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【人】 秋月壮真嫌じゃ、ない…… 自分が誰かと何かをする想像が 出来なかっただけで…… 華音がさみしい? それは……嫌だ [彼女が自分を変えてくれる。 世界が広がって、音色だってまた変わるだろう。 センセイはそれが嫌で俺を閉じ込めたのかな。 ] (33) 2024/05/28(Tue) 18:47:18 |
【人】 秋月壮真[自分なら閉じ込められたとしても きみがいるならそれだけで良い。 寧ろ他の誰にも邪魔をされずに きみにだけおはようを言って きみのことだけを見て きみの吐息で肺を満たして きみの爪や髪がどれだけ伸びたかに気づいて きみにだけおやすみと伝えて眠る そんな生活に憧れてすら……。 でも、きみがさみしいなら望むことが誤り。] (34) 2024/05/28(Tue) 18:47:22 |
【人】 秋月壮真[額同士が重なれば 近すぎてピントが合わず二度、三度と瞬きをして 左の目、右の目と順番に見た。 すごくきれいで、宝石みたいだった。 こんなに近い……、って意識する前から顔が熱い。] …………は、い [舐めないでと言う彼女は凛々しくて 思わず敬語になってしまった。 かわいい上に格好いい。だいすき。 ……どちらかと言うと彼女が何処かへ行くなら 自分のような強引な手段をとる自分以外の 悪い虫がつくことが心配事になりそうだが 目の前の光景を網膜に焼き付けるのに忙しくて それを考える余裕は今はない。] (35) 2024/05/28(Tue) 18:48:03 |
【人】 秋月壮真[頭の上から足の先まで愛おしさが 詰まりに詰まったきみのこと 万が一にも十万が一にも億が一にも 嫌ってしまう日がくる筈がないのに 自分にそうされるのが怖いときみは言う。 きみがどれだけ魅力的なひとか 言葉にし尽くせないけれど その一端くらいは知るべきだ。] 余り外出しない方だから 不便をかけてしまうと思うけど…… ……うん [自分はもうとっくに幸せを感じていて きみがくれる幸せをきみにも貰って欲しい。 閉じ込めて自分だけのものにしたい欲は 正直な所まだ完全に消えた訳じゃない。 だけどきみが自分のことを慮ってくれるから 部屋以外で過ごす未来にも光が見えた気がして……、 ぎこちなく微笑んだ。] (36) 2024/05/28(Tue) 18:48:56 |
【人】 秋月壮真[慌てるその表情もその声もみんなかわいかった。 動画に収めて何万再生もしたいのに (勿論許可をとってから) スマートフォンを取り出すのも億劫なくらい 腕が、身体が重かった。] ……………………? [床の冷たさが心地よくて、 永住しても良いなんて馬鹿なことを考えた。 だけど、なにかぐいぐいされてるような……? 最後に測った時は七十何kgだっただろう、 折り畳んだ自分の巨体を支えようとしてるのが 朧げながら判れば、運ぼうとしてくれている方向に 鉛のように重い身体を持ち上げた。] (37) 2024/05/28(Tue) 18:51:46 |
【人】 秋月壮真[額に何か冷たいものが載せられ 謝る声が聴こえた。 気付けなかったって、何に? 頭が重い……。] (……もしかして俺は体調が悪いのか? そのことを言ってる?) [本人も漸く気付いた位だから 気に病むことはないのに、優しい人。 その気配が離れていこうとするから 朦朧とした意識が失われる前 心は不安で塗りつぶされた。 置いていかないで────] (38) 2024/05/28(Tue) 23:27:45 |
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