人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ

「言われた通り、今日はちゃんと休もうと思うのです。
 また明日、酒場に出られるように」

そう言って今日のところは立ち去るのでしょう。

そして、貴方から名前で呼ばれる時には 花のような笑顔を向けるのです。
(-165) 2021/12/17(Fri) 2:54:57

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

これはその日の宵闇が訪れる頃。
たった数日現れなくなった彼は、たまに表に顔を出せば何やら掃除屋としての仕事をせず走り回っているそうだ。

そんな男は貴方を探していた、少々顔は合わせにくかったが姿を消していても許してくれているのを知っている。

見つかったのはどこだっただろう、その背中を見つければ。
もしくは見つからなくても。
その場で男は、カチリと音をたて、己の香りを消す煙を焚いた。

「主」

「素直に連れて行かれるつもりですか」


平等とは。
その言葉を告げられてから
頭の中で意味を巡らせたことは何百も。

貴方は知らなくてもいい。
物言わぬ人形になれと命じられて、
喜んでなろうとする人間のことを。
その人形にすら、感情があり
思いもよらぬところに牙が潜んでいることも。

その期待が裏切られるまで、裏切りたくても裏切れないことを。
(-166) 2021/12/17(Fri) 3:04:20

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「承知した。ん。」

「いや? あー、いや……それに関しては、怒り如何よりも、奴らはよくその取り決めを通したものだと思う思考が先に立つところがあるな。スカリオーネ殿は、お前の言う通り一人でも問題ない。小生たちがあってもだ」

「小生に怒りの色が見えるのなら。それは革命軍一派によるところだろう。あれらのしたことと言えば、ノアベルト自身と、お前が目を掛けているアンゼリカに危害を加えた。オーウェンに望まないことをさせた。シュシュさんの立場を危うくさせている。ペトルーシャやアイシャのものを失わせる原因を作った。その他にも浮かべようと思えばいくらでも出るが、一先ずはこの程度か」


 圧。政府に対しても微妙に言葉の治安が悪いあたりは、政府にも思うところはあるようだが、それよりも革命派に憤っているらしい。
 これと、これと、これとの中でひとつなら、どれがもっとも問題ないと思う?と首を傾けたりなんてして。どことなくノリノリのおどけた空気で、それでやっぱり怒っている。
(-167) 2021/12/17(Fri) 3:07:00

【独】 骸狩り スカリオーネ

今日は、命日だ。ずっと昔に死んだ3人の。
供える花は2輪でいい。
甘いクッキーは2枚でいい。
美しい景色と、静かな場所は、2人にだけあればいい。

赤い涙に安寧を。
叫ぶ死人に休息を。

あの日に死んだ男には、
あの日に上がっていた煙でいい。

言われなくても、まだそちらには行けない。
だから、そんなに背中を押さないで欲しい。
だから、頼むよ。
あの日を忘れないように、一本吸わせてくれ。
あの日から離れたがるこの俺を、
どうかあの日に縛り付けてくれ。
俺が、変わってしまわないように。
(-168) 2021/12/17(Fri) 3:08:37

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>a38
旦那!!!!!!!!!!!!!!(悲鳴)
(-169) 2021/12/17(Fri) 3:09:23

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

「お構いなく、なのです。
 下でハーブティーを頂いたところなのですよ」

いつもと変わらない様子の貴方に、アイシャも脚をぷらりとしてリラックスしている様子を見せています。
そして貴方の笑顔を見ては、少女も花のような笑みを浮かべるのです。

「はい、お花は枯れてしまうと 香りを楽しめなくなってしまうので。
 どうせなら、お部屋が同じ香りで満たされる方が良いかも…と思ったのですよ」

長持ちして、それでいて管理も面倒ではない。
そういったものが冒険者には好まれる傾向にある事を、商人である彼女は理解していたのです。

「私が、作りたかったからというのもありますけど……
 レイ様は、気遣いを本当に良くしてくれるので 嬉しくて。

 何か、何か良いお礼が出来ればと思ったのです。

 だから、実は……もう一つ、作ったものがあるのです」

何だか少し、もじもじとした様子を見せていましたが
やがて、テーブルの上に一つ蓋つきの瓶を置きました。
透明な液体が中に入っており、ほのかにラベンダーとはまた別の花の香りがすることでしょう。
現代的に言えば、香水のようです。
(-170) 2021/12/17(Fri) 3:12:10

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 羽無し妖精 アイシャ

「そうしてくれ。
 ……気が向いたらな。良い夜を」

そう呟いて、見送るのだろう。
それから少し、日が空いて。
男は気が向いたのだろう、
クモマグサの造花を2輪頼んだ。

そして、あなたが贈った桃色のクッキーは、
男の口にも、……誰の口にも入らずに。
――きっかり2枚だけ、海に落ちた。
(-171) 2021/12/17(Fri) 3:14:18
アイシャは、頼まれたものをきちんと納品しました。
(c42) 2021/12/17(Fri) 3:25:02

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

男は、昼の間は街から離れていた。
少し離れた、海の見える丘の上にいた。

宵闇が街を覆う頃には戻ってきていただろう。
それでも、いつもの酒場には少し遠い。
猥雑さとも少し離れて、薄暗い路地でも
通っていた頃だっただろうか。

「ああ」

「お前ほど酷い目には遭わないだろう。
 連中がいかにバカでも、
 俺の手勢は知っているはずだからな」

男は、……男は、いびつに笑う。
そうして、今日は、今日だけは、余計な口が回る日だ。

「なあ、ノア」

「俺は」

「変わっていないな?」

とぎれとぎれに。
あなたの外を知らぬ者が、あなたの内を知るはずもなく。
ただ、重用し、信用する、あなたへの確認の言葉だ。
男は、今日だけは、変わっていた。
(-172) 2021/12/17(Fri) 3:25:17

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

ひゅ、と息を引くような音がした。次いで近づく気配。
本来ならば帽子を吹き飛ぶのも気にせず駆け寄るところを、
押さえなければいけないのこの姿勢はどれほど無様か。


「変わって、いるわけ」

なんで。

一歩近づく。その男の体に目立つ傷はない。


「……、何がありましたか?」

更に一歩。顔も、頭も、無事で。何故か首輪すらつけていない。


「何を考えているんですか。
 反乱軍に疑われて落ち込むような方じゃないでしょう。
 旧知の仲が傷を負ったことを傷まれているんですか?」

この場所が、貴方をそうさせたのですか?

ただし、帽子を押さえる手首を見れば赤い拘束痕がついている。ひどく抵抗したのかその傷だけは目立って見えた。


「……、……今の主は」

「変です。私が、殺したいと思えないほどに」


目の前に立つのは、いつぶりだっただろう。
ほんの数日ぶりのようで、何ヶ月もしていない気分だった。
(-173) 2021/12/17(Fri) 3:50:44

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
旦那ァ!! 笑うなぁ!!!

>>a35
いや待ってくれよ、待ってくれよ〜〜。
ごめんよ、傷つけたいわけじゃない、待ってくれよ泣きそうだよ。PL泣いちゃった、泣いちゃったよ……うええええん
(-174) 2021/12/17(Fri) 3:59:27
ノアベルトは、その笑い顔を見て、なんだか泣きそうになった。
(c43) 2021/12/17(Fri) 4:00:27

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
──平行線だ。

矛盾点への正論は揺さぶりにこそなるが、
どうにも揺さぶりを掛ける以上の成果は生まないらしい。
破綻を認識した瞬間認識が擦り替えられてでもいるのか。

そもそもの話、この妙な様子が鳴りを潜めるのは
大抵は現在の目的とは関係の薄い話の時だったようにも思う。
とはいえ引き離すだけで直るものでもないだろうが。

一度ひどく混乱した後、すぐさま平静を取り戻す様子を見て
抱いた所感はそんなものだった。
何れにせよ、言葉によって、論理的に突き崩す事は難しい。
となれば、となれば、だ。結局の所、結論は。

叩いて直すしかないのかもしれない。


過程は少々違えど、辿り着く手段は同じ事。
何処ぞの灯屋には少々疑問符を浮かべられはしたものの、
精神面への操作を行う側としては結構本気で言っていた事だ。

痛みによるショックや動揺は存外に人を正常にする。
それで術が解ける事も、わりとある。あってしまう。
(-175) 2021/12/17(Fri) 4:06:05
フランドルは、もうちょっと叩いてみる事にした。
(c44) 2021/12/17(Fri) 4:06:21

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
となれば、まあ。

「馬鹿が」

首から一度手を離し、溜息混じりに零して。
その手で容赦なく片頬にもう一発くれてやった。
あの時は結局何度殴られたんだったかな。覚えてなどいないが。
何より、今は殴るよりも。

「ああもうだめだ、最悪だ。
 手酷くやられたせいもあるし、お前が煽るせいで余計に」

ぶつくさ言いながら、する、と隠し持っていた短剣を抜いて。
刃を貴方の首筋に当て、ぶつり、浅く食い込ませた。
そんな事をすれば当然傷口からは血が伝うわけで。


からん、適当な所に短剣を放って。
傷口に唇を寄せ、舌を這わせ、割り込ませて。
唯一この身が求めてやまない血を啜る。
時折もっとと強請るように傷口に歯を立てながら。

空いた片手は貴方の服の下へと潜らせて、
手慰みに腰や脇腹を擽るようになぞる。

レモネードは嫌いじゃないが、今はこっちの方が良い。
(-176) 2021/12/17(Fri) 4:10:07

【独】 大道芸人 チェルシー

いつかおだそう……………………になってる そうね
(-177) 2021/12/17(Fri) 4:17:43
フランドルは、"レモネード"より中毒性の高いものを知っている。
(c45) 2021/12/17(Fri) 4:20:24

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……ミズチ?」

人間みたいになってますね。
人間ではないように扱ってきたのにこれは困ります。
まるで心がないような性格だと思われるじゃないですか。
人間性が出てこようとも機械に乗っ取られていようとも本当はどちらでも良かったのですが。
落ち着きなさい、と言いながら頭を撫でてやる。よしよし。

「共犯者が必要です、レイとエドゥアルトは徒党を組んでいるようなので協力してもらいやすいでしょう。
 彼らに口裏を合わせてもらいます、……ええと。
 ……何もかも間に合わなかったら、旦那連れてどっか行っても怒られないですかね……駄目でしょうか」

ぼんやりと作戦に悩みは抱えている。
みたくない、絶対耐えられるとは思っているが政府に怪我を負わせられる彼を見たくないのだ。
(-178) 2021/12/17(Fri) 4:23:41
エアハートは、「レモネードより中毒性がって何ですか!引き合いに出すとか許しませんよ!」と怒った。
(a39) 2021/12/17(Fri) 4:25:50

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

/*
 御機嫌よう、墓下に行って見える役職が増えた睦月です。チェルシー笛吹きさん〜〜〜〜〜一回は撒かれてしまったけど、調査で笛吹きさんに辿り着くのってしてもよいでしょうか?
 単純に調査がうまくいったか、死者の声の情報を聞く精度が上がって〜なんていうのあたりで辿り着けたかなというところです。(骨噛み骸糾問です)

 ミズチとしては、目的や正体が分からないために警戒をしているのが現状です。辿り着けたら思想やらちょっと聞いてみたいかもな感じ。

 こんなところなのですが、悟。様におかれましてはいかがでしょう?
(-179) 2021/12/17(Fri) 4:28:31
フランドルは、正直今のこいつは"レモン"だと思う。
(c46) 2021/12/17(Fri) 4:29:24

【独】 残影の フランドル

/*
レモンからレモネードを作る…
役に立たない物から役に立つ物を作り出す、という諺。

或いはレモンとは、欠陥品という意味のスラングですね。
(-180) 2021/12/17(Fri) 4:31:09
村の更新日が延長されました。

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 落ち着いていない自覚はあるので、大人しく撫でられた。にゃん…( '-')


「成程。なればそちらは任せる。小生は不確定要素を断つ」

 曰く、目的不明の笛の音が連夜響いているらしい。ミズチが証拠を掴めなかったことも話された。相手が実力者であることが窺える。

「それとはまた別に、少々気になることがある。シュシュさんに話が聞きたい」

 首輪の作成に関わった商人組合の者が、シュラール商店をトカゲの尻尾切りに使う可能性があるとのこと。先程彼女の立場を危うくさせていると言ったのはそれだ。

「小生らが、スカリオーネ殿が、間に合わないことはないが。ないが、仮にあるとすれば、連れても怒られはしない」

「が、連れられないと思う。連れる理由がなくなる」

 ふ、と息を吐く音がした。
(-181) 2021/12/17(Fri) 5:35:03

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「いッ」
──1回目。
「ぁ、がッ」
──3回目。
「っ、…………ぐ」
──13、14?回目。

「痛っ、……は、ぁ」

 ──突然首筋に走る鋭い痛み。

「あ゛、や、ぃや」

 ──じんと痛むそこに触れる温かさ。

「グ、…やめ、ッひ…!」

 ──啜って“喰われる”感触。

確かに遊んだ事はあった。度々コイツが何故か怪我を、
しかも切り傷の方が多かったけれど、見る目が違って
見えたから。何も言わないから黙っていたのに。
ちょっと遊んでやろうと思っただけなのに。
ここまでなるなんて聞いてない!
どうしてなるかも、一言も説明された事もなかったのに!
こんなのになるなら尚更、あの血を何とかしておくべき、


啜られるだけじゃ飽き足らず、傷口に歯を立てられる。
明確に、皮膚を突き破られる感覚。

「も、嫌だッ!! い、」

 ──だってこの後の性交は普通じゃない。

服の下に回る手になんて気が回ってない。
最悪だ最悪だやっぱりさっさと血を消し飛ばしとけばこんな事には間違ってるのは私じゃなかったのにどうしてこんな目に、
(-182) 2021/12/17(Fri) 5:47:36

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット

「シュシュさん。聞きたいことがある」

 あなたが一人の時、通常の声よりも広がりのない音が耳に届いた。姿は見えないが、ミズチのいる方向は見当付けられる。

「大旦那が政府に首輪の作成を依頼され、かつ革命派側からも仕込みの依頼を受けていたとする」

 大変限定的なもしもの話ですねミズチくん。

「珠響玉は革命派が取り付けたものと仮定して、何某かが明るみに出た時、シュシュさんへの被害がなくなるとすればどのようなことが起こっていた場合と考えられるだろう。尻尾切りの暇がなければだろうか?」

 声は、宣言通りにホーンフロッグの肝臓を引き取り、その他に薬毒の素材も購入しに店に来た際と何ら変わらない調子に聞こえる。痩せ我慢等の気配もなく、ミズチがほとんど無事であるらしいことは窺えた。
(-183) 2021/12/17(Fri) 6:40:29

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
因果応報、意趣返しの節はあると言っても。
殴り付けても特別胸のすくような気持ちは無かった。
様子を見てもやはり生半可な衝撃ではだめらしい。
まあいい、憔悴させた方が精神面の操作はしやすいものだ。
何も無意味ではないだろう、とはいえ。

湧き上がる衝動は、与えられた分だけでは満たされなくて。
もっと血が欲しい。
渇望は既に無視できない所まで来ていた。

だから、怯え竦む声も、拒絶の声も。
どこか遠くに聞きながら、血を啜り、牙を立て、血に酔って。
喉を鳴らし、合間合間に熱い息を漏らして。
忌むべき血筋によって与えられる歓びをただ享受していた。

ずっとずっと、我慢していた。
貴方の血を見る度に奇妙なざわつきを抑圧し、自制していた。
不思議と、他人の血では決してそうはならなかった。

深く血に酔う感覚と、向けられる恐怖は、これが初めてだった。
(-184) 2021/12/17(Fri) 8:50:59

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「──ああ、
随分恐ろしいものでも見るような目をするんだな。

 受け入れられないか、受け入れられないよな。
 俺が不義の子だと知った時のようにお前は拒むんだろう
 俺だって受け入れ難いくらいだ、当然だ。
 結局は何処も同じだ。それが普通の事なんだろう」

ああ、居場所がない。

結局は居場所がない、居場所がないのだ、何処にも。
上流階級には棄てられ、中流階級には見向きもされず。
下層の吹き溜まりでは流れる血のせいで擯斥される。
人間とも言い切れなければ、人ならざるものとも言えはしない。
政府に与する事も、革命勢力に与する事も無いよそ者だ。
他人を心から信用する事はできず、友の心の在り処も曖昧だ。

何もかもが"どっち付かず"、居場所の無い人生だ。

「これに限って言えば、"餌付け"をしたのはお前だったがな」

"蝙蝠"は自嘲めいて嘲笑う。どこまでも暗い笑みだった。
幾ら血を与えられたからと言って、自ら牙を立てれば、それは。
理性に欠ける化け物と取られても致し方なくはあるのだ。

わかっている。
もしかしたら、と期待する事の馬鹿馬鹿しさなんて。
もう、痛いほどにわかっている。
(-185) 2021/12/17(Fri) 8:52:51

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

 
「なーあ、ハーディ。
 お前のことは何も取って食いやしないさ。
 俺にはお前が俺にしたみたいに手酷く抱く理由はないんだ。
 昔みたいにうんと優しく抱いてやるからさ、
 だからそんなに怖がらないでくれよ…」

怯える子どもをあやすように、掠れた声が甘く囁いて。
暗示めいた言葉が脳裏に刷り込まれていく。
嘘か本当かに関わらず、貴方の恐怖と後悔を煙に巻く。

「それとも、
 
良い子にしていろよ
…と言った方が良いか?」

貴方の下穿きをずり下げ、潤滑剤を垂らしてやって、それから。

"命令"を重ねた後、着けっ放しの手袋を咥えて外して。
そうして宥め賺すように再度口付けを交わし、
その傍らに貴方の下腹部へと指を滑らせた。
先ずは前から。粘着質な水音がする。

今は局部は恐怖に萎えているかもしれないが、まあ。
貴方がこちらの身体をよくよく知っていたように、
こちらもどうすれば貴方が好くなるかを知っているわけで。
(-186) 2021/12/17(Fri) 8:54:19

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……笛吹なら……後回しで、いいと思います、よ?
 悪夢を見るんですよ、確か……」

気にしなくとも……と言いかけて、やめておいた。
多くの情報を聞いて、思い当たる人物が平和だと思ったが故の言葉だったが、彼が調べたいのなら止めることもないだろう。

「ああ、シュシュさんですか。
 あたくしも彼女にはお世話になっていますからね、適当にお金払って商品買いにでも行きますか……」

「あなた、思ったよりも旦那に対する期待がぶれませんよね。
 それぐらいでいいですが、……困ってますよあたくしは。
 殺したいのに殺せません、いつまでたっても理想の彼のままです……準備は怠らないように」

「……」

もう一回頭をなでておいた。

「不安なことがあれば言っておきなさいは」
(-187) 2021/12/17(Fri) 13:41:21

【独】 番犬 エドゥアルト

ノアベルトがとーみんさんか!!???
なんかそんな気がしてきたぞ
(-188) 2021/12/17(Fri) 14:00:43

【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス

「そうか。貴方は増やす予定はないのか……」

新鮮な香りが鼻孔をくすぐられれば、食欲がかきたてられる。口もとにあてがわれた蟹の身肉に、遠慮なしにぱくりとかぶりついた。これは……餌付け?
ほんのりと酔っているのもあるのだろう。その行動に、いたずら心に疑問を抱く様子もなかった。そのままもぐもぐと味わう。

「……ん……うまい……」

わずかに口元をつりあげる。笑みの形。
エドゥアルトの纏う空気がどこかやわらかになった。
(-189) 2021/12/17(Fri) 14:34:03

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
突然愛を吐いていいですか?オーウェンに対してです。
この国ぶっ壊したいんですかね?
あたくしこの日常を守りたいんですよ。
多分語り合うと反発し合うんですが、
俺たち別に一緒の目的もてるんです。
国ぶっ壊すところまでは心が一緒なので
行かないで、やだっておねだりすれば
そばにいてくれると思いませんか。
だけど好きになりすぎると殺したくなるんですよね
執着させないでほしい。
ぶっ壊したからマイナスにならないよ、いかないで〜
もしかしてノアベルトはサイコパスか?
何が言いたいかって、ダル絡みしたいくらい好き。
口悪い〜落ち着く〜〜ありがとう〜〜きゃっきゃ。
(-190) 2021/12/17(Fri) 14:50:43
ミズチは、彼の発言を聞いて、後回しにする要素が見当たらなかった。そこで止められたらそれはそうなる。
(c47) 2021/12/17(Fri) 15:32:57

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

/*

御機嫌ようございます睦月さん……えっ、墓下って狼以外の役職もわかるんですか???????????今大分ビックリしてますもう多方面にバレバレになりまくっていたことに……。

大丈夫ですよ!もうバレてるなら大丈夫です!
どのみち明日夜には盛大に笛吹いてバラそうかなと思ってたので、そちら待って頂いてもいいですが、先にでも大丈夫です!

*/
(-191) 2021/12/17(Fri) 15:34:35

【独】 大道芸人 チェルシー

バレバレ何かい!!!!!!!!!!!111111111
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!1111111
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1111111111111111111
(-192) 2021/12/17(Fri) 15:36:44

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「物事を起こすのはその実行を思い描き、行動に移せるものだ」
「お前が、殺したいのに殺せないと言っている内は、殺せない 
 
 

「──彼はローダンセの花を宛てられた」
 
 

「スカリオーネ殿はノアベルトの理想のままであり、
 小生の期待するスカリオーネ殿のままであり続ける」
 

「不安はない。小生は、小生のこの狭い世界を変えてくれる気はあれど、小生のこの狭い世界の人々を変えてくれる気はない」
(-193) 2021/12/17(Fri) 15:37:30
ミズチは、悪い可能性をほとんど口にしない。可能性を断ち切るように、目指すものを言う。
(c48) 2021/12/17(Fri) 15:37:39

ミズチは、ミズチもあの時、同じくしてローダンセの花を手にしたのだ。
(c49) 2021/12/17(Fri) 15:37:58

【秘】 大道芸人 チェルシー → 死霊術師 ペトルーシャ

「ほうほう、了解しましたよ!
 チェルちゃん、なにせ騒がしいことは大得意ですからね!
 たとえ表通りを歩くだけだって、
 足の裏がピコピコ鳴っちゃいますからね〜」

「大字な御用なら、
 チェルちゃんがいるとパレードになっちゃいますしね!
 踊りはまた、別の機会で!」

「ペトラちゃん、結構器がおっきいですよね〜!
 それではちょっと、踊り明かして来ましょうとも!」

ひらひらと手を振って、表の方へ。
……暫く、外では賑やかな音が広がり、
衆目が集められていることだろう。
(-195) 2021/12/17(Fri) 15:45:19

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>c49
 ミズチが変わらないって信じている旦那と同じく、"変わらぬ思い"という言葉をもらったから、ミズチ自身も旦那と同じく変わらないで在りたいものです。
 逆説的に、ミズチが変わっちゃったら旦那も変わってしまう可能性が生じてしまうので、ミズチも変わらないでいないといけないのだ。
(-194) 2021/12/17(Fri) 15:45:47
ミズチは、見つめている。
(c50) 2021/12/17(Fri) 15:49:18

【人】 大道芸人 チェルシー

表通りにて。
わあわあ、と人々の賑やかな声が上がっている。
出処は一人の少女。紙吹雪を散らす中で笑っている。

「さあさ──、そこから──」

蟹を模したバルーンアートを浮かべ、
色取り取りの風船達とぶつけ、語り、
終いにはパンと音を鳴らして割り、
鮮やかな光吹雪を散らしたり、何なり……

そんな一つの光景。
(36) 2021/12/17(Fri) 16:16:57

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

/*
 そういえば言われる側はめちゃくちゃびっくりするやんな。いや〜〜〜〜〜元々予想は立てていたけど、墓下に行きもしかしたらの候補が軒並み消え、更には窓会話の内容から答えそのものが提示されていてな……( ´▽`) まぁこの村占い役職3人いますし( ˘ω˘)

 ミズチはチェルシーの思想について聞きたいにゃんをしている+現在のミズチ視点、チェルシーの目的が何かを明らかにすることを後回しにするのが不自然なので、ネタバレタイムまでに〆られなくてもネタバレタイム前時間軸でこのまま凸ります〜〜対戦よろしくお願いします!!
(-196) 2021/12/17(Fri) 16:24:18

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

 ──日がまだ昇らぬ頃か昇ってからか、兎角太陽が正中するよりも前の、どこかの時間。

 ミズチはこれから為そうとしていることにおいて、不確定要素である笛の音の主が敵か否かを探っていた。影響しないと判断できるのならそれでいい。敵であるのなら、相応にあたるつもりだった。

 あなたの隠蔽技術を上回る調査能力で、ミズチは笛の音の主に辿り着く。接触するのはあなたが一人になってから。気持ち程度、人目に付かない所にあなたがいる時だった。

「チェルシー。聞きたいことがある」

 通常の声よりも広がりのない音があなたの耳に届いた。
 この声は指向性を持っており、音を伝えたい対象以外に
 ミズチの発言を聞かれるリスクを大きく下げるものだった。


 声のみで姿は見えないが、ミズチの居る方向は見当付けられるだろう。ミズチが政府に連れて行かれたとの噂を聞いているやもしれないが、声色は普段と遜色ないものだった。
(-197) 2021/12/17(Fri) 16:28:53

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「おや!ミズちゃんの声が何処からか聞こえますね〜!?
 どこでしょう!?さては……ここですかね!コンコン!」

路地の地面をノックするように叩く。

「あれっいませんね〜!幻ミズちゃん聴だったのでしょうか!? 別の参列に並んでるらしいお話もありますからね〜……」

おどけた動作で、辺りをキョロキョロと見回す。

「しかし、聞きたいこととは一体何なのでしょう!
 まさか……チェルちゃんの秘密の3サイズでしょうか!?
 いけませんよ!耳たぶ1.2cm・小指第4関節2.3cm・ぱっちりおめめ無限cmは永遠の秘密なのですから!ミズちゃんが相手でも明かすわけにはいきません〜〜〜っ……!!!」
(-198) 2021/12/17(Fri) 16:44:57

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 残影の フランドル

「大丈夫なのです、お邪魔しますなのですよ。
 ……あ」

椅子に腰かけようとしたところで、ラナンキュラスの花に気付き 柔らかい笑みを浮かべます。
皆が、こうして花を置いていてくれてるのを見ると どうしたって嬉しいものですから。
傷に響かないよう、ゆっくりと椅子に座り。

「……フランドル様には、目星がついているのですね。
 実を言うと、告発を望んでいるわけではないのです。ご理解されている通り…なのですよ。

 私は、このざわざわが収まるなら 根絶までさせる必要はないと思っているのです。
 その一方で疑惑の段階で同じ目に遭う人が増えるのも……同じく、望んではいないのですけれど」

今のやり方も気に食わないけれど、悪者探しがしたいわけでもないのです。

「フランドル様にも……白羽の矢が立ってしまったことが、酷く心苦しいのですよ」
(-199) 2021/12/17(Fri) 17:14:28
アイシャは、周りの人が幸せならそれでいいと思っていました。
(c51) 2021/12/17(Fri) 17:39:23

アイシャは、自分は?
(c52) 2021/12/17(Fri) 17:39:34

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

「小生はそちらにない。幻ミズちゃん聴でもない。秘密の3サイズは小生の目測と合致しない点を修正しておく」

 めちゃくちゃ真剣に受け取った。
第4関節とかあるんだ……。


「一身の都合上、姿を見せられない。礼を失しているのは重々承知だがすまない、このまま続けさせてもらう」

「夢を見せる笛の音を響かせる者があるのなら、その目的は何だと思う? お前であれば、幸福な夢でも見せるのだろうか。誰ぞ曰く、悪夢と言われる内容らしいが」
(-200) 2021/12/17(Fri) 17:43:28

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「……る……い」

「──うるさいッッ!!」


口付けを交わされ、身体は自分の時とは違い前戯も踏まえて触れられている。
自分が相手に行った時よりも遥かに丁寧で、だがそんなことは関係ないとばかりに、突如『良い子にしていろ』の命令があるにも関わらず、盛大に額に頭突きをかました。

正直、物凄く痛い。ふらつく視界の中、
それでも睨み付けて、自分の自由な指を突き付ける。

「急にネガティブ思考に走るからセックスの気分じゃまるでなくなったでしょうが!
ちょっと「うわ怖っ」されたくらいでウジウジと……ヤるならしっかり襲うか、安心して優しく抱くかじゃないと勃つものは勃たないし、イクものもイけませんよ!
この、ド下手くそ!!!」


ハアハアと一気に失礼な事を捲し立てたが故に声を荒げている。洗脳が効いてないのか?そんな事はない。でも貴方は『大人しくしろ』とは言わなかった。

つまり『このエアハートが思いつく良い子』を実践しているのだ。怖がらないでくれ、と言ったのも半端にブーストとなったのかもしれない。 ▽
(-201) 2021/12/17(Fri) 17:43:35

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

 

「──お前は、世界に如何様な影響を及ぼそうとしている?」
 
(-202) 2021/12/17(Fri) 17:44:09

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

「お前は自身を、事を為すなぞ大層なことの出来ない一介の道化と言ったが、それだけであるのなら、証拠の類もわざわざ消して、人知れず夢見に影響する理由がどこにあるのだろう?」

「それも、皆に笑っていてほしいという願いに通じるものなのか? 隠すということは、知られると困るということだ。小生には、その願いを隠す理由として思い当たるものがない」

「ので、教えてもらえるとうれしい」

 先日、聞き切らぬまま去った時とは状況が違う。今のミズチは、チェルシーの立場を不明瞭なものにしたままにしておけなかった。
(-203) 2021/12/17(Fri) 17:44:56

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「……"俺"より"私"の方が拘りもないのでアレですけどね。普通に考えて自分の血を吸われてウットリする相棒を初めて見て、大喜びする人はいると思います?いませんよね?普通は驚くでしょう?貴族の問題のせいで貴方、結論を性急に求めすぎなんですよ。

はー……何で私がこんな説明しないと何ですかね?もう貴方にその洗脳やら上書きやらで消されようとしてるのに。居場所がないのは私の方ですよ全く」

仮にも情事を始めようとしていた最中なのだが、半目のジト目になってペラペラと捲し立てる。それも、貴方が飲み込める人間だと理解しているからこの速度で述べている。

ハア、と溜息の後、男は肩口に爪を立てて自分で皮膚を破く。「ほら、」と、
新鮮な鮮血
が玉になり、徐々に流れ落ちて行くのを横目で見ている。

「私は"良い子"なので教えてあげますよ。優しくしても効果が薄いです。まあ愛の力とかは知らないですが、その場合は"俺"の方と、貴方が今抱えてる血の衝動の不安を話すべきですね。すれ違いまくりですけど。でも、無理でしょ?」

「──じゃあ、酔いきっちゃえば良いんですよ」


「貴方が本能のまま貪った後、それ自体が離れる人間だと思うなら……もうそんな人間の洗脳だって解く必要、ないでしょう?貴方を助けないし信じてくれないし何もくれない上に立ち去る。そんな奴いらないじゃないですか」

なら私を私として残していてくれてもいいですよね?そうしましょう?煽り囃し立てるようにそう言って。そして、この人格は貴方への恐れが見て取れない。少なくとも行為に没頭は出来るだろうし、貴方を犯したくらいだ。何も恐れない。

血は幾らでも流れ続ける。何を選ぶのも、貴方の自由だ。
(-204) 2021/12/17(Fri) 17:51:45
アイシャは、少しだけ怖いです。
(c53) 2021/12/17(Fri) 18:17:20

【人】 埃運び オーウェン

「……いつも通りとは言ったが。
 よく耳を澄ませりゃ静かだな、この酒場も」

変わらず、飲兵衛の野郎どもの笑い声や、依頼を物色する冒険者の相談は耳に届くのに。
いつの間にここまで寂れたんだか。

気配だけは感じるのに、その実みんなが内緒話。
これが……自分の望んだ景色だったっけな。
(37) 2021/12/17(Fri) 18:44:52

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「おや、おや、おや……
 
おやおやおやおやおや、おやおやおやおやおや!

 ミズちゃん、何でしょう!チェルちゃんに……
 謂れもない嫌疑を掛けているのですかっ!?」

「困りましたね、困りました。
 チェルちゃんは、ただの一介の道化にございます!
 その言葉は真実ですともね!!!!」



「だからこそですとも!
 だからこそ……」
(-205) 2021/12/17(Fri) 18:46:26
オーウェンは、浴場に出かけた。依頼受ける気分にはなれん。
(a40) 2021/12/17(Fri) 18:47:50

【秘】 死にぞこないの スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「何もない。……お前は何か、あったようだな?」

予想していたよりずっと、身綺麗な姿。
そこで手首のそれはいやに目立つから、そんな言葉。

「何を考えているか、か。ははは。
 この街は変わらない、とそう考えている」

いびつに笑う。顔色を窺うごろつきは多く、
果ては部下ですらそんな風にする事もあるが、
目の前に居るお前がそれを聞くのか、と。
或いは、それを聞かせてしまうだけ変わっているのか。
……どうやら、答えは後者らしい。

「許せよ、今日……いや、今だけだ。
 それにしても殺したい、か。
 どうも、やはり主としては失格だったか」

懐を探り、葉巻を取り出す。
室外で吸うのには向いていないのだが、
今は煙が欲しいから。
先端をカットし、マッチを擦る。
この街の深い路地まで、潮風は追いかけてこない。
顔を逸らして一息、煙を吐き出した。

「悪いな、ノア。俺はまだ死ねんよ。まだ、な。だが、」

一度切って、また一口。煙の味を。
(-206) 2021/12/17(Fri) 18:49:22

【秘】 死にぞこないの スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「いつかその時が来たら、
 お前に殺されるのも悪くはないかもしれんな。
 ――その時は、お前に《骸狩り》になってもらうか」

煙を纏う。煙管ではない、ただの葉巻だ。
幾つも、幾つも煙を吐いて、その頃になって、
(-207) 2021/12/17(Fri) 18:50:00

【秘】 番犬 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

「……ミズチから……?」

最近あまり酒場で見かけないような気がする。
何も心当たりがなさそうな面持ちで、配達されたものを受け取ると、中身を見て、少し考えるような間があったのち。

「おれが頼ったというよりは、彼の善意だが……
 そうだな。……感謝する」

本人には後程伝えるつもりだ。
だから、この礼は、配達に対するものだった。
(-208) 2021/12/17(Fri) 18:50:57

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……。まったく、やれやれだな。
 どうしようもない日だ、今日は」

やっといつものように、冷静な顔が少しずつ戻ってくる。
それからいつもの通り、手首の痕に塗れとでもいうように、
ポケットから出した傷薬を投げ渡す。
いつもの通り、煙を纏う、骸狩りの男がそこにいた。
(-209) 2021/12/17(Fri) 18:57:49

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「──皆に笑っていてほしい。
 それだけの、一介の道化の願いでも、
 この都市では、簡単には通らないからなんだよ。」

「公にして、そして…… どうなる?
 隠さないでいて、その末路がどうなるか。
 君が、尋問官だったりしないなら、わかるんじゃないか。
 今までのみんなを見てきたなら、わかるんじゃないか。
 膨らんだ疑念に言葉が通じなければ、もしくはそれ以上の歪んだ感情を押し付けられれば。一体どうなるのか。」

「……悪夢って呼ばれもするものしか見せられないのは、謝罪するよ。この笛の効果はごく限定的なものだ。使い勝手のいいものじゃない。……一方的に聞かせて、夢を見せて、それだけ。
 本当なら僕も、もっと素敵で、救いになるような夢を見せたいさ。」
(-210) 2021/12/17(Fri) 19:03:12

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……というわけでして!
 チェルちゃんはみんなに笑っていて欲しいのですが〜、
 時々芸の内容がビミョーになることはあって、
 そこはお見逃し頂きたいのですね〜!!!!

 そう!改めてお答えしましょうとも、ミズちゃん。
 問いの答えの最後には、簡潔な纏めが必要ですからね!

 世界にもう少しだけ、笑顔を、
 ドン底に落ちている人達に、夢を、
 ほんの少しだけ、そんな願いを……
 抱えているだけにございます!この道化は!」
(-211) 2021/12/17(Fri) 19:05:26

【独】 羽無し妖精 アイシャ

「いずれ、この街からも離れることになるのです。
 だから、ちっとも怖くなんかないのです。


 …怖くなんか」
(-212) 2021/12/17(Fri) 19:17:00
アイシャは、やっぱり 気のせいだったかもしれません。
(c54) 2021/12/17(Fri) 19:17:21

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
言っていいことと悪いことがあるぞスカリオーネ様!

やべぇーーーーーーーーー
何も情報晒してないのがいけないけど
素直にこいつやべーし、かくごきまっとる。
はーーーーーーやめてくれよ。

ゆる、せ、許せだ!?

許せって言われたら許すに決まってんでしょうが馬鹿野郎ッ、エモい言葉を吐くんじゃねぇ!
(-213) 2021/12/17(Fri) 19:18:33

【独】 羽無し妖精 アイシャ

瓶の中には、ヘリオトロープの香水。
その香水が持つ意味は。
(-214) 2021/12/17(Fri) 19:19:45

【秘】 番犬 エドゥアルト → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「主人。そうか貴方も──……しかし、仲がいい、か。
 ………。そう、思われるのは意外だ」

誰かの下につく生き方しか知らない故に
忠実に彼のことを考えて行動しているだけだった。
第三者からはそう感じるのか、と意外そうにした。

そして、続いた頼みにはすこし思考するような間。


「それは……一体、どんな騒動だ。
 ……犯人ではないと証言するのは簡単だが」

たしかに、エドゥアルトは政府側でも、反乱軍側でもない。
しかし、怪しまれはしないだろうか、と考えるのが苦手な
エドゥアルトにも、それくらいはわかった。
(-215) 2021/12/17(Fri) 19:20:51

【独】 羽無し妖精 アイシャ

例えクリティだったとしても。それで良いのです。
(-216) 2021/12/17(Fri) 19:22:30
アイシャは、少しだけ、信じてみます。
(c55) 2021/12/17(Fri) 19:22:57

【人】 番犬 エドゥアルト

「……………………」

エドゥアルトは、何度目かの御布令が張り出されているのを見ても、最近は興味が失せたみたいに、見向きもしなかった。
これまで何人か連れて行かれたが、何が変わったというのだろう。彼には理解できる頭がない。

エドゥアルトは、カウンター席に座っている。
酒場にいる時は端に突っ立って喧騒に耳を傾けているか
ここにいるかどちらかだ。
いつもみたいに何を食うのか悩んでいる様子もなく
ただ、ぼんやりとして静かにそこにいるだけだった。
(38) 2021/12/17(Fri) 20:11:55
エドゥアルトは、そのうちただ座ってるだけなら何か頼みな、と小言を言われた。
(a41) 2021/12/17(Fri) 20:12:55

エドゥアルトは、……………(悩む間)。
(a42) 2021/12/17(Fri) 20:13:18

【念】 番犬 エドゥアルト

「……それは、甘やかしているというより。
 当然のこと、なのだが………」

塩梅がわからない。
今まで誰かの為だけにしか生きていなかった故に。
貴方が恥ずかしがる理由も、鈍いのでよくはわからない。

「…………貴方は今までどんな生活を……?」
(!12) 2021/12/17(Fri) 20:18:33
アイシャは、なんとなくカウンターの花瓶に、スミレの花を挿しました。
(c56) 2021/12/17(Fri) 20:28:12

【独】 羽無し妖精 アイシャ

小さな幸せが訪れますように。
(-217) 2021/12/17(Fri) 20:34:08

【独】 大道芸人 チェルシー

オーウェンさん、なんかポルティさんっぽいな・・・・・・・・・
(-218) 2021/12/17(Fri) 20:35:54

【念】 番犬 エドゥアルト

「あぁ、」

「………………ありがとう」

後になって、自分の為だと言ったことにほんの少し申し訳ないような、落ち着かない気持ちになったけれど。安堵のように、小さく息を吐いた。
(!13) 2021/12/17(Fri) 20:51:02

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


「………うるっさ…」

がつん、額に走る衝撃と遅れて感じる痛みにやや呻いた後。
うるさいのはお前じゃん、みたいな顔をした。
確かに大人しくしてろとは言わなかったけどさ、
良い子にしてるって何だっけね。認識の相違を感じます。

「……あのさ〜
 "くらい"じゃないんだよ俺にとってはさぁ…
 お前には革命軍があっても俺にはお前しか居ないわけで、
 お前に否定されたら何もかもそこで終わりなの。わかる?」

なら我慢しろという話になりそうなものの、それは棚上げ。
だって餌付けしたのはお前じゃん。
たとえ反論されてももはやそう開き直るつもりしか無い。
血を与えた貴方と怯えを見せた貴方は異なるのだろうけど。

事ここに及んでは流石に見当も付いてきた。
今は異なる二つが揺らぎ鬩ぎ合っているから非常にやりづらい。
そしてそれらは必ずしも二つに一つなのだろうか。
決して共存し得ないものなのだろうか。
本当に?
(-219) 2021/12/17(Fri) 21:42:27

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


いいや、曲がりなりにも同じ人間から出づるものなら。

何も消えやしないだろう。

 俺がお前に望むのは俺以外のものに囚われない事だけ。
 今はあんたの存在を否定してるわけじゃないし、それに
 たとえそれで"あんた"が消えたとしても。

 あんたがあんただった事が消えて無くなるわけじゃない。
 あんたがこの街で過ごした時間が嘘になるわけじゃない。
 今となってはあんたという存在も、
 確かに"エアハート"という人間の一部だろう。

 仮にそれが"お前"にとってどんなに忌むべきものであっても。
 たとえこの血を抹消しても、この生まれだったからこそ
 俺がお前と出会えた事実が変わらないように。」

貴方の肩口に頬を擦り寄せ、掠れた声が静かに言い聞かす。

「あと、俺は別に同じ事をされてもああまでは怖気付かない。
 お前になら何をされても構わないし、
 "エアハート"が俺に危害を加える事は無いと知っている。
 まあ"あんた"がどうかはどうにも測りかねる節があるが…」

これは単に人格的に、というよりは命令の強度に懸念点がある。

結局の所。
殆ど強姦じみて手酷く抱かれても口答えをするだけで、
拘束の上とはいえ抵抗らしい抵抗はしなかったのがこの男だ。
何かこう、変なのかもしれない。情緒とか感性が。
(-220) 2021/12/17(Fri) 21:44:09

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


もう一度、与えられた血を種の本能のままに啜って。
貴方の肩、或いは首を単なる甘噛みとして柔く一噛みした後。

「…『お望み通りに』«What You Will»。
 元はと言えばそっちが煽ったんだ。
 泣いて懇願してもいいが、俺に聞き入れてやる義理は無い。

 たとえ"お前"が怖がっても、その時は
 いっそ恐怖心も何もわからなくなるまで。
 目一杯溺れさせてやればいいわけだ」

「そうだろう、ハーディ?」

貴方を見下ろす笑みは捕食者のもの。

すっかり中断されていた愛撫が再開される。
再度下腹部へ伸びた指は前を通り過ぎて後孔へ。
手付きは依然甘ったるいほどに優しいまま、
けれど快楽を逃がす事は許さない。
気が済むまで執拗に、勝手知ったる貴方の身体を暴き立てる。
(-221) 2021/12/17(Fri) 21:47:04

【独】 残影の フランドル

/*
スーッ(エアハート吸引)
(-222) 2021/12/17(Fri) 21:52:38

【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「―――」

これは墓守であった。これは灯屋になった。
そして、冒険者でもある。
他からどのような評価を受けようと、“猿退治”が出来る程度には汚れ仕事もやっている。

「それぐらいならお安い御用です。
貴方達ならば、減らすべき頭がどれかはわかっている事でしょう。
革命軍側も……私の知り合いに、このような馬鹿な真似をするような輩はいません」

洗脳だなんだと、きな臭い話も出ている。
今後を思うなら早めにご退場願った方がいい。

「……共犯者を望むなら、こちらからひとつお願いをしても?
数に入っているかもしれませんが、政府側にいる半妖精の羽根を欲した者。もしくはそれに融通した者。
その始末を」

それを野放しにする方が余程、気分のいい話ではない。
灯屋は貴方達に協力するだろう。
(-223) 2021/12/17(Fri) 21:57:05
レイは、お願いを断られても共犯者になるだろう。
(a43) 2021/12/17(Fri) 21:58:40

【独】 番犬 エドゥアルト

エドゥアルトの前の主は趣味で魔術を嗜むような金持ちの"魔術師"だった。
親とも引き離されてしまい、路頭に迷った下層の民のこどもが
そのひとに拾われたのは、救われたといってもおかしくなかった。
魔術の実験とやらに使われるためだとしても。

"主人の忠実な奴隷"として見えない首輪を付けられ
思考も行動も全て主人の思いのままだった。
善悪を判断する思考さえ育っていなかった少年にはそれは洗脳に近かった。

しかしある日その支配は解かれることとなる。
自らの手によって。主人を撃ち殺したからだ。

──主人を恨んでいた? 
──自由になりたかった?
──主人の忠実な奴隷だったのだから、言葉通りのことをしただけだ。

『この武器は血を浴びれば浴びるほど"力"を集められる。
 お前は魔術の才能だけはからしきないからな。画期的だろう』

魔術師はエドゥアルトに、生みの親を殺させた。

『絆があるほど──おまえが"家族"のように慕う者ほどいいんだ!』

そう言って。けれど、少年にとって家族だったのはその魔術師だった。

それだけのことだった。
(-224) 2021/12/17(Fri) 22:20:27

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「とても頼もしい、協力者ですよ。
……彼は貴方の事も案じています。
もし貴方と喧嘩したら、彼が悲しむでしょう?」

悲しむ顔は見たくないでしょう?なんて言って肩を竦める。

「おやおや。難問の上に引っ掛け問題ときましたか。
―――それにしても、嫌いな街に住み続けるというのも、酔狂なもので」

カンテラを指で叩きながら貴方の話を聞く。
鋭くなった貴方の目を、細めた目で見つめる。

「冒険者?」

この灯屋はヨルムガンドから離れた事がない。
他の街での扱いを知らない。比較対象はない。
暫し考え、口を開く。

「良いとは、言えないでしょうね。
どれだけ力を持とうと役に立とうと、市民にとって騎士や衛兵でもない冒険者は路地裏のゴロツキと大差ないのでしょう」

貴方はどう考えているのですかと、問いを返す。
(-225) 2021/12/17(Fri) 22:26:05

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「限りがあるからこその良さがあるとはいえ、この稼業は毎日世話できるとも限りませんからね。
知っていれば、今度押し花の作り方も教えていただけますか?」

折角なので、とまだ瑞々しいラベンダーを指す。
たまには私物を増やすのも、いいだろう。

「―――」
「……そんな事は、ないですよ。
お礼をされるような事なんて、なにも」

少しの間の後、出たのはそんな言葉。
"不信感" "期待"
どこか見透かされてるようにもなった花言葉。
そのような『思慮』を貴女はしないと、知っていたのに。
知っていたのに、これは御布令を見てもただ傍観していたのだ。

「……それは?」

瓶を見つめて、問う。これは、なんの花の香りだっただろう。
(-226) 2021/12/17(Fri) 22:56:01

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

「勿論なのです。遠方のご家族へのお手紙に押し花を同封される方も少なからずいらっしゃるので、勉強してあるのですよ」

近いうちに作り方をメモしてお渡しするのです、と少女はとても嬉しそうに微笑むことでしょう。

「いえ、いえ。貴方がそうじゃないと思っていても、私は」

彼女自身、自らに出された御布令に関心を示さなかったのです。貴方のそれを咎めることなどでましょうか。
少女は平等に誰でも心配し、誰にでも期待をしていた。
この街に馴染んでからは、そうするようにしていたのです。

「これは、香水というのです。
 身に着けて使うもので、匂い消しにも使えるのですよ。
 もちろん、これもお花を使っていて―――」

一つ花籠の敷紙を手に取り、端に一度吹きかけます。
ふわりと、バニラのような甘い香りが漂うことでしょう。

「これは、
ヘリオトロープのお花
―――なのです」
(-227) 2021/12/17(Fri) 23:16:20
アイシャは、    でしょうか。それとも。
(c57) 2021/12/17(Fri) 23:23:37

【念】 灯屋 レイ

「……」
「では、私も当然のようにガルムの意向を聞いて、おいしいものを食べてもらって、貴方の無事を祈ります」

もうやっている?細かい事は気にしないでいい。

「どんな、と言われると……修業していた時期が、長かったですかね。
先代の墓守に拾われて以降、墓守の仕事を叩き込まれる傍ら生きていく上で必要な事を教わりました。
全部無くなってからは、それらを活かして今に至ります。
……わかりやすく甘やかされた事はありませんが、それなりに大事にされていたとは思います」

これは路地裏で生まれ、拾われ、名を与えられて墓場で育った。
―――結局、期待に応える事も恩に報いる事もできなかったけれども。

「……ガルムは、」

貴方はどんな生活を送ってきたのだろう?
ロクな環境でなかった事は察している。
だから、踏み込んでいいものかこれは未だに測りかねている。
……聞けば、貴方は恐らく。どう感じていたとしても話してくれそうだから。
(!14) 2021/12/17(Fri) 23:46:01
レイは、番犬の頭を撫でるでしょう。そうしたいと思いました。よしよしよしよし。
(a44) 2021/12/17(Fri) 23:48:38

【秘】 百識眼 の シュゼット → 錆鉄御納戸 ミズチ

貴方の声が聴こえる。
彼のような者は刃の下に心を隠すという、声は聴こえども姿が視えず、いつも通りの声色の裏に、気取られたく無い何かがあるのだろう。

女は先日の様に驚いてみせることもなく、路地裏の石壁に背を預けて四角く切り取られた空を見上げた。

「そいつぁ突飛もねぇハナシでさぁな。
 が、そうさなぁ・・・

 そのもし、の通りで、大旦那がしくじるかハメるかであっしにお縄が向かずによ、掛からず仕舞いってぇ沙汰になるんなら、そりゃああっしにかまけてる場合じゃあねぇって時だろうよ。

 しっかしよぉ?そいつぁ難しいってもんだろう?
 革命派があったまって街中巻き込む蜂起でもしやがって、御上が火消しにてんてこ舞いでもならねぇとなぁ。
 そいつぁそいつで商売あがったりで御免蒙りてぇってなもんでさぁ」

あの豪商は表の店を欲しがっている、貴方の仮定の通りに大旦那が両派に通じているとしたら、女はいずれ潰されるであろう。この制度が生きている限り。
(-228) 2021/12/17(Fri) 23:56:54

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「わかりませんね。否定されてもあの程度言いくるめるなり身体で懐柔なりすればいい。そんなに大切ならね?

そもあれやってる最中に「嫌っ」って言ったら本気に取って心配されたノリですよ。だから下手くそって言ったんです」

この思考だ。だからのちに貴方が出した結論には大層満足そうな、少し腹立たしい笑顔を見せる事だろう。

「確かに半年間、この身体で生きていたのは"私"です。勿論、完全に別ではない同じエアハートですから、貴方の言う通りなのでしょう。

それでも、私に取っては役目の終わりは死と変わりません。私の生きた半年も、気付けばみんな"貴方と20数年生きたエアハートだった"に塗り代わる──そう言う感覚になるのでしょう。ああ、覚えているとかいいですから。気休めは結構です。最初からこうなる定めと理解してあり続けていました。

だから、先ほど貴方に消されると恨み言は吐きましたが、本当はそれでいいんですよ。それが、カエルの王子様がキスをされて人に戻るように、当たり前の本来のあるがままの結末です」

言い終えて、頬をすり寄せてくる貴方の頭を穏やかに撫でる。革命軍のために作られた、ベースは本来のまま「静」を付与し倫理観を一部破壊された人格。

けれど、感情がないわけではないのだから、こうして撫でる姿が何処か憧憬と、何かに焦がれる微笑みが生まれるのだって、おかしくはないのだ。 ▽
(-229) 2021/12/17(Fri) 23:57:32

【秘】 残影の フランドル → 羽無し妖精 アイシャ

 
「──白羽の矢が立つ、か。
 いいや、違うな。
それは君達を指すものだ。

 不特定多数の中から選ばれた罪なき犠牲者を指すものだ。
 つまり、この"蝙蝠"が裁かれる事を指すには不適切だ。」

ゆっくりと、椅子へと着いた貴方と向き合って。
役者騙りは、淀みなくただ事実を告げる。
この街の裏で動く者達を、たとえ貴方が知らずとも。
貴方達と違い、尋問を受けるに足る理由がある事は明らかだ。

「何れはこの騒ぎも沈静化するだろう。けれどそれも一時の事。
 きっとまた、同じ事が繰り返される事になる。
 政府にとって都合の悪いものが全て根絶されるか、
 或いは、革命が成るまで。」

「君が、君達が傷付いて欲しくないと願うものを巻き込んで。
 この街«ヨルムガルド»が黄昏に潰えるまで、幾度でも。
 …そうだとしたら、君はどうする?」

なんて、これもきっと意地悪な問い掛けだ。

この街は、この世界は、一朝一夕に変わりはしない。
誰にだって、全てを劇的に変えてしまえはしない。
一人の人が変える事ができるのは、せいぜい手の届く範囲だけ。

役者騙りの内通者、よそ者の"卑怯な蝙蝠"は知っている。
きっとこの街の誰しもが、
自分の手の届く限りを変えようと藻掻いているという事を。
(-230) 2021/12/18(Sat) 0:00:44

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「っふぁ、…は、は。
そう、捕食者になっちゃ、んっ、 開き直っ、てっ、ぅあ」

撒き餌のように傷つけた肌に噛み付かれるだけで背筋に甘い痺れが走る。痛いはずなのに気持ちいい、きもちいいのは、役目も使命も少しだけ忘れられて、好きだった。だからこの男はするのも、されるのも、積極的であり続けた。

「ぁ、あ、あ、でもこれ、勝 て、に反応、ぅあ」

指を入れられた時にお返しに耳朶に甘噛みを返して、舌をざりざり耳の中を犯したりしていたが、元々触れ合っていた相手となるとこんなになのか、或いはこれがフランドルに向ける感情によるものか、わからない。

わからなくても、執拗な責め立てに、生理的な涙と同じ様にあらゆる場所は容易に喜びのように滴を溢れさせる。まだ指しか入れてないと言うのに、時折耐えられないとばかりに身じろぎをして、貴方の首筋に無理やりぐりぐりと快楽を少しでも分散させる様に顔を押し付けた。慣らす必要もない程ぐずぐずに溶けるのも、あっという間だった。
(-231) 2021/12/18(Sat) 0:01:54

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

きっと、ラベンダーの淡い紫が残っている間に。灯屋は貴女に教えてもらった通りに押し花を作る。
そしてそれを見る度に、一滴の苦さと柔らかな気持ちと感じるようになるのでしょう。

「ヘリオトロープ」

これは花に詳しい方ではない。
けれど、酒場の中で花を売る貴女を見て、声を聞いて。
名を覚えたものはいくつかある。
―――確か、ラベンダーのような。
この少女の瞳と同じ、紫の花だったはずだ。

「こちらも、いい香りですね」

……花言葉は、なんと言っていただろう?
(-232) 2021/12/18(Sat) 0:15:57

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

暫くはラベンダーも閉じられた本の中に。7日ほど経った朝には、綺麗な押し花ができていることでしょう。
それは栞、もしくは小物のアクセントになるのでしょうか。
使い道を聞くのもまた楽しみで。

「はい。ヘリオトロープは、太陽の方を向いて花を咲かせることからその名がつけられたのですけれど、
 水の精クリティが、思い人であるアポロンの好きな人を生き埋めにしてしまうのですが…それを後悔し、アポロンを想いながら姿が花に変わってしまったのです。
 それが、「献身的な愛」の意味を持つ ヘリオトロープのお花なのですよ」

何となく、話しながら目線がテーブルに向かい 瓶を見つめるような形になりました。
その花が
恋の花
と呼ばれていることは、ついぞ口にできないまま。
(-233) 2021/12/18(Sat) 0:47:59

【独】 番犬 エドゥアルト

エドゥアルトは結局──ポンデケージョfoodを注文した。
(-234) 2021/12/18(Sat) 0:54:10

【墓】 羽無し妖精 アイシャ

そういえば、羽のない今なら 気兼ねなくお風呂に入れるのでは?
でも傷が痛むかもしれないのです。

アイシャはちょっと悩んでいます。
(+30) 2021/12/18(Sat) 1:01:23

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……むしろ、ちょうどよかったわ。
 私の中にある、この街に対する未練や郷愁を清算するには……」

ふ、と吐き捨てるように冷たく言い放った。
かつては仄かな暖かさもあったのかもしれないが、今は。

「よかったわね、銀貨7枚に相応する時間だったのなら」

ふらりと体勢を崩しながら立ち上がる姿を見やり。

少し目を細めた、興味深そうに、どこか憐れむように。

何か手を貸すことができれば、その言葉を聞けば。
(-235) 2021/12/18(Sat) 1:07:05

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……そう、ね。
 ならひとつ、頼み事を引き受けてくれないかしら」


「これからしばらく政府の衛兵たちを撹乱して欲しい。
 あなたなら簡単に捕まることもないでしょうし。

 銀貨5枚、そのまま返すわ」
(-236) 2021/12/18(Sat) 1:09:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ええ、もちろん。
 知っているわ、私がやったことだもの、それって」


「対処法も知っているわ、私がやったことだもの」
(-237) 2021/12/18(Sat) 1:30:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……で、どうしてあなたは、そうしたいと思うのかしら?


 彼が背負わなければならないと思っているのなら、
 私から見れば、何も解く必要は感じられないわ……」 


「それがあなたの望みだと言うのなら」
(-238) 2021/12/18(Sat) 1:32:26

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……あなたは何を払えるの? どこまで払えるの?


 示してくれないかしら。
 あなたがどれだけの価値を、意思を、狂気を。
 自分の望みのため……彼のために差し出せるのか。


 私は、それが依頼ならば、どう思っていようが遂行するわ」
(-239) 2021/12/18(Sat) 1:38:03

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ

「妖精の……羽? ……へえ。なるほど、いいですよ。
 少々探りを入れなければいけませんが
 ……まとめて始末すればいいでしょう。
 ああ、ついでに」

ぽん、と渡すのは
例の首輪。

発信機がついているらしいが、何故か外せている。
そして持ってきた
人の頭ほど大きな箱


「後で取りに来ますから、持っておいてください。
 レイが快く引き受けてくれてよかったです」
(-240) 2021/12/18(Sat) 1:38:24
ノアベルトは、その日ミズチの首を取った。
(c58) 2021/12/18(Sat) 1:40:58

ノアベルトは、その日、頭が入るぐらいの箱をレイに渡した。
(c59) 2021/12/18(Sat) 1:41:53

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー

「先にお前が述べた願いは真であり、内密にする理由は用いている手段とこの街の現状を見ての可能性との関係からだと」

「そうか 

「それは、良かった 

「…申し訳ない、ひどく穿った物言いをした。小生は、聞いたことしか知れない。斯様に詳らかにこちらの思想推測疑問等々を述べねば、小生の求む返答はないと感じたのだ」

「仮に小生とお前との立場がかわったとして、差し迫った理由があると思わなければ小生は内に秘めることを明らかにさせぬ故」

 ふ、と息を吐く音がした。

「小生は、お前に言葉が通じることを期待して参上した。その通りであって、うれしく思う。ありがとうチェルシー」

「チェルシーの技術も志も、それは素晴らしいものだ。お前が、お前の望みを為せるよう在れることを、小生も望んでいる」

 ミズチの目的は達された。あなた側から何もなければ、ミズチはこのまま退去するだろう。
(-241) 2021/12/18(Sat) 1:48:05

【独】 番犬 エドゥアルト

そこ何しとんの? こわいよ〜〜〜♪♪♪
こわいよ〜♪♪ っていうかおれみじゅちに
お礼を言いに行きたいんだけど行っていいか迷うよ〜♪
(-242) 2021/12/18(Sat) 1:50:08

【念】 番犬 エドゥアルト

「…………………………。
 貴方がそうしたいのなら、構わないが……」

その言葉に嘘はないが、
与えただけ返ってくることが、まだ慣れなかった。
貴方の今までの生活の話を静かに聞く。
……本来なら、余計なことを聞くべきではないという考えを持っているが、なにか気の迷いでも、起こしたのだろう。

「……そうか。貴方がおれにやさしいのは
 ……大事にされていたから、なのだろうか」
(!15) 2021/12/18(Sat) 2:01:31

【念】 番犬 エドゥアルト

「…………」

「……おれが今までどう生きてきたか、貴方は知りたいか?」

察しの悪い番犬にも、なんとなく貴方の考えがわかった。
貴方の思う通り、己がどう感じていても話すことができる。
……きっと、喜劇にも悲劇にもならない
この街ではさほど珍しくないであろう、つまらない話だ。
(!16) 2021/12/18(Sat) 2:03:52
エドゥアルトは、何故か最近よく撫でられるな……、と思っている。
(a45) 2021/12/18(Sat) 2:06:04

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……不安な事があればといったのに。
 気になるのはあたくしのことですか?」

「わかってんですよ、そんなこと。
 はあぁあ、全く……!
 あの花をもらわなくて本当に良かったです!」

「ここ数日であなたのことはともかく、
 旦那のことですら信用できていないことが浮き彫りになっただけでしたし」

「本当に、……無駄な杞憂に終わりそうです」

ため息をついて。帽子を整える。

「さあ、色々準備できたら、その首の、それ。
 外しちゃいましょうね、一度諸々の片付けをしたら再び集合です」

一度まともに見てみたかったんですよ、と首を取る提案をする。
はじめから案に入れていたことだ、あなたは受け入れてくれるだろう。もっとも首輪があっては邪魔なのだ。
自分はもとから外されていたが。
(-243) 2021/12/18(Sat) 2:13:46

【人】 番犬 エドゥアルト

「…………ミズチは最近みかけていないか?
 すこし、用があるのだが──大した用じゃない
 一言、礼を……そうか…………」

しばし煙の魔女と話しながら、エドゥアルトは
誰かさんの助言なんかを思い出して、悩みに悩んで、注文されたチーズパンと──最近肉ばかり食べているのでついでに頼んだ──サラダを平らげた。
(39) 2021/12/18(Sat) 2:18:42
エドゥアルトは、カウンター席に置かれた花を、ほんの少しのあいだ見つめていた。
(a46) 2021/12/18(Sat) 2:19:24

【独】 番犬 エドゥアルト

明日おわるんだよな・・・・・これ・・・・・・?
(-244) 2021/12/18(Sat) 2:22:55

【独】 番犬 エドゥアルト

早く全裸になりたい!!!!
早く全裸に!!!!!!!!

でも同時にこのまま潜んでいたい願望もある!!
(-245) 2021/12/18(Sat) 2:23:57

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「冒険者ってのは……
 こんなゴミを混ぜ返して仕事をしゃぶるような職じゃない。
 怪物の蟹や小鬼をシバき倒したりするそれはまだそれらしく≠ったが。

 そもそも荒くれやゴロツキをどつくのって、なあ。それこそ政府の役目じゃないのか?」

反面、ヨルムガンドから外をずっと飛び回り、
様々な街の様相を見てきた配達屋は、
理想を。黄金に囚われない夢を知っている。

知ってしまって、この都市に重ね合わせてしまった。

「いいんだ。正当に依頼として任されてんなら、そりゃ冒険者の飯種だ。奪われるようなもんでもない。

 たださ……この都市は。上は黄金ばかり弄んで、腐敗した暗部をほったらかし俺らを顎でコキ使って。かといって下は俺らを羨んで、生活に苦しみ何か厄介事を起こしてそのしわ寄せを冒険者らに寄越す。
 そのくせ大体が感謝の言葉一つも言っちゃあくれない」

嘆息をして、その、
それなりに隠してきた理由を言い放つ。

「一番惨めで、蔑ろにされてんのは、酒場で屯してる冒険者じゃねえか」
(-246) 2021/12/18(Sat) 2:26:16

【独】 番犬 エドゥアルト

全く予想できてないPL予想置いとくか。

スカリオーネ:ロール対面したことない人かも♪
オーウェン:あどさんなの?♪
エドゥアルト:童貞♪
ノアベルト:とーみんさんか?♪
チェルシー:だれやねん♪
エアハート:だれやねん♪
レイ:しゃみさん♪
シュゼット:だれやねん♪
アンゼリカ:だれやねん♪
ミズチ:睦月さんなのだ♪
フランドル:だれやねん♪
ペトルーシャ:たぶんボブさん♪
アイシャ:音水さん♪

見学のお二方はアオヤギさんとじっぷさんなのかな…?
(-247) 2021/12/18(Sat) 2:31:19

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート

耳朶に掛かる吐息に、這わされる舌の、その濡れた感触に。
ぞくりと背筋を震わせ、それでも指が動きを止める事は無い。
貴方が甘えるように首筋に顔を埋めれば、
きっと"役者騙り"らしく上品な香水の匂いがしただろう。

そうして貴方を暫く苛んだ後、指はずるりと引き抜かれて。
ベルトだの何だの金具の立てる僅かな音、
取り払われたものがベッド脇へと追い遣られた気配の後。

「カエルのままの王子を愛するのも自由だろう」

低く囁いて、勃ち上がった自身を貴方の後孔に宛てがって。
そのままずぶずぶと熱く蕩けた胎内に押し入った。

「んん、……俺としては、一つでも
 愛せる"エアハート"が減るのは…いや、そもそも役目とか
 俺が必要としてるからじゃだめなのか?だめか…?」

ある程度分け入れば熱い息を漏らし、一度動きを止めて。
切れ切れに零すのはムードもへったくれもない思考のだだ流し。

「だめか?」

ちょっと揺すった。

つまるところ。
貴方も"エアハート"の一部であるならば捨てる気は無いし。
仮に役目の終わりが凡そ死と同義であるのなら、
自分がある意味貴方にそうしているように、貴方も自分に存在意義を依存すればいい。
強欲で傲慢で暴論もいい所、そんな思考だ。
(-248) 2021/12/18(Sat) 3:36:24

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 番犬 エドゥアルト

「? はて。
 あなたも情が薄いですね、ミズチとはまた違う方向で。
 こういう方が役に立つといわれてしまうのですが、なんとも複雑です」


レイの名前でこの反応とは、筋金入りの傭兵なのだろう。
彼の身分についても聞きたいところだが……今度になってしまいそうだ。

「騒動というのは、言ってしまえば政府と反乱軍の人間をある程度殺しに行きます。
 この政策に関わっている方々を始末するので、相応に騒ぎになるかもしれませんが……彼らも不始末はもみ消すでしょう。
 バレるつもりはありません、すべては念の為です。
 ……手伝ってもらえたらとも思いますがあまり負担はかけたくありませんし。正直、私情だらけで動いていますのでこれ以上巻き込めないかなと」
(-250) 2021/12/18(Sat) 3:43:01

【独】 残影の フランドル

/*
文章の温度差が変。変よ。
どうしてこうなるんやろうなあ(他人事)
(-249) 2021/12/18(Sat) 3:43:16

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット

「成程」

「組織の上層部の一角を担うものを失くした際に起こる、それ以外の者への影響の懸念よりも、そちらが先に挙がるのだな」

「……そうすると、だ」

「大旦那の革命派との関与が明らかにされ、
 シュシュさんの関与は証明されず、
 政府がその正否如何を追究する暇のない程度に多忙になる。
 革命派には沙汰が下り、制度は取り下げられ、
 そして、街自体に大きな被害は出ていない状態である」

「──理想形はこういったところか。何某かなく起こり得ず、
 何某かがあったとしても、起こすことは容易ではない」
 
 

「ないが、起こる可能性が欠片もない事象でもない」
 
 

「そうした話であるな。
 答えてくれてありがとうシュシュさん」

 ふ、と息を吐く音がした。
(-251) 2021/12/18(Sat) 3:53:58

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット

「小生が最も近くに
 シュシュさんから受けていた依頼は潮晶石の採取であり、
 煙の魔女から受けた珠響玉の採取依頼で
 藍海洞の深くへ赴く前の準備に店に立ち寄った際に、
 そちらへ向かうのならついでにと頼まれたのだったな」

 潮晶石は宝石の一種だ。
 あなたがそうしたついでの依頼をし、品物を納められていた事実はある。
 

「小生が此度シュシュさんのもとへ参上したのも、ついでの用事と言えばそうだ。最優先ではない為、期待はしないでほしい。ただ、何もしなかった時以上の不利益を被らせることはない」
 
 

「そういうことになる」
 
 

 有無を言わせぬ形の発言は、質問を受ける気を感じさせなかった。
 が、すぐには気配はなくならない。訂正する箇所があれば受けるのだろう。
 何もないようなら、ミズチはこのまま退去する。
(-252) 2021/12/18(Sat) 3:59:39

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>39
 あ〜届けられてる〜〜〜オーウェンありがと〜〜〜〜〜〜〜
 エドゥアルトもね〜〜〜〜〜また今度ね〜〜〜〜〜〜〜
(-253) 2021/12/18(Sat) 4:02:14

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス

──太陽が正中するよりも前の、どこかの時間。


「フェリックス。頼みたいことがある」

 通常の声よりも広がりのない音があなたの耳に届いた。
 この声は指向性を持っており、音を伝えたい対象以外に
 ミズチの発言を聞かれるリスクを大きく下げるものだった。


 声のみで姿は見えないが、ミズチの居る方向は見当付けられるだろう。ミズチが政府に連れて行かれたとの噂を聞いているやもしれないが、声色は普段と遜色ない。
それでも、姿を見せないこと自体は珍しかった。

「スチュアート商会のここ暫くの珠響玉の発注に、シュラール商店が関わっていた痕跡をすべて消したい。小生も勿論働きかけるが、小生ひとりでは抜けが出るやもしれない。失敗も出来ず、確認の時間も足りないのだ」

「報酬や担保はすぐに用意できない。
 無保証で申し訳ないが、受けてもらえるととても助かる」

「どうだろうか」
 
(-254) 2021/12/18(Sat) 4:47:15

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス

/*
・スチュアート商会
 この街のトップシェアを誇る豪商。トップのスチュアート氏はこのあたりの商人組合のコアメンバーで、商人たちには大旦那と呼ばれている。威張った態度の政府を面白く思っていない。
 シュラール商店を潰して自分のものに出来ないかな〜って思っていそう。

・珠響玉(たまゆらだま)
 加工すると術者の思念を遠隔で受け取ることができるようになる魔石。簡単な術式で加工が可能で、組織内部での情報伝達用の道具に使われるのが主だが、ロマンチックな若者たちがペアリングに使用することもある程度には手が出し易い品である。

【ここまでのあらすじ】
 政府から監視用の首輪腕輪の発注を受けたスチュアート氏が、革命派側から細工(世界観:吊られた/襲撃された対象の扱いの項のあれ)を依頼され、その細工に使われた素材が珠響玉。
 スチュアート氏は珠響玉の原石の発注をシュラール商店にしており、実際の採取をシュゼットから受け、原石を納品していたのはミズチ。このままだとスチュアート氏が自身の革命派との関与をシュゼットに押し付けて甘い汁だけすすりそう〜〜〜〜〜

 ミズチはこれから色々やらかす予定なので、シュシュさんの迷惑にならないようにしたいな〜ってしているぞ!
(-256) 2021/12/18(Sat) 4:48:40

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/* >>フェリックス秘話
 間に挟めねぇなって思ったけど多いな補足。お世話かけます!!!!!!
(-255) 2021/12/18(Sat) 4:52:41

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

 未練に郷愁。それらを感じる程の出来事が過去にあったことを示す言葉。目の前の彼女の、少なくない部分を占める、思い出があることの証左。

「そうか。それは、……丁度良かったな」

 何かを言おうとして結局、形に出来ずただ同意することになった。ミズチはそうした、人の思い出を、そこから生じる想いを、常々羨ましく思っている。
 己は落としてきてしまった、時の積み重ねがそこにあるのだ。

「……。頼み事は、概ね受けられるとは小生も思うが」

 銀貨を持った手を少し彷徨わせる。

「攪乱とはどういった方向のものだろう? 単純な情報操作か、その他か。求める規模や期間はどの程度のものか」
(-257) 2021/12/18(Sat) 5:39:54

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「小生は、お前がローダンセを持っても良いと思うがな」

「お前は道を真っすぐ歩かないだけで、
 向かう場所を変えているわけではない」

 おくれば受け取ってくれるのだろうか。そうしたことを深く考えるのは、花を買いに行く暇が出来たらにすることにした。


 目の前のことに思考を戻す。首を取ることはミズチも考えていた。ミズチはこの装置についていくらかのことは知っているが、詳細に把握できているわけではない。元々外す算段が整えられていたらしいノアベルトのものと違い、外したことを感知される仕組みがないとも限らない。

 特に言われなければ宿の部屋にでも転がしておくつもりだったが、ミズチの頭はこうしてあなたに渡されることになる。

 知覚や発声諸々の機能はどうなるの? 頭がない時はない時で切り替えが利くんだってさ。見えないパスがあるので遠隔操作も可能だが、動かす必要もそうないだろう。接続の維持は最低限にされた。


「それではまた」

 別れの挨拶は、普段よりも低い位置から聞こえたのだった。
(-258) 2021/12/18(Sat) 6:29:56
ミズチは、煙の魔女と取引をした。ついでに、己が探されていたことも聞いた。
(c60) 2021/12/18(Sat) 6:46:59

ミズチは、姿を見せるのは、まだもう少し先。
(c61) 2021/12/18(Sat) 6:47:03

アイシャは、温かいスープを頂いています。
(c62) 2021/12/18(Sat) 8:42:21

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「これは……犬に噛まれたんです。
 本当に何もされていませんね?
 変わってしまっても、変えませんよ。
 あなたが望むのなら考えますが……
 寂しくなっただけとか言いませんよね、ああ気が狂いそうです」

腕を忌々しげに眺めながら、表情を隠しきれないことに舌打ちをしかける。
正面に立ち話すような対話はここまで苦手だっただろうか、また一度息を吸った。
慣れ親しんだ紫煙が胸に入り込んできて、香りが混ざる。

男が目の前の彼を主人と決めたときから、
考えてきたのは、その別れの瞬間だった。

「そんなこと言うのは、主らしくないですよ。
 変わったんじゃくて、変になっているんです」

信用していないのは私だ。
変わらないことを望んで、
変わってしまうんじゃないかって。
裏切られる前に裏切りたくて、期待はずれを願っていた。

最高の形でその期待はずれは期待通りに起こらないのだが。

「失格……? 馬鹿げたことを」

失いたくないから手にかけたくてしかたない不信の感情。
ふさわしくあり続けて欲しいとと願っている盲信と慕情。

「そんな日、来るわけないです。
 あなたは変わらないんですから」
(-259) 2021/12/18(Sat) 12:51:13

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ



「……二度と言いません」

あなたの数多にいる部隊にだって、
ミズチにだって、路地裏のごろつきにも、
傾国の美人だって、渡らせない。

ナイフを取り出して、スカリオーネの首に刃を添える。

貴方が許せと言わなければ、その後調子を戻さなければ、
そのまま貫こうとして反撃でも食らったのかもしれない。


「殺したいほどあなたを好いているんです
 初めてあったときからずっと!
 あなたが害されるようなことがあれば、
 その人を殺してから、あなたを殺します」

「主が望まない"あなたの姿"を晒し続けるぐらいなら
 あなたを殺して私も死にますから
 せいぜい好きなように長生きするんですね!」
(-260) 2021/12/18(Sat) 12:55:44

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

 

刃を構えた手を引き、離れる。
傷薬をもらえば少し悩んだあとそれをポケットにしまった。
今よりも使いどころがあるタイミングがこの後にあることを知っているからだ。

一歩下がれば、ここから離れるつもりなのか一瞬渋った表情をしてから帽子を外した。
これは、仕事に行きたくない人間だ。


「でも―――たまには、いいことがあった日ぐらいは。
 潰れるまで飲むのに付き合ってほしいです。
 今晩でもどうでしょう、私が仕事を終えたあと……

 きっと、主にはいいことが起きていますから」


風を受けて、煙の香りが流される。
上着の留め具が外れかけているのを見れば
引きちぎり、また一つ自分の痕跡が残る可能性を排除した


情けない姿は嫌いですが、
信頼の証が見えるのは嫌な気分ではないのが私の難儀な性格なんです。

そして、これ以上はあなたが信じる私達の実力を疑いません。
今日のお別れの挨拶はこの程度でいいでしょう、やはり顔が見れないと気分が上がりませんから。
(-261) 2021/12/18(Sat) 13:12:06
ノアベルトは、死ぬことは名を変えることだと思っている。
(c63) 2021/12/18(Sat) 13:20:06

ノアベルトは、次の名が掃除屋はごめんだ、吟遊詩人かそれとも……
(c64) 2021/12/18(Sat) 13:20:36

ノアベルトは、それでも、骸狩りだけは遠慮願いそうだ。
(c65) 2021/12/18(Sat) 13:21:21

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

あなたの剣幕。あなたの好意。
あなたの刃。あなたの言葉。
その全てを受け止める。

そうして、思うのだ。
ああ、
やはり自分を再度殺すのはこの男だろうな
、と。
そして、それは、自分には随分に過ぎた幸せなのだな、と。

しかしそれを表に出せば、きっと今言った通りに、
この騒ぎが終わる前に、死体が二つ転がる事になるのだろう。
だが、先に言ったように、男はまだ、死ねない。

だから、今は……否。今以外は。この男の主でいる。
だから、いつもの通り。変わらない、スカリオーネは。

「胸に刻んでおく。
 ……いいだろう、なら、行ってこい。
 今夜は待っていてやる」

そうやって、あなたの期待に応えて見送るのだ。
(-262) 2021/12/18(Sat) 13:41:07

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

あなたが仕事へいやいや向かっていった後。
路地裏でひとり、煙を吐く。

「……らしくない、変になっている、か」

瞑目し、そうだろうな、と呟く。

冷静な男。冷徹な男。死人にしか興味がなく、
いずれにも平等で、敵には罰を、味方には礼を。
そんな男には、『スカリオーネ』には、
今日のあらゆるものがあまりに似合わない。

「だとすれば、」

男は、怨念だった。男は、あの日に死んでいた。
そして男は、奇しくも、ノアベルトが"そうなった"と似て、
あの日、ほとんど全てを捨ててきた。
たったふたつ、命と煙だけを抱えて、
人の形にして生きてきた。

「やはり俺はお前の主失格なのだろうな」

かつてスカリオーネではなかった男
は、ひとりごちる。
そうして、歩き出す。今夜の祝杯に向けて。
きっと、もうこの腕に誰かを抱けはしない。
死にぞこないに、幸せは似合わない。

――ノアベルトの幸せすらいつかは壊すだろう、
そんな男は、最後に溜息と煙を吐いて、
酒場へと戻っていった。
(-263) 2021/12/18(Sat) 13:49:16
スカリオーネは、望みたかった。
(a47) 2021/12/18(Sat) 13:55:57

スカリオーネは、しかしそんな望みは贅沢が過ぎるとも思っている。
(a48) 2021/12/18(Sat) 13:56:21

スカリオーネは、故に、スカリオーネである。
(a49) 2021/12/18(Sat) 13:57:26

【秘】 大道芸人 チェルシー → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……………、

 ……はっ、いえいえ!
 改まっていただき光栄のチェルちゃんです!えへへのへ!
 お褒めいただくのなんてデヘヘのヘですともね!!!

 チェルちゃん、ここで縛り付けられてグヘヘ尋問の身代わりにしてやるぜーーー!!みたいな可能性も想像してなきにしもあらずでしたので!こちらこそすみませんですとも!!!」

「はいっ、チェルちゃんめは、これからも頑張っていきますね!
 今日の夜にも、盛大に吹きましょうとも!!!ですから乞うご期待〜!!!!

 それでは、また!!!!!」

ぱ。と、白い布を頭上に放り上げる。
それと同時に一礼した姿は、布が被さると同時に消えていく。
やがて地面に落ちた布一枚を残すのみとなれば、ひらりとその布も空に舞って飛んでいった。
(-264) 2021/12/18(Sat) 13:58:48

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

もう、幾らかの時間が経てば。
ここ数日そうされてきたように、
衛兵がやってきて男を連れていくのだろう。

その時間までは、せいぜいいつも通りに。
酒場の中の、窓際の。いつもの席で、過ごしている。
(40) 2021/12/18(Sat) 13:59:52

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 旦那。
(-265) 2021/12/18(Sat) 13:59:52

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 旦、、、、那、、、、、、、。
(-266) 2021/12/18(Sat) 14:03:47

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 旦那………?
(-267) 2021/12/18(Sat) 14:05:30

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 ログみたくねぇ〜〜〜〜〜(見たい
(-268) 2021/12/18(Sat) 14:06:49

【独】 大道芸人 チェルシー

https://moonpupa.sakura.ne.jp...
笛吹陣営の優先度高くて草になる 狼残ってても勝つじゃんね。ウケるな…… ごめん運営の人たち……みんな……即終わるよ……
(-269) 2021/12/18(Sat) 14:09:09

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 うるせぇ連れていかせるかよ……………………………………………
(-270) 2021/12/18(Sat) 14:10:18

【独】 大道芸人 チェルシー

終わらせちゃっていいんだっけ!?パスしたほうがいいとかないよね……
じゃあ終わっちゃうが!?
(-271) 2021/12/18(Sat) 14:13:45

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 えん……ちぇるたんかわいいね。よしやっていけ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
(-272) 2021/12/18(Sat) 14:14:19

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

そう遠くない内に、カンテラと共に揺れるラベンダーを見る事になるでしょう。

「……なんだか寂しいお話ですね。
『献身的な愛』なんて言葉がつくぐらいです。
本来は純粋で、一途な想いだったでしょうに」

ほのかに漂う甘い香り。
瓶に映る淡い紫。
暫くの沈黙の後、静かに口を開く。

「……こちらも。大切に使わせていただきます。
ありがとう、アイシャ」

―――灯屋は、その言葉を聞いて何を思ったとしても。
貴女と同じようにその先は、口にしなかったでしょう。
(-274) 2021/12/18(Sat) 14:27:15

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 は〜〜〜旦那旦那。おれはおおむねたすからない。ノアベルトPL押し出してにげます。探さないでください。対面しているが殴り合わない位置にいさせてくれ。
(-273) 2021/12/18(Sat) 14:27:48

【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「お手数おかけします」

「…………」
(首輪と貴方の首元を見る)
「……………………」
(人の頭を入れるのに丁度良さそうな箱を見る)

「?」

(訳:首輪なんで?)


「???」

(訳:そして不穏な気配のするこれはいったい???)


思考が追いついていない様子がよくわかりますね。
追いついていないものの、貴方から渡されたものはきちんとすべて受け取ったでしょう。

「……『ガルム』にも手伝ってもらった方が良さそうだ。
引き受けたからにはきちんとやります。
ですから、貴方も貴方の仕事をこなしてください。

『掃除』、よろしくお願いしますね」
(-275) 2021/12/18(Sat) 14:39:52
レイは、頭が入るぐらいの箱を受け取った。は?
(a50) 2021/12/18(Sat) 14:41:23

【念】 灯屋 レイ

「……少しはあるかもしれませんが、どうでしょう?
誰にでもやっているかもしれませんし、貴方だからかもしれません。
当たり前かもしれないし、特別なのかもしれません」

煙に巻くような物言い。
けれど、大事にされた経験があったからこそ誰かを大事にできるというのは事実なのだろうなと、思う。
(!17) 2021/12/18(Sat) 14:55:04

【念】 灯屋 レイ

「……」

「知りたくない、と言えば嘘になります。
私は、ガルムの事を知ってみたい。
しかしあまり良くない記憶であるならば、私がそう言った事で貴方に思い出して欲しくないとも、思うのです」

これは貴方を大事にしたいと思っている。
だから、どう踏み込んでいいか迷うのだ。
(!18) 2021/12/18(Sat) 15:02:20

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

―――これはまだ、日が高い所にあった時の話だ。
人目を避けて貴方の下に灯屋はやって来た。
……なにやら外套が妙に膨らんでいる。

「ガ……いえ、エドゥアルト。
もしかすれば貴方にも話が来ているかもしれませんが……ノアベルトに協力を頼まれました。
この騒動を収める『掃除』を行う故、もしもの時にノアベルトのせいではないと、証言をして欲しいと」

政府側の上層部。革命軍の一部。
それらに対する、『掃除』。
―――要するに、殺害だ。

「……そして、これらを持っていて欲しいと頼まれたのですが。
私が灯りを点けに行っている間、預かっていただいてもよろしいでしょうか?」

そう言って外套の下から取り出したのは、発信機の外された
例の首輪

そして、
人の頭ほど大きな箱


「流石に持ち歩く訳にも、他の方に頼む訳にもいかなくて」

特に箱。
頭が痛そうな申し訳なさそうな顔をして貴方を見ている。
(-276) 2021/12/18(Sat) 15:21:11

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「……」

じっと貴方を見つめる。

「私、謝らなければいけませんね。
貴方が個人の憎悪でこのように、誰彼問わず巻き込む方ではないと。知っていたはずなのに」

―――貴方が言う冒険者を、夢だと思った。
黄金なんかではない。
もっと土埃に塗れた……それでもなお輝く、力と自由への憧憬。

「ただこの街に嫌気が差していたなら、貴方はどこへでも飛んでいけたでしょうに。
それでも事を起こしたのは、『此処』の冒険者が蔑ろにされ続けるのを嫌ったからか」

仲間意識か、他の理由か。
もしくはこれも、灯屋の見当違いな推論かもしれない。
ただ、灯屋は思ったのだ。

「やり方にはひとつふたつ、言いたいところはあります。
けれど……貴方は、本当にお人好しで。
ひどくやさしいのですね」
(-277) 2021/12/18(Sat) 15:48:21

【独】 大道芸人 チェルシー

これ、死人誘ってなかったら5日前に終了してたかもしれないんだな 怖!
まあそうなってもパスはするが………
(-278) 2021/12/18(Sat) 16:11:12

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「おお、こわやこわや」

降参、という手で両手をあげて、にこやかに。

「そこまで言うか〜?傷ついてしまうぞ。
ま、今のは俺の眉目秀麗さを湛えているという点で許そう。

無くはないさ。すべてが終わった時に、どうなっているかはわからんがな。
じゃあまたな、埃運びよ」

あえてその名を口にしたのは、あなたが案外、その名を嫌っておらず。
なんなら運びに誇りを持っているとみたからだろうか。
酔っ払いは酒精の香りを漂わせながら、酒場にいるご婦人を口説きに行った……。
節操のない男だ。
(-279) 2021/12/18(Sat) 16:31:15

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>34 スカリオーネ

「かわらぬものなどないとは思うがな」

目を細めて、あなたの言葉に表情を無くす。

「歴史と同じ。同じように繰り返すことはあれど、
斯様に等しいものはない。

骸狩り、お前もわかっているのだろう?」


「船はもう帰っているだろうよ。
安い蟹が出回っていたからな。貴族どもは喜んで食べるものもあるが、
おぞましい巨大な怪物蟹のものでもあるまいな。ハッハッハ……。」

手にしていた楽器をなぜるようにかき鳴らすと、
旋律と共に、潮風がなだらかになり、
無風になった。


「聞いておきたいのだがな、骸狩りよ。」

「お主は、なぜ死者を討つのか?」

「そして――死者とは、人の域を超えて生きる、死んだはずのものが動けば、死者か?」
(@5) 2021/12/18(Sat) 16:31:44

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……この酒場でぶん殴る、とここ最近言われたのは二人目だなあ」

ううむ。と、顎を撫でて呻いた。
考え込むようなふりをしているが、
この程度で所作を改める男でもあるまいに。

「それは、なんとも。他人事だから勝手を言うが、主人は可愛そうだなあ」

からからと笑いながら、そう返した。

「俺も器用な生き方とは言えないが、まあ、アドバイザーはいるからな。一人で考えて生きる、ということではない。お前さんはお前さんなりに、上手にやっていると思うがな。
掃除屋は、少なくともやる気にはならん。掃除も、俺はまあるく掃いてしまう。

続く言葉は、
主人の安寧を希む言葉。

フェリックスは目を細めて微笑んだまま、暫し間をあけた。

「…………いいことだな。そこまで忠義を尽くせる相手がいる、というのは。

ただ、ノアベルト――わかっているだろう」

少しだけ。
少しだけ、珍しく。悲し気な、しかし落ち着いて。
過去を回顧するような微笑みで、リュートを小さく弄び、ぽろん、と鳴らした。
(-280) 2021/12/18(Sat) 16:32:12

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト



「かわらぬものなどないのだ、ということは。」


「主人は、お前さんが無理をするのは、良い主人だというなら、望んでもいないんじゃあないか。」


(-281) 2021/12/18(Sat) 16:32:43

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ふふ。勝手を言ったな」

すまんすまん、と手をふって、あなたの肩を叩いた。

「お前と、お前の主人が、どうか幸福な終わりを遂げられるように祈っている。」


そして、いつもの調子で、酒場にいる女性に声をかけにいくだろう。
(-282) 2021/12/18(Sat) 16:33:04

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト

「なかったが……。お前は愛いな〜〜〜〜〜。」

思わず、酔っ払いは頭を撫でようとした。

「ここ最近、少しからかっただけで”顔の形を変えてやる”だのなんだの。
やんちゃな輩が多すぎる。お前さんのように、素直で若い者が万が一領事に捕えられたら、俺は悲しいなあ〜〜〜〜。」

……なでなでなでなでなで。
拒まなければずっと撫でている。

「よかったな。ヨルムガンドは色々と物騒だが、こうして風味のいい蟹を食うなら海辺が一番だ。匂いのきついものは腐っているから、食べないようにな!」

「いつまで、お前や他の連中と、こうして蟹でも食えるかはわからんからなあ…。」
(-283) 2021/12/18(Sat) 16:33:27

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 錆鉄御納戸 ミズチ

おや、と眉をあげたが、
表向きの所作には出していない。
こういった連絡になれているのかもしれない。


”あいわかった”

――それは口の形だけにみえるが、
あなたの耳元にも届くかもしれない。
音を届けるという事に関しては、
詩人の古い呪文は長けている。

”ただ、俺に頼みごとをするならば、それなりの対価を貰うぞぉ”

”いいな?”

愉快そうな口調で、そのように返す。
届いているかどうかは不明として、
フェリックスは席を立つ。

尋ねたのは、それなりの大商会の主であるロゼルダート。
そして色事好きで知り合ったラスコー子爵だ。

そして、ロゼルダート商会は、
そのままスチュアートを追い落とさんばかりに徴募の不正証拠集めを始め、動き始めた。

シュラール商店の痕跡は、恐らく中に通じたものが、静かにこの世から消していく。
(-284) 2021/12/18(Sat) 16:34:52

【秘】 番犬 エドゥアルト → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……、……そう見えるか? それでも構わないが」

情が薄いと言われどことなく腑に落ちないような顔。
"仲がいい"とというのは同等の立場の者同士に
言われるものだと、認識している故だろうか。

「……成る程。ずいぶん派手な掃除だな……。
 おれの優先すべきはあの人が無事であることだ。
 そのためならば、……協力しよう」

このいつまで続くかわからない制度を
終わらせることができれば、なにか変わるだろうか。

「……健闘を祈る」
(-285) 2021/12/18(Sat) 16:40:51

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「偏見を持たれるのには慣れてる。
 そう言ったことでお前は内心俺がそーいう輩だって思ってたってのがバレるんだから何も言わんで、──」

いつもの様に早口で捲し立てて、煙に巻こうとした矢先に……その推論をぶつけられると、言葉に詰まって。

「……別に。っつかさ、言ってるだろ。
 理由は『お前ら』だって。

 だから……革命軍に足突っ込んじまった奴らはしゃーないとして、他の酒場に居る冒険者が、こんな場所で満足してるのを見たらさ。

 行けないだろ、何処にも。
 だから優しくしてやる筋合いなんてない。こんな面倒な配達屋が居るって思ってとっとと出てってくれたら良かったんだ」

そんな、不器用で、優しいものを吐くのだ。
(-286) 2021/12/18(Sat) 16:53:50

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

「……ふ、…"気取ってる"って、言いたくなる…のと同時に、
 ……ああ、私の知ってる貴方だ。とも、思うんですよね」

貴方と20年も居たエアハートは、こんな"役者騙り"の香りに「自分達みたいなのが」とおかしそうに笑っただろう。けれど、今こうして匂いを嗅ぐ自分は、前に抱いた時もこの匂いをしっていたから、「フランドルだ」と思う。記憶はあっても、香りは実際に体験する方が"残る"から。

「自由ではあり、っ、ん…は、ぁ……」

"それに応えられるかは別だ"、と言う前に、後孔から下腹部にいとも簡単に迫り上がる圧迫感。けれど慣れ親しみ慣らされきった体は、その押し入る熱の熱さと苦しささえも歓喜とばかりに中は受け入れ、そして締まる。

ただ享受するだけでなく、無意識レベルで相手も悦ばせようと自然に貴方自身にねだるように、甘え甘やかすかの様に、何度もぎゅうと繰り返す。

「……ぇ……?消すんじゃ、ない、?……ははッ…既に、
 元の苦楽を共にした、一人がいる、のに、我儘……
 …あ、ずる──わ、わからな、いッ、」

わからない。今でも革命軍の為にと言う思考は当然の様に残っていて、でも、あなたの目を見る度に、絶対の生き甲斐だったものが、緩やかな意志になるように、今の体と同じ様に、何か解きほぐされている感覚を覚える。「だめ」かなんて、聞かないで欲しい。自分は選ぶ権利はない側なのだ。残りたくて残れるかも、全部、貴方の瞳と── ▽
(-287) 2021/12/18(Sat) 17:02:50

【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル

 
「ぅあ!?あ、あ……くっ……」

止まっていて考えに思いを馳せていたのに、その軽い揺すりと律動だけでどんな小さな快感でも拾い上げてこようとするこの体のせいで、視界が白の世界に飛びかかる。思わず相手にしがみつく手の力を強めた。

「…いま、ち、ちょっと敏感す、ぎ、から……
 ……ま、あ、待ッ、あ、ああっ」

洗脳で感情を全てを入力された訳ではないと言うことは、"君にもう一度、惹かれて、本物のエアハートと少しだけ違うからこそ恋をした"。

そんな、キミも、誰も知らない──愛される資格を自分から捨てた刹那の人格は、自分から手を伸ばせず、誰も知らずに、いつか終われば良いと思っていた。求められるなんて思ってなかったし、自分でも変えられない。だから、

「……欲しいなら、…この身体を全部、貴方が満たして、
 貴方のものにすればいい。……できるなら、ですけど」

最後の言葉は、煽る様に言いたかったのに、敏感な所を擦り上げられて声が裏返りかけた気がした。こんな時まで格好がつかないが、でも、そんなものだ。

元々、身体をモノにされて弱らされ切った所に洗脳をかけられ生まれた、そんな自分なんかを望む物好きがいるなら、"奪ってくれ"。それが、望まれることを欠片を考えてなかった男の、絞り出す様に呟いた答え。
(-288) 2021/12/18(Sat) 17:08:34

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

そして、この死霊術師はそんな積み重ねを捨て去ろうとしている。

いずれにせよ、それが"外"に出るには不要なものであるからだ。
彼女の"狂気"のためには、捨て去らなければならないものなのだ。

「……ええ、丁度。本当に、丁度良かったの」

気の利いた返事も返せないあなたには、繰り返すように答えた。
今は何も持たず、あらゆる物を落としてしまった今のあなたは。
彼女にとっては、彷徨う亡霊のようにも思えてしまった。

だから、与えてみる。

「難しいことは考えなくてもいいわ。
 あなたはただ、誰にも捕まらないようにしてくれればいい」

そう言って軽く〈匙〉を振って、あなたに術を施した。

「期間は……
 私がここを出ていくまで、あるいはあなたが音を上げるまで」
(-289) 2021/12/18(Sat) 17:08:56

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@5 フェリックス

「…………」

また、肯定。
丘を下り、街へと足を向ける。
船の帰還報告に、ならまた騒がしくなるな、と
出かけて行った者達の顔ぶれを思い出しながら。
消えた風に何を思うか、語り口の違う詩人に視線をやって。

「誰だって、夜には静かに寝るべきだ」

墓場の土を踏みしめて、ひとつめの答え。
それから、すれ違っていく頃に、もうひとつ。

「人の域なんてものは、俺にはわからん。興味もない。
 それに、お前の言い草だけでは判断は出来ん。
 ……人だろうが、獣だろうが、ヒバリだろうが、
 蘇り、他者の安寧を奪うなら、俺が出向いて再殺する。
 俺が殺すのは、屍人であって、死者ではない。が、」

「自分を死者と思っているような奴は、
 『死にぞこない』は、いずれ……もう一度死ぬだろうな」

それで、男は丘を後にした。
騒がしい街へ、帰っていく。
その背は人混みに混じるほど小さくはなかったが、
今日は幾分早く、街に呑み込まれて消えた。
(41) 2021/12/18(Sat) 17:10:17

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス

「……ええ。私は好きね、そういう話……正気ではないところが」

正気ではない、と。
おおよそ、物語への感想としては、物々しく形容して。

「……恋は盲目、あるいは病。言い得て妙よね、本当に。

 ……そうして、愛するふたりの、逃避行の行く末は?」
(-290) 2021/12/18(Sat) 17:15:00
ペトルーシャは、〈匙〉と〈焔喰らい〉を持って帰ってきた。
(c66) 2021/12/18(Sat) 17:15:55

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 アアアアペトラチャ、アアアアアア旦那も一緒に来るな狂う
(-291) 2021/12/18(Sat) 17:17:53

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「……このままいなくなるのなら、私も仕事がしやすくなるかしら」

大人しくその時を待っている姿を見て、何気なしに呟く。

「……いえ、やることは変わらないか。私も、誰も、彼も」
(+31) 2021/12/18(Sat) 17:20:07
スカリオーネは、居なくなっても仕事は止まらないよう部隊に通達済みだ。
(a51) 2021/12/18(Sat) 17:29:37

【念】 番犬 エドゥアルト

優しさの種類など問わない。
どう感じるのかは、受け取る側。

「……どれであろうが。
 おれは、貴方に必要とされなくなるまで
 貴方の傍にいるのだろう」

それがこの番犬の生き方でも、あった。
それ以外の生き方を知らなかった。
(!19) 2021/12/18(Sat) 17:43:06

【念】 番犬 エドゥアルト

「……では、おれはどうすれば」

どちらともつかない回答。
しばし、思案。

「よくない記憶かもしれない。
 だが、きっと、よくないことだけではない
 ……それだけは言えるだろう」

「おれはいつでも話すことができる」

覚えておいてほしい、とそれだけを告げる。
どちらかと言うのなら、自身よりも
優しい貴方が心苦しく思う方が懸念があった。
(!20) 2021/12/18(Sat) 17:44:21

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

「……」

あくまで望んだことが起きている。
このまま変わらなくても本人は構わず。

だが、知らぬ間に壊れるようなことは、
自覚せぬままにあの人間が病むことは、
望むことではない。
ああ、勝手をしてやろうじゃないか。
止めなかった彼奴が悪いのだ。

「……ミズチの為に、払えるもんなんて、ありんせん。
 これ以上、彼の救世主になんてなってやりません。

 あの子が一人で生きていくのに必要な聞ける声は、
 人間と同じもので、抱えられる量も同じです。
 元ある姿に、そして……正しく聞ける精神になるまで、
 成長するまで、壊れさすわけにはいかないんです。

 彼のためなんかじゃない。
 あれはあたくしの、拾い物です。
 あたくしの拾った宝をゴミにしたくないだけです。

 ……どんな声が聞こえてるか知りませんけどね。
 あなたに頼むならもっと
 自分のことを知ってからにするんでしたね。
 あのおバカさんは、まったく……ご迷惑をおかけしました」
(-292) 2021/12/18(Sat) 17:48:17

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

これは前金だと差し出す一枚の金貨。
はて、どこから出てきたのか。襟の中からだったかもしれない。

「すー、あー……実は、ですね。金欠です。 
 その上、あたくしの身は1ミリも渡せません。
  
 残りはそうですね、―――後払いでよろしいでしょうか。

 それと、できることは『ゴミ』をただでお渡しすることぐらいです。廃棄物なら、明日にでもたくさん出す予定ですから」
(-293) 2021/12/18(Sat) 17:49:43

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

「…………ああ、ノアベルトから話は聞いた
 おれも、もしもの時の証言には、協力する」

我々だって、政府とやらにいつ連れて行かれるか、わからない。もし選ばれてしまったあとでは遅い。ならばと。

ややあって、取り出された箱と貴方を交互に見やる。

「わかった」

首輪と、大きな箱。
特に訳も聞かず、それを預かってから

「訳を聞くべきなのかどうか、貴方の顔を見て悩んだ」

預かるならばしばらく、酒場で借りた部屋にでもこもっているべきか。
(-294) 2021/12/18(Sat) 17:57:00

【秘】 内緒の恋 アイシャ → 灯屋 レイ

その光景を見るまでは、この街にいられたら良いなと思うのです。きっとすごく幻想的なはずですから。

「彼女の嫉妬も、正しく想いの形だったはずなのです。
 行き過ぎなければ、報われなくとも……」

少しだけ寂しくて、それでも彼女の抱いた想いが甘い香りとなったのでしょう。

「さて、あまり長居するのも良くないのです。
 また明日、酒場にお花を持っていくのです。暫くは造花の提供になるとは思うのですけれど」

椅子から降りて、一度頭を下げてから扉の方へ向かうでしょう。
しかし部屋を出る直前、貴方を振り返り。

「……レイ様、
アイシャわたしは、クリティになると思いますか?それとも、アポロンに想いを注がれる王女になれるでしょうか
(-295) 2021/12/18(Sat) 18:02:50

【神】 埃運び オーウェン

≪娼館横の浴場にて≫

「……」

わずかに淀んだ瞳。疲れが溜まっている様な、自分に対する不信を見つけ出してしまったような、そんな。

手袋を鱗に引っかからないよう丁寧に外し、足元に転がした鞄に詰める。
ベルトを解き、上着を脱いで。
寒い時期だからか冷たい風が肌を撫で、思わず身を震わせた。

背中、腕、腰に腿。
そして、腰巻の隙間から伸びる、
わずかにささくれだった小さな尻尾。

右瞼にあるものと同じ、厚く、鎧の様な鈍い光沢を持つそれは、リザードマンなどに見られるものではなく……紛れもなく竜のもの。

といっても珍しいものではなく、ともすれば娼館で客をとっている所だって見れるはずだ。
火ではなく嘘くらいしか吐けない竜人の、それも合いの子は、頽廃都市に生きる一般市民と何も変わりはない。
(G0) 2021/12/18(Sat) 18:09:42

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……それが、あなたが支払えるものなのね」

差し出された金貨と、その言葉をしっかりと受け取って。

「『ゴミ』だけでいいわ、それだけ払える気概があるのなら」

ふぅ、とため息をひとつ吐いて。

「……拾った財宝は、持ち帰れないとゴミにもならないものね」
(-296) 2021/12/18(Sat) 18:09:44

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

「……成程? 承知した。手段は小生に一任されると」

 銀貨は元の場所に収められた。振られた〈匙〉に視線が行く。

「今のは祝福か何かか? それともまじないの類か。音を上げるまでと繋げるあたりは、良いだけのものではないのだろうな」

 そう思うらしいのに、不満や怒りなどは感じられなかっただろう。実際、そんな感情はミズチは持っていない。最初に出るのが、祝福という語である程度だ。無意味に不利益を被らせるためのものではないと踏んでいた。

「お前の期待に添えるよう在りたいと思う。
 重ねて礼を言う、ありがとうペトルーシャ」

 ふ、と息を吐く音がした。
この短いやりとりの中でもあなたは、

 ミズチが己の内で完結した言葉選びをし、肯定または訂正をさせることで、
 人の思惑を聞くようなことをしがちらしいのをよく感じた。


 あなたが話を続ける気配がなければ、彼はこのまま別れを告げて去ることになるだろう。
(-297) 2021/12/18(Sat) 18:12:03

【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス

「……ん。うまいものを知れて、よかった」

されるがまま、頭を撫でられている。
撫でられ続けている。嫌でもないので、拒まない。
段々とかぶっていたフードがずれていき
折りたたまれた獣の耳が露わになった。

「…………。貴方は、酔っているか?」

貴方の顔を覗き込む。

「……腐っているものくらいでは腹は
 壊さないが、覚えておこう」

エドゥアルトは「ならば、食えるうちに食っておこう」と
貴方がやっていたとおり、ぱきと足を折り、酒よりも
ひたすら蟹を食べるほうに夢中になっていたのだった。
(-298) 2021/12/18(Sat) 18:20:52

【独】 番犬 エドゥアルト

ぼくは窓で一緒になった人の下僕になろうと思って
窓のある役職選択しましたが、思ったより可愛がられ
ほのぼのファンタジープレイしていたかもしれん。
(-299) 2021/12/18(Sat) 18:24:00

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
オーウェン可愛すぎてびっくりしちゃった。
え? ありがとうございます
(-300) 2021/12/18(Sat) 18:24:17

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>G0
オーウェンの、これな。はーかわいいね、びっくりした。


ぺとるーしゃもかわいいねえごめんねえ!忙しいのに、かわいいねえ!
(-301) 2021/12/18(Sat) 18:25:35

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*今しか独り言で狂えないんだよな、どうしてくれよう。
片付いてないものが多いよ。

待って、旦那は何。
俺たち何も知らなーーい!
くそでか感情だけ抱えて生きてまーーす!!
(-302) 2021/12/18(Sat) 18:26:42

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス

「ああ、それは勿論。相応のものを返したいが故、
 小生は担保に足るものも浮かべられなかったのだ」

 ふ、と息を吐く音がした。

「ありがとうフェリックス、それではまた」

 互いが了承を返した以上、ミズチにも留まる理由はなかった。

 この暫く後にスチュアート商会から見つかる取引の記録には、
 珠響玉の原石を煙の魔女に受注したと記載されていた。
 そしてミズチは彼女からの依頼で原石を採取した。

 そういうことになったのだ。
(-303) 2021/12/18(Sat) 18:32:08

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「だって貴方の事、きちんと知らないんですもの。
だから話を聞きに来たと言ったじゃないですか。
……とはいえ、得た情報で一瞬でも思ったのは事実です。
それを黙っているのは、不誠実でしょう?」

貴方はきちんと話してくれたのに。

「本当に、遠回りな優しさです。
貴方、結局突き放しきれないんですから。
その願いは叶いっこありませんよ」

かつん、と足音を立てて貴方に近づく。
貴方の目を見上げる。

「それでも。
我々を想ってくれてありがとうございます。
損な役回りなのをわかって駆け回ってくれて。
ありがとうございます」
(-304) 2021/12/18(Sat) 18:49:14

【秘】 百識眼 の シュゼット → 錆鉄御納戸 ミズチ

「そういうことになる。ってぇいったい・・・?」

つい、身を解いてそちらの方を向いて問うたが、無論返答が返ってくる事はないのだろう。
しかしそれでも良い、それでいい。

「いや、かたじけねぇ、わかった。
 なんのついででも構いやしねぇ、そんな手筈だったってぇ事にしやしょう。
 今後とも、シュラール商店をばご贔屓にどうも・・・」

気配は感じ取れないが先程まで声があった先に礼を言って、暫くしそこに視線を向けたまま、やがて小さくて言葉を紡いだ。
貴方が聞いていようといなかろうと、立ち去っていようが関係なく。

「・・・あたしが、あたしにとってなにより大切なのは、おじいちゃんのお店だけだもの」


継いだ店を守り続けること、それだけが彼女の望みなのだから。
(-305) 2021/12/18(Sat) 18:57:46

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜シュシュさん〜〜〜〜〜口調を変えてくるな〜〜〜〜〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜〜一生懸命がんばってきたお嬢さんじゃん………は〜〜〜〜スチュアート商会つぶそ。
(-306) 2021/12/18(Sat) 19:01:37

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ

「勘違いするな。それでも全部は俺のためだ。
 そのままにしといたら、俺がちゃんと清々しい気持ちで生きていけないんだよ。だから、この街の全部が嫌いなんだ」

見下ろす目は不機嫌そうに。
だが、いつも通りの……突き放しきれない表情。

「分かったんならちゃんと今置かれている境遇を見つめ直せ。もっとよく外の世界を見てみろ。お前だけじゃなく、これまで尋問してきた奴らにも言ってきた。

 そうしてまだ、ここに残るってんなら……俺もうるさくは言わない。みんながみんな答えを持つなら。余計なお節介を焼く必要も、無くなる」
(-307) 2021/12/18(Sat) 19:03:50
チェルシーは、大道芸を終えた後。
(a52) 2021/12/18(Sat) 19:13:50

【独】 大道芸人 チェルシー

枠、スマホで見ると壊れてます。ごめん……
(-308) 2021/12/18(Sat) 19:22:18

【念】 灯屋 レイ

「……」

傍にいてくれるだろうか。
貴方に、いろんな暖かなものに触れて欲しい。
貴方の前には様々な選択肢があって、様々な生き方があるのだと。
少しずつ。少しずつで、いいから。
かつて自分が教わったように、知って欲しかった。

……そして、別の生き方を知れば。
貴方はどの道を選ぶだろう?

「私が、貴方に。
 そう思う事はありませんよ」

傍を離れる事があるなら、
それはきっと自分が愛想を尽かされた時だ。
灯屋はそう思う。
(!21) 2021/12/18(Sat) 19:26:14

【神】 埃運び オーウェン

様々な仕事で酷使してきた肉体は、傷も筋張りも多い。
身体そのものには無駄のない、といえば聞こえはいいかもしれないが、鍛えれば鍛えた分だけできることはやれることは増えていく。

諦めているだけだ、あれもこれも。

食事には頓着しなかったし、それに場所が場所だからか、どうしても纏わり付くような視線がある気がして。
そんなことを自分で思ってしまうくらい、故に洗練されているとはとても言い難い。

手早くタオルを腰に巻き、その上から伸びて不機嫌そうに揺れる尻尾を背に、湯船へ向かっていく。

「……ハア……」

そもそもこの辺りにいい思い出はない。

やれる仕事は多いだけ良いものだが、知らぬ男や女に身体を好きにさせることだけは妥協してやれなかった。
その代わり、こっちが好きにするならまだやれないことはなかったのだが。

そんなくだらない思い出ばかりが、この辺りに有る。
(G1) 2021/12/18(Sat) 19:26:42
ノアベルトは、フェリックスに舌打ちをしてその背を見送る。「そんなことわかっているんですよ、だから信じられないんです」
(c67) 2021/12/18(Sat) 19:29:01

【念】 灯屋 レイ

暫し、思案する。
やがて大きく息を吸って、吐いて。

「……わかりました。

ガルム。
貴方の事を教えていただいても、いいでしょうか。
言いたくない事があれば、伏せても構いません。
貴方がこれまでどうやって生きてきたのか。

私に、教えてくれますか」

何を思おうと、感じようと。
これは全部受け止めると決めた。
(!22) 2021/12/18(Sat) 19:32:58

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


たとえ応えが無くとも構わない。
何せ貴方を追い続け、手を伸ばし続けるのは得意なのだから。
貴方の陰は、貴方の剣は、今までそのようにして生きてきた。

「っ、…そもそも、さあ
 あの時折れるなって言ったの、そっちじゃないのか。
 俺を認めたのは、お前"も"じゃないのか。」

そして、剣を預けた時の事。
貴方の剣として在り続ける事を許された時の事を覚えている。

「俺はお前に消えて欲しくないし、逃してやる気も無い。
 だって言い逃げなんて卑怯だろう」

だから今もこうして手を伸ばして、欲しがって。
我儘であろうと関係無い。その分望むものは唯一つなのだから。
それくらいの我儘は、許されたっていいだろう。

「ハーディ、…エアハート、かわいい俺のかたえ。
 
ずっと傍で、俺以外の何にも囚われないでいてくれよ。

 俺はどうにもお前が他人の為に在るのは我慢ならないらしい。
 お前でも俺でもない、他人の為のお前で在るくらいなら。
 俺がお前の為にあるように、お前も俺の為にあってくれよ…」

或いは命令を、或いは請願を、重ねるように。
掠れた声が切なく甘く蕩けるように囁いて、あとは望むまま。
縋るように収縮する粘膜を割り開いて、好い所を責め立てて。
時折首筋や肩を柔く喰んで、傷口に再び舌を這わせて。
欲のままに貴方を貪り、そして求められるだけ与え続けた。
(-309) 2021/12/18(Sat) 19:37:45

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

「なら、良かった。
嗅ぎつけられるとも、あの方達がヘマをするとも思いませんが……念には念を、という事で」

先に認識を照らし合わせておくに越した事はありませんからね、と頷く。

「……すみません。数時間で良いのです。
下層民の居住区とはいえ街中を通りますし、人目を避けるとしても路地裏は……あまり、よろしくないので。

首輪は恐らく、『掃除』の際に影響があるからだとは思うんですけれど。
……箱については私にもよく……」

開くとそこには絡繰の頭が納まっている事をこの灯屋は知らない。
ただ、貴方ならなんであろうときちんと預かってくれるだろうという信頼だけで此処に来た。
(-310) 2021/12/18(Sat) 19:42:11

【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート


──じゃあ、こうしよう。

暫定的に、元あったお前をハーディ、
後から生じたお前をエディと区別する事にしよう。
そうする事で二つは一度明確に個として分かたれ、
混ざり合い混濁する事はある程度抑制されると考えられる。

次。
お前はハーディであり、エディであり、エアハートである。
こうする事で恐らく二つは矛盾せず共存する事ができる。
共存の形が統合か併存かは…まあ、お前次第ではある、が。
併存であった方が、望ましくはあるだろうな。

それから。役目が無ければ存在意義も無いと言うのであれば
お前を望んだ俺の為に在る事を役目とすればいい。後は…

…ちゃんと聞いておいてくれよ。
お前が聞いて、頭で理解して、意識しないと意味が無い。
無理矢理書き加えられた矛盾と破綻だらけの命令を整理して、
改めて整合性の取れた命令として上書きし直せば。
理論上は、どちらの"エアハート"も維持する事ができるはずだ。

──実に貪欲な情事を終えた後。そんな、いつかの会話。

…………
(-311) 2021/12/18(Sat) 19:50:20
ペトルーシャは、チェルシーにおひねりを投げた。
(c68) 2021/12/18(Sat) 19:50:30

【独】 騎兵 リーゼロッテ

/*
ひゃーーーー!リアル死で死んでたよ♡
もう1時間強でエピ入っちゃう♡♡死ィ〜〜〜♡♡♡
(-312) 2021/12/18(Sat) 19:51:35
フランドルは、… 
(c69) 2021/12/18(Sat) 19:53:04

フランドルは、それでも、どうしても受け入れ難くて、結局、
(c70) 2021/12/18(Sat) 19:54:01

フランドルは、一人になってから、全て吐き戻してしまった。
(c71) 2021/12/18(Sat) 19:54:11

フランドルは、どうあるべきかわからない。
(c72) 2021/12/18(Sat) 19:54:20

残影の フランドルは、メモを貼った。
(c73) 2021/12/18(Sat) 19:55:37

チェルシーは、おひねりを受け取ってにこり!と一礼した。
(a53) 2021/12/18(Sat) 19:57:53

【秘】 騎兵 リーゼロッテ → 百識眼 の シュゼット

「シューシュさーーん♡
 あのお薬、すっごかったよぉ♡ ありがと〜♡
 お船乗ってたヒトたちに宣伝しといたからねぇ♡」

あなたのいるテーブルに金貨が5枚置かれる。
回復薬を2,3念の為買っていったリーゼロッテだったが、結局遮二無二ドリンクを少し使っただけで全くの無傷で帰還した。
この金貨は融通してもらった分の補完のつもりである。

「もうねぇ、カニさんの足ちょこっと突っついただけで
 でっかい穴開いちゃったんだよぉ。
 ロッテじゃなくてもきっとスッゴイパワーが出るねぇ!
 食べる用にちょっとは貰ってきたんだけどぉー、
 たぶん目玉とか、使えるトコロ?
 市場に出るだろうから、頑張ってゲットしてねぇ〜」

少なくとも、破壊したのは脚の一本の関節と頭部の神経節のみ。
あなたが望む部位は競り勝てば仕入れることが叶うだろう。
(-313) 2021/12/18(Sat) 20:03:56

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「きっと一度でも振り向いてもらいたかったのでしょう。
……そのままでは、いられなかったのでしょうね」

貴女の言葉にこくりと頷いて、扉を開けようと席を立つ。
そして、再び視線を向けた貴女を見下ろした。

「―――
貴女は、貴女アイシャです


はっきりと、言い切る。

クリティ愛に殉じた精霊でも太陽に見つめられた乙女想われ妬まれた王女でもない。

アイシャ良き生を送る者
ヘリオトロープにまつわる話に出てくる女性はどちらも悲劇的です。
貴女はどちらにもならなくていい」

自分がこの小さい手を取るなら。
簡単にめでたしめでたしを得られただろうか。

「……私は貴女の幸福を祈ります。
 そして、良き隣人でいられる事を祈ります」
(-314) 2021/12/18(Sat) 20:04:52

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット

痛み止めがまだ少し効果を残していたのか、注射の痛みはほとんど感じません。
傷口の痛みに紛れてしまっているのかもしれないですけれど。

「それはちょっと、分かるような気がするのです。
 どうしても、下に見てくるような人は……いるもの、なのですよ」

女だから、子供だから、異種族だから。
何かと理由をつけて、邪魔をする人は出るもので。

「……私が、シュゼット様のお力に?
 この街に来たばかりの時は、必死で……そんな風に思われていたなんて、知らなかったのです。
 少ししたころには、シュゼット様は…もう、しっかりしておられましたから」

麻酔でぼんやりするけれど、掛けられる言葉に 少しだけ緩んだ空気を纏います。
(-315) 2021/12/18(Sat) 20:07:00
オーウェンは、自分のやってることが正しいことだとは思ったことはないが。
(a54) 2021/12/18(Sat) 20:09:39

オーウェンは、そろそろ疲れた。マジで疲れた。
(a55) 2021/12/18(Sat) 20:10:19

レイは、貴女がどちらだったとして、太陽にはなれない。
(a56) 2021/12/18(Sat) 20:12:33

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 みんな駆け足してる……
(-316) 2021/12/18(Sat) 20:16:37

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

/*
今更ですが占い先何も決めてなかったな、と。
占いたい人(自分で占いたい人)がいたらその人を占う、もしくはお互いを占い合うのはどうでしょうか……?
21時以降のコミット更新時にも占う事はできるので、占い合うのはそちらでも大丈夫です
(-317) 2021/12/18(Sat) 20:16:44

【見】 騎兵 リーゼロッテ

―回想― #蟹討伐

巨大蟹の1匹の“脳”を破壊せしめたリーゼロッテが、ぐらりと傾いた巨体から馬を飛び退かせたところ。
その砂塵まじりの風にあおられているだろう二人分の人影を見つけて(>>4:31)、そのままかれらの元へと降り立った。

「チェールちゃん♡ 見てたぁー?
 お脳あそこだったみたいだねぇ! よっと!」

ときに、シュゼットから買い取ったとある薬。
巨大蟹の頭胸部すら削り取った破壊力は、リーゼロッテの膂力にその効果が乗ったことによる。
物理攻撃主体の面々には後ほど宣伝しておくとして、とにかく今はチェルシーと地割れに挟まれた人物を助けなくてはならない。
彼を掴むチェルシーの腰を掴んで、スポーン!と一発―――

―――とは、いったけれど。

「あ、
…そーなるよね〜〜〜♡
ごめえーん♡」

二人をまとめて宙に投げ飛ばすこととなった。

それが狙撃手の邪魔にならなかったことは幸いだろう。
馬の背で二人をキャッチして、もう1体の蟹がひっくり返る様子を振り返り見た。まあ、あとは自分が行かなくても問題無いであろう。
(@6) 2021/12/18(Sat) 20:17:01

【秘】 私の太陽 アイシャ → 灯屋 レイ

「はい、きっと」

そうして、少女は貴方の答えを静かに聞いていました。
その顔はかすかな笑みを浮かべて。

「……私はきっと、どちらにもそぐわない。
 幸せな人生を歩んできたわけでも、信じてきたわけでもなくて。
 
 太陽ひかりに惹かれた ただの女なのです。

ですから―――太陽がどこかに行ってしまうまでは、想うことを許してほしいのです」

手を取ってもらえることは、初めから期待してなどいないのです。
アイシャは、拒絶されないのなら。
それはちょっとだけ苦しいことかもしれないけれど。

ほんの少し眉を下げるだけで済むのです。

少女はぺこりともう一度頭を下げて、今度こそお部屋を後にすることでしょう。
(-318) 2021/12/18(Sat) 20:20:23
アイシャは、それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。
(c74) 2021/12/18(Sat) 20:21:25

【独】 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
 オーウェンの肌と鱗すりすりするだけに金出したい。
(-319) 2021/12/18(Sat) 20:22:34
チェルシーは、きっと「あ〜〜れ〜〜!!」と空を舞っていたのだろう。スポーン。
(a57) 2021/12/18(Sat) 20:27:36

【見】 騎兵 リーゼロッテ

―その後― #蟹討伐

ヒュージキャンサーの目玉が4つ、
鋏部が4つ、
頭殻をはじめ装甲部が多数。
ついでに新鮮でしばらくは“もつ”らしい中身。

市場に出回ったのは、
狩猟に成功した2匹分のヒュージキャンサーと、
シュラール商店の評判、
ついでに『《脳刺し》ロッテ』への恐怖心だった。

あなたの活躍もきっと評判として残るだろう。
もっとも、冒険者として名を上げたからとて、この街に留まる限りはさほどあなたの状況を良くはしないかもしれないが。


/*
ご参加ありがとうございました。
参加していた体でいていただいてもOKです。
(@7) 2021/12/18(Sat) 20:28:09
チェルシーは、なんとか空で体勢を整えてうまく馬キャッチされたのだろう……
(a58) 2021/12/18(Sat) 20:28:10

【独】 大道芸人 チェルシー

馬だけに……上手くなあああああああ!!!!!!!!!!
(-320) 2021/12/18(Sat) 20:29:01

【念】 番犬 エドゥアルト


「……そう。そうか
 もしそんな日々が、少しでも続くのならば」

──貴方が、此方の味方ある必要はない。
だが、そうであるのなら、それは


「きっと、嬉しい」

己の知りうる言葉で表現することが
できなかったたった一言を呟き。

貴方の番犬は目を細めた。
(!23) 2021/12/18(Sat) 20:29:33

【独】 残影の フランドル


喉奥に指を突っ込んで、
反射的に、本能的に、迫り上がったものを、そのまま。

「ぅ"、………」

そうし続けて、すっかり胃の中が空になった頃。
顔を上げて、吐き戻したものから視線を背けた。
鼻の奥が、つんとする。

一度冷静になれば、待ち受けているものは自己嫌悪ばかり。
普通は受け入れられないなんてわかっていたのに。
この忌むべき血筋が齎す全てのものも、
それに抗う事のできない自分も、嫌で仕方ない。

そして、それによって見限られる事が、何よりも。
(-321) 2021/12/18(Sat) 20:32:53

【念】 番犬 エドゥアルト

「……ならば、話そう」

包み隠さず告げよう。
それは、拙い言語で淡々と語られる。
(!24) 2021/12/18(Sat) 20:34:23

【独】 羽無し妖精 アイシャ

恋なのか吊橋効果なのか。
経験のない少女には判断がつかないけれど。

明日の花は、きっとミモザ。
(-322) 2021/12/18(Sat) 20:36:17

【独】 残影の フランドル

 
──ちょっと怖がられたくらいで。

「も、嫌だッ!! い、」


くらい、であるものか。
本気に取るに決まっている。
自分でさえ受け入れ難いものを、反射とはいえ拒絶されれば。

"フランドル"に存在意義を与えられるのは、"エアハート"だけ。
貴方に拒まれるという事は、そういう事だ。
目の眩むような絶望とは、そういうものだ。

自分に非があるとはいえ、怯えもするわけで。
(-323) 2021/12/18(Sat) 20:36:29

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「はい。では、そういう事にしておきましょう」

突き放しきれないとわかっているから。
にこりと笑うように貴方を見上げる。
小突かれたとしても仕方ないな、これ。

「冒険者の、とまではいかないまでもですね。
私だって現状に思うところはありましたよ?
だから、貴方達の協力者という立場を選んだんです。

……違うのは、私はこの街を嫌いきれない事。
街の外を見たとしてもきっと。
私は此処を捨てるより、より良くなる事を願うでしょう。

だから、私は此処に残ります」

貴方がもしも愛想を尽かして去るのなら。
次来るまでに少しは、マシにしておきたいです。
そんな事を、灯屋は告げるのでしょう。
(-324) 2021/12/18(Sat) 20:37:57

【秘】 騎兵 リーゼロッテ → 死霊術師 ペトルーシャ

(4日目時空)

「逃げなきゃいけないってゆーかぁー。
 逃げた方がおトクなコトもけっこーあるじゃん?っていう。
 誇り高いのはべつにいーんだけどぉ」

口を尖らせた割に不満げでもなく。
あなたの生き様に共感できずにいるのは、リーゼロッテの辞書に矜持などの譲れないものに関する言葉が無いからだろうか。

「うっかり死んじゃったらソンでしょぉ?
 ロッテなら知〜らない、ポイッ!ってしちゃったり
 するトコなのになぁーって思ってぇ。
 せっかくおともだち♡になれたんだからぁー、
 ペトルーシャさんが死んじゃったらさびしーよぉ」

戦場で互い見えて、後に陣営の縛り無く出会ったからといって、それをお友達♡と言われて頷くあなたなのかは分からないけれど。
少なくともリーゼロッテからペトルーシャに対しては、親愛の意を示しての言葉であった。

「だからぁ、生きて一緒に
 依頼とかお買い物とか行こーよ♡
 うんうん、ぜったいたのしーから♡」
(-325) 2021/12/18(Sat) 20:39:29

【念】 番犬 エドゥアルト

「──おれが生まれたのも、下層の掃き溜めだったらしい」

記憶は曖昧だが、物心つくより幼かった。そして、これもまた、ひとに拾われた。趣味で魔術を嗜むような、裕福な魔術師だった。

その扱いは我が子というよりは"実験体"や"奴隷"だ
魔術の実験に使われる日々を送っていた。
成長すれば、実験体に使う為の人殺しなんかもさせられた。

──だが、奇妙なことに本人はそれに疑問を抱いていなかったようだった。
寧ろ"救われたから役に立ちたい"という。

しかしそんな日々も突然終わりを告げた。
自らの手で、その魔術師を殺めることによって。

──殺したくはなかった。だが、それが
"命令"だったから。そうしたのだという。


語られたのは本人の視点。真実はどうだったのだろう?


解放されたあとのほうが、苦労したのかもしれない。
皆も知る通り。居場所のなくなった野良犬ができること
といえば、冒険者くらいだった。
(!25) 2021/12/18(Sat) 20:39:55
2021/12/18(Sat) 20:45:10

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「……貴女が信じなくても、私が信じます。
そしてそれは、わざわざ許す事でもありません」

突き放したのはこちらだ。
いつものように。いつものように。
灯りの消えたカンテラを背に、
これは貴女を見下ろしている。

「……」

唇を開きかけて、何も言えないまま閉じて。
貴女の背を見送ったでしょう。
(-326) 2021/12/18(Sat) 20:46:58
チェルシーは、カニ味噌を食べたり今日の大道芸でワンシーンを再現したりしていただろう……
(a59) 2021/12/18(Sat) 20:48:20

スカリオーネは、頬杖をついて大道芸を眺めていた。
(a60) 2021/12/18(Sat) 20:51:31

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

「……謝ることはない。
 むしろ、貴方はもっと命令してもいい」

まさか頭が入っているとは、エドゥアルトも思うまい。
預かりものを空けるわけにもいかない。
これを知る日は来るのかもわからない。

「そうか。わからないのか……まあ、いい……。
 貴方は安心して仕事をしてほしい」

まかせてくれ、と言わんばかりだ。
頼まれごとをされると心なしか嬉しそうだった。
(-328) 2021/12/18(Sat) 20:51:35

【独】 大道芸人 チェルシー

──いてもいなくても、変わらないのかもしれないと思う。

娯楽が無くても、人は生きていくことが出来る。
そして、娯楽にさえなってないのかもしれない。
通り過ぎていくだけの人がどれだけいよう。
立ち止まって見る人が、一体どれだけいよう。

貴族の“お手伝い“をして生きていた孤児の自分は、
ふと見た華やかな大道芸に救われた。
綺麗な世界が、楽しい世界があることを知って……
自分もあんな風に出来ればいいと憧れた。

教えを請うて。芸を積み上げて。
“小遣い”で最低限の道具を揃えて。
狂った道楽に付き合わされる、どん底を抜けて……
ようやくここまで来た。
けれど、それでも、いてもいなくても、変わらなくて、
意味など無いのかもしれないと思う。
むしろ、余計なことしかできていないのかも。
芸をしていて、五月蝿いと石を投げられたように。

“これ“も、結局、何の意味ももたらさないのかも知れない。都市は広く深く病んでいる。出来たとしても、治療にもならないまやかし程度。

それでも……
(-327) 2021/12/18(Sat) 20:51:39

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

「おや、耳が早い。私はつい最近知りました。」

ただ一つ、見えないだけで案外どこにでもいるのは、
下層市民だろうがハーフだろうが同じだなと内心ごちた。

「──それがですね、私、下級市民とは言いましたが、
 他の下級市民の犠牲や安全には興味がないんですよ。
 面白みもなく
貴方に反感も抱けない男で
すみません」

含みのある言い方。
近付く顔に視線だけをやって笑顔を投げる。

「ただ、オーウェンの思考は面白いと感じました。
 まるで“冒険者”と言う存在が初めから生まれるようだ。
 例えば私が今、騎士を経て冒険者をしているように、
 最初から冒険者だった人間なんて一握りにも思えます。

 となると、私みたいな成り上がりは捨てるとして。
 最初から夢や誇りを抱いた冒険者だけを、
 貴方は守りたかったでしょうか。己を捨ててまで」

でもそれは、冒険者と定義するよりは──
誇りを持った人間を、ただ支えたい、そんなものに聞こえて。
ある意味下級市民が抱くよりも純粋な願いに思えた。

「革命軍は下級市民の待遇改善も使命ですから、
 表立って賛同はしませんが──
 俺が目指していたものも人に言えば馬鹿にされる、
 そんなものだったから、応援しますよ私は。
 貴方が本当に心からそれを目指し続ける限りは」
(-329) 2021/12/18(Sat) 20:51:44
アイシャは、きっと大道芸をいつもの席から見ていました。
(c75) 2021/12/18(Sat) 20:52:53

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

/* もうほぼ割れているし、こちらはもう一生レイさん占っておきます。よろしくお願いします。
(-330) 2021/12/18(Sat) 20:53:34
ノアベルトは、「ミズチ、明日の月は綺麗になりますよ」
(c76) 2021/12/18(Sat) 20:55:13

オーウェンは、エアハートに変わらず疲れた笑みを見せた。
(a61) 2021/12/18(Sat) 20:55:59

ミズチは、ノアベルトに同意を示した。「そうだな」
(c77) 2021/12/18(Sat) 20:56:13

オーウェンは、「勘違いするな」と、呟いた。
(a62) 2021/12/18(Sat) 20:56:26

【人】 大道芸人 チェルシー

──それから、あれから、時間と日が過ぎて、
蟹との戦いがあったあとの日。
模した大道芸を終えたその夜。
深夜。都市も眠りにつくかつかないかの頃。
一人の少女が、寂れ人気のない裏路地の廃材の上に。
こじんまりとして、派手な身を座らせていた。


……すうと、息を深く吸う。
(42) 2021/12/18(Sat) 20:56:33

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ

「ああ、死んだ。」

「要するにな。人間の姫と竜の男の恋路だったのだよ。
人間の姫は約束を違え、神の怒りに触れて呪われた。

そして、死ぬ前に、竜は自害した。
姫は人間の王子の元へ戻り、暮らした。

”らしい”。

……これを、どのように捉えるかは、人次第なのだろうなあ」
(-331) 2021/12/18(Sat) 20:56:37
オーウェンは、最初から、自分のことしか考えてない。と思ってるつもりだったから。
(a63) 2021/12/18(Sat) 20:56:41

【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
「どういった意味で拷問なのか、実はサッパリで。
 詳しく聞かせて貰わないと次に活かせないんですけど
 …まあノアベルトは面倒見が良さそうだからいいでしょう」

そんな訳で楽しげに首輪は付けられ、

「逆に言えば、顔を見なければ寝られるのでは?」

そんな意味不明な供述をし、ベッドに入ろうとしたり、
その過程で殴られるなり怒られるなりなんなりして、
その後、レモネードを弾かれて「困りごとを用意するの貴方じゃないですか」と文句を言いたくなったり実はしていたのだが、割と自業自得であり、なんだかんだ「こちらは」楽しそうなままだっただろう。
(-332) 2021/12/18(Sat) 20:57:13

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト

「よかったなあ。これからもっと知るといい。
きっと、この街は――変わるからなあ」

なでなでりとなでていくと、
獣の耳が見える。
その毛並みにほう、と溜息を零し、指先で耳をむに、と撫でてみた。
犬を撫ぜるように、愛おし気に。
強く引っ張らず、ひっかくように丁寧にだ。

「俺は、じつは酔わんのだよ」

ふそり、と柔らかに微笑んだ。
確かに酒精の香りはするのだが。

「沢山お食べ。また食べたければ食わせてやろう。
俺も、そろそろここを出発つからな」
(-333) 2021/12/18(Sat) 20:58:45
フェリックスは、エドゥアルトの耳をモフモフした。
(t1) 2021/12/18(Sat) 20:58:57

エドゥアルトは、貴方を想った。
(a64) 2021/12/18(Sat) 20:59:19

【墓】 残影の フランドル

 
「…………」

役者騙りの騎士は、誰かと二人連れ立って。
暫くの間、何処かへ姿を消した後。
夜には酒場へ戻って来て、適当な席で茫としていた。

何処かへ消えていた武器は二つ、再び在るべき場所へ。

がり、ごり。
甘いものは、好きな方であるはずなのに。
乳白色の飴に歯を立てても、今は何も満たされない。
(+32) 2021/12/18(Sat) 20:59:23
迷彩掃除屋 ノアベルトは、メモを貼った。
(c78) 2021/12/18(Sat) 20:59:51

【独】 番犬 エドゥアルト

ウワ!!!!時間!!!!!オワル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-334) 2021/12/18(Sat) 20:59:52