人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【人】 おかえり 御山洗

>>171 清和

思わず両手を挙げる。レッサーパンダの威嚇に似ていた。
撃つ気がないのだとわかれば腕を下ろすが、ほっとしたような寂しそうな、なんとも言えない顔をしていた。

「そんなことはないよ、いつも楽しかった。二人がいなけりゃ外で遊ぶこともほとんど無かったろうな。
 今は、こうして……次の世代に遊びを受け継ぐってのも、大事なことだしさ」

炭火を起こすと川辺の匂いに煙の匂いが混じった。火力を調整しながら、炭の一つを今度はバーベキューセットの下に入れる。
丸めた地域新聞を寄せて少しずつ火を大きくしていくと、そこだけいっそうに夏の暑さ深めていくようだ。

「さて、もう少しだな。学生達にも声かけてくれるか」
(179) 2021/08/12(Thu) 18:31:42