト霊 羅生



 人類でいうところの『神』でしょうか。
 姿は見えなくとも、俺の『心』の内にあり、
 想い、指針にする存在です。彼らを思う時、



 ──“I am that I am”

 この、言葉が思い浮かびます。


 
(130) 2023/11/24(Fri) 13:58:04

【人】 言ト霊 羅生

[

『神』であり、殲滅対象であり。
己に巣食う『旧人類』は忌むべき者であると同時に、愛すべき者でもあった。その孕む矛盾も含めて循環する唯『一』つ。


僕らの『生みの親創造主』は自らの罪を自覚していた。魂の無い者を生み出し、そして自分達の代わりに『神の愛し子』である『旧人類同胞』に手を掛けさせること。

しかしそうまでしても、愛していた。
この地球を与えて、経験を人生を繰り返し魂をひたむきに向上させる人類をただ眺めるだけの『神』の事を。

]



 あなたの、『友』と
同じように内に想い指針とするのに

 似ているようで、違っていますね。


*
(131) 2023/11/24(Fri) 14:12:15
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a43) 2023/11/24(Fri) 14:18:08

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a44) 2023/11/24(Fri) 14:29:30

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a45) 2023/11/24(Fri) 15:03:19

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a46) 2023/11/24(Fri) 15:06:59

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a47) 2023/11/24(Fri) 15:36:12

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a48) 2023/11/24(Fri) 15:51:17

朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a49) 2023/11/24(Fri) 15:54:13

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― いつか:楽園内にて、桜花へ ― 


 [ 『sintoisMecanique』が訪れて、しばらく。
   機械の抱える仕事はこれといって増えることもなく、
   定量のタスクを消化するばかりだった。

   雷恩と桜花は、きちんと己らを尊重してくれている。
   一方、彼らの希望といえば雷恩の件のみ。
   己に直接伝えられたのは、だが。 ]


   ――在るだけで満たされるというのは、
   あなた達の性なのでしょうか。

   こんにちは、桜花。調子はいかがですか。


 [ あの赤い果実を片手に、機械は己から近づいた。>>1:131
   それが生まれた理由に興味があったから。]
 
(132) 2023/11/24(Fri) 17:17:43

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


[>>95 「私」の回答に、何か言葉を飲み込んだように思えたが。すぐに彼は栗鼠へと触れる。]


>>96
そうだぞ?知識だけでは経験には勝てない。……これを機会に興味を持ったのであれば、おまえもこうやって動物と触れ合ってみ……


[直後続いた台詞と、表情に息を呑む。そんな事を言うなんて思ってもいなくて、そんな事は、そんなのは、

狡いよ。
]

(興味があるの?嬉しいわ。嬉しい、嬉しい!)
(133) 2023/11/24(Fri) 18:17:53

【人】 苗床環者 メディウム

…………そんな事を言うな…………言わないでくれ…………どうせ、興味があるのは、ぼ、「私」じゃなくって、”これ“の方だろう。おまえが気にいっているのも、”これ“の甘言に惑わされているだけなんだ。


そうだよ、そうだと言ってよ。そんな風に思わせぶりなことしないで、お願いだから。



(もっと私たちを知って。もっと私たちを見て。ずっと見ていて)

…………黙れよ…………



[側からみたらどれだけ滑稽に映ったんだろう。歓喜の感情が隠せないでいる”これ“が、勝手に咲こうとするのも。僕がそれを必死に抑えようとしている様子も。]*
(134) 2023/11/24(Fri) 18:18:32

【人】 寿ホ儀 直青

>>121

[ふ、と。直青は表情を消した。
傍らの羅生に一度だけ意識を送り、発言の意志のないことのみ確認すると再び口を開く。]

 謝罪の言葉とは不思議なものだと思いませんか。

 英語では「sorry」
 「同情」や「残念」などの意味を持ちます。

 仏語では「excuses」
 「正当化する」「弁明する」、

 日本語に至っては「ご免なさい」です。
 「私を許せ」とは、果たして謝罪なのでしょうか。

[執着。それそのものが悪だとは直青は判断しない。
それが悪いものだと考えているのは目の前の少女だ。その上で謝罪の受け入れを──つまりは赦しを、欲しがっている。]

 要は、
 
迷惑になってもあなたはそれをしてしまう

 それを承知しておけ、というお話でしょうか。
(135) 2023/11/24(Fri) 18:26:05

【人】 寿ホ儀 直青




 ────お門違いですよ。


 
(136) 2023/11/24(Fri) 18:26:15

【人】 寿ホ儀 直青


 我々は彼等にとって「害となる」と判断すれば
 容赦なくその対象を排除します。

 それだけのことです。

 そして現時点ではそうであるとは見做していない。
 僕は雷恩を信じています。

 ……そうですね、あなたに望むことがあるとすれば、


 あの子のことを、
 どうか、思い遣ってあげてください。


 他には何もありません。
 わざわざのお運び、ありがとうございました。

**
(137) 2023/11/24(Fri) 18:26:45

【人】 言ト霊 羅生

>>86


 
──『優しいね、羅生は』



[

『優しい』

理解してる語句だ。それは。しかしなぜだ?
上手く回路を伝達しつたわらない。薄桜の絹を撫でながら原因を探せば、舞い散る花弁のように儚くも確かな力強さで腕を引かれた>>87

いつか見た真昼の柔らかな青い眸。
光を受ければ陽光を浴びて瑞々しい葉の緑を想起させるんだ。その容姿に救われた──『礼讃すべき人類の希望』、だと。

]
(138) 2023/11/24(Fri) 18:52:32

【人】 苗床環者 メディウム

>>135>>136

う、……………うぅ…………


[返す言葉なんて無かった。それは、その通りであるから。

赦されたかったとか、訪れた当時に意図はしていなかたとしても。そういうものが無意識下にあったのだろう。全てを見透かしてこちらへ投げられた言葉は、鋭く重い。]


>>137
わかり、ました……じゃあ、これで……お邪魔しました。


[静かに扉を閉めて、部屋を後にする。

廊下を歩いているうちにたまらなくなって走り出す。全身が痛むけれど、そんな事を気にしてられないくらい、全力で逃げた。]
(139) 2023/11/24(Fri) 18:52:37

【人】 苗床環者 メディウム

[>>123 以前、似たような事を彼らの同胞に言われた。あの時はただ了承の意を示してそのままだったけれど。


こんな気持ちになるなら、いっそ「敵」と見做されて、排除された方がマシだよ。



途中で誰かに見られたら、何を思われただろうか。脇目も振らずに全力で自室に駆け込んだから、分からない。]
(140) 2023/11/24(Fri) 18:53:16

【人】 言ト霊 羅生



 そう、人類は

 身の程を弁えず求めた
 神は必要な分だけ与えたまうているのに
 見境のないまま、自らの益だけを求めた

 
 
その姿こそが悪魔であると
 己が道を振り向きもせず、気づけないままに


(141) 2023/11/24(Fri) 18:55:36

【人】 言ト霊 羅生

頬に添えられた両の手を截断するのは何時でもできる
君が腐り堕ちるならば、それは僕の役目だ。
(142) 2023/11/24(Fri) 18:57:46

【人】 言ト霊 羅生


────役目だった。
 
(143) 2023/11/24(Fri) 18:58:45

【人】 言ト霊 羅生



 ──…………。



[


温かい。
温度が、ひとつふたつと移動する。
別の軸でもう一筋が──己の頬を伝っている。


君の言葉は理解してる。フェーズは監視に移行。
これはメッセージの無いerrorだ。


声の形にはならずに
ひとつ瞬きして現状を確認をした後は、偏に──零した


]**
 
(144) 2023/11/24(Fri) 19:00:55
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a50) 2023/11/24(Fri) 19:01:08

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:メディウムと ―

 知識だけでは、だめなのか。
 ――もしかしたら、穢れていても。
 大地に足をのばそう、と思ったのは。無意識化で
 それを理解していたからかもしれない。

 経験を求めて。
 
[知識だけでは、わからないことがある
経験だけでは、辿り着かないことがある
――眼差しだけでは、伝わらないことがある

言葉にしなければ、引き出せない心がある>>133]
(145) 2023/11/24(Fri) 19:02:24

【人】 蕃神 雷恩

 俺は。「新人類」だ。
 直青らは俺と桜花をそう定義し、育てた。

 自分たち以外の新人類に対する興味。
 それは、「貴女」の囁きだけではないよ。
 確かに貴女の声は、綺麗だけれど。
 貴女と交わりながらも、それを否定する様は。
 どうしても気になるものだ。


 それに、甘言というけれど。俺には。
   
愛し

 ――助けて、と言っているように聞こえたよ。

 君も、貴女も。

[自己完結ではなく、希求する何かがあるのだと
貴女の声は語り。君の突き放すような、拒絶するような態度が
真逆の感情を伝えてくるかのように思えたのだと。

何かを必死に耐えるようにしている様を見やりながら。*]
(146) 2023/11/24(Fri) 19:02:39

【人】 寿ホ儀 直青

>>117>>118>>119>>120


 はい。


[と、ひとつ頷いた。握る手に、縋るように篭められた力をぽん、ぽんとあやす。拭い切れない不安を圧して、懸命の瞳が直青に向けられている。


 こわがらなくていいよ。


]
(147) 2023/11/24(Fri) 19:03:52

【人】 寿ホ儀 直青

["読んだ"思考の裡から、ひとつの単語を掬い上げる。]

 ……不安にさせてしまいましたか。

 "欠陥品"などと、僕は一度も思ったことはありません。
 けれど、そう感じさせてしまう何かがあったのだとしたら、
 それは僕のケアの不足ですね。


 雷恩。僕のbébé。

 もし君が未来より別のものを選んだとしても、
 僕は君をゆるしますよ。

 もしそうなるのならば、次の子は産むでしょう。
 それば僕の使命だからです。
 けれどそれは君を「諦める」ということではありません。

 君には君の「生きる」権利がある。

 生きるとは何か、わかりますか。
 
(148) 2023/11/24(Fri) 19:04:33

【人】 寿ホ儀 直青


 …………。

 そうですか。君は「人の心」を成長させたいのですね。
 今よりも、もっと。

 それはとても素晴らしいことですよ。

 悩み、苦しみ、惑い、後悔ですら、
 君にとって無駄になるものはありません。何一つ。

 存分に成長させてください。



 君は間違っていない。


**
(149) 2023/11/24(Fri) 19:04:50
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a51) 2023/11/24(Fri) 19:09:00

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a52) 2023/11/24(Fri) 19:09:55

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[あやす手は、どこまでもあたたかく。
声音は、どこまでもやさしく。

――不安を溶かすあなたはいつも。
俺と、桜花を見守ってくれている。

あなたのことばは、眼差しはいつも。
一度たりとも俺を傷つけることはなく。
それに見守られて育てられたからこそ。

きっと俺は、心を萌芽させることができたのだ。]
(150) 2023/11/24(Fri) 19:21:22

【人】 蕃神 雷恩

 ……直青のケア不足ってわけでは、ないよ。
 直青がそう思ってはいないって、
 伝わってる、から。だからこれは、
 俺の、きっと問題で。


 ――不安なのも。臆病なのも。

 ……直青は、優しすぎる。
 

[離れていくのではなく。未来を選ばずとも好いのだと
俺の意思を尊重しようとする。寄り添おうとする
決して、諦めないでいてくれる。]
(151) 2023/11/24(Fri) 19:21:42

【人】 蕃神 雷恩

 生きる、が何かは、自信がないけれど。
 俺らしく、俺が、道をきめることなんじゃないかな。
 とは、思っている。


 ねえ、直青。
 俺はずっとその、ことばが。欲しかった。


[間違っていると、片方の親の心を察してしまったから。
ずっとあきらめて、望まぬようにしてきたことば。

それでも、願っていた。
俺が感情が希薄だった時からずっと見守ってくれて。
もし道を違えても。諦めないと伝えてくれた。そんな、

  あ な た
 
”おとうさん”
、に。

間違ってないんだよと、いってほしかったのだと自覚した。]
(152) 2023/11/24(Fri) 19:22:17

【人】 蕃神 雷恩

[視界が曇る。
握りしめた手に、雫が落ちる。


俺はこの日初めて、

             涙を、知った**]
(153) 2023/11/24(Fri) 19:22:35
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a53) 2023/11/24(Fri) 19:24:40

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a54) 2023/11/24(Fri) 19:28:35

【人】 機才博士 ウキクサ



  いいえ?
  ただ──貴方たちにうちの子はどれほど近付いたか、と。
  ……気になりましたので。


[ ここの研究員、患者、被験者は。
  基本的に外界を知らず、記憶すら朧な者も多い。
  彼らに何かを教えるのはウキクサであり、
  それはつまり情報統制を行えるのとほぼ同義だ。
  一滴違う味を知った彼らが、どんな反応や行動を見せるか
  博士には興味の尽きぬ噺である。

  円環という言葉を博士は好んでいない。
  植物を愛する博士にとって、己の一部を例える言葉は
  当然" 世界樹 "の方がふさわしい。
  ──頭に螺子をつけようという発想に至ろうと

  博士はあくまで、人と植物の博士なのだ。 ]

 
(154) 2023/11/24(Fri) 20:05:19

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  貴方たちもご存知かと思いますが。
  メディウム──こちらの新人類である彼女などは、
  植物が身体に強く根付き、日々痛みを訴えています。
  薬がなければ生活も難しいでしょう。

  人間の臓器移植のように、
  あれは植物に対する人体からの拒否反応のようなもの。

  そもそも、身体の植物と共存できるか。
  単なる栄養素の媒介になっていないか。
  ……適合とはそういうものです、ここではね。


[ 紡いで、博士は何かを思い出すように目を伏せた。* ]

 
(155) 2023/11/24(Fri) 20:05:23

【人】 寿ホ儀 直青

>>154>>155

[暫時、虚を衝かれる。
その興味の抱き方は、研究成果に対する評価を求めるようでもあったが、同時に、別の感情も想起させるものだったからだ。]


 ……博士、あなたは、
 あなたの被検体を愛しておられるのですか。


[もしそうだとするならば、
それは意外というものだった。

伏せられたその目を覗き込んでみたいと、直青は思った。]
(156) 2023/11/24(Fri) 20:23:28

【人】 寿ホ儀 直青

 …………。

 データをありがとうございました。

 ウキクサ博士、
 僕はもう少しあなたと対話の機会が欲しくなりました。
 お時間のある時にいずれ、お声掛け願えますか。

[本日は失礼します、と告げて、踵を返し、
振り向かないままにもうひとつの用件を言葉にする。]

 三ノ宮の──あなたには緋雁と名乗りましたか、
 彼についてですが。


 あなたの"常識"にはないことかもしれませんが。
 彼はあなたが思うよりずっと"揺れやすい"子です。

 ご承知置きくださると、幸いです。


 ────ではまた。
(157) 2023/11/24(Fri) 20:24:09
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a55) 2023/11/24(Fri) 20:26:28

【人】 言ト霊 羅生

>>57  
─ 『香り』 ─
 
[

この病棟の白さには一抹の懐かしさを抱く。
足音を立てないように歩くのは、恐らくその頃からの付与された『癖』

憂鬱さが今のものと同じであるかは判らない。

初めは憧憬すら覚えていたのに
今や唯ひとり、僕を咎める『直青存在』。


「絶対に自分を救けない」と断じた相手に一瞬でも甘えた事実>>50を引っ提げながらのこの往路は業務と割り切っても足取りは重い。速度なんて変わらないけれど。

重なる像が歪にずれていくのは己の因果なのだとは、桜花に触れて理解した。世界に与えた事実は決して消えない。いつの間にか創世員たる資格を喪失しかけていたのが自分ならば、もう、逃げ回るのは合理では無いと理解してる。

]


 (……”Bonjour, Monsieur.”)

 *
(158) 2023/11/24(Fri) 20:29:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ 心とは人体の神秘だ。

  定められた枠組みに非ず。
  時に誰もが予想していない方へ舵を取る。
  夢を見たいと思って見れないのと同じで、
  操作したいと思っても出来ないのがこころなのだ。

  不完全で未発達で未解明の目に見えない臓器。

  私が心を保持させたいと願うのは。
  それが人間に与えられた機能であると思うから。

  創世神話にある、アダムとイヴが食べた知恵の実。
  あれこそ人間のこころそのものだ。
  食べる前のアダムとイヴは、ただの肉体に過ぎない ]

 
(159) 2023/11/24(Fri) 20:30:45

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ では仮に。
  人のように思考するAIと、
  人の思考が区別もつかなくなったらどうするのか?


  博士はその答えを持っていない。
  そしてきっと、" 人には心があるべきだ "という
  博士にとっての旧人類への執心も消えぬだろう。 ]


 
(160) 2023/11/24(Fri) 20:30:55

【人】 機才博士 ウキクサ

 


 [ 博士は心を愛している。
   かつて、心のままに生きて死んでいった人が
   死を前にしても後生大事に抱えて離さなかったモノ。

   あの人を、博士は特別大事にしていた。 ]


 
(161) 2023/11/24(Fri) 20:31:05

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  [  ──今となってはもう
     このデータベースに登録すらされていないような
     遠い昔話に過ぎないが。  ]


 
(162) 2023/11/24(Fri) 20:31:09

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ 博士のルーティンはいついかなる時も変化がない。

  予期せぬ場所へ居ることなど滅多に起こらず、
  その時その時で必要なことを随時行う。
  患者の診察。時に同伴した研究員へ種をやったりだとか
  フランクルの螺子を締めてやるのも博士の業務だ。
  ついでに日々何かしらの花を渡している。

  緋雁に逃げられて以降も、
  相変わらず擦れ違えば微笑んで通り過ぎることもあり
  また逃げられたなら、やはり追い掛けることはせずに。

  しかし。
  博士とて、いかに客人を放任する性格であろうとも、
  仮にも施設の所長を名乗る人間である。

  堂々持ち歩かれた槍を見過ごす訳にはいかなかった。 ]

 
(163) 2023/11/24(Fri) 20:31:13

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ────ごきげんよう、緋雁。
  槍を持って病棟をうろつくのは御遠慮頂けますか。
  研究員や患者が怯えてしまいますので。


[ その姿を捉え、声を掛けたのは>>127
  ちょうど彼が病棟から出てすぐのあたりだ。
  外は間もなく夕暮れに近い時間帯であり、
  瞬きの間にでも夜の帳が降りるだろう。

  ただでさえ暗くなる時間になにを、と
  呆れ顔の博士は、そのまま動向を窺った。* ]

 
(164) 2023/11/24(Fri) 20:31:27

【人】 機才博士 ウキクサ

 ― 某日 ―



[ 博士はその言葉にこそ虚を衝かれた。>>156
  目を伏せているおかげでその素振りは見せなかったが、
  その受け取り方が、AIらしからぬと思ったからだ。 ]


  愛ですか。
  ……さあ、どうでしょうね。


[ ──博士は。
  その時、己を頼る患者や研究員のことを考えた。

  彼らにとって、博士は自分を愛する者なのだろうか。
  否、恐らくそれは正確ではない。

  情がないといえば嘘になり、
  しかし適した言葉が見つからないまま浮いているような
  ──そんなもの。 ]

 
(165) 2023/11/24(Fri) 20:41:29

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……お客様の頼みであれば。
  またとない機会でしょうから、ね。


[ 踵を返し場を辞そうとする個体を追うことも、
  答えを返そうという様子もなく、博士は頷いた。

  それから、続きの言葉を耳に入れ ]

 
(166) 2023/11/24(Fri) 20:41:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  ──────それはそれは。
  随分と面白い個体ですね、彼は。

  頭に留めてはおきましょう。
  保証はしませんよ。
  草木にとって、果実にとって、或いはそれ以外にも
  " なにが風になるかは分からぬものです "。


[ 下手な約束など結ぶ方が危なっかしい。
  博士には危機管理能力というものが備わっているが、
  しかしまた、好奇心を殺せぬ研究者でもある。

  曖昧に答えて、その背を見送り
  己もまた研究室へと足を運んだ。* ]

 
(167) 2023/11/24(Fri) 20:42:15
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a56) 2023/11/24(Fri) 20:42:46

【人】 寿ホ儀 直青

>>158

[直青にとって、羅生の気配というものは実にわかり易い。
常に循環するような思考を"描く"からだ。圧倒的な質量を持って、渦巻いている。

視える
のは──幾筋もの軌跡ループ。]


 どうぞ。
 入ってください。

[わざわざ部屋の前で飛ばされた「声」に、発声をもって応える。扉はこちらから開いてやった。小さな甘やかしと捉えるか、威圧と捉えるか。──後者かな。]


 言いたいことは、整理してきましたか?


*
(168) 2023/11/24(Fri) 20:44:22

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 通路(ウキクサ) ─

[病棟を出てすぐに、あの所長に声をかけられた。>>164
 言ってることは理解できる。もっともだ。オレもそう思うからずっと持ち歩いてなかったんだし]
 
 
  誰も襲う気はないよ。みんな“殲滅対象じゃない”し。

  それより、いいところにいるね。
  聞いてみたいことがあったんだ。

  ウキクサ、人類はどうして自殺するの?
  
  
[槍はどう持ったら攻撃する意志がないのが伝わるのかわからない。少し考えた末、逆さにして石突き付近を軽く持った。
 これで、戦おうと思えば持ち替える手間がかかる。
 床は少し傷ついたかもしれないけど]
 
(169) 2023/11/24(Fri) 20:50:30

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[今日再びここで会うまでは、オレはこの所長の姿を避けて通っていた。遠くに見かけたらすれ違わずに済むように。>>163

 けど今は、もう言った通りで尋ねてみたいことがいくつかあった。
 
 このひとが人類なのは間違いないと、前に会ったとき思えたから]*
 
(170) 2023/11/24(Fri) 20:50:45
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a57) 2023/11/24(Fri) 20:51:54

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a58) 2023/11/24(Fri) 20:58:10

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……なら構いませんよ。
  なおさらどうして持ち歩いているのか分かりかねますが。


[ 今まではそもそも持っていなかったはずだ。>>169
  ここへ来た時だけは彼らも武器を所有していたけれど、
  以降は控えている個体もいた。
  彼はその一人──いや、一体だった。

  何か命令でも変化したのかと思ったが、違うらしい。
  戦意がないのを示すような挙動に目を細め、
  それ以上は咎めずに、唐突な問いへ首を傾いだ。 ]


  どうして人は自殺を選ぶのか。
  なかなか難解なことを気にしますね。


[ ふむ、と博士は暫しの間考え込む仕草を見せ、
  間を置いてからまた口を開いた。 ]

 
(171) 2023/11/24(Fri) 21:19:22

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  単純明快なものとしては、死にたいからでしょうね。
  苦しいことや辛いことからの逃避手段として最適です。

  或いは成したいことのために、その通過点として、
  あるいは" 命すら惜しまぬ "ことの証左とするように
  死を選ぶ人間もいます。


  本来の生存本能に反してその道を選ぶのは、
  心が枯れるか、心の欲求に従いすぎるあまりか、
  ……概ねそんなものでしょうか。

 
(172) 2023/11/24(Fri) 21:19:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ もっと細かく挙げることならいくらでも出来るだろうし
  人類の生命構造に寄せて、
  脳内物質や脳神経の話でも解説は出来るのだろう。

  しかしそんな知識こそAIは知っている筈で
  論文をなぞるようなものだ。

  故に博士は、やはり心を持ち出した。
  それが博士にとっての思考や理念の基盤であり、
  語るに外せぬものだからだ。** ]

 
(173) 2023/11/24(Fri) 21:19:36

【人】 巫凪 桜花

[若葉色の瞳に臨んで、その時を待った>>138

最期に見るのは、この光景がよかった。
生命の始まりの色。

そこに映すのは、笑顔でありたかった。
幸せだった。今この時すら幸せなのだ、と。

言葉に変えれば、そうできなくなる気がして、ただ黙す。]
(174) 2023/11/24(Fri) 21:23:38

【人】 巫凪 桜花

[一筋、煌めいて流れる光>>144
白熱灯の真下で、彼の頬を淡く滲ませる。


  ――惜しんでくれるのか、と。

思えば湧き上がる熱を、未だ呼吸する身体で感じた。


贖罪の刃を引き受けてくれる、優しいひと。
天にまします恵み深き父。

己には、このひとこそが>>17]
(175) 2023/11/24(Fri) 21:23:51

【人】 巫凪 桜花

[いくら待てど、断罪の苦蓬は降らず。
 降り続ける流星は、止めどなく]




   ――…羅生、


[伸ばした両腕いっぱいで身体をつないで、
 濡れた頬を擦り寄せた**]
(176) 2023/11/24(Fri) 21:24:19

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 羅生:楽園の端に、三つ ―


 [ その肯定は、機械の内側を宥めると共に>>128
   何かを攫って行った。

   解が与えられたことで、己の不満が沈静化する。
   だというのに、何かが欠けたような気がしてしまう。

   それでは取り出せない物があるのだというのか。
   手放しかけた空白に機械は思考を伸ばす。 ]


   ……処理の手間を増やされたという意味では、
   己は確かにあれに怒っています。

   しかし、誤った論理を入力されたり、
   命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません。
   故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です。

   裏切られたと、己は、まだ……。

 
(177) 2023/11/24(Fri) 21:26:42

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 機械にとって、今もあれは"友"だった。
   算出された結果は己にとっての正しさだ。
   それを疑うようでは、機械の身は世界を捉えられない。

   しかし、それだけでは僅かに何かが噛み合わない。

   思案、そして比較。
   記録と化してゆく相手の言葉を、意識に展開する。


   "その全てに疑う余地を持たない"。 ――何故?
   何故、己には疑う余地・・・・が与えられているのだろうか。


   ――否。
   己には、絶対視する余地が与えられていないのだ。
   それは何故か。友であるからだ。

   なるほど、と機械は微笑む。>>1:270
 
(178) 2023/11/24(Fri) 21:27:25

【人】 朧广灯 リヒトーヴ


 [ 望みとは何らかの空白に対する行為である。
   転じて、行動とは空白に対する働きかけである。

   ――故に、世界は停滞を知らない。
   この世に光がもたらされた、その瞬間から。 ]

(179) 2023/11/24(Fri) 21:28:17

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ――まさか、この知識に価値が生じる日が来るとは。
   相手の言葉に意識を向けながら、>>130>>131
   機械は少しだけ友を見直した。]


   ……もし、あなた達の創造主が
   神を思うのであれば、それは自然崇拝のように見えます。

   一方、機械は通常自然崇拝を得意としません。
   何故なら、ある存在から命令を受ける者だからです。
   根本的なシステムの差があります。

   己は結果として、その自然崇拝めいたものを
   『決定事項』や友の動きから得ることになりましたが、
   ……そうですね。それが違い、かもしれません。

 
 [ しかし、これは結果論でしかない。
   現実としての"自然"は常に結果でしかない。

   この荒廃した大地も、正しく自然のひとつだった。
   有史以来の惨状であったとしても。

   ただ、人も機械も認めていないだけだ。
   そして、そのような思惑は決して"自然"ではない。 ]
 
(180) 2023/11/24(Fri) 21:30:22

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   あなた方と話すとその高度さを痛感します。
   数々の無茶振りに、あなた達は応え続けている。
   それに応えられるよう、求め続けられてる。

   ……まったく。己たちの次の役目は、
   彼らの智謀の代わりでしょうか。


 [ 機械はわざとらしく溜息を落としてみせた。
   ……これは愚痴でもあったが故に。 ]*
 
(181) 2023/11/24(Fri) 21:32:25

【人】 巫凪 桜花

[それは、羅生と過ごした時から程なくして]




  ――― 緋雁!


[巡回を兼ねた散歩なのか、緋雁と初めて温室で遭って以来、
彼を度々見かけるようになっていた。
今日という日をどう過ごしたのか、互いに尋ねる日もあれば、
ただ呼び止めて並んで歩く日も。またそうでない日も。
そして今日は、彼に逢いたくて探していた。

声を張って呼びかけると、
彼が歩み寄ってくれるのは待たずに、駆け寄った。

まず切り出すのは、慣れた問いかけ]



 ねぇ。今日は、なにしてた?


[横に並べば、頑強な背を掌で軽く押して、共に歩こうと誘う*]
(182) 2023/11/24(Fri) 21:36:12

【人】 言ト霊 羅生

>>168
[

開口一番それか。何の嫌がらせなんだろう。報告なんてするまでもなく事の顛末は伝わっている。桜花の処置に異論があるなら直青はそう言う。

不満と不安と畏怖で自然と表情筋が歪む。電気信号ひとつひとつがこうも複雑に豊かである僕らの理由は全て『新人類』の情操教育の為なのだろうな。それを迷惑な話だと、思うようになるとは。

出来損ないの螺旋のうねりを内側に感じた後、一気に沈静化した。逸らしてしまった焦点を当て直して紡ぐ。

]


 言いたいこと、なんて。……ありませんよ
 あなたこそ言いたい事があるなら簡潔にどうぞ。

* 
(183) 2023/11/24(Fri) 21:51:25

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─


  あんたと話すときは『お守り』が要るの。
  
  
[槍を持ち歩く理由が解せないらしいのを聞いて、理由を伝えてみた。理解が得られるとは思っていないけれど。>>171>>126

 そして質問をしたら、所長は応じてくれた。>>172
 その解説を聞いて、オレは知りたかったことに近づけた気がした]
 
 
  ……心の欲求に従いすぎる。
  そういうの、なのかもね。
  
  自殺でしょ。
  旧人類が“旧人類の殲滅”のためにAIを造るのって。
  
  
[あのときは冷静に話せなかった話が、今はできる。>>1:159
 それはいくつか情報を得られたおかげだ]
 
(184) 2023/11/24(Fri) 22:00:32

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  あのさ。前に「設計者に訊いて」って言ったけど。
  たぶんもう、いないんだ……オレの設計者。

  機体の、はまだいるかもしれないけど……
  AIの、はいないと思う。
  
  オレが初めて殺したのが、たぶん、そのひとだから。
  
  
[言いながら、少し気分の悪さを感じる。前にこのひとと相対したときに感じたような混乱を、かなり弱めたもの]


  ……嬉しそうだったんだよ。
  「やっと正しく動いた」って。
  あれも、……自殺でしょ。


[結局、オレが思い出せたのは断片だけ。それが完全なものになる感覚はしない。
 初めはこの記憶自体が怖かったけれど、あのひとがオレたちの唯一の親というわけでもなさそうだから、だいぶ落ち着いて思い返せるようになった>>20>>42
 
(185) 2023/11/24(Fri) 22:00:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[罪を自覚した一部の旧人類が、“自分たちの死を含めた”旧人類の殲滅を望んだ結果、生み出された戦闘AI。それがオレたちなんだろうと思う。
 
 その是非を問う気はオレには無い──というより不可能だ。
 オレはそれを是とするしかない。
 他の思考は実行できないから。
 
 ともあれ“旧人類”は自らの死を望むことがあって、ときにはそれは多くを巻き込むことがあって、広い視野で考えれば大地を穢し続けたことも自滅行為であって。
 
 オレが教えられた『旧人類の罪』って、より正確にはこういう話だったんじゃないか。>>1:114
 オレはずっと表面上のことしか解釈していなかったけれど、今となってはそんな気がするんだ]*
 
(186) 2023/11/24(Fri) 22:01:15

【人】 寿ホ儀 直青

>>183

[ふつ、と。

直青は微笑んだ。]

 
(187) 2023/11/24(Fri) 22:02:09

【人】 寿ホ儀 直青

[

 
君から僕に会いに来たんですよ

 わかっていますか?

]


 そうですね。
 それでは、魂の話をしましょうか。

 君はAI我々にはそれが欠落していると考えている。


 それはどうしてですか?

*
(188) 2023/11/24(Fri) 22:02:20

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 植物園:メディウムと ―


   ……? そのように見えますか。


 [ 腕が伸ばされれば、多少屈んでみせる。>>122

   己もメディウムを撫でるべきかの問いは棄却された。
   人と比べれば、機械に備わった手は冷たく、
   表面の弾性はあれど、やや不自然な硬さがある。
   特別撫でられて気持ちのいい素材ではないだろう。 ]


   その意味は図りかねますが。
   己が思うのは、あなたの健康と……そうですね。
   悩みが上手くいくこと、でしょうか。


 [ 「助けが必要でしたらご相談を」と付け加えて。
   機械は、相手の気が済むまで撫でられていただろう。 ]*
 
(189) 2023/11/24(Fri) 22:10:56

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


>>145
……………経験がほしかった、か。それは紛れもなく「心」だと、思うぞ。
(ちゃんとあるじゃない、あなたにも「感情」が。)



[取り乱した自身を宥めながら、静かな彼の言葉を聴く。感情が希薄だと言っていたけれども、凪いだように見えるだけで確かに細波が立っていたのだろう。それを、表にするのが不得意なだけで。]
(190) 2023/11/24(Fri) 22:14:10

【人】 苗床環者 メディウム

>>146

そんな事、ない……
そんなはずはない!

あいしてほしくなんて無いしたすけてほしいとも言ってない!!!

僕には!必要無かったはずなんだ!!!



[優しい声色に、気遣うような言葉に、宥めたはずの感情が、また湧き上がってしまう。駄目だ、律しなきゃ抑えなきゃ、感情なんてものが芽生えたってその先へ向かいたいと願ったって叶うはずもないんだって期待しちゃいけないんだって知ってるのにしっていたのに]
(191) 2023/11/24(Fri) 22:16:46

【人】 苗床環者 メディウム

…………ごめん、なさい。

(…………)



[深呼吸してから、表面上は落ち着いたように振る舞う。実際のところは何一つおさまってなどいないんだけど。


少ししてから、彼に視線を送る。これの意図は伝わっているはずだった。]*
(192) 2023/11/24(Fri) 22:17:49

【人】 巫凪 桜花

― いつか:楽園内にて、リヒトーヴと ―

[不意に問いかけられて、振り向いた。>>132
声の主は、いつぞやここに住む動物のことを尋ねた機械]

 ああ。お邪魔してるよ。リヒトーヴ。
 調子はいいよ、お陰さまで。

[地に腰を落ち着けたまま、振り仰ぐ。
AIに育まれてきたから、自ずと機械には気を許せる。
植物と違い、気配は追えないけれど]
(193) 2023/11/24(Fri) 22:18:07

【人】 巫凪 桜花



 いい庭だね。趣味がいい。

[広大な敷地だが、そこにあるのは四季で移り変わるものばかりだ>>101
その機械が手をかけているのだろう美しい園を、庭と称えて]


 それに、みんな喜んでる。

[世話の行き届いた植物たちに、視線を巡らせて示した]


 仲間の中に在って満たされるのは。
 みんな、そうじゃない?
(194) 2023/11/24(Fri) 22:22:41

【人】 言ト霊 羅生

>>188


 (…………わからない、どういう、意味……?)


[

穴が空いているロゴスの感覚と、どこかで穴が開いていく感触。絞り出す様にしかし転がり出てしまった声に応えられる事は無く。

怯むな。

]


 ……どうしてそんなことを訊ねるんですか。
 意図が理解できないと正確に出せない。


*
(195) 2023/11/24(Fri) 22:23:03
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a59) 2023/11/24(Fri) 22:25:41

【人】 三ノ宮 緋雁

─ ある日:温室(桜花) ─

[ある日、温室を歩いていたオレに、桜花ちゃんが声をかけてくれた>>182
 
 
  あ、桜花ちゃん!
  今日は……そうだなあ、考え事してた、かな?

  桜花ちゃんは?
  
  
[ここに来るたび、桜花ちゃんは声をかけてくれる。
 けれど今日は、いつもと違ってオレが歩み寄る前に駆け寄ってきた。
 
 背中を押されて、歩き続けたいのだと察して、隣同士並んで歩くことにする。
 一緒に外をのんびり散歩なんてここにいる間でもないとできないことだろうし、桜花ちゃんがそれを望んでくれるのはとても嬉しいことに感じた]**
 
(196) 2023/11/24(Fri) 22:29:06