人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 忘愛症候群 リク



   あ、……夕凪さん?


[ けれどそのあと、続いた声は>>72
 聞いたことがあるのもの。
 そう、ついさっき、聞いたもの。

 そっとスタンレーの背中から顔を出して
 薄暗い教室、目を凝らして相手を見た。
 
 そこにいるのは、先程見た姿。
 じんわりと涙が込み上げて、
 背中から出れば彼女へと駆け寄る。 ]


   あ、夕凪さん、私、
   リクです。

   よかった、一緒にいたから
   どこかに居ると思ってて。


[ 手を取れるのなら取りたいと
 腕を伸ばした。
 すっかり忘れてしまっていたとしても
 見た事のある人がいたことに安堵するのだ。 ]
 
(79) 2021/02/02(Tue) 22:07:31