人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【独】 半分の仮面 リアン

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(-1) otomizu 2022/05/04(Wed) 21:03:04

【人】 半分の仮面 リアン

「……何人目だ?」

いつも通りでなく、今日は食事のトレーを用意させなかった。
代わりに、人数を確認する。

パンを2つ。袋に入れたものを手に持って、班の子供たちを見ていた。
(4) otomizu 2022/05/04(Wed) 21:15:06

【人】 半分の仮面 リアン

「気分転換のつもりだったが、これでは―――」

勉強会はつつがなく、久方ぶりに和気藹々とした雰囲気だったと思ったが。
……どうして、こうも。

「やはり、まだ知らないことが多すぎる」
(12) otomizu 2022/05/04(Wed) 21:36:05

【秘】 半分の仮面 リアン → 雷鳴 バット

君の部屋に一枚の手紙。
見ていても見ていなくても構わない。

『翼の生えた悪魔にでも連れていかれたか?』


裏返してみれば

『何があった?』


と、整った文字で書かれている。
(-22) otomizu 2022/05/04(Wed) 22:53:36
リアンは、今日のうちに出来る事をしておきたい。
(a12) otomizu 2022/05/05(Thu) 1:27:08

リアンは、右半身をよくぶつけている。
(a13) otomizu 2022/05/05(Thu) 1:27:31

【秘】 静かな怒り フィウクス → 半分の仮面 リアン


知らない?きっとそう思っていたいだけだ。

「薄々気付いてはいるんだろう」

行われる"治療"の、もう一つの目的も。
"神隠しの森に消えた者"の真実も。
それは何も、大人や当事者だけの問題ではないという事も。

「何もかも今に始まった話じゃない。
 お前にだって、ここがどんな場所か、嫌でもわかる頃だ。」

この場所は今もなお、あなたの思うままの城ではない事も。

「少なくとも、俺は。
 10年も居たんだ。
とっくの昔に気付いてた。

 どうすれば大人達の機嫌を取れるか、…
 ……何があいつら大人達を喜ばせるか。」

だから取引を持ち掛けた。返答は検討するというものだった。
大人は狡猾だ。自分達の想像よりもずっと。
だからその言葉を鵜呑みにしてるわけじゃない。
ただ、この役目を負う事は都合の良い事だった。
(-41) unforg00 2022/05/05(Thu) 2:12:18

【秘】 静かな怒り フィウクス → 半分の仮面 リアン


「それも……飽くまでも取り入る為の手段の一つだ。
 何も俺一人でどうにかするわけじゃない。
 そこまで自分を過大評価してるわけじゃない。
 ただ…似たような考えの奴は、案外多いらしいからな」

たとえ誰が志半ばで心折れようと、自分は違う。
齎された理不尽に憤る事ができるならどこまでも歩いていける。
この病が、怒りさえあればそれに突き動かされる事ができる。
どんな苦しみの中であったとしても。

「どうにもならなきゃ、……
それまでだ
。」

もしも仮に、いつかその全てが燃え尽きてしまったら。
全てを諦める事ができたら。
それはそれで、きっと楽になれるんだろう。

「それでも……
お前は共謀者になってくれるか
?」

真意を問うその視線に応えるように。
片側だけの、透徹した眼が見返した。

きっとすべてが上手く行くと思える程楽観的にはなれない。
それでも今はまだ、フィウクスは心折れない。
自分への怒りではなく、誰かの為の怒りがある限り。
(-42) unforg00 2022/05/05(Thu) 2:13:15

【秘】 雷鳴 バット → 半分の仮面 リアン

貴方の手紙に気がついたのは、きっと朝食を終えてから。
既に授業の始まっている頃にようやくその手紙を確認したから、
同室者の目にはなんとか留まらずに済んだのだろう。
中身を見て、考えて。
どれだけ、手紙の指す意味を理解したかは定かではなく。

『何も』

と書かれただけの手紙が、返ることとなった。
(-52) redhaguki 2022/05/05(Thu) 3:01:54

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

今までは、見なかった振りをしていただけだ。
君の事情を知ろうとしなかったように。

「それが、この……神隠しに、繋がるのか。
 ああ、普通の教育機関にしては可笑しな部分が多いとは思っていたんだ。
 貴族の息子もいれば、貧しい家の娘も籍を置いている。
 それも、珍しい病気を抱えた子供たちが多いとなれば。何かしらの手が入っているだろうとは、思っていた。
 知名度の割に、設備も整いすぎている。
 
 ……治療を理由にして、後ろ暗い事をしているのだろうと」

想像はしていた。信じたくはなかったが。
勉学の為の場所、抱えた病気の治療の為の場所。
治療のために行われている行為―――子供だましの噂で包み込まれた、大人の表に出せない黒い思惑。

(-54) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:15:33

【秘】 共犯者 リアン → 神経質 フィウクス

今だからこそわかる。
自分が入学時に大人から渡された一つの"特別な権利"。
これは、自分の事情を知っていて。身分を知っている大人が信頼を得るためのものだったのだろう。

「だが、どうにかしなければ。
 僕たちは、手探りで。大きなハンディキャップを背負って社会に出ることになるのだろう」

もしここに留まるのであれば。
ただそうするだけでは意味がない。それでは、子供たちの笑顔が消えてしまう事に変わりはない。
大人たちのやり方を変える事も、必要になるだろう。
エゴだと言われても、そうでなければ。自分は納得できないだろうから。

勿論だとも!
僕達が生きていくために、変えなければならない。
 それに、言っただろう―――
"君が良い方向に進みたいと望むのなら、その為の手助けはする"
と」

その目をしっかりと見据えて、淀みない返事。
そして、口角を上げる。共犯宣言だ。


「仮に―――君が、大人に近付きたいと思うことがあれば。
 僕は、
その為の力
を貰っている。君を連れて、共に行くことが出来る。
 わかっているだろうが、その時は僕も君も"治療"を受ける事になるだろう。それでも良いなら、僕はいつだってそれを切る用意がある」

最終手段だ。あくまで、君が望むのなら その時は。
(-55) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:19:34
リアンは、演劇部の指導に顔を出している。
(a14) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:20:53

リアンは、"演技とは、ふりを上手く観客に信じさせることだ"
(a15) otomizu 2022/05/05(Thu) 3:29:16

【秘】 共謀結託 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「………ああ、そうか」

自分の為でもあるという事を前提としても。
あなたがどうしてそうまでするかはわからないけれど。
一生をかけても理解や共感は及ばないかもしれないけれど。

今も言う事をきかない感情を抑圧するのに精一杯で、
病に冒された心では、
その承諾を、申し出を、素直に喜ぶ事すらできないけれど。

「なら、一緒に行こう」

最後に何れの道を選ぶ事になったとしても。
今だけは、腹の底の焼け付くようなこの怒りを
憤る事を、ほんの少しだけ肯定できそうだ。
今はそれだけで十分だ。
(-70) unforg00 2022/05/05(Thu) 10:39:40

【秘】 不安 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「……俺は…まどろっこしいのは嫌いだ。
 だからこの際はっきりさせておく」

「俺のこの病は、……
 …
対人関係でだけ症状の出るものだ

 だから本当は、
楽になるには、一人で居るしかない。

 それでも、生きていくにはそうもいかないから、いつも」

本当は二人で一部屋を使う事すら毒でしかない。
けれどここに来てからは大人の意向によって、
あなたの来るずっと以前から何度も相部屋を強いられていた。

「頭で思ってる事と、感情の動きが、てんでばらばらで、」

それが厳密にどのようなプロセスで引き起こされているか、
未だに確かな事がわからない。自分で自分がわからない。
自分の事なのに大人に教えられていないからわからない。
だって、まさか、思わないだろう。

病によって、人に向ける感情が、
全て『怒り』に属するものに捻じ曲げられて、
本来の自分の意思に反して変質させられているなんて。

「おかしいんだ」


打ち明ける事の不安や葛藤に苦悩、それから。
やるせなさが怒りに変わって、それをまた抑圧して。
声色は非常に不安定なものだった。
(-71) unforg00 2022/05/05(Thu) 10:41:17

【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「──お前は。」

深く息をして、努めて冷静であるようにして。
短く、ただそう問い返した。
あなたの抱えるものを、あなたがこの施設に来た理由を、
この場所の外で生きていくには重荷になるものを。

「ここを俺達の居場所になるように作り変えるには、
 俺達にとって何であれば居場所足り得るのか。
 
お前は自らの居場所に何を望むのか。

 それがわかっていなければ、……行動は無謀でしかない」

お前はどうしたいんだ
(-72) unforg00 2022/05/05(Thu) 10:42:31

【秘】 半分の仮面 リアン → 月鏡 アオツキ

「……まあ。
 うるさくしていなかっただけで、何もしていなかっただけではない事は分かった」

先生達も苦労したんだろうなということが伺える。
だが、もう一人の実習生の姿を見ていると どちらかといえば守っている方に見える。
そういうことなんだろう。学生時代もそんな感じで見られていたのだろうな。


「見守る事……ああ、"基本的には、生徒同士での交流をすることが重要"。
 そういった話は聞いたことがある。
 実習生もこの場では大人寄りというわけだ」

納得できる。まあ、だが結局はこうして面談をしているのだ、他人と話すこと自体は好きなのだろうと思う。

「仲良く出来る性格に見えるか?……まあ、フィウクスからはともかく。
 僕は彼に歩み寄る努力はしようと考えている。
 お互い何も知らない時期が多かったから、これから身を入れなければ 卒業までに間に合わないだろうが。

 ……質問。そうだな。
 アオツキ先輩は、この学校をより良くするために 何を変えるべきだと考える?」
(-98) otomizu 2022/05/05(Thu) 17:45:35

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

手を差し出して握手を求める事も、今の2人には似つかわない気がして。
だから、この場は。柔らかな表情を浮かべて頷くだけに留める。
大きな一歩だろう、少なくとも君にとっては。

「…それは、難儀だな。
 ただそこで生きていこうと思うだけでも、苦しいだろう。
 思った事を素直に伝える事も出来ない、どころか……君は、自分の意志と関係なく諍いを起こしてしまう」

そうしたいと思っているわけではないから、苦しいんだろうと。
今までの態度を見ていればわかる。君は、後悔をしていたから。

「おかしいのは、……他の皆も同じだ。
 表面に出ていないか、隠しているだけで。……治らなければ、ここを出ることが出来ない子供で沢山だ」

(-118) otomizu 2022/05/05(Thu) 20:46:21

【秘】 仮面の下 リアン → 神経質 フィウクス

問い返す声を聞いて、仮面に手を掛ける。
仮面の下の目は、黒く濁り 焦点はどこにもあっていない。
顔を袖で擦ってしまえば、下から出てくるのは
"真っ黒な痣で染められた肌"。

リアン・モーリスの、陶器の人形よろしく整った顔は、今や半分が醜い有様となっていた。


「僕の病気は、
善い行いをすればするほど。体が醜くなっていくもの
らしい。
 もう、体中痣や傷だらけだ。
 顔さえ無事ならと思ってはいたが―――目がこうなってしまうとな」

メイクで隠しきることが出来るなら、影響だって少なかっただろうけれど。

「それに加えて、僕は王族の出。それも美しくある事を重視した家柄。
 帰ったところで、居場所はない。
 ―――この病気だって、僕を疎んだ家族の誰かが仕組んだものかもしれないな」

例えば、自分よりも美しいものを認めなかった母親。
例えば、自分よりも優秀なものを認めなかった弟。
例えば。例えば。

出が大きな家であればあるほど、噂は広まり。
疎み、拒絶する人間も増える。
リアン・モーリスはまさにそういった風評に晒された人間だ。

「入学した当初は、"認められなくてはならない"と、悪い行いを敢えて行うこともあった。
 そうすれば、体を蝕む病気を食い止めることが出来たからだ。
 だが、その度に増えるのは―――

 だから、僕は今 皆を助けるようにしている。自分の体なんかよりも、笑顔の方がよほど気に掛けるべきものだからだ」
(-119) otomizu 2022/05/05(Thu) 20:51:03

【秘】 王として リアン → 神経質 フィウクス

「僕は、人を笑顔にする人間になりたかったんだ。
 跡を継ぐことが出来たら、権力を振りかざす王ではなく―――国民を笑顔で、幸福にすることのできる王になりたかった。

 …だから、僕が望むのは一つだけだ。
 "皆が笑顔になれる"こと」

そのために、今ある障害は。

「治療方法の見直し、ギムナジウムそのものの在り方の見直し。
 それから、施設の拡充……ここで過ごす者を増やすのなら、寮の数を増やす必要もあるだろう」

出来る事は全て、手を回したいものだけれど。
果たして、卒業までにどの程度達成できるものか。
(-120) otomizu 2022/05/05(Thu) 20:52:48
リアンは、共用スペースのキッチンに立っている。スフレsweetを作りたくて。
(a16) otomizu 2022/05/05(Thu) 21:08:38

リアンは、上手く作れなかった
(a17) otomizu 2022/05/05(Thu) 21:11:00

リアンは、お菓子なんて作ったことがなかったし。
(a18) otomizu 2022/05/05(Thu) 21:17:18

リアンは、だから、作れるようになるまで。47回挑戦した。
(a19) otomizu 2022/05/05(Thu) 21:21:37

リアンは、視界が狭いから、材料をこぼしたりしたのもやむなしかな。
(a20) otomizu 2022/05/05(Thu) 21:23:08

【人】 半分の仮面 リアン

共用スペースのデスク上に、さらに乗せたスフレを人数分用意して。
書き置きは残さず、その場を後にした。

少しでも安らぎになったら良いと思って。
(29) otomizu 2022/05/05(Thu) 21:34:26

【秘】 月鏡 アオツキ → 半分の仮面 リアン

「中々人をみる目があるようで何よりです」

自覚をしていなければ厄介な部類の人間であることは確か。

「仲良くできる性格に見えますよ〜?
 リオン君のまわりにはいつもお友だちがいて、……フィウクスくんも悪い子じゃありませんからね〜。
 二人とも仲良くしたくてもツンツンしてしまうタイプでしょう? そういった間柄だからこそ分かり合えることがあると思うんです。
 もちろん本心でいっています。
 私は全くお友だちできませんでしたから、二人のことは応援していますよ」

閑話休題。あなたに何を変えるべきと問われるとさらさら答えていた言葉が止まった。
理想論ならいくらでものべられる、現に必要なものと言えば

「『即座に病気や怪我の治療を受けられる環境、
 プライベートな時間作り、個性を尊重した生活』課題は山積みですね」

「ただ変えるべきものですか」



「理ごとすべてじゃないでしょうか?」




それも、紛れもない本心。
(-121) toumi_ 2022/05/05(Thu) 21:37:03

【秘】 月鏡 アオツキ → 半分の仮面 リアン

「大袈裟に聞こえますか〜? President and Asshole。
 トランプのゲームみたいなものです」

「一番弱いカードは3。
 数の順に強くなり、Kの上はエース、数字の2。
 最強のカードが……ジョーカー」

「その中のルールにある革命」

「今まで強かった2が底辺に、
 今まで最弱だった3が頂点に。

 
ジョーカーの強さだけは、変わりませんが


「そんなことでも起こらないと、
 変えたいことが多すぎてどうしようもないんです」

「大きすぎるので、私の答えはいくつかの校則を
 "変えられるようになること"ってぐらいにしておきますね?

 例えば……順番で夜の見回り隊を作るとか。
 夜遊びと夜遊び防止が両方できて楽しいと思うんですよ、
 禁止するだけじゃつまらないですからね〜」
(-125) toumi_ 2022/05/05(Thu) 21:45:20

【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「……結局のところは…
 誰も彼も、どちらがマシか、でしかないのか」

呻るように低く呟いて。
じりじりと臓腑を焦がすような感情を腹の底に沈めた。
誰も彼も、きっとどう生きても苦しむ事になる者ばかり。

いと賢き主神は片眼を失う代わりに知識を得たのだと言う。
あなたは、その片眼から失われた光は、
それを差し出すに見合ったものを得られたのだろうか。


「…自分で自分を大切にできない奴に助けられたって、
 俺はちっとも喜べやしないが」

わかっていた事ではあるけれど、やっぱり。
病で、自分の事で精一杯で、周囲を顧みる余裕も無い自分には。
あなたのそれは、理解も共感も及ばないな。
(-151) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:35:52

【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン


膨大な理性で思考と感情を分離させて。
押し殺した感情を吐き出すようにまた息を吐く。

「俺は結局、厄介払いの為にここに売られたんだろう」

ずっと心のどこかでそうなのだろうと思っていた。
この場所へ追い遣られて数年もすれば、いい加減気付く頃。
何よりあの家の事は自分がよく知っている。

「……唯一の恥とも言えるものが戻って来ずに済むなら。
 今となっては殆ど他人のようなものと言えど、
 あの家も少しは協力してくれるだろうさ」

フィウクス・フィヨルスヴィズという人間は。
あの家にとって唯一の汚点だった。
たくさんの兄弟や姉妹はそれぞれの才能を持っていたのに、
自分が持って生まれたものはこの病だけだった。


それも、半ば厄介払いの形でここに売られる事で
ようやく価値らしいものが生まれたようなものだ。
結局はこの病だけが自分の価値だった。
(-152) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:36:54

【秘】 積怒 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「…それでもだ。
 卒業するまでの時間でできる事は限られてる。
 あれもこれもと一度に手を伸ばせば全て取り落とすだけだ。

 だから俺は、
今は今後もここに残る事だけを優先する

 卒業後もこの場所で生きていく道を、
 この場所の中で完結させられるようにするのが先決だ」

「体制を、在り方を変えるのは、その後の話になるだろうな」

場所は、人は、そうすぐに変える事はできない。
物理的な話で言うならば、ある程度はどうにかなるだろう。
けれど、精神的な在り方、理念はそう簡単には変わらない。

「この場所に望む未来があるなら、せめて、その時まで。
 
お前がここに居なけりゃ意味が無い事だけは覚えておけ。

 でなきゃ……俺は今度こそ腹に据え兼ねそうだ」

目には見えない何かが変わるその時まで、
自分達が耐えられるかもわからない。
そんな気の長い話になりそうだ。
(-153) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:39:15

【秘】 半分の仮面 リアン → 月鏡 アオツキ

「そうでなくては、王は務まらない」

表情には出ないが、この先輩は分かりやすい。ということもあるけれど。

「そうだろうか。そうであれば楽なんだけどもな。
 フィウクスはどうも面倒な体質を抱えているように見える。
 なるべく刺激しないように、話が出来れば良いと思うが。

 
……友達、出来なかったのか………


一緒に悪戯してるような友人がいると思っていた。
あまり突くのも悪いと思ったので、それ以上は何も言わないのだが。


「大袈裟だなんて。僕も概ねあなたと同じ考えを持っている。
 出来る事なら体制から全てをひっくり返すべきだ。
 生徒の笑顔を増やすには、それが不可欠だろう」

目の前の彼が話すことは、かなり理想に近い。
手段さえあれば、それこそ、君の言う革命が起こせるのであれば。
この学園を変えることが出来るだろう。理想の、笑顔と幸福が溢れる場所。

「そうだな……小等部の子供たちを慣れさせるという意味でも、交流を図るという意味でも。
 かなり建設的かつ、すぐにでも取り入れられる良い校則になるだろう。

 僕は、自分の病気のために 卒業以降もここに居られれば良いと考えているのだが…
 そういったことも、制度を作ることが出来たらと思っている」

自分の顔―――後日、仮面を着けることになる右半分を手で触れる。
(-160) otomizu 2022/05/06(Fri) 1:33:04

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

「そういうものなんだろう。
 僕たちが特別、貧乏くじを引かされたのかもしれないがな。
 
 けれど、僕は恵まれていたんだと思う。
 こういったことを思いつく余裕もなく、卒業して放り出されたものもいるんだと思うとな」

どちらがマシかを選べるだけ、恵まれている。
そう思ってしまうほどには、追い詰められていたのだろうか。
比べるものでもないだろうに。

誰かが通りかかる前に、仮面を元に戻す。
身体が誰にも見せられなくなっても、顔が美しさを欠いていっても。
自分が得られるものなど、手を差し伸べた者の笑顔だけだ。
それで満たされていた。それで良かったのだ。

「そういう者もいるだろうさ。
 全ての人間が、同じ方法で救われるなんて思っていない」

無理に理解しなくても良い、されることだとも思わない。
そんなことが出来るなら、良き王を転覆させようと考える輩が世界史に登場することはないだろう。
(-164) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:44:58

【秘】 半分の仮面 リアン → 神経質 フィウクス

「……何処までも、似ているな、僕たちは」

生まれが良いだけでは、人間は楽に生きていけるわけじゃなくて。
結局のところ必要とされなければ、成功のために邪魔だと判断されれば、こうして厄介者として放り出される。
そういった境遇の者同士が、顔を突き合わせているのだから。

違う所と言えば、立場を守るために自分の家族は自分を認知しないだろうというところか。
協力が見込めない事は、分かり切っているのだけれど。

「そうだな。
 まずは、僕たちが居場所を確保しなければ始まらない。

 施設の存続に協力する意思を見せることで、僕も大人たちに取り入る必要がある…か」

眉をひそめる。気乗りはしない。元々、誰かに取り入るという行為が苦手なのだ。
家族が媚び諂っている姿を見てきたからだろうか。

「ふ、そうだな。
 君が腹に据えかねて、物凄い剣幕で飛んできたらと思うとおっかなくて仕方がない。
 誓いでも立てておくか?望む未来が来るまで、共に立っているという誓いを」

冗談めかして。というよりも、君がそう言ってくれることが何だか嬉しかったのかもしれない。
(-165) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:45:22
リアンは、自分が遊び人気質だったなら、此処で口付けの一つでも落としてやればよかったかな。
(a21) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:46:12

リアンは、面白いものが見られるだろうな、と思った。勿論、そんなことは行われない。ただの与太話だ。
(a22) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:46:43

【置】 半分の仮面 リアン

日に日に顔の違和感が広がっていく。
右目はもう、何も映しはしない。

それでも、止まる事は出来ない。
(L2) otomizu 2022/05/06(Fri) 2:48:57
公開: 2022/05/06(Fri) 3:00:00

【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「……どうせ人生なんて不公平なギャンブルの連続だ」

以前に誰かに言った事を繰り返す。

結局の所、自分達は配られたカードの内
最もマシ、に見えるものを選ぶ事しかできない。
こうして追い詰められ決断や選択を強いられる事だって、
決して良い事ではないのだろうけれど。

全てはきっと、タイミングや廻り合せの差でしかない。

「ただでさえ俺達は莫大な負債こんな病を背負わされてるんだ。
 後ろ盾だって無いに等しい。
 あまり手段を選んでもいられないだろうな…」

ここ数日の自らの行いを思い返す。
自然と声のトーンは低いものになってしまう。
選ぶ側になる事は、都合の良い事でもあったけれど。
(-176) unforg00 2022/05/06(Fri) 6:19:39

【秘】 苛々 フィウクス → 半分の仮面 リアン


「………なんだ…?
 既に腹が立って来たな…どうしてだと思う?」


多分これは実に理不尽な怒りなのだけど。
それが何によるものかは定かじゃないな。

「…はあ……俺は疲れた。もう行く。
 暇で仕方ないなら勝手に誓約書でも書いておけ」

そんな情動を溜息に乗せてどうにか流した後。
一方的に言うだけ言って踵を返した。
そのため、まあ当然面白い事は起きなかったわけで。

この場での一連の対話の中だけでも。
ままならない感情を抑え付ける事に随分と神経を擦り減らしたのは
事実と言えば、事実でもあった。
(-177) unforg00 2022/05/06(Fri) 6:21:03
リアンは、夜食に
蝉の唐揚げ
foodを作ろうと試みた。
(a23) otomizu 2022/05/06(Fri) 10:39:50

リアンは、何かしらの揚げ物を作った。体に悪いかも。
(a24) otomizu 2022/05/06(Fri) 10:40:48

【秘】 月鏡 アオツキ → 半分の仮面 リアン

「王って、格好良いですね。私はその響きも肩書きも好きです」

「刺激しないように会話しても変わりませんし、
 いっそのことショック療法も良さそうですね〜。
 これは半分冗談です。私医療に関してはからっきしなので。
 恋人ならいたことはあるんですけどねー」

気むずかしい相手との会話、年齢も違えば抱えるものもちがう。
実習生も前途多難だった。階段から突き飛ばされるかと思ったほどに。
これは冗談ではない、口には出さないが。

「おやおや〜。考えは私と似ていましたか。
 やれることはすぐではありませんし、
 確実性にかけるものばかり。
 それでもたった一縷の望みにかけるのもひとつの人生です。
 先生に知られたら怒られますから、しー。ですよ〜」

表情豊かな言葉のなかで目を細める。

「……少しここに居たがる生徒が多いですね。
 私はどんな病だとしても、外の世界に希望がないとは言いたくないのですが。

 お話を終える前に、君が自覚している病気を聞いてみても良いですか?」
(-188) toumi_ 2022/05/06(Fri) 12:44:53
半分の仮面 リアン(匿名)は、メモを貼った。
otomizu 2022/05/06(Fri) 13:25:17

リアンは、義務感で何かを成そうとしたことはない。入学当初を除けば。
(a27) otomizu 2022/05/06(Fri) 18:15:30

【秘】 半分の仮面 リアン → 月鏡 アオツキ

「民の事を考える王は好きだ。僕もそうありたいものだな」

民を見下す、腐った統率者にはなりたくない。

「ショック療法なんかして、爆発でもされたら……皺寄せは同室の僕に来るんだ。
 流石にその覚悟は出来ていないぞ。

 恋人………」

冗談とわかってはいても、流石に距離が近いものだから。
その時の彼の様子を考えて、眉を寄せた。
自分も距離感を誤って、怒らせたことがあるからなおさらだ。
恋人のいたことがあるという君の発言には、懐疑の声音。

「やらないわけにはいかない。
 僕のため、ひいては他の生徒。そして、未来の生徒の為に。

 無論、計画こそすれ まだ上にその意思を知られたくはない。
 どちらかといえば、今は―――取り入るべき期間なのだろう。
 気に入らないが、学園のためにはやむを得ない」


「僕の場合は、家柄の問題もある。
 良くない風評があるものだから、外に出たところで……居場所はなくなっていることだろうな。

 ……そうだな。僕は、"善行を積むほど、自分の身体が醜い痣や傷に蝕まれていく"病気だ。
 逆に悪行を積めば、それは和らぐのだろうが。僕はそのために思いを変える事を望まない」

指先で右頬の化粧を落とす。そこには、
どす黒くおぞましい痣
が存在していた。
(-234) otomizu 2022/05/06(Fri) 19:59:01