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【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 幸阪を腕の中から解放すると 僕はまたいつものように手を繋いで。 いつものようにデートに戻ろう。 僕達が戻れなくなってしまう前に。 ]** (-86) 2024/06/12(Wed) 21:40:36 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ よくわかんない。 ちょっと変わってるね。 予想してた言葉すら返せないほど 呆れられちゃったかな、なんて。 共感されると思ってなかった私は そんな風に思い込んでたし、 別にそれが普通だって思ってた。 自分ですら、自分の気持ちが偶にわかんなくなるのに。 他の人に共感してもらえたなら それは奇跡みたいなものでしょ? ] (-87) 2024/06/12(Wed) 22:30:26 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁なってたよ。 実際かっこいいと思う。 あ、でもさっきは情けなかったけど。 [ 床を転げまわってた姿を思い出して にやっと笑う。 第一印象だけならクールに見える人が あんなに悔しがってる姿、 本人には悪いけど面白かった。 ……それはそれとして。 外から来る人に注目するのは自然なこと。 時期も時期だったし 学校って広いようで狭い、閉鎖空間だから。 ] (-88) 2024/06/12(Wed) 22:31:09 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁……私も別に耐えられてるとは思ってないよ。 [ だから死んでもいいかな、なんて思ってる。 とは流石に言えないけれど。 巡り合わせなのかな。 思いの方向が同じ二人が出会ったのは。 寂しさを抱えた二人が出会ってしまったのは。 ] (-89) 2024/06/12(Wed) 22:31:30 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁いっそ慣れてしまえたら楽かもしれないのにね。 そうはいかないんだから、面倒だよね。 [ いつまでいられるかわからない。 きっとこの人と仲良くなっても 崩れてしまうだけ。 そう、分かっていた。 君が一歩踏み出しさえしなければ 私は名乗りもしないまま 名もなき同学年の女子、で終わっていたのに。 ] (-90) 2024/06/12(Wed) 22:31:55 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ ひとりしかいない気分に浸れる場所へ。 それは諦めでもあり誤魔化しでもある。 一人でいなくて済むのなら 差し伸べてくれる手を取りたい。 誰だって独りは寂しい。 ] (-91) 2024/06/12(Wed) 22:32:16 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 手から伝わる温度。交わる視線。 伝えられる願い。 ……ひどく身勝手な告白。 崩れると分かっているんだから この関係はめでたしめでたしでは終われない。 …………でも、思い出作りにはちょうどいい。 ] (-93) 2024/06/12(Wed) 22:34:45 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 君は私を利用したつもりだろうけれど。 君が選んだ人は心置きなく死ぬために 思い出が欲しいと願う人だったから。 利用したというならお互いさま。 ] (-94) 2024/06/12(Wed) 22:35:13 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁 (-95) 2024/06/12(Wed) 22:35:36 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁幸阪結月。 結ぶ月で、ゆづき。 よろしくね、私の彼氏さん。 [ 私でなければならない理由なんてない。 そう思いながらも、気になってしまったんだ。 知らない世界に行ける可能性があるかもって。 ] (-96) 2024/06/12(Wed) 22:35:58 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 付き合い始めてから半年ほどたった夏の日。 暑すぎて溶けそう、なんて 軽口をたたくのも嫌になるくらい暑かった。 何処かに出かけるより涼んでいたかったから 君の家に行くのを嫌がったりなんてせずに。 重いんじゃない?っていいながらも お言葉に甘えて後ろに乗せてもらって。 アイスならこの間出たコンビニ限定のが食べたい とか言ってみたりして。 いつも通り、恋人っぽい会話をしてた。 ] (-98) 2024/06/12(Wed) 22:54:01 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 二人きりになったところで 私達に好意なんてないはずだから なんにも起こりはしない。 何処かで楽観視してた私が 警鐘を鳴らす私に勝ったせいで 私は君の部屋に躊躇いなく招かれた。 エアコンの効いた広くない部屋。 最低限のものしか置かれていない部屋は 今までの生活を物語っていて。 それが心に引っかかって、 憂うように目を伏せたのは一瞬の事。 恋人ならこれくらいするよね、と 身を寄せ合って、お互いを近くに感じて。 ] (-99) 2024/06/12(Wed) 22:54:41 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 好きかどうかなんてわからなかった。 ただ、嫌いだとは決して思わなかったし 君と過ごす時間は楽しかった。 それで十分だ、って思ってたんだよ。 本気でそう思ってたはずだった。 ] (-100) 2024/06/12(Wed) 22:55:23 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ こんなに近いとあの日を思い出してしまう。 思い出さないようにしないといけないのに。 何処かで思い出したかったのかもしれない。 だって、心地よかったから。 ] (-104) 2024/06/12(Wed) 23:09:39 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁…………ん、行こう。 メロンパン、売り切れちゃう。 [ ぱっと君から離れるとまた手を繋いで。 二人の日常へと戻っていく。 何処か名残惜しさを感じながら。 ] (-108) 2024/06/12(Wed) 23:11:27 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ パン屋さんってあれもこれも、って 買いたくなっちゃうけど 君がいるから半分こすれば色々食べられるね、 私はクリーム入りのやつたべたい、なんて言って 二人でそれぞれ買ったパンを分け合って。 ほら、あーんってする? なんてパンをちぎって君の口元まで 持って行くふりをして自分で食べてしまう 悪戯をしたりもしたけど その光景すら、他人から見たらただのカップル。 想いあう二人にしか見えなかったかな。 ]** (-109) 2024/06/12(Wed) 23:12:00 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 折角なら、って、 そこに楽しさや幸せを求めた時に その主語が自分じゃなくて相手になる。 まして身勝手な告白をした相手に。 それだけのことが 実はとてもすごいことなんだって。 幸阪は知っていたりするんだろうか。 言葉にせずと態度や空気に出るもので それが僕が幸阪のことを 役割以上に大事したいと思ったきっかけの一つ。 ] (-110) 2024/06/12(Wed) 23:48:00 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ プラネタリウムを見に行こうと決めた当日、 受験の時以上に緊張していた僕はというと。 慣れないワックスで髪型をしっかりキメて、 ファッションも幸阪が恥ずかしくなく、 それでいて圧を感じないくらいに準備して、 その気合いの入りようは 両親に頭を打ったのかと疑われるレベルだった。 そんな紆余曲折を乗り越えて、 待ち合わせ場所で待つ僕は 彼女の目にはどう映っていたのだろう。 ]* (-111) 2024/06/12(Wed) 23:48:48 |
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