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【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[巫女になって変化したのは住む場所もだった。 中心部の街であればと条件はあったが希望を聞いて貰えたため、石造りの塔から、街の少し端にある小さな一軒家へ移った。 花屋を営むおばあさんが少し前まで暮らしていた家だった。 古くて必要最低限の部屋しかなく、キッチンもこじんまりしていたが、街中なのにちゃんと庭があって花が植えられている。 おばあさん亡き後も近所の人が世話をしていた花々。 早朝に身を清め、真珠を作り終えた後、ほんのり力を込めた水を如雨露で花にやる、そんな習慣が増えた。] 今日はおまじないかしら? 占って欲しい? [役目で遠出していない期間は、修行や勉学の他に、占いやおまじないを頼まれて行うこともあった。 今日は小さな女の子から恋占いのお願い。 ふふっと微笑んで、グラスの水に花弁を浮かべる。 見習いの間より、街の人々と積極的に関わるようになった。 フードで顔を隠さずに道を歩き、花壇の花が素敵だと言葉を交わし、時に井戸端会議にもお邪魔し、工場街の食堂にだってこっそり行ったりもして、今は定番商品になった林檎と蜂蜜のパンをふたつ買っておばさんにウインクされている。 だって、アスルはパン半分じゃ足りないに違いないもの。 あんなに背が高くなって身体もしっかりして。] (-334) 2023/03/03(Fri) 17:49:12 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[街にはたくさんの人がいて支え合って暮らしている。 祈りのために出向くどんなに小さな村だってそう。 自分が生まれ育った場所のように手を取り助け合っている。 巫女になる前日。 アスルがくれた言葉たちを忘れたことはない。 これからも、ずっと、忘れたりはしない。 抱きしめてくれたあたたかさも、背中をとんとんと叩いてくれた手の強さも、髪をすいてくれた指先の優しさも。 頬に触れられたときは、心臓がとくりと鳴ったのも。] (-335) 2023/03/03(Fri) 17:49:43 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空アスルーいるー? [今日は自分が忍び込む番。 バレバレと知りつつ律儀にフードは被って人見知りの従妹のフリをするのはほぼ悪戯心というもの。 アスルの仕事場の休憩時間はもう把握済みで、彼の姿を見つけたら目を輝かせ、パンの袋を掲げて見せた。 ふふん、もう自分だって稼いでいて買えるのだ。] 今のアスルだったら、パン3つくらい食べてしまいそうね。 [彼が淹れてくれるお茶は今もほんのり甘いだろうか。 オイルのついた手袋を外す姿を見守って微笑む。 自分の分にだけ蜂蜜を入れてくれていると知ったのは何回か訪れた後のことで、くすぐったい心地がした。] ね、今度、夜の散歩に行きたいな。 [美味しいパンを食べて。楽しい空の旅で遊んで。 ――あなたと、ともにいたいと願って。] (-336) 2023/03/03(Fri) 17:53:06 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空……。 …………アスル……ううん、なんでもない。 [あの気持ちは、あの胸の痛みは。 あれからずっと変わらない。 種類は増えた気がする。 苦しいのと、跳ねるのと、急に速くなるのと、時々アスルのそばに居すぎると酷くなるから困ってしまう。 『俺と一緒にいろ。ずっとな。』 それでも、言われたとおりにする。 どんなに苦しさが増したとしても、そうすると決めていた。*] (-337) 2023/03/03(Fri) 17:54:13 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[気持ちを通じ合わせたのは互いが幾つの頃か。 年齢など、タイミングなど、些細なことだったかもしれない。 重ねる手の温度は変わらない。 抱きしめ合ったときの感触も、どう関係の変化があったって何がいきなり成長するものでもない。 けれど。温度も力強さも。 なにか違って感じるのは気持ちのせいなのだろう。 空を飛びたい、だけでなく。 抱きしめて欲しいと。 せがむ声に、もう子供ではない、甘い響きが含まれてしまう。 巫女が恋に溺れるのかと不安視する空気は知っていた。 長老たちの一部からは直接批判されたこともあった。 巫女としての能力に影響は出ない、出さないと、それだけは必死で訴えたし、自身を律する気持ちはあった。 でも、なくせはしなかった。 ――ただひたすらに、彼を想わずにいられなかった。**] (-338) 2023/03/03(Fri) 17:54:43 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 武藤黒崎組めちゃめちゃ活発ですごいな。 楽しんでくれてるようで建てた甲斐があります wiki作った直後に参加COしてくれたもんな…… 早いよ。(ありがとうね) (-339) 2023/03/03(Fri) 19:33:21 |
【人】 武藤景虎あ、わり……、 …………?? ────…………ッ?!?!?! [ドアを開けた瞬間、目の前に人影があるのに気づくと、ああ、上がったところだったのかと謝りかけて。 視界に映った光景に凍りついた。>>364 一緒理解が追いつかないままに、上から下まで視線を巡らせてから視線を上げると、目が合った先で同じような表情をしていたと思う。 一瞬で血の気が引いた後、顔に血が上って熱くなる感覚がして。 人間の顔色ってこんなに瞬時に変わるものなのかというくらいに、青くなって赤くなるという、はたから見たら面白いことにはなっていたと思う。 いっそ悲鳴でも上げられるか殴られるか蹴られるかしてもらった方がよかったかもしれない。 此方を凝視したまま動かないくっきーと見つめ合っていたのはそう長い時間ではなかったはずだが、やけに長く感じた。] (366) 2023/03/03(Fri) 20:04:07 |
【人】 武藤景虎…………ごめん。 [掴んだままだったドアノブを押して、静かにドアを閉じると、足早にバスルームの前から立ち去る。 えっ、どどどどどうしよう。 なんで鍵かけてないんだよというのは、勝手に開けたオレが悪いにしても。 余程男として認識されてないか謎に信頼されてるんだろうか。 どっちにしたって複雑なんだが? とにかく今は気まずくならないためにも出てきた後にどう接するか考えとこう。 全然頭が回らないけど。] (367) 2023/03/03(Fri) 20:05:07 |
【人】 武藤景虎[ちゃんとは見てないから大丈夫だ、気にするな、って言ったら信じるだろうか。 おそらく顔と態度に出るからすぐに嘘だとバレる。 明らかに上から下まで見てしまったのも気づかれてる、多分。 何ごともなかったような顔をしておく、のは無理だ、多分。不自然すぎる。 いっそ見慣れてるから大丈夫、オレは気にしてない、って言う……??いや、クズすぎるだろう、大嘘だし。 壁に頭でも打ち付けたら見たことは忘れられないだろうか。 ……忘れたくはないな、違くて、見たものの話じゃなくて! 漸くわかった事実の方は忘れたくないという意味だから。 ああもう、くっきーはオレを殴っていいよ、ほんとに。] (368) 2023/03/03(Fri) 20:05:38 |
【人】 武藤景虎[思考がまとまらないまま、なるべく遠くの方までと思いながら、早足でベッドルームの突き当たりまで来てしまったので、壁に背をつけると顔を覆ってその場にズルズルと腰を落とした。 動揺しまくってはいるが、それは女子の裸?半裸?を目の当たりにしたからで、実のところ、くっきーが女子だったという点についてはそこまで動揺していない。 むしろ、感じていた違和感の半分くらいは解消された気がして、何かひとつのピースがあれば諸々腑に落ちると思っていたものがすとんと受け入れられる気がしたくらいだ。 あんな形でなければきっと、もっと冷静に受け止められていたんじゃないだろうか。 その場合多分オレは、本人が話すまで黙ってると思うけど。 でも、どうしてくっきーはオレが男だと思ってることを訂正してこなかったんだろう。 まあ、そうか。 男と二人で泊まる状況とか、どう考えても女子の立場からしたら怖いだろえし、こいつ私のこと男だと思ってるしその方が安心だなと思ってのことなら正しい判断かもしれない。 それにしても、ベタベタ触ったりなんだりしてしまったことは悪かったな、とは思う……し、思い出したら恥ずかしくなってきた、助けてくれ。 でもそうなると、あの約束もなかったことになるのかなと思うと、それは嫌だなと思った。] (369) 2023/03/03(Fri) 20:06:18 |
【人】 武藤景虎[ぐるぐると考えてたら呼びかける声が聞こえて>>365、びくりと肩を揺らす。 何か言おうとする前に、何故かくっきーが謝りだして、正直言ってる意味がよくわからないまま、言葉が途切れるまでは黙って聞いていた。] えーと、ごめん、 何でくっきーが謝ってるのかはわからないんだが。 謝るのはオレの方なので。 その、ノックもなしに開けて悪かった。 あと、いろいろとこう、ベタベタと、 触って、しまってだな……? [先に男だと思い込んでいたのは此方だし、くっきーが謝る理由は特にないと思う。 別のコテージを借りられるか聞いてくる、というのには、あからさま複雑な顔はしてしまった。 それは、元々女子と一緒だったりしたら、オレがやろうとしていたことではあったけれど。] (370) 2023/03/03(Fri) 20:07:14 |
【人】 武藤景虎……いや、いいよ。このままで。 くっきーが女子だからって何か変わるってわけでもないし。 [それは実際のところそうだ。 変に意識して仲良くなった関係が壊れるのは嫌だし、知ったところで壊れるとも特には思ってない。 女子だとわかったことで急に意識し出すのは正直キモいと思われそうなので意識しないようにはしたいけど。 何より、このままいつもみたいに距離をあけて踏み込まないように踏み込まれないようにするのが一番自分に優しいとはわかっていても、そうしたくはなかった。] ここで部屋を分けたら気まずくなって話しづらくなりそうだから……、その方が嫌、だな、と。 大丈夫、寝てる間はベッドから出ないし、いや、トイレとか起きたりするかもだけど、あーー、くっきーのベッドの陣地には足を入れないので……。 [こう言ってくる男がいたら基本信用しない方がいいとは言ってやりたいが、今まさに自分が口に出してるのでどうしようもない。 いや、ほんとに陣地を越えるつもりはないから。] まあ、くっきーが無理、というなら、うん、別の部屋でも……、とは、思うが……。 [寝れるかどうかはわかんないけど、気まずいまま別れた方が、眠れない気はするので。]* (371) 2023/03/03(Fri) 20:08:18 |
【独】 黒崎柚樹/* う。武藤…… >>ここで部屋を分けたら気まずくなって話しづらくなりそうだから……、 そうですよねええええええわかるよ……。 いや、でも、いいのか。寝られないよ?武藤……。 (-340) 2023/03/03(Fri) 20:12:18 |
【独】 黒崎柚樹/* 混乱のあまりの武藤節の垂れ流しが面白すぎて笑ってしまってるけど柚樹的には笑い事ではない……いやでもどうしよう笑うwww (-341) 2023/03/03(Fri) 20:13:44 |
【独】 一匹狼 “楓”/* フフッ 武藤くんかわいい 性別発覚イベントっていいよね 表でやってもらってよかったんですか……?(嬉々として読みながら) (-342) 2023/03/03(Fri) 20:20:25 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空― 変化 ― [自身に変化が表れ始めたのは20を越えてからだった。 もう過去に役目を終える巫女のいる年齢になっていた。 濃い金色の髪の毛先がほんのり色を淡くしている。 水盆に自分の顔を映せば、紫の瞳もまた少し淡く見えた。 ほんの少しの変化だった。 だが確実に、それは予兆としか思えなかった。 巫女を管理する長老たち以外、街の人々などには特に言うつもりはなかったが、アスルには先に気づかれるだろうか。 隠すという考えは……一瞬だけ、浮かんでしまった。 初めてのことだった。 言いたくない、なんて。 でも、時間は止まってはくれず、役目は訪れ、分かりやすくなる変化とともに、身体は疲れやすくなっていった。 自身の中の力が尽きていく。 砂時計の砂のように減っていき、ひっくり返しは出来ない。 覚悟はしていたことでも身体が冷たかった。] (-343) 2023/03/03(Fri) 20:21:52 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[昼の街中を歩けば、子供たちの遊ぶ声がする。 自分と同じくらいの女性はとっくに結婚し親となる年齢だった。 仲睦まじそうに笑い合う夫婦はともに双子を抱いていた。 アスルは、自分より5歳年上。 男性の方が結婚の適齢期は遅い傾向がある。 彼ならば、本来は引く手あまただろう。 守り人もまた、巫女と同じく結婚してはいけないとされているが、力の影響を考えれば不当な縛りとも思えていた。 巫女以外となら、女性と結ばれて子を持って悪くないはずだ。] アスルは、良いお父さんになれるだろうな……。 [最近、そんなことをよく思う。 巫女の自分は、彼と結婚できない。 なにより彼の子孫を残せないのだ、と。] (-344) 2023/03/03(Fri) 20:23:25 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[思い詰める日々が続いた。 役目の間は頭から消しても、終えればすぐによみがえる。 アスルとは常に一緒なのだから仕方ない。 巫女と守り人の距離はどうしても物理的に近かった。 でも、心は、そうでなくてもいいのだ。 幼い自分はアスルしか見えず、そのまま大きくなった。 アスルから離れたくなくて我が儘を言い、意識しなくても彼を縛り付けていたのかもしれないと思う。 巫女としてだけの気持ちを持っていれば。 今頃、守り人をしながらであったとしても、彼は別の幸せを得ていたのではないか。 こんな、いつ消えるか分からない女のために、……。 いつになく情緒不安定になっている自覚はあった。 力の安定を欠いたせいに違いない。 淡い紫の瞳から、水が零れて止まらないのだ。] (-345) 2023/03/03(Fri) 20:23:55 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[覚悟を決めたのは満月の夜。 祈りの役目を無事に終え、街まで距離があるから無理はしないでおこうと、人里離れた湖畔での野宿を選んだ次の夜にはほんのりと月は欠けていた。 祈りの場の近隣の人々が優しく迎えてくれるのは勿論嬉しかったが、実は、こうしてアスルと野宿するのが一番好きだった。 ここの湖畔は静かで、澄んだ水の香りがした。 焚き火から散る火の粉を追っていけば、夜空に淡い色の月と、きらめく星が眺められたことだろう。 食事を終え寝床を整えて。 隣に座るアスルへと、そっと話しかけた。] アスル。 [巫女として守り人へ話しかけるのとは違うトーンで。 ふたりきりの時だけの響きで。] 両手を出して? 手のひらを上に、ね。 [何のためか言わないのはわざと。 渡そうとしているものを拒否しにくいように、乗せてしまえば断りにくいだろうなんて、悪い考え。 どこの誰に似たんだか、そうよく笑ってきた。] (-346) 2023/03/03(Fri) 20:25:23 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空[アスルは訝しげにしたかもしれない。 でも、従ってはくれただろうか? それを確認すれば、自らの横の髪をかき上げ、片方の耳から、巫女になった日から片時も離れず着けている耳飾りを外す。 金の飾りがにぶく輝き、歴史ある真珠が柔らかに光る。 力を常に帯びてきた宝石は月日を経てきても美しく、もう自分が身につけていなくても――いつか彼が生を全うするその時まで、朽ちることも、染みこんだ力を失うこともないだろう。 番の片方を、アスルの大きな手のひらに置いた。] ……私からの贈り物。 アスルがこれからもずっと……元気でいられるように。 [健やかに、怪我をせずに。] 自由な鳥みたいで、いてくれるように。 [耳飾りを置いた自らの手を離す。 ほんの少しだけ触れ合っていたぬくもりを、名残惜しく思わないように、我慢して、綺麗に微笑んでみせる。] (-347) 2023/03/03(Fri) 20:26:51 |
【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空……アスル。 ただの巫女と、ただの守り人に、なりましょう? [ペルラとアスルではなくて。] 私の心臓は、もう、ドキドキしなくなっちゃった。 苦しく痛いばかりは……辛くなってしまったの。 ……ごめんなさい。 [いつか身体が全部消えてなくなるとしたら。 心臓なんて一緒に泡みたいになって、全部分からなくなって、彼を想う気持ちも、塵のように吹き飛んでしまうのかな。 耳飾りを渡すのが自分のエゴなのは分かっていた。 全部消えるのが怖いくせに、でも、アスルに幸せになって欲しい、可能性を持って欲しい、その気持ちも本当で。*] (-348) 2023/03/03(Fri) 20:27:40 |
【人】 片連理 “椿”[リビングのソファに引っ掛けた上着を取って、ウッドデッキに降りてみた。 外は涼しい風が吹いている。実に過ごしやすい気候だ。 しかし、一体今がいつの季節なのか、どうにも特定し難い。 楓に初めて会ったのは冬だったような気がするが、時間の感覚が曖昧な椿にはあれからどのくらいの時間が経っているのか、よくわかっていない。ここに来るまでに見た木の葉の様子はどうだったか思い出して見ようとしたが、それももう記憶に靄がかかったようになってよく思い出せはしなかった。 デッキには階段がついていて、ここから直接外に出られるのだが、一歩外に出た先は、恐ろしいほどに暗い。 遠くにぼんやりとした明かりのようなものが見える気はするのだが、少なくともこの建物の周りは随分暗い。まるでそこだけを切り抜いて闇に貼り付けたかのようだ。 階段を下りるのはやめて、デッキをぐるりと一周しただけで室内に戻る。今度はもう一度階段を上がって二階へ向かった。ホールにはリビングにあるのと同じ、やわらかそうなファブリック地のソファが置いてある。三人掛けほどだろうか、ゆったりとした大きさだ。 寝室の中も覗いてみる。ベッドが三台並んでいて、どれもきっちりアイロンのかかったシーツで整えられている。まだ使われた形跡はない。 上着を部屋の隅にある外套掛けに掛けて、奥の梯子を上る。屋根裏は部屋というよりは物置で、壁際にローチェストがいくつか並んでいる。中には衣類とタオル。便利ね、と呟いて、そこから数枚を選んだ。] (372) 2023/03/03(Fri) 20:49:33 |
【人】 片連理 “椿” お皿、洗ってくださったの? ありがとうございます、わたくし、やりましたのに。 [カウンターの向こうから、椿が身を乗り出している。 先程までとは違って、赤くて太いボーダー柄のワンピース姿に変わっていた。 サイズが少し大きいようで、袖は折られているし、裾は踝を超えて床ぎりぎりまでの長さがある。ふわふわとした素材で、首元にはフードもついていた。 グレーの髪はタオルに包まれて頭頂にまとめられており、項の後れ毛くらいしか見えておらず、肩のあたりにはまだほんのりと湯気が漂っている。] シャワーも使えるみたいですわね、 お着替えも用意されていますのよ、 屋根裏に色々と。ご覧になるといいわ? [にっこりとして、椿は天井の方を指差した。]** (373) 2023/03/03(Fri) 21:02:10 |
【秘】 大学生 寿 達也 → 大学生 要 薫[嫌らしい言葉なんて当たり前のように言える癖に。 いつだって彼は年下の恋人を鮮やかに煽れるのに。 それなのに最後の最後は、お願い、と生娘のように腕を首に巻き付けて哀願のようにして惑わせるのだ。 男のプライドを立てるようにして、自尊心を満足させてくれる。 それが彼の処世術なのか、本音なのかは彼より人生経験の少ない自分にはわかりえない。 彼が男で自分も男から欲しいものが分かるというより、自分の扱いを完全に理解しているだけかもしれないけれど。そういうところで自分はまだ彼に敵わない] (-353) 2023/03/03(Fri) 21:26:30 |
【秘】 大学生 寿 達也 → 大学生 要 薫 もちろん。貴方のお望みのままに――――。 [カメラを脇に取り落とした。 彼の騎士である自分は彼の許しがないとこの腕を引き寄せることはできないけれど、でも、彼の恋人の自分は彼が欲しくてたまらなくて。 許しを得た以上は、その白皙の裸体に唇を落とした。 熱く硬い杭を入口に押しつけて、そして彼の唇に自分の人差し指を添わせる。 彼が反射で唇を開き、それに舌を絡めたのを確認した瞬間、一息に腰を押し進めた。 口を開くと身体が無意識に緩むのだろうか。 彼の中が優しくほぐれるのを経験上知っていて。 驚いてところてんにならないように、ぐずぐずに溶け始めたアイスのようになっている彼の雄の首を、ぐっと絞めつけた。 まるで電流が流れたかのように起きる蠕動は、連鎖反応のように彼の身体全部に伝わって、それが反射したかのように自分も感じる 。 欲しがりなお姫様はまだ足りないはずだ。 もしかしたらお行儀のいい(?)彼の騎士の振る舞いに不満を覚えているかもしれなくて] (-354) 2023/03/03(Fri) 21:26:51 |
【秘】 大学生 寿 達也 → 大学生 要 薫少し、腰浮かしててくださいね……っ [その言葉とほぼ同時に彼の腰を抱え上げると、自分も膝立ちになり。 彼の奥に叩きつけるように激しくストロークをしだす。 彼の肌に自分の肌がぶつかって、ほんのりと桜色になる。 彼にまとわりつく悪い虫は自分だけ。 彼のこの肌を犯せる存在は彼を守るべき騎士。その背徳の心は何度感じても悪くない。 ずりゅっ、じゅちゅっ、とゴムが擦れる独特の音が、二人の肌の間から湧き出して。 自然な分泌を妨げるし、あまり乱暴に動くと破れたり外れたりして元も子もなくなるから、少しは手加減しなければいけないのに、腰がなだまってくれない。 彼の顔を上からただ見下ろす。 それは自分の優位性を見せつけるためなんかじゃない。 彼が自分の奉仕を気に入ってくれているかの確認と、こんなに自分が嬉しくて喜びに満ち溢れていることを彼に伝えたいという意図からで] (-355) 2023/03/03(Fri) 21:27:08 |
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