人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ

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一日目

村人:1名、人狼:1名、童子龍:2名

【人】  



   終わりも冬、温もりを風に攫われる季節

        ────そして、別れの季節。

  
(0) 2024/06/13(Thu) 21:18:34

【人】 宮崎暁



 [ 気づけばあっという間に冬になった。

   あと数ヶ月もしたら
   幸阪と出会って一年を迎える頃。

   秋のまだ服装に迷う時期を超えて
   もうすっかりとコートまで羽織る季節。

   僕はといえば
   いつものように幸阪に会えば
   ご機嫌な様子になるのは相変わらず。

   ひとつ変わったことがあるとすれば
   付き合い始めた頃より
   その距離がぐっと縮まったことくらい。 ]


(1) 2024/06/14(Fri) 23:50:58

【人】 宮崎暁



   おはよ、幸阪


 [ 毎日のように交した挨拶
   夏休み明け、僕は幸阪に言ったんだ。

   幸阪の家に迎えに行くから
   よかったら毎朝一緒に学校に行こう。
   僕がそうしたいんだ、って。

   幸阪が僕のわがままを聞いてくれていたら
   今日の挨拶はきっと彼女の家の前になるはずだ。 ]


(2) 2024/06/14(Fri) 23:52:08

【人】 宮崎暁



 [ いつものように手を繋ぐ。

   でもいつもよりももっと近く、
   指先同士を絡めると、そのままぎゅっと握る。 ]

(3) 2024/06/14(Fri) 23:54:40

【人】 宮崎暁




    [ 今日は彼女に、大事な話があるんだ。  ]


(4) 2024/06/14(Fri) 23:57:10

【人】 宮崎暁



 [ いつもなら楽しい登校の時間
   でも僕は彼女の前だというのに
   浮かない顔をしてしまう。

   これでは幸阪に気を遣わせてしまうかも。

   でも、あの日の反省を踏まえて
   幸阪にはハグ以上のことはしていないし
   名前だって呼ばないように気をつけている。


   だから、これは、言わなきゃいけないんだ。   ]


(5) 2024/06/14(Fri) 23:57:58

【人】 宮崎暁



      ねぇ、幸阪

            あのさ、僕……


(6) 2024/06/15(Sat) 0:00:05

【人】 宮崎暁



      転校が、決まったんだ。*


(7) 2024/06/15(Sat) 0:02:05

【人】 幸阪結月



[ 君と出会ってから季節がもうすぐ一巡りする頃。
  コートにマフラーも欲しくなる季節。
  
  いつものように朝からご機嫌な君に挨拶して
  他愛ない話をする朝。

  気づけば君がいるのが当たり前になっていた。 ]

 
(8) 2024/06/15(Sat) 2:06:52

【人】 幸阪結月



   おはよ、今日も寒いね。


[ 夏休み明け、君からされた提案には
  いいよ、ってすぐ頷いたから
  君といる時間は前より少し増えた。
  だって、断る理由なんてなかったし
  何より私だってそう言おうか迷ってたから。 ]

  
(9) 2024/06/15(Sat) 2:07:07

【人】 幸阪結月



[ いつもよりもっと近い。
  指先同士を絡める繋ぎ方。恋人、みたいな距離。

  握り返すとそれだけで幸せだなって思う。 ]

  
(10) 2024/06/15(Sat) 2:08:16

【人】 幸阪結月



[ Wその日Wが来るってわかってたはずなのに
  幸せに目がくらんで、忘れたふりをしてた。 ]


  
(11) 2024/06/15(Sat) 2:10:34

【人】 幸阪結月



[ 普段なら話が弾むのに
  なんだか今日はいつもと様子が違う。>>5


  どうしたんだろう、具合でも悪い?

  心配になって、聞こうとする前に。
  君の声に遮られたから、言葉を飲み込んだ。 ]

  
(12) 2024/06/15(Sat) 2:11:02

【人】 幸阪結月




   ―――――どうしたの?>>6


  
(13) 2024/06/15(Sat) 2:13:45

【人】 幸阪結月



   
…………
 そ、っか。>>7


[ 上手く頭が回らない。

  言葉が出てこない。
 
  なんで、なんで、わかってたはずなのに。 ]


 
(14) 2024/06/15(Sat) 2:15:46

【人】 幸阪結月



[ 頭がくらくらする。
  
  あれ、なんでこんなに、悲しいの。

  だって、恋人って役割のはずで
  好きだから付き合ってたわけじゃなくて

  期間限定の、遊びなんだ、って決めてたはずで。 ]


  
(15) 2024/06/15(Sat) 2:16:07

【人】 幸阪結月




     
[ ―――――噓つき。 ]



  
(16) 2024/06/15(Sat) 2:16:35

【人】 幸阪結月



[ 君との時間が嫌いじゃない
  君にされることは嫌じゃない

  好きかどうかは分からないけど、嫌いじゃない。


  全部、ただの逃げ道でしかない。
  ずっと、分からないふりして誤魔化してた。 ]


  
(17) 2024/06/15(Sat) 2:16:58

【人】 幸阪結月




 [ あの時告げた言葉が、答えだった。 ]



 
(18) 2024/06/15(Sat) 2:18:34

【人】 幸阪結月




[ 好きだから、君との時間が大切で、楽しくて
  もっと一緒に居たい、って願ってた。


  
好きだから、こんなに今、悲しくなってる。


  分からないふりを続けて
  ずっと恋人ごっこをしてるだけだと
  自分に言い聞かせ続けていた。 ]


 
(19) 2024/06/15(Sat) 2:19:17

【人】 幸阪結月



[ 世界は私を置いていく。


            
君も、私を置いていくの? ]


  
(20) 2024/06/15(Sat) 2:19:54

【人】 幸阪結月



[ いつ、引っ越すの?
  決まった、っていつ決まったの?とか。

  聴きたいはずなのに、言葉にならない。

  目を合わせるのさえ怖くて、
  手は振りほどかないままに俯いた。 ]


   
(21) 2024/06/15(Sat) 22:38:42

【人】 幸阪結月




   
…………聞きたく、なかった。



 
(22) 2024/06/15(Sat) 22:39:04

【人】 幸阪結月



[ 君に聞こえるかどうか分からないほど
  小さな恨み言は掠れて冬の風に溶けていく。 ]


   
(23) 2024/06/15(Sat) 22:39:24

【人】 幸阪結月



   
…………、
じゃあ、それまでに

   行きたいところ……、行かないとね


[ 目は合わせないまま、これからの話をすると
  私からは転校の話をするのはやめた。

 
 君の前で冷静でいられる自信もなかったから。 ]


  
(24) 2024/06/15(Sat) 22:39:47

【人】 幸阪結月



[ いつもより長く感じた学校までの距離。
  くらくらするのを誤魔化しながら
  教室まで行ったけど君が自分の教室へ行ったのを
  確認したとたん、席について机に突っ伏した。]


   「 大丈夫?気分悪い?? 」


[ 流石に顔色が悪く見えたのか
  クラスメイトが声をかけて来たけれど
  大丈夫、寝不足なだけ、と言えば
  すぐに納得されて、楽し気に雑談に戻っていく。

  ……頭が重い。
  楽しそうなクラスメイトの声が毒だ。

  いるだけで、心が削られてしまいそう。 ]


  
(25) 2024/06/15(Sat) 22:40:20

【人】 幸阪結月



[ 突きつけられた現実が重い。
  なんでこんなに好きになってしまったんだろう。


  君じゃなければダメなのに。
  宮崎暁じゃなければ、ダメなのに。



  何処で私は間違えたんだろう。
  本当に、最初はただのごっこ遊びのはずだったのに


                
どこで…………。 ]


 
(26) 2024/06/15(Sat) 22:41:03

【人】 幸阪結月

      


    
Wもっと、したい………。W


             
W暁のことが大好きW



  
(27) 2024/06/15(Sat) 22:41:37