船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a34) 2022/07/17(Sun) 23:59:49 |
【人】 調査員 バーナード[そして8回小突かれたあと。 唐突に好きな食べ物を聞かれた。] 好きな……食べもの…………? [人生の想定質問の中にありません、という顔をした。 そのまま、あーとかうーとか言いながら何度も首をひねっては、かしげ、いやアマノのコーヒーはおいしいけど、そうじゃないよなあとかいくらか漏れ聞こえる苦悩の時間。] (152) 2022/07/18(Mon) 0:06:32 |
【人】 調査員 バーナード塩パン…… [そして、最終的にたどり着いた答え。 生地にバターが練り込まれ、岩塩を表面に散らした、食材の標準ストックに基本の備蓄として織り込まれているものだ。 食料が限られている今でも、冷凍品や長期貯蔵用処理の施されたものが、おそらく山とあるはずだ。] (153) 2022/07/18(Mon) 0:15:10 |
【人】 調査員 バーナード[これは何も、好物を作ってくれそうなアマノの手を煩わせるのを控えたく、備蓄食糧を挙げたとかではない。 ただ、シンプルにあのパンの風味と塩気が好きだった。 過去の何を思い返しても、あれほど飽きずに食べ続けたいと思えるものはなかった。 回答をどう受け取るかはアマノに任されたが*] (154) 2022/07/18(Mon) 0:19:04 |
調査員 バーナードは、メモを貼った。 (a35) 2022/07/18(Mon) 0:26:54 |
【人】 船医 チャンドラ分かった。 明日以降……というか、明日、か。気を付けて見てみよう。 [こくりと頷く。 明日以降と言ってしまったけれど、少なくとも明後日には、結果がどうなったとしてもスピカには会えない。 その先は、また別の話で] ――と、言うか。 君が気付いていたなら、君からスピカと話してくれていたらよかったのに。 [確かについ先程、本人から「ワーカーホリックではない」の言葉>>134はあったけれど。 これは職務のうちではと、つい紅茶の湯気越しにじとりとした視線を送ってしまう] [そして自分がサダルから通信を受けてすぐにここへ来ていたなら、本職の彼に向かわせることも出来ただろうと思う] (156) 2022/07/18(Mon) 0:39:57 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a36) 2022/07/18(Mon) 0:45:08 |
【人】 船医 チャンドラ― どこかの時間 ― [結局朝食は抜くことになってしまって、初日からゾズマとの約束を破ることになった。 ただ、昼食と夕食はしっかりと取ったので、きっとゾズマも許してくれる――筈だ] [起き抜けに少し色を付けたくらいの時間にするには、重過ぎるうえに苦過ぎたバーナードとの話を終えて。 アマノからの文字通信>>41を見たのは、もう昼を幾らか過ぎた頃だった] …………わぁ。 [『色々作っておいた』の言葉に違わず、食堂にはどういった基準で選ばれたのか様々な料理が並んでいた。 ストックもあるということだけれど、空腹を満たすのが先とスパイスカレーをよそい、頬張る] (160) 2022/07/18(Mon) 2:03:49 |
【人】 船医 チャンドラ――ん、美味しい。 [ぴりっと舌を刺し、ふわりと香辛料が香る、スパイスカレー。 まだ曾祖父が存命の頃――あまりよくは覚えていない頃――食べた、懐かしい香り] [一人暮らしを始めるにあたって、買った書籍>>2:236。 一見してタイトルに惹かれたのもあるけれど。似たようなタイトルが並ぶ中、アマノに貸した本を手に取った決め手はこの料理のレシピだった] [どう考えても初心者向けではない料理まで網羅されたその本は、どうにも自分には合わなかったようだ。 アマノにはとても良い教本として活躍してくれたようで、彼が数日で料理の才能を開花し過ぎたことには、最早羨ましいという感情すら芽生えない] [そう、本が合わなかったのだ。きっと。 ――いや、そうでないことは、自分がよく分かっているけれど] (161) 2022/07/18(Mon) 2:04:13 |
【人】 船医 チャンドラ[懐かしい――けれど、ああ、違う。 もう顔も覚えていない、恰幅の良いシェフの作ったスパイスカレーの味ではない] [レシピが違うのだから当たり前なのだけれど、これは『アマノの作ったスパイスカレー』の味] ――……これが味覚の記憶、か。 [あまり覚えてはいないけれど、カレーを食べる時だけは、あまり喋らない曾祖父が両親の話をしてくれていた気がする。 違うけれど似た味の、スパイスの香りが鼻から抜ける度、その時のどこかふわふわした気持ちを思い出すようで、嬉しかった**] (162) 2022/07/18(Mon) 2:05:15 |
【人】 調査員 バーナード【朝・医務室】 っ!! [>>141身構えていたので、情けない声までは出なかった。 が、それでもびくんと肩は跳ねたし、息を詰めはした。 しかし内容が、アマノを慮ることだったので。] …………? [なんで?みたいな感情を貼り付けた、ぽかんとした顔が、のろのろ持ち上がる。 もう明らかに謝ったり>>142なんてしていない顔だ。] わ、かった…… [順序は逆で、質問してから身分を明かしたのだが、そういう問題じゃないと言われるのはわかりきっていた。 ので、頭を抱えてしまったチャンドラに、ひとまず了承する。 わかったと言いつつわかってないのは、まるわかりだ。] (163) 2022/07/18(Mon) 3:29:48 |
【人】 調査員 バーナード[>>143医者を誤解していると言われれば、はたと瞬く。 医者は、ヒト一人の作り方なんて知らない。そう言われてみれば、そのとおり。 それでも、検討してくれる様子があればひとまず、内容を聞き、受け止めて。] えっと……つまり。 今のところ、チャンドラが研究してるけど、一部組織から、直接クローニングは、でき……ない? [細胞を培養、成長、強化して自分が生まれるのだから、人間は作れるのかと思っていた。 けれど、あくまで発生や成長、培養は対応できても、人間の一部からそのままクローンを作るような技術はまだ確立していない>>144と。] (164) 2022/07/18(Mon) 3:30:23 |
【人】 調査員 バーナードということは、僕の思いつきは、はじめからどうにもならなかった、ってことかな…… [これこそ本当に机上の空論。いや、机上にすら上がっていないから、頭上の空論。 この相談自体が無意味で、にも関わらずアマノにとっては聞くだけで負担だったというのなら、それはたしかに申し訳ないことをしたという自覚が浮かぶ。] (165) 2022/07/18(Mon) 3:30:29 |
【人】 調査員 バーナード……その、出来る、っていう前提だとしても? [しかもやりたかった理由を話したら意味がわからない>>145と一蹴された。 僕の中ではまったくすっかり成立している理屈だったので、わからないと言われてしまったことがわからない。 自分を残したい、は正しいけれど、遺伝子とか存在の証とかじゃなくて。 『バーナード・ハリスン』をどうにかそのまま残したい。 一部でなくて個人全体なら、"ともかく"の枠に入るんだろう?>>139] 出来ないから、そんな事を言ってもしょうがないとかわかんないとかじゃなくて。 出来るという仮定としても、わかんない……? [どう言おうか、どうすれば伝わるか、と思考巡らせていたところ。 ややあって分かった、と聞こえてくれば、安堵しかけ] (166) 2022/07/18(Mon) 3:31:22 |
【人】 調査員 バーナードあの、えっと。 例えば今晩する、として、けど、明日には、コールドスリープ、するわけで。 着床の確率、とか、そもそも妊婦のコールドスリープって実例は、いやその前に1日でどうにかなる話じゃない、よね、君の身体のことだってあるし、女の人って毎日子供が作れるわけじゃない、んじゃ。 僕の身体のほうもそのあたり抑制されてるし、どうなるかわからないから制限されてるわけで。 たしかに例外も可能性もあるかもしれないけど、そんな実験みたいなことにチャンドラの身体を使えないし、そもそも僕は遺伝子を残したいなんて話じゃ…… [種の保存の本能は抑制されている。自身が優性だとも思っていないし、とにかく持てる限りの知識と言葉でチャンドラの行為を止めようとした。 止めようと、してみて、もしかしてこれって僕が周りに突飛な発言を止められてるのと同じ構造なのか?と一瞬思ったりもしたけれど、そんなことより今はチャンドラだ。 青い顔で必死になって賭けをやめさせようとしたから、いよいよ話が終わる頃には、馬鹿犬はぐったり疲れ切っていた。] (168) 2022/07/18(Mon) 3:32:15 |
【人】 調査員 バーナード[>>147スピカの不養生の密告は、案外とあっさり受け止められてしまって悔しかった。 もっとばかばか言ってほしかった。僕に言われたのと同じ回数くらいは稼ぎたかったのに。] ……たぶんさ。 昨日のことで、だいぶ、苦しいんだと思うんだ、スピカ。 [昨晩は、彼女の特別懇意にしていた友人がふたり眠った。 それは彼女にとっていかほどの心労か。 ――まあ、それなら仕事を代わってやれと思われるかもしれないが、悲しいかなそこまでまだ業務マニュアルが頭に入っていなかった。] 無理も、無茶も、今止められたばっかりだよ…… 話、聞いてくれてありがとう。あと、いろいろ、ごめん。 [すっかり拗ねて、自室に帰る**] (169) 2022/07/18(Mon) 3:32:55 |
調査員 バーナードは、メモを貼った。 (a37) 2022/07/18(Mon) 4:22:34 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 (a38) 2022/07/18(Mon) 4:29:11 |
【人】 生物学者 アマノ【夕方:食堂】 [まさか朝方に、チャンドラと子作り云々 >>146 などという破天荒な話まで出ていたとは知らず。 見るとバーナードは相応に落ち込んで(と同時に酷く疲れて)いる風ではあったから、菜箸アタックはそれなりに手加減した。 手加減してなかったらバーナードの頭蓋に菜箸が貫通していただろうよ。] ────塩パン…………? [ラサルハグといいこいつといい、もしかしてパンの需要は俺が思うどころじゃなく高いんだろうか。 俺にとっては"パン"という1つのジャンルの食い物でしかなく、確かにフリーズドライだ冷凍だと、様々な種類の備蓄があるのは把握していたが。] ……………………あった。 [少し待て、と立ち上がり、『はじめての一人暮らしごはん』を手にしてテーブルに戻る。 多分、人気の品なんだろうな。本にも一番の基本らしいテーブルロールの数ページ後に"塩パン"の文字があった。] (170) 2022/07/18(Mon) 4:53:48 |
【人】 生物学者 アマノ["食事の力を舐めちゃいけない"と言っていたのは誰だったか。 ああ、スピカ >>3:89 だ。 今世、調理の必要も保存の手間も要らない携帯食料は数多存在するのに、この船に"チーフコック"の役割を持つゲイザーがクルーの一員になっているのもそういう事なのだろう。 キッチンには当然、粉やら何やらの備蓄があることも俺は確認済みだった。 そして、ある程度の工程までは自動で出来る調理器具があることも。 まさか、俺がこの船で活動する最後の日にそれに触れることになるとは、全く思っていなかったけどな。] ────2時間。いや、3時間だな。 待てるか? [本から顔を上げてそう問うたら、ひどく驚いた顔をされた。 リクエストしたのはお前だろうが。馬鹿。] (171) 2022/07/18(Mon) 4:54:19 |
【人】 生物学者 アマノ[まだ話があるから10分そこで待っていろ、とバーナードに告げた俺は、とりあえず塩パンの材料を専用機に放り込む。 放置していれば1次発酵だかのところまでは自動運転らしいから、おかわりを注いだコーヒー片手──バーナードも欲しがるようなら両手──にテーブルに戻った。] ────お前。 スピカの様子について気付いているか? [切り出したのはスピカの事。 時を前後して2人組医療者チームも話題に乗せていたとは知らぬまま。] こうなってくると、昨日聞いた話云々は置いておいて、お前が残るのが最善な気がしてくるけどな……。 [こればかりはアンテナの采配次第だから、本当、どうしようもないんだが。テーブルに視線を落としつつ、言葉を紡ぐ。] スピカ、あいつ、あのままだとヤバいと思う。 あれ、死ぬぞ。 (172) 2022/07/18(Mon) 5:03:24 |
【人】 生物学者 アマノ[研究所でもああいう風になった奴を見たことがある。 研究対象かそれ以外か、ともかく"何か"に魂を囚われ、戻って来られなくなった奴。 感情を失って誰かに操られたマリオネットのように動き続け、最後は糸が切れたまま、"ヒト"に戻ることもマリオネットで在る事も失くしてしまう。魂も生命も放り投げて。] お前、全員を生還させたいんだろう? "明日のスピカ"を頼む。 とはいえ……今日俺が話しかけてもほぼ反応無しだったけどな。 ["ハヤシライス"の単語でも、だ。つまり相当な重症だ。 "死にたい奴は勝手に死ね"派の俺も、さすがにあのスピカの事は見過ごせず、さりとて何か方策が思い付くでもなく、手元のコーヒーカップを静かに見つめたのだった。*] (173) 2022/07/18(Mon) 5:12:43 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 (a39) 2022/07/18(Mon) 5:15:10 |
【人】 生物学者 アマノ【20時:食堂】 【乗員全員へ通達】 塩パンが焼けた ────アマノ [なんで俺はあと数時間で眠りに就かなきゃいけないというこの段階で、パン焼きなどという特殊技能ジャンルに足を踏み入れているんだ? 脳内に盛大に疑問符を浮かべつつも、レシピ本の記載に従って生地を成形し、バターを折り込み、最終発酵だバター塗りだ塩振りだ焼成だと────まあ、我ながら頑張った。 頑張った結果、キッチン中にただならぬ良い香りが漂ってきたものだから、何とは無し、皆へと通知を送る。 これもう絶対旨いだろ。確信しかない。 バーナードは一度食堂を離れていたのかもしれないし、あるいはずっとその辺でぐだぐだとしていたのかもしれないが、いずれにせよ通知は送られたのだろう。] (174) 2022/07/18(Mon) 5:56:57 |
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