人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 鳳 凛



──わっ!




[先を行く落川に、いつもより足を速めてついていっていた凛がぶつかる。
彼は凛がついてきているか確認のために振り向いたようだった。]


急にとまるから驚きました…………


[彼に飛び込んでいったような形になったので、見上げた顔も間近。
とは言っても半分帽子で隠れているし、凛からは花火の逆光で影になり表情はよく見えない。

それがなんとなく、寂しいような不安なような気がして、凛はヨレたシャツの裾を控えめに摘まんだ。]


これではぐれませんから。


[微笑みかけた凛の頬を、赤や緑へと様々に色彩を変える花火が照らしていた。]
(218) 2021/07/26(Mon) 8:46:34