人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 巡査部長 鬼走

>>G49 添木 【3日目 朝 旅館】
「あれは弱音じゃないのか。本音だったのも確かだろ。そもそも俺は付き合うなんて受け身な意味で人も人生も背負わん。時期が違えど言う事は変わらない」

勘違いされがちだが、別に鬼走は博愛で公平でも何でもない。好き嫌いは普通にあるし、ただ人とはズレていた部類なんだろう。それに気づかれる事は結局なかった気もするが、別段後悔もない。

「結果的に損をするのは俺も同じだが?教育費だ。躾代と言い直してやろうか」

無論使わないに越したことはないがその辺りの融通は聞かないので容赦なく金は使うし使わせる。病気の母と二人きりで、即村を出て警察に就職しなければいけない程困窮していた時代とも違う。

「子供と言うならそちらの分は返して貰っても良いが。子供の方の“家族”ならまだ早いな?」

返せと急かす様に手を刺し出そうとして、肘鉄が代わりに入った。発言的に己の事だと思うと百物語よりも恐ろしかったので。

「今だけ公私混同を入れてもいいか?」
(G52) 2021/08/16(Mon) 1:57:36