人狼物語 三日月国


265 【ペアソロRP】配信のその先に2【R18/R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


初波華音は、(:3(:3[布
(a0) 2024/05/27(Mon) 5:58:56

【人】 秋月壮真

 
[頬を染める華音がかわいい。]


  ……え、……


[まだ彼女は自分のことを好きだと言ってくれた。
 ずっと好きだと。
 どうして? 望まないことをしたのに。
 やっぱりこれは夢なのか。]
 
(18) 2024/05/27(Mon) 16:57:44
 
[自分が知る愛の形はこうやって
 相手を無理矢理閉じ込めるものしか知らず
 会話を重ねていけば人間の浅さが隠せなくなる。
 だから薬が手取り早かった。

 切り取られた時間と四角の枠の中に映すのが
 己の中で一番まともに見える姿で
 知られる毎に失われる想いと確信していたから
 自分だけが抱き続けるので良かったのに
 きみの中から消えるのが怖くなってしまった。

 最後までは言われなかったけれど
 "ソウマくんはそんなことしない"のだ。
 だから謝罪をして、いまはまだ、
 正しく過ちを理解出来てはいないのだけれど
 理解出来るようになりたい。

 きみが抱く理想の姿を目指すという訳ではなく
 きみの前で恥じずに居られる自分になりたい。]
 

【人】 秋月壮真

 
[下から覗き込まれる。かわいい。
 見惚れる。……そんな場合じゃなかった。
 そちらから出されると思っていなかった手を
 恐る恐る取れば握られて、瞬いた。
 視線の先でグラスが傾いて、
 自分はその場に膝をついてしまった。
 勿論変なものは入れていない。
 田中さんが買ってきてくれた小松菜とりんご。
 手早く栄養とカロリーがとれる、ただそれだけの。]
 
(19) 2024/05/27(Mon) 16:58:13

【人】 秋月壮真

 
[膝と膝の間にお行儀よく揃えられた爪先がある。
 目線の高さが逆転して
 繋いだままの手は彼女の膝の上。
 まるで縋り付くみたいな体勢になった。
 事実、自分の心は彼女に縋り付いていた。]


  一緒に何かするなんて
  考えたこともなかった
  本当に手を繋いでていいの……?
  帰ってきてくれる……?

  そんな、


[都合の良い話があっていいのかって、
 彼女が行動で示してくれても
 まだ少し疑ってしまっている。
 彼女は、想像していたより芯が強い人だった。
 益々惹かれていくから、過ぎた幸福に震えてしまう。]
 
(20) 2024/05/27(Mon) 16:58:35

【人】 秋月壮真

 
[繋いだままの手を握る。
 彼女の手は冷んやりとして気持ちが良い。
 不思議と力は全然込められなかった。
 強くしたら壊してしまうから丁度良いけれど。]


  嫌われるのが怖い、けど……
  一緒に出掛けたり、色々……はな……話す

  大好きな華音と、一緒に、幸せになりたい


[望んでも許されるなら。]


  かわいくてきれいで妖精さんみたいで
  ピアノの演奏には静かに耳を傾けてくれて
  弾き終わると元気にはしゃいで感想を聴かせてくれて
  全部がかわいくて本当に本当に大好きなんだ
  こんな俺を見限らないでくれて優しいし
  芯がしっかりしていて益々すき……


[喋るのは苦手だけど、
 好きな人のことを話す時だけ矢鱈饒舌だった。
 でも、急に熱く語ったのがいけなかったのか……。]
 
(21) 2024/05/27(Mon) 17:00:20

【人】 秋月壮真

 

  ……そういえば、まだ名乗ってなかった

  俺は秋月壮真
  四季の秋に、夜に浮かぶ月
  壮観の壮に、まことの……?


[ぐらり。世界が揺れる。
 違う、揺れたのは自分。]
 
(22) 2024/05/27(Mon) 17:01:46

【人】 秋月壮真

 

  ……? 、?


[身体が重くて、怠い。
 力が入らなくて、ずるずると床に蹲ってしまう。
 フローリングが冷たくて気持ちいい。
 ……そう感じるのは、発熱してるからだって、
 理解するのは、きっともう少し先。
 意識とともに手を離してしまった。
 服のポケットから覗く鍵束が、きらりと輝いた。**]
 
(23) 2024/05/27(Mon) 17:03:22

【人】 初波華音


[自分から差し出しておいて、
 取られた手が溶けそうに熱かった。
 吸い込まれそうなシアンの瞳と
 まともに視線がぶつかるものだから、
 至近距離の美の圧にも折れそうになった。
 悲鳴を上げなかった私を褒めてあげたい。

 ソウマくんが持ってきてくれた謎ドリンクは、
 ヘルシーこの上ないさらりとした一品だった。
 推定小松菜の苦みをりんごの甘さが和らげている。
 見た目よりも飲みやすくて、結構美味しい。

 バナナや桃を加えたらもっと美味しくなるかしらね?
 なんて考えながら一気飲みしている間に
 ソウマくんは、その場で膝をついていた。

 自然と目線の位置が逆転して
 彼を見下ろす格好になる。]
  
(24) 2024/05/27(Mon) 22:13:21

【人】 初波華音



  考えたこともなかった、か
  ソウマくんは、
  私と一緒に何かするのは……嫌?
 
  ……私は、
  二人でいるのに私を置き去りにして
  独りよがりでいられる方が、ずっといや

  そんなの、さみしい

 
(25) 2024/05/27(Mon) 22:13:25

【人】 初波華音


[握った手に力を込める。
 上半身を少し前に倒す。
 本当だよ、って言葉にする代わりに
 彼の額にこつりと自分の額をくっつける。]
  
 
  繋いでて欲しいの。帰ってくるから
  ソウマくんを大好きな私を舐めないで?


[口では啖呵を切ってみせながら、
 やっぱりまだ恥ずかしさの方が勝って
 触れているところ全部が熱かった。]
 
(26) 2024/05/27(Mon) 22:13:38

【人】 初波華音



  ソウマくんに嫌われるのは
  私もすごく、……すごく、怖いの

  ……でも せっかく一緒にいられるなら、
  いろんなことを話して、一緒に経験して、
  一緒に出掛けたりもしたいな

  きっと……ううん、ぜったい
  一緒に幸せになれるよ!


[他ならぬ君がそう望んでくれるなら、
 嫌いになるどころかもっと好きが増えてゆくのだと思う。

 現にほら。]
 
(27) 2024/05/27(Mon) 22:14:07

【人】 初波華音



  ま、待って
  待って、待って……!??!?
  その声で一息に褒められたら流石に
  ちょっと正気でいられないっていうか
  ほ、本当に……!!??!!??

  …………あ、りがと 嬉しい


[ボイスレコーダーがこの場にないのがもどかしい。
 一言一句大切に録音して永久保存したいのに。

 あまりに嬉しいと、言葉がうまく出てこないものね。
 触れ合っている掌だってどんどん熱くなってしまう。]
  
(28) 2024/05/27(Mon) 22:16:24

【人】 初波華音



  そっか、
  ソウマくんは壮真くんだったのね
  うう〜〜〜本名もかっこい……秋月?
  どこかで聞いた、ような…………


[両親が好きでよく聴いていたクラシックのCD。
 世界にその名を轟かせた天才ピアニスト。
 あの人も確かそんな名前じゃなかったかしら?
 名前は確か、

 喉元まで出かかっている名前を思い出したとき
 突然、ゆらりと視界が開けた。]
 

  ……ん?
  壮真くん?


[繋いだ手はまだ熱い。
 というか、そういや妙ね。
 いくらなんでも熱すぎる。]
  
(29) 2024/05/27(Mon) 22:17:25

【人】 初波華音



  ──っ、
壮真くん!!!


  どうし……うわ熱ッ
  もしかして熱出てる……!?


[椅子から滑り降りて顔色を確かめてみれば
 そうしている間にももう、
 意識が朦朧としている様子で]
 

  ど、どうしよ…………!!
  とにかくベッド行こ!?!!?
  壮真くん、壮真くん立てる!!?
  誰かお家の方は──居なさそう、か

  
  ……ごめん、ちょっと触るね
  あと少しだけがんばって……!

  
(30) 2024/05/27(Mon) 22:17:36

【人】 初波華音


[つい数分前の会話の掌を返すようだけれど
 緊急事態だ。許されたい。

 返事があっても、なくても
 彼の片腕を自分の肩に回させて、
 担いで引きずるようにして身体を持ち上げ
 ベッド上に無理矢理押し倒す。

 室内を見渡して目に留まったのは
 さっき彼が持ってきてくれたペットボトルの水。
 封を開け、その水でハンカチを軽く濡らして
 取り急ぎの応急処置として彼の額に置いた。]
 

  ……全然気付けなかった……
  ごめんなさい、ごめんね壮真くん
  
  冷却シートとか体温計とか解熱剤とか、
  どこかにあると良いのだけど……
  
  ──あっ


[ポケットの端に鍵束が見えた。
 彼をここに一人置いて行って良いものかどうか。
 でも……、躊躇う時間も今は惜しい。]
  
(31) 2024/05/27(Mon) 22:18:41

【人】 初波華音

 

  壮真くん、借りるわ
  すぐ戻ってくるから待ってて!


[起こしてしまわないようにそっと鍵を開けて
 階下へと向かって駆け出した。

 十数分後には、
 思い付く限りの看病グッズを両腕いっぱいに抱えて
 部屋に戻ってくるはずだ。*]
 
(32) 2024/05/27(Mon) 22:19:43

[──そういえば、
 あのとき震えてた男の子に
 さっきの壮真くんはすこし似てた気がする。]
 


[娘に『華音』と、息子に『奏汰』と名付けるくらいだ。
 生業にするほど才があったわけじゃないけれど、
 両親は音楽を愛していた。

 実家には、クラシックのCDが何枚もあったし
 毎週日曜の朝には演奏会のテレビ番組が流れていた。
 グランドピアノは流石になくても、
 アップライトピアノならあった。

 当時の私は今以上に落ち着きがなくて
 ピアノよりも人形やぬいぐるみ遊びに夢中で、
 カノン以外の曲にそこまで興味が持てなかった。
 ソルフェージュの初級レッスンを受けた後は
 いちばん簡単な楽譜のカノンを
 遊びで弾く程度になってしまった。

 いつだったか、両親に連れられて
 家族でお兄ちゃんのピアノの発表会に行った。
 静かにしてようね、なんて言われながら
 観客席のいちばん後ろの席に座った。

 夜の静寂に包まれる客席。
 明るく照らし出される舞台。
 どんな演奏会だったかほとんど憶えてない。

 ただ、ひとりだけ
 気になった子がいた。]
 


[ぱっと見、同い年くらいに見える男の子。
 淡いエメラルドの髪が
 スポットライトの灯りに透けて、
 深いシアンの瞳が宝石みたいに綺麗。

 まるでお人形さんみたい。
 見惚れるほど整った顔立ちをしたその子は
 ピアノの前に座ると、
 その外見からは想像もつかないような
 大人顔負けの美しい音色を奏で始めた。

 カッコいい……!!

 音に聴き惚れ奏者に見惚れ、
 幼心に凄い子が居るんだって思った。
 演奏が終わった瞬間会場を飛び出して、
 走り回っているうちにその子を見つけた。

 ……でもなぜかその子は怯えたように震えていて、
 どうかしたのかなって思いながら
 怖いもの知らずの私は話しかけた。]
 



  ……ないてるの? だいじょーぶ?
  あのね、あのね さっきの、
  すごくすてきなカッコイイ演奏だった!!
 
 
[語彙力ゼロ。でも心からの感想。
 笑った顔が見たくて笑顔を向けた。

 両親に何も言わず勝手に居なくなった私は
 帰宅後こってり絞られて泣いて、
 そっちの記憶の方が色濃く残ってしまった。

 どうして今まで忘れてしまっていたのか
 きっと、ソウマくんに夢中だったからだ。*]
 

【人】 秋月壮真

 

  嫌じゃ、ない……
  自分が誰かと何かをする想像が
  出来なかっただけで……

  華音がさみしい? それは……嫌だ


[彼女が自分を変えてくれる。
 世界が広がって、音色だってまた変わるだろう。
 
センセイはそれが嫌で俺を閉じ込めたのかな。

 
(33) 2024/05/28(Tue) 18:47:18

【人】 秋月壮真

 
[自分なら閉じ込められたとしても
 きみがいるならそれだけで良い。
 寧ろ他の誰にも邪魔をされずに
 きみにだけおはようを言って
 きみのことだけを見て
 きみの吐息で肺を満たして
 きみの爪や髪がどれだけ伸びたかに気づいて
 きみにだけおやすみと伝えて眠る
 そんな生活に憧れてすら……。
 でも、きみがさみしいなら望むことが誤り。]
 
(34) 2024/05/28(Tue) 18:47:22

【人】 秋月壮真

 
[額同士が重なれば
 近すぎてピントが合わず二度、三度と瞬きをして
 左の目、右の目と順番に見た。
 すごくきれいで、宝石みたいだった。
 こんなに近い……、って意識する前から顔が熱い。]


  …………は、い


[舐めないでと言う彼女は凛々しくて
 思わず敬語になってしまった。
 かわいい上に格好いい。だいすき。
 ……どちらかと言うと彼女が何処かへ行くなら
 自分のような強引な手段をとる自分以外の
 悪い虫がつくことが心配事になりそうだが
 目の前の光景を網膜に焼き付けるのに忙しくて
 それを考える余裕は今はない。]
 
(35) 2024/05/28(Tue) 18:48:03

【人】 秋月壮真

 
[頭の上から足の先まで愛おしさが
 詰まりに詰まったきみのこと
 万が一にも十万が一にも億が一にも
 嫌ってしまう日がくる筈がないのに
 自分にそうされるのが怖いときみは言う。
 きみがどれだけ魅力的なひとか
 言葉にし尽くせないけれど
 その一端くらいは知るべきだ。]


  余り外出しない方だから
  不便をかけてしまうと思うけど……

  ……うん


[自分はもうとっくに幸せを感じていて
 きみがくれる幸せをきみにも貰って欲しい。
 閉じ込めて自分だけのものにしたい欲は
 正直な所まだ完全に消えた訳じゃない。
 だけどきみが自分のことを慮ってくれるから
 部屋以外で過ごす未来にも光が見えた気がして……、
 ぎこちなく微笑んだ。]
 
(36) 2024/05/28(Tue) 18:48:56

【人】 秋月壮真

 
[慌てるその表情もその声もみんなかわいかった。
 動画に収めて何万再生もしたいのに
 (勿論許可をとってから)
 スマートフォンを取り出すのも億劫なくらい
 腕が、身体が重かった。]


  ……………………?


[床の冷たさが心地よくて、
 永住しても良いなんて馬鹿なことを考えた。

 だけど、なにかぐいぐいされてるような……?

 最後に測った時は七十何kgだっただろう、
 折り畳んだ自分の巨体を支えようとしてるのが
 朧げながら判れば、運ぼうとしてくれている方向に
 鉛のように重い身体を持ち上げた。]
 
(37) 2024/05/28(Tue) 18:51:46

【人】 秋月壮真

 
[額に何か冷たいものが載せられ
 謝る声が聴こえた。
 気付けなかったって、何に?
 頭が重い……。]


   (……もしかして俺は体調が悪いのか?
           そのことを言ってる?)


[本人も漸く気付いた位だから
 気に病むことはないのに、優しい人。
 その気配が離れていこうとするから
 朦朧とした意識が失われる前
 心は不安で塗りつぶされた。

 置いていかないで────]
 
(38) 2024/05/28(Tue) 23:27:45