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【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ一度。 唇を重ねる。押し付けるような、触れあうだけのそれ。 同時に男は手の位置を移動させた。貴方が逃げないことを知って閉じ込めるのを止める。片手は貴方の頭に回る。 具合を確かめるようにもう一度。 「口」 「開けましょうよ」 片手は貴方の下肢に回る。 直接は触れない。付け根を撫でるだけ、けれど。 声ひとつが漏れれば、滑り込ませる隙はある。 (-558) rik_kr 2023/09/26(Tue) 14:52:08 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ貴方の言葉には、声を出さずに鼻で笑う。 傍目から見ればまるで恋人の睦み合いのようなのに 向けられる目線は軽蔑と羞恥のもの。 しかしそれも 下肢に触れられるだけで、脆く崩れる。 「っ、ぁ……」 体が震えて 小さく、声が零れ落ちた。 焦らされるような錯覚に、息が上がるだろう。 (-585) ぴんじぃ 2023/09/26(Tue) 18:22:24 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ男にはそれで十分。 この行為を貫徹するにはそれだけでいい。 開いたと見ればもう一度重ねた。三度。開いたところに舌を潜らせる。 薬剤のせいで止めどなく分泌される唾液がぬるついた。 舌を絡ませようとすれば逃げるだろうか。咎めるように下肢を撫でれば弛緩するだろうか、それとも引き攣るのだろうか。わざと音を立てるようにするのだって辱めだ。 服越しに合わせた肌の体温が上がった気がする。 口の中はきっと一際熱い。その感触に男も目を細めた。 この男に、男を抱く趣味はない。 それでもさして抵抗があるわけでもなかった。 布越しの性器の具合を確認してやろうか。 自分に果てさせられるのはさぞ嫌だろうな。 (-604) rik_kr 2023/09/26(Tue) 19:43:19 |
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