人狼物語 三日月国

66 【絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男vsダークライ】


【人】 国文学教授 クマガイ

─月曜日・正午/私立野薔薇大学・学生ラウンジ─

[振り返った相手の表情がぎこちなく固まる>>20のを見て、やはり声をかけたのは失策だったろうか? と眉尻を落としたが、その表情が緩んだのを見て胸を撫で下ろした]

 ああ良かった、覚えててくれたんだ。
 え、本当かい?
 面白かった、って言ってもらえると教師冥利に尽きるねえ。

[お世辞だったとしても授業を褒められるのは悪い気せず、少しだけ照れたように表情を緩ませる。
相手から昼食のお誘いがかかれば辺りをキョロキョロと見渡した。
人付き合いが派手なイメージのある彼が、珍しく一人で座している。
不思議な光景ではあったが、なるほど人生には何事もタイミングというものがある。
ならば、と素直に相手の目の前の椅子を引いて腰掛けた]

 いいのかい?
 じゃあ、遠慮なくご相伴に預からせてもらおうかな。
 きみのような人気者を独り占めだなんて、何だか罰が当たっちゃいそうだ。

[冗談めかしてくすくすと笑って、今しがた買ってきた弁当をテーブルに置き蓋を開けた]
(25) 2021/04/04(Sun) 18:56:42