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【秘】 サルコシパラ → ウユニたった数年とはいえ 共に過ごせば少しは性格も分かる。 ウユニが義理堅いことを知った サルコシパラはウユニがお金を使わずに 貯めているのではという考えに至れば。 「貴女に似合いそうなドレスですね。」 そう言ってニッコリと圧をかけながら ウエディングドレスの写真でも見せることも あったかもしれない。 (-42) 西 2022/08/11(Thu) 8:17:24 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ彼女が病に侵されていても 自身の気持ちが変わることは無い。 しかしその身体が虚弱だったとしたら やはりどこか気は遣ってしまうもの。 けれど病のことを打ち明けられれば 今度はサルコシパラの強い感情が 彼女と一線を越えようと暴れ出す。 (-43) 西 2022/08/11(Thu) 8:20:53 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ それから普段なら眠りにつく所を サルコシパラは立ち上がり部屋を後にする。 そうして向かったのはウユニの 彼女が眠っているであろう部屋だった。 (-44) 西 2022/08/11(Thu) 8:39:50 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ彼女を起こさないように静かに扉を開ける。 普段被っている仮面を今だけは付けもせずに 彼女が寝静まるであろう時間を狙って サルコシパラは彼女の部屋に入ると。 暗がりの中、ベッドに座り ウユニの姿を視界に捉えて その頭を優しく撫でてみせる。 もしかしたら目覚めているかもしれない。 でも願わくばもう少しだけ目覚めないで欲しい。 そんな想いを抱えて。 (-45) 西 2022/08/11(Thu) 8:41:05 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ募っていく想い。 たとえ変人であろうとも 病に侵されていようとも 同じ屋根の下に男女が二人 何も起きないはずもなく。 サルコシパラは 髪を梳くように優しく撫でると。 (-46) 西 2022/08/11(Thu) 8:41:59 |
【独】 ウユニ/* めちゃくちゃ丁寧にお返事を貰っている……ありがたい…… いやマジでどうしよう……寝てるフリのほうがいいかな……(まだ言ってる (-50) alice0327 2022/08/11(Thu) 15:13:01 |
【独】 ウユニ/* 西さんのお返事に私がかさねていいんですか……???? いやもう……分かりやすくて綺麗……それでいてめちゃくちゃ情緒を抉ってくるのずるじゃん…… (-51) alice0327 2022/08/11(Thu) 15:45:17 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ彼が知らなくても無理はない。 それほどに珍しい病で、 W普通Wの病ではないのだから。 拒絶されることが怖い、と そればかり考えていた私は 彼が不安を抱えてしまっていることまで 気を回すことが出来なかった。 それに…… (-52) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:08:12 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 貴方が拒絶を見せず、 私の恐れを見透かして、それを取り払おうと W普通ではないWなんて言ってくれることが 嬉しくて、安堵していたから。 気づくべきことにすぐ気づけない。 貴方の手から伝わる温もりが 私の緊張を解いていく。 (-53) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:10:09 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラサルコシパラと家族でありたい、 でも、友人でいなければならない。 相反する想いは半端な態度に現れて。 手を振りほどかず、 握り返せない。 どこまでも半端な私の反応は きっと、狡いと思われても仕方ない物。 (-54) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:11:07 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ いつか死ぬ病とも伝えず 病が悪化したならここを去るべきかもしれない、 そんな考えを頭の片隅に置いたままなことも隠して。 隠したくせに、貴方の想いに応えたかったから。 私は優しい嘘をついた。 優しくて、残酷な嘘。 (-56) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:12:30 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラもう要らないとばかりに私を切り捨てた家族。 いていい、とすら言われず、 いて欲しい、なんて夢のまた夢。 求められることなんて、諦めていたから。 貴方が、病を知ってなお私を求めてくれている、 それがたまらなく、嬉しかった。** (-57) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:13:52 |
【人】 ウユニ 貴方が私にどんな服を選ぼうとするのか 興味はあったけれど、そんなことを言えば 本当に買いかねない雰囲気すらあったから その想いは心に秘めていたの。 (94) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:15:08 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラだから、いつか受け取ってもらおうと 使わずにいたお金を貴方に気づかれてしまえば 困りましたね、 なんて苦笑いしながら。「隣にいてくれる方がいるのなら 着る機会もあるかもしれませんね。」 ウエディングドレスの写真から目をそらして その話を流してしまおうとしたわ。 私には縁のないものだと、思っていたから。 (-58) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:16:39 |
【人】 ウユニ 見ないふりをしていると 本当に鈍感になってしまうものなのかしら。 貴方がもしかしたら遠慮するかもしれない、なんて 不要な気を回して、 受け取ってもらえなくとも構わない、 そんな気持ちでいたのに。 貴方が大切に使う、って受け取ってくれると 心が弾む。あなたが喜んでくれることが たまらなく、嬉しいんだもの。 (96) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:20:37 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 隠し事を続けながら 踏み込むまいと思いながら過ごしていたのに。 貴方を好きだと慕う気持ちは 少しずつ強くなっていく。 友人だから。家族ではないから。 言い聞かせ続けるのに耐えられなくなるのも 時間の問題だったの。 (-59) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:21:26 |
【人】 ウユニ病のことを打ち明けた日の夜。 私は、少ない自分の荷物の中から 小さな手帳を取り出して、読んでいた。 当てもなくふらふらとしていた頃。 花咲病について調べて、 わかったことをまとめた手帳。 貴方の目には決して触れないように 外出するときには、肌身離さず持って行って 家にいるときは鞄の中へとしまっていた。 (98) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:49:03 |
【置】 ウユニ・花咲病に罹った者は身体に花が咲く。 ・最後には大きな花弁となり死んでしまう。 ・感情が昂ること、人としての自我が薄くなると 病の進行が早くなってしまう。 ・時間が経つと進行が早くなる。 ・治療法 有効な治療法はない。 花弁を食べると伝染する。 誰かに感染すと…… (L0) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:52:28 公開: 2022/08/11(Thu) 17:55:00 |
【人】 ウユニ綺麗な字で箇条書きに綴られた項目はそう多くない。 それだけ、わかっていることが少ないという事。 私が知らないこともまだあるかもしれない。 最後の方の文章は一度書いて、その上から 線を引いて消してしまった。 誰かに感染すくらいなら 死のうと思っていたから。 (99) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:53:14 |
【人】 ウユニ 何度読んでも書いてあることは変わらない。 ふ、とため息をついて、手帳をもとの場所に戻すと 明かりを消して、ベッドに横になった。 (100) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:53:56 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ秘密の一部を打ち明けたことで 少しだけ肩の荷が下りたのか すぐに深い眠りへと誘われたから。 誰かが入ってきたことにも、 当たり前のように気づかない。 彼が部屋に入ってくることなんて 想定すらしていなかった。 少しでも想定していたのなら 黒の薄い寝間着なんて 無防備な姿ではなかっただろうけど。 それは、私なりの貴方への信頼の証。 (-60) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:54:40 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ私は夢を見ていた。 好きな人に、撫でられる夢。 願うだけでいい。叶わなくていい。 微睡みの中の夢は とても、ここちよくて。 ほんとうに、なでられているみたい。 (-61) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:55:28 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 髪を梳くように、 好きな人が、撫でてくれる感覚。 もっと、もっと。 そう、欲張りたくもなるけれど。 貴方の手に委ねていれば、 名前を、囁かれたような。 (-62) alice0327 2022/08/11(Thu) 17:56:03 |
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