人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
カミシノが無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

現在の生存者は、???、ヒルコ、結、四谷 隆史、名坂愛子、カナ、勢喜 光樹、タチバナの8名

【置】 千早 結


  ── 胡蝶の夢 ──
   
   

[必修ではないけれど、興味本位で取っていた心理学の授業。哲学、人間行動学と共によく見かける女の子の隣に座った。
学部は違うはずだが、どこかで出会ったことがある気がする]

   
  ね、この時間さ、お腹空かない?
  お腹が減ると無気力にもなるじゃない
   

[どこか張り詰めた様子で教授の言葉を聞く横顔に声をかけた>>0:204
教授が小難しい話を始める前だったか。学習性無気力と書かれたホワイトボードの文字に別れを告げて彼女の手を引き教室を後にした]

   
  芸学の裏にさ、
  ぼっろい喫茶店があるんだけど知ってる?
  そこのマーマレードティーが美味しいんだ
  あ、生ハムサンドもお勧め

   
(L0) 2022/08/13(Sat) 7:12:17
公開: 2022/08/13(Sat) 10:10:00

【置】 千早 結


   
[さらりと伸びた黒髪と、淡白な瞳が特徴的な女性だった。まるで作り物のようだと思えば、幼い子供のように笑う事もある。
家に帰りたくなさそうだったから、じゃあ二人で暮らそうと半ば彼女を攫うようにしてアパートを決めた。

ちょうど学校近くにアトリエがわりのアパートを借りようと思っていた所だったし、なんだか辛そうな顔をして帰るくらいなら、もう20歳も過ぎてるのだから家出くらいいいんじゃない?だなんて。親からの鬼電は何度かぼくが切った。学費の事を心配している君に代わって、じゃあ彼女の生活はこの先もぼくが見るって言ったらそのうちに鳴らなくなったんだっけ。

大学のうちは反対されていたとしても、絶対に彼女と暮らすのだと職を探して、そして]
(L1) 2022/08/13(Sat) 7:12:30
公開: 2022/08/13(Sat) 10:10:00

【置】 千早 結



 も〜ごめんって〜
 花蓮ってばしっかりものだよねぇ
 

[その先、二人で過ごす日々は貧乏ながらも、楽しかったと思う。

取り込んだ洗濯物を一緒に畳む。だらしないぼくとは正反対でいつも四隅を揃える彼女の几帳面さが眩しかった。
君はご飯を作るのが得意じゃなかったけれど、ぼくとどっこいどっこいだったから二人で作るようになったんだっけ。彼女がお皿を洗ってくれる日はあまりに綺麗に洗う物だからぼくがドン引きした記憶がある。とても綺麗にしてくれるのは嬉しいけれど、彼女の手が荒れるのは心苦しかった。白くて嫋やかな指の先にハンドクリームを塗ってから、ぼくが適当にあらうことにした。

ぽつり、ぽつりと、彼女は話してくれただろうか。幼い頃から繰り返された抑圧という名の毒の日々を。

あの時のぼくたちの選択が正しい事だなんて今は言えないけれど、ぼくはあの時、君に会えていたから幸せだったと言える]*
(L2) 2022/08/13(Sat) 7:12:58
公開: 2022/08/13(Sat) 10:10:00

【人】 四谷 隆史

[我が子を堕胎することを決めても
その結果心を病んだ恋人が自殺しても
死を身近に感じる、ということはなかった

苦しむ声は知っている。流した涙を知っている
それでも子であった残骸は目に触れることないまま
処置室より処理室へ運ばれていったし
女の死を知ったは翌日の学校であったから

       
――それは遠い出来事のようであった
   見ないふりができた

じゃあ、今は?

闇に飲み込まれ連れ去られるを見るは二度目
自分の目の前で人は消える

瞳があった、と思うは錯覚か>>1:155

見られている。なんて自意識過剰か
何せこちらからは遠すぎてそれが本当に
此方を見ているかどうか、なんてわかりはしないのだから

それでも肌を撫でる強烈な死の気配が
己の混乱に拍車をかけたは確かであった]
(0) 2022/08/13(Sat) 7:18:32

【赤】 四谷 隆史

[死にたくない怖いお願い一人にしないで
廃病院で出会っただけの人らへの精神的依存
こんなの知らない分からないとの現実逃避

色んな感情を綯交ぜにして、
蹲り絶叫する己に注がれるものがある

視線であろう。或いは気配であろうか
怖い、見ないふりして耳を塞いでしまえばいい
なのにふと、一瞬だけ顔をあげてしまった


 みてしまった


どうして、それが笑んでいるようだ
なんて、思ってしまったのだろうか

ああまるで許されたみたいに!
―――そんなことはありえないというのに
]
(*0) 2022/08/13(Sat) 7:20:11

【秘】 四谷 隆史 → 空虚 タチバナ

[死の気配は己に染みこむ

まるで、不安を煽って絶望に堕とさんとするかのように]
(-0) 2022/08/13(Sat) 7:21:27

【人】 四谷 隆史

  
ごめんなさいごめんなさい許して楽にして


[魅入られた、というわけではない
死の色だけが蹲る己を撫でた

――それだけのはずだった。*]
(1) 2022/08/13(Sat) 7:22:21

【人】 千早 結

   

[例えばあの時出会っていたら。
例えばもっとこうしていたら。

そんな後悔に意味はない。

あるとすれば
憐憫と共に死者に悔い続けながら生きる事で
自分の責を振り返り続ける自慰に他ならないとぼくは思う。

深い眠りの中で、叶わない夢を叶え続けるのは
たしかに甘くて、幸せで、
───なんて、虚しい・・・]
   
(2) 2022/08/13(Sat) 7:24:03

【人】 四谷 隆史

[あの怪異に連れ去られた影はきっと、チハヤさんだった
そうでないかもしれない。でも――
そうではない可能性の方が低いことはわかってた

指摘で、認めなければならぬ現実を知り
不安定な心は更に追い詰められる>>1:162

怖い、こわい。苦しい、悲しい、痛い
――俺の隣に座ったセキさんが肩を抱き
とん、と隣に引き寄せた

触れる彼はまだあたたかい
”人”であるのだと

ああ、セキさんはまだ生きてる。
まだ、大丈夫だと思えば自然、張り詰めた弦が緩むように
少しだけ落ち着きを取り戻す。]
(3) 2022/08/13(Sat) 7:39:13

【人】 四谷 隆史

[絶望や恐怖に飲み込まれそうな所を
何度も助けてもらっていた。

だからこそ、自分の精神的な脆い部分を
死を望んでいると知ってはいながら
自分は彼に依存していることに気づいていなかった

セキさんがいるなら、まだ大丈夫だ、なんて
迷惑以外何物でもなく
それを心の支えにすればいつかなくなるものだと知っていても
もしかしたら。このまま怪異がみつからなければ
この世に留まってくれないか

なんて甘い考えを持っていた。

  だから。

その微かな囁きに目を見開いて]


            セキさん?


[希望というものは、絶望への呼び水である
希望を抱かなければ、人は
絶望というものを得ることはないのだから]
(4) 2022/08/13(Sat) 7:39:42

【人】 四谷 隆史

[彼は生きろと己にいう
どんなことがあっても。何があっても。
生きて苦しむことを願われる

逃げることをするなと告げる言葉は
罪に向き合い続けろという

――それがどれほど、苦しくても。]
(5) 2022/08/13(Sat) 7:40:14

【赤】 四谷 隆史

[ふと、嫌な予感がしたのだ。
頭をぽんと、手が撫でて、それから]

     (それから?)
(*1) 2022/08/13(Sat) 7:40:35

【人】 四谷 隆史

[振り向いた時には――……>>1:167>>1:168]
(6) 2022/08/13(Sat) 7:40:49

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

[ぴし、と何かが軋む音がする]
(-1) 2022/08/13(Sat) 7:41:18

【人】 四谷 隆史

[彼の掌から流れる血。
少し埃を被ったシーツに、染みこんでいく赤

俺は悲鳴すら上げられないまま
隣で刃を握る貴方を見る>>1:169]
(7) 2022/08/13(Sat) 7:41:46

【人】 四谷 隆史

[はくり、はくり。
息ができないようだ

――ふらふら、と。まるで夢遊病患者みたいに
その手をとろうとするだろう。
叶うなら、刃を遠ざけてそれ以上傷つくことはないように

無理ならせめて、血を止めねばとその手を握ろうとするだろう
血で汚れるのも厭わずに]


 セキさん、せきさん。


[顔色はもはや青を通り越して真白
譫言のように名を呼び、それを止めようとする

――手当しなきゃ。どうすればいいだろう

ぱたり、ぱたりと涙を零しながら*]
(8) 2022/08/13(Sat) 7:42:24

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

 死なないで……

[言ってはいけない。拒絶されたら等の保身が崩れて
残酷な願いを口にする

 叶わないだろうという諦念を抱きながらも
 もしもを願って。

――現実が残酷なことなんて、知ってる癖にさ*]
(-2) 2022/08/13(Sat) 7:42:46

【赤】 千早 結



   
[ぐちゃぐちゃと音を立て、彼女の腹の内をかき混ぜる。
冷ややかな身体を抱きしめて、名前を呼んで。
>>*54互いに貪るように繋がりを深め、最奥に何度も契りを打ちつける]

   
  ・・・かれん、はぁ・・・、かわい・・・
  

[至近の瞳は胡乱を称え、彼女はうっとりと微笑んでいた。
はくはくと蠱惑的に漏れる吐息ごと、溢れるぼくの名前に口付けをした。

名前を呼んで、欲するままに与え合い奪い合って、
それでも、彼女は
(ぼくは)

互いの本質を分け合う事はできない、そんな気がした>>*55

あまりに近すぎるのに、あまりに遠くて、
欲しいのに、手にすると壊れそうな、
輝きのように思えた]
   
(*2) 2022/08/13(Sat) 7:48:06

【秘】 千早 結 → 空虚 タチバナ




  ・・・、ころしてくれて、いいのに、
   
   
[挿入したまま、幾度と内側を穢しただろう。

引き抜く際、少しだけ悔しさの残る声を彼女に向けた]
(-3) 2022/08/13(Sat) 7:53:30
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a0) 2022/08/13(Sat) 7:58:06

【赤】 千早 結


 ── 名もなき病室 ──
   

   
[目覚めた時は一人だったか、意識は保てているが記憶の混濁が激しい。ズキリ、とこめかみに走る痛みを抑えて身体を起こした。

生を全うし寿命を終えた夢が真か。怪異を貪り半ば人ならざるものに近づいた現が真か。鼓動は変わらず時を刻んでいるのに、意識がふわふわと定まらないのだ。自分自身の存在がひどく曖昧になっている気がする。

黒いシャツにかけられた黒いカーディガンを羽織り直し、ふらふらと部屋を出るだろう]


  ・・・ぼくは、何を・・・
   誰を?探していたんだっけ
   
   
[何を、探していたんだったか。
生と死の狭間で、部屋に満ちる甘い香りは柔らかに思考を溶かして行く]*
   
(*3) 2022/08/13(Sat) 8:17:50
千早 結は、メモを貼った。
(a1) 2022/08/13(Sat) 8:23:14

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/13(Sat) 10:29:27

不審死の元凶 ???は、メモを貼った。
(a2) 2022/08/13(Sat) 10:31:30

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a3) 2022/08/13(Sat) 11:47:10

【赤】 勢喜 光樹


[誰が
した?

      それは、"俺"だと───家畜は言った。]
(*4) 2022/08/13(Sat) 11:48:34

【人】 勢喜 光樹

─追想、存在意義の模索─


[速報です。

20XX年、X月X日深夜。
XX都XX区XX町のアパートに住む
勢喜邦彦さん(45)、洋子さん(40)の遺体が発見されました。

二人は夫婦で、発見された遺体には
ロープのようなもので首や足を縛られており
何者かによって、鋭利な刃物で数か所切られた痕跡が
残っていたということです。

警察の調べによりますと、
二人の死因は失血性ショック死であるとのことです。

二人には一人息子がいましたが、
現在行方が分からなくなっており
警察は、事件になんらかの関与があると見て、
彼の行方を追っています。]
(9) 2022/08/13(Sat) 11:51:21

【人】 勢喜 光樹


………………。

[翌朝には、駅前ビルに設置されたワイドスクリーンや
街中の電気屋に設置された数多のテレビに、
そのニュースは流れていた。

それでも、立ち止まって見る者はいない。
誰もがよくある話、と気にも留めずに
どうでも良さそうな、あるいは聞いてもいないのか
何事もなかったかのように、通り過ぎていく。

所詮、他人事なのだ。
自分の身に降りかかる害でない限り
人は何の関心も抱くことは出来ない。

目の前の事しか見ない。
人間とは、そういう生き物。

両親アイツら
きっと己だって、そうなのだ───。]
(10) 2022/08/13(Sat) 11:52:46

【人】 勢喜 光樹

[ぽつり、ぽつりと雨が降り始めた。
次第に雨の勢いは増していく。

それはまるで、穢れを洗い流すかのよう。
己の足掻きを、肯定するかのようだと、錯覚すらした。]

『兄ちゃん。そんな怖い顔しちゃって、どうしたの?』

[物騒な繁華街を歩いていた時だった。
質の悪いごろつきに声を掛けられた。
気付けば、人数が増えて取り囲まれていた。]

『困ってんなら、良い仕事あるよ』

[困っている?そうかもしれない。
無一文で出て来てしまっていた。

金を貰えるなら、何だって良かった。
そこに、俺の存在意義は、あるのだろうか。]
(11) 2022/08/13(Sat) 11:54:04

【人】 勢喜 光樹


[初めは、ただの運び屋だった。
最後は、トカゲの尻尾切りに遭った。]
(12) 2022/08/13(Sat) 11:54:30

【人】 勢喜 光樹





『客商売だからねぇ…。笑ってくんないと』

[笑う?それは、誰が教えてくれるのだろう。
両親アイツらは教えてくれなかった。]

『顔が良くても客の喜ぶような、トークが出来ないと』

[それは、どうしたら身に付くんだ?
罵倒や暴言しか刷り込まれなかった。
他人が喜ぶ言葉なんて、知らない。

次は、水商売だった。
最後は、「使えない」からと、クビになった]
(13) 2022/08/13(Sat) 11:55:40

【人】 勢喜 光樹





[三つ目は、四つ目は………
なんだったろうか。
もう、忘れてしまった。

憶えているのは、そのどれもが
己の存在意義を知ることがなかったという事実。

やはり………そう、か。

不要な人間は、何処へ行っても不要なのだ。
その現実を突きつけられた。

抗い、足掻いたことに
何の意味も無かったのだ。*]
(14) 2022/08/13(Sat) 11:56:46

【独】 空虚 タチバナ

/*
ワ〜夢 ワ〜〜〜
(-4) 2022/08/13(Sat) 12:11:38

【独】 空虚 タチバナ

/*
というかみなさん秘話ワンポイント上手すぎる

怪異満喫してくれてきゃっきゃ だったり
ころしていいのには最高の殺し文句ですね だったり

心の赤ちゃんがずっと笑顔
(-5) 2022/08/13(Sat) 12:12:42

【独】 空虚 タチバナ

/*
命を委ねてくださっているのは伝わっていたんだけど

・まだ丸1日残ってる(PL)
・四谷さんたちともし会った時に死んでたら壊れちゃわない?
でもそっちの方が楽しいか?(PL)
・苦しみを知ってもっと求めてほしい(PC)

等の理由でこうなりました 二番目で既に葛藤している
お相手PLさんとPCが楽しければよいのだけど

わりとふあん ご希望を裏切っている感はある がんばる
(-6) 2022/08/13(Sat) 12:17:11

【赤】 勢喜 光樹

[俺の持つ、このナイフ刃物

     "俺"が、
した───両親アイツらを。]
(*5) 2022/08/13(Sat) 12:39:47

【人】 勢喜 光樹

─死ねなかったのは─


[誰かがお前に施した、手当の跡が
己の流す血によって、汚れてしまうだろうに。

構わずお前は、俺の手を取ってくれる。>>8

取られた手は、あまりにも冷え切っているのに
どういう訳か、己には温かいとすら感じて。

力が、抜けていく。
握っていた刃物は、掌から滑り落ちて

カラン、カラン…。と、床へ
室内には金属音が響いた。]
(15) 2022/08/13(Sat) 12:41:35

【人】 勢喜 光樹


四谷…………何故なんだ?

[何故、死ねなかったのか。

           そうではなく───。]
(16) 2022/08/13(Sat) 12:43:09

【人】 勢喜 光樹


何故……泣いている?

[何故、己を憂いて、悲しんでくれるのだろう。
何故、己の為に、涙してくれるのだろう。

その理由は、意味は。
己には分からなくて、ぽつり。
今までそれを、問う事すら出来ず
もう無意味なんだと。諦めていたはずなのに。

知りたくて。教えて欲しくて。]
(17) 2022/08/13(Sat) 12:43:48

【人】 勢喜 光樹

[此処へ来た時、恐怖に震えるお前と出逢って
それからもずっと、お前の泣く顔ばかり見て来た。

それは、自責の念に駆られて
恐怖が、その罪の重さを煽るからだと。
そんな風に思っていたから

俺が死ぬことなんて
お前には………関係ないはずなのに。]
(18) 2022/08/13(Sat) 12:44:27

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史


[死ねば、そんな顔はもう見なくて済んだのか?]
(-7) 2022/08/13(Sat) 12:45:00

【人】 勢喜 光樹


教えてくれ………四谷。

[その理由を、意味を。
お前にとって、俺とは"何なのか"を。]

俺は………

      お前が、泣くから


[それが、嬉しかったから。]
(19) 2022/08/13(Sat) 12:50:26

【人】 勢喜 光樹


………死ねなかった。

["必要"と、されているんじゃないかって。

        初めて、夢見てしまって。*]
(20) 2022/08/13(Sat) 12:50:49
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a4) 2022/08/13(Sat) 12:59:48

【人】 空虚 タチバナ

― 院内廊下 ―


[病院すべてを覆い尽くす黒が、
 腰まで伸びた髪の先へ縋るように絡みついてくる。
 身体の延長線上みたいに闇を引きずる姿は、
 さながら黒いヴェールを纏っているようだった。]

  ……。

[しかし白いパジャマは胸元に穴こそ開いてはいるが、
 それ以外は至って普通の質素なもの。
 神聖なヴェールには似つかわしくなく、
 色の名残さえ匂わせない。

 積み重ねた負の感情が表情を陰鬱にし、
 逃れられない怨霊の性が死の匂いを甘く漂わせた。]
(21) 2022/08/13(Sat) 13:05:13

【人】 空虚 タチバナ

[唯一の痕跡は腹の中に残っている。
 元より遅かった歩みを更に緩め、
 真白い手が下腹部をゆったりと撫でた。

 注がれた瞬間、死ぬことが約束されている
 意味を成さない命のはじまりが、たっぷりと。]

  ん……。

[まだ快感の切れ端が残っていたのか、
 鼻にかかった声を漏らし、身を震わせた。
 この身にそれを刻んだ男は、
 今頃ベッドで眠っているだろう。]
(22) 2022/08/13(Sat) 13:05:31

【人】 空虚 タチバナ

[夢を見ているようだった>>2
 その表情は満たされたようにも見えたし、
 どこか寂しそうにも思えた。

 自身を空っぽだと評し、
 何事にも希薄さを覗かせていた彼が見る夢は
 空虚を埋めるに足るものだっただろうか。

 無防備な首を絞めて殺すことは簡単だった。
 けれど、彼に与えたのは耳元の囁きだけで
 種≠セけを残して闇に溶ける。

 夢の果て、彼の零した願望が耳にこびりついている。
 何かを堪えるように震える瞼を閉じた。]
(23) 2022/08/13(Sat) 13:05:47

【人】 空虚 タチバナ

[己の感情を思い出す。
 自身の存在理由を確かめる。

 たとえ望んだものではなかったとしても、
 自分が得た唯一のもの。
 生きている間には手に入らなかった、たった一つの。

 悲しみが、怒りが、憎しみが、恨みが
 黒く、黒く……渦巻く感情が、
 怨霊わたし怨霊わたしたらしめているのだと。


 生まれてはいけなかった。
 死ななければならなかった。
 だから私は両親アイツらを――]
(24) 2022/08/13(Sat) 13:06:16
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a5) 2022/08/13(Sat) 13:06:34

【人】 空虚 タチバナ

 


[――悲鳴が聞こえて>>1:121、 
血の匂いがした>>1:129。]
(25) 2022/08/13(Sat) 13:07:01

【人】 空虚 タチバナ

 
  あれ……?

[今のは何だろう。よく思い出せない。
 私は正しいこと≠したはずだ。
 必要ないものを片づけ……いやでも、それは同じ、]

  ……あたま、…………いたい。

[途切れた快感がいつもの痛みを取り戻した。
 足取りがぶれて、よろよろと蛇行しながら進む。

 きっと、どこかで何かが混じっただけだ。
 ただそれだけ。これは私のものじゃない。

 どれだけ言い聞かせても、否定しても、
 喉の奥が狭くなったような気がして。
 必要ないはずの息が苦しくなった。
 目頭が痺れを訴え、熱を帯びた。ねえ、どうして。]
(26) 2022/08/13(Sat) 13:08:20

【人】 空虚 タチバナ

 
[頭が痛い。息が苦しい。
 闇を引きずる女から、地を這う呻き声が広がる。]*
 
(27) 2022/08/13(Sat) 13:08:57
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a6) 2022/08/13(Sat) 13:17:16

【独】 千早 結

/*
あああああああタチバナさああああん
(-8) 2022/08/13(Sat) 13:19:28

【人】 千早 結



  ── 名もなき病室 ──

    
   こんにちは。
   うん、ぼくは、おとうさんの、おともだちだよ。
   
   
[目を覚ましたベッドの近くに
ふわふわと漂う小さな泡沫があったので、
尋ねられるままに答えた。

消え入りそうは音はあまりにも無垢に煌めく。
これはぼくの幻聴ゆめなのだろうか。
それともあの時聞こえた声が真なのだろうか>>0:112
   
これまで見えなかったものが、聞こえなかったものが
今はいろを纏い、脳に色を齎すようだ]


   名前を、呼んでほしいの?
   
   
[こくりと頷く素振りを見せた泡沫の輪郭を撫でる。
未だ恨みや未練にすら成り果てぬ、小さな小さな、ただの願いの塊のように感じた]
   
(28) 2022/08/13(Sat) 13:56:05

【人】 千早 結



   
   おとうさんは、囚われちゃってるのかなぁ
   自分自身の「罪悪感」に

   
[自分で自分を雁字搦めに縛り付けてしまってるのかもしれないね、と窓に向かって語りかける。

悲しみや、後悔や、やり場の無い無力さは、
生きていれば星の数ほど生まれては刻まれていく。

大なり小なり数多の傷や怨みはあるだろう、
当事者にとっての傷は殊更他人には計り知れない。

それでも生きているなら、
まだ、後悔を塗り替える事も出来るのだと思う>>2]


   
(29) 2022/08/13(Sat) 14:13:04

【赤】 千早 結


  大丈夫、きっと呼んでくれるよ
   

[不安そうに漂う泡沫をよしよしと撫でて、
(もしかしたらそんなものはないのかもしれないけれど)
]

   おとうさんがきみに気づいてくれたら、
   「大丈夫だよ」って、笑ってあげてね


[おまじないの言葉に、頭痛の種ほどの力はないかもしれないけれど、四谷くんの枷が少しでも解けますようにと願いを込めた。誰かに甘えて、自らを晒してしまってもいいんだよという夢を込めて。

ぼくを探してくれてありがとう、の感謝を込めて]*
   
(*6) 2022/08/13(Sat) 14:34:47

【人】 千早 結



 ── 目覚めた後 ──

   
  
 死んでしまうと、また別の命を求めるのかな
   いつまで?永遠に?
   


[霊障とでもいうのだろうか。
時折意識が混濁したり、見えないものが見えていたり
聞こえていたりいなかったりする。

幽霊(怨念)との邂逅は叶ったのだが、
すぐに疑問や聞きたい事が溢れて生まれて。

死んでしまったからこそ彼女を怨霊として留める恨みや怒りは、どれほどの命を代替にしても晴れる事はないのではないだろうか。死ぬ前に、後悔を塗り替えられてさえいれば彼女は怨霊になる事はなかったのだろうけれど───]


   困ったなぁ
   
(30) 2022/08/13(Sat) 14:54:21

【人】 千早 結


   

  ・・・
   

[彼女が望むままに殺してくれても構わないと願っても、彼女はぼくを死で満たしてはくれなかった。ぼくは彼女を満たしたいと願うのに、そうすれば彼女が怨霊たる所以を否定してしまいそうで───。

それに怖がらせてしまったのは少しショックだ。
   
口を尖らせてベッドを降りる。
やっぱりもっと彼女のことが知りたい。

眠っている間にどこへ行ってしまったのだろう]**
   
(31) 2022/08/13(Sat) 15:05:57

【独】 千早 結

/*

ぽんこつすぎる
(-9) 2022/08/13(Sat) 15:06:19
千早 結は、メモを貼った。
(a7) 2022/08/13(Sat) 15:08:41

【独】 千早 結

/*
ただのストーカーになりそうでは?
(-10) 2022/08/13(Sat) 15:12:16
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a8) 2022/08/13(Sat) 15:49:43

【独】 空虚 タチバナ

/*
あらままま 光がおる 天使だ……
四谷さんに優しくしてくれてありがとう
いじわるをした怨霊より

とってもとっても嬉しい
でも他の行きたいとこ行けなくなるかもしれないけど大丈夫ですか 離しませんよ いいんですか
(-11) 2022/08/13(Sat) 16:09:33

【独】 空虚 タチバナ

/*
そうするとシーン切った方たちの行く先が限られてしまうんじゃないかとか 大丈夫かな
様子見つつこねこね こねる
(-12) 2022/08/13(Sat) 16:11:24

【人】 空虚 タチバナ

[かれん、と。私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

 母ではない。
 彼女が娘の名を呼ぶことなんて滅多になかった。
 他人がいる時だけ取り繕うように紡ぐ響きは、
 何かが切れてしまうより前から他人事のようだった。

 私だけを見て、私だけに注がれる名は、
 彼が抱いた欲に満ちていた。
 欲するままに与え合い奪い合って、
 教えてもらった彼の名前ごと口づけられて、
 交わした熱い吐息にどろどろに溶けてしまうような。

 ――夢のようだった。
 あの時だけは、たとえどんなに愚かだったとしても、
 本物になれたような気がしたから。

 私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
 何度も思い返そうとする頭の中で、
 思い出の彼が私の名前を呼んでいる。]
(32) 2022/08/13(Sat) 17:24:01

【人】 空虚 タチバナ

[過ぎてしまったもしも程、愚かなものはない。

 母の元に生まれたのが私じゃなかったら、
 あの子たちの誰かだったのなら、彼だったら、
 運命のあの日、救いがあったなら>>L0

 一人で抜け出せなかった地獄から連れ出してくれて、
 一緒に暮らして、家族から守ってくれて、
 家事を失敗しても怒られず、二人並んで笑い合って、
 誰にも言えなかったことを打ち明けて>>L2

 叱責≠ノ怯えなくていい、二人きりの生活なんて。]
(33) 2022/08/13(Sat) 17:24:20

【人】 空虚 タチバナ

[本当はもう少し生きてみたかった>>1:114
 誰も助けてくれない、誰も許してくれないと
 長い時間をかけて理解したはずなのに、
 甘えた私の心がもしもを手放せなかった。

 生きている限り、いつか報われるんじゃないかって。

 それがたとえ限りなくゼロに近い可能性でも、
 望まれずとも、生まれることすらなくとも、
 命は命だろうに。心は心だろうに。

 やがて絶望し、私のすべてがそれを否定しても、
 正しさが遂行されるその瞬間まで、
 私の心には欠片がひとつ突き刺さったままだった。]
(34) 2022/08/13(Sat) 17:24:35

【人】 空虚 タチバナ

[過ぎてしまったもしも程、愚かなものはない。
 じゃあ、これから起きるかもしれないもしもなら?

 もし、私という存在が彼の欲に塗りつぶされたら。
 私の知らない幸せを注がれ、満たされてしまったら。
 もし、彼の知らないことを教えてしまったら。
 無抵抗の首に手をかけ、未練なく殺してしまったら。

 むすぶが消えてしまうんじゃないかと、
 それが……どうしようもなく怖ろしい。

 しかし彼>>31はこちらへ躊躇なく踏み込んでくる。
 怖くないのだろうか。
 やり直しも後戻りもきかないのに、
 どうしてそんなに強いんだろう。]
(35) 2022/08/13(Sat) 17:25:19

【人】 空虚 タチバナ


[空っぽだって言ったくせに、
 私の持っていないものをたくさん抱えた彼が、
 生者の輝きを持つ彼が、憎くて、羨ましくて。
 独り占めしそうになるくらいおいしそうで、
 どちらかが消え、触れられなくなるのが怖ろしくて。

 ――だから、殺してやらないことにした。]
 
(36) 2022/08/13(Sat) 17:25:45

【人】 空虚 タチバナ

[己が画策せずとも、異界化したここから
 容易に逃れることなどできはしない。
 けれど、異界化が終わったのなら。
 彼が望むなら外に出ることだってできるだろう。
 何も阻みはしない。>>1: *57

 快楽が途絶えれば痛みが生まれ、
 彼の理性を試そうとするだろうけれど。
 抜け出しさえすれば、痕跡すら消えてなくなる。
 彼がもう死に触れすぎてしまった事実に
 気づくことは未だない>> *3。
(37) 2022/08/13(Sat) 17:26:34

【人】 空虚 タチバナ

[だから、逃げてしまえばいい。
 ひとときの夢ころしてくれていいと、欲に溺れて生を投げ出さず、
 どこかで幸せに生きてくれたなら。

 だって――
  生きていたら、いつか報われるはずでしょう?

 思いが怨霊のそれから逸脱し始めていることに
 女はまだ気づかない。
 自分に価値などないから、己を省みる時はなく。
 矛盾から目を逸らすように頭の痛みに呻く。]

  ぅ……。

[折角逃げられたんだから、幸運を逃してはいけない。

 あなたに駆け寄ってくれる人がいた>>1:110
 あなたを呼んで探してくれる人がいた>>1:13

 彼らとの関係も、どんな理由があるのかも知らない。
 それでも心配してくれる誰かがいる。]
(38) 2022/08/13(Sat) 17:27:24

【人】 空虚 タチバナ

[この場に溜まる怪異は、あらゆる手段を用いて
 求める者を手に入れようとする。そういうモノだ。
 生者の延長線にいたとして、境界は存在する。
 だから、]

  ぅ……ぁ゛… ァ……。

幸運ただしさを逃してはいけない。
 もし、次にその姿を捉えることがあったなら、

 今度はもう、手放すことはできないだろうから。]**
(39) 2022/08/13(Sat) 17:28:38
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a9) 2022/08/13(Sat) 17:33:02

【独】 空虚 タチバナ

/*
※ボスではない

あらゆる手段〜はwikiのキャラ設定に書いてあったので主語デカが許されるのではないかと おもっ 大丈夫かなー

実際生きていたとして、千早さんとタチバナだと20以上歳が離れているので絶対にありえなかった点がとても好きです
胡蝶の夢はあまりにも天才 最高 だいすき
(-13) 2022/08/13(Sat) 17:36:05

【独】 空虚 タチバナ

/*
wikiに忠実な人間なので恋愛マインドは実家に置いて来てて、いちゃいちゃはするけど誰かひとりに執着はしないんだろうなって思ってた 実はね
だから千早さんすごいね ねー

それとは別に人間さんたちに怪異ムーヴは置いておきたかったのもあった
死にたいなら怪異と、生きたいなら人間と関わるといいのかなって思ってたので

勢喜さんが生きる方向に進んでるの納得とリアルタイム村の面白さで心の赤ちゃんも大歓喜
その上で必要ならいくらでもタチバナは使っていいのだ
(-14) 2022/08/13(Sat) 17:41:30

【独】 千早 結

/*

ボス前セーブ笑
ずかずか入ってしまうんですけどー!

どちらが先に召されるかみたいな事に...

あああ
(-15) 2022/08/13(Sat) 18:00:55

【独】 四谷 隆史

/*
……
恋愛どころか四谷くん、セキさんいなきゃ生きていけないくらい依存が強いのですが
どうしませう……(自問自答)

多分セキさん死ぬなら後追いしそうな勢い
(-16) 2022/08/13(Sat) 18:55:35

【人】 四谷 隆史

[血を流す姿を見て、呼吸が止まりそうな心地を覚える

己が血で汚れようが、セキさんから流れ出ようとする命を留めたかった。
死んでほしくないから。生きていてほしいから
それが彼の願いに反しているとしても。

――自分の我儘であった。
喪いたくない、と願ったのだ。

もう二度と――……]


     (音がする。金属が床とぶつかって
             硬質な音を奏でている)
  


 ――……。

[セキさんは何故だと、問う。
当然だ。死にたいと明かした自分をこの世に留めようとしているのだから。]
(40) 2022/08/13(Sat) 19:49:26

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

[そんなの決まってる
 あなたに、死んでほしくないからだ]
(-17) 2022/08/13(Sat) 19:49:55

【人】 四谷 隆史

[いや、それだけではなかったのだろう>>17
俺の涙の理由を問う貴方は
何処か困ったような、心細そうな様子にも思えた。

俺は泣いてぐしゃぐしゃになった顔でセキさんを見た。
教えてくれと問う貴方は。


俺が泣くから、死ねなかったという。>>20]


 ……当り前じゃない、すか。


[しゃくりあげながら、言う。
今手放せばもう二度と手に入らないかもしれないと
怪我をしている彼の手を持ち上げ己の濡れた頬に触れさせようか
涙でその血を洗い流せたらいい
ここに貴方の生を望む人がいるのだと知って欲しかった]
(41) 2022/08/13(Sat) 19:50:17

【人】 四谷 隆史

 セキさんに死んでほしくないから、
 生きていて、欲しいから。*
(42) 2022/08/13(Sat) 19:51:19

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

 俺が泣くから死ねなかったっていうのなら。
 これからもそうあってください、よ。

 俺に生きて欲しいというのなら。
 ……俺の生きる理由を奪わないで。 


 セキさんがいない世界で生きるのは嫌だよ。
 一緒に生きて。

[彼女と子を喪って。生きてるのか死んでるのか
わからないまま惰性で過ごす日々にはもう戻れない
貴方が死のうとしている所を見て、俺は。

……俺は、貴方を喪いたくないんだ。例えそれが
貴方の願いに反しても。]
(-18) 2022/08/13(Sat) 19:53:33

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

 セキさんともっと。一緒にいたい。

[それは貴方の生きる理由には、ならないでしょうか*]
(-19) 2022/08/13(Sat) 19:54:06
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a10) 2022/08/13(Sat) 19:58:35

【人】 千早 結



  生きて、君のそばにいてもいい?
  ぼくに残った、時間は少ないけれど

   
[人ならざる者へ尋ねる言葉ではないだろう。
けれどそうすれば、彼女はぼくの命が消えるまではぼくを恨み(求め)続けることができるだろうし、ぼくの命が尽きる頃には、ぼくにも何か、この世への未練のようなものが生まれるかもしれない。


傲慢な考えだ。正しさなどなにもない。
行き当たりばったりの提案だった。


>>39苦しそうに闇に蹲る彼女の背中は、
とてもか細く、震えているかのように見える。
叶うなら肩に手をかけ、デートにでも誘うように彼女の手を取るつもり。

立ち上がってくれるだろうか]
   
(43) 2022/08/13(Sat) 20:37:18

【人】 千早 結


   
[恐れや怒り、人の生を、欲望を、
「おいしそう」だと言っていたのに、彼女はなぜぼくを逃したのだろう。この命なんてあげてもいいのに、なぜぼくは生きたいと思うのだろう。

答えはお互いに気づいているのかもしれない>>1:56

満たされてしまうと、どちらかが消えてしまうのではないかと言う不安を。知ってしまったが故に、手放す事が出来なくなっている事に。

興味とも好奇心とも
(不安とも恐れとも)
喩えられる
互いの存在を守る理由に。
きっと君は(ぼくは)気づいている]


  
(44) 2022/08/13(Sat) 20:45:52

【赤】 千早 結




  知ってるでしょ?
  人間はいずれ100%死ぬんだから
  急ぐ必要もないんだって
   
   
[>>1:19少し意地悪な笑みで、彼女の言葉の音を辿った。


救えたはずの彼女の過去を悔いても、
今のぼくには取り返せない。
彼女の生きた苦しい境遇を、
同じ怨霊や境遇の者たちのように
一片でも共感することはぼくには出来ない。


それなら、今から生きていられるぼくの時間をつかって
新たにできることを増やす方が、きっと建設的だろう]


   ぼくは、かれんのことをもっと知りたい。


   
(*7) 2022/08/13(Sat) 20:54:10

【赤】 千早 結



   
  外には出られないのかな・・・
  こんな所でデートだなんて
  ムードが足りない。

  お腹もすいたな
  個室で何か作っちゃう?

[お金持ちが入院する一人部屋なら、きっと生活設備もあるのではないかと考えて。彼女のお腹は空かないのだろうけれど、お腹が膨れるぼくをあとで食べれば結果彼女の飢えも満たされるだろうと安易に考えて。

彼女が嫌がらないのならその手を取って病棟を移動し始めるつもり。

(他の怪異に出会うとどうなるのだろう)
]**
(*8) 2022/08/13(Sat) 21:08:15
千早 結は、メモを貼った。
(a11) 2022/08/13(Sat) 21:11:25

【人】 名坂愛子

―― ロビーにて>>1:181

地獄に……?

[正直、怪奇現象が本当に起きているのならシャレにならない言葉ではある。
その時はの後の言葉は気になるけれどいう気が無いのなら詮索は無し。とにかく私は進むしかないんだ。

地下へと向かった男の子の後を追うように、行先は分娩室へ]
(45) 2022/08/13(Sat) 21:16:33

【人】 名坂愛子

―― →分娩室>>1:182

[入って思ったのは、死体安置所で扉を開けた時かそれ以上に死臭が満ちていたこと。
思わず口を手で覆って顔を顰めてしまう。

臭いの元がどこかにあるはず、と思って辺りを見回せば、部屋の隅に担架に白い布がかぶされたナニかが安置されてあった。
それが、彼の捜してきてくれた手がかりだろうか]

――確かめるよ。

[正直、嫌な予感しかしない。最悪の予想さえしてしまう。
布の下に何があるか、それを考えるだけで心臓が嫌な音を立てる]

(ダメ、可能性におびえて確認しなかったら、私はきっと、ずっと後悔する)

[無かった事にする、その選択肢を捨てて、私は白い布に手をかけ――はぎとった]
(46) 2022/08/13(Sat) 21:16:46

【人】 名坂愛子

……
(47) 2022/08/13(Sat) 21:17:20

【人】 名坂愛子

………
(48) 2022/08/13(Sat) 21:17:54

【人】 名坂愛子

…………?
(49) 2022/08/13(Sat) 21:18:09

【人】 名坂愛子

…………え?
(50) 2022/08/13(Sat) 21:18:24

【人】 名坂愛子

[最初見た時は、酷い状態の死体だと思った。

ただ、見た時は嫌悪感は湧かなかった。

なぜだろうとよく無残になった死体を確認してみる。

無残になった死体をよく見てみれば、ところどころ見覚えのある部分がちらほらあるのに気付いた]
(51) 2022/08/13(Sat) 21:18:46

【人】 名坂愛子

――ぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!
(52) 2022/08/13(Sat) 21:19:21

【人】 名坂愛子

[見覚えのある髪だった。見覚えのある服だった。見覚えのあるお揃いの腕時計をしてた。見覚えのある眼鏡をしてた。
ああ、見間違えるはずもない。これは――この死体は、妹だ]

雪、雪……!雪、雪、雪っ!

[無残な状態になっていようとお構いなしに、妹を抱きしめる。
何でこんなことになったのか。
ここの怪異にどうにかされたのは間違いないだろうけれど、そもそもここに来てしまったのは私との喧嘩が原因じゃないか。
そう考えたら、もう心の中は後悔と絶望でいっぱいになる]
(53) 2022/08/13(Sat) 21:19:39

【赤】 名坂愛子

[それと同時に、負の感情を塗りつぶすよう、徐々に快感が体の内側から湧き上がってくる。
いつか見た悪夢と同じように]
(*9) 2022/08/13(Sat) 21:19:52

【人】 名坂愛子

[ああ、本当にこれがただの悪夢だったらよかったのに]
*
(54) 2022/08/13(Sat) 21:20:17
名坂愛子は、メモを貼った。
(a12) 2022/08/13(Sat) 21:21:28

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a13) 2022/08/13(Sat) 21:25:21

【人】 勢喜 光樹

[
「死んだら、悲しい」「死なないで」


あの時も。
そして、今も───>>42
        
お前の願いを、拒否することが出来なかった。

真っ白になった顔。
再び涙に塗れて、ぐちゃぐちゃで。
それは形容し難い程に、酷い有様だった。

もうずっと、こんな顔しか見ていない。
お前の笑顔だって知らない。
誰がこんな顔をさせたんだろう。

四谷の哀しみに触れて。>>41
お前の言葉願いを聞いて。

            嗚呼………そう、か。]
(55) 2022/08/13(Sat) 21:37:18

【人】 勢喜 光樹


    …………ごめん、な。

[漸く、分かったのかもしれない。

お前にとって、"死"というものが
どれだけ辛く苦しく、胸を斬り裂かれる思いかを。

あの時、明かされたあの"告白 ">>1:93で、
それを知ったはずなのに。

きっと己は、「知った気になっていた」だけだった。]
(56) 2022/08/13(Sat) 21:40:40

【赤】 勢喜 光樹


[どうせ死別する相手だ、と
何処か他人事と思っていたのだ。

そう。それは───

他所で起きた事件に、無関心な人々のように。>>10]
(*10) 2022/08/13(Sat) 21:41:53

【人】 勢喜 光樹

[己は愚かだった。四谷に可哀相なことをした。
己は浅はかだった。四谷に気の毒なことをした。

     "罪悪感"とは、こう言う事なのかもしれない]

四谷…………、悪かった。

[きっとこんな言葉じゃ、駄目なのだろう。
だがそれ以上の言葉が思いつかなくて。
お前の涙も。心も。言葉も………見つからない。

赦して欲しい訳じゃない。
ただお前に、そんな顔をさせてしまったことが
酷く心を搔き乱して仕方がなかった。

掌に出来た傷よりも、"痛い"と思った。]
(57) 2022/08/13(Sat) 21:43:10

【人】 勢喜 光樹


[お前の"願い"は───

     
黒い水絶望
に沈もうとした、己を掬い上げて行く]
(58) 2022/08/13(Sat) 21:45:49

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史


俺は…………… 、

       "生きて"
             良い、のか………?

[己の存在意義を、ずっと問いて来た。
だが誰もその答えを教えてはくれなかった。
何処に行っても、分からないままだった。

その涙の理由と、己の生を願う意味を
お前が、教えてくれたから。]
(-20) 2022/08/13(Sat) 21:48:55

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史

[そんなことを、言われたら]

もう………

"死ねない"、じゃないか。

[───目の縁から、何かが零れる。

見届けるまで>>1:107
それすらも忘れかけて、退場しそうになった。

だが、"これから"はそれ以上に。
生きなきゃいけない"理由"を……見つけられた気がした。]
(-21) 2022/08/13(Sat) 22:02:11

【人】 勢喜 光樹

[生きる意味や理由とは。
最初から絶対に在るべきものではなく

もしかしたら、これから出逢う誰かと
作っていくものなのかもしれない。]

………もう、そんな顔はさせないから。

[今度は両腕で、お前を抱き寄せよう。
生きていることを、強く感じて貰えるように。
俺が、お前と言う"光"を、手放さないように。

            強く、強く────*]
(59) 2022/08/13(Sat) 22:23:38

【人】 四谷 隆史

[思えば、彼には情けない所ばかり見せている
泣いて、鼻水は出て
悲鳴を上げて、蹲って。腰が抜けて

よくこれで見捨てられないでいた。
――否、隣で死なれかけたので
そこはそうも言えないかもしれないが

それでも今、触れてるセキさんは生きている。
血は出てるし、早く手当しなきゃとも思うし
血があんなに流れたら痛いだろうし。
でもさ。でもさ

……謝るその声がとても痛そうに思えて。
そのことが俺も、痛かった>>56]

(貴方が零した願いを知っていて

 ―――それが嫌だと、我儘を言って
 刃を離させた俺に謝る姿に

 また涙がぼろぼろと零れた)
(60) 2022/08/13(Sat) 22:27:18

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史

[お前の贖罪は、最後まで見届ける。
それは同時に、俺の罪滅ぼしともなるから。]

………共に、生きよう。

[願う声は、閉じた心の奥へと、届いた*]
(-22) 2022/08/13(Sat) 22:27:37

【赤】 四谷 隆史

[例えば、知らない芸能人の訃報のニュースを見ても
ふぅん、とポテトチップス齧りながら
人というのは聞き流し、数分後には忘れ去るだろう

――でも、俺にとっては、あなたは
知らない人じゃない。
この恐怖に塗れた世界で、手を差し伸べてくれた優しい人
一緒にチハヤさんを探してくれて
俺の懴悔にも、嫌悪も見せずに

……そして、死にに来たのだと告げる姿が
悲しい位に胸を軋ませる人だった]
(*11) 2022/08/13(Sat) 22:28:03

【人】 四谷 隆史

セキさんが、謝ること、ない、けど
でも、でも。
痛かった。セキさんが死ぬ、かもって
怖かった、怖かったよ……


[我儘な理由なのはわかっている
覚悟をもってこの廃病院に訪れたのだって

それでも]

     (今度は、間違えてしまってはいけない)


[――手繰り寄せたいのだ。
利己的であっても。あなたを喪う恐怖の方が
ずっと。ずっと怖くて、痛い]
(61) 2022/08/13(Sat) 22:28:39

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

 当たり前だよ。
 ……世界でどんな奴が何言ったって。

 俺が、セキさんに。生きてほしいと願ってる。

[俺の願いが、貴方の生きる理由になれればいいと
思う位に、

生きていてほしい。セキさんの最初の願いを
捻じ曲げることになってしまったとしても
我儘を押し通したい。もう喪いたくない。

あなただから、喪いたくないのだ。]
(-23) 2022/08/13(Sat) 22:29:00

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

[ああ、その言葉が貴方から聞けた


――それが、うれしくて。

血に濡れた指が、零れたものに触れる
それがとても温かくて、また泣きそうになる。
辛くて苦しい物じゃ、ない。]

 ……ほんと?

[嬉しいな、と呟く声は喜色を宿し

小さく口角をあげた俺は
確かに

       笑んでいたのだ]
(-24) 2022/08/13(Sat) 22:29:25

【人】 四谷 隆史

[抱き寄せられ、腕の中。
なら、セキさんの脈打つ鼓動は聞こえるだろうか

――よかった、生きてる。
どくどくって、言ってる。

それに安堵してやっぱり泣いてしまうのだから
俺の涙腺は多分水道のパッキンが壊れたみたいになっている

それでも、よかったぁ、と安心して
漸く頬に血色が戻ってくる

貴方がこれから出会う誰かとも
きっと縁が結ばれていく
その中には俺より強く生きる理由を貴方に
与える人はいるかもしれないけど

それでも最初に結んだこの縁を。生きてほしいと願った自分を
忘れないでいてほしいな、と思ってる
できれば手放さないでほしいなぁとも。

それくらいには俺は、 我儘なのであった*]
(62) 2022/08/13(Sat) 22:33:54

【人】 空虚 タチバナ

[痛くて、苦しくて、どうにかなりそうだった。
 生者を死へ誘う程の強く暗い感情が、
 今日ばかりは自分すら傷つけるように荒れ狂う。

 生者の目を多く見てしまったから?
 注いだ痛みを他人事だと思えなかったから?
 それとも異界化の影響だろうか。
 彼女の口にした救いは、生者だけに与えられるのか。

 いや、一度両手に抱えてしまったからだろうか。
 少しでも、欲しいと思ってしまった命を。]
(63) 2022/08/13(Sat) 22:35:25

【人】 空虚 タチバナ


  ……どうして、ここにいるの。

[耐えきれない感覚によろめき、蹲っていたせいか、
 結>>43が近づいていることに気づかなかった。
 髪の隙間から瞳を覗かせ、ずろりと相手を見る。

 尋ねた声は背中と同じく、か細く震えていた。
 彼に肩を支えられるまま手を引かれ、立ち上がる。
 得た質量を支えきれず、
 彼へよりかかるように身体が傾いだ。]

  ぁ……、

[あたたかい。
 死んだ者にはないぬくもりが触れた場所から広がる。
 決して熱が移る訳ではないけれど、
 己を苛んでいた痛みが和らいだ気がして
 身を離そうとした意思も忘れ、身を任せる。

 彼は、寄り添うことを許してくれるだろうか。
 拒まれない限りはそのままの体勢で、
 彼の言葉と心音に耳を傾けるつもりだ。]
(64) 2022/08/13(Sat) 22:35:48

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

うん。

……うん。

[一緒に生きたい。あなたと。

       もう死にたいと思わない位に
    そう思わせない位に、なれるように。*]
(-25) 2022/08/13(Sat) 22:36:00

【人】 空虚 タチバナ

[彼の提案はそう長くなかった。
 けれど私より雄弁で、私よりずっとまっすぐだった。

 人の言葉をなぞる悪戯にはじとりと視線を向けたが、
 おぞましさよりも拗ねたような色が宿る。
 最初からこちらを怖れもしなかった彼にとっては、
 何の牽制にもならないだろう。]

  なんで……、

[また彼に理由を尋ねようとして、口を噤んだ。
 「あなたには他にも幸せがあるのに」なんて、
 傲慢にも過ぎる言葉だったからだ。

 私の地獄が世間にとって甘えであるように、
 私の思う彼の幸せも、彼には空虚なんだろう。

 それを贅沢だとは思わない。
 正しい選択ではないのかもしれないけれど、
 正しさが幸福を保証しないことは
 ずっと前から分かっていたのだから。]
(65) 2022/08/13(Sat) 22:36:10

【人】 空虚 タチバナ

[彼が私の名前を呼ぶ。
 そう長く離れていた訳でもないのに、
 頭の中で繰り返していた声>>32よりも鮮明な響きが
 澱んだ何かを流してくれるようだった。
 髪の先に縋っていた闇>>21がほどけていく。]

  ……結、むすぶ、 むすぶ?

[存在を確かめるように空いている方の手を伸ばす。
 色に浸る時よりもぎこちない、頬を撫でる仕草。
 寄りかかっていた身体を少しだけ起こして、
 彼の目が見える位置に顔を上げる。]

  ……ぁ、…… っ、 わたし で、
   …………わたしで、 いい ……の?

[もし心臓が残っていたら、
 鼓動の激しさに破裂していたかもしれない。
 無価値の真実を植えつけられた女には、
 求めた者が自分を欲してくれるなんて未来が
 訪れるとはどうしても信じられなかった。

 緊張に口の中が渇いて、何度も生唾を飲み込む。
 今にも「そんな訳ない」と返って来やしないかと
 いいや彼に限ってそんなはずはないと、
 正反対の感情に心がバラバラになる。]
(66) 2022/08/13(Sat) 22:37:02

【人】 空虚 タチバナ

[でも、私を知りたいと言ってくれた。
 手を離そうとしたのに、また見つけてくれた。

 期待するのは怖くて、信じるのは恐ろしくて、
 喪ってしまうのはきっと耐えられない。

 言葉で返事をするより先に、
 闇の拘束を解いた身体が彼に抱き着こうと跳ねる。]
(67) 2022/08/13(Sat) 22:37:15

【置】 空虚 タチバナ

― 夜の夢 ―


 ずっと、……ずっと一緒にいて、
 結で私をいっぱいにして。全部がいい。

 私の全部も……あげるから、
 結が痛くないように、ちょっとずつ、ぜんぶ。

 そうして――最期は、
 私が大切にあいしてあげる。
 
(L3) 2022/08/13(Sat) 22:37:57
公開: 2022/08/13(Sat) 22:40:00

【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結


  だから……できたらで、いいから。
  いっぱい……、 ぁ……わたし、を ね?

  ――ころして、ほしい の。
 
(-26) 2022/08/13(Sat) 22:39:06

【人】 空虚 タチバナ

[生者と死者の間には大きな隔たりがあり、
 お互いの望みを阻む理由も気づいている>>44
 この場所で生き続けるのは決して楽ではないだろう。
 けれど、不可能ではない>>0:69

 時を司る強い力はないけれど、
 もう二度と離してはあげられないから。

 諦めて、一緒に地獄こうふくへ沈んでもらおう。
 少しでも多く未練を育んで、彼の好まない絶望で
 死んでも私から離れられないように。

 私の選んだまことはここにある。
 結が取ってくれた手を、己の意思で握り返した。]*
(68) 2022/08/13(Sat) 22:39:31

【人】 空虚 タチバナ

― 選択の先/院内廊下→ ―


  ……出たいの?

[廃病院に似合わないデートという単語に面食らう。
 それから彼の外を望むような様子に、
 じとりとした視線を向けた。]

  ダメ。結は私の傍を離れちゃダメ。

[繋いだ手を引き寄せ、
 引き連れた闇が紐のように細く伸び、
 二人の腕の周囲にぐるぐると巻きついた。

 まだ恐る恐るといった域を出ないが、
 これまでよりずっと露骨に彼への執着を示す。]
(69) 2022/08/13(Sat) 22:39:52

【独】 勢喜 光樹

/*
書き溜めしてはいるんだが
投下した後で、あ。ちがう。そうじゃない。
となって、書き直してる間に時間が経っていく。

そうすると、四谷の驚異的な速さに追いつき
いつの間にか返事が来て
やべ……ってなる。(ありがとうございます)

まじこっち遅くて申し訳ない。
(-27) 2022/08/13(Sat) 22:40:32

【人】 空虚 タチバナ


  ……少なくとも今は絶対に出られないよ。
  外とは別世界だから。

[結局は正直に答えてしまうのだけど。
 彼がお腹が空いたというのなら、
 購買部や食堂の話をするつもり。]

  あ……料理、したこと ない。

[監視で母の時間を奪う手伝いは許されていなかった。
 だからきっと上手にできない。
 代わりに食器はすごく綺麗に洗うはずだ。
 まるで生きた人間みたいに手が荒れてしまったら
 ハンドクリームを塗ってくれたら嬉しい。

 もしかしたら、愚かだと切り捨てた過去の夢が、
 未来へ形を変えて蘇ることもあるかもしれない。]
(70) 2022/08/13(Sat) 22:40:35

【人】 空虚 タチバナ


  何……食べたい?
  食べ物の味、もう忘れちゃった。

[結に手を引かれるまま病棟の廊下を歩く。

 引きずる闇こそ離れたが、
 黒い髪に紛れて細い闇が揺らめいている。
 むしろ彼の片腕は解こうとしない限り捕らえたまま。
 さながら捕食でもされているような有様だろう。

 他の獲物にちょっかいを出す怪異は多くないはず。
 けれどもし彼に手を出そうとするのなら、
 威嚇くらいはするかもしれません。ね。]*
(71) 2022/08/13(Sat) 22:41:27

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―― →分娩室


コンクリの壁に、彼女の悲鳴が反響する。
生ぬるいだけだった空気が、振動を肌に伝える。

見せなければ良かった、と思う。
――胸の中にある大事な何かが、掻き出されるような感覚。
『私』ですら、そう感じるのだから。

『イモウトはまだ生きている』。
彼女の小さな希望は、たった今消えた。
残ったのは、魂の抜けた『イモウトだった物』だけ。
それが現実。
(72) 2022/08/13(Sat) 22:43:37

【独】 千早 結


/*

昇天(:->)〜
(-28) 2022/08/13(Sat) 22:44:07

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「――これは、夢だよ。
朝になって、おねぇちゃんの目が覚めたら、『イモウト』と一緒にこの病院から帰るんだ。
『僕達』の事も、ここで見た事も、全部忘れて、二人で帰るんだ。」

希望の潰えてしまった現実なら。
そんな地獄のような現実なら、甘い夢のような地獄に堕としてしまおう。

「『アタシたち』が、おねぇちゃんの目が覚めるまで一緒に居てあげる。
だから、泣かないで。」

影の中から、無数の小さな手が沸き立つ。
――けれど、『俺達』は彼女を慰めるように、ただ彼女の肩に、頭に、手を乗せる事しかできない。

「―〜~※―Ж――♪」

誰かが、調子はずれな歌を口ずさむ。
かつて、カナおねぇさんから教えられた曲>>0:115
『大好きな人を思って歌うのだ』と、おねぇさんは言っていた。
(73) 2022/08/13(Sat) 22:44:34

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「ねぇ、『私達』に言って。
このどうしようもない夢を、終わらせたい、って。」

彼女がそう言ってくれれば、『僕』は躊躇いなく彼女を甘やかな地獄に突き堕とせるから。
何も感じる事のない悪霊のように、彼女の心を壊すことが出来るから。
(74) 2022/08/13(Sat) 22:44:54

【赤】 水子たちの霊 ヒルコ

彼女の胎の中で、『私』が震える。
なだれ込んでくる彼女の恐怖が、『僕』を大きくする。
まるで、「赤子が育つ」かのように。
何故そうなったのか、それは『アタシ』自身もわからない。

すくすくと膨れ上がる『俺』に、彼女は気が付くだろうか?*
(*12) 2022/08/13(Sat) 22:45:57
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a14) 2022/08/13(Sat) 22:46:23

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a15) 2022/08/13(Sat) 22:47:13

【独】 千早 結

/*

>>69
mlj(tdxtaptMmjgadpjm'wwjdgdtw'wm@mm@Jw(dggwtm''jjgd
(-29) 2022/08/13(Sat) 22:48:39

【独】 空虚 タチバナ

/*
愛子ちゃんの表情の替え方がうまい
映像をカットで見ている気分でしたね
天才おったな

勢喜さん四谷さんは心の赤子が大フィーバーです
もう生きな……生きて帰ろう……怖いもののいない優しい世界で暮らそう……
(-30) 2022/08/13(Sat) 22:49:08
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a16) 2022/08/13(Sat) 22:50:08

【独】 千早 結

/*
>>72
ttdJJw'gdtMmapmJmdagmJwTagmtmtwtmgdga_m'w'jpagA
(-31) 2022/08/13(Sat) 22:50:40

【人】 陶酔 カナ

―いつかの日・ヒルコと―


[>>1:172病室内に幼い子供の歌声が響く。
水子の歌は段々と上手くなってきた。
彼の持ってきたお土産に女は陶酔したように目を細める。
黒いビニール袋の中から聞こえるのは生者の──■■の呻き声だ。]

ありがとう、ひーちゃん。
■■さんをこんなに連れてきてくれて。

[女はヒルコの頭に手を伸ばした。
嫌がられなければ、そのまま優しく撫でる。
女は子を孕む事はなかったので、彼らの母親ではないけれど。]
(75) 2022/08/13(Sat) 22:51:32

【人】 陶酔 カナ

[恋人は一人だったのに、何故沢山の生者を求めるのか?

その矛盾は怨霊となり果てた本性故か。
一人よりも複数人の方が“当たり”を引く可能性があるからなのか。]
(76) 2022/08/13(Sat) 22:51:52

【人】 陶酔 カナ

勿論。聞いていてね。

[>>1:173そうしてビニール袋の縛りを外していく。
中にはほとんど意識のない者もいたが、その中の一人の頬に両手を添えた。
そうして睦言のように甘く囁く。]

ねぇ、■■さん。
覚えているでしょう?
貴方の大好きだった歌だよ。

──♪

[病室には壊れた女の歌声が響いていた。**]
(77) 2022/08/13(Sat) 22:52:14

【独】 水子たちの霊 ヒルコ

/*
カナさん、大丈夫かな?
ソロになってしまってるから、ちょっと様子見ないと
(-32) 2022/08/13(Sat) 22:52:30

【独】 水子たちの霊 ヒルコ

/*
よかった、いらっしゃった
(-33) 2022/08/13(Sat) 22:52:56

【独】 陶酔 カナ

/*
誰かと会っている時でなくて良かったというべきか。
体調優先させて頂きますね。
(-34) 2022/08/13(Sat) 22:53:23

【独】 四谷 隆史

―――― 女は嗤う ―――

[異界と化したこの場でも
実体化できぬ女は、笑っていた

自分との間にできた子を殺したことを
ただ、一緒に悲しんでほしかった
ただ、その子の名を呼んでほしかった

でも返ってきた言葉は女を絶望させるに十分だった
LINEの返信もない。既読もつかない
だから女は、早朝に学校の屋上から飛び降りた

女は思った
貴方は喪った苦しみを知らない
腹の中で育む命が掻き出される悲しみを知らない
同じ目にあえばいい。でも男であるあなたは子を孕めない

ならば、同じように大事な者を得ればいい
それがもしも、できたのならあの時の
私の悲しみを知るでしょう
私の苦しみを知るでしょう

喪いたくないものを喪わざるをえなかった私の心を
顧みてくれるでしょう
その時漸く、私とまなぶは。あなたに見てもらえるわ]
(-35) 2022/08/13(Sat) 22:54:32

【独】 空虚 タチバナ

/*
千早さんは最初から最後まで天才で最高なんだけど
ほんとね 夢がね あところしてくれていいがとてもね ツボでしたね

元々の設定的に感情や意思の頑なさがこちら側に多くて
無口なりに表情や行動で伝えられる分は投げてはいるつもりなんですが、それでも普通に拾いにくくない?と思っている 思ってはいる すまない

村の想定より怨霊のシリアスみを増してしまったのでは
ハッピージャムジャム怨霊いるよくらいで良かったのでは
プロ不参加だったので急遽土台を建設したら、うっかり人の業を建材にしてしまってね へへ
(-36) 2022/08/13(Sat) 22:54:47
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a17) 2022/08/13(Sat) 22:55:50

【独】 四谷 隆史

[その時に悔いてよ。悲しんでよ
そして今度はあなたが味わうのよ。心を許す人ができたなら
これからずっと、ずっと得たものを
喪うかもしれないという恐ろしさを味わい続けるの


――……それでようやく、あなたはあの時の私になれる*]
(-37) 2022/08/13(Sat) 22:55:51

【独】 千早 結

/*
えもすぎてキーボードをばんばんした
(-38) 2022/08/13(Sat) 22:59:18

【独】 空虚 タチバナ

/*
とにかく千早さんがずっと優しく包み込んでくれたからここまで特別になりました うれしはずかし想定外です
だからこそお願いをひたすらに叶えない流れが申し訳なく 本当にすみません……

だって! 気持ちが満たされたら成仏しちゃいそうだから!
怪異ってえっちなのニガテなやつもいるし!
タチバナそっちは全然大丈夫だけど!

そもそも苦しみ昇華する想定がなかったんですよ だって怪異側だもん 怖がられるのが仕事かと思って 過去話はただの土台だ
怖がらない千早さんだからこそ怖いって思えたとこあるし(ショックはすまない……)こっちがやりたいことやりきれた分 ほんと やりたいことあったら なんでも言って欲しい なんでもします らぶ
(-39) 2022/08/13(Sat) 23:01:29
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a18) 2022/08/13(Sat) 23:02:50

【独】 空虚 タチバナ

/*
珍しく独り言いっぱい書いてるけど
ここまでセーブしてた分の気持ちをぶわっと書けてはしゃいじゃったね 執着隠さなくていいのやったー

タチバナの話し方は意識してほんのちょっとだけ幼くしてます
〜だわとかあまり言わなくなったくらい
(-40) 2022/08/13(Sat) 23:05:02

【独】 空虚 タチバナ

/*
千早さん、勢喜さん四谷さんに会えたらいいなしてるのかなと思ってるけどどうなんでしょう
二人がお部屋から出てくるかは分からないけど、三人が話すタイミングがあるといいですね
タチバナが離れたの、これもありましたからね 実現するかは別として
バファとてもよいわかる……浄化の光だから
怪異あまり優しくできないからいっぱい優しくして……

カナちゃんお大事にだしヒルコさん愛子ちゃんも楽しみ
手が空いてしまった方がいたら何か振りたい気持ちだけもっておこ
(-41) 2022/08/13(Sat) 23:09:28
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a19) 2022/08/13(Sat) 23:20:46

【人】 勢喜 光樹

[あの時、どうして声を掛けたのだろう。>>0:136
無視することだって出来たはずなのに。
いつだって、放り投げられたはずなのに。

  「死ぬ前の暇潰し」だと、気紛れを───

…ああ、多分。違うな。

両親からはゴミのような扱いを受け
外に出ても、すぐに棄てられた。

四谷を見棄てるということは、
自身をも見棄てるのと同義で


それは、もう───

       死ぬことすら出来なくなる、と]
(78) 2022/08/14(Sun) 0:06:28

【人】 千早 結



[形を保つ、とでも言うのだろうか。無意識に顕現する現象なのか。誘うままに自重を預ける彼女の様子はとても危うく儚げな存在にも感じるのに>>64

溢れる吐息には確かな音色だってある。
触れれば柔らかな絹肌の感触もある。生者の温かさではないとしても、じんわりとぼくの体温は彼女の肌に滲んでは溶けていく。

ただの物ではない、在るだけではない、
互いに干渉出来るのだと改めて実感できる事が嬉しい。うっすらと拗ねたように、迷うように溢れる表情ごと、跳ねる彼女の身体を抱きとめた>>67]

   
(79) 2022/08/14(Sun) 0:07:27

【人】 千早 結



   
[奪うではなく与えるという。
与えられる事にも怯えていた彼女が。


    ────▓▓して欲しいと
           ぼくに求める。


その意味をきちんとぼくたちは知っている。
満たす、という言葉の意味を]

   
(80) 2022/08/14(Sun) 0:07:53

【独】 千早 結

   

   
   
   きみを失ってしまったその時こそ
   ぼくは本当の意味で
   「未練」という言葉を知る事になるのだろう

   
   
(-42) 2022/08/14(Sun) 0:09:33

【人】 勢喜 光樹

[己の血で、これ以上お前を穢したくなくて
抱き寄せる時に、拳を握っていたけれど
余計に血が溢れて、ぽたぽたと床に滴り落ちていた。

だがそんな傷、己はどうでも良かった。
それぐらい、心の方が痛くて仕方なかった。

それ以上に、お前の方が……>>60]

………そう、だよな。

[誰かが死ぬのを見るのは………
もう、見たくないよな。

「痛かった」「怖かった」>>61
その言葉通り、痛みを与えてしまった事が酷くつらい。
己が要因の一端になっていたことが、猶更に。]
(81) 2022/08/14(Sun) 0:10:05

【人】 千早 結



 ──→特別個室病棟──

 
 君と服を選んだり、
 星を眺めて歩いたり
 色々な所にも行ってみたいなって…!
   

[>>69腕に絡む影の枷に盛大に噴き出しながら
一人でじゃないよと苦笑した。
彼女の些細な仕草一つ一つが殊の外心を満たして行くものだから、2年を待たずしてぼくの余命いのちが持つのだろうかと不安にもなる]


 じゃあ、購買に立ち寄ろう
 チンして食べられそうなものとか
 簡単に作れそうなものだとパスタかな
 かれんは、何パスタが好き?

   
[ゆらゆらとうすら漂う闇に捕らえられながら、お金はいるのかとか、テレビカードはいるのだろうかなどと場違いな思考を張り巡らせている。

異次元という世界で死に向かって生きると言う選択を、もう少しだけ生きていたかった君と二人で過ごすために]**
   
(82) 2022/08/14(Sun) 0:10:22

【赤】 勢喜 光樹


[ 黒い影と同調した>>1:57>>1:158
どす黒い感情
が、霞む程に。]
(*13) 2022/08/14(Sun) 0:10:39

【人】 勢喜 光樹


俺は………生きてるから。
そしてお前も………生きている。

[こんな事で、こんな言葉で
お前を安心させられるかは分からないけれど。

腕の中でも泣いているお前は
先程とは違った涙を流していると思うから。>>62
きっともう、あんなに真っ白で
哀しみに満ちた顔はしていないような気がして。

その表情が見たくて、そっと身体を離す。]
(83) 2022/08/14(Sun) 0:11:06

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史

[漸く見られた、お前の笑みは
やっぱり泣いている顔なんかよりも、ずっと良い。と]

………お前が、教えてくれたからな。

[その表情が崩れないように
誓うように、まっすぐ見据えながら。
問われた声に、呟きに呼応した。]
(-43) 2022/08/14(Sun) 0:11:33

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史

[生きる理由を、意味を。
お前が俺に教えてくれた今は
死ぬことなんて、選べなくなってしまった。

本当は………
そんなに難しい問題じゃなかったのかもしれない。

誰もが当たり前に受けるべき愛情や、優しさを
誰からも与えられて来られなかっただけで。]
(-44) 2022/08/14(Sun) 0:12:12
千早 結は、メモを貼った。
(a20) 2022/08/14(Sun) 0:15:34

【人】 勢喜 光樹


生きよう。
"一緒"に、此処を出るんだ。

[もう、「お前は帰れ」とは言わない。
此処に居る理由は、俺にももうないんだ。

   お前が、"生"へと繋ぎ止めてくれる限り───]

そしてチハヤも………
もう一度、探そう。

[あんな光景を目の当たりにしてしまったら。
チハヤではないと、強く否定されなかったから。
生存は絶望的かもしれないけれど

俺も、四谷も
チハヤが死んだ姿は、まだ見ていない。
死んだと決まった訳ではないのだと
お前に、希望を与えたくて。*]
(84) 2022/08/14(Sun) 0:16:49

【独】 空虚 タチバナ

/*
希望 いけるか 大丈夫か
三人会えるのとても嬉しいけれども やったぜ
場合によってはタチバナ隠れる説 あります まかせて
(-45) 2022/08/14(Sun) 0:19:20

【独】 空虚 タチバナ

/*
千早さんは天界のチョイスも上手いけど
情景描写がひたすら美しくてテンションが上がる
語彙 食べさせていただいても?
(-46) 2022/08/14(Sun) 0:20:17

【独】 空虚 タチバナ

/*
違う展開です 天使だけど天界には帰らないでください
(-47) 2022/08/14(Sun) 0:20:38

【独】 千早 結

/*

主よ、人の望みの喜びよの曲がループしてる
(-48) 2022/08/14(Sun) 0:24:25
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a21) 2022/08/14(Sun) 0:25:45

【独】 千早 結

/*

とかいってたら勢喜くんこんなハッピー星人しててごめんなさい....
(-49) 2022/08/14(Sun) 0:26:05

【独】 勢喜 光樹

/*
勢喜がめっちゃポジティブマンに変わって笑ってる。

なんだこいつ単純かよ……。
(-50) 2022/08/14(Sun) 0:28:08

【独】 勢喜 光樹

/*
最初は、普通に死んでお化けになって
生者とキャッキャウフフしたいなぁと考えてたけれど
そうも出来なくなってしまった。

勢喜はそれだけ優しさに飢えていたんだろうな。
(-51) 2022/08/14(Sun) 0:32:56

【独】 勢喜 光樹

/*
最初から死者として入れば良かったのかと言われると
なんかそうではないんだよな。

死んでしまった経緯や理由を書くより、
これから死のうとしている人間を書きたくなった。
(-52) 2022/08/14(Sun) 0:35:37
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a22) 2022/08/14(Sun) 0:41:51

【人】 四谷 隆史

[心細さと、また見捨ててしまった恐怖と絶望と
罪悪感に押しつぶされそうに蹲っていた己を見つけ、
声をかけた貴方の瞳はどこか寂しそうな気がした

一緒に探してくれるという言葉に甘えた
其れから探すうちに彼の目的を知って

それから――……]

[漸く、逃げてきた過去に振り向いて
そして現在を逃げないことに、決めたのだ]
(85) 2022/08/14(Sun) 0:47:55

【人】 四谷 隆史

[ぽたぽた、と手から零れる雫は赤く
病室の床と対照的なコントラストを描いている

まるで彼の命の欠片が零れ落ちるかのようで
尚更に怖くて痛みを覚えたのだ

誰かが死ぬのをではなく、
貴方が死ぬのを見たくなかったんだ>>81

心が、触れた場所から伝われば良いのに。]
(86) 2022/08/14(Sun) 0:48:25

【人】 四谷 隆史

[ぽたぽた、と手から零れる雫は赤く
病室の床と対照的なコントラストを描いている

まるで彼の命の欠片が零れ落ちるかのようで
尚更に怖くて痛みを覚えたのだ

誰かが死ぬのをではなく、
貴方が死ぬのを見たくなかったんだ>>81

心が、触れた場所から伝われば良いのに。]
(87) 2022/08/14(Sun) 0:48:25

【赤】 四谷 隆史

        (……。)

(そっと、足から手を離した***は

 ふよりとその場所を離れて彷徨う

         軈て生きながら常世を見る

 おとうさんの、おともだちを見つけることになるのだけど>>28
(*14) 2022/08/14(Sun) 0:48:55

【人】 四谷 隆史

[生きている、いきている
俺も、セキさんも。

それが、よかった。
それだけでよかった。

血錆の香と、触れた場所の温度が
紡ぐ言の葉が、それを肯定してくれるのだから>>83

でも、流石にぐっちゃぐちゃの顔を見られたら
恥ずかしいものではあったのだけど]
(88) 2022/08/14(Sun) 0:49:10

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

 ……へへ。

[ああ、嬉しいな。と思う
タイムリミットの砂時計
落ちきる前に掴めたかのような、心地で

これから、をできるなら
刻んでゆきたい。紡いでゆきたい

その中であなたが貰えず、俺が貰っても手離してしまってた
情や、優しさを。貴方に渡したいと願っている]
(-53) 2022/08/14(Sun) 0:49:35

【人】 四谷 隆史

 勿論!
 一緒に……出よう。ここから。

[お前は、じゃなく一緒が嬉しい。だから俺は強く頷く

チハヤさんだって。もしかしたら攫われただけで
まだ生きてるかもしれない。
それがどんなに絶望的でも
死んだ姿を見たわけじゃないんだ

何時、どうやってここから出られるか、ってのはわかんない
それでも希望が僅かでもある限りは探したいのだ。

(勿論、チハヤさんが怪異の女性と触れ合い
 何を思ったのか――何を決したのか
 ってのは知る由もないのだけど)

でもまずは――]

 ……でも、それは セキさんの
 手の手当て、してからね。

[痛いでしょ。って指摘して
……未だに処置室は怖い。どこか他に手当できる場所があれば。
どうしてもなかったら、チハヤさんに処置して貰った場所に行くしかない。

何にせよ。手当の前にまず止血から始めよう。*]
(89) 2022/08/14(Sun) 0:49:56

【独】 勢喜 光樹

/*
つらい……>>53

絶望に変わる瞬間って、見ているだけでも心苦しい
(-54) 2022/08/14(Sun) 0:54:12

【秘】 四谷 隆史 → 千早 結

― 名もなき病室にて>>28 ―

 ……おとう さんの おともだち?

[まなぶ、と名付けられ。父に呼ばれぬまま
この世に生を受けることもなかった命の欠片は
病室の一室にいる

おとうさん の おともだちを見ていた

おとうさん が さがしてたのをしってる
だから みてたのだけど
まなぶ が みえるのだろうか

まなぶのこえ  きこえるのだろうか]

 おとうさん おなまえ よんで
 まなぶの……  おなまえ

[それだけを願う人魂にもなれない残滓は
透明で、いまにも消え入りそうな声で願いを零す

名を呼んでほしいのか? 問われ頷けば
自分を撫でる手があった

……それで、この残滓は理解する
おとうさん の おともだち も
もうはんぶんは こちらのほうの ひと なのだと]
(-55) 2022/08/14(Sun) 0:54:19

【秘】 四谷 隆史 → 千早 結

― 名もなき病室にて>>28 ―

 ……おとう さんの おともだち?

[まなぶ、と名付けられ。父に呼ばれぬまま
この世に生を受けることもなかった命の欠片は
病室の一室にいる

おとうさん の おともだちを見ていた

おとうさん が さがしてたのをしってる
だから みてたのだけど
まなぶ が みえるのだろうか

まなぶのこえ  きこえるのだろうか]

 おとうさん おなまえ よんで
 まなぶの……  おなまえ

[それだけを願う人魂にもなれない残滓は
透明で、いまにも消え入りそうな声で願いを零す

名を呼んでほしいのか? 問われ頷けば
自分を撫でる手があった

……それで、この残滓は理解する
おとうさん の おともだち も
もうはんぶんは こちらのほうの ひと なのだと]
(-56) 2022/08/14(Sun) 0:54:19

【秘】 四谷 隆史 → 千早 結

[おかあさん は まなぶといつもいっしょにいるけれど
もう どろどろとして しくしくして
ひとのかたちを 保てなくなってしまった

でもおとうさんのおともだちは こっちがみえて
でも、あっちがわ

ふしぎな ひと

ざいあくかんは わからないけど
おとうさんが悲しんでいるのを 残滓はみていた
だから小さく 頷いた>>29

ふしぎ、ふしぎ。 

大丈夫だよと撫でる青年の周囲を漂う
今まで何度も言っても、聞こえないのをしってるけど
でも、とてもふしぎ そうであればいいなと
それは 小さく笑むように きらきらと残滓を震わせた]

(それも夢、と思われるだけかもしれないけど)
(-57) 2022/08/14(Sun) 0:58:44

【秘】 四谷 隆史 → 千早 結

[おまじないのようなことば

それはきっと おとうさん の おともだち の ねがい

ちいさな残滓は、涙の粒のように
きら、きらと光の粒を零しながら消えていく

最後に微かに頷くような仕草を見せて*]
(-58) 2022/08/14(Sun) 1:00:28
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a23) 2022/08/14(Sun) 1:03:53

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a24) 2022/08/14(Sun) 1:03:53

【人】 名坂愛子

―― →分娩室にて>>72

夢……?これは、夢?

[もしかしたらという心の隅に感じていた可能性。まさか妹に限ってそんなと思いながらもここまで来た。
その結末は、酷くあっけないもの。
どうしてこうなったのか、悲鳴と嗚咽でぐしゃぐしゃになりながら、彼の言葉が壊れかけている心に染みわたる]

そうだ……帰らなきゃ……
妹と一緒に……帰るんだ……

[だんだんと譫言のようになりながらも、その言葉を支えに何とか心を保つ。
慰めるような無数の手も、怖さよりも安らぎを感じる。
調子はずれな歌も、こちらを慰めようとしてくれるのが分かって、少しだけ心が落ち着いていく。

もっとも、それらにすがったとして目の前の現実は変わらない事からは目をそらして]
(90) 2022/08/14(Sun) 1:50:17

【人】 名坂愛子

そうだ、夢……夢から醒めて、早く妹と一緒に家に帰らないと
こんな悪夢なんて……早く、おわらせないと……。

[妹のいない、目の前の現実悪夢なんていらない。
それなら彼の言葉>>74通り、こんな夢を終わらせなければ]
(91) 2022/08/14(Sun) 1:50:37

【赤】 名坂愛子

[>>*12お腹の中で何かが大きくなる感覚。
それさえも、こんな絶望の中では気になるものではない。

むしろ何かが育つごとに心地よささえ感じる。この心地よさに身をゆだねれば、きっとこの絶望も悪夢も無くなってくれる……そう感じていた]*
(*15) 2022/08/14(Sun) 1:50:51

【人】 空虚 タチバナ

― →購買 ―


[結と己を捕らえた影は痛みこそないが、
 身じろぎを封じる程の圧迫感を与える。
 触れ合った腕、服越しでも彼の体温を感じた。

 どれだけ触れ合っても同じ温度にはなれずとも、
 彼の生きたぬくもりが何度も滲んで溶けていく>>79

 長らく感じていなかった、
 あるいは初めて感じる心地よさだった。
 肌を重ねる鮮烈な快感とは違う穏やかさが、
 永久に己を苛み続ける痛みから遠ざけてくれる。

 今この瞬間は、頭痛が心を乱すことも
 混じった誰かの情景が全身を傷つけることもない。

 だから彼が噴き出して懸念が杞憂だと分かっても、
 片手の不便を訴えられるまでは
 拘束が緩まることはなかっただろう。]
(92) 2022/08/14(Sun) 1:55:22

【人】 空虚 タチバナ

[道中、結の語る展望は、
 生者らしく陽光の下を歩くような光景だった。
 当たり前のようにここを離れることを口にする彼。
 想像もしなかった内容に死を湛えた目を見開く。]

  どう……かな。

[命ある彼はどこへ行っても息ができるだろうけれど、
 本来ここに在るべきでない自身は
 この病院に渦巻く怨念や邪気によって力を得た身だ。
 もちろん、己の感情ありきではあるけれど、
 ここを離れても今の質量を保てるとは思えない。

 ――それに、強い力を持つ彼女>>0:1
 彼女が寄りそう彼>>0:0が逃がしてくれるかどうか。
 死者との交流をあまりしてこなかった自身には
 どうにも判断がつかなかった。

 つくづく、何もかも違う存在なのだと実感する。
 捕らえたままの腕の先、繋いだ手を強く握った。]
(93) 2022/08/14(Sun) 1:55:42

【人】 空虚 タチバナ


  そうだな……うん。
  …………結となら、いいよ。

[自分のために生きたままの結をここに閉じ込めたら、
 病気を患っているという彼>>1:2の余命を待たずに
 その命を取りこぼしてしまうかもしれない。
 もしくは精神の方がやられてしまうかも。

 彼の全部が欲しいけれど、
 好まない苦痛を与えたいとは思わなくなっていた。

 だから事実も感情も偽らず、口を閉ざさず、
 ありのままの想いを彼に告げよう。

 痛くないように、少しずつ。
 私を分け与えると約束したのだから。]
(94) 2022/08/14(Sun) 1:55:58

【人】 空虚 タチバナ


  だから……離れるのだけ、やだ。

[どこにもいかないで。一緒にいて。
 やがて新鮮な気持ちがなくなっても飽きないで。
 ずっとずっと、死ぬまで、死んでも、
 私以外を選んではいけない。

 だって、あなたは私だけの獲物ひとだから。

 いつかはこの感情のすべてを彼に明かすのだろう。
 しかし、今はこわごわ様子を伺いながら
 距離を縮めて甘えるだけだ。]
(95) 2022/08/14(Sun) 1:56:19

【人】 空虚 タチバナ

[普段精神病棟ばかりを彷徨い歩いているが、
 さすがに食堂や購買といった目立つ場所は分かる。
 結を案内しながら、彼の話>>82に耳を傾けた。]

  んー……もうよく覚えてないけど、
  ナポリタンは子どもの頃食べてたな。冷凍のね。

[仕事が忙しい母だったが、
 自身が台所に立つことは許されなかった。
 必然的に出来合いの物が食卓に並ぶ機会も増える。
 冷凍食品のナポリタンはメニューのひとつだった。

 なお、女自身に自覚はないが、
 死して既に20年近く経っている。
 つまり女の死と彼の生がほぼ同時期な訳で、
 話の内容によっては時代の齟齬が生まれたかも。
 ところどころ記憶が曖昧なので、
 そう起きることではなかったはずだ。
]*
(96) 2022/08/14(Sun) 1:56:52

【人】 空虚 タチバナ

― 特別個室病棟 ―


[特別個室病棟は病室エリアの上階にあった。
 お金持ちという存在は高い場所が好きなのだろうか。
 当時であれば階下の景色を見下ろせただろうが、
 異界化した今は満足に外を見ることも叶わない。]

  わぁ。

[ある程度整った部屋を見たのは久しぶりだった。
 通常個室より上等なベッドは他より形を保ち、
 食事のとれそうなテーブルや椅子も並んでいる。
 洗面台や専用のシャワールームもあったか。

 理由は分からないが、
 生活に必要な最低限のライフラインは
 なぜか今も機能していた。

 さすがに電子レンジまであったかは定かではない。
 故に、購買部にも冷凍の商品は少ないかもしれない。
 運搬のために離した両手には、
 結の腹を満たすための食事が抱えられている。]
(97) 2022/08/14(Sun) 1:57:19

【人】 空虚 タチバナ

[テーブルの汚れを払って商品を置くと、
 興味深そうに室内を見回した。]

  わぁ。……広い。
  わぁ。……ここはクローゼット。
  わぁ。シャワールームも狭くないね。

[入院していた頃の記憶は曖昧だが、
 どう考えてもこんな豪華な場所ではなかった。
 専用のシャワールームなんて初めて見た。

 長い間ここにいたのに、知らなかった場所。
 やはり彼と己は何もかもが違う存在だ。
 しかし、今度はどこか嬉しそうな空気を滲ませ
 黒い髪と闇を揺らして部屋の中を探索した。]**
(98) 2022/08/14(Sun) 1:58:11
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a25) 2022/08/14(Sun) 2:04:31

【独】 空虚 タチバナ

/*
主よ(眠)

ワードセンスもすきだなー
(-59) 2022/08/14(Sun) 2:05:49

【赤】 勢喜 光樹

[誰がこの
を受け止めた?

        それは───…四谷お前だった>>8]
(*16) 2022/08/14(Sun) 10:16:31

【人】 勢喜 光樹

[誰かチハヤがお前に手当をしたように>>0:54
今度はお前が、己の傷を癒そうとする。

その幼さの残る、温かな掌で
滴る血を、止めようとする。>>89]

……平気だ。
これぐらい、どうってことない。

[お前に与えてしまった傷に比べたら。>>87
己の傷など、傷にすら値しないとすら思うのだ。
平気。そうは言いつつも、拒むことはせずに
止血をしようとする、その優しい手の温かさを、
己は大人しく受け入れるのだろう。]
(99) 2022/08/14(Sun) 10:16:57

【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史


………ありがとう。

[不器用ながらも、微笑わらってみせる。
お前のような笑みは出来ないけれど。

なんとなく、お前の気持ちが
なんとなく……分かったような気がした。]
(-60) 2022/08/14(Sun) 10:17:41

【人】 勢喜 光樹

[哀しみの涙に塗れたお前も、>>88
死のうとした俺も、もう居ない。

生きることを、互いに約束して。
此処から出ることを、決意したのだから。>>89

強く頷く表情。そこに、絶望は見えなかった。
だから己も、静かに。そして強く、頷く。]
(100) 2022/08/14(Sun) 10:20:27

【人】 勢喜 光樹


病室を出よう。
チハヤは探しながら……出口を先に確保しておきたい。

この病棟では、それが難しそうだからな。

[ベッドから立ち上がる。
その時も、スプリングの軋む音が響いた。

振り返り、窓に付いた古びた鉄格子を見つめる。
何も道具がない今、無理矢理こじ開けることは出来ない
その道具を探すくらいなら、この近くの他の出口を
探した方が効率が良いだろう。

そこまでに、運良くチハヤと再会出来たなら
すぐにでも脱出できるかもしれないし
仮に見つけられなかったとしても
何かがあった時、すぐに四谷を逃がせるから。]
(101) 2022/08/14(Sun) 10:21:50

【人】 勢喜 光樹


………行けるか?

[四谷の体力を気に掛けながら、手を伸ばす。
その手を取ってくれたなら、きっとすぐにでも
この病室を後にするだろう。

そこ残るのは、床に落ちた刃物と滴り落ちた血の跡だけ。

死のうとしていた己は、きっと此処で"死んだ"のだ。
]
(102) 2022/08/14(Sun) 10:22:39

【人】 勢喜 光樹

─病室→精神病棟エリア廊下─


[病室から出た後は、このエリアから出るため
己は四谷の手を引きながら、廊下を歩き進むことだろう。]

………チハヤは
もう、このエリアには
居ないかもしれない、な。

[どういう原理かは分からないが
最初にチハヤが消えた時と同じように>>1:63
あの怪異に飲み込まれて行ったのが、
チハヤだったとしたら
別の場所に連れ去られたのかもしれない。

四谷の話を聞いている限りでは
このエリアは元々、2人が居た場所ではなかった。
ならばきっと、また別の何処かに居ても
不思議ではないのかもしれない。]
(103) 2022/08/14(Sun) 10:26:09

【人】 勢喜 光樹

[随分、この廃病院にいる気がするが
どれだけ時間が経過しただろう。
少なくとも、1〜2時間程度ではないはずだ。]

彷徨っていられる時間も
限られているのかもしれないな。

………急ごう。

[四谷の手を取りながら、急ぎ足で歩く。
手当のお陰で、掌の血は止まっているものの
その手で四谷を掴むことはしていないだろう。

不思議と焦燥感が芽生えていた。

それは生きる理由が出来たからなのか、
再び怪異と遭遇することを、恐れてのことだったのか。]
(104) 2022/08/14(Sun) 10:44:16

【人】 勢喜 光樹

[…僅かに。

何処からともなく、"歌"が、聴こえた気がした。>>0:63
それは今この近くで、誰かが歌っているというよりも
もうずっとずっと、昔から口遊んでいた歌が
この病棟内に、"念"として遺った、何かのように。

おそらく、己のみに聞こえたものだったかもしれない。
幻聴のような何かかもしれない。
だから四谷に話すことは、出来ないでいた。

その歌の主に逢わないことを、願いながら。>>1:138]*
(105) 2022/08/14(Sun) 10:45:02
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a26) 2022/08/14(Sun) 10:49:24

【独】 四谷 隆史

/*
カナちゃんとエンカウント……かも!?
わくわく。これで■■さんに
セキさんが認定されるかも!?わくわく
(-61) 2022/08/14(Sun) 11:11:32

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―― →分娩室にて>>90>>91>*15


彼女が、夢の終わりを望む。>>91
心の奥が、氷のように冷えていく。

「――わかった。」

彼女の背を撫でるだけだった無数の腕が、力づくで『イモウト』から引き剝がし、そのまま分娩台へと抑え込む。
『イモウト』が晒されていた、分娩台へと。>>1:61

小さな手が、服の上から身体を弄り、両脚を割り開いてしまう。
彼女が身に着けているのがスカートの類なら、その下を隠す事は叶わないだろう。

群がる手が、彼女の上着を握りこんで、てんでバラバラの方向へ乱暴に引っ張り――衣が裂ける高い音が響いた。
まずは上半身、胸元のリボンも、カーディガンも、その下のシャツも、引きちぎられてただの布きれとなって、彼女の柔肌を晒していく。
(106) 2022/08/14(Sun) 11:32:00

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「――うそ。」


視線が、露わになった彼女の腹部へ注がれる。
『私』が宿った場所が、僅かにではあるが、膨らんでいる。
本当に新しい命が宿っているわけではない。
切り分けた『僕』が潜り込んでいるだけ、と分かってはいるが、その様は――

「お母さん?」

両手が、腹部に触れる。
掌に、吸い付くような肌の感触と、彼女の体温と、しっかりとした抵抗を感じた。
(107) 2022/08/14(Sun) 11:32:32

【赤】 水子たちの霊 ヒルコ

「やっと、見つけた。」

彼女の上半身に唯一残っていた下着に手が掛かり、躊躇いなく左右へ裂いた。
そうして、彼女の下半身にも腕が集い、服の下にも潜り込んで下着に手をかけ――一息に引き裂いた。

「『アタシ』を、生んでくれる人。
『俺』の、お母さん。」

露わになった秘裂に、そっと口付ける。
体温の無い、氷のように冷たい口づけ。
血色の悪い舌が這う、『僕達』を生んでくれる大切なお母さんを、慈しむような穏やかな愛撫を与えていく。**
(*17) 2022/08/14(Sun) 11:33:03
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a27) 2022/08/14(Sun) 11:37:05

【人】 四谷 隆史

 でも痛そうだから……。

[平気だというけど、俺には滴る血も相まって痛く見える
――互いに、互いの傷を慮る中、
傷の痛みに心を痛めるのも互いにかもしれない

拒まれたら俺が平気じゃないと手当しようとしたので
拒まれずに一安心していた>>99

そこにある熱を、慈しむように。]
(108) 2022/08/14(Sun) 12:08:24

【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹

 ……。

[ああ、セキさんが笑った。
それが嬉しくて。あたたかくて

――あなたが生きててくれて、うれしい]

 どう、いたしまして。

[俺も笑う。とても、嬉しそうに]
(-62) 2022/08/14(Sun) 12:08:43

【人】 四谷 隆史

[病室を出る提案をする彼に頷く。
家に帰るまでが遠足と昔保体担当のゴリ松がいっていたけれど
それこそ、チハヤさんを見つけたとしても
ミイラ取りがミイラになる可能性はあった

出口……兼、入り口のエントランスまでは少し遠く
他に出入り口が確保できるならそれが良い。


伸ばされた手に、うん。とうなずいて掴む。

2人が去った後の病室にはもう、誰も*]
(109) 2022/08/14(Sun) 12:09:05

【人】 四谷 隆史

―→そして廊下へ ―

[相変わらず、廊下は照明はついているが薄暗いように感じる。
ひかれる手の温かさが、これが現実と認識する鎹のよう]

 ……堕胎室で消えて、
 次に見え、た。多分チハヤさんと思う人が
 ここの廊下、だったから。

 ……確かに、そうかも。

[何が起こっても不思議ではないこの場所
若しかしたら別の所
或いは入口にいたりして。実際どうなのかはわからないけど

と、セキさんに首肯する。>>103

時間の感覚は曖昧で。
随分長いこといる気がするのは、多分少し休んでも
未だ不安と、疲れが体を蝕んでいるからであろう

それでも、セキさんがいるなら大丈夫だと
根拠はないけど、そう思っていた。]
(110) 2022/08/14(Sun) 12:09:18

【人】 四谷 隆史

 う、うん。

[セキさんの傷のない方の手を握り
たっ、たっと暗い廊下を急ぎ足。

足音と、呼気がやけに廊下に響くような気がした
――本当にそれだけ、なのだろうか]
(111) 2022/08/14(Sun) 12:09:34
 




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生存者 (7)

ヒルコ
0回 残 たくさん

皆お身体大事に

36回 残 たくさん

ながああい

四谷 隆史
32回 残 たくさん

次昼にチラ見予定

名坂愛子
0回 残 たくさん

23時以降かも

カナ
0回 残 たくさん

オフ

勢喜 光樹
42回 残 たくさん

21時くらい

タチバナ
63回 残 たくさん

おはなだよ

犠牲者 (1)

カミシノ(2d)
0回 残 たくさん

 

処刑者 (1)

???(3d)
0回 残 たくさん

 

突然死者 (0)

舞台 (0)

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