人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ

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【独】 宮崎暁




   君はここに居てくれる。
   僕はここにはいられないのに。


          君に大好きと言ってもらえる。
          僕は君を傷つけてばっかりなのに。  


(-21) 2024/06/29(Sat) 20:50:38

【雲】 宮崎暁



 [ 僕が履いていたズボンの
   太ももに付いた痕はきっと……。

   甘い悲鳴で訴える結月に
   こんな時でさえ悪戯心が顔を出す。

   君の想像していないようなことをして
   君を掻き乱してしまえばいいと
   少年心にも似た愛情が舌先に乗ってしまうんだ。 ]

 
(D27) 2024/06/29(Sat) 20:56:18

【雲】 宮崎暁



         結月…?


(D28) 2024/06/29(Sat) 20:56:38

【雲】 宮崎暁



 [ 君を掻き乱すことに夢中になれば
   せっかく君が何か訴えようとしてくれたのも
   はじめは聞きのがしてしまう。

   声色から溶けでる理性を絡めとって
   蕩けた声が限界を示す。

   呑まれた君が不安にならないようにと
   力強く掴んだ指先が小さな痕を作ると
   そこでようやく僕は、君の声に気づいて。   ]


(D29) 2024/06/29(Sat) 20:56:49

【雲】 宮崎暁



      結月も触って、みる?


(D30) 2024/06/29(Sat) 20:57:17

【雲】 宮崎暁



 [ 僕は蜜を吸うのを止めると、
   指先を濡らしたまま結月の手を握る。

   この先のことへ大きな期待を膨らませた
   僕の身体はまだ触られていないのに熱くて

   結月がどうするか
   しばらくは彼女に任せるつもりはあるけれど
   戸惑うようならきっと僕は
   綺麗なその指を手に取り誘導したことだろう。
 ]*


(D31) 2024/06/29(Sat) 20:58:04

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   …………?
   そう?別に謝ることでもないでしょ?


[ 誉め言葉なのかな、って思ってたし
  別に嫌な気持ちになったわけじゃないから
  さらりと流してしまう。

  別に失礼だとも思わなかったんだ。
  ただ、私が褒められるとは思ってなくて
  その意味が分からなかっただけ。

  
だから、深く考えることもせずに。 ]


  
(-22) 2024/06/29(Sat) 23:10:07

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   ……デートが楽しかったら
   自然とそう思うんじゃないかな。


[ 誘える相手が君しかいないから
  それだけの理由で誘っても、君の願いは叶わない。

  君とがいい、だから一緒に行こう、って。
  私がそれを言える日が来るって想像出来てなかった。


  だって、遊びなんだし。
  心を明け渡してしまっても
  別れが待っているなら辛いだけ。


  最初のうちは渡すつもりも奪われるつもりも
  …………君の心を奪うつもりもなかった。

     
            
―――そのはずなのに。 ]


  
(-23) 2024/06/29(Sat) 23:10:56

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 手を握ってみるとか、ちょっとした悪戯はしたけど
  私はずっと星ばっかり見てた。
  星明かりに照らされてる間は、
  君の方、ほとんど見なかったな。

  君がどんな顔をしてみてたのか
  ちゃんと見ておけばよかったって。
  別れが近づいてから思い出して
  胸がぎゅっと締め付けられる。


  お揃いのストラップだって、 
  最初は気にせずペンケースにつけてたから
  少し汚れてしまって。
  今思えばもったいなかったかも。
  なんて、その時は何とも思ってなかったことが
  後になって気になってしまう。

  
どうして、こんなに変わっちゃったんだろう。 ]


  
(-24) 2024/06/29(Sat) 23:12:53

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 重ねた時間が、増えれば増えるほど
  心が君との楽しい時間で満たされてた。

  あれほしい、ってちょっと無茶言って
  いじわるしたつもりだったUFOキャッチャーで
  見事にお目当ての物を取ってもらったときは
  すごいすごい、って目を輝かせてた。

  ゲームセンターのバスケゲームでは
  夢中になってたのを他の人に見られて
  お似合いのカップルだって言われたりもしたな。
  
  大した点差じゃないのに勝ったってはしゃぐ君に
  むぅっとした顔をして見せて
  次来た時は勝つから!って言ったり。

  日差しの中、いつもなら躊躇いなく詰める距離も
  この時ばかりは少し恥ずかしくて普段より空く距離。
  可愛い、のたった一言にも照れて目を逸らして。

  私たちで綴った青春の一ページ。
  鮮やかな時間が大切でたまらない。 ]


  
(-25) 2024/06/29(Sat) 23:14:04

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁




   暁、目を閉じて。

       私が良いって言うまで開けないで、ね?



 
(-30) 2024/06/29(Sat) 23:19:35

【雲】 宮崎暁



 [ 既に繋がりを求めて疼く身体を抑えて
   ねだる待宵、誘う冬暁。

   結月に全てを委ねた僕は彼女の手を
   目でそっと追いかける。

   最低限鍛えてはいるものの
   筋肉質とまでは言い難い身体を
   結月の細い指が撫でていき、
   太ももに触れられれば
   もどかしさに身体が震える。

   手を誘導したら
   僕がこの続きを求めていることも
   結月は気づいくれたみたいだから。  ]


(D39) 2024/06/30(Sun) 0:42:18

【雲】 宮崎暁



   結月になら

      なにされたって、いいよ。



(D40) 2024/06/30(Sun) 0:42:55

【雲】 宮崎暁



     結月は、特別だから。


(D41) 2024/06/30(Sun) 0:43:16

【雲】 宮崎暁



 [ 本当は、結月に言わせたかった言葉なのに。
   結月が愛おしいあまりに
   僕が先にその言葉を口にしてしまう。

   どこまでしていいのかって
   僕が逆の立場で感じていた戸惑いを
   慣れない結月が感じなくていいように。

   言葉にすれば、自分も熱くなるんだって
   初めて体感することになった僕はというと
   結月の目の前に晒すことになるもっと前に
   既に大きくしてしまっていたのだけれど。
  ]


(D42) 2024/06/30(Sun) 0:43:46

【独】 宮崎暁



 [ 君のことを本当に好きになってしまってから
   僕にはずっと戸惑いがあった。

   前みたいな甘いやり取りを繰り返す時も
   こうして地獄の釜に足を浸している時も

   僕にとって君はお姫様で
   守りたい、大切にしたい、そんな存在だった。

   だから僕はずっと自分が守るんだって
   結月の前では気を張ってばかりだった。

   それが僕にとって、幸せだったから。   ]


(-31) 2024/06/30(Sun) 0:44:07

【雲】 宮崎暁



 [ たどたどしい手つきが
   敏感な熱にはかえって鋭利な快感になる。

   気を遣ってくれているのだろう
   僕がじれったさに耐えきれず
   切なげな吐息を零してしまったら

   今度は柔らかな手に包まれて
   だんだんと加減を覚えた手つきに
   僕は身も心も籠絡されていく。

   君の手で昂る僕はきっと君の瞳の中で
   誰も知らないような甘い顔をしていたはず。  ]


(D43) 2024/06/30(Sun) 0:44:43

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   ────っあ、────結、月…!


(-33) 2024/06/30(Sun) 0:45:08

【独】 宮崎暁



 [ 僕は覚えてる。

      僕が初めて君に見惚れたのは
      あの時の無邪気で、悪戯な笑顔だ。>>57 ]

(-32) 2024/06/30(Sun) 0:45:30

【独】 宮崎暁



 [ 悪友のようなやり取りが、好きだった。
   何気なく訪れる悪戯な笑みの応酬。
   対等に、自然に、悪意も、他意もなく。

   僕が普通になれて
   受け入れてもらえた気がしたから。

   結月とは友達になれるとも思っていて、
   その頃から僕は結月に惹かれて
   初めて君に目を奪われたから。

   悪戯をされることも
   からかわれたりすることも

   他でもない君だったから
   生まれて初めて、嬉しいと思えたんだ。  ]


(-34) 2024/06/30(Sun) 0:47:18

【雲】 宮崎暁



 [ 結月の言葉に従うまま閉じた瞼の裏には
   あの微笑みが魔法のように絡みついていて
   
   指だけでも気持ちがいいのに
   口に含まれてしまうと初めての暖かな感触に
   腰を浮かすくらい反応を示してしまう。

   見えないだけで、敏感さが増すんだと
   僕はこの時に初めて思い知ることになる。

   条件反射で薄目を開くと
   その時に見えた光景にしばらく釘付けになって

   それでもまた目を閉じるのは
   僕を虐めようと夢中になっている君が好きだから。



(D44) 2024/06/30(Sun) 0:49:05

【独】 宮崎暁



 [ 僕だっていっぱしの男子だ。

   自分の好きな女の子とのことを
   想像したことがないわけがない。

   でもいつも、想像の中の結月は
   悪戯をしながら笑う女の子だった。

   こんな想像をしてしまうのは
   君に失礼だと思って
   墓場まで持っていくつもりだったのに。

   目の前で微笑む君は
   想像をはるかに超えて、僕を困らせる。  ]



(-35) 2024/06/30(Sun) 0:50:05

【雲】 宮崎暁



   うぁ───結月の口の中、あっつ…!



 [ 自分のコントロール化から外れた身体は
   与えられた快感の量を推し量れなくなる。

   快感に脳が支配されて
   身体が敏感になればなるほど

   自分の身体なのに抑えが効かなくて…………。  ]
   

(D45) 2024/06/30(Sun) 0:51:04

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 僕は奉仕されているうちに

   結月の許可も取らずに、何も言えずに
   口の中に大量の熱い欲望を吐き出してしまう。  ]


(-36) 2024/06/30(Sun) 0:52:35

【雲】 宮崎暁



 [ 頭の中が酸素を無くしたみたいに
   ただでさえ熱に浮かされた思考が更にぼやけて。

   荒い吐息を吐いて呼吸を整えているうち
   僕は気づいたように慌てて結月の様子を伺った。 ]


   っ────!
   結月ごめん…!僕、勝手に…!



 [ 近くにティッシュはあっただろうかと
   探す僕はきっとみっともないかもしれない。

   悪戯な君の前ではいつもそうだけど
   今回ばかりはそれ以上に狼狽えて

   それでも熱がおさまらず
   まだ大きさを保っていることに気づいたのは
   僕と君、どっちが先だったのかな。     ]*


(D46) 2024/06/30(Sun) 0:54:21

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 口の中に放出された大量の欲。
  思ったより多くて
  口の端から少し零してしまったけれど。

  慌てて様子を伺ってくれた君と目が合わせたまま
  ぜんぶ、飲み込んで自分のものにしてしまう。 ]


 
(-40) 2024/06/30(Sun) 2:17:48

【雲】 宮崎暁



 [ 咳き込む結月が心配になって
   思わず顔を覗き込もうとすると

   笑う声にゾクリと背筋が震える。
   指先を舐める何気ない仕草が
   こちらを獲物に狙うかのようで

   上に乗られてしまえば
   捕食を待つ獣のように
   抵抗することは出来なくなる。  ]


(D63) 2024/06/30(Sun) 22:32:08

【雲】 宮崎暁



 [ 言葉は妖狐の呪いのように
   一言一句が喉の奥に絡みつく。

   蜜に濡れていけばもどかしくて
   焦らされているように
   絡め取られているみたいな、

   光景にも、感触にも、身体が反応を示す。

   耳元まで近づけば息が当たり
   その吐息が結月の我慢の限界を教えてくれた。 ]

   
(D64) 2024/06/30(Sun) 22:32:34

【雲】 宮崎暁



 [ 好きに選んでいい。
   結月の言葉を頭の中で復唱すれば
   脳の奥まで痺れる。

   神話の神様みたいに
   魅了されて堕ちていく感覚は

   きっと今僕が感じている
   この危機感を孕んだ高揚に近いはずだ。 ]



(D65) 2024/06/30(Sun) 22:33:11

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



      このままがいい。

      でも本当は、どっちも欲しい。



(-41) 2024/06/30(Sun) 22:34:17
 




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