【人】 2年生 松本志信 おお〜、武藤くんおはよ。 朝は苦手だわぁ、眠いねむい。 [差し出された数種類のガム>>10から一つ選んで口に放り込む。 今時見なくなってしまったブルーベリーの板ガムと似た味のそれをもぐもぐと咀嚼し 煙草も許されないマイクロバスの中の口寂しさを紛らわせた。 朝は苦手だ…──いや、苦手なのは夜か。 大抵いつも眠そうな貌をしているのはバレバレのようである。] みこちゃんはちゃんと乗ったんかぁ? あのコちっこいから視界から消えるのよね、心配よ俺。 [ひょいと背を伸ばし辺りを見回す。 最初に貌を合わせただろう、ほやほやした彼女はバスに乗っているだろうか。 美術館について人混みに紛れて迷子になってしまわないか。 どことなく心配である。] (21) 2022/09/01(Thu) 11:22:15 |
【人】 2年生 松本志信 えっ、津崎くん…貴重品と水だけ?まじ? [武藤くんの言葉>>10もあって視線を向けた先には 水とサコッシュだけの津崎くんの様子>>2 ミニマリストなのかね、なんかかっこいいよね。 俺には出来ないなぁ…といっても武藤君ほど荷物パンパンってわけでもないけど。] くっきー…… [愉快な呼び方をされるその人が後部座席に移動する>>12のであればその姿を目の端に捉え 普段呼びもしない呼称をなんともなしに鸚鵡返す。 武藤との楽しげなやり取りに何か考えるような素振りを見せ、かといって何か口を挟むでもなし。 若者の会話に微笑ましささえ覚えながら、緩い笑みだけを向けておくに留める。] クッキーならキャラメルチップが入ったやつがいいなぁ。 (24) 2022/09/01(Thu) 11:40:17 |
【人】 2年生 松本志信[それからまた一人と増えた姿は>>16奥の席へと向かっていく。 こういった時、奥の席に座りたがる者はきっとマジョリティで 通路側や中央付近に座るものはマイノリティなんだろう。 賑やかになっていくバスの後方の会話を耳にしながら、まだ動き出さないバスの外を見た。 明るい。当たり前だ、まだ夜じゃない。 景色とその他に、ちらちらと色が見える。 誰にも見えぬよう一度だけぐっと眉を顰めて、緩やかに目を閉じたまま口を開く。] 武藤くんやめたんな〜。 本人の趣味じゃないかもしれんでしょ、その美味そうなやつ。 [しっかりと手にしてあったもの>>15を見ていた。 ついでに零したであろう「これしかなかった」という語散た言葉も。 かといって武藤くんを責める気などなく、ただの軽い言葉ではあるけれど]* (25) 2022/09/01(Thu) 11:50:54 |
松本志信は、「なんか腹減ったなあ…」とポツリ。 (a5) 2022/09/01(Thu) 12:01:07 |
【人】 2年生 松本志信―― 回想・懇親会にて ―― [ぽかん口を開けて面食らった貌>>27 想定していなかったはずもなく、寧ろ思うままの いや、それよりはまだ優しい反応だったのかもしれない。 人によっては嫌悪を示す、そんな話だ。] そ〜、困っちゃうよねぇ。 でもほら、これで警戒出来るでしょ? “普通”だと思って近付いた奴が怪物でした! ってのと もともと怪物だと思って接するのじゃ、楽さがちがうべ。 [なぁ、と同意を求めるように笑った貌は「あっけらかん」としていた。 申し訳なさそうにする小泉くんの肩をポンポンと軽く叩く動作には 「お前が悪いわけじゃない」 「悪いのは俺だから」 そんな意味をこめて。] …俺ぁ、神様から三つもギフトを押し付けられたんだなぁ。 [珍しく酔いも回ってか、ぽつりと出た言葉はきっと意味も分からないことで。] (31) 2022/09/01(Thu) 12:50:16 |
【人】 2年生 松本志信 おっしゃ、んで?なによ? 小泉くんの赤裸々なコイバナ 聞かしてくれんのぉ〜?? [本日何杯目になるかわからないビールを片手に話題を迫る。 なぁに、そもそもそんな話を持ち出してきたのは彼の方だ。 俺には聞く権利があるそうだろう!? ほれほれ吐け喋れとつついた先に、甘酸っぱいコイバナなんて聞けたのだろうか。]* (32) 2022/09/01(Thu) 12:52:18 |
【人】 2年生 松本志信―― 回想・懇親会にて ―― ん? っはは、判らんぜ? 誰彼構わず襲っちゃうかもよぉ〜! [げらげらとはしたなく笑い、まるで酔った延長線上のような素振り。 事実多少の酔いこそあれど、今のこの行動が本心かそうでないか 判るほど打ち解けていると認識している者は居ない。 はたから見ればただの酔っぱらいのウザ絡みだろう。 小さく笑みを返す小泉くん>>35の頭に手を伸ばしかけ 触れるより前にその手を引っ込めてお道化て見せた。] “普通”って大事よ、望んで得られるもんじゃない。 でもそうねぇ、そうやって言ってくれる奴がいたら… 俺みたいな“普通じゃない奴”はちょこっと救われっかもね。 [ふと口角を少しだけ緩めると少しばかり逡巡するように 居酒屋の喧騒の中に視線を泳がせて、呟く。] …そ。ギフト。 折角だし、機会があったら話してあげるよ。 [首を傾げる姿に>>36視線を向けぬまま。] (50) 2022/09/01(Thu) 16:33:20 |
【人】 2年生 松本志信ああぁ〜〜〜、わっかるぅ〜! な!それな!頼られると弱ぇんよな!! [一度は拒否られたコイバナも貫き通せば話してくれる>>37 いいやつだなぁなんて思いながらその話に耳を傾けて。 そっかそっかちっちゃめのカワイコちゃんが好きなんだね、うんうん。 おじさんもわかるぜぇ、なんて年上風でも吹かせ。 パン屋の話もその時に聞いたのだったか、朝早そうで大変だなぁと思ったり。 他人の恋愛なんて懐を開けさせるような真似をして けれどそれ以上踏むこむようなことはせず。 故にこの甘酸っぱい恋の顛末>>38を知ることはなく。 話すといった話もあれから触れることはない。]* (51) 2022/09/01(Thu) 16:35:59 |
【人】 2年生 松本志信―― 現在・マイクロバス ―― えぇ、やだ焼き立てがいい〜〜。 けどまあ、冷めてても美味いパンなら、いっかぁ。 楽しみにしてるわぁ。 [我儘を宣いながら笑い、後ろの席へと手を伸ばしてみる。 何やら笑われているようだ、が遠慮はしない。] んじゃあ半分の半分ちょーだい。 身体は丈夫だから腹壊しゃしねぇけど、小泉くんのメシでしょそれ。 [じゃあ遠慮しろよと思わんでもないが、空腹には抗えない。 折角の好意を無碍にするのもよくはない。 となりゃ貰うのは四分の一くらいで、世界はハッピーになるでしょ。] (52) 2022/09/01(Thu) 16:37:11 |
【人】 2年生 松本志信 そりゃオトナよ、武藤くんの何歳上だと思ってんの。 夜なんてもう…ふふ、もうそりゃあ、ね… ♡ [ちなみに武藤くんとは五歳も離れている、なんてことはあの親睦会で語り合ったか。 「武藤くんが中学生になる頃、俺は大学受験が控えてたんだからね!」 なんて。なら何故今武藤くんが三年で俺が二年なのか。 世の中察して欲しいことはごまんとあるものだ。 あの時も同じように「オトナだなー」と彼の口から毀れていたが>>42 自分を表現することが“勇気”なのか、はたまた“自衛”なのか。 自由に自我を貫いているように見えるのだろう。 飄々としているから──そう、見せているから。] っていやいや、あんなふわっふわな忍者居たら里崩壊すんべ? [さて辺りを見回せば小さな忍者はどこかの席には座っていたよう。 見えこそしないがほわほわした声は聞こえる。 大丈夫だろうと頷いて。] (54) 2022/09/01(Thu) 16:38:57 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a9) 2022/09/01(Thu) 16:58:44 |
【人】 2年生 松本志信―― 回想・いつかの喫煙所 ―― おあ。 えーっと、黒崎──…… [あれはいつ頃だったか、喫煙所でぷかぷか煙を嗜んでいた時>>60だ。 同じ研究室の一年先輩、歳はまあ言わずもがな。 自分がここに居たから足を止めた、なんて最初は気も付かず。 懇親会にも顔を出さなかった相手とまともに相対するのは、これが初めてだったかもしれない。] あー、黒崎“ちゃん”も吸うの? [違和は最初に見た時から感じていた。 ただ口にする必要もなかろうし、本人がどう在りたいのかもわかりはしないし。 別の意味で性にとらわれている俺だからこそ、意外と視覚から判るものはある。 首の太さ、喉仏の有無、肩幅、手の骨格、下半身の肉付き。 彼女が女性であると改めて認識してから、少しだけ近付いて話を続ける。] めちゃくちゃ不思議そうな顔してんじゃん。 俺浪人してっからさぁ、丑生まれよ。 もしかしたら五歳くらい違うんじゃね? [それは「あっけらかん」と笑って。]* (75) 2022/09/01(Thu) 19:13:32 |
【人】 2年生 松本志信―― 現在・マイクロバス ―― [選ばれたのは 綾● でした>>61菓子戦争に終止符を打とうとしていた頃合いにまた一つ声が増えた>>64 人懐こいその声はまたも新たな火種を残さんとしていて>>65] よっすよっす、いやいや愚かなのは今泉ちゃんじゃん。 今その戦争終わらしかけてたのに! [箱の中で仲良しこよしラブアンドピースのつもりが もはや合戦場に横たわる無残な武士の姿にしか見えなくなってくる。 やめてやめてと言いながらも一つ二つ、菓子を口の中で咀嚼して。] あっと、今泉ちゃん今動くのアブね…! [さっきからいつの間にか走り出していたバスは揺れたりしていたけれど>>58 なんだかさっきよりも運転が荒くなっているようだ。 路面が悪いのか、運転手の精神衛生上何かあったのかまでは知らないが またしても一度大きく揺れるバスに、とっさに手を伸ばす。 彼女が席に体をぶつけぬようととった行動だがその身を受け止めることができたのか はたまた全く必要もなかったか…]** (76) 2022/09/01(Thu) 19:15:00 |
【人】 2年生 松本志信――バスが揺れるちょっと前―― ふはは、そうそう俺のがニンジャっぽいっしょ。 スシスキヤキバンザーイッ、つってな? [ニンジャの知識が幾分と偏っているが笑いながらもそう返す>>72 正直俊敏に動くのは不得意だし、多分俺がニンジャでも里は崩壊する。 幾分と考え込むような表情をした武藤くんの反応を見て楽しんでいた。 第三勢力の切り株はなかなか店で見かけることは少ない。 仕方あるめぇ、と頷きながら平和と名付けられた(のちに俺の中では戦場と化してしまう)箱を眺め。] おうおう、いつでもウェルカムよ。 つうか美術館つくまでにサービスエリアとか停まってくんねぇんかね? [そうすりゃ茶でも何でも買えるのになぁ、なんて言っていたのがバスが大きく揺れる前]** (78) 2022/09/01(Thu) 19:33:01 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a15) 2022/09/01(Thu) 19:41:47 |
【人】 2年生 松本志信―― 回想・懇親会にて ―― [酒の席、ゲイだの普通だのそうじゃないのと 話す機会はこの研究室の懇親会じゃなくともいくらでもあった。 それでもその度“稀有”に、“異端”に扱われ 嫌悪を示されることもあれば、同情を買うこともあった。 その度に俺はへらへらとお道化て笑ったし 酔ったフリをして寝落ちた真似をしては 翌日全く覚えていないなんて平気で嘘を吐いたりもした。 だからこそだ。 こんな風に>>93>>94返されたのは初めてで。 本当に少し救われた気がした。 話を聞いていた他の面々も嫌悪を示したものは少なかったと思う>>42>>65 心根のいい奴らばっかりなんだなと、短い安堵の息を吐き出して。] さんきゅ。 [笑うのは少し下手で、へへっと笑んで見せた。 その後はしばらく続いたコイバナに花を咲かせてその日は終わりを迎えたか]** (114) 2022/09/01(Thu) 21:56:41 |
【人】 2年生 松本志信 ええ〜、焼き立てパン買うの苦労すんの!? しゃぁねぇなぁ、したら苦手だけど開店前並んでみっかぁ。 小泉くんが働いてるのからかいにも行きたいしねぇ。 [武藤くんが言ったように、夜型のような生活をしている。 朝早くはねむいし、何なら大学の空き教室で昼から寝てることもある。 けどまぁ差し入れが難しい>>100のであれば、自分が買いに行くっきゃない。 焼き立てのクロワッサンとかデニッシュとか絶対美味い。] ん、サンキュ〜。 うわ匂い最高じゃんね、カスタードめっちゃ好き。 こんなん焼き立てで食ったらどうなっちゃうの俺! [気を使ってかクリームの多い方を差し出された>>101 気付いてはいたがそれは厚意だ、有り難く受け取っておいて損はない。 口に広がる濃厚な卵とミルクと砂糖の味をもむもむと頬張った]** (115) 2022/09/01(Thu) 21:57:04 |
松本志信は、「わ〜、トンネルめっちゃきれいだよぉ」 (a24) 2022/09/01(Thu) 22:10:48 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a26) 2022/09/01(Thu) 22:15:16 |
【人】 2年生 松本志信―― 回想・いつかの喫煙所 ―― [警戒されたなぁ>>131、と思った。 その見開いた目も後退った一歩も、意識的なものではないだろう。 防衛本能だ、人という生き物にはそれが強く備わっている。 幾度となく見てきた。 しかしまあ本当にただの確認で それも「何て呼べばいいか」の、確認で。 ちゃんが嫌ならくんにするし、歳が上だからってだけで呼び捨てにはしたくないし。 そらそうよな、こんな確認の仕方じゃ警戒もするわ。 なんて後からちょっと思ったのは秘密だ。] あ、ヤだったら言ってね。 [なるべくなら察するし。 空気はそこそこ、まあまあ読める方だと思ってるよ俺自身は。 実際どうなのかは誰かに聞いたわけじゃないから知らないけど。] (143) 2022/09/01(Thu) 22:53:15 |
【人】 2年生 松本志信 ん、いやいや慣れてるし平気。 あとそこそこイケメンだし見ちゃう気持ちもわからんでもな すんません嘘です。 [じろじろ見られる>>132のは正直慣れたものだ。 この風体、そりゃあ奇異の目にさらされることなんてしょっちゅうで 別に嫌味でもなんでもなくて、ただ本当に慣れているし、なにより] 俺も今じろじろ見ちゃったからね、おあいこ。 ごめんねぇ。 [不愉快だったろうにと後ろ頭をガシガシ掻いて謝る姿は きっと限りなく“普通”だろう。 良くも悪くもそこに歪んだ慾は生まれない。 だからこそ芽生えるなにかはあるのかもしれない。 この時は「素直で話しやすい子だな」なんて思ったのを覚えている。]* (144) 2022/09/01(Thu) 22:53:49 |
【人】 2年生 松本志信─いつかの回想─ [それはいつだったか、彼女の自己紹介を聞いたとき>>141 たどたどしく緊張気味に話していたその後を適度に盛り上げたのだったか。 ネタならいくらでもあるし、空気を読むのはまあまあ。 ある程度場を繋ぐことは出来ただろう。 見方によっては余計なお世話だったかもしれない。 それでもどうも世話をしてしまいたくなる、構ってしまいたくなるのは 全く違うように見える彼女から、似た何かを感じるからかもしれない。] 朝霞ちゃん、よろしくね。 なんかあったらいつでも言いな? [助けに行くぜ、なんて冗談めかしてにかっと笑って話したが 重いタールの煙草の匂いが近付き難さを強めてしまった]* (156) 2022/09/01(Thu) 23:52:44 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a38) 2022/09/02(Fri) 0:27:17 |
【人】 2年生 松本志信 そうねぇ、たとえ神様がいるんだとしたら 武藤くんは何かお願いする? [ニンジャもおばけも天使も悪魔も、神様さえいるのだとしたら。 武藤くんは何か願うことがあるのだろうか。 身長サイズのきのこたけのこが欲しいとか、 レポート全部終わらせてほしいとか、 ニンジャに会いたいとか、そういうのだったらいいな。] 俺は────… ん? ああ、美術館にはよく行くしそこそこ詳しいよ。 前に来たときは自野菜のバーニャカウダとか美味かったよ。 でも俺はいっつもオムライスばっか食っちゃうけど。 [美術館によく行くだなんて意外だったろう。 それも食べるのは幾分と子供染みたものが多いだなんて。 新しい情報は彼をまた安堵せしめるか>>135]* (193) 2022/09/02(Fri) 8:51:59 |
【人】 2年生 松本志信 俺もきちぃけど、小泉くんに会いにいったげんの。 …したらパン代浮くっしょ? 冷めたパンも美味いならいいじゃんねぇ。 [ひひっと笑って見せるその顔は「先輩奢ってくれますよね」の顔だ。 年齢的にはこちらが奢らなければならないところ。 こういう時だけ便利な後輩面である。 そして焼き立てを買いに行くはずが冷めてしまうのであれば本末転倒。 痛いところを突かれて、頬をかりかりと掻くしかない。] あ、いいねぇ。 俺あったかいカスタード好きなんだよねぇ。 こういうクリームパンもチンして食っちゃうもん。 [言葉の飯テロに純粋に顔を輝かせ、カスタード多めのクリームパン(1/4)を手にする。 クロワッサンもデニッシュも、クリームパンも楽しみだ。 食に詳しいわけでも何でもないが、食うことは好きで だからといって自炊が上手いなんてことがないのは悲しいところだけれど。]* (194) 2022/09/02(Fri) 8:52:40 |
【人】 2年生 松本志信―― 回想・いつかの喫煙所 ―― おっ、そかそか。 じゃあ“黒崎ちゃん”だね、うんうん。 [会話は多少ぎこちなかったように思う>>149 ただそこに警戒の色は薄れていたから、困惑に近いものだろうか。 そう呼ぶ人が居ない訳ではなく、それを許している人間がいて 俺にそう呼ばれるのも問題はない、ということなのだと認識する。 そうそう誰かとお喋りに興じるイメージはないが幾分と静かだ。 言葉も多いわけじゃなく、寧ろ端的で だからこそ言葉を更に求めるような真似はしなかった。 想像の範囲を抜けることはできないが 彼女なりの事情があるのだと思う。 “知っている人”が居るということは“知らない人”も居て 言えないのか言わないのかの判別こそつかないが 彼女を彼女だと知らない者もいる、ということだ。 ならばそれは俺が言いふらすべきものではないし 俺は“知っている人”、そういうことで充分だ。] (195) 2022/09/02(Fri) 8:53:17 |
【人】 2年生 松本志信[煙草も短くなってしまった。 根本付近までみみっちくしっかり吸い終えると 雨風にさらされて錆びた古めかしい灰皿にそれを押し付ける。 無言だからか、火の揉み消される音がやけに響いた。] ん、じゃあまたね。 [次はもっとお喋りしようね、なんて笑みを向けて 眠そうな目を擦りながら喫煙所を後にする彼女を見送る。 ふわふわと覚束ない、空を揺蕩う雲のような声で告げると 去り行く彼女の背が校舎に消えていくのを眺め]** (196) 2022/09/02(Fri) 8:53:39 |
【人】 2年生 松本志信─バスがトンネルに入る頃─ [山間を揺れ動き、漸くそれも落ち着いてきた頃。 やがてバスは白く輝くトンネルの中へと吸い込まれていく。 最初に声を上げたのは俺だったかもしれない。 そして各々がその荘厳である景色を見ていた。 ある者は目を輝かせ、ある者は何かを感じ。 まるで天国へと続く道のような景色は“美しいもの”だったのだろう。 ───きっと。 事実実際、俺も「綺麗だよ」と言った。] 綺麗だね。 [そんなこと思っていなくても、そう言った。] (262) 2022/09/02(Fri) 17:23:06 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a57) 2022/09/02(Fri) 17:26:28 |
【人】 2年生 松本志信─美術館・集合写真─ [バスの中では色々なメンツと話をした。 美術館につくなり大きな声で集合写真>>201なんて声が聞こえたから 断る理由は何にもないし、素直に集まることにする。 歳下たちが自主的に動き回るのを、ただ見て。 いいねぇ、青春だねぇ、なんて呟いて。 各々よさげな位置につくんだろう。 俺と言えば場所に拘りなんてなくて 後ろでも前でも真ん中でも誰の横でも変わらず気だるげにピースをしている。 何ならちょっと猫背だ。] なんかまじで遠足じゃんね。 [性別の概念なんてないくらいの幼い、幼い時。 男女入り混じって遊んで一緒におやつも食べて、並んで写真も撮って。 そんなことあったなぁ、なんて一人感慨深く想いに耽っていた。] [「なんかを残したい。オレが生きてた、ってわかるもの。」>>207 そう言った武藤くんの言葉を思い出す。 例えばこの写真もそうなるんだろうか。 こうして率先して集合写真を撮ることで、記憶と記録に残る。 それが彼の「生きた足跡」なんだろうか。] 残そうとするのは、すごいと思うよ。 ……俺とは真逆だ。 [ぽつ、と独り語散た。] (277) 2022/09/02(Fri) 18:35:44 |
【人】 2年生 松本志信 あっ、朝霞ちゃん。 バスん中ではごめんねぇ、変な顔しちゃったっしょ。 [写真を撮り終えデータをLINEで送信されているであろう間。 すすっと朝霞ちゃんの近くに行けば、バスの中でそうしたように また顔の前で合掌し、ごめんを作る。>>176 その手にはまだ本があったろうか。 あればそちらを故意に見ようとしないし、無ければその手を指さして] 本、苦手でさぁ。 目に入っちゃって顔顰めちゃった。 朝霞ちゃんはなんも悪くねぇのよ、ごめんねぇ。 [ばつが悪そうに頬を掻く。 「本が苦手」 俺が大学で本の類を開いているのを見たことがある人間は居ないだろう。 ノートをとるのも必要最低限。 いつも喫煙所にいるか、空き教室で寝ているかがほとんどだ。 それを知れるほど彼女が俺を見ているかは知らないが。] あんま気にしないでな。 [ヘラと笑った貌は、フォローを入れた時>>203と同じ。 それだけ言い残すとひらひらと手を振って美術館の方へとむかう]* (285) 2022/09/02(Fri) 19:13:59 |
【人】 2年生 松本志信─美術館─ [美術館についてから「一緒に回ろう」なんて声をかけられることもなかったろうし まがいなりにもそんな奇特な奴がいたとしても 俺はそれこそニンジャのように気配を殺して いつの間にかその場からいなくなり館内に入り込んだ。 美術館の中をゆっくりと歩く。 ああ、この展示が変わったのねとか。 この絵見たことねぇなとか思いながら足を進めた場所は 現実を超えた現実が広がる空間。 海に浮かんだ石の城、何枚もの羽に取り囲まれた人、溶けた時計。 鮮やかな色彩に目を細める。] …………。 [石でできた林檎の絵の前で足を止めた。]** (292) 2022/09/02(Fri) 20:17:09 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a70) 2022/09/02(Fri) 21:01:33 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a71) 2022/09/02(Fri) 21:03:02 |
【人】 2年生 松本志信えっ、そうなの? あ、いやいや、シーーー… [突然の声>>312に同調してしまったがここは美術館である。 口元に人差し指一本立てて細く息を吐き。] まあ、あれじゃない? 心許せる仲間というか、自然体でいられるというか。 津崎くんたちがそういう場所なんじゃない? 俺の時は、まあ俺の話し方が下手なんだろうけど あんま話してくんねーもん。 [それが厭だとか寂しいとかそういう話ではなくて。 前に喫煙所で話していた時を思い返して、 なつくような誰かがいるのであれば喜ばしいことだと思う。] 武藤くんが元気すぎるのも心配だけどね。 [弱みのない人間などいないんだから。 足跡を残したいといった彼の言葉は、ずっと小さく残っている。] (318) 2022/09/02(Fri) 21:52:12 |
【人】 2年生 松本志信 そだねぇ。 林檎は自分じゃ、きっと死ねないからさ。 化け物になる前に殺した方がいいよ。 [水分不穏な会話だと思う。 でも、変に気を遣われたりしないから、心地良い。 湖に揺蕩う葉のような気分だ。 化け物は要らない。 誰にも望まれていない。 なら、殺せばいい。 世間ではやってた人狼ゲームなんてやつだって 疑わしきを罰するんでしょ?]* (344) 2022/09/02(Fri) 22:57:03 |
【人】 2年生 松本志信 煙…、何の煙でもいいけど。 手で払ったら消えちゃうみたいな…… って、自分のイメージって自分じゃよくわかんないね。 [想像、印象、…羨望──に、近いのかもしれない。] へぇ、津崎くんほんと賢いよなぁ。 全然知らないけど、でもそうだと思う。 慣れんじゃんね、酷い行為でもさ。 良くも悪くも。 [迫害される側も、する側も。 ぽつぽつと繰り返される会話は時折あるもので わりと津崎くんとはこんな会話をすることが多い。 とはいっても、今日はいつもよりどろりとした 不穏で、陰鬱で、濁っていて──俺がそうさせてしまっていて] (356) 2022/09/02(Fri) 23:24:37 |
【人】 2年生 松本志信 実在するよ。 誰も居ないことを証明できないなら それは“悪魔の証明”だ。 居ることを証明する手立てはあっても 居ないことを証明する方法は、ない。 [本当はすぐ傍にいるのかもしれない。 例えば、目の前に───…] んっあ!!!!! ちょ、ちょっ、と、なにすんの…!! ばかたれ〜〜〜… やめなさいまったくっ…! [咄嗟に上がった声は裏返って情けないものだった。 誰も近くにいないとはいえ静かな美術館の中。 俺の声はどこまで響いていったことか。 いやいきなり攻撃されたんですよ!] (357) 2022/09/02(Fri) 23:28:59 |
松本志信は、誰のせいでええ(わなわな) (a83) 2022/09/02(Fri) 23:37:34 |
【人】 2年生 松本志信 そうか、……うん、そう、だね。 […──“自虐的”。 普通にみれば自虐的と呼ばれるものなんだろう。 嗚呼でも違う、違う事をうまく説明する術はない。 理解してもらうことの方が難しい。 だから少しだけ、言葉を飲み込んで。 彼なりに励まそうと、あるいは心配してくれているのだろう その気持ちを踏みにじらないように。] 殴り合いはやめとくよ。 綺麗な津崎くんの顔殴るわけにいかんっしょ。 気持ちは受け取っとく。 [にっとわらってブイサイン。 集合写真の時のようなそれ。] (364) 2022/09/03(Sat) 0:02:50 |
【人】 2年生 松本志信 ん? …ああ。 わかった、あとで聞いてみる。 津崎くん、あんがとね。 [塵が晴れる。 題名は覚えたから、あとで検索してみるねと。 傍を離れ行く湖色の眸に、軽く手を振った]** (365) 2022/09/03(Sat) 0:03:17 |
松本志信は、「最近のこはみんな綺麗な顔してるよ」 (a86) 2022/09/03(Sat) 0:08:31 |
【人】 2年生 松本志信 (あ、朝霞ちゃんだ。) [手を振った先に朝霞ちゃんがいる。 本のこと、悪く思ってないかなぁなんて気になるところではあるが 津崎くんが向かったようだし、若い男女の邪魔するわけにゃいかんし。 今津崎くんを追っかけたら、頬っぺたつつかれそうな気がするからやめておこう。 結局俺は死んだ林檎の場所に独り。 スマホが揺れたから何かと思ったら さっきとった集合写真がLINEで流れてきたらしい。 スマホを開くと少しの間眉を顰める。 タップを数度繰り返し、画面が写真いっぱいになる頃には その表情も和らいではいたのだけれど。] ……腹減ったなぁ。 りんごジャム…は、この林檎では無理だね。 [石の林檎を眺めてそう呟く。 温かいカスタードパイの上にりんごジャムをのせて バニラアイスなんて添えてもおいしいと思う。 写真の小泉くんの顔を見てバスの中で話していた食談義>>208 を思い出した。] (367) 2022/09/03(Sat) 0:24:28 |
【人】 2年生 松本志信[やっぱり絵はいい。 そこに色が色としてただ存在している。 白は白、青は青、それ以外の何物でもない。 それは写真も同じことで、スマホをなぞる指先は 一度保存するかを問うボタンまで伸びた。 写真なんてめったに撮らないし、ゼミの全員が写ってるし。 意外と楽しんでるし、何ならみんないいコだし。 これが武藤くんの足跡なら保存しておいた方がいいかもなって。] …────。 [思って、思うだけ思って、結局保存しなかった。 だって保存するってことは同時に “俺が生きてることを証明する”ことになるから。 スマホの画面を消してポケットに突っ込んで ぼんやりと絵を眺めている]** (372) 2022/09/03(Sat) 1:02:09 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a91) 2022/09/03(Sat) 1:05:24 |
【人】 2年生 松本志信─回想・いつかの哲学染みた話─ [人間機械論>>385 人間と動物には何の違いもなく、 また人間は動力によって動かされている機械そのものである。 ──と、昔々のフランスの哲学者が唱えた説のことらしい。 ぼんやり煙草をふかしていただけだったのに マスク姿の(もう見慣れたけど最初は吃驚した)津崎くんに絡まれて 教えてもらったのを覚えている。 俺は本を読まない、──読めない。 だからそういう難しいことはよく判らないけど…] 色んな考え方があるもんだ。 何より、そう考えてまで乗り切らなきゃならない何かが 津崎くんにはあったんだね。 ……大変だったね、きっと。 [それでも乗り越えようとする姿勢は称讃する。 立ち向かうのはよっぽど疲れる事だから。] (407) 2022/09/03(Sat) 11:20:31 |
【人】 2年生 松本志信 えっ あ、あ、そう! [何やら話がズレて別の方向に向かい、突然のカミングアウトを受けた時 声は幾分と上ずってしまった。 いや、だって、吃驚するじゃん。 自分が公言したときは酒の席だったし、今は喫煙所だし。 何ならぱっと見は俺しかいないし。 意外だとか、そういう感情がないわけでもなかったけど 綺麗な顔立ちしてるもんなぁなんて変な納得があって。] へ、ぇ、…すごい、ね? [少しばかり泳ぐ目。 色んな事を拗らせて拗らせて生きてきたせいか この歳にしてそういう経験は、男も女も、ない]* (408) 2022/09/03(Sat) 11:22:08 |
【人】 2年生 松本志信─美術館・どこかの展示─ [過去の事を思い出しながらうろうろしていたせいか 今自分が何の展示に来ているのかよくわからない。 文字は故意に読まないようにしているし 美術館で見るものは、美術品として愛でているわけじゃなく そこに色があることを安心してみられるからだ。 俺にとっては美しい少し前に見たはずの風景画も>>323青と緑という認識。 蛇使いの女だって>>178黒と黄色と緑。中国の鳳凰も>>390ただの五色。 だから今どこにいて何を見てるのか集中しないとわかりもしなかったが それを真剣にスケッチしては何かを書いている工藤ちゃんの姿は認識できた。] ん。 [無言で近付くわけにもいくまい。 しかしながら、この子があまり話すことをしない(話すのが得意じゃない?)ことは なんとなく察していたから、こちらから不用意に言葉を紡ぐことはない。 ただ横にいて、スケッチを横目で覗き 描かれている対象を見てを不定期に繰り返す。] (415) 2022/09/03(Sat) 11:49:23 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a103) 2022/09/03(Sat) 12:03:53 |
【人】 2年生 松本志信─回想・いつかの哲学染みた話─ んえっ [いやいやそういうつもりは全くないんだけど!? 一瞬咥えた煙草を落としそうになって、慌ててフィルターを軽く噛んだ。] いや、その想像力は鍛えんでいいっしょ。 やめとけやめとけ、悪夢だそんなん。 [顔の前でヒラヒラ手を振って煙を散らすような動作。 青い目が笑みをとるのに対し、困ったように笑って。 だってなぁ、もっといるでしょ。 可愛いコも、かっこいいコも。] ん、おうおう。 いつでもどーぞ……ったく。 [年下にいいように揶揄われ、喫煙所の風が冷たく感じるのは 多少なり耳先に朱が差していたからなんて自覚はなかった。 それから津崎くんとは、なんだかんだでよく話すようになったんだったか]** (427) 2022/09/03(Sat) 13:10:40 |
【人】 2年生 松本志信[特に何かを話すでもなく、ただぼんやりと作品を眺め 横でスケッチを見てはまた作品を見て。 手が動く>>501、筆記用具が紙を擦る音やページが捲れる音だけが響いている。 ただ一枚の絵を、ただ只管に繰り返し、描写し捻出する姿は 熱心とみるか狂気的とみるか、人によっては分かれるところだろう。] ……好きなんだねぇ。 [ぽつとこぼす。 独り言だと認識したなら何も返されなくてもよかったし 無理に言の葉を続けようとしなくてもいい。 お昼をそろそろ過ぎようかというのにそのままその場を動かない工藤ちゃんの少し隣で 量産されていくスケッチをしばらく眺めて。 あ。 と何かに気付いたかと思えば何も言わずに立ち去って。 数分その場を離れたかと思うと、またリンゴマンの前まで帰ってきた。] (508) 2022/09/03(Sat) 22:26:57 |
【人】 2年生 松本志信[どうするかなーと考えて。 スケッチを邪魔したいわけでもないし、邪魔したくないし。 なので荷物の上に持ってきたものを置いておくことにする。 気付けば使ってくれるかもしれない。 綺麗な脛に似つかわしくない痣>>500 気が付いてお土産コーナーに湿布でもあるかと思っていってみたが そんなもの都合よくあるはずもなく。 店員に聞いてみれば、スタッフ用の救急箱にあるのを分けてくれるとの事だった。] え、入口のポールにぶつかってうずくまってた? ああー、なんだろ、そんだけ見たかった絵があったんじゃないですかねぇ。 えーっとほらあの、マグ…なんとかの。 [目撃していたスタッフだったようで、心配そうに渡してもらった湿布。 それを邪魔せぬように、工藤ちゃんの荷物の前に置いた]* (509) 2022/09/03(Sat) 22:27:47 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a158) 2022/09/03(Sat) 22:48:44 |
松本志信は、津崎 徹太(含むヴィランズ)が面白いことになってるのを知る由もない* (a168) 2022/09/03(Sat) 23:32:01 |
【人】 2年生 松本志信[ぼんやりと、また絵を見ていた。 絵はいい。色がある。 色が色として在る。 文字とは違う。 安心するように一度、瞼を閉じた]* (551) 2022/09/03(Sat) 23:59:31 |
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