【人】 1年生 朝霞 純>>4 はい、本当にありがとうございます。 [そう言いながら、すこし、トラくんに言われたことを思い出して。>>1:182 叱る、ではないけれど、危ないことをしないでほしいと言おうと思えば、その前に“心配してくれてありがとう”と、聞こえた。>>9 心配…これは否定しない方がいいのだろうか。 でも自分が心配していたのは、どちらかというと松本さんの方で、津崎さんは松本さんを何とかしてくれる、という信頼の方が大きかったのだが…すこし迷ったけれど、正直に言うことにした。 何だか変な空気になってしまうかもしれないが、信頼していたということは悪いことではないだろう。] えっと、心配というか…松本さんについていった津崎さんのことは信頼していました。 松本さんが心配でついていってくれたんだろうなって思いましたし。 でも、その後、トラくんに危ないことをしてたって聞いて、その時はやっぱり心配しましたけど…怪我もないみたいだったし。 でも、危ないこと、もうしないと思いますけど…しないでくださいね。心配、するので。 [説教臭くなってしまっただろうか。嫌な気分にさせたかもしれない。 でも、自身の本心は偽らずに伝えられたのではないだろうか (13) 2022/09/06(Tue) 0:49:38 |
【人】 1年生 朝霞 純>>14 [何だか大切なところが食い違ってはいないだろうか? 大丈夫、なんて松本さんが言ったところで、津崎さんはついていったと思うし、つまりは心配なんてそんなものだと思うのだが。 それに何だか、前に話した時よりも動揺しているような態度が気になってしまう。>>394>>395] えっと、大丈夫、とかはあんまり関係なくて…。 いや、津崎さんが大丈夫っていうなら大丈夫なのかもしれないけど、そうじゃなくて。 [松本さんが危なさそうだったら止めるというのは、凄く頼もしいけど、そうじゃなくて。] どんなに津崎さんが強くても、大丈夫だと思っていても、危ないことをされると、私は心配だなって、思います。 だから、危険なことはしてほしくないなって…勝手かなと思いますけど。でも、心配って自分勝手なものだと思うし。 だから、あんまり無理しないでください。 [津崎さんは自分の力量以上のことはしないと思ってるけど、でもやっぱり心配は心配だ。それはともかくとして…] あの、私…津崎さんに何かしましたか? その、何かあるなら言ってくださいね。 [やっぱり動揺したような態度が気になって、そう聞くことにした。] (19) 2022/09/06(Tue) 7:01:43 |
【人】 1年生 朝霞 純【現在・天使のお告げ】 >>19 [その後、津崎さんと数回言葉を交わしたかどうか。 どちらにせよ、津崎さんとの会話が途切れて、そう時間が経たないうちに、目の前に、あの美しい少女が現れて、そうして、みこさんは目覚めましたよ、と告げた。>>0>>1>>2>>3 そして次に目が覚めるのが今泉さんだということも、天使は告げていった。 少女が視界から消えたとき、途端に世界が回るような心地がした。 死ぬ。 今、ここにいる、ここに集まっている、私たちの中の、誰かが。 呼吸が苦しくなるのを感じた。 ああ、嫌だ。もう、どうしてこんな。 分かっていたはずのことで一々動揺するなんて。 それで、誰かに迷惑なんて、掛けたくないのに。] (20) 2022/09/06(Tue) 7:54:35 |
【人】 1年生 朝霞 純>>21 [告げられた言葉に、思考が止まる。 思い出したのは幼少期にかけられた、両親の言葉だった。 “私たちは、純が一番大切だから、だから心配するんだよ”と つまりは心配する人=大切な人、ということだ。 だから、津崎さんの言葉は、つまり。 つまり私の一番大切な人になりたい、ということだろうか? そこまで考えて、顔が赤くなるのを感じる。 ちょっと待ってほしい、流石にそれはない。 ないだろう。ないはずだ。あっては困る。 こんな綺麗な人を目の前にして、よくもそんな大それた考えが浮かぶものだと思ったが、私はつい、理由について問いかけてしまった。] その、ど、どうして、ですか? [理由がどんなものでも、津崎さんが言ってくれた言葉は変わらないというのに。 どうしてわざわざ理由を聞いてしまうのか、少し自分に呆れるけれど。] (24) 2022/09/06(Tue) 8:28:24 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a13) 2022/09/06(Tue) 8:30:59 |
【人】 1年生 朝霞 純>>26 [私ことが可愛い、好きって思う。 津崎さんのその言葉を、確かに私の耳は拾った。 でも、その言葉を聞いてしまったがために、私の型落ちのパソコンみたいな、残念な情報処理能力の頭は、限界を迎えてしまったようだった…自分で聞いたくせに。 単語の意味は確かに、理解できると思う。 でも、理解できると思うだけで、私の脳は肝心の理解にまで進んではくれなかった。 可愛いって、つまり、一緒にいると落ち着く、だとか。 好きって、友達としてだろうか、なんて思うけど。 友達としてそれをいうなら、相手は私ではないような気がするのが、おかしい。 だって、黒崎さんもトラくんもいる。 津崎さんは二人と、とても仲が良くて、悩みとかも打ち明けるのだろうから。 友達として心配する資格は、間違いなく私ではなくて、あの二人にある。 いや、心配に資格とか、ないけど。 ぐるぐると思考は迷走して、同じところを通りすぎて、結局一言も言葉にならなくて。 だから私は、言葉を発したまま、黙っている津崎さんを見ていることができなくて、そっと視線をそらした。] (28) 2022/09/06(Tue) 10:11:11 |
朝霞 純は、その場から逃げ出すように立ち去った。 (a17) 2022/09/06(Tue) 12:42:28 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a18) 2022/09/06(Tue) 12:43:24 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a22) 2022/09/06(Tue) 12:55:39 |
【人】 1年生 朝霞 純>>40 [ダメだった。もう、何もかもがダメだ。 みこさんが消えたと知って、今泉さんが帰ると知って、じゃあ、私と一緒にいた、あの人たちの一人が死ぬのか、と思うと。 別にみこさんに死んでほしかったわけでも、一緒にいなかったからという理由で今泉さんに死んでほしかったわけでもない。 ただ、みこさんが消えて、間近に感じた死の実感に。 どうしようもなく、皆が死んだときのことを考えてしまって。 皆の死んだ姿を、想像してしまって。 役に立たない脳の中を、酸素不足で肥大化した不安が蹂躙していく。 苦しさは薄れて、意識も薄れた。ああ、神様。] 誰も殺さないで… [誰の命も奪わないで。 皆あなたに殺されるために生きてきたわけじゃないんだよ。 その思いを最後に、思考はゆるゆると溶けていった。] (51) 2022/09/06(Tue) 13:57:43 |
【人】 1年生 朝霞 純【回想・死に至る病、その記憶】 [“鳳凰は梧桐にあらざれば栖まず、竹実にあらざれば食わず” という文章を読んだことがある。 意味はそのまま、鳳凰は梧桐の木にしか止まらず、竹になる実しか口にしない、ということだ。 私はその文章を見て、ああ私と同じなんだな、と嬉しくなったことを覚えている。 私はアレルギーが多い。 肉、そば、甲殻類は重いアレルギー反応が出るし、大豆も軽度だけど症状が出る。 動物には触れないし、あまり埃っぽいところへも行けない。 食べられるもの、住める環境が決まっているのだ。 ただ、勿論私は鳳凰とは違う。 おめでたい神獣などではなく、ただ周囲に気苦労を増やさせる子供なだけだったのだが。 そんな私を、家族を含めた親族は大層可愛がって育ててくれた。 >>394 津崎さんが囚われの幼姫、などと思っていたことは勿論知る由もないが、それを聞いたら苦笑しただろう。 …その言葉と然程変わらない人生を送ってきたと思っているから。] (90) 2022/09/06(Tue) 18:48:45 |
【人】 1年生 朝霞 純>>90 [最初に問題を起こしたのは、まだ幼い頃。幼稚園に通うくらいの年齢だった。 テレビを見て、兎を飼いたいと言ったのがきっかけだった。 私はその頃まで、自分の思い通りにならなかったことが殆どなくて、自分の望むことなら何でも叶うと思い込んでいた。 でも、お父さんから返ってきたのは否定の言葉。 “純、動物はね、飼えないんだよ。 お前は動物に触ると具合が悪くなってしまうから。 でも、それ以外のお願いだったら何でも言っていいからね。” 耳を疑った。嘘だと思った。 こんなに可愛い生き物に触って具合が悪くなるなんて。 私は信じなかった。 私は近所に犬を飼っている人がいるのを知っていて、ある日、親の目を盗んで、私はそこに訪ねていって、家の主人に犬を触らせてくれませんか、と尋ねた。 家の主人はいいよ、と言った。 腕の中に収まった可愛い柴犬。 人懐こくて、ふわふわで、愛らしいその姿。 私は幸せだった。 その数分後に意識を失って、次に目が覚めたのは病院だったわけだが。 その時に、お父さんが涙ながらに怒っていたことを、私はずっと覚えている。] (91) 2022/09/06(Tue) 18:50:06 |
【人】 1年生 朝霞 純>>91 [次に問題が起こったのは、小学生の頃。 お弁当を持参して、その中身がいつもいつも野菜メインだったのに疑問を抱いたのだろう。 給食の時間に、女の子が私に言った。 “純ちゃん、お肉食べなよ。 お肉食べれないなんて変だよ。おかしいよ。 食べてみたら美味しいって分かるよ、私の唐揚げ一つあげるね” そう言って、私のお弁当箱にころん、と唐揚げが一つ乗っかった。 私は首を傾げた。 食卓では肉料理など出たことがなかったので、唐揚げの存在を知ってはいても、見たことは殆どなかったのだ。 おずおずと同級生の方を見ると、彼女は満面の笑みで、あげる、ともう一度言い。 私は断れずに、唐揚げを食べてしまった。 お昼休みまでは、そんなにおかしなことはなかった。 けれど徐々に気分が悪くなって、私は教室で吐いて、そして倒れた。 先生と同級生の女の子は、私のお母さんとお父さんに、物凄い剣幕で怒られていた。 そうして二人が、両親に謝るのを私は聞いた。 私は、断ればよかったと思った。] (92) 2022/09/06(Tue) 18:51:34 |
【人】 1年生 朝霞 純>>92 [それから、まあ、色々なことがあったせいか、すっかり両親は過保護になってしまい。 私は食べ物、着るもの、行く場所を両親に決めてもらったり、意見を聞くのが日課になった。 私が心配事を相談すれば、純は心配しなくていいよ、という。 私が両親に迷惑をかけているのを、それとなく謝ったときは、純は気にしなくていいよ、という。 私はそれに感謝しつつも、もう家の全てが自分中心であることに気づいていて、それが両親に負担をかけているのを知っていたから。 自分で気を付けられるから、せめて料理は好きなものを食べてね、といったら、純が気を遣わなくていいんだよ、と断られた。] (93) 2022/09/06(Tue) 18:53:13 |
【人】 1年生 朝霞 純>>93 [高校を卒業する前、私は両親に大学には行かなくていいよ、と言われていた。 “少なくとも、純が苦労しないくらいの貯金は貯めてあるから、好きなことをして暮らしなさい。 純は何があっても私たちの子供だから、一人立ちが難しかったら無理せずに頼りなさい。” それが両親の言葉だった。 私はそれで、両親の気遣いの正体に気がついてしまった。 両親のいう子供、とは赤ちゃんのことだ。 私は二人の中で、食べるものも、着るものも、住むところも面倒をみてあげなくてはならない存在になっている。 だから一人立ちはしてほしくないのだ、赤ちゃんを一人にするのは心配だから。 私は両親の本意を悟って悲しくなってしまった。 確かに世話のかかる子供だ、それは認めるけれど。 …せめて赤ちゃん扱いはされないようにしたいな。 そう決意して、心配する両親を、もし両親がいなくなってしまった後の万が一の社会生活のためだと説得して、そうして大学に入学したのだ。 他の人と同じように一人前になれなくても、少しくらい成長できたらいいな、なんて願いを抱えながら。] (94) 2022/09/06(Tue) 18:54:53 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a40) 2022/09/06(Tue) 19:00:51 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a43) 2022/09/06(Tue) 19:25:21 |
【人】 1年生 朝霞 純【現在・女子トイレ個室にて】 >>51 [徐々に意識が回復してきて、目を開く。ここ、どこ? …思考を巡らせようとして、ひどく頭が傷んだ。 息を吸う、吐く、繰り返すこと数度。 気を失ったんだ、ということと、何だか夢を見たな、ということは思い出したが。>>90>>91>>92>>93>>94 どうしてここに来たのかが曖昧としている、混乱したのは覚えているんだけど。 身体を動かして、周囲をよく確認するとお手洗いだった。 こんなところで寝て、とてもお行儀が悪い。いや気絶したんだろうけど。 お母さんが聞いたら顔をしかめるな、などと苦笑して、個室から出た。] (103) 2022/09/06(Tue) 19:33:51 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a45) 2022/09/06(Tue) 19:35:53 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a52) 2022/09/06(Tue) 20:52:16 |
【人】 1年生 朝霞 純【現在・騒音の正体】 >>137 >>148 [バタバタとした足音を頼りに近づく、ここから然程、離れていなかった。 …足音が止んだ。 そっと、その通路を覗く。男の人が、小柄な女の人を捕まえていた。 所々聞こえてくる女の人の言葉は、明らかに男の人を責めている。 私を殺してみる?勘違い?私のことを傷つけて傷が跳ね返る、だとか、何とか。 最後の一文はよく分からないけど、これはもう確実に浮気した側と浮気された側の喧嘩に思えて。] あの、女の人に手荒は、よくないと思います。 [浮気した方が確実に悪いけれど、殺すのはよくない。それは犯罪だ。 例え許せなくても話し合った方がいいはずだ、そう思った。] (150) 2022/09/06(Tue) 21:52:28 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a60) 2022/09/06(Tue) 21:54:55 |
【人】 1年生 朝霞 純>>157>>158>>160 [大きな声で制されて、足が止まる。 何で、私の名前を、知っているの。 津崎、と呼ばれたのは、あの綺麗な男の人だろう。 …捕まるものか、目の前で女性が乱暴されそうになっているのに、何もできないなんて情けないにもほどがある。 >>161 更にもう一歩足を踏み出せば、とんでもない乱暴を目にしてしまった。 思わず顔が赤くなるのを感じる、なんて、酷い。] 男性としての誇りはないんですか? さっきから、工藤じゃないとか、そんな辱しめをするのは、本当によくないと思います。 [言いながら、ハンカチを取り出すが、近づけるだろうか。] (167) 2022/09/06(Tue) 22:28:51 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a62) 2022/09/06(Tue) 23:13:12 |
【人】 1年生 朝霞 純>>195 [かけられた言葉にむっとする。何だ、この人は。 好意がある人の前で、みっともない姿を見せたら、誰だって辛い。 それが理解できないのか、あるいはそこまで思考が至らないのか。 どちらにせよ、酷いと思う。言ってることは正論だけれど。] 寝ぼけた、云々の話は心外ですが、まあ、否定はしません。 さっき起きたばかりですし、もしかしたら見間違えたのかもしれませんね。 [そういいつつも、また顔を崩されては堪らないと、一言付け足す。] とにかく、事情は…分かっていないけれど、もう近づきません。約束します。 だから、もうその人に、なにもしないであげてください。 [そう言って、またも付け足す。] …それから、あの、そろそろ離してもらえると、心臓が痛いです。 (197) 2022/09/06(Tue) 23:36:23 |
朝霞 純は、津崎 徹太「なんですか?何か言いたいことでもあるんですか?」 (a70) 2022/09/06(Tue) 23:49:03 |
朝霞 純は、津崎 徹太を怪訝そうに見た。 (a71) 2022/09/06(Tue) 23:49:40 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a74) 2022/09/07(Wed) 0:21:59 |
【人】 1年生 朝霞 純[前半部分は、完全に嘘だ。 傍らの男性は見た目に反して非常に紳士的だということが分かっている。>>180>>211 コイ先輩という人も、筋を通そうとしてくれているみたいだ。>>213 後半部分は、半分くらい本当だけれど。 それに、あの女性。小柄でか弱い、名前のない女性。 その女性が人の類いでないことを目の前にしてもなお、私は彼女に共感してしまったから。 例え狐狸妖怪の類いでも、いいじゃないか。別に。 普通になりたくて、みっともない姿を見られて辛いなら人と然程変わらない。 そう、思ってしまったから。 あまり離れたくないと、そう思ったのもあって。 でも、コイ先輩とその女性が歩いて行くのを見れば、引き留めることなどできず。>>214>>223 結局、二人きりになって、だからずっと本に視線を落としていた。] (227) 2022/09/07(Wed) 7:45:48 |
【人】 1年生 朝霞 純>>221>>226 [わざわざ律儀に女性を呼ばれてしまっては、男性だから、女性だから、で誤魔化すのにも限界がある。 どうしようかと苦しい重いで思案していると、目の前の女性が声をかけるのが聞こえた。思わず、傍らの男性を見やる。 必死に見ないようにしていた、彼の顔。 きらきらと光を反射する青い瞳…でも、その目には何だか元気がなくて。 心持ち、顔色も青ざめているように見えた。 凄く、申し訳ない気持ちになった。 ごめんなさい、迷惑をかけて。迷惑をかけたくないと思っていたはずなのに。 結局、いつも空回りだ。いっそ、あの女性みたいに、水を被ったら溶けて消えないだろうか、なんて考えたけれど。>>190 別にあの人はそうやって生まれてきたかった訳ではなくて、この発想は彼女を酷く侮辱するものだと、一人で勝手に落ち込んだ。 消えたくない人が消えて、消えてもいい人が生き残る。 世の中は、なんて理不尽なんだろう。] (228) 2022/09/07(Wed) 8:01:37 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a84) 2022/09/07(Wed) 8:05:32 |
【人】 1年生 朝霞 純【現在・王子様の魔法のかかった女の子】 >>229 [王子様然とした、彼女。その態度が気になってひとつ問いかける。] 私の心を開くために、お芝居してくださっているのなら、お気遣いは不要です。 別にどんな格好をしていても、あなたはあなただから、謝る必要なんてないと思いますけど。 [何だか、嫌な言い方になってしまったけれど。 それでも、こんな格好なんて言い方。女だよ、なんて言葉。 まるで自分が女の子であることに引け目でも感じているみたいだ。 本人が自分は女の子だというのなら、それに胸を張ったっていいと思うのに。] レストランへは、行きたくありません。 作ってくれた方には申し訳ないけど、食べられるか、分からないし。 [>>230 申し出に少し胸が痛むけれど。 そも、おにぎり、なんて食べられる具材の方が限られている。 万一、とりめしなんか食べたら命に関わるし、人の作ったおにぎりはロシアンルーレットそのものだ。 私にとっては2/1くらいの確率で外れを引く可能性のあるものだった。 王道どころで食べられる具材は、昆布と梅くらいだろうか。] (240) 2022/09/07(Wed) 8:45:32 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a88) 2022/09/07(Wed) 8:55:08 |
【人】 1年生 朝霞 純>>242 [あと三人、そのうち一人はもう顔を知っている。 工藤さん、正確には名前のないあの女性。あの人が誰かの姿を借り受けていたのだということは、今なら分かる。 そのモデルになった本物の工藤さん。 もう一人は松本さん、おにぎりを作ってくれたという人。 塩おむすびのチョイスだとか、目の前の武藤と名乗った人…彼が呼んでいいと言った愛称には抵抗があるので呼ばないでおく…が私のアレルギー云々を把握していたので、そこら辺は知っているのかもしれない。 最後に、まだ顔も名前も知らない誰か。 私の欠けた記憶は、人に会うたびにぼんやりと思い出されつつある。 絵を教えてもらった気がする、とか。>>0:544 気遣ってくれた人がいたな、とか。>>0:286 一緒に誰かを心配したことがあったかも、とか。>>1:166 そんな曖昧な記憶だけれど。 だから、この三人に会ったら、きっと全てとはいわないまでも、思い出すのだろう。ここに来た理由を。] (249) 2022/09/07(Wed) 10:51:18 |
【人】 1年生 朝霞 純[おにぎりを作っていたということは、松本さんはレストランにいる可能性がある。 本当は、行きたくないけれど。 >>221 青ざめた顔を見ていたときに、たぶん一番思い出したくないことを思い出してしまったから。>>21>>24 “一番に心配してほしい”って言葉を思い出したから。] あの、レストラン、行きます。 せっかくだから、おにぎり、もらおうかなって。 ついでに隣の人も休ませた方がいいと、思いますし。 [>>243>>244 その提案に乗ることにして、レストランへ歩く。 場所を知らないから、皆に着いていくだけだけれど。 歩いている間、自分の心臓の音が煩く主張してきたのが、やけに印象に残った] (250) 2022/09/07(Wed) 10:55:31 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a91) 2022/09/07(Wed) 10:59:25 |
【人】 1年生 朝霞 純>>229>>245 [そんな二人の自己紹介を聞いて、あ、同じ大学の生徒なんだ、と今更ながらに思った。 隣にいる人と、目の前にいる男性が一緒にいるのは、まあ想像がつく。 普通にちょっとやんちゃな年頃の友達、という感じだろう。 でもそこに、ボーイッシュとはいえ女の子が入っているのは少し不思議に見えた。 でも、仲良いんだろうな。 紹介された時の双方の反応で分かる。 性別など関係のない、対等な友人関係。 少し羨ましいかも。 そんな風に思ったけれど、勿論口に出すことはしない。 代わりに口に出したのは、名前への感想だった。] 景虎さんっていい名前ですね。 長尾景虎と同じ音がして、かっこいい。 センスいいだろって、あだ名のことですか? 私は勿論、センスいいと思いますけど。 …武藤さんの呼び名に関しては、そう言ってもらえるのは嬉しいんですけど。 いきなり馴れ馴れしいのも何だかなって思うし、徐々に慣れていく方向で考えますね。 (265) 2022/09/07(Wed) 11:39:02 |
【人】 1年生 朝霞 純【現在・レストランへ】 >>267 [三人と一緒にレストランまで戻ってきて、机の上を片付けてくれているのを見て、それを少しだけ手伝う。 >>36 テーブルには、歪な形のおにぎりがいくつか置かれていて、その中で比較的小さめのものを選ぶ。実は圧迫されたおにぎりだけども、そんな事実は知らずに >>69] … [他の人も見ているのに、いただきますと言わないのはお行儀が悪いだろうか。と思うが。 どうしてもその言葉が出てこなくて。 私は両手を目の前で合わせた。 少なくともこれには肉は入ってないと聞いたけれど、それが私のために喪われた命に対する精一杯の感謝の表れだったから。 そうして、おにぎりを一口齧る。 え、固い…でも、食べる。 先に言われた通り、それは塩おにぎりだった。 食べ進めていると、他の人のことが気になる。 私は確かにお腹が空いていたけど、皆はどうなんだろうか?] …あの、皆さんはご飯、食べないんですか? [とりあえず、聞くだけ、聞いてみた。] (268) 2022/09/07(Wed) 13:21:20 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a94) 2022/09/07(Wed) 13:23:23 |
【人】 1年生 朝霞 純>>271 [黙々と食べ続けていたら、そのおにぎりは当たりだと言われた。 でも、具とかは入っていないと。 じゃあ、何が当たりなのか、それは私には分からない。 もしかしたら、食べても食べても中々減らない、びっくりおにぎりであることが当たりなのかもしれなかった。 お腹は空いていたから、別に苦にはならなかったけど。 松本さんという人は、相当な力でこれを握ったに違いない、そうぼんやりと考えた。 途中、ご飯を食べないのかと問いかけて返ってきたのは大丈夫、と。 黒崎さんという女性も、同じようにご飯を食べたらしくて。>>a95] じゃあ、自分の分は食べたのに、私を気にしてくれたんですね。 …その、ありがとう、ございます。 [そちらは見れなかったし、絞り出したお礼はたどたどしかった。 でも、何故か、ちゃんと感謝しておくべきだと、そう感じた。] (275) 2022/09/07(Wed) 15:27:08 |
【人】 1年生 朝霞 純>>273 梅しば… [さっき中身を確認している途中で騒動の渦中に飛び込んでいったので、梅しばがあるかまでは確認していなかった。 もう一度、鞄の中を確認する。あった。 袋を開けられたまま、数個も取り出されていない梅しばの大袋が。] ああ、あった。 …食べたい人がいたら、自由に食べてください。 梅の中の神様、食べれるのかな…やり方、知らないんですけど、それでもできますか? [梅の話を丁寧に説明してくれて、興味は持った。 でも、その後に続いた言葉に顔をしかめた、自覚がある。] …あの、私。 [言い淀む。分かっている。善意で言ってくれているんだって。 でも他者と違うところを公表する行為は、とても勇気が要る。] …まとめて、後でメモに書いておきます。 [そう返答するので、精一杯だった。] (277) 2022/09/07(Wed) 15:41:56 |
【人】 1年生 朝霞 純>>282 大丈夫だと思います、多分だけど…あの、後で私もやっていいですか? [あみだぐりんという成分について、詳しくは知らなかったけど、中身とはいえど梅の種なら種子アレルギーとか、バラアレルギーに引っ掛かるんじゃないだろうか? 私はそのどちらも持っていないので、小皿に移された、その小さい実を安心して眺めていた。 おにぎりは完食した、中々にボリュームがあったので、大分お腹は膨れたと思う、なんて考えながら話の続きに耳を傾ける。 >>283 人を疑うことのない、その言葉に私は狼狽した。 教え忘れてたんじゃなくて、教えたくなかったんだと思うし。 人のために気が回る私を、私は知らない。] あの、私、全然何も覚えていないので。 気が回るとか、助かるとか、言わないでいただけると。 [ずきずきと胸が痛かった。善意だとしてもまっすぐ受け取れなかった。 覚えていないことで感謝されることがこんなに嫌な気分になるなんて思わなかった。] ごめんなさい、本当に。 ちゃんとメモには書いておきます。ごめんなさい。 [人のためになりたいと思って、それができていたのなら、どうしてこんなことになっているんだろう。] (284) 2022/09/07(Wed) 16:54:23 |
【人】 1年生 朝霞 純>>287 こんにちは。 [思ったよりも歳上に見える男性が、自己紹介しながら入ってきたので、驚いたけど、シンプルな問いかけは逆に混乱しなかったから、その面では助かったかもしれない。 自己紹介をされた時に感じた鮮烈な頭痛と、助けられたことがあったのかもという記憶を受け止めて、返答をする。>>1:67] 私が…倒れたのかな。助けてくれたのかも、ということは今、思い出しました。 だけど、それ以外のことは殆ど覚えていません…ごめんなさい。 さっき、複数人の方とお話しして、同じ大学の人たちなんだなっていうのは、説明されました。 あんまり、実感はないけれど…。 (288) 2022/09/07(Wed) 17:34:21 |
【人】 1年生 朝霞 純>>288 [でも、なんとなく、ずっと見ないふりをしていた、この場所に私たちしかいないって違和感とか、まあ、姿形のよく似た別人がいるとか普通じゃないよねってことは、分かる。 でも、記憶、戻さないといけないのかな。 忘れたってことは、忘れたかったってことじゃないのかな。 …そういう思いは、何人かの心を傷つけるかもしれないから、言わないけれど。 いや、きっともう、傷つけている。 私と言葉を交わした人たちが、それぞれ別ベクトルで傷ついているだろう。 記憶をなくした時点で、人を傷つけている。 だから、心を見透かしたような、その言葉は酷く胸を突いた。まさしく真理だ。>>294 でも、きっと、誰も傷つけたいわけではなかった、言い訳にしかならないけれど。そう思った時。 >>295 頬を叩かれて、頬を撫でられる。 好きにすればいいと言われて、ああ、行動するべきなんだと強く思った。] (297) 2022/09/07(Wed) 18:15:54 |
【人】 1年生 朝霞 純[名前を殆ど、意識しないようにしていた。 意識すると、色々なことが気になるから。 人の表情とか、感情とか、行動とか、それから…命に関わることとか。 関わり薄ければ気にしないかもしれないと、それらのことを、私は避けようとして、そして名前を意識しないように努力していた。 そうすることで、いざというときの傷を最小限にしたいと思ったんだ。 でも、それは、自分と関わってくれた全ての人を裏切る行為で。 他人を卑怯と揶揄した自分自身が、最も卑怯だと気づいたから。 残念ながら、劇的に記憶が蘇ることはなかったけれど、どう行動すればいいかは、分かった、気がする。] あの、おにぎり、ありがとうございました。 [かなり場違いな感謝を松本さんにかけて、私は、行動することにした。] (301) 2022/09/07(Wed) 18:35:01 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a106) 2022/09/07(Wed) 19:00:45 |
【人】 1年生 朝霞 純>>301>>302 [冗談めかした言葉に、すこしだけ微笑んで。 それから、まずやったのは種の中身を食べること、だったんだけど。せっかく用意してもらったし、ね。 食べ終わったら、アレルギーを書く。 アレルギーを書いたら、津崎さんに謝ろう。 いや、津崎さんだけではない、他の皆にも。 自分勝手でごめんなさいって、ちゃんと言おう。 そうこうしてるうちに種の中身を食べて、空っぽになった皿に両手を合わせる。 それから、メモ帳ではなく、意識を取り戻してから一度も触らなかった端末に触れて、LINEを開いた。 皆の報告が行き交う文字盤を、ある程度読んで、でも状況の把握は、あまり出来なかったというか、あまり現実感はわかなかったのだけど。 でも、それでやり取りをしている皆は、確実に生きていた。 そして、文字盤を、ゆっくり叩く。 皆見るのか、嫌だな、なんて思いながら。 投下したメッセージ。 “肉、そば、甲殻類、大豆アレルギーです。食べ物以外だと動物、埃アレルギーです。アレルギーじゃないけど、魚食べられません。” >>244>>283 気にかけてくれる人たちに、感謝の念を抱きながら。] (304) 2022/09/07(Wed) 19:26:02 |
【人】 1年生 朝霞 純>>320 [断られてしまった。 ハンカチを貸すということは、それを何かに使うってことなんだから、別に汚れてもいいのにな、なんて思ったけれど、多分気を遣っているんだろう。 テーブルに並んだ、水とハンカチ、結局、何の役にも立たなかった。 パンフレットに目を落としながら、考える。 もし、展示室で二人で話せたとして、記憶を失ったきっかけに心当たりをつけられるとして。 それに津崎さんに付き合わせるのは、正しいことなんだろうか。 目を閉じてしまった、津崎さんを見る。 言葉を交わさないのであれば、今でも、まあ何とか確認できるだろう。 私は考えた、一体どちらが正しいのかを。] (322) 2022/09/07(Wed) 22:27:02 |
朝霞 純は、津崎さんの脈を確かめている。 (a116) 2022/09/07(Wed) 22:37:52 |
【人】 1年生 朝霞 純>>a116 [暖かい手と、規則正しい脈動。 その二つは確かに、生きていることの証。それはあの時と同じだった。>>187 >>205 それでも不安に駆られるのは何故か。 心臓の音に、体温に、疑問を持ってしまう理由。 目が覚めて、他の人にあった途端に、距離をとろうと無意識に心がけた理由。 突拍子もないけれど、自分の心臓が危機を知らせているのなら、それが事実なのかもしれない。 ここにいる皆は、もう死んでしまっているのかもしれない。 なんて、冗談みたいな。 でも、自分は昔から死に瀕することが多かったから、死というものに関して、非常に警戒心があるのも確かで。] 生きてる。 [自分に言い聞かせるようにそう言った。 後々会えたら、そしてできるなら、皆の脈を計って生きていると確かめるのもいいのかもしれない。 だって、もし死んでいるのなら、生きてるように見せかけることに意味なんかないように思えるから。] (331) 2022/09/07(Wed) 22:59:35 |
朝霞 純は、津崎さんの手を、そっとソファに戻した。 (a119) 2022/09/07(Wed) 23:03:41 |
【人】 1年生 朝霞 純[声をかけられて驚いた、てっきり寝ているものかと思っていたから。 手を戻すとき、なるべく静かに戻したのだけど、他人に身体を触られると、やはり分かるものなのだろうか。 いや、そんなことよりも、生きてる、と。 その言葉が、とても嬉しくて、安心した。 そして、どこか、自分でも気づいてないうちに、気でも張り詰めていたのか。 私は泣いた、声は出なかった。 溢れる涙をそっと指で拭うだけ、ただそれだけの穏やかな涙だった。] (341) 2022/09/07(Wed) 23:27:41 |
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