【人】 船医 チャンドラ[自分が来た時か、後か。 2人の姿を認めれば、少しだけ、ばつの悪げな表情を浮かべてから] ……さ、とりあえず検査しよう。 [そう声を掛け、自分の職務を遂行する] (107) 2022/07/20(Wed) 19:10:42 |
【人】 船医 チャンドラ[スピカの様子は、どうだっただろうか。 もう現実を見てくれているのか、まだ過去を生きてしまっているのか] [あの場を後にしてしまった自分には分からないけれど、 目の前の彼女は、今のこの状況を理解してくれているようには思う。 ――そう、思いたいだけかもしれないけれど] [ただきっと、アンテナが任せた仕事だけはしてくれたのだろう。 そうでなければ、アンテナが何かしら伝えてきた筈だから] (108) 2022/07/20(Wed) 19:56:20 |
【人】 船医 チャンドラ[検査を終え、スリープには問題が無いことを確認してからアンテナに結果を伝え] ……悪いね。 買い物は、ゾズマと行ってくれ。 [スピカへ、約束を果たせないことだけ謝罪する] 整備道具じゃなしに、靴や服やメイク用品や雑貨。 色々な星の、色々な店に行って、たくさんのものを見るといいよ。 [昼の件は絶対に謝罪しないし、する気もない。 だって、自分は悪くない] (109) 2022/07/20(Wed) 19:57:13 |
【人】 船医 チャンドラ[生きていたい。死にたくない。 『医師でない自分に価値は無い』なんて、欠片も思わないけれど――医師でない自分は、想像が出来ない] [食料が無くなるのが先か酸素が無くなるのが先か、それとも孤独に耐えられなくなるのか] [永遠に目覚めなければ苦痛も感じないかと、つい弱い自分が思ってしまったけれど] (111) 2022/07/20(Wed) 19:58:10 |
【人】 船医 チャンドラ[ふと思い付き、バーナードに向き直る] ……ねぇ。 今、もし君に私が「私の細胞を持って帰って『チャンドラ・L・セリーニ』という人間を作ってくれ」 ……って言ったら、どういう気分? [昨日彼が依頼したままの内容を、問いの形で返す] もしかすると君はそれを受け入れて、その『チャンドラ』を、私と同じように扱うかもしれないけど。 ……そうなったら、今ここに居る『私』は、それをとても哀しいと感じるよ。 (112) 2022/07/20(Wed) 19:59:15 |
【人】 調査員 バーナード【スリープルーム・まだ眠る前】 何それ。そんな危ないことするつもりなの。 [スピカは、さっきよりは正気に見える。 けれどすべてがつながってはいないのだろう。 スピカの性格なら、すべてを取り戻せば忘れていた自分を悔いてその場に崩れ落ちたっておかしくない。 だからまだ、側にいることが、手を握ることが治療だと愚直に信じている。 それだけと言うにはここまで連れてきたりと些か荒療治だが、この場でバーナードにできることは、閉じこもった記憶が溶け出すまで、彼女を受け止め続けること。] (113) 2022/07/20(Wed) 20:14:53 |
【人】 調査員 バーナード[仕事に戻らないと>>101。 譫言のように言うスピカには、逆に安堵はできなかったけれど。 それでも部屋の中までは入らないし、彼女がひとりで事を成したいというのなら、医務室のほうまで後ろを追っていくなんて無粋な真似はしなかった。] じゃあ、食堂でね。 来なかったらまた様子見に行くから、ちゃんと来てよ。 [時間を切ろうか? なんて肩すくめ。 ヒトサンマルマル食堂にて。ヒトゴーマルマルより遅延時罰則あり、と個別通信を送っておく。 さて、守られたか、守られなかったか。 ばかだな、チャンドラにも送っておけばよかったのに。 ] (115) 2022/07/20(Wed) 20:15:48 |
【人】 調査員 バーナード[それから。 食堂に行く前に、一度自室を経由した。 長期保存の効く中性紙に、褪せにくいインクで一筆。 計画はひとりで出来る範囲でおさめる。 他人の手を借りた時点で破綻。 なら、これならどうだろう。] (116) 2022/07/20(Wed) 20:16:22 |
【人】 調査員 バーナード『本件における全責任は、調査員バーナード・ハリスンが負う』 [サインを入れて折りたたみ、ポケットに隠す。 ――スリープ前に身体検査があることを、すっかり失念している*] (117) 2022/07/20(Wed) 20:16:45 |
バーナードは、食堂で少し乾いた塩パンをかじった。 (a38) 2022/07/20(Wed) 20:17:08 |
【人】 調査員 バーナード[バーナードはずっと思ってきた。 自分を人として扱ってほしい。 それは、こんな崩れた倫理観を自分に当てはめないことなんだと、いまさら気づく。 チャンドラは自分が普通の人間でないと知っている。 だから、扱いが変わると思って避けていた。 こんなにも、何も変わらず、見てくれているのに。] (119) 2022/07/20(Wed) 20:17:58 |
調査員 バーナードは、メモを貼った。 (a39) 2022/07/20(Wed) 20:21:26 |
【人】 船医 チャンドラあと、バーナードにも謝ることがあるんだ。 [申し訳無さからも勿論あるけれど、実際、自己満足の方が強い謝罪] ……ええっと、まずなのだけど。 [本人に伝えると決めてはいたものの、歯切れは悪く] (122) 2022/07/20(Wed) 20:54:42 |
【人】 船医 チャンドラだからさ、昨日の「君の子供を産みたい」だとか、ましてや「産んであげたい」みたいなのは…… あれは、私のエゴで。 [実際そうは言っていなかったかもしれないけれど、結局そういう話だったと思う] 君の気持ちを考えていなかったなって、思って。ごめん。 [言葉にすると酷い話で、本当に、心から謝罪する] (125) 2022/07/20(Wed) 20:56:48 |
【人】 船医 チャンドラただ、君が。 君自身のことを蔑ろにすることを望まない人間が少なくないことだけは、覚えていて欲しい。 [自分だけではなくて、アマノだって――ラサルハグのことは知らないけれど――他の皆だって、きっと。 これで届かなければもう自分から彼に言えることは無いだろうから、祈るような気持ちで告げた*] (126) 2022/07/20(Wed) 20:57:34 |
【墓】 メカニック ゾズマ【カウンセリングルーム】 [サダルに首を傾げられた>>+151のは、自分という“患者”が普段ろくに訪問しに来ないクルーだから――とだけゾズマは考えた。ルヴァに拭って貰った涙が未だに痕を残していることに、ゾズマは無自覚なままだった。 それでも、ここでうっかり事実上の“例え話”を切り出してしまったことまでは自覚していた。 流石に“それは自分の話だ”という旨のことを見抜かれてツッコまれても仕方ない、と過りもした、が] あ。 ……うん。先生の、話。 [まさか本当に「サダル先生の話」>>+152をしてくれると思っておらず、一瞬ぽかんとしたものの、それでも念押しに対してうんと頷きを返した。 他者についてそこまで興味を抱く方ではないけれども、折角聞けるならとりあえず聞いておく――という姿勢もあってのことではあったけれども。 この時はそれ以上に、他者のケースを参考にしようという意識がはたらいていた(サダルのことを自分に当て嵌めるのは有用ではない、と思わぬまま)] (+162) 2022/07/20(Wed) 21:00:59 |
【墓】 メカニック ゾズマ[さて、そうして耳を傾けた、彼自身の“こころ”の話。] ……そうだったんだ、サダル。 じゃなかった、サダル先生。 [恋ができないことで悩まない。恋愛感情の欠如に不都合を感じない。――「知らない感情を欲しいとは思わない」。 ゾズマ自身に何の悩みもない状態でこうした答えを聞いていたならば、“アナタはそうなんだ”と、特に肯定も否定もなくすとんと受け入れて終わるだけの話になっていただろう。 けれどこの時の悩める患者には、“自分とは違う”という、参考にならない事例へのやんわりとした落胆と。 同時に“そう在ったほうがいいのかな”という、ある種の理想を目の当たりにした時の眩しさがじわりと湧く。] (+163) 2022/07/20(Wed) 21:01:20 |
【墓】 メカニック ゾズマ[尤も、サダルを自分のロールモデルにしてしまう(!)という選択肢は、彼が続けた話>>+153を聞いた時には立ち消えていた。] あ…せくしゅ、ある? ……むぅ。聞いたような聞いたことないよう、な。 [よくよく記憶を引っ張り起こせば、初等教育時の終わりくらいに授業で教わった話にもあった語だと思い出せたかもしれない。だがそれがここで叶わなかった程度には、ゾズマは当時から「メカ以外興味ない」な子供だった。それはともかくとして。 改めて、ここできちんと話に耳を傾けて] そう、なんだ。 悪いことなんかじゃ、ない。 [「僕は悪いことだとは思っていない」という形ではあったが、それでもその一言は間違いなく、いま“恋が欠けている”という自覚のあるゾズマを救い上げていた。 たとえその先の、“それでも恋人になりたい”への答え>>+154をこの時未だ聞いておらずとも、だ。] (+164) 2022/07/20(Wed) 21:01:36 |
【墓】 メカニック ゾズマ―――…何を望むか、か。 アタシ、そういえば、アイツと、 どんな“コイビト”でいたいんだろ。 [ルヴァの名前を出さないまま、返答のようなひとりごとのような呟きを零す。 挫けた時の支え。側にいる時の心地よさ。 彼の為にも元気でいたい。隣にいたい、という願い。 “トモダチ”として想うこと――恋ならぬ情として自覚していたことを脳裏に重ねながら、「お試し交際」の話に頷いて――] (+165) 2022/07/20(Wed) 21:02:12 |
【墓】 メカニック ゾズマ[――唖然とした。] え?? そういうのってアリなの!? [しかも駄目なら別れればいいとかなんとか。 “取られた手を握り返すか否か”という0と1の選択で本気で悩んでいた程度には、この発想は全くゾズマの頭の中にはなかったらしい。 世間一般的には当然だったかもしれないこの話を、とんでもない重大な新事実として捉えた。] (+166) 2022/07/20(Wed) 21:02:56 |
【墓】 メカニック ゾズマ[暫く、文字通り開いた口がふさがらないの態のまま、さらに続けられた話>>+155>>+156を聞く。 本当に、本当に暫くの間は、呆然としていたけれども――。 少しづつサダルの話を飲み込んで、噛み砕いて、自分の中に落とし込んで。] ……うん。わかった。試してみる。 何でもテストしてみなきゃ、だ。 先のことなんて、まだ何にも判らない、けど。 [“実はまだ恋に出会えていない”かもしれない。本当に“恋をしない”ならそれでもいい。 そして最後に聞かされた「素晴らしいこと」は、自分の中の想いがどんな形のものであったって理想のことで――。 この時サダルに向けていた顔は、自信に満ちてこそなかったものの、涙痕残した顔なりに笑みを零していた。] ありがと、先生。 うん。先生に話してみて、良かった。 (+167) 2022/07/20(Wed) 21:03:45 |
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