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【雲】 雨宮 健斗……ふ、 は、ッ…… [ 彼の舌を迎えて、腔内を明け渡す。 己から貪ることはしないで、深くなる口付けに酔った。 頬の内側や口蓋をざらりと撫でられれば、 一人で冷えた身体が、即座に熱くなる。 甘い熱の波に浮かされるように、 後頭部に手を入れ柔らかな生え際の髪を弄んだ。] っは、……ん、 [ 息継ぎが出来たのは一瞬だけ。 もう一回、と告げられまた呼吸が出来なくなる。 酸素を求めて今度は自分からも舌を伸ばした。 深くなる水音に、うまく吸えない酸素に、 頭がくらくらする。 ] (D18) 2021/06/27(Sun) 9:50:14 |
【雲】 雨宮 健斗─── ッ、う、……ン、 [ 耳を塞がれると荒い吐息や声、 それから唾液が混じり溢れる音、それが全部 頭の中で反響する。 逃げ場のない焦燥感に包まれて、 けれど痺れるほどの興奮に、デニムに阻まれた 下半身が痛い。 ようやく唇が離れ、は、は、と短い息を整える 隙もなく、ベルトに手が掛かる。 分厚い布が開放されて、そこに口付けられれば 背が跳ねた。 ] っァッ!? まて、ん、っ、て、ううぅっ! (D19) 2021/06/27(Sun) 9:51:38 |
【雲】 雨宮 健斗[ 吸われ、暖かい息が吐かれ、下着がじわり濡れる。 きっと彼の唾液のせいだけではない。 下着を脱がせようと触れられた手に、 いまさら羞恥が沸いてほんの少し抵抗するように 自分の手を重ねた。 けれど結局のところ止める事は出来ない。 こもった熱が空気に触れて震える。 優しい手つきで扱かれれば簡単に張り詰める屹立は 先端に滴を滲ませて。 ] (D20) 2021/06/27(Sun) 9:52:40 |
【雲】 雨宮 健斗っ、は……ァ……んんぅ! [ 待ち侘びた刺激がようやく与えられて、 気を抜けばすぐに達してしまいそう。 込み上げる吐精感を飲み込んで抑え込む。 潤滑剤を手にする動きにぎゅっと一度目を閉じて ゆっくり開いた。 ひたりと後孔にふれたそれは、冷たくは無くて。 わざわざ温められていたことを悟る。 気遣いに驚き嬉しいと思う片隅で、 慣れた様子にちょっと妬いている自分が居て、 我ながら笑ってしまう。 ] (D21) 2021/06/27(Sun) 9:53:40 |
【雲】 雨宮 健斗[ 告げられる言葉に小さく頷いた。 襞に塗り込まれる滑りに、ぞわりと身体を這うのは 快ではなく、不安と不快。 人に触れられることのない、もちろん自分でも 触ることなどないそこを解される感覚は、 恐怖に似た、背徳感。 声を漏らさないように奥歯を噛み締めて耐える。 腕で顔を覆った。 ] (D22) 2021/06/27(Sun) 9:54:23 |
【雲】 雨宮 健斗[ とは言え触れているだけで済むなんて思ってない。 長い指が、侵入出来るように身体の力を 抜こうとするのだけれど、 上手く出来ているかはわからない。 代わりに口を開いた。 ] だい、じょうぶ、だから、 お前にされんなら、なんだって、嬉しい─── * (D23) 2021/06/27(Sun) 9:56:14 |
【雲】 雨宮 健斗[ そんなことないってお前が思ってても。 広い胸板、適度に肉がついて、厚みがあって。 健康的にしっとり水分を含んだ綺麗な肌で。 問いかけに、眉をちょっと上げてにやと笑った。] ─── 好きだよ (D29) 2021/06/27(Sun) 19:56:04 |
【雲】 雨宮 健斗[ ほんとにこんなところに触れられて 解されるなんて、好きな奴にじゃないと 一億もらっても無理だと改めて思った。 張り詰めた全身をぞわぞわと虫が這うように 違和感が絶え間なく伝う。 ] …… っ、良く、は、ねぇ、……な、 [ 困ったように眉根を寄せて問いかける瞳に、 顔を覆ったまま答えた。 ちょっと笑ったつもりだったけれど、 上手く出来ていたかは分からない。 それでも己の口から続けて出たのは、 彼の全てを肯定する言葉だった。 ] (D30) 2021/06/27(Sun) 19:57:35 |
【雲】 雨宮 健斗[ 唇が降る。名前を呼ぶ声。 不快感に耐えて歯を、唇を、噛み締めることが 出来なくなって、身体が震えた。 答える口を塞いで宥めるように贈られる口付けに 神経をぜんぶ委ねられたらいいのに、と思った。 ローションの助けと彼の口付けで、 少しずつ指が埋まっていくのがわかる。 痛みはさほどでもなくて、それでも異物感と 圧迫感が酷い。 ] ……ッは、ァッ…… [ 大きく息を繰り返し吐いて、耐える。 苦しい顔は見せたくない。 そう思うのに、いつもはあまりかかない汗が じっとりと全身に吹き出して、重い。 ] (D31) 2021/06/27(Sun) 19:59:07 |
【雲】 雨宮 健斗[ ずっ、と深さを増した指が、そこを広げるように動く。 ぐちぐちと鳴る音が、耳を塞ぎたくなるほど卑猥で 頭が焼き切れて溶けてしまいそう。 ] っ ぁ゛…ッ!! [ 探るように蠢く指が、ある一点を掠めて 身体がばん、と跳ねた。 性器を直接刺激されるのとは違う、 脳髄に直接電気を流されたような。 ] (D32) 2021/06/27(Sun) 20:00:27 |
【雲】 雨宮 健斗─── ぅ、あっ、それ、やめ、っんんん! [ 伸ばしていた膝が曲がる。 後頭部をシーツに押し付けるように背が撓る。 前立腺、という名前も、そこを刺激することも、 調べていく中で知識としてはあった。 けれどこんな、迫り上がるような刺激だとは知らない。 異物感に萎えかけていた雄に 一気に血液が流れ込むなんてことも、知らない。 ] (D33) 2021/06/27(Sun) 20:01:21 |
【雲】 雨宮 健斗す、きじゃ、 ッ、 ねぇっ、 っんん、ううッ─── ! [ ごり、と撫でられるたびに閉じられない口から 声と、飲み込めない唾液が溢れる。 そんなに簡単に見つけられるとも思ってなかった、 得られると思ってもなかった、 過ぎるほど強烈な、これは確かに快感の種類で。 はっ、はっ、と短い息で全身を震わせながら、 どうにかやり過ごそうとした。 ぎり、と、握った拳の中、短いはずの爪が刺さる。 ] (D34) 2021/06/27(Sun) 20:02:40 |
【雲】 雨宮 健斗[ 眇めた瞳で、縋るように見やった矢川の顔は、 ─── 意地悪く笑んでいて。 楽しそうな表情に、一層ぞくりと走る。 恐怖と、快感と、被虐心に似たなにか。 ] きっつ、それ……むり、やばい、 耐えんの、しんどくて、 ─── お前の、欲しくなる、 [ 譫言みたいに勝手に口をついて出てくる言葉。 声は、熱を帯びて、少し掠れて。 ]* (D35) 2021/06/27(Sun) 20:04:41 |
【独】 雨宮 健斗/* もうほんとに容易く殺めてくるのやめていただいて… 忽那さんも殺されたみたいだし これであと死んでないの矢川くんだけやなって(物騒) でもぼくにそんな殺傷能力はないのです (-44) 2021/06/27(Sun) 21:09:18 |
【独】 雨宮 健斗/* ん゛ん゛っ ってなるあさ いやいやこちらこそ、苦手と伺っていながら無理矢理右に割り込んでごめんなさい ななとさんのお時間を奪っているのが申し訳ない… (-60) 2021/06/28(Mon) 7:50:23 |
【雲】 雨宮 健斗─── だっ、から、そういうこ、と、 ……ッんんぅ! [ 身体が勝手に収縮するから、連動して中も 締まるのだろうか。 とにかく自分で意識して締め付けているつもりは 毛頭ないので、首を傾げて愉しげに告げられる言葉に 顔から火が出そうで、それに加えて確実に ぞくりと欲が走る。 優しく穏やかな中に時折ちらりと顔を覗かせる、 捕食者のそれ。 そんな性癖はないと思っているのに いとも簡単に煽られる被虐心。 胸の頂を喰まれれば顎が上がる。 身を捩って避けようとすれば、後ろで解し続ける 指の位置が変わってしまうから、 また口から喘ぐような声が漏れた。] (D41) 2021/06/28(Mon) 10:29:04 |
【雲】 雨宮 健斗[ 中のしこりを刺激され解され、胸まで愛撫され、 さっきまで異物感に萎えそうだった茎は 完全に勃ち上がり、先端からは透明な液体が滲んで つうと伝い腹を濡らす。 不快感が上書きされていく気はする。 それでも達してしまうまでの快感には至らなくて 中から責めたてられる未経験の刺激に耐えるのは きつくて、苦しいほど焦れる。 もういい、早く、と思うのに、 それはまだ許されなくて。 今更怪我のひとつくらい増えたって構わねえ、と 口にするより先に中を蠢く指が増えた。 ] (D42) 2021/06/28(Mon) 10:30:49 |
【雲】 雨宮 健斗[ 増した圧迫感に顔が歪む。 髪を撫でる手つきに呻き声を噛み殺しながら。 どうしても触れたくて彼の下半身に そっと手を伸ばした。 指が中を解す動きを息を吐いて逃して、 ふり払われなければ震える手で その張り詰めた猛りを下から撫で摩るように扱こうと。] (D43) 2021/06/28(Mon) 10:32:33 |
【雲】 雨宮 健斗[ さすがに指が三本になればそんな余裕は 無くなって、少しずつ慣れてきたはずの 圧迫感と異物感に痛みが加わる。 ] っい゛…ッ!!─── ぅ、っ [ 確かにそこに痛みはあるのに性器の先端からは だらだらと滴が溢れていく。 指が中を這い回るたびにぐぢゅ、と酷く淫猥な水音が 響いて、理性が霞んで視界がぼやける。 どれくらい時間が経ったのか。 もう濡れているのが皮膚なのか、器官なのか、 内臓なのかわからなくなったころ。 音を立てて後孔から指が抜かれた。 ] (D44) 2021/06/28(Mon) 10:34:17 |
【雲】 雨宮 健斗……へー、き、 だい、じょ、……ぶ、 [ 気遣う声に乱れた呼吸の隙間から言葉を絞り出す。 見上げる顔は柔く笑んでいて、 己も唇の端を上げようと努力はした。 前髪を避ける手つきに、それが重く感じるほどに 汗を含んでいるのだと気付く。 いつもは汗をかくことがない、 汗腺がどうにかなっているらしい左側まで じっとりと濡れて。 ] ……ほしい、はやく [ 張り詰めた屹立に彼がゴムを被せる わずかな時間も惜しいくらい、 笑って問いかける声に食い気味で重ねた。] (D45) 2021/06/28(Mon) 10:36:20 |
【雲】 雨宮 健斗[ 後孔にひたりと当てられる猛りの大きさに 息と唾液をこくりと飲み込んだ。 薄い膜を隔てても伝わる熱がずっ、と 押し入れられればひゅ、と喉が鳴いた。 息が詰まる。 指とは比べ物にならない質量が狭い隧道を こじ開ける感覚。 全身がぞわりと毛羽立った。] っ ん゛…ッ!!っ、は……ァ…… [ 後頭部がベッドにめり込む。 咄嗟に動かした右手の甲で口を覆う。 薄い皮膚と骨に、ぎり、と歯を立てた。 動きの鈍い左手の指が、信じられない力で シーツを握った。 ]* (D46) 2021/06/28(Mon) 10:40:22 |
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