人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

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視点:

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【人】 3年生 武藤景虎


 とりあえず恥ずかしいので…、
 脱がして良い?

[理論は多分同じだから良いかなと、彼女の方に残った下着一枚に手をかけて下へと取り払った。

下着できつかった熱が外気に触れて、それなり開放感はあるものの、単純に恥ずかしいというのもあって許容量は結構超えてしまったのもある。

初体験で恋人の下着を脱がせるにしては、あまり情緒がなかったかもしれない、とかはあまり考えてる余裕はなかった。]*
(193) 2022/09/18(Sun) 17:20:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 つ、め…………? >>191

[爪は、まあ。

魔女の爪みたいなのに突かれるのはさすがに怖いけど、武藤の指がそんなんじゃないことは、知ってるし……と至極真面目に考えてしまう私もまた、相当に混乱していたし、色々と限界が近くはあった。

別に、武藤の足を見たいとか、足じゃない別の何かを確認しておきたいとか、そんな気持ちがあったわけでもなく。

私ばかり限界値ぎりぎりまで追い詰められている中、武藤だけ平静な顔をしているというのはずるいような気がしてしまったのだった。

実のところは、武藤の側も限界ぎりぎりだったわけだけど。]
(194) 2022/09/18(Sun) 17:42:17

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ………………ッ。

["見ない方が良い"と言われても、見えてはしまう、もので。

こちらに頭を向けるような屈み気味の姿勢だったから、目の前にぼろりと出されたわけではなかったけれど────まあ、見えてしまって、顔がぽふんと熱くなったし、瞬間、息が詰まってしまった。

"それ"を見たのは、小学生の頃、幼稚園児の弟を風呂に入れていた頃のが最後の記憶くらいなもの。
当然ながら、色々……全部が、違うわけで。

怖くはなかったけれど、正直なところ、"あれ"を受け入れなきゃいけないのか……と、少しばかり、目眩がした。

大きくないですか?平均値とか、私は全然、知りませんけども。
いや、平均以下でも平均以上でも何がどうなれば安心というものではないし、ああもう何考えてるのかな私。

仰向けに横たわる私は、もはや、あれだけ隠したがっていた自分の胸も曝け出している事にも全く頓着できないまま、武藤の問いかけ >>193 には、無言でこくこくと頷くしかできなくて。

ねえ、なんで、こんなに恥ずかしいことばかりなのかな。

好きな人と、気持ちいいこと、したいっていう、それだけなのに。*]
(195) 2022/09/18(Sun) 17:46:49
天使 ブルベエルは、メモを貼った。
(a25) 2022/09/18(Sun) 17:51:48

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/18(Sun) 17:51:58

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/18(Sun) 17:55:40

【人】 3年生 武藤景虎

[視線の先を追ったわけじゃないけど、面食らったような顔が瞬時に朱に染まったのを見て>>195、いたたまれない気持ちにはなる。

大小については言及しないが別に普通だとは思っている、多分。

お互い恥ずかしいばかりで、こういうのはやっぱり夜の方がよかったのかと思ったりもするけど。

オレとしては彼女の方は見たいと思ってしまうので。

何度目か、離れた体を寄せると触れるだけのキスを数度落として、両の頬に手を当てて額を合わせる。]

 ──…、すげぇ恥ずかしい、けど、
 柚樹の全部、知らないとこも見れたから、チャラかな。
 
[オレの方は脱がした下着の下はちらっとしか見ていないけど、小さく笑って告げれば少しは気楽になるだろうか。

唇を重ねて胸元をなでてから、先程中断した下肢の方に手を下ろして。

臍の下、布ごしに触れていた箇所に中指が触れた。]
(196) 2022/09/18(Sun) 18:28:38

【人】 3年生 武藤景虎


 あつ…、

[閉じた裂け目に指を這わせると一際高い熱が伝わってきて、小さく声を漏らす。

間に沈めた指先が溶けそうな感覚に軽く眩暈を覚えながら動かすと音が響いて、下肢の熱が増す気がした。]

 ……痛かったりしたら言って。

[声を出したくないからキスしたいと言ったことは知らない話だけど、塞がってたら伝えられないから唇を離して告げて。

代わりに耳元に口を寄せて、耳の形に沿って舌を這わせる。

この先にある行為の方が痛かったりつらかったりするんだろうなと思って、少しでも和らげられるように指を動かした。]*
(197) 2022/09/18(Sun) 18:29:17

【人】 2年生 松本志信

[手のひらは弱く拒否される>>184
熱は無い…って言う割には顔は赤いし。
そこそこ熱かったと思うけど。]

 んん?

 ………はぁーん。

[恨めしそうな目と撤回の言葉に一度首を傾げるも。
「さては照れてんなこれ」って気が付いてしまった。
ひょこひょこ歩き出す姿に少し笑むと、近寄って]

 肩ぐらい貸すぜ?
 あと、ほら。
 津崎くんち知らねぇから教えてよ。

[荷物の運び先、今日にでも知っとかねぇとな?]*
(198) 2022/09/18(Sun) 18:53:41

【人】 3年生 津崎 徹太

>>198

[ひょこひょこしてたから、
 そりゃ、簡単に追いつかれた。
 なんだかにやにやしてる雰囲気に、口を尖らせる]

 ――……教えますよ。
 でも、かえって歩きにくいんで、肩はいいです。

[左足の甲のみもう少しでおそらく大丈夫になるだろう。
 腕とあばらのひびはだいぶ治癒して、時々、気になる程度になっていたし]
(199) 2022/09/18(Sun) 19:05:39

【人】 2年生 松本志信

[肩を貸すのは断られてしまったが>>199
歩いてそんなに離れてないと思いたい。
じゃなけりゃこの距離歩いたの買って心配の方が勝るから。

歩いてる間はたまに津崎くんを見たり。
たまに「手貸す?」って言って断られたり。
そんなこんなしてたら家に着いた。]

 ここ?

[さて、ついたはいいが。
中まで招かれるや否や。
じっと見つめてみる]*
(200) 2022/09/18(Sun) 19:18:45

【人】 3年生 津崎 徹太

―見た目は綺麗なマンション(8)1d8階―

 えっと、ちなみに狭いです。
 家賃はちょと高めだけど。

[マンションにつくと、広さは2DKである。
ただ、一つの部屋は完全に機材で埋もれてい
もう一つの部屋は床と小さな机が一つ、布団が一組のみ。
クローゼットに服とかカバンとかは最小限に入っている。

台所は、一応、ガスコンロは二つ、冷蔵庫だけは大きめ。その代わり、冷蔵しなくていいものも含め、食料は全部そこに突っ込んであった。カウンター式の台の横に本箱があって、教科書とか、なにやら最低限の者だけが詰め込まれている]

 チカさん、荷物って多いですか?

[いや、お前、ベッドないんかい。ないです]**
(201) 2022/09/18(Sun) 19:22:47

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[きっと、暗い中、この行為をしていても、不安だったり恥ずかしかったりは大差無くて。

だったら、武藤の恥ずかしそうな顔だったり、安心してよ優しくするよと告げてきてくれる照れくさそうな顔だったりを見ていられるほうが、きっと、幸せだったと思う。

そして、全然知らない場所でするよりは、なんとなく武藤の匂いがするこの部屋での方が安心感もあったのだから、ぜんぶ、結果オーライ、だったと思うよ?]

 …………うん。

 恥ずかしい、のは、お互いさま……ってこと、で。 >>196

[笑顔、作れてたかな。
多分作れてたと思う。

恥ずかしかったけど、それでも"怖い"は無かったから。

でも、ぎりぎりの余裕があったのは、ここまでのこと。]
(202) 2022/09/18(Sun) 19:36:51

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ふぁ……っ!?ぁ、……っ、ぅ

[ゆび、が。

自分でもそういう意図では触れた事のない箇所を、武藤の指が辿っていって、と同時に、濡れた音が響いてきたものだから耳を疑った。

話には聞いていたけれど。
"濡れる"なんて状態が、まさか自分の身体に訪れていたなんて、ちっとも、検討もついてなくて。

自覚してしまったら、あとはもう、いたたまれなさは加速する一方だった。]

 む、と…………ぅ、と、ら……っ。

[痛くはないけど。

でも、自分ばかり、異物感だとか微かな快感だとかばかりに苛まれて、武藤の側は別に心地良くもない行為というのが、どうにも、申し訳ない……というか、まさに、いたたまれなくて。

耳を辿っていく舌の疼きもあって、身体がばらばらになりそうな気がした。]
(203) 2022/09/18(Sun) 19:38:19

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 も、だい、じょぶ……だから。

 挿れて、いいから…………っ!

[もういっそ、2人で溶けてしまえるなら、その方がどれだけましかと、思ってしまった。

あんなに苦しいものだったなんて、思いもせずに。*]
(204) 2022/09/18(Sun) 19:38:39

【人】 2年生 松本志信

 別に狭いのは……っていや、広いよ。

[マンションの最上階>>201
ちょっと高いななんて、すっかり高い所は怖くなっちゃったけど。
招かれた部屋は世間ではどう評価される広さか知らないが
四畳半の住人にとっては幾分快適な広さだと思う。
まあ、二人で暮らすとしてもちょい狭いくらいが俺は嬉しい。]

 んや、ほとんど捨てて平気。
 大事なのは箱一つくらいで事足りるさ。

[その箱の中には知らぬうちに辛夷の花の書かれた緑色のペン>>6:107 が入っていることになるのだが
まあ、その話は後日詳しく語るとして。]

 ベッドないの意外。

[美容のためにふかふかのベッドで〜…とかはないようだ。
招かれたので床に座るとして。]
(205) 2022/09/18(Sun) 19:50:36

【人】 3年生 津崎 徹太

>>205
 なら、よかったです。
 とりま、この部屋にチカさんの荷物おいてもらえれば、あと、ベランダも荷物置けるけど、風強いんで、飛ばないもので。

[と説明しつつ、
 ベッドの件に関しては]

 最初、軍資金で買おうと思ったんですが、
 気が付いたら……

[機材を買って、結局床で寝てるとのこと]

 いや、今から買ったほうがいいかな?

[……といってから、
 なんか、余計なこと言った気がする]
(206) 2022/09/18(Sun) 20:03:15

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・死者からの便り】
[津崎さんが目覚めた日、小泉さんが亡くなった日の夜。私は夢を見た。

美術館の夢ではない、緑色の羽を持った綺麗な小鳥が、私のもとへと飛んでくる夢。

何だろうと思って手を伸ばして、小鳥は私の手の中へと収まった。

全然、気づかなかったけど、動物に触って平気だった、その時点で当たり前に現実ではなくて。
でも、その時の私は気づかずに、そっと小鳥の羽を撫でて、暫くその小鳥が私の手の中で寛ぐのを眺めて。

小鳥は私の手の中で、薄く輝いて、その形を失って、そうして私の手の中には、一通の緑色の封筒が残された。

そして私は、目を覚ました。]
(207) 2022/09/18(Sun) 20:03:16

【人】 1年生 朝霞 純

>>207
[ゆるく首を振って、意識の覚醒を促して。

不思議な印象の夢だったな、なんて思いながら、入院している間にすっかり習慣になった、目覚めたときにスケッチブックに描いた林檎の絵と津崎さんからもらった絵葉書を眺めるということを、いつも通りやろうとして。

スケッチブックを手にとって、ページを捲って、そこに緑色の封筒を見つけた。]

…。

[得体の知れない封筒に対して、然程恐怖感はなく。

私は封筒を開いて、便箋を取り出した。

綴られていたのは、小泉さんの言葉。>>6:105

記憶を喪っていたときのこと、私への印象、これからのこと。

私は何も小泉さんに返せなかったのに。

小泉さんは死の間際に、私に手紙を遺してくれた。

私は思い出す、あの時、最期の表情を看取ったことを。

あの笑顔を。>>6:122

私は、深く息を吸って、吐いた。]
(208) 2022/09/18(Sun) 20:05:22

【人】 1年生 朝霞 純

>>208
[絞り出す、自信のない、それでも決意を込めた言葉。]

…生きようと思います。不器用でも。自分なりに。

[やっぱり、私が生きててよかったとは思わないけれど。
やりたいこと、やれること、色々あると思うから。]

きっと、小泉さんのいたパン屋にも行きます。
香坂さんと、断られるかもしれないけれど、工藤さんも誘って。だから。

見ていてくださいね。小泉さん。

[死者は生者を見守ることが出来るのか、分からないけれど。
もし見守ることが出来るのなら、きっと見ていてくれるだろう。]
(209) 2022/09/18(Sun) 20:08:03

【人】 2年生 松本志信

 一週間以内はすげぇ無茶振りだと思ったけど
 まあ、数日で荷物は何とかなるな。

[棲んでるとこの解約とか、その辺もまあ何とかなるっしょ。
機材優先の話には、配信してたらそうなっちゃうかもねと頷くも]

 俺一人なら別に床でごろ寝でもいいけど。
 あった方がそりゃあ、身体に悪くはなさそう。
 まあ、……そうねぇ。

[“余計な”一言と憮然な態度に、ちょっと腕とか広げてみて]
(210) 2022/09/18(Sun) 20:13:33

【人】 3年生 津崎 徹太

>>210

 確かに、前は大丈夫だったんですけど、
 怪我してからは、正直、きついかも…。

[ガチだった。そうかベッド買うか。
 と見た先、両手を広げるチカさんに、
 数秒考えたあと]
(211) 2022/09/18(Sun) 20:21:17
津崎 徹太は、松本志信をハリセンで殴った。
(a26) 2022/09/18(Sun) 20:26:46

【人】 1年生 朝霞 純

【現在・パン屋への訪問】
[退院したからといって、そうそう骨折した足が治るわけがなく。
むしろ、歩き回っていたせいで完治するのが遅くなっているのかと思わなくもないが、リハビリでも勿論歩くため、恐らく関係ないだろう。多分、ちょっと酷く折れてしまっただけなのだ。

どちらにせよ、退院したあと、歩けはするけれど松葉杖がまだ手放せないという状況。

そんな状況だけど、とりあえずは日常生活が出来るようになって、外出すると他の人に迷惑かも、と考えなくもないけれど、それなりに日常生活を送れるようにはなったので。

私は香坂さんと工藤さんを誘って、小泉さんのいたパン屋に赴くことにした。

香坂さんと、工藤さんにLINEを送る。

“小泉さんの働いていたパン屋に行こうと思うんですが、香坂さん、工藤さんも一緒に行きませんか?”

もし一緒に行けたら、きっと売り出されているだろう甘夏みかんクリームパンを一緒に食べれたらいい。]
(212) 2022/09/18(Sun) 20:33:21
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a27) 2022/09/18(Sun) 20:37:34

【人】 1年生 工藤美郷

──回想・友人と言うもの──

[それから、工藤は朝霞さんとは一見ドライな関係を築いたか。
 ごく普通の友人らしいことはしない。例えばそれは、一緒に研究室のメンバーの色恋沙汰について噂話をしたり、テレビやSNSの話題をを楽しむなどのことだ。
 しかし何をする時でも、彼女がそばに居ることを拒絶しなかった。]

朝霞さんが居たいならここに居ればいい。

 [そのようなスタンスで、朝霞さんが病室を訪れれば必ず受け入れた。それは工藤が退院して、訪れる場所が自宅になろうとも変わらなかっただろう。
 
 工藤から進んで話しかけることはほとんど無く、朝霞さんが話しだせばじっと目を見つめた。沈黙が二人の間に落ちれば、無理に話題を探さずに、ただ二人で静かな時間を共有した。工藤は大抵の時間、何かを描くか書くかして過ごしていたから、筆記具の走るサリサリという音だけが二人の間に落ちていた。]
(213) 2022/09/18(Sun) 20:39:54

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤は軽症だった。無傷と表現した方が正しい。だからすぐに退院させられた。おそらくは朝霞さんよりも早く。

工藤は退院した後、毎日のように朝霞さんの病室を訪れようとした。家族に阻まれれば「そうですか」とあっさり踵を返し、面会できたとしても、]

……………………。

[特に何も話し出すことなく、朝霞さんの目を見つめた。何も話さないくせ、時折、唐突に脈を取ったり、朝霞さんの下瞼を押し下げて『あっかんべー』をさせたり、舌の色を確認したりした。そのようして健康状態を確認し、満足すると背を向けて帰っただろう。
 そのように、朝霞さんとの時間を重ねた。]

[何度かの病室への侵入が叶ったならば、やがては一冊のスケッチブックを見つけただろうか。>>5:+30
 あまり上手ではない、林檎の絵。もしもそれが見れたならば、]

 あまり上手い絵とは言えません。

[失礼なことを言って、それから]

 ですが、何か心が引き寄せられます。
 私には描けない引力が宿っています。

[そのように付け加えて、スケッチブックを返した。]
(214) 2022/09/18(Sun) 20:41:51

【人】 3年生 武藤景虎

[服ひとつ(ふたつ?)脱ぐのに大分苦労した気はするけど、その間の諸々もいろんな顔が見れたから良いかなと思う。

そんな想いが自分だけじゃなくて、結果オーライと思ってくれているなら救われる。

だから、お互い様と向けられた笑顔に心底安堵できた。>>202

その後の方が大変だということはオレはわかってたからまだよかったのかもとは、すぐに思うことにはなったが。]

 ん……、柚樹、

[熱く濡れた内壁を掠めて指を動かす間、途切れた吐息混じりの声で呼ばれて>>203耳元で囁きを返す。

痛そうな声ではなさそうだから、多分いろいろ戸惑ってるだけかなとは思って。

挿し入れた指には薄い粘り気のあるものが絡むけど、指ひとつ動かすのももどかしいくらいにひどく狭いのも確かで。

本当にこの後が大丈夫なのだろうかとは心配になる。]
(215) 2022/09/18(Sun) 20:48:52

【人】 3年生 武藤景虎


 ほんと、だいじょぶ…?

[ストップらしき声がかかって、顔を覗き込んだ。

根拠はよくわからないけど、本人が言うなら大丈夫なのだろうかと疑問符が浮かぶけど、いたたまれなくなって出た言葉っぽさは多少感じていて。>>204

確かめるように薬指を足して中に押し込んでみるけど、きつさに眉を顰める。

だから、大丈夫と言われてから多少執拗に掻き回してしまったかもしれないけど、「挿れていい」って言葉が脳裏に残ってて限界に拍車をかけてて割と必死だった。]
(216) 2022/09/18(Sun) 20:49:08

【人】 3年生 武藤景虎

[その間も制止の声はあったかもしれないが、反応とか指を苛む熱や感触に堪えきれなくなってから漸く指を引き抜いて、ハ、と息をひとつ吐いた。]

 ……、オレも、もう、挿れたいから、

[準備的なものが足りてなかったらごめんとは言外に、体を起こすと枕の下に手を突っ込んだから何かと思われたかもしれない。

めちゃくちゃ買うのに躊躇ってレジまで行くの時間かかったけど>>91、さすがに配慮しない程考えなしではないので。

なんか付けてるとこ見られるのは恥ずかしいので、見ないどいて、って声かけてから自分の方の準備をした。

避妊具をつける間の微妙に気まずい時間を経てから、両脚を開くように体を割り入らせて。

脚の間に目線を向けるとまともに直視した其処に、何度目か唾を飲んだ。]
(217) 2022/09/18(Sun) 20:49:27

【人】 3年生 武藤景虎


 ……っ、

[先端を当てただけで頭が眩む感じがして息を飲んで、ぐ、と腰を押し進める。

わかってはいたけど、すんなり挿入るものではないらしく、収まりきるには結構苦労しそうだ。

前傾して顔を覗き込むけど彼女の方が自分以上に相当しんどそうで申し訳なさが募って。

大丈夫じゃないだろうに大丈夫?とは聞けない代わり、伸ばした手で頬に触れた。]*
(218) 2022/09/18(Sun) 20:50:36

【人】 1年生 工藤美郷

──退院後の日常・追悼の日々──

[やがて退院し、小泉先輩の葬式も終わった後。
 結局工藤は一滴の涙も流すこと無く、小泉先輩との別れを終えた。
 工藤は一人暮らしの家に戻った。部屋はシンと静まりかえっていた。その静けさは、一人暮らしだからと言うのもあるが、やけに少ない家電のせいでもあった。
 カロリーバーと水だけで生きる彼女は、料理をしない。だから冷蔵庫のブーンという低い唸りも無かった。
退院してまず、冷蔵庫とオーブン、それに仏壇を買った。

 工藤は毎日決まった時間に起き、決まった順番に行動した。
 朝、まず寝床を几帳面に整え、街中が起き出して騒がしくなる前に、窓を開けて家中の空気を変えた。柔らかく吹き込む朝の匂いがカーテンを揺らし、解いた髪を撫で去るのを楽しんだ。風の勢いや香りや、鳥の鳴き声を聞きながら、一日の天気を予測した。]
(219) 2022/09/18(Sun) 21:18:25

【人】 1年生 工藤美郷


[そのルーティーンの中に、工藤はもう一つの行動を入れ込んだ。一日の始まりに、必ず小泉先輩への挨拶をするという行動を。]

 ………………………………。

[骨も写真も納まっていない仏壇に向かって、静かに手を合わせる時間。それは続けるうちに、生活の中に一定の心地よいリズムを生み出した。
 工藤は胸の内だけで、明け行く雲の色づきや、風の湿り気や渡り鳥の声から感じた季節の移り変わりを報告した。

 小泉先輩がこの世に引っ張り出してくれたから、今此処に在るのは工藤だ。絵の中の彼女では無く。そうして引っ張り出された世界から感じ取った好ましいものを全て、仏壇に伝えた。]
(220) 2022/09/18(Sun) 21:19:48

【人】 1年生 工藤美郷

[休日になれば、工藤はパンを焼いた。
 武藤先輩からもらった気に食わないレポート用紙は、夢から目覚めた時白紙になっていた。その真っ白なレポート用紙をじっと睨み付けると、あのツルツルとした、ペン先がやけに滑る感触が思い起こされた。それと同時に脳内に焼き付けたメモの内容も。

 粉を量る。水温を測る。生地を捏ねる回数も数える。発酵時間もオーブンの温度も夢の中と同じように作った。猫型に整形した時も同じ形になった。
 しかし出来上がりは、工藤の舌には小泉先輩のクリームパンとは違って感じられた。全く同じレシピのはずなのに、膨らみ具合も不思議と違った。
 おそらくは捏ねる力の入れ具合や、卵や強力粉の水分量や、微妙な室温やオーブンの違いが、そういった味の差異を生み出すのかもしれなかった。]

 作りたいものと違う味になりました。

[そう言いながら、工藤は自分では食べきれぬそれらを朝霞さんに分けた。あるいは墓前や仏壇に供えた。研究室のメンバーに振る舞うことを自分では思いつかなかったが、誰かに促されれば分け与えたかもしれない。]
(221) 2022/09/18(Sun) 21:21:26

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤は何度作っても出来栄えに満足しなかった。だから休日が来るたびに全く同じレシピに挑戦した。
 朝霞さんからLINEが>>212来たのは、そんな挑戦を幾度か繰り返した後だろうか。]

『行きます。』

[絵文字もなく、それだけを伝えた。]*
(222) 2022/09/18(Sun) 21:22:07

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[正直なところ、指1本でも異物感はそこそこのものだったし、もう1本増やされたところで、大差は無かったのかなと思う。

でも耳元に落とされる、自分の名を呼ぶ掠れた声 >>215 一つ取っても、武藤の限界も透けて見えて。

だったら多少痛くても苦しくても、繋がってしまいたい……と、心から思った。

だって、この"準備"とやらが、多分、一番に恥ずかしいものだったから。

とりわけその後、武藤が避妊具をつけているらしい、そのほんの十数秒だか数十秒だかは、もうこの世からこの間の記憶だけ消えてくれて良いと思ってしまうくらいの、いたたまれなさだった。]

 …………だいじょう、ぶ。

[大丈夫だよ。相手は武藤なのだし。

気付けば、武藤の腰を挟み込むような姿勢になってしまっていたから、はしたないほどに両足は開いていて、それはつまり、誰にも見せたことのない部分を武藤に向けて差し出すような体勢になっていたわけだけど、それも見て見ぬ振りをして。

現実を直視してしまったら、頭が沸騰して倒れそうだもの、こんなの。

────でも、やっぱり、"初めて"の者同士、そう簡単には、お話は進まなかった。]
(223) 2022/09/18(Sun) 21:39:34

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ぃ、……ッ!!

[漏らすまいと思ったのに、歯の隙間から苦鳴が漏れてしまい、慌てて片手で口を塞ごうとする。

ひた、と頬に触れてきてくれる手に、擦り寄せるように顔を揺らし、大丈夫だよって言いたいのに、異物に怯えた身体が勝手に内側へ内側へと閉じていってしまう感覚が走る。

それは絶対に恐怖ではなく、緊張と羞恥が絡み合ったものだったのだろうと思うけど。

無意識に締め付けてしまうと武藤の形も熱もありありと解ってしまい、その感覚にまだ身悶えるという悪循環で、気付けばぼろぼろと涙が零れだしていた。

これ、きっと、武藤の側だって、痛いに違いないのに。]

 ごめ……っ、
 力、抜けない……ど、うしよ。

[でも、止めてほしくない。

"続きはまた今度"じゃなくて、今、ちゃんと繋がりたい。

欲しいと思ったのは武藤だけじゃなく私もだし、痛くても苦しくても構わないと思ったのは、私の方。]

 む、とう……おねがい。

 やめちゃ、やだ。

[離さないでという風に、武藤の背に両腕を回し、必死でしがみついた。*]
(224) 2022/09/18(Sun) 21:40:33

【人】 3年生 武藤景虎

───徹っちんの退院後───

[徹っちんには入院中も幾度か会いには行ってたけど、退院したらいつも通り遊んだりできるかなと思ってた。

あの美術館に行った時、確か駐車場でカラオケ行く時は適当に誘ってとは受け身で告げてたけど。

いつ会えなくなるかはわからないとは、今回の夢の件で学んだことだ。

実際、徹っちんがいなくなったらを最後の天使のお告げの前心のどこかで想定しては、もっとこうしておけばとか話しておけばと後悔したから、オレの方から予定を聞くためにLINEを投げた。

その時初めて、イギリスに1ヶ月後くらいあとには旅立つことを教えてもらえただろうか。]

 『いつ空いてる?』
 『とりあえずオレとカラオケ行くのと』
 『くっきーと3人でパフェ食う日の分は空けといて』

[あとそれからなんかある?と、一緒にいたくっきーに尋ねてみた。]

 『まつもっちゃんてどうしてる?』
 『と、くっきーが心配してたので』

[めちゃくちゃ連投してしまったのはすごく焦ってたのがあるからだろう。

また戻ってくるとは言ってもいつのことかわからないから。]*
(225) 2022/09/18(Sun) 21:52:37

【人】 2年生 松本志信

 そりゃなぁ、医者に言ったら怒られるぜ?
 なるべく無理はしてほしかねぇんだけども。

[広げた両手には寄せられてはくれなくて。
ちょっと虚しく誤魔化すように頬をぽりぽり掻いてはみたけども。

手を伸ばして引き寄せれば、さすがに腕の中には来てくれるだろうか。]
(226) 2022/09/18(Sun) 21:59:16

【人】 3年生 津崎 徹太

>>226

 無理はしないですよ。
 そこんところはわかってるんで。

[広げた両手、しまいどころがなく、
 下がるけれど、
 また手が伸びれば
 のそり近づいて、そこに収まろうか。
 体格は似たようなものかな]

 
(227) 2022/09/18(Sun) 22:06:17

【人】 3年生 武藤景虎

[明らかに痛そうというか苦しそうなのは表情から見てとれて>>224、やっぱやめといた方がいいかなとは頭をよぎるけど。

その方がきっと良いとは理性ではわかっていても腰を引けずにいた。

溢れてきた涙の粒が頬に当てた掌を濡らして、もうやめとこうって喉から出かかった。

けど、悲痛に求める声と共、腕が背に回れば体を離すことなんて到底できるわけなくて。>>224]

 ……、っ、柚樹、っ、

[此処で留まっていても苦しいだけだから、半ば無理矢理身体を倒すと唇を食んだ。

熱い息を交わして慰めるように舌を吸って。

溶け合ってしまいそうなキスに集中することで、繋がってる部分のきつさとか締め付ける痛みは意識の外にいっていた。]
(228) 2022/09/18(Sun) 22:38:57

【人】 3年生 武藤景虎

[どれくらいかそうしてる間に、自分の恥骨が拡げて持ち上がった脚の付け根近くに当たっていることに気づく。]

 ……、はいっ、た、…、っぽい。

[唇を離して荒い息の合間で告げると、涙で濡れた眦に口付けを落として。

柚樹の方は大丈夫だろうかと落ち着くまで呼吸を整えながら待った。

ちぎれそうな痛みは今のところもうなくなっていて、落ち着いてしまうと別の感覚が迫り上がってきているのを感じる。

腰のあたりに感じる痺れとひくりと脈打つ自身に、小さく身じろぎして。
動かしたくなる衝動を抑えようと、整えたはずの息を一つ吐いた。]*
(229) 2022/09/18(Sun) 22:39:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 黒崎さんは変わりたい・その3 ――


[顔面改造の師匠(=津崎)に及第点を貰えるレベルに至っているのか否かは解らないけれど。

いくらか自己流加えつつ、髪や顔を弄るのにも慣れてきた。

練習がある日はどうしてもスポーツブラにせざるを得ないものの、それ以外の日はワイヤー入りだの詐欺要素入りだのも、それなり身につけるようになって。

そうしたら、大学への行き帰り、毎日のように美容院のチラシを手渡されるようになった。

どこかのお店(?)で働かないか(?)という、不思議なバイトの誘いも、男じみた格好の時は一度だって無かったのに、時折、そんな声もかかるようになった。

どうやら今の世の中は、美容院が供給過多で、女性が働く接客業業界は需要過多なのであるらしい。
────そしてまだ、スカートは買えていない。]
(230) 2022/09/18(Sun) 22:54:51

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[その日は昼過ぎに津崎と待ち合わせしていて、3人でパフェを食べに行こうって話になっていて。

なら午前中に付き合ってくれるかな、スカート買いたい、それ履いて待ち合わせ行きたい、と私は武藤にお願いをした。
"スカート探しの旅"に付き合ってもらう権利、今使わせてください、って。

あまり足を向けた事のない、繁華街のファッションビル。

武藤が日々あまりにも「かわいい」「かわいい」と私に言い続けるもので、その執念の擦り込み効果もあってか、スカートを履くこと自体には、もうあまり拒否感を抱かなくてはなっていた。

ただ、どうも膝丈は絶望に似合わなそうだし、ミニは恥ずかしいし、ファッション雑誌を開いてもあまりピンと来るものはなく。
そもそも着てみないことには実際似合うかどうかはわからないのが洋服というもので。

まあ、1時間くらいはうろうろしたと思う。
服って、あんまり見ると最後は何が良いんだか元々何が欲しかったのか解らなくなってくるもので、今日はもうダメかなあ、なんて思ってたんだけど。]
(231) 2022/09/18(Sun) 22:55:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………これ、いいな。

[とある店のマネキンに引き寄せられた。
店員さん曰く、落ち感のある綺麗めラインの大人プリーツ、マキシ丈……とか、なんとか。呪文かな。

お客様でしたらトールサイズのマキシ丈を絶対綺麗に着こなせると思います、と彼女に断言され、そういうものなのかなと私は武藤を顔を見合わせた。]
(232) 2022/09/18(Sun) 22:55:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 どう、かな。
 変じゃない……?

[試着室からおずおずと抜け出て、ゆらりと足を揺らしてみせる。
すとんと落ちるシンプルなシルエットだけど足さばきと風でふわりと揺れて、でもあまり甘ったるい感じもなくて。

チャコールグレーのそれは、今日着ているVネックのカットソーにも違和感なく合いそうで、このくらいなら抵抗なく着て歩けるかなあ、と。

お客様のようなスレンダーな方にこそ着ていただきたいアイテムですとか本当にお似合いですとか、世辞を山ほど貰ってしまい。

そして更にはそのセレクトショップで、このスカートなら絶対絶対このブーツがお似合いですとすごい勢いで推されたブーツも買うことになり。

元々着てきたジーンズとスニーカーをショッパーに入れてもらって、津崎との待ち合わせ場所に向かうことになったのだった。

私は武藤より1cm身長が低いのだけど、このブーツは3cmヒール。
武藤より2cmオーバーしてしまうけれど、武藤はきっと、全然気にしないんだろうなと思う。*]
(233) 2022/09/18(Sun) 22:56:54

【人】 1年生 朝霞 純

>>213>>214
[退院する前から、工藤さんは私の病室にしばしば訪れてくれていた。
私はもっと距離を置いて、たまに二人でいるような関係に落ち着くと思っていたのだけど、彼女が訪問してきてくれるのは、そして健康診断を行うのは、私と時間を過ごしたいと、私の体調を気にしてくれているのだと理解しているつもりだったから別に嫌ではなかった。

好意のある人と一緒にいたくなったり、その人の無事が気になるのは、今の私には何となく理解できるような気がした。
そういう行動を、実際していたからだ。

私の好意と工藤さんの好意の内容は違うだろうけど、その好意の内容がなんであれ、好意を抱いている相手のことはやっぱり気になるものなんだと思う。

私は彼女に好かれることが、ちょっと嬉しかった。
人と交わることが苦痛に感じやすい彼女が、私の手を取ろうとしてくれることが嬉しかった。]
(234) 2022/09/18(Sun) 23:01:36

【人】 1年生 朝霞 純

>>234
[何度か工藤さんが病室に訪れる中で、一度私が眠りから目覚めて間もない頃にやってきたことがあった。

私はいつもみたいに自分の描いた林檎の絵と赤い道化の絵葉書を眺める習慣の最中で、工藤さんが横合いからスケッチブックを覗いていたことには気づけなかった。

やがて、工藤さんの方を見ると、工藤さんはぽつりと言った。

“あまり上手い絵とは言えません。”

私は笑ってしまった、いつも隣で何かを描いている工藤さんの絵はとても写実的だったからだ。
私の絵は、確かに上手くないだろう。

でも、それでいい。

そう思ったとき、続いた一言。

“ですが、何か心が引き寄せられます。
私には描けない引力が宿っています。”

私は瞬いた。

ああ、私の想いは、彼女の思い出は、確かに生きている。

生きている。生きていくんだ。私の描いた絵の中で。

私は工藤さんの方を向いて、一言告げた。]

ありがとう。

[彼女の生きた証を残せたのは、下手な絵でも、誰かに想いを伝えていけるのは嬉しかったから。]
(235) 2022/09/18(Sun) 23:05:19
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/18(Sun) 23:16:05

【人】 3年生 津崎 徹太

― トラちゃん ―
>>225
[退院したあと、
 それでもまだ足はもうちょっと用心するとのことで、
 松葉杖生活となっていた。

 家に戻って、母からは、どうせ休学するのだから、
 実家に一旦戻ってこいと言われたけれど、
 いや、することあるし、とそれは断って、
 大学には来ている。


 そして、ちょうど教授と話しているときに、
 トラちゃんからのLINEが届く]

 ――……

[続けざまに送られてくる内容に、
 くす、と笑いが零れるが]

 ってことで、休学届けに印鑑お願いします。

[教授に書類を預け、研究室を出る。
 ともすると、教授が他のメンツにも報告はするかもしれない。
 ああ、彼は一旦休学して、また戻ってくるよ、と]

 
(236) 2022/09/18(Sun) 23:37:06

【人】 2年生 松本志信

 
 津崎くん自覚無いと思うけど、結構無理しいだかんな。

[夢の中でも幾分と無理をしていたと思ってる。
あの日、入院していた部屋で散々泣いたのもきっと
俺だけしかしらない津崎くんの姿なのだろうし。

おさまってくれた身体をしっかり抱いて気付く。
身長は津崎くんの方が少し高く見えるけど
体格は俺の方がちったぁ線が太そうだ。
別の国の血は多少華奢になるもんなんだろうか。]
(237) 2022/09/18(Sun) 23:43:15

【人】 3年生 津崎 徹太

>>237

 今回は特殊ケースだと思うんですけど、
 でも、

 怖かったです。

[唇を離してからぽつり、
 この人にしか言えない本音を、
 そして、またその顔に頭摺り寄せる]
(238) 2022/09/18(Sun) 23:54:05

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ 不幸になって初めて、自分が何者であるかわかるのです]
(239) 2022/09/19(Mon) 0:12:50

【人】 母親から見た 小泉義哉

―― 小泉家の後日譚 ――

[ それは義哉のお葬式の日のこと。
 あの子の後輩らしい女の子が>>56>>57
 夫に言い放った言葉に心当たりがあって、
 夫の一声で葬儀場スタッフに追い出された女の子を
 追って、私は話を聞きに追いかけました。

 「……さっきのはあの子の遺言なの?」と震える声で
 尋ねたら、あの女の子は何と答えたかしら。>>-386
 いずれにせよ、私にはそれが
 あの子の本音と分かったから、
 女の子がその場を去った後も、
 私は茫然とその場に立ち尽くしていたのです]
(240) 2022/09/19(Mon) 0:13:10

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ たまには義哉の部屋を掃除しなければ、と
 お葬式からしばらくしてあの子の部屋に入りました。

 泣き濡らしたのでしょうか。
 表紙がよれた数冊のノートが机の上に
 出しっぱなしとなっていました。

 本来なら、母親である私にも見てはいけないような
 あの子のプライベートなもの。
 けれど、私はもう直接本人からは
 教えてもらうことの叶わない、
 あの子の本当の気持ちを知りたいという気持ちを
 抑えることができなくて、
 そのノートを開いてしまったのです]
(241) 2022/09/19(Mon) 0:13:29

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ そこに書かれていたのは、
 夫から言われて嫌だったこと、>>1:43>>3:9
 夫が私を責めるのをやめてほしいという願い、>>3:10
 憧れていたパン屋になれないことへの憤り、>>3:12
 自立したら父親には絶対に会わないという強い意思、

 義哉が幼かった頃、夫の躾が厳し過ぎることは
 分かっていました。夫には苦言を言っても、
 私の出来が悪いからと返されてしまうから、>>3:10
 私には義哉の涙を拭ってやって
 あの子を抱きしめることしかできないと
 思っていたのです。

 離婚という選択肢は頭に浮かんだけれど、
 専業主婦で頼れる身内もいない私が、
 離婚後にあの子を幸せにしてあげることは
 できない気がして……。
 私が夫の暴言を我慢すれば幸せだと、
 本気で信じていたのです]
(242) 2022/09/19(Mon) 0:13:45

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ パン屋のことも夫には何度も説得しました。
 けれど、ずっと折れてくれませんでした。

 義哉にもパン屋になりたいのならなってほしい、
 好きなように生きてほしいと、何度も言いました。
 けれど、あの子は大学に行くからいいと
 いつもやんわりと断って――

 きっと私に気を使っていたのでしょう。
 と、このノートを読めばわかるのですが、
 あの頃の私は、あの子の気持ちを
 きちんと汲んであげることができませんでした。

 そんな思いに耽っていれば、泣き腫らしたのかしら
 とても文字が滲んだページに行きつきました。
 そこに書かれていたのは、]
(243) 2022/09/19(Mon) 0:14:02

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ 「父さんは可哀そうだ」]
(244) 2022/09/19(Mon) 0:14:23

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ そこにあったのはその一文だけでした。
 しかし、次のページを読めば、
 あの日のことを経験して>>5:112>>5:113
 それを書いたのだと察することができました。

 それから綴られているのは、
 夫が求める“普通”と、あの子がなりたい自分との
 ギャップについての悩みと、
 あの子が思い通りに生きたら、私が夫に
 どう扱われてしまうのかに対する不安。

 最後のページに綴られた「逃げたい」の文字に、
 私の瞳からは堪え切れず、涙の雫が流れ落ちました。

 どれだけあの子はこの家にいて苦しかったでしょう。
 どれだけ私はあの子の逃げたいというサインを
 見逃したのでしょう。
 今更、後悔しても遅いのに、
 母親としてあの子に対してできなかったことだけが
 頭に浮かんでは、悔いる気持ちを抑えることが
 できませんでした]
(245) 2022/09/19(Mon) 0:14:37

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ それから、また数日が過ぎ、

 義哉が亡くなってから、
 すっかり意気阻喪といった様子の夫に
 あの子と私の涙で濡れたノートを見せることにしました。

 あの子はきっと夫に見られることは
 嫌がるとは思いました。
 
 けれど、私は夫にも知ってほしかったのです。
 あの子がどれだけ私たちを思いやっていたのか、
 そして、私たちは親としてあの子に
 本当は何を与えるべきだったのか、を

 ノートを読んだ後、夫は子供のように号泣しました。
 彼が何を思ったのかは分かりません。
 ですが、彼もまた自分がどんな父親であったのかを
 わかることがあればいいと、そう私は願うのです]
(246) 2022/09/19(Mon) 0:14:52

【人】 母親から見た 小泉義哉

[ それから、私は「もう“普通”に縛られなくていいの」
 と囁いて、夫を抱きしめました。
 そして、私の胸の中でわんわんと泣き叫ぶ彼を
 見つめながら、その背をトントンと優しく叩きました。

 夫が息子にした行いが罪ならば、
 それをうまく止められずに助長させた私にも
 罪があるのです。

 いくら反省したところで、私たち夫婦に
 幸せや生きやすい人生が待っているかは分かりません。>>6:27
 もしかしたら、夫と別れる未来もあるかもしれないので、
 色々と準備は怠らないようにはしようとも思います。

 ですが、今はただ、罪を共有できるこの人の側で、
 お互いに支え合いたいというのが
 私の本音ではありました]**
(247) 2022/09/19(Mon) 0:15:08

【人】 2年生 松本志信

 だろな、俺も怖かった。
 だからもう、怖い思いはしてほしかねぇよ。

[守る、なんて大それたこと言うつもりはねぇけど。
せめて一緒にその気持ちを背負ったり分け合ったりしたい。
多分、先に逝ってしまった人もそうやって“生きる”ことを望んでるだろうから。
摺り寄せられた頭に瞳を細めて。]
(248) 2022/09/19(Mon) 0:20:47

【人】 1年生 朝霞 純

【日常を分かち合う】
>>213
[退院して、まだ松葉杖が取れないままに日常へと戻って、私はたまに工藤さんを行動を共にするようになった。

というのも、病室に度々顔を出してくれた、その延長線上のようなもので、人気のないスペースで一緒に課題に取り組んだり、カロリーメイトを食べてる横で野菜メインのお弁当を食べたり、時にはただぼうっと二人で何もせず虚空を見つめて時間を過ごしたり、そんな感じだ。

そのうちに工藤さんが、家に来てもいいと言ってくれて、流石に工藤さんの家の中を全部平常通りに保つ自信はなかったので最初はお断りしたのだけど。

私の家に招いても、工藤さんと私の家族の相性はすこぶる悪く、察するということが出来ない工藤さんと遠回しな表現を多用する家族とですれ違いが起き、私の部屋で休んでもらおうにも私の部屋にまで両親はやってくるわけで。

そも、アジアン系の小物や、中華系の瑞獣などの置物、小説や図鑑などが納められた本棚のある情報量の多い自室が居心地の悪いものだったかもしれないとも後で気づいて。

それらの要因が重なったこともあって、私は工藤さんの家の合鍵を受け取って、彼女の家に赴くようになった。]
(249) 2022/09/19(Mon) 0:22:42

【人】 1年生 朝霞 純

>>249
[工藤さんは度々猫のクリームパンを作っているようだった。>>221
クリームパンはアレルギーに引っ掛からずに食べられるので、私は何度かご相伴に預り、クリームパンを食べた。

正直に言って、美味しかったと思う。

でも彼女は食べる度に、表情には出ないけれど、何度も何度も咀嚼して飲み込んで、少し間を置いて、また食べてを繰り返していて、何となく、出来に納得してないのかなとは思った。

“作りたいのと違う味になりました”

言葉を聞いて、頷いた。
そんな風に彼女が拘るのは珍しい。
上手くやれないことを繰り返すイメージがなかった。
彼女が何度も悩みながら、クリームパンを休みの度に作るのを見守って、食べて、やっぱり納得しない様子で作り直して。

その様子を見て、小泉さんのことを思い出す。
工藤さんは毎回クリームパンを猫の形に成型して、顔を描いて完成させる。
それは彼女が自分からは決してやらないことのように思えたから。

きっかけがあったんだと思う。

猫のクリームパンに拘るきっかけが。
どうしても再現したいという味を知ったきっかけが。

そして、それはもう自分で再現するしか触れる方法がないのだ。

その思い出の味には。]
(250) 2022/09/19(Mon) 0:24:54

【人】 3年生 津崎 徹太

>>248

 はい、
 あ……その
 チカさんに死にたいって言われるのが、
 今は一番こわいかも。

 だから、
 絶対、死なないでください。

[そんなお願い、昔だったら考えられなくて]
(251) 2022/09/19(Mon) 0:44:39

【人】 1年生 朝霞 純

【いつかの約束を】
[松本さんには、退院してからずっと、話しかけるタイミングを見失っていて。

松本さんだけじゃない、みこさんも、今泉さんも、黒崎さんも、トラくんも…津崎さんも。

香坂さんと工藤さんとはたまに話したり、工藤さんに至っては合鍵まで持っているけれど、親しいと言えるのは辛うじて工藤さんくらいで。

どうしたらいいのか、どうすればいいのか。

小泉さんから受け取った手紙の文章をふと思い出す。>>6:105

“やりたいことや言いたいことを我慢しているなら、遠慮なく口にするといい。”

どうやって口に出したらいいのか、それが分からない。

でも、このままずっと先延ばしにして聞けないまま卒業なんてことになれば後悔するのだけは分かる。後悔だけはしたくない。絶対に。

そんな矢先、教授から報告があった。>>7:236]
(252) 2022/09/19(Mon) 0:55:48

【人】 1年生 朝霞 純

>>252

休学…

[理由は聞けないんだろうな、と思うけれど、気になって。

津崎さんがどうして休学するのかが気になって。
松本さんがどうするのかが気になって。

津崎さんの事情に、そこに関係する人の事情に踏み込めないのは重々承知だけど、ずっと話したかった松本さんと話すきっかけになるには十分で。

そう、そのことを聞けなくても、ずっと聞きたいことがあったんだから。

松本さんに聞きたいことがあるんだから。

それをちゃんと、聞こうと思うから。

私は松本さんに電話をかけた。]
(253) 2022/09/19(Mon) 0:57:07
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a28) 2022/09/19(Mon) 1:02:22

【人】 2年生 松本志信

 あー……、…
 なんかちょっと間の抜けたこと言うかも知んねぇんだけど。
 なんか、そう思ってもらえんのって嬉しいもんだな。

[それこそ昔だったら考えられるはずのないことで。]

 一緒に生きるって約束なんだから。
 死なねぇよ。約束。

[ちょっと照れくさそうに笑った]
(254) 2022/09/19(Mon) 1:13:37

【人】 2年生 松本志信

─電話はバイトの途中で─

[それは津崎くんと暮らすのも少しだけ経った頃。
もうそろそろ、イギリスに行くって話も現実味を帯びだしたころで。
街の小さな定食屋のアルバイトの休憩時間。
煙草も禁煙をはじめて吸えないし、飴玉一つ口に放り込もうとした瞬間だった。]

 あいはい? あー、朝霞ちゃん?

[電話を取れば朝霞ちゃんの声。
なんかあったっけと思いつつ。]

 なんだどしたー?
(255) 2022/09/19(Mon) 1:22:02
津崎 徹太は、松本志信に照れた。
(a29) 2022/09/19(Mon) 1:27:11

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんとのLINEのこと────

[徹っちんからの返信、イギリスへ急遽渡る理由に表情を曇らせる。>>-1010

前にばーちゃんのお世話をするために第二の故郷的なその場所へ行くとは聞いていたから。

その時は、ばーちゃん子なんだなと単純に思った記憶が蘇った。

一年以内くらいにと言っていた少し前までは、共に過ごす時間の猶予はもっとあると想定していたはずで。

人はいつどうなるかわからないってことを自覚したばかりだったけど、会えなくなる人を見送る気持ちを一番強く感じたのはあの時最後に残った徹っちんだと思うし。

そういうこと考えると、やっぱり少し、心配になった。]
(256) 2022/09/19(Mon) 1:38:25

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

―― とあるお盆の日のこと ――

[ 美術館の災害から>>n0、数か月後のお盆のこと。
 義哉は初めて現世の地へ下ることを神様から許された。

 胡瓜の精霊馬に乗りながら、
 久しぶりの現世の空気を味わっていると、
 やがて精霊馬は、その地上へと降り立った。
 霊体のまま、ふわふわと浮かんで、
 まずは自分のお墓へと向かうことにする。

 そこに見えるのは、両親が2人揃った状態で
 墓前で佇んでいる姿で、
 父親の顔は自分の生前とは違い、
 どこか憑き物の落ちたような穏やかな顔だった。>>247

 両親はうまくいっているのか、と
 少々意外な顔をした義哉だったが、
 幸せで生きやすい人生を送っているのならそれでいい、
 と、穏やかに微笑んで、その場をあとにした]
(257) 2022/09/19(Mon) 1:38:39

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

[ それから、義哉にはどうしても挨拶したい人がいた。

 天国には毎日挨拶をしてくれる心の声も届いていたし、>>220
 たまにお供えされるクリームパンもいただいていた。>>221
 だから、彼女にはこちらの姿が見えず、
 声も聞こえないとは分かっていても、
 きちんと自分の思いを伝えたいと思ったのだ。

 このお盆の時期まで彼女がクリームパンを
 作り続けていたのかや、
 まだ、出来栄えに満足していなかったのかは
 分からないが、
 いずれにせよ、義哉はお供えがあれば美味い美味いと
 満足そうにいただいていたのは確かである]
(258) 2022/09/19(Mon) 1:39:06

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

[ ふわふわと漂いながら、
 もし工藤の姿を見つけることができたなら、
 そっと彼女の耳元へ近づいて、内緒話でもするように
 手をあてながら囁いただろう]
(259) 2022/09/19(Mon) 1:39:43

【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉

[ それから、工藤から離れて、
 再び現世の空気の中をふわふわと漂う。

 茄子の精霊馬に乗って天国へ戻るまでに、
 もし見ることが可能であったなら、

 デートしている恋人達の姿や、
 いずれ帰ってくる恋人のために
 料理を頑張っている友人の姿、
 仲良く連れ立って遊びに行く後輩達の姿を
 微笑みながら眺めていたかもしれない]**
(260) 2022/09/19(Mon) 1:40:16

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんとカラオケのこと────

[それから、約束を取り付けた日に徹っちんとカラオケに行った。

歌を歌いに来たので菓子は割に合わないので我慢する。

徹っちんが歌うのが聴きたいから、オレは別にと思ったんだけど、せっかくだから何曲かは歌った。

(機械の採点は平均90点くらいだった。
声量のポイントだけやたら高かったのは特に意外性はない。
音割れはマイナス換算されてた。)

好きだと伝えた曲は勿論リクエストして、あとは何を歌ってくれたっけ。

どの曲もやっぱり聴いてて心地良い歌声だと思ったのは確かだけど。]
(261) 2022/09/19(Mon) 1:44:57
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。
(a30) 2022/09/19(Mon) 1:48:14

【人】 3年生 武藤景虎

[カラオケの時間は歌う以外はもったいないらしいので、時間いっぱい歌った。

いつもだったらそのまま別れてもよかったけど、しばらく会えないかもしれないし。

何か雑談というか、話しときたかったから適当な喫茶店辺りに寄って。

雑談はオリジナルの曲は動画アップすんのとか、とりとめない話が大半。

でも「心配はかけてごめん」のこと思い出して。
あといつだったか、「もっと素直に自分出していい」>>3:-10と言ってたので余計な世話かもだが素直な意見を言った。]

 徹っちんが目の届かないとこ行くのは心配だけど、イギリスはばーちゃんいるからそんな心配してない。

[ばーちゃんとお別れの時が来て、その時一人なら心配になる、とは言えなかった。

代わりに、]
(262) 2022/09/19(Mon) 1:48:54

【人】 3年生 武藤景虎


 オレは徹っちんのこと放っておけないと思うし、
 それはこれからも変わらんけど。

 呼ばれたらいつでも行くし。

 でも常に見張っではおけないのも事実なので、
 徹っちんに寄り添う人…、
 というか、徹っちんが寄り添いたいと思う人が、
 そばにいると安心だなって思う。

[見張っておかないと一人になる性質らしいので、どうしても常には無理がある「見張る人」より徹っちんから見て「放っておけない相手」がいれば一人になることないんじゃないかな、とは安置かもしれないけど。]*
(263) 2022/09/19(Mon) 1:50:18
武藤景虎は、>>263 見張っで→見張って (なんだこの変換ミス
(a31) 2022/09/19(Mon) 1:53:34

武藤景虎は、>>263 安置→安直 もうだめだ寝よ…
(a32) 2022/09/19(Mon) 1:55:05

3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a33) 2022/09/19(Mon) 2:00:59

【人】 1年生 工藤美郷

──後日談・小泉先輩のお母さんと>>240──

[葬式から追い出された工藤は、不満そうな顔をするわけでもなくふらふらと外に出た。
 そして柱に額をぶつけてしばらくの間フリーズした。]

 ……………………。

[小泉先輩の母親が追いついてきた>>240のはその時か。
 平素通りの顔を彼女に向けて、「さっきとはいつのことですか。あの子とは誰の事ですか」と尋ねた後に、やがて聞かれていることを理解すれば]
 
 私が男性に言った言葉は、小泉先輩のものです。

[おでこをヒリヒリさせながら答え、話が終わったならばその場を後にした。
 立ち去った後にも、女性は立ち尽くしていた。
 彼女たちがどのような道を歩むのかは、工藤には知れぬこと。]*
(264) 2022/09/19(Mon) 5:39:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 約束のパフェ ――


 ……久しぶり。
 …………女子力、上げてきました、が…………。

[どうかなあ、と問う声は自信なさげに萎んでいく。

あまりにも久しぶりなスカートは素足が空気に触れてすうすうと心許ない(下にスパッツ履いてくれば良かったと心から思った)し、なんだか、津崎とは微妙に気不味いままで。

あの美術館で、ろくに詳細も知らぬまま朝霞さんとの事に首つっこんで返り討ちにあったり、美術品を壊しまくって自棄になっていた彼を止めたい一心で、結局、津崎を傷つけるような言葉しかかけられなかったり。

しまいには、病院での一件 >>41 でも、心配させてしまったし。]
(265) 2022/09/19(Mon) 5:56:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[
  "マブダチ"って言ってもらえた、けど。
  いつ見限られても仕方ないんだよね…………。


臆病は加速するばかりで、せっかく交換したLINEもこちらからはメッセージを出せないまま。

松本さんがあれからどうしているのかすら直接問えず、武藤に頼んでしまった >>225 くらいには。

でも──というか、だから、というか──、津崎がイギリスに行ってしまう前にパフェの約束に応じてくれたのは、純粋に嬉しかった。

嬉しかったからこそ、努力の跡を見てもらおうと、思ったわけで。]
(266) 2022/09/19(Mon) 5:56:38

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[せっかくだから、果物専門店のお高いパフェ。
もちろん、武藤も好みそうな"チョコレート"の文字もメニューのそこそこに見える。]

 津崎は、シャインマスカット、なんでしょう?

["シャインマスカットは俺のモン"と言っていた >>4:292 くらいだから、初志貫徹するのだろうし。]

 ……なら、別のにする。
 マスカット、少しちょうだい。

[ピオーネかなあ、黒い葡萄も美味しいよね。でも私、いちじくも好きなんだ……と悩んだ末に私は、マロンといちじくのパフェにして。
武藤はきっと(絶対)チョコ系だよね。知ってた。

私の気不味さとはまた違う方向で、津崎が"前と同じ距離は、どう考えても難しい" >>-535 なんて及び腰になっていたなんて、私は知らない。

武藤は恋人だけどそれ以前に友人でもあって。

友人としての思い入れなら、私にとっては武藤も津崎も全く同じ感じなのだけど、それは口で伝えても伝わるものか、言葉を尽くしても理解して貰えるかどうかは、そこはちくちくとした不安がある。]
(267) 2022/09/19(Mon) 5:58:29

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[でも、言葉が伝わらないからって、諦めたくない。

津崎の事、大好きなんだよ。
結局、私に似合う歌っていうのを聞かせて貰えてないのは未だに残念だけれど、いつか聞かせてもらえる機会は訪れると思っていたい。

イギリスに行ってる間、動画配信の未編集データが日本に置きっぱなしと言うなら、それ整理しに行く(津崎の代わりにアップロードする)くらいのことは喜んでするつもりだし。

だから、ここで少しだけ憮然とした顔になってしまうくらいは、許して欲しい。]

 ……え?松本さんと暮らしてるの?津崎の家で?
 ────早く教えてよ……。

[松本さんの事、私がすごく心配していた事は知ってたでしょうに。
ほんと、津崎は、言葉が足りない。*]
(268) 2022/09/19(Mon) 6:01:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[優しい武藤には、酷なことを頼んじゃったな、と思う。
泣いている相手に、もっと酷くしろって言ってるようなものだったし。

でも、欲しかったんだもの。
武藤の全部、私にちょうだい、って伝えたかった。
私の全部も、武藤にあげるからさ。]

 …………とら。

[苦しそうに名を呼んでくる武藤 >>228 に、大丈夫だから、って笑おうとしたけど、やっぱり見上げた顔は、水膜の向こうに滲んで見えた。

抱き締めて抱き締められた勢い、またずくりと胎内に熱いものがねじ込まれた感覚が走ったけれど、それでいいよと、震える舌を武藤の元へと差し出した。]
(269) 2022/09/19(Mon) 6:44:28

【人】 3年生 黒崎 柚樹

 …………?

 は、い…………った……?

[多分、そこそこの時間は経っていたのだと思う。

背や腹が強張るくらいの緊張状態はそう長く続くものでもなかったようで、中途半端に浮いていた足も、力無げにゆらりと揺れて。

頭に靄がかかったみたいになっていた中、鸚鵡返しにして緩慢にぱちぱちと瞬いたら、宥めるような唇が眦にも落とされた。

正直、まだ、痛くないと言えば嘘になる。

ずきずきと脈打ってるのが、自分の裡なのか、武藤のものなのか、それすら判然としないけれど。
でももう、自分の身体は、武藤を追い出そういう方向には働かなくなっていた。]
(270) 2022/09/19(Mon) 6:45:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 い、いよ…………?

[武藤、ずっと待っていてくれたんだろうなと思う。

"これ"で終わらないことくらいは、さすがの私も、知ってるし。
この、待つという行為も、少なからず苦しいものだったのだろうし。]

 動いて、いいよ。

 …………ちょうだい……?

[囁いたら、したいこと、してくれるかな。

多少乱暴に扱われたって、私はそのへんの女の子よりは余程に頑丈なんだから構いやしないのに、どこまでも武藤は優しいから。

身体の奥の奥、熱く脈打つものは、かけてくれる言葉以上に"柚樹が欲しい"って言ってくれている風で。
私は小さく微笑みながら、武藤をぎゅうと抱き締めたのだった。*]
(271) 2022/09/19(Mon) 6:46:17

【人】 1年生 朝霞 純

>>255
[松本さんにかけた電話は、ちゃんと繋がって、どうした?という声が聞こえる。

その声に、少しだけ身体が強ばった。緊張する。

私は知らない、松本さんが今どうしているのか。
津崎さんとどんな関係を築いているのか。

松本さんの教えてくれると言ったこと、聞きたいけれど。
大切な人には、教えたい人には、もう教えているはずのことで。
聞かせてくれると言ったけれど、その言葉を覚えてくれているのかとか、わざわざ私が聞いていいのかとかそんな気持ちがまだあって。

あの時、先延ばしにしたことを、今更聞けるのか、分からないけど。
聞いていいのか、分からないけれど。

でも、やっぱり聞きたいから。]

こんにちは、松本さん。
対面じゃなくて電話で話すのは初めてですね。
私、大切なことはなるべく対面で話すようにしているんですけど、松本さんも忙しいと思うし、電話口で失礼します。

いつか聞かせてくれるといった、松本さんの文字が読めない理由。教えてくれますか?

…忙しかったら、用事を済ませた後ででも。

[言葉を紡ぐ、まずは最初に聞きたかったことを。
津崎さんのことを聞くかは、松本さんの返事の後、かな。]
(272) 2022/09/19(Mon) 7:57:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 王子様デートしたっていいじゃない ――


[高校生の頃は、選択肢が限られていたし、その選択肢が、そも自分に合うものではなかったんだなと、つくづく思う。

お化粧覚えて年相応の服を自分で買えるようになれば、悩んでいたことが馬鹿らしくなるくらいにはあっけなく、私は"女の子"になることができた。

すれ違い様、「でけー」なんて言われることは時々あるも、でも同時に「あの人、モデルかな」なんて声も聞こえてくる。そして「女装」と言われることはもう無くなっていた。

……となると、一周回って、してみたいことが出てくるもので。]
(273) 2022/09/19(Mon) 7:57:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……ねえ武藤、服貸して。

 "男装"するからデートしよう。
 いや、デートじゃないか。普通に、遊びに。

[どうせならユニセックスものとかじゃなくてごりごりに男の格好したらどうなるか試してみたい、なんて。

こういう時、背丈がほぼ同じというのはとても便利で、こうでもないああでもないと武藤と2人、2人分のコーディネートを考えた。1人の持ち服なのだから、当然、似た感じになったわけだけど。

そのつんつん髪ってどうやってるの?と、髪は武藤にやってもらって。

化粧も落とせば、うん、充分男に見えるんじゃないかな。]
(274) 2022/09/19(Mon) 7:58:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ふふ、はは、あの声かけって、水商売の、だったんだ。
 知らなかった。

[今日の目的地であるところの映画館を目指し歩く道すがら。
通りのすぐ向こうには猥雑な空気の歓楽街が広がっている。

私と武藤はホストクラブのキャッチにやたら絡まれた。2人セットで、ホストになりませんか、って。

なるほど、女の格好で歩いている時の"うちの店で働きませんか"はつまりホステス的な(更にはもっといかがわしいもの的な)仕事の斡旋だったんだなあと今更気付いてくすくす笑う。

どっちが多く声をかけられるか競争する?なんて言いかけたけど、10中10、2人セットでスカウトされるから、その競争は全く意味がないと気付く事になった。

常よりはいくらか"チャラ男"度が増して見える武藤は、でもいつも通りに精悍だし、こっちに向ける笑顔はどこまでも優しいし、かっこいいな畜生、って思ったな。それはもう、何度も。]
(275) 2022/09/19(Mon) 7:59:49

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[────まあ、かっこよかったのは、お互い、ここまでで。]

 ……………………。

[ねえ、泣いてる?と繋いだ指で会話するように軽く力を入れると、直後、握り返される。

それは肯定なのかな。否定なのかな。
ちらりと傍らに視線を送っても、その真偽まではわからない。

眼前のスクリーンには大ヒット中の新作映画が流れていた。
"めちゃめちゃ泣ける"と評判のもの。

泣かずに耐えられるか競争ね、なんて気安く観に来たのだけど、上映開始30分にして涙腺が崩壊しかけた。

恋人が死に別れる未来が確定している悲恋ものなんて、どうしたって、感情移入しないわけがないわけで。
誰だよ見に行こうって言ったの。私だな。

  ああ。生きてて、良かった。
  武藤とまた会えて、良かった。


そう思ってしまったらますます泣けてきて。
私の側が降参で良いですとばかり、湿った音で鼻を小さくすすり上げたのだった。*]
(276) 2022/09/19(Mon) 8:01:39

【人】 3年生 武藤景虎

 ────3人でパフェの話────

[徹っちんとカラオケ行ったより後かな、3人でパフェ食いに行く約束した日。

待ち合わせの前にくっきーの服探しの旅につきあった。>>230>>231

なんでもかわいいと言いかねないのでオレの意見はあまり参考にならなかったかもしれんが、気になったのが見つかったようでよかったなと思っていたら店の人も絶賛してたし、脚がほぼほぼ隠れるプリーツは実際似合っていたと思う。>>232>>233

それからヒールでオレより若干背の高くなったくっきーと、徹っちんとの待ち合わせ場所に着いたのだった。

徹っちんはくっきーがちゃんと女の子らしくすればモデルいけたと言ってた>>3:169し、そもスカートとか見たいと最初言ってたのも徹っちんだし、スカート姿見せられたのはよかったのではないかと思う。]
(277) 2022/09/19(Mon) 8:02:26

【人】 3年生 武藤景虎

[パフェはなんかフルーツ的なものが売りっぽい店だったので、バナナか苺か迷ってバナナの方にした。チョコパフェ(確定情報)に混ざってる具材の話だ。

あのレストランの昼飯の時と同じように、食べてるやつ貰ったり、スプーン差し出したりしたと思う。]

 前は義兄弟の盃だったがー、
 今回はなんだろ、桃園の誓い?

[徹っちんがイギリス行くこと考えてそんなことを言った。

桃のやつ頼んどきゃよかっただろうか。

二人の仲のことは実際特に心配してないんだが、しばらく会えなくなる前になんか心残りがはないと良いなと思うので、なんか真面目な話始めたら余計な口挟まずに見てた。

いや、ちょっと挟んだりはしたかもしんないけど。]*
(278) 2022/09/19(Mon) 8:02:51
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a34) 2022/09/19(Mon) 8:19:09

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・死者への便り】
[退院してまだそんなに経たない頃、松葉杖をつきながら、何とか大学生活に復帰した頃。

工藤さんの家に招かれて、たまにお邪魔して、そっと課題を進めるのを見守ったり、工藤さんの作ったクリームパンを持って小泉さんのお墓参りに一緒に行ったくらいの頃。

私はお墓にクリームパンを供える工藤さんを見ながら、小泉さんのお葬式に行けなかったことを考えていた。

そう、私はまだ、小泉さんにちゃんと挨拶をしていない。

自分なりに最期は看取ったし、見守っていて、とは病室で手紙を受け取ったときに言ったけれど。

ちゃんとした挨拶も、お礼も、まだ出来ていない。
お別れの言葉は、何だかちょっと寂しいし、見守っていてほしいなら違うかな、なんて思っていたわけだけど。

小泉さんはやっぱり旅立ってしまったから。

せめて手紙くらい送りたい。
お礼と挨拶と、ちゃんとしたお別れの言葉を。
様々なものを遺してくれた感謝を、旅の無事を祈る言葉を書こうと思う。

工藤さんと一緒に、そして出来るなら…]
(279) 2022/09/19(Mon) 8:52:33

【人】 3年生 津崎 徹太

― カラオケ ―
>>261
[めっちゃ、うきうきしてます。
 これまでになくうきうきです]

 よし!いく!

[いつもヒトカラなので、
 少し照れはあったけど、
 部屋に入ると、さっそく機器をとって、
 選曲はえーっと、と、
 菓子なんぞ眼中にはない]

 あ、これがいい、これこれ、
 最初の部分、俺、うまいから、
 ドラゲナイとこ、一緒に歌おうぜ。

[いきなり選んだのは、国内アーティストだったとさ]
(280) 2022/09/19(Mon) 8:53:44

【人】 3年生 津崎 徹太

>>262

[目が青くても、育ちは日本なので、
 日本に関しても古のものから(?)
 今のボカロまで、実によく聴いてるのだった]

 トラちゃん、何か歌ってほしーのある?

[そんなこといいながら、
 神っぽいな、フォニィとかも普通に歌ってしまうという、
 歌に関してはものすごく奔放であることを知るだろう。
 それでも、時間はすぎ、よし、出よっかと
 トラちゃんもめっちゃうまいやん、とか話しながら]

 そだな、寄ってくか。

[話をしないと死んじゃう系のトラちゃんが話したそうだったから、それは了承する]
(281) 2022/09/19(Mon) 9:02:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― ペットシッター ――


[心底死にたいと思っていた人に、首に縄つけて見張っておきたい >>5:198 とか、首輪つけておきたい >>6:+59 とか、本気で思っていた私は、多分優しくもなんともなくて、自分の正義を押しつけたいだけの子供だったのだと思う。

もしも津崎がこの世を去っていたら本当にそれを実行するつもりだったのだけど、その未来は来なかった。

逆に、想像だにしていなかった、"渡英中の津崎のマンションで松本さんが一人留守番をする"なんて状況になっていて、初めて聞いた私は「……は?」と暫く固まっていた記憶がある。

同居、いや、同棲しているというところまでは聞いていたけど、そこまで、何というか……情熱的な?親密な?関係に至っていたのか。と。

なので、元々予定していた"ペットシッター"の見守り行動の行き先は、主不在の津崎の家になった。]
(282) 2022/09/19(Mon) 9:10:41

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[月に1度……いや、最初はもう少し頻度が高かったかな。

松本さんは料理をしない人だったから、ちゃんと食べているのか心配になって、実家のおかずを多めに作ってそれを届けに行ったりしていた。

愛の力とは偉大なもので、定食屋でのアルバイト >>255 を始めていた松本さんは、自らもぽつぽつと料理をするようになっていて。

そこにはもう全然、"死にたがり"の影なんて見えなくなっていたから、"見守る"意味も既に無くなってはいたのだけれど。

でもきっと、"自分のための料理"には腰が重いに違いないと踏んで、何かと理由をつけて、"ハッピーセット"でお邪魔していた。]
(283) 2022/09/19(Mon) 9:12:15

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 唐揚げ、作ってきました。
 津崎、この家で揚げ物するの嫌がるかなと思って。

 あ、あと、野菜も色々。

[松本さんと一緒にこの家で夕食作って食べてもいい?と津崎に問い合わせたら、返事の冒頭がまず"焼肉厳禁"だったから、これは私が思う以上に津崎は潔癖……というか綺麗好き?なんだなと察して。

松本さんが覚えた料理、私が普段作っている料理、あれこれ持ち寄って、武藤と3人で宴会するのがなんとなくの定例会になっていた。

ついでに皆の顔と料理とを自撮りして津崎に送りつけるまでがセットになっていて。]

 『今日は焼売!』
 『私のは海老入り、松本さんのは干し貝柱入り!』
 『あ、唐揚げはここで揚げてないよ、』

[そんなメッセージつきで、ビール缶掲げてウェーイな私たちの写真を見た津崎がどんな顔してたのかは、知らないけど。*]
(284) 2022/09/19(Mon) 9:14:30

【人】 3年生 武藤景虎

[やっとの思いで繋がった体が自分の体の下でいくらか弛緩したのに気づいても、胎の中に異物がある状態で苦しかったりはするんだろうなと思う。>>270

抱き合う形で其処は見えてないけど、血とか出てるのだろうし。

それでも目標達成したような満足感はあったから、入った?と確かめる言葉に小さく笑って返す。

満足感はあるといってもある意味ひとつのゴールに辿り着いたつもりでも、この状態では本来の欲求が擡げてしまうのは仕方ないこととはいえ心苦しくは思った。

自身の脈動なのか包んでいる肉の方の収縮なのかはわからないが、焦れるような緩慢な刺激のせいでこのままじっとしてたら治まるとも思えず。

ガチで素数でも数えるべきかと思ったけど頭は回らなかった。]

 ……、うん?

[何かを承諾してるらしい囁きが聞こえて、堪えるように瞑っていた目を開ける。>>271

オレの自分本意な苦しみよりは余程苦しいだろうに、動いて良いと続けられていじらしさに胸が締め付けられた。

それから、求める声と抱き寄せる腕に、最後ギリギリで繋がってた箍がブツリと切れる音がした気がする。]
(285) 2022/09/19(Mon) 9:15:25

【人】 3年生 武藤景虎


 あーー…、もう…、
  ばか、っ…、

[彼女に対して初めてついた悪態と共、抱きしめ返して腰を引くと、張り詰めた熱を一息で深くまで貫いて中に返した。

堪えてた分とかあるかもしれないけど、脊髄からビリビリ痺れる感覚が全身に伝わる。

初めて感じるくらいの快感に歯止めが効きそうになく、熱く締め付けてくる内壁を抉るように腰を打ち付けた。

中は元より繰り返し当たる恥骨が痛いかもしれないとか思いやる余裕はなくて。]

 ……、っ、は、…、
 ゆず、…っ、ゆずき、っ…、

[確かめるみたいに何度も名前を呼んで。

薄膜の下、先端にじわりと漏れ出してる劣情を感じながら唇に噛み付くように食めば、熱い吐息を飲ませた。]*
(286) 2022/09/19(Mon) 9:16:49

【人】 1年生 朝霞 純

>>279
[工藤さんと一緒に小泉さんへのお手紙を書いて、研究室の皆へとグループLINEを送る。

小泉さんがいなくなってしまってから、何となく使うのが憚られた研究室のグループLINE。
そこに小泉さんからの返信が届くことは、もうない。

胸に切ないものを感じながら、私は文章を打ち込んでいった。

“失礼します。

私と工藤さんで、小泉さんにお手紙を書いて手紙参りというものをしようかと検討しています。

お葬式からまだ一月も経っていませんし、伝えたいことは直接伝えたという人もいるかもしれませんが、小泉さんにお手紙を渡したいという方は書き上がり次第、私に渡してもらえれば、手紙参りに持っていこうと考えています。

ですので、お手紙を渡したいという方は私に連絡をください。
特に期限はありませんが、お焚き上げのタイミングが月末なので、一週間以内にお返事くださると助かります。”

そう、送信した。]
(287) 2022/09/19(Mon) 9:17:16

【人】 1年生 朝霞 純

>>287
[出来ることなら全員の手紙を小泉さんに渡したい。

けれど、機会は一つではないから。
とりあえず今回は急なことだし、月末までに間に合いそうな人の分だけ送ろうと思う。

手紙はいつでも送れる、遅いか早いかなんて問題にはならない。
そこに込められた気持ちが大切だと思う。

でも私は出来なかったお別れを込めて書くから、なるべく早く送りたい。

だから、皆の分、今回は集まらなくても構わない。
でも、もし集まったなら、小泉さんに研究室の面々は今もあなたのことを想っていると伝わるかもしれないから。

集まってくれたら、それは嬉しい。]
(288) 2022/09/19(Mon) 9:20:01
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a35) 2022/09/19(Mon) 9:23:09

【人】 3年生 津崎 徹太

>>262>>263

 オリジナルは出すよ。
 で、もう、顔隠すのはやめよーかなって思ってる。
 別に悪いことしてるわけでもないし。
 あと、せっかく向こうにいくんだし。

[そんな雑談。イギリスに言ったらどーすんの?には、
 とりあえず、そんなシリーズとして、収録してみようかなって。音質とかは落ちるけれど、景色綺麗なんだよ、本当にって]

 呼ぶっていうか、
 俺がいる間、来いよ、っていいたいけど、
 まぁ、金かかるもんな。
 新婚旅行になったら、笑うけど。

[イギリスでは心配しないとか、放っておけない、とかには、
 そんなこといってみたり]

 ――……

[寄り添う人、には、苦笑いをこぼす]

 ――……トラちゃん、やっぱいいやつだなぁ。
 それと、黒崎とはうまくいったん?
 あ、いや、うまくいってるか。
 だから、こっちを心配してくれてるんだろうし。
 
[頼んだ紅茶は、おかわりポットがあって、
 それを足しつつ、肘をついて考え込んだ]
(289) 2022/09/19(Mon) 9:23:42

【人】 3年生 津崎 徹太



 寄り添えるか相手がいるのは、
 本当に幸せだと思う。
 でも、俺は一人でないと見れない景色も大事にしたい。
 いや、一人でいたいわけじゃないけど、

 一人で、頑張ってた人を知ってるから、
 その気持ちもわかる自分でありたいんだ。
 で、その人が願ってくれたことは、やっていきたい。
 そのためだったら、ちょっとぐらい我儘してもいいと思う。>>6:108

[ポットを戻すと、
テーブルに飾られたフロスフラワーにそっと触れてみたりして]

 まぁ、トラちゃんが心配するような一人にはならないよ。
 ………チカさんも、死なないっていってくれたし。

[そして、付け足しのようにこう言うけれど、
 それは照れてるだけです。]**
(290) 2022/09/19(Mon) 9:24:49
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a36) 2022/09/19(Mon) 9:31:44

【人】 1年生 工藤美郷

──朝霞さんとの日常>>249──

[病院にとっても、食物アレルギーの多い朝霞さんに食事を提供するのは難しかったのだろう。施設側の気持ちよく分かる。朝霞さんは病院食ではなく、お弁当を食べていた。
 野菜メインのおかずを見れば>>249

 たんぱく質と脂質が不足しやすい食事です。動物性食品の不足はビタミンB12欠乏による悪性貧血も招きます。
 朝霞さんはもっと卵や牛乳を摂取した方が良い。

[と、永遠に同じカロリーバーを食べながら説得力の無い発言をした。
 さらには、]

 昆虫もたんぱく源になりますが、トロポミオシンを持ちます。
 つまり甲殻類アレルギーと抗原交差性があるのでお勧めしません。
 
[「エビと昆虫は共通のタンパク質構造を持っている」という嫌な知識も植え付けた。甲殻類好きよ苦しめ。]
(291) 2022/09/19(Mon) 9:49:00

【人】 1年生 工藤美郷

[もちろん朝霞さんのご両親との相性は悪かった。
 病室にお見舞いに行けば、
「私たちはこれから純と話がありますから(家族水入らずにしてくれ)」と言われれば
「そうですか。では好きに話せばいい。」と答えるものの石のように動こうとせず
「お忙しい学生さんにわざわざ何度も来ていただかなくても、プロのお医者様が診てくださっているから大丈夫ですよ(もう来るな)」と言われれば
「私が見たいから見ています。」と足繁く病室に通い続け
 朝霞さんの退院後、自宅に伺った時も、「暗くなってきましたね。お嬢さんの夜道の一人歩きは危険ですよ(はよ帰れ)」と言われれば
「そうですか。(なんでこの人は急に話を変えるんだろう)」という無表情で眺め続けた。

 何をどうあがいても、最終的にはっきりと「帰れ」と言うまで動こうとしない工藤は、それはもう嫌われたことだろう。
 帰れと言われれば特に気を悪くするでもなく帰るのだが、遠回しな表現で無為な衝突を避ける技法を好む人にとって、はっきり言わなければ伝わらないというのはそれだけでストレスだ。]
(292) 2022/09/19(Mon) 9:51:05

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤が朝霞さんを家に招くと、最初は丁重にお断りされた。
 神経質な工藤の部屋に上がるのは緊張するだろう、ということまでは気が回らない。だが断られたなら、「そうですか」と特に何も気負いせず引っ込んだ。
 だが工藤とご両親とに挟まれる朝霞さんはたまったものではないだろう。やがて家にやってくるようになるか。

 朝霞さんが家にやってきたときも、工藤はルーティンを崩さなかった。彼女の好ましいもので溢れた、女の子然とした部屋とは正反対の、殺風景な、必要最低限のものだけが置かれた、白い部屋。
 その中で工藤はパンを焼き続けた。]
(293) 2022/09/19(Mon) 9:52:52

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["ばか"だなんて武藤から言われた >>286 のは、これが初めてだったと思う。

一体、何がばかなんだろ、と、常だったら声も出すしなんなら軽く睨むくらいはするところだけど、今はともかく、色々と、いっぱいいっぱいで。

ばか……なのかなあ。

これだけ痛くて、つらくて、で、涙まで零している私を前にしている武藤に「でもいいから先へ進めろ」と乞うのは、それは確かにばかなのかもしれなかった。

撤回なんてする気はないけど、ごめんね、と口を開きかけた瞬間、身体がふわりと浮く気がした。]
(294) 2022/09/19(Mon) 9:53:58

【人】 1年生 工藤美郷

[工藤は料理ができない。器用さの問題ではなく、同じ食材を使っても全く違って感じられるからだ。
 同じ一つの林檎でも、昨日と今日では違う林檎に見える。それは林檎の放つ香りであったり、色つやであったり、光の加減であったり。
 そういった差異や、その時々の状態に合わせた細やかな調整がストレスになってしまう。

 だから、パン作りの方が工藤にとって易しかった。
 味を見ながら好ましい味に調整していく料理と違い>>5:139、きっちりと計量し、きっちりと決められた手順通りに作り上げる。まるで化学実験のようだ。使う食材がメーカー努力によって限りなく均一化されているのも、工藤にとっては好ましかった。
 だがあの時の小泉先輩の味にはならなかった。
 工藤が目指すのは、より艶が良く、より香り高く、より美味しいパンではない。
 いつも求めるのは、あの日と同じ味。けれど出来上がるのは違う味。
 同じレシピである以上、もしかしたら他の人には似通った味に感じられたかもしれない。
 けれど工藤の五感は、ほんの少しでも発酵が進みすぎれば、例えば手でちぎった時の弾力に、酸味に、アルコール臭に、違和を捉えた。逆もまた同じだった。]
(295) 2022/09/19(Mon) 9:54:38

【人】 3年生 津崎 徹太

―― 約束のパフェ ―
>>265>>266>>267>>268
[女子力を上げてきたという黒崎がきたときは、
 なるほど、と頭の上から足の先まで、まじまじと見た。
 自信なさげな声に、いや、普通にいいじゃん、と軽く返す]

 ――……前よか今のほうが可愛いな。

[さらっと、そういって。
 眉毛はちゃんと抜けよ、と念押し]

 つか、ここ、女子ばっかじゃん。
 黒崎、モテモテポジションいただきだな。

[目の前にきたパフェに夢中かもしれないけれど、
 やや、周りからの視線が痛い。
 そりゃそうだ。ナチュラルメイク風のマキシスカート女子と、金銀頭の男での三人。
 また前とは違う感じで目立つわな]
(296) 2022/09/19(Mon) 9:55:02

【人】 3年生 津崎 徹太

 [で、メニューはシャインマスカット、と確定気味に言われたので、うん、それでいーかなと答える。
 ま、チョコ系よりフルーツ系が好きなのは正解だし。

 少し頂戴にはどぞどぞと好きに食べさせるだろう。
 ただ、ちょっと無理してるよーな明るさではあるが。

 その心中にあるいろいろは聞かれなければ答えることもない。


 そしたら、そのうち、また憮然とした表情になっていく。
 そう話題がチカさんとうちに住み始めたってこと]

 ――……引っ越しとかあって、
 まだ本当に住み始めたばっかりだから。
 ま、今日教えればいいかなって。

[っていうことで、報告な?と、黒崎、トラちゃんの顔をみた]**

 
(297) 2022/09/19(Mon) 9:55:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぇ、あ……っ!……んぁ……ッ!

[ずるりと裡から怒張が抜け出ていって、戸惑うより前に奥深くを貫かれた。

ひゅ、と喉が鳴ると共に、両足がびくりと跳ねる。
押し出されるように、一度は止まっていた涙がまた目縁を伝っていく感覚があった。

泣くほどの痛みではなかったはず。
なのに、押し出されていくかのように、突き上げに呼応するように水滴が散っていく。

これまでとは比較にならない、全身がばらばらになりそうな感覚だった。なんだろう、内臓、かき回されて、武藤と1つ混ざろうとしている、みたいな。

尖痛だった痛みはじわ、とずっと低層音になったみたいに続いていて、まだ、気持ち良いとまで思えるものではなかったけれど。]
(298) 2022/09/19(Mon) 9:55:14

【人】 1年生 工藤美郷

[きっかけは、小泉先輩が与えた。
 工藤がやっていることは、工藤個人で考えたやり方ではなく、小泉先輩から引き継いだものだ。>>3:221彼に認識されていなかったとしても。
 けれどどうしても完璧には再現できない。工藤の手で育てた生地は、工藤の形に焼き上がる。
 だから何度でも繰り返す。
 その様子を、朝霞さんは静かに見守っていた。>>250
 痛みを表現できぬ工藤が、流せない涙の代わりにパンを焼く姿を。

 やがて工藤のパン作りは、徐々にあの日の小泉先輩と同化していった。
 例えば手の洗い方。粉を振るう時の手首の返し方。オーブンを覗き込む角度。
 レシピに関係ない仕草まで模倣していれば、いつかは同じ味に出会えるのではないかと信じて。

 パン屋に行こうというLINEが来たのは、再現できない日々が続いた後のことだった。
 工藤は食べられるものが無い。だから食事の誘いは悉く断ってきた。

 だが、その日は行くと答えた。]
(299) 2022/09/19(Mon) 9:55:37

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 む、とぅ…………ぅ、

 ……っ…………と、ら。

[ああ。これが欲しかったんだ。

武藤の初めて見る顔。
お前が欲しいって、笑顔じゃなく、どこか必死な顔で、でも、とても綺麗だと思った。

私は泣いてばっかりで全然かっこよくもかわいくもないなあ、これ……なんて思いながら、重なり軽く噛まれる唇には、こちらから舌を差し出して。

武藤、きもちいい、かな。
いいと良いな。

そう思いを馳せた時、胎内を抉ってきた一ヶ所が、びり、と。]

 ……ん、……ぁ、ん……ッッ!?

[苦痛とも快楽ともつかない不思議な感覚を残していって、背中を大きく震わせたのだった。]
(300) 2022/09/19(Mon) 9:55:58

【人】 1年生 工藤美郷

──パン屋へGO──


[それから、朝霞さんとパン屋に行った時、香坂さんは居ただろうか。
 二人が話すならば工藤は何も言うことはなく、ただかつてのバイト先へとたどり着いた。喧嘩別れした元バイト先への訪問が気まずいとかそういう発想は無い。結果としてとっても図々しく見える。

 同伴者がどれだけ多くのパンを取ろうとも、工藤がトレーに乗せたのは一つだけ。猫の形のクリームパン。
 その中から、比較的小泉先輩が作った顔に近いものを──全く同じものはもちろん見つからなかったが──取って、無表情でレジに並び、会計の際には]

 そのように乱暴なトングの使い方ではパンがつぶれます。
もっと丁寧に扱ってください。

[元同僚にめちゃくちゃ嫌な顔をさせた。]
(301) 2022/09/19(Mon) 9:57:29

【人】 1年生 工藤美郷

[カフェの中は、人々のぞめきが反響していた。その中で工藤は音も無くパンを咀嚼すると、しばらくの間沈黙した。]

 ……これも違う。
 ここなら、同じものが食べられるかと思ったのですが。

[半分の耳が欠けた猫パンを前にして、工藤はじっと考え込んだ。]

 もう二度と小泉先輩のパンの味には出会えないのかもしれません。

[事実を確認するような、淡々とした言葉だった。]*
(302) 2022/09/19(Mon) 9:57:57

【人】 3年生 黒崎 柚樹

―― 約束のパフェ ――


[…………ん?]

 え、待って。

 "前よか今のほうが"って、 >>296
 津崎、私のこと、可愛いと思ってた……の?

[いやいやいや、それは無いでしょう、と、思わずこっちも負けじと津崎の顔を見つめ返してしまう。

武藤は──今から思い返せば──割と早い段階から私のことを可愛い可愛い言い始めていて、私は結果的にはそれをガン無視していたわけだけど、津崎は全然、そんなこと欠片も無かったし。

ああ、今日は知ってる津崎の顔だ。
サラツヤピカーの髪に、今ならわかる、あれこれ"盛っている"美容男子の顔。
病院での痛々しい姿も記憶に遠くなかったから、それには素直に安堵した。

眉毛抜くのはね。相変わらず難易度高いんですけれども。
でも、やってるよ。涙目になりながら。

────で。]
(303) 2022/09/19(Mon) 10:20:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 もて……もて。

[ソウデスネー、と苦笑い。
いや、実際、武藤も津崎もやたら目立つ。

若干圧はあるものの、基本的にはイケメンなのだし。
ましてはここは妙齢の女子含有率8割強な空間なのだし。

目立つ彼らとタメ語で話し、躊躇なくパフェグラスにスプーン突っ込むでかい女も、彼らほどではないにせよ、目立ってはいたのだろうと思う。

あえて今日は重い話をぐだぐだと持ち出すことはしなかった。

"桃園の誓い"の場だし? >>278

こんな場でやいやい話し合いしたら、余計な口は挟むまいなんて気遣ってくれている武藤 >>278 の心労が増してしまいそうだし。]
(304) 2022/09/19(Mon) 10:21:46

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……うん。

 今日教えてくれたから、いい。

 別に怒ってはいないよ?ほんとに。

[この日にと、ちゃんと報告してくれた津崎には素直にありがとうと言って、]

 良かったね、津崎。

[そう言ったところで、"何が?"不思議そうな顔をされてしまうかもしれないけれど。*]s
(305) 2022/09/19(Mon) 10:22:03
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a37) 2022/09/19(Mon) 10:24:13

【人】 3年生 武藤景虎

────徹っちんと────

[徹っちんとのカラオケは、言わずもがなすごい楽しかった。

洋楽ばっかなんかなと思ってた歌の趣味は存外広いらしくて>>280、一緒に歌うのも楽しいと知れた。

オレの声がデカすぎて徹っちんの声が聞こえないのはやだから、オレのマイク音量はちょっと下げたけど。

今までほとんどまともに歌わずにただの社交場くらいに思ってた場所だけど、今度からはちゃんと歌いにこよう。

そして、いろいろレパートリーも増やして、また徹っちんと此処に来たいなと思った。]
(306) 2022/09/19(Mon) 10:38:36

【人】 3年生 武藤景虎

[それから雑談の中で、オリジナルの曲もアップすると聞けば楽しみにしとくと笑って。]

 そうだな、せっかくかわいい顔なんだから出していくといいぞ。

[なんて、隠さないことにするらしい顔の件に答えておく。>>289

それからちょっと真面目な話。]

 オレがいい奴かはしらんが、
 ああ、くっきーとはうまくいってる。
 恋人だけど友達でもあるからな、多分この先も大丈夫だろ。

 で、徹っちんは…、

[若干照れたからというわけじゃなくて、徹っちんの話の方に戻すのは趣旨が逸れそうだったからだ。]
(307) 2022/09/19(Mon) 10:38:52

【人】 3年生 武藤景虎


 ん、やっぱ徹っちんはいい奴だよ。

 人に寄り添う気持ち、めっちゃ持ってるし。

 一人になりたい時、その人に寄り添うことになるなら。
 一人でも、一人じゃないのかもな。

[わかってるようなわかってないような言い回しになったかもだが、ちゃんとわかるよ。>>290

オレを安心させるように言った「心配するような一人にならない』には目を瞬かせて。

付け加えられた人の名前と、聞いた時苦しくなったその人の願望が叶えられないことを聞いて。

ああ、って。

よかったな、まつもっちゃんも、徹っちんも。
二人分の心配、減ったかもって。

口には出さず、マスクの下で照れてそうな顔に微笑んだ顔は多分、嬉しさが隠せてなかったと思う。]**
(308) 2022/09/19(Mon) 10:39:11
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/19(Mon) 11:01:07

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/09/19(Mon) 11:03:04

【人】 2年生 松本志信

─朝霞ちゃんとの電話─

[電話に投げた声に朝霞ちゃんの声が返るまで、多分暫くかかったと思う。
妙な間で何を考えていたのか>>272 は知らないが
そのかかった時間と声のトーンで、何かとても重要なことなのだろうと理解した。]

 ん? ああ〜……。

[そういえば約束してたことがあったな、と。
忘れていたとかそういうわけではなくて
あれからそんなに深く話す機会もなかったな、と。]

 朝霞ちゃんはさ、よく本読んでんじゃん?
 本読む時ってどんな感じ? 楽しい?

[その問いにはどんな答えが返ってきたのか。
どんなものであれ、うんうんと頷きゆっくりと口を開く。]

 俺には、その世界がわかんねぇのよな。
 わかりてぇなと思うんだけど。

 色字共感覚、っつってな。
 文字に色がついて見えてんだ、俺。

[外の室外機の音と混ざる声で語られるのは
其れにより淘汰された幼いころの記憶と
それ故に文字を見ることが苦痛になってしまったという傷の話。]*
(309) 2022/09/19(Mon) 12:50:06

【人】 2年生 松本志信

─犬ではないんだがな?─

[心底死にたいと思っていた松本志信はもういない。
自殺であれ事故死であれ、予定されていた未来は夢によって書き換えられ
普通にアルバイトまで初めて料理の腕を磨くまでに。

何なら“大切な家族”にご挨拶まで済ませて
今や愛しき人の帰りを待つ日々。
なんてことは話したんだかどうだったか。

月に一度かそれ以上か、まるで様子を確認に来るような訪問は
正直有り難いものがあった。
だってバイトでさんざん料理の練習した後に、疲れて帰って自分に飯作るなんて
毎日は無理よしんどいしんどい、俺しか食わんし。
だから運ばれてくるお裾分けには感謝した。]

 あ、ちょっと、津崎くんに送るなら
 ちったぁいい写りのやつにしてくれよ?

[写真が送信されるのなら少しでもいいものを、なんて。
そんなハッピーセットとの定例会。

長く続けばいい。
それだけ、津崎くんの大切な人が生きているという証だ。
俺は割りと平気だ、長いこと独りだったから。
そう思うことにしてる。

「寂しい」なんて弱音は、仲睦まじい二人に微笑む裏に隠して]*
(310) 2022/09/19(Mon) 13:10:32

【人】 1年生 朝霞 純

>>309
[本を読む感じ、それが楽しいか。
問いかけられた質問に、私は答えられなかった。

本を読むのは楽しい。
私には経験できない風景や体験や感情がある。

アレルギーで諦めるしかなかったもの。生まれつき理解出来なかった感情の規格。
それらを文章を通して仮想体験させてくれるものが、私にとっての本だった。

でも、楽しいの言葉に、素直に肯定することは出来なくて。
だってそこにあるのは純粋な楽しさではないから。
憧れや切なさをどうしても孕むものだから。

だから私は語られる言葉をただ聞いていた。

色文字共感覚、文字に色が見えるというそれ。
それは工藤さんと同じように、世界が人とは異なって見えるだろう特徴だった。]
(311) 2022/09/19(Mon) 13:21:15

【人】 1年生 朝霞 純

>>311
[人と違うことは、とても辛い。
普通になりたいのに、普通の感覚が理解できないのは辛い。
自分にとっての普通が他者と異なること、ただそれだけで世の中は異なる方に牙を向いて、容赦なく襲いかかってくる。

松本さんの苦しみを聞いて、何を言えばいいのか分からなかった。
傷を見せて、辛いことを教えてくれて、何を言えば正解なのかは分からなかった。
だから私は、ただ思ったことを言った。]

とても辛かったと思います。
分からないのは、仕方がないことです。
分かりたくても分からないのは、仕方のないこと。
それで苦しむのは、とても辛かったと思います。

だから、苦しいことはしなくていいと思う。
出来ないことを無理にやろうとしなくていいと思う。
本が苦手って教えてもらえてよかった。
松本さんをいたずらに苦しめることにならなくて、私はよかったと思います。

分かり合えることだけ、分かり合える人と経験すればいいのかも、そう思います。

…私の話も、聞いてもらえませんか?
松本さんと私の抱えてる辛さは、また別物だと分かっているけど。

[私は話した、本を読む理由を。
人と同じ経験が出来ない、感情が同じように理解できなかった苦しさを
(312) 2022/09/19(Mon) 13:29:57

【人】 2年生 松本志信

 おう、俺もそう思う。
 ……──いや、“そう思ってた”かな。

[朝霞ちゃんの本に対する気持ちや感情の苦しさ>>312 を聞いて
俺も苦しいことはしなくていいと思ってた、って過去形で話し始めた。]

 でもさ、俺今ちっとだけ本読んでんだ。
 まあ、レシピ本なんだけどさ。
 ずっとは見てらんねぇし、ほとんどオーディオブックとか動画に頼るけど
 ほんと極々たまにな。

 しんどいけど。
 思い出さないわけじゃねえけど。
 過去と闘ってでも、文字読みてぇって思ってさ。

[電話口の声は暗くない。
ただただ明るく、軽く、笑って。]

 やりてえこと出来たのよ、小泉くんの夢やみんなのおかげで。
 だから、ちょっとだけ無理しても頑張ってる。
 分ってもらえなくても。
(313) 2022/09/19(Mon) 13:58:19

【人】 2年生 松本志信

 どこまで知ってるか判んねぇけど
 これから、好きな人ともしばらくの間会えなくなっちゃうんだ。
 長い海外旅行行くんだと。

 …待ってなきゃいけねぇから。


[わざわざ名前は出さなかったけど、そう伝えて。]

 辛いし苦しいししんどいし、やな事いっぱいあるし
 “普通”じゃない俺には生き難い世の中だけど。
 わかってくれねぇ奴なんてごまんといるけど。

 ちっと無理しながらでも、俺ぁ頑張るよ。

[それが“生きる”なんだなって、思ってる]*
(314) 2022/09/19(Mon) 13:58:55

【人】 1年生 朝霞 純

>>313
[松本さんの口から語られる言葉に、私は耳を傾けて。
やりたいことのために頑張るという言葉を聞いて。

いいな、とそう思った。]

松本さんがそうしたいと思ったなら、どうしても辛くなったり、苦しくなったりするときに、無理をしなければ。
それもいいかも、とは思います。

正直、他人としては苦しい思いや辛い思いはあまりしてほしくないけど、やりたいことに向き合うのも大切なことだと思うし。

その夢が何かは分からないけれど、松本さんが幸せになってほしいと私は思ってるから。
夢が叶えばいい、なんて自分勝手にそう思ってます。

[続く言葉に、空気を呑み込んだ。>>314]

待ってる、んですね。一緒に行かないんですね。

[意外だった、ずっと一緒にいるものだと思っていたから。
でも、待ってると。それなら津崎さんの居場所になると、そういう意味の発言のはずで。
無理しながらでも頑張ると、そうしてまで待っていたいんだと、そう感じることは出来たから。]

はい、頑張ってください。
きっと、松本さんがそうして待っていてくれたら、その好きな人も安心だと思うから。

[自分のことを頑張りながら待ってくれる人がいるのは心強いと思うから。]
(315) 2022/09/19(Mon) 14:17:51

【人】 3年生 武藤景虎

───手紙送り───

[じゅじゅから研究室LINEがきていて、何かなと思ったら先輩への手紙送りをしたいという話だった。>>287

葬式には行ってメッセージ代わりの花は供えたけど。

先輩からは手紙貰っていたし、オレも手紙を書きたいなと思ったから、『オレも手紙書く』とLINEを返した。]
(316) 2022/09/19(Mon) 14:35:21

【人】 3年生 武藤景虎

[レターセットのようなものは持っていないので、先輩のくれた便箋を思い出しつつ買いに行く。

花言葉とかはよくわからないので、いろいろなパンの絵が描いてあるやつを買った。

若干ファンシーすぎるかとも思ったが、先輩も許してくれるだろう。]
(317) 2022/09/19(Mon) 14:35:40

【人】 3年生 武藤景虎


 小泉善哉様

 よっしー先輩、お手紙ありがとうございました。

 それから、パン屋の場所も。
 くっきーと一緒に虎型のパンを買いに行こうと思います。

 先輩にはいつも頼りきりで、何も返せてないと思ったけど、返せているものが少しでもあったなら嬉しいです。

 先輩がくれたあの夢の中の時間の中で、オレが何より欲しかったものを得ることが出来ました。

 それから、先輩がくれた手紙を読んで、オレがどうありたいかもわかった気がします。

 オレのこと、研究室の皆のこと、最後まで気にかけてくださりありがとうございました。

 これから先も、先輩が思ってくれたような人間でいられるように真っ直ぐ生きていきたいです。

 さようなら。どうか、安らかに。

                    武藤景虎
(318) 2022/09/19(Mon) 14:37:00

【人】 3年生 武藤景虎

[手紙は封筒に入れて封をすると、じゅじゅに渡しに行った。

会うのはどれくらいぶりだったろう。

徹っちんがイギリス行くけど、3人の関係はこれからも変わらないだろうこととか、そんな話をしたと思う。
話し出すと(オレが)長いので、良いとこで切り上げはしたはず。

よろしく頼んだと、ありがとうを告げて、手紙を託した。]**
(319) 2022/09/19(Mon) 14:37:41

【人】 3年生 武藤景虎

["ばか"と告げたのは、苦しくても承諾して促したことの方じゃなくて。>>294
歯止めが効かなくなる合図を送った求める声に対してだ。

求めてるのが自分ばかりだなんて思ってはいないけど、ことこの件に関しては、彼女の方は応えている比重が大きいと思うし。

「いいよ」だったらいくらか残ってたかもしれない理性を「ちょうだい」という一言で薙ぎ払われてしまった。

でもそのことを申し訳ないとは思えず、柚樹もオレを求めてくれることを嬉しいと思ったから、ごめんは必要ない。]
(320) 2022/09/19(Mon) 14:42:27

【人】 3年生 武藤景虎

[衝動的な深い挿入にあげた声は嬌声には程遠く、悲鳴に近く響いて聞こえた。>>298

見下ろした先、顔を詰まらせた顔にまた新しく涙の道筋ができているのに、ぐ、と息を飲む。

泣かせたくないといつも思っているけど、泣かせてしまった時のような罪悪感は今は湧かなく、涙に濡れた顔を愛おしいと思った。

掻き抱いてる身体が壊れてしまいそうに思えても、灼けるような快感に突き動かされるがままにがくがくと腰を揺らして。

苦しげに呼ぶ声は制止ではなく求めるものに思えたから、差し出された舌先に絡めた舌で口内をこじ開けるように押した。]
(321) 2022/09/19(Mon) 14:43:36

【人】 3年生 武藤景虎

[幾度めかの抽挿か、数えてないからわからないし、動かし続けてる先が何処に当たるとかも定まらない中で、不意に敷いた先の肢体がびくりと跳ねる。>>300

鼓膜に響いた声は先程までとは違う色を孕んでいたように思えて、至近の顔を覗き込もうとした時、]

 ……、んっ…、

[微かに引き攣るような内壁の震えに喉奥から音が漏れた。

埋まった熱に伝わる感覚に小さく肩を震わせ、数秒、動きが止まる。]

 ……、は、
 っ、…すげ、きもちい、…よ、

[譫言めいた言葉を荒い吐息と共に吐いて、律動を再開した。

反応見ながらなんて器用な真似は出来そうにないが、痺れるような収縮を感じた箇所を探すのは本能的に。]
(322) 2022/09/19(Mon) 14:43:56

【人】 3年生 武藤景虎

[闇雲に動いていた時より幾分、返される反応が如何あっても、中の方の反応に促されて頭が白んできて。]

 っ……、ぁ、
 ゆずき、…、

[迫り上がる吐精感に任せて深く腰を沈めると、一際体を強く抱いて、首筋に歯を立てる。

血管がどくどくと脈打つ感覚と共、薄膜の隔たりに吐き出した迸りの熱を、微かに肩を震わせて感じた。]*
(323) 2022/09/19(Mon) 14:44:29

【人】 1年生 朝霞 純

【受け継がれていくもの】
>>299
[工藤さんは繰り返す。

何度もパンを焼く。パンを食べる。そしてまたパンを焼く。

繰り返される単調な日常の中で、工藤さんのパン作りも、また日常の一部のように。

でも、多分、彼女にとってのそれは、ただの日常の一風景などではなくて。

意識しなければ、無為に過ぎていくこともある、そんなありふれた時間などではなくて。

彼女にとっては、大切なこと。
同じように見えても、一つ一つに意味のある時間。

私はそっと側で彼女のパン作りを見守った。
手の洗い方が変わるのも、粉のふるい方が変わるのも、オーブンを覗くときの仕草が変わるのも。
一見、大した差異に見えない全ての変化が、彼女にとっては大きな違いだと知っていたから。

工藤さんは小泉さんのいたパン屋に来てくれるという。
恐らく、自分のパンに足りないピースを探しに来るのだろう。>>301>>302

私は香坂さんと甘夏みかんクリームパンを食べながら、猫の形のクリームパンを食べる工藤さんを眺めた。]
(324) 2022/09/19(Mon) 14:47:24

【人】 1年生 朝霞 純

>>324
[そして、猫のパンを一口齧り、咀嚼して、そうして事実を確認するような言葉を零した。>>302

“もう二度と小泉先輩のパンの味には出会えないのかもしれません。”

淡々としたそれが、私には酷く悲壮感を含んだものに感じられた。

彼女はやっぱり小泉さんの味を探していたんだ。

私は暫く沈黙して、彼女の言葉を肯定した。]

はい、小泉さんのパンの味にはもう二度と出会えません。

[そして、でも、と言葉を継いだ。]
(325) 2022/09/19(Mon) 14:49:40

【人】 1年生 朝霞 純

>>325
小泉さんのパンは、このお店のパンと製造過程は同じだと思います。

小泉さんはこのお店のパンを作ろうとして、そうして小泉さんの味を持つパンが出来ました。
そして工藤さんは小泉さんのパンを作ろうとして、工藤さんの味を持つパンを作っています。

それは小泉さんと同じことです。
小泉さんの味は再現できないけれど、小泉さんと同じことを繰り返して、自分なりに小泉さんのパンを解釈することは出来る。

そもそも、全く同じパンは、誰であっても多分作れません。
工藤さんならもしかしたら作れるかもしれないけれど、私には出来ない。
多分、小泉さんも作る度に味が変わったと思う。

だから、同じ味はそもそも存在しないはずで。
それでも工藤さんは小泉さんのパンを自己解釈した。
小泉さんがこのお店のパンを自己解釈したのと同じように。

…それではダメですか?

[彼女の行いは決して無駄ではない。
たとえ同じものが作れなくても、小泉さんのパンは、その味は形を変えて工藤さんへと受け継がれていくから。

それは紛れもなく小泉さんが工藤さんに遺してくれたものだから。それを大切にしてほしい。]
(326) 2022/09/19(Mon) 14:53:20
3年生 武藤景虎は、メモを貼った。
(a38) 2022/09/19(Mon) 14:53:57

【人】 3年生 津崎 徹太

>>287

[小泉先輩への手紙は、したためて、
 朝霞に渡すつもりでいる。




 書くことは、
 ひとりよがりなひとつだけ]


『俺は大丈夫です。』**
(327) 2022/09/19(Mon) 15:22:11

【人】 3年生 津崎 徹太

[そして、パフェの終わりに]

もう、トラちゃんから聞いてるとおもうけど、
俺、大学休学して、
イギリスに行くことにした。

[そして、トラちゃんと黒崎の前でそれも報告した]

期限は、ちょっとわからない。
でも、うちのばーちゃんの側に俺いてやりたりたいんで。
それ、しなかったら、多分!
後悔しか残らないから。

[そして、うちのことは、チカさんが守ってくれることを告げ、
時々、顔を出してほしいと頼んだだろう]**
(328) 2022/09/19(Mon) 15:39:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 な、ん…………っこ…れ、…ぁ

[脳がその感覚を拾うより早く、背と足がびくりと跳ねて、直後、無意識に武藤をぎゅうと締め付けてしまった。

滲む視界、間近に見える武藤の顔 >>322 も少し苦しそうに歪んで見えて。

ごめんね、痛かった……?なんて思ったのだけど、むしろ、逆だったみたい?

身体の奥に埋まる熱が、強く脈打つような感覚が走った。]

 ぁ、ゃ……これ、おか、し…………ぅあ!

[快感とは、違うと思う。

それは温かで、穏やかで、安らぎを覚えるものだと思っているのに、今、電流でも走るみたいに身体をひくつかせてくるのは、意識も理性も全部攫っていくみたいな、暴力の波のようなもの。

知らない感覚に困惑しながら、それから逃げるように頭を何度か緩慢に振ったのだけど、顔を少し歪めた武藤が"きもちいい"と言ってくれたから、その困惑もいくらかは薄らいでいった。]
(329) 2022/09/19(Mon) 15:49:38

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ふ、ぅ……っ……っ

[いよいよ喉からはとんでもない声が出てきそうだし、意識が白く焼き切れていくよう。

手の甲でおかしく跳ねそうになる吐息を殺していたのだけど、最後は、私の名を呼ぶ声に応えるように、武藤にしがみついていた。

その頃には、身体が勝手に浮かんでしまいそうな不思議な浮遊感と焦燥感ばかりが身体を満たしていて、もう痛みは遠いものに感じられて。]

 ……ッ………………ぁ、

[首筋にごく微かに走る痛みと、熱と、それよりももっと熱いものが胎内で弾ける感覚と。

最後の最後は、忙しない呼吸が武藤のものか私のものかも、判然としなかった。]
(330) 2022/09/19(Mon) 15:50:35

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 む、と…………?

[私もなかなか酷い顔になっている気がするけど、武藤の髪も、くしゃりと水を刷いたみたいになっていて。

常には滅多に見せない眉間の皺も、今日は怒り顔ではない風のを沢山見た気がする。

今日はなんだか知らない武藤をたくさん見ているなあと、ちょっと笑えてきてしまった。]

 …………"ちゃんと"出来たね。

[よかった。うれしい。
私の初めてが武藤で良かったし、武藤の初めてが私なのも嬉しい。

武藤が離れていってしまう前に、そう囁いて、抱き締めた。*]
(331) 2022/09/19(Mon) 15:52:41
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a39) 2022/09/19(Mon) 15:52:46

【人】 3年生 武藤景虎

───先輩のバイト先───

[徹っちんから伝えてもらった先輩のバイト先に、くっきーと足を運んだのは退院してからいくらか経った頃。

大学の帰りだと売り切れてるかもしれんとか朝のが焼き立てが出てるはずとかって思って、休日の早い時間に行った。

見覚えのある猫のパン、犬のパン、うさぎのパン…、動物を模ってないパンもそこそこあるけど動物のラインナップは豊富だった。
何しろ虎型があるくらいなので、店長の趣味とかだろうか。

女性や子どもに人気が高いのかもしれない。

虎のパンは丸っこいフォルムに虎だとわかりやすい縞模様が額部分にあって、顔は猫とそんな変わらないかも。

でもやはり虎が一番かわいいなとオレは思った。

可愛らしいパンの並びにくっきーが目を輝かせているのを見つつ、オレは虎型のパンを3個買った。

1個は自分用、1個はくっきーにあげる分、1個はまだこの時は入院していた徹っちんの見舞い用だ。

レジの店員からパンの入った袋を受けとり、並んでいる人がいないことを確認して声をかける。]
(332) 2022/09/19(Mon) 16:02:11

【人】 3年生 武藤景虎

 この店に小泉って男の人働いてたッスよね。

[目を丸くしてこちらを見た店員が、すぐに顔を曇らせる。

「ああ、小泉さんは…、」と言いかけたのを、あ、大丈夫です、と片手で制止した。]

 オレたち、よっしー先輩…、小泉先輩の後輩で、はい、知ってるので…、

[そう告げれば、ああ、と頷かれた。]

 先輩にはほんとお世話になって、
 それでここの店も先輩に教えて貰って。

 先輩はほんとパン好きだったし、この店のこともすごいオススメしてて。

 それで、先輩の好きだった居場所見ときたいなと思ったのもあって。

[「そういうことでしたか」と少し悲しそうに店員の女性が言うと、要領を得ない説明をしたにも関わらず、店長を呼んできてくれた。

営業中だしそんなに長い時間居座りはしなかったけど。

バイト先での先輩の様子を聞いたり、研究室での先輩の話をしたりして、先輩のことを偲んだ。

バイト先での先輩の印象は何も変わらず、やはり頼りにされてる存在だったということ。

「就職決まらなければうちで雇ってもいいって言ってたくらいで」と思い出話に出てきた言葉に、就職先の話をした時の少しの間を思い出し>>0:393、何だか胸が痛くなった。]
(333) 2022/09/19(Mon) 16:04:12

【人】 3年生 武藤景虎

[それから、晴れていたし外で食おうということで、公園のベンチで二人でパンを食べた。

初めてこの動物のクリームパンを食べたが、ふわふわしていて美味かったし、あと顔がチョコで書いてあるのが良いなと思う。

でも、先輩の焼いたパンも食べてみたかったなー、とは零したけど。]

 ああ、くっきーが顔描いた目が異様にでかい謎の生き物ぽいパンも美味そうだったよ。

[チョコが多いという意味で。

どこまで見てたんだとまた言及されそうだけど、その辺りは濁しつつ。

またあのパン屋行こうなと約束した。
先輩の好きだった場所に。]**
(334) 2022/09/19(Mon) 16:04:49

【人】 3年生 津崎 徹太

[どうでもいいパフェ中間話]
>>296>>303

 何を待つんだよ、は?

[黒崎の私を可愛い思っていたの?と顔を見返されて、
 そこまで深い意味でいったわけじゃないんだけど、
 いちいち敏感だなぁ、と思いつつ]

 男にしては可愛いほうだっただろうってこと。
 まぁ、今は女としては……。

 俺のタイプではない。

[言葉は選んだつもり]**
(335) 2022/09/19(Mon) 16:16:20
津崎 徹太は、>>-1186 工藤が解説してくれた、それよそれ
(a40) 2022/09/19(Mon) 16:55:44

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 送らなかった、死者への手紙 ――


[朝霞さんからのグループLINE。 >>287
"手紙参り"なるものの誘いで、朝霞さんが代表してお焚き上げに行ってくれる、と。]

 …………うーん…。

[多分、朝霞さんのことだから、皆の分を集めたいとか思ってるんじゃないかな……と思ってしまう。]

 …………でも、私の貰った小泉さんからの遺言は、
 手紙じゃなくてあの時の言葉 >>6:22 なんだよね。

[どう考えても、最後はその考えに辿り着いてしまう。

どこか他人行儀な、綺麗な言葉が並んでいたあの手紙。

それもきっと小泉さんの素顔の一面だったのだろうけど、美術館での最後の日に独り言のように落とされたあの言葉とあの表情の方が、私にとっては一番の真実だった。

ああいう風に返事をしてくれた、元の私の言葉も脈絡なくてぐちゃぐちゃで大概酷いものだったわけだけど、でもあの言葉もまた、あの時の私の一番の本音で。

あのやりとりとこの思いは、私が一人で抱えていけば良いことで、今更手紙という形で整えた文字にして小泉さんに送る意味も、無い気がした。]
(336) 2022/09/19(Mon) 16:58:31

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 『朝霞さん』

 『手紙送りの連絡ありがとう』

 『黒崎は手紙は送りません ごめんね』

 『何か手伝えることあったら言ってください』

[そう個別LINEに文字を打ち込んで送信アイコンをタップした。

きっとマメな武藤あたりはわざわざレターセット買ったりして手紙書いたりしてるんだろうなあと思いながら。*]
(337) 2022/09/19(Mon) 16:58:50

【人】 3年生 武藤景虎

[首筋に立てた歯間から息を漏らして。
断続的な脈動を終えて、ふる、と肩を一度震わせると、口を離して深く息を吐いた。

髪を撫でる感触に身じろぎして少し体を浮かそうとする。>>331

見下ろした先の顔と目線が合えば、穏やかに見えたから、微かに笑んで返す。]

 ……うん、よかった。

[言ってから、なんか気持ちよかったの意と思われたらあれかなと思ったけどそれはそうでもあるから訂正すんのもあれだな?と思う。

だから、]

 柚樹と結ばれて嬉しい。

[少し気恥ずかしい言い回しだけど、そう言い換えた。

抱き寄せる手に体を預けて、軽く口付けを返す。]
(338) 2022/09/19(Mon) 16:59:52

【人】 3年生 武藤景虎


 好きだよ。

[緩く抱きしめ返して囁いて。

あ、と、今更のように大丈夫だろうかと思って。]

 オレはめちゃくちゃ気持ちよかったけど、
 柚樹は……、

[もう痛いのとか、って聞きかけて言葉に詰まる。

かなり必死だったので頭が良く回ってなかったけど、果てるまでの後押しだった艶を帯びた声や表情のことを思い出して>>329

もう大分硬さを失った自身がひくりと震えるのを感じた。]


 ……、ごめん、ちょっと…、

[抜いておかないと危ないので、配慮の意味がなくなるし、と身体を起こす。

ズル、と引き抜く感覚に微妙な刺激を得るのは無視して。]

 見ないでね、

[って準備した時と同じように声をかけた。

準備してる時も気まずいけど、初見が臨戦態勢だと通常状態の方がなんか逆に恥ずかしい気もするので。

さっさと処分したら抱きしめに戻ると思う。]*
(339) 2022/09/19(Mon) 17:01:28

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[そういえば、武藤にはよく噛みつかれるなあ、と思う。

しかも大概首筋。
多分だけど、人間の急所に近い場所。

正直、ぞくりとした快感が走ってしまう気がして、その動物的に求められる様が、私は嫌いじゃなかった。
なんだろう、動物が、つがい相手にするような行為。

"結ばれて嬉しい"と言われれば >>338 勿論嬉しいし、]

 ……うん。
 好き。大好き。

 ………………う、ん…?

[簡潔な"好き"には、私もそうだよと微笑んで。
続く言葉に返そうとしたところで、武藤がもたもたと動き出した。]
(340) 2022/09/19(Mon) 17:21:29

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[…………ああ、そ、っか。

武藤の体温が遠ざかっていくのは残念だったけど、そういう"後始末"的なものが必要なのはうっすら察し、男の人は大変だなあと思ったものの、私の今の姿勢も大概で。

はしたなく開いていた足をゆるりと閉じようとしたら、シーツに薄紅色が散っているのが見えてしまった。

季節はずれの桜の花びらにしては、生々しい、淫靡な色。]

 ごめん武藤、シーツ、よごし……、

[視線を上げてしまったものだから、その、うっかり、見て、しまった。

その、外したそれ、を、結んだ……り?ティッシュにくるんだ、り??]
(341) 2022/09/19(Mon) 17:23:42

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………っ。

[今までとは別の意味で顔を赤くしてしまいつつ、でも、まあ、見えてしまったものは仕方がないとばかりにそのままそこからの全工程、観察してしまった。ごめん、武藤。]

 …………男の人って、たいへんなんだね。

[戻ってきてくれた武藤を抱き締めながら、ついそう言ってしまったことに、特段の他意は無いし、ちゃんとお返事もしたよ。]

 めちゃくちゃというのと違うけど……、
 気持ちいいなって思ったし、またしたい。

 武藤となら、いっぱいしたい。

[って。*]
(342) 2022/09/19(Mon) 17:24:11

【人】 1年生 朝霞 純

【回想・死者への便り2】
>>287
[グループLINEへと手紙参りのメッセージを投下した後、私は松本さんに電話をかけた。
そもそも文字を読むのが辛いのだから、手紙を書けるかは分からないけれど。

何かしら小泉さんに伝えたいことがあるのなら、方法があるかもしれないから。]

松本さん、失礼します。
手紙参りといって、小泉さん宛の手紙を書いてそれをお焚き上げしてもらおうと考えているんですが、松本さん、

[そこで言葉が途切れる。
果たして人に伝言のように伝えてほしいものだろうか。
想いは自分で伝えたいものではないのか。]

何か小泉さんに贈りたいものはありますか?
強制ではないので、もしあったら預かります。

[そう伝えて、電話を切った。
手紙でなくとも、何か贈りたいものがあるならば、確かそういうものも受けつけてくれる場所があったはずだ。

でも、やはり。

全員強制ではないけれど。
皆が参加しやすいものにしておけばよかったとも思う。

もともと、お葬式に参列出来なかった自分のために始めたことなのだから、配慮が足りなかったのも考えれば分かることだったのだけれど。]
(343) 2022/09/19(Mon) 17:24:57
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。
(a41) 2022/09/19(Mon) 17:28:03

【人】 3年生 津崎 徹太

【旅立ちの準備に向けて】
 よし

[病院から出る。松葉杖は卒業。無事に返却してきた。
 一緒に連れてきてくれた姉の車にやっと自分の足だけで乗り込んだ]

(チケット、とっておいたから、
 パスポートちゃんと確認しておきなさいね)

[もう、結婚している姉はもちろん、行くことはできない。
 父母はやはり仕事上、日本を長期離れることはできない。
 祖母を何度も日本に呼び寄せることも考えたらしい。
 だけど、祖母はそれでも自身の生まれた土地から離れることを拒否した。
 俺も大学がある、が、
 いや、行くよ、と迷わず言った。

 母は心底喜んでくれた。
 自分も時間があれば行くと。
 ただ、祖母は本当に徹太のことを心配していたし、
 貴方のことが大好きだったから、と。

 それはよく知っている。
 だから、俺は、祖母のところには絶対に行くと。]


 ――……ごめんね、チカさん


[わかってくれるだろうけれど、
 寂しがらせることは十分に承知しているんだ]*
(344) 2022/09/19(Mon) 17:45:49

【人】 1年生 朝霞 純

[松本さんとの電話が終わって、私は少し迷っていた。

津崎さんに電話をかけるか否か。

知りたかったことは、松本さんから意図せず聞いてしまったから。

長い海外旅行。そのための休学。
休学の具体的な期間は聞いていないから、帰りもいつになるかは分からないのだろう。

松本さんは津崎さんの帰りを待つと言っていた。
その間、夢のために努力しながら頑張って待つと決意している。

私はどうする?]

…暫く会えないなら、会いたい、けど。

[そうはいっても、そもそも私は普段から彼と度々会っているわけじゃない。
ここで会えなくても、多分、今までとそんなに変わらない。

でも、会いたい。
暫く会えないって分かると、構内で目にすることもないんだと思うと、無性に会いたい。
会って話をしたい。でも話の内容までは思いつかない。

話すことがなくて困るかもしれないけれど、やっぱり会いたくて、せめて顔を見ておきたくて。

携帯を取り出して、悩んで、津崎さんに電話をかけた。]
(345) 2022/09/19(Mon) 17:48:46

【人】 3年生 津崎 徹太

(入院もね、拒否したのよ、おばあちゃん。
 最後まで、自分のうちにいたいんだって。
 近所の人にも頼んでいるけど、
 やっぱりね
 介護は大変だけど、頑張ってね)

 うん、でも、俺は1年いたから、周りの人も知ってるし、
 なにより、あそこ好きだったし。
 大丈夫。恩返ししないと。

[それでも、今の学友とは離れて、
 中には卒業してしまう人もいるだろう。
 それきりの人だっているかもしれない。

 俺がチカさんに俺の家に住んでくださいっていったのは、
 その中でもつながりを消したくないっていう我儘だったんだから]

 俺のやりたいことは、
 あっちでもできるしさ。

[それに対しては姉は苦笑いだけど、
 ありがたいことに、
 応援してるよ、と言ってくれてる。

 ありがたいと思う。

 あと、父母も、大学卒業だけは条件で助けてもらえることになっている。
 まだまだ甘えるしかできないけれど、
 でも、いろいろ後悔はしたくないので、やることをやるんだ、と]**
(346) 2022/09/19(Mon) 17:53:56
津崎 徹太は、電話には出るよ。いつのタイミングでもOK
(a42) 2022/09/19(Mon) 17:54:37

【人】 3年生 武藤景虎

[よく噛み付くというのは殆ど無意識にやってしまっているので、指摘されなかったら気づかないと思う。>>340

そう考えたら本能的なもので動物的というのは否定できないかもしれなかった。

痕とか残ったら申し訳なさは感じると思うにしても。
嫌じゃないと思われていることを知ることがあるなら、嬉しく思ってしまいそうだ。

抱き合ったまま、好きと言い合って。
幸せだなと思うんだけど、そのまま余韻に浸るわけにいかないことをもどかしく思った。

行為の後の甘い時間、所謂ピロートーク的なものはこんなに慌しいものなのか、普通もっとスマートにやるものなのかと経験不足を恨みたくもなるけど。

初めてが柚樹でよかったと思うから、まあ良いかと思いつつ。

体を離してなんか情けねえな…、と後処理してたら、声をかけられて視線を向ける。>>341]

 ん?いや、いーよ。
 替えならある…、し、

[既に見えてたシーツに落ちた情交の痕に対しても顔が熱くなる思いだったけど、今忙しいので、作業の手を止めずに視線を移さずに返事をした。]
(347) 2022/09/19(Mon) 18:02:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 小泉さんのバイト先 ――


[恋人がコミュ強で本当に良かったと心から思いながら、つらつらと滑らかに口上を述べてくれている武藤の傍ら、私もぺこりとお辞儀をする。

小泉さんが長く働いていた、パン屋さん。

店内に漂う香りは、美術館のキッチンで嗅いだものとほぼ同じ。。
小麦の生地が焼ける匂い、クリームが炊ける甘い空気。

死にたいと思っていたらしい小泉さんの、ここは大切だっただろう場所。

同僚さんらに慕われ、店長さんからも"ここで働け"と言って貰えていたくらいであるらしいのに、それでも全てを捨てて"死にたい"と思っていた小泉さんの絶望はいかばかりのものだったのかなと、心の端の方がつきんと痛くなった気がした。]
(348) 2022/09/19(Mon) 18:02:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……え?私の分もあるの?

 ありがとう。

[うららかな秋晴れの公園、外でパン食べるなんて遠足みたいだねと、せめて缶コーヒー(松本さんご推薦のものじゃないけれど甘さのあるカフェオレ)は私が買って。

私もパンを買ったけれど、それは家に持って帰るつもりでの、今日の午後のおやつと明日の朝食分。

かわいいなあかわいいなあと、つい、買いすぎかな?というくらいに買ってしまった。

まあ、多少多くても、大食らいの弟が問題なく平らげてしまうだろうし、と。]

 こっちのパン、中はチョコクリームだって。

 半分食べる?

[くまさんパンだよなんて、袋から1個取り出しつつ、どうしても会話の途切れ目には小泉さんを思い出してしまう。]
(349) 2022/09/19(Mon) 18:03:00

【人】 3年生 武藤景虎

[抱きしめに戻ると、開口一番告げられた言葉に>>342]

 女の子の方が大変では…?

[と返してから、意味を理解して、苦い顔をした。
柚樹さん?見ないでねと言ったはずだが…?という文句はとりあえず飲み込んで、なんとなく肩口に顔を沈める。]

 ……うん、

[気持ちよかったと言われれば、その程度の差こそあれ素直に嬉しい。

でも、続けられた言葉に肩が揺れる。]

 ───……、あー…、もう、

 そういうこと言ったらまたしたくなるから、

[既になってる、と抱き合って重ねた体の間で下半身の方に血が集まるのを感じて。

今って意味じゃないかもしれないけど、とは聞かずに唇を重ねれば、燻る熱を擦りつけた。]*
(350) 2022/09/19(Mon) 18:03:01

【人】 3年生 津崎 徹太

>>345
[それは、学内の図書館で、
 祖母の病状とか調べていた時だっただろう。
 電話が鳴ったので、本を戻し、図書室から出ながらとった]

 ――……ひさしぶり

[朝霞からの電話に、
 そうだ。彼女にも報告しておかないとと、思ってはいたから]*
(351) 2022/09/19(Mon) 18:03:43

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……うん。美味しかった。
 小泉さんのパン。

 すごくかわいかったよ。

[そうぽつりと告げれば、一体本当、何をどこからどこまで見ていたのか、あの目玉ぐるぐる猫パンにも言及されてしまい、言葉を詰まらせる。]

 …………武藤は、
 私のこと、心配だったんだよね。

[ただ見ているだけなのはつらいことだと、私も最後の1日だけとはいえ、意図せず見てしまった小泉さんの姿に歯噛みしたことを思い出す。

あれがもしも武藤の姿だったらと思うと、平静ではいられない自信しかなくて、そんな中、武藤は私を見ていてくれたんだなあ、って。
あのレストランの場では、私は還れることが決まってはいたわけだけど、それでもね。]

 うん。
 食パンとかフランスパンも美味しそうだった。

[今度、ガチの遠足……というかピクニックでもしてみる?
あそこのパン使ってサンドイッチ弁当とか作るよ、と、交わす約束に、戻った"日常"を噛み締めた。*]
(352) 2022/09/19(Mon) 18:04:46

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[1回してみて、なるほど、と、思った。

漫画だとか小説だとかドラマだとかの世界とは大違いで、どうにも恥ずかしいし、どうしても居たたまれない時間もあるし。

……でも、身体を合わせないとわからない、この満たされた気持ちは、してみなければ味わえないことで。

きっと、その……もう少し慣れたら、武藤の言う"めちゃくちゃ気持ちよかった"に私も至れるのかもしれないし。

ぼんやりとそんな事を思いながら…………まあ、見てた、という次第。]
(353) 2022/09/19(Mon) 18:25:13

【人】 3年生 黒崎 柚樹


  うん。

[言葉にならない言葉を飲み込んだらしい"うん" >>350 に、私も鸚鵡返し。

見ようと思って見たわけじゃないよという言い訳は飲み込んで、でも別に気にしないのになあと言葉を紡ぐ。

自覚はしていなかったけれど、噛みついてくる武藤同様、私も大概動物的なのかもしれない。

一度身体を開いて受け入れてしまえば、武藤に対する羞恥心とか居たたまれなさとか行為への警戒心だとかが、一気に薄くなった感覚があった。

何ていうか……そのへん全部が自分のテリトリーになった……という感じ?]
(354) 2022/09/19(Mon) 18:27:03

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………?

 したかったら、していいよ…………?

[もう全然痛くないと言ったら嘘になるけれど、先よりはきっと負担なく受け入れられる気がしているし。

でも、男の人の側は、そう何度もできるものなのかな、と、そのあたりも全然検討つかないまま、したいならしよう?と首を傾げる。

足の付け根に当たる固い熱も、もうなんだか見知ったもののように思われて、唇が重なれば、こちらも負けじと身体を擦り寄せた。*]
(355) 2022/09/19(Mon) 18:28:10

【人】 1年生 朝霞 純

>>351
[“失礼します、朝霞です。”なんて電話をかけたときの定型文を言うまでもなく、相手側から“ひさしぶり”と声をかけられて。

心臓が跳ねた。

電話をかけて、タイミングが合わずに出ない可能性だってあるわけで。
それなのに、いつもかけた電話に出てくれるのが嬉しくて。

ただのタイミングの問題なのかもしれないけれど、とてもとても嬉しくて。

ゆっくりと呼吸を繰り返した。
心臓の鼓動も、巡る血潮の音も、上がる体温も、全てが思考を邪魔してくるから。
言葉が紡げるように、その余裕を作るために、ゆっくりと息を吸って、吐いた。]

はい、お久しぶりですね。もう、怪我は大丈夫ですか?

[お見舞いは一回きりだったというわけでは別にない、たまに様子を見に行ったことくらいはあった。
けれど、やっぱり退院後に話したことなんて、なくはないけど多くもなかったから。

退院したって完治したわけでないのは知っているから、それが少し心配だった。]
(356) 2022/09/19(Mon) 18:32:39

【人】 3年生 津崎 徹太

>>356

 怪我はやっと自力で歩くことを許された。
 朝霞はどうだ?

[呼び方はすっかり朝霞、に戻っている。
 入院中も、何度か来てくれて、わりといろんな話をしただろう。
 もちろん、配信してるとかも告げている。
 ただ、退院してからは、確かにちょっと連絡は途切れていた]

 そう、ちょうどよかった。
 今学校?

[チカさんのこともあり、
 ちゃんと会って話したいと思っている]*
(357) 2022/09/19(Mon) 18:42:09

【人】 1年生 朝霞 純

>>357

やっと自力で…ということはやっぱりまだ辛いですか。
私はちょっと杖をついていますけど、でも日常生活に支障がないくらい歩けるようにはなりました。

[生きて戻ってきて、初めて会えたときにちゃんと元の呼び方に戻っていたのは、後からその時のことを思い返して気づいた。>>46

取られていた距離が、多少は元に戻ったみたいで、気づいたときはそれはもう嬉しかったのだ。

ただ、病院で怪我の具合が同程度という接点がなくなってしまうと、どうしても接触するタイミングが分からなくて。
ああ、今喋れているのが、それこそ夢みたいだ、なんて思う。

問いかけられた言葉には、少し考えて。]

はい、構内にいます。場所を教えてもらえれば、歩きます。
居場所を聞くのは、多分、そういうことですよね?

[何か話したいと思ってくれているのだろうか。
電話をかけたはいいものの、どうしたらいいのか迷っていた自分にとっては嬉しい話だ。

もうすぐ休学するから、という話だったとしてもやっぱり顔を見て話せるならその方が嬉しいわけで。]

私が会いに行きます。どこにいるか教えてください。

[これで呼ばれたわけでないなら恥ずかしいな、なんて苦笑しながら。]
(358) 2022/09/19(Mon) 18:55:59

【人】 3年生 津崎 徹太

>>358

 まぁ、まだ違和感はあるけれど、
 足の甲、ひびだけだったんで、
 走るのはまだ様子を見てからって言われてるけど。

[心配してくれる声にはこちらも事情を知っているから、
 杖をついているときけば、
 心配をしたが、

 歩く、としっかり言う声に、うん、と頷いた]

 ん、話できればなって思って。
 そうだな。今図書館にいるんだけど、
 小さな声なら話しても怒られないだろ。
 これる?

[チカさんにとっては地獄の場所だな、とは
 さすがに事情は本人から聞いただろう。
 そして、朝霞との電話が終われば、
 また図書館に戻る]*
(359) 2022/09/19(Mon) 19:03:08

【人】 3年生 武藤景虎


 ん……、じゃあする、

[随分あっさりした承諾>>355は、緊張感がだいぶ抜けているようで。

勿論好きでいてくれて、全部明け渡してくれるつもりだったことも、全部受け入れてくれることも知ってたけど。

先程の繋がりで、それが肉体的にだけじゃなく、別の目に見えない部分でも本当になった気がした。

ほんの数刻も経ってないと思う時間で、戸惑いとか躊躇いがなくなっているのがなんだかかわいいし、愛おしいと思う。]
(360) 2022/09/19(Mon) 19:14:24

【人】 3年生 武藤景虎

[口付けを交わしたまま、もう隠されなくなった胸元に触れて。

擦り合わされた体に下肢をもどかしげに擦りつけて熱を持った慾を育てた。

体の線をなぞって脚に至れば少し体をずらして、少し前まで繋がっていた場所に指を触れる。

最初触れた時よりもだいぶ湿り気を帯びた其処は、情交の名残がありありと感じられて、指先を押し込む抵抗感は幾分減っている気がした。]

 ……、痛くない?

[挿し入れた指腹で内壁を掻いて問いかけて。深く潜り込ませた拍子、被せた掌が触れた陰核を押した。]*
(361) 2022/09/19(Mon) 19:14:43

【人】 1年生 朝霞 純

>>359
[ちゃんと立って歩けているらしい様子には、少しだけほっとする。
流石に身体に負担をかけるようなことは、余程のことがなければしないはずだから、走るとかはあまり心配していない。

図書館にいる、との言葉には調べものをしていたのだろうかとか、電話は邪魔ではなかったかとか、気になりはしたけれど。

それでも津崎さんは図書館で待ってくれていて、話したいと思ってくれているようだから、それをちゃんと聞きに行こうと思って。]

はい、今から行きます。
ちょっとだけ時間かかっちゃうかもしれないけれど。
待っててくれますか?
…なるべく、急いでいきますから。少しだけ待っててください。

[そんな風に言ってから、私はこけないように気をつけて、出来る限り早くつけるように歩いた。
走れないから、ほんの少しだけ早歩き、その程度の速度だったけど。

物凄くお待たせした、なんてことはないんじゃないかな。]
(362) 2022/09/19(Mon) 19:18:46

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ 少年の朝は、いつも焼き立てのパンの匂いで目を覚ます]
(363) 2022/09/19(Mon) 19:21:54

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

―― とある夏の日、どこかにあるパン屋にて ――

[ とある街の駅前にある、自宅に併設されたパン屋にて、
 少年は夏休みの間、お店でお手伝いすることになった。

 お手伝いを頑張ったら、お父さんとお母さんが
 次のお休みに美術館に連れて行ってくれるのだ。

 少年の生まれるより前になる、
 十数年前に地震で倒壊したその場所に、>>n0
 少年は一度も訪れたことはない。

 けれど、写真で建物を見ると、
 なぜか胸が締め付けられるような思いになって、
 少年は「行きたい行きたい!」と駄々をこねた。

 その結果、両親による
 「働かざる者、我儘言うべからず」の方針のもと、
 こうしてパン屋で少年は作業をすることとなる]
(364) 2022/09/19(Mon) 19:22:08

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ お手伝いといっても、
 小学生の少年にできることは限られた。

 開店前や空いている時間に店の前の掃除をしたり、
 夕方の割引きセールとなったパンを
 いくつかにまとめて袋詰めをしたり、
 閉店後の後片付けを手伝ったり。

 それでも、パン屋にいればいつもパンの匂いが漂い、
 その匂いが大好きだった少年は、
 ずっとお店にいたかった。
 まあ、忙しい時間になれば邪魔になるから、
 やれることが終われば、とっとと退散したのだが]
(365) 2022/09/19(Mon) 19:22:27

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ パン屋のお手伝い以外は、少年は夏休みの宿題をしたり
 友達と遊んだりして過ごした。
 
 客商売に向いてそうな性格の両親のもとで育った少年は、
 それはそれは大らかでしっかり者の性格になったもので。
 友達もなかなかに多く、
 話題に乗れないくらいで離れる友人もいなかった。>>1:44

 お父さんとお母さんからは、
 泥だらけになって帰ってきたり、
 部屋を散らかしたままにしたりしていると、
 たまに叱られることはあるけれど、

 友達と喧嘩すれば、両親は慰めてくれて、
 友達と仲直りすれば、自分のことのように喜んでくれて、
 小さなことでも何かお手伝いをすると褒めてくれて、
 そういったことがある度にぎゅっと抱きしめてくれた。

 少しだけ気恥ずかしい思いはあったけれど、
 両親から向けられる一つ一つの愛情表現が、
 少年にはやはり嬉しいものだった]
(366) 2022/09/19(Mon) 19:22:48

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ そんなこんなで過ごす長い夏の日。
 もし少年がお店にいて、
 見知ったお客様が来店したなら、

 「いらっしゃいませ!」と楽しそうな笑顔で
 元気よく挨拶することもあるだろう]
(367) 2022/09/19(Mon) 19:23:14

【人】 将来の夢はパン屋の小学生 来世の 小泉義哉

[ 夏の輝かしい太陽のもとで、
 少年の人生はこれからもずっと続いていく]**
(368) 2022/09/19(Mon) 19:23:44

【人】 3年生 津崎 徹太

>>362

 大丈夫。とくに用があるわけじゃないし。
 それよりも転ばないように。

[と、心配になる気持ちは押さえて、
朝霞の到着を待つだろう。

 到着したのならば、
 座るところを探して
 なるべく司書のおばさんに怒られないような隅っこの席、
 まずは朝霞を座らせてから、
 自分もゆっくりかけた]

 教授からきいたかもしれないけど、
 俺、休学することになって。

 朝霞にも直接伝えておきたかったんだ。

[世間話といっても怪我の具合だろうから、
 まずはそれを報告する]*
(369) 2022/09/19(Mon) 19:48:16

【人】 3年生 黒崎 柚樹


["していいよ"は、多分、自分の本心を隠したずるい言い方だったと思う。
本音のところは、"していいよ"じゃなくて……もっと、で。

なので、武藤に"する" >>360 と言われて、正直嬉しかった。

なんだっけ……どっかで見た本だか何かだと、"賢者タイム"というのが男の人にはあるらしかったのに、武藤には無いのかな?……なんて思いつつ、うっとりと唇を合わせる。

キスも、したのは武藤が初めて。
ねえ、こんなに気持ち良いものだとは、知らなかったよ。

ぽやぽやとそんな気分に浸ってるうちに、武藤の手指が色々なところを辿っていって。

私の知らない部分にまで触れようとすることにも、もうあんまり抵抗はなかった。

だって、先刻まで武藤が"居た"ところだったのだし。

────けれど。]
(370) 2022/09/19(Mon) 20:01:12

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ひゃ、ぁ……ッッッッ!?!?

[両足が引き攣るほど跳ね、どころか、背から肩からびくりと跳ねた。

全身の毛穴が閉じたのか開いたのかもわからない感じに、唐突に心臓の鼓動がやかましくなりはじめて。]

 む、と…………今、何、した……の?

[呆然と、緩く開いた足の間に居る武藤を見つめる。

こんなの、知らない。
全然、知らない。

快感のようなそうじゃないような、鮮烈な何かが身体中を痺れさせながら駆け抜けていくような。

不快ではなかったけれど、でも、"怖い"と思ってしまった。

だって、こんなの、自分がどうにかなってしまうとしか思えなくて。

なけなしの理性をかき集められる自信もないまま、呆然とした心持ちで武藤を見つめてしまった。*]
(371) 2022/09/19(Mon) 20:02:42

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― この秋の終わりに ――


[400m走は、トラック1周。
だから、顔を上げたところで、フィニッシュ地点が視認できるわけじゃない。

けれど、く、と顎を引いた私は、眼前、見えぬそれを睨みつけるように集中する。

欲しいのは、未来。

"死んでもいい"なんて二度と思わないための。
愛する人の傍ら、胸を張って立ち続けているための。
これからの人生、一瞬も無駄にしないための。

きっと武藤は客席に居てくれているのだろうけど、あえてそちらの方に視線を送ることはしなかった。次に会う時は、笑顔で戦果を報告する時だと、決めていたから。

On your marks、Set、の声に応じ、身体を無意識に前傾させ、呼吸を詰めて。

今日は青空。
まるで、あの美術館で見た時のような空の色だった。

────そして、結果は、
  『インカレ陸上女子400m (2)1d3位 黒崎柚樹』
]
(372) 2022/09/19(Mon) 20:17:59

【人】 1年生 朝霞 純

>>369
[転ばないように、何度も聞いたような気がする、その心配の言葉。

苦笑して、気をつけながら、それでも少し早足に図書館へと向かう。
用があるわけじゃないというけれど、私は少しでも早く、少しでも長く津崎さんと一緒に居たくて。

そうそう転ぶものじゃない、頭はふわふわ、何度も転んだときみたいに浮わついていたけれど。
足はその時よりもしっかりと地を踏んでいられたから。]

失礼します。

[一声かけて、図書館の中へと足を踏み入れれば、座るところを探して、そこへ促してくれた。

優しさに、ほんの少し体温が上がるけど、それは落ち着かせて。津崎さんの言葉に耳を傾けて。
休学するということを直接聞かせておきたかったと聞いた。

なんだろう、切ないような感じ。
松本さんに聞いて、知っていたのにな。
直接言われると、胸に空洞が空いたような、そんな気持ち。
でも、直接言われた方がいいことだと思う。
いずれ来る寂しさに少しだけ構えてられるから。]

はい、聞きました。
直接教えてくれて、すこし…

[嬉しくはない。でも寂しいとは言ってはいけない気がする。]

心構えができた、かな。

[すこし目を伏せた、やっぱり寂しい。]
(373) 2022/09/19(Mon) 20:21:00

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ああ、もう。また2位だった。
 残念。

 ごめんね、せっかく観に来てくれたのに。

[武藤へそうぼやきつつ、でも案外と心中はさっぱりしていた。

入賞なんて望めないくらい、ここ2年弱はスランプだったから、この結果は充分すぎるほどに上々で。]

 良いとこ就職して。
 何かあっても武藤を食べさせていけるようにするからさ。

[ふ、と笑った私は、もう、"次の大会ではもっと良い結果を残すから"というしか考えていなかった。*]
(374) 2022/09/19(Mon) 20:22:02

【人】 3年生 津崎 徹太

>>373

[大丈夫なんだけど、それでも、
 まだ少し、駆け寄りたくなる。
 でも、あえて、待って。


 休学のこと伝えれば、寂しそうな返し声。
 ちょっと、さすがにこちらもしんみりとするけれど]

 で、理由言っておこうと思って。
 実は……

[お世話になった祖母がイギリスで一人暮らしていて、
 その余命が長くないという宣告を受けたこと。
 その最期までの介護をかってでたこと。

 だから、戻りはわからないこと]

 多分途中で戻ってくる、というのもない。
 ――……

[朝霞の様子はどうだっただろう]

 大学は辞めないつもりなんで、
 もしかして、かえってきたら、同学年かもしれないな。

[そんな風にもいってみたけど]*
(375) 2022/09/19(Mon) 20:29:32

【人】 2年生 松本志信

 夢は叶えるもんだぜ!
 ……なんてな?

[叶うといいと言ってくれた声に>>315 そう笑って返す。
背後から厨房裏口のドアがあいて「休憩終わりだぞ」なんて声があって。]

 ああーっ、すまんそろそろ行かにゃだわ。
 ごめんね、たいして時間取れなくて。

[電話先、美術館でもそうしたように顔の前に片手で“ごめん”を作る。
そして病院での時みたいに、あえて未来の約束を置く]**

 んじゃ、また話そうぜ。
(376) 2022/09/19(Mon) 20:31:47

【人】 3年生 武藤景虎

[体に触れられるのは既にあまり抵抗ないみたいで、どこか惚けたような表情を見詰めた。>>370

先刻酷使してしまった場所に身体を辿る指先が向かっても、開いたままの脚が閉じる様子もなかったから、痛みも和らいだかと思って。

確かめるように指先を深く挿れた瞬間、掌が何かを押し潰す感触はしたけれど、体の下で柚樹が高い声をあげて大きく跳ねる。>>371]

 悪い、痛かった…?、

[そういうわけでもなさそうなのは、此方を見つめる呆けたような顔からわかって。

指挿れただけだが、と思ったけど、さっきまでもっと質量のあるものが入っていたわけだし、と逡巡する。]
(377) 2022/09/19(Mon) 20:32:27

【人】 3年生 武藤景虎


 んー……、ぁ、
 此処?

[指を挿れたまま掌を浮かせて、掌の下にあった突起を親指で触れて。

そういえばそういう器官はあったなとはさっきは繋がることばかり考えていたので忘れていて。

返事は返らなくても、反応が返れば当たりはつけられるので。

挿れたままの指先に絡む液が増えるのに締め付けられる感覚に息を吐いて。

感じる姿が見たいと思えば、ぐり、と指腹で圧迫すると大きさが増している気のする其処を執拗に捏ねた。]*
(378) 2022/09/19(Mon) 20:32:43

【人】 3年生 武藤景虎

>>374

[ごめんねと謝る彼女に首を振る。]

 残念だったけどかっこよかったぞ。
 次は1位だな。

 まあ、オレもなるべく良いとこ就職するので、

 金貯まったらイギリス行かん?
 徹っちんが新婚旅行に来いっつってた。


[「新婚旅行になったら、笑うけど」と言われただけだが。>>289

まあ、新婚旅行にはならずとも。

さすがに養ってもらうつもりはないので、お互い支えていければいいと思うよ。

  あまり無理はし過ぎない程度に
  二人でお互いに支え合うような関係を
  築いていけること>>6:103

を祈るって先輩も言ってたし、オレもそうしたい。

と、多分もう後は振り返らずに先を見てるだろう笑顔に告げた。]**
(379) 2022/09/19(Mon) 20:40:23

【人】 1年生 工藤美郷

──イチネンズとパン屋にて──

[工藤が何でもないことのようにつぶやいた言葉を朝霞さんは繰り返した>>7:325
 工藤は、耳以外の何かも欠けたクリームパンから視線を上げて、朝霞さんのことをじっと見つめる。]

 私は小泉先輩のパンを自己解釈した。
 小泉先輩がこのお店のパンを自己解釈したのと同じように。

[彼女は工藤に付き合おうとしてくれた。苦痛を表すことなく、ただ淡々と日常を送る工藤に。
 そうして、工藤には無い視点を与えた。>>7:326
 死者は動かない。動かないままに影響を遺し、生きた人間を変容させていく。]
(380) 2022/09/19(Mon) 20:45:40

【人】 1年生 工藤美郷


 私は……

[問いかけに一瞬口を開き、それから言葉が見つからずにしばらくの間沈黙した。
 それから、食べかけのクリームパンに視線を落とした。]

 ……私のではなく、小泉先輩が焼いたパンが食べたかったんです。

[きっと彼のパンであれば、味が変化したとしてもそういうものとして受け入れられたのだろう。
 けれど過ぎ去った時間はどうにもならない。全く同じ味は受け継がれない。そんなものは存在しないから。
 工藤はまだ諦めきれない。たとえ朝霞さんから言われたとしても。
 細やかな五感があるがゆえに。手先が器用であるが故に。優れた記憶力が故に。
 だからまた、きっとパンを焼く。]
(381) 2022/09/19(Mon) 20:46:22

【人】 1年生 工藤美郷

[パンの香ばしい香りが、三人を包んでいた。
 忙しそうに動き回る店員たちの中に、小泉先輩は居ない。
 先輩が抜けたとしても、パン屋は少しずつ形を変えて回っていく。
 今このパン屋で食べられるのは、今の従業員が焼いたものだけ。

 工藤は長い沈黙の後に、工藤は再び朝霞さんを見つめると、淡々と言葉を続けた。]

 朝霞さんの豆カレーが食べたいです。作ってください。

[得られるのは、いつだってこれからの時間だけ。
 生きている彼女が作ったものならば、どのような味であっても受け入れられるだろう。]*
(382) 2022/09/19(Mon) 20:46:51

【人】 1年生 朝霞 純

>>375
[告げられた理由に、胸が痛くなる。
大切な人がいなくなる。津崎さんの大切な人が。

私は津崎さんの顔を見た。とても切ない気分だった。

あの夢の中で、私はとんでもないことを言った。願った。津崎さんが生きていてよかったと思った。でも。

この人は命の重みとずっと戦っている。

大切な人の生と、その死を背負おうと、今、必死になっている。
そんな人の前で、私は何を考えていたのだろう。

私はゆっくりと息をついて、そして言葉を紡ぐ。
言うべきでないかもしれないけれど、言うべきだと思うことを。]

…最期まで一緒にいたいと思っているんですよね。
途中で戻るなんて、考えなくていいと思います。
一緒にいれば良かったと、きっと思うから。

大切な人とは出来る限り、一緒にいれば良かったと思うから。

[重みは違うかもしれない、でもこれは、自分が感じたことだ。
…なぜ、途中で戻ってくることがないといったのか、私が寂しいと思っているのを悟られたのかは分からないけれど。]

帰ってきたら同学年ですか…

[何を言えばいいのか迷う、いつもそうだ。]

…津崎さんよりも先輩になってたら、いいかも。なんて。そう思います。
(383) 2022/09/19(Mon) 20:48:25

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ッ、いた、くは、ない…………けどっ

[武藤の問いかけ >>377 にはそれを返すのが精々で。

でもとりあえずは、あのおかしな感覚は去ったから、気のせいだったのかなと流してしまおうとも思った。]

 ……ぇ?

 ゃ、ん────ッッッ!ぁ、…………ぁ

["此処?" >>378 じゃなくて!

おそらくは何の気なしに触れて来た指ひとつに、どうしようもなく翻弄された。

じんじん、というか、ずきずき、というか。

でもそれ以上に形容し難い、身体中を麻痺させるような、言葉を操る理性すら奪うような刺激が駆け抜けていく。]
(384) 2022/09/19(Mon) 20:53:44

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……ゃ、それ、ゃだ、ぁ…………!

[言葉では抵抗を告げるのに、全く思うままにならない下肢がどんな様になっていたかなんて、想像だにつかない。

本気で嫌だと告げればきっと武藤は止めてくれた筈はずなのに、そうはしなかった、その理由。

言わせて貰えれば、そんな意図は本当に、少しも無かった。

跳ね続ける両膝はとうに宙に浮き続けていて、だから、見られたくはなかったはずの秘所も、武藤を前に曝け出してしまっている状態で。

言葉と裏腹、"もっと触って"とばかりに、未練がましく内部が収縮を繰り返していて、それは完全に"雄"を誘う仕草だった────なんてこと。

本当に欠片も、全く、自覚は無かったことなのに。*]
(385) 2022/09/19(Mon) 20:55:03

【人】 3年生 津崎 徹太

>>383

 そ、そうだな。朝霞先輩になってるかもな。

[苦笑い]

 うん、後悔しないために。
 あと、俺がやりたいことは、あっちでもできるから。
 あと、イギリスの様子とかも、配信落とせればいいかな、とも思っているから。

 良かったら、観て、そして、
 多分寂しいから、
 なんでもいいから、メッセージくれると嬉しいな。
 朝霞のこととか、大学のこととか。
 教えてくれるといい。

[それは本当に思っていることで。
 そして、チカさんのことも、といおうかと思ったけれど、
 この想いを伝えてくれた後輩に、
 それはさすがに伝えられない]
(386) 2022/09/19(Mon) 21:02:33

【人】 3年生 津崎 徹太

 でも、朝霞、
 ちょっとの間に、なんだか、強くなった?

[彼女は気が付いているだろうか。
 なんとなく、はじめにあったあの時より、
 あきらかに、芯があるようにみえた]*
(387) 2022/09/19(Mon) 21:04:10

【人】 1年生 朝霞 純

>>386
[その人が長生きするか、なんて分からないから。
私なりに長生きしてほしいと思った言葉だったのだけれど、少し苦笑をされてしまった。

後悔しないため。うん。津崎さんが後悔しなければいいと思う。
なるべく長く、イギリスに居てほしい。]

勿論、津崎さんの配信、楽しみにしています。
寂しいと、やっぱり思いますか。

[津崎さんは大切な人のために、日本を離れる。
でも、日本にも大切な人をおいていく。
きっと辛いと思う。とても辛いと思う。

早く帰って来てほしいとは思わない、出来る限り長くイギリスにいてほしい。
でも津崎さんは寂しいと思うのか。
私に何が出来るだろう、メッセージを送るくらいしか、やっぱり出来ることはないだろうか。]

…もし、嫌でなければ、たまに電話をしていいですか?
そうして、直接…動画を見て思ったことを伝えたいです。
私は、何も出来ないけれど、津崎さんのために出来ることをしたいです。
とりあえず、津崎さんの寂しい気持ちが、少しでもましになってくれたらいいと思う。
まあ、メッセージでも出来ることかもしれないけれど…

[とにかく、少しでも力になりたかった。]
(388) 2022/09/19(Mon) 21:17:01

【人】 1年生 朝霞 純

>>387
[告げられた言葉には、こてりと首を傾けて。]

強くなったように見えますか?

[強くなっているのだろうか、前よりも、もっと悩むことは増えているような気がするけれど。]

強くなっているなら、いいな。

[そう、強くなっているならいい。
津崎さんに幸せに生きてほしいと、悲しみが迫っているかもしれない今は言えないから。
もし辛いと頼られたら、側で支えられるような、そんな強さが身についていればいい。]
(389) 2022/09/19(Mon) 21:23:33

【人】 3年生 武藤景虎


 ん…、大丈夫だから、

[痛くないと言っていたし>>384、とは、やだと言われても思ってしまったので。

というか、嫌がってないなとは反応からわかっていたし。

浮いた腰が指から逃げる気配もなく、響いてくる嬌声に下肢が熱くなるのを感じた。

締め付けてくる内壁から水音を立てる指を抜いて、一度其処を押し潰す親指を退ける。]

 柚樹のかわいいとこ、もっと見たいな。

[体を離してから、開かれた脚の間に顔を寄せて、痛々しく見える程赤く熟れた尖りに唇を付けた。]
(390) 2022/09/19(Mon) 21:29:12

【人】 3年生 武藤景虎

[舌先で触れると、核を覆う皮を押し退けるように小さく音を立てて吸って。

跳ねる脚を抑えながら舐め上げれば、垂れた唾液が内股に落ちる。

幾度めかの嬌声が上がれば、自身の張り詰めた熱が痛いくらいになって漸く、唇を離して顔を上げた。]

 ……、柚樹、

[彼女の様子はどうだったか。
怒ったり泣いたりはしてないと思いたい。

シーツに沈んだ身体に覆い被さると、顔を覗き込んで頬に口付けた。]

 もう、結構きつい、

[手を取って、反り上がった熱を触れさせると、彼女の痴態で育った慾を伝えた。]*
(391) 2022/09/19(Mon) 21:29:30

【人】 3年生 津崎 徹太

>>388

 ありがとう。
 いや、寂しいのは、自分かな。

[この美術館の出来事はとても大きくて。
 だから、絆ができたような気がする、のに、
 その人たちとの時間もあまりなくて]

 俺ももっと強くならなくちゃ……。

[と、その時、
 ふと、電話、と言われ、瞬いた]

 うん、もちろん、構わない。
 多分、日本語ききたいし。

[朝霞の一生懸命に言ってくれる言葉に、
 今回は甘えさせてもらいたくて、

 うん、自分もわりと精一杯で、
 少しでも、って]

 ありがとう。
 えーっとじゃ、

[なんとなく、小指を指しだしてみる。
 子供ように]
(392) 2022/09/19(Mon) 21:34:58
 




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