224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】
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がん。
がん。
がん。
それは憤りだった。
男の義憤が牢を打ち檻を揺らした。
食い締めた歯がぎりと鳴る。奪われ消された子どもたちのことを思ってまた心が逆立った。
「────くそ野郎が」
呻きに似た響きが落ちる。
まったく男は正義の徒であった。
真面目な警官だ。自他ともにそう認めるように。
『お前じゃ無理だ』と笑う。吐いて、汚れて、まだ笑う。
| アリーチェは、止めてくれるはずの幼馴染二人は、傍にいない。 (a24) 2023/09/23(Sat) 17:45:13 |
| リヴィオは、「これじゃあ無敵失格だね」といつも通りに笑う。 (a25) 2023/09/23(Sat) 18:15:07 |
冷たい牢の奥で毛布に包まり蹲る。
熱と、痛みの波に耐える為の仕草だった。
浅く呼吸を繰り返す最中に耳にする。
看守の噂話、は。
──君が目を塞いでしまざわるをえないことが、私は一番悲しいよ。
「……ヴィトー、さん」
自分の道を見つめていたい。
目の前にあるものをちゃんと見ていたい。
でも、もう。
だれの、いつの、どんな。
笑顔や言葉を信じたらいいんだろう。
わからないのに、信じたいと願うのはどうしたらいいんだろう。
一つを疑えば全てを手放してしまいそうで、それがこわかった。
ならその前に瞼を伏せてしまった方が、ずっと。
この現実がこれまでの罰であるなら、帳尻が合うはずだから。
| (a26) 2023/09/23(Sat) 20:57:58 |
| (a27) 2023/09/23(Sat) 20:59:28 |
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