人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【人】 おかえり 御山洗

>>107 宵闇

「無事じゃなかったら、今頃学生たちの非難の的だったかもね。
 小川で冷やしてきたんだ、こういうの都会じゃ出来ないしさ」

懐かしいよな、なんて言いながらさくさくとスイカを切り終える。
果汁のついた手をタオルで払うと、同じようにスイカを食べ始めるだろう。
冷えた果肉は歯ざわりもよく、不思議ととても甘く感じる。

「そうだな。瑠夏も変わらないし、やりとりを聞いて懐かしくなったよ。
 離れてても、みんな元気してるんだなって……しみじみしちゃったな」

みんなに挨拶して回る人気者の姿は、村に新しい風を持ってきたときのようだった。
ああして話しかけている様子も、それを揶揄しながらなんだかんだ一緒にいる様子も、全部懐かしい。

「俺はぼちぼち。
 ……あれ、でも。翔はデビューしたんだろ?」
(111) redhaguki 2021/08/10(Tue) 1:57:24