情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【雲】 サルコシパラ苦悩の日も、健やかなる日も 蒼空はいつだって壮大で青い。 蒼空を見上げたまま サルコシパラは小さく笑い独り呟くと そのまま意識を手放して。 いつも被っていた仮面が 滑り落ちるように地面に投げ出される。 (D57) 西 2022/08/27(Sat) 8:21:29 |
【雲】 サルコシパラ彼女が戻ってきた頃には そこにはサルコシパラの姿はなく あるのは木にもたれかかるように 咲いた竜胆や薔薇と たった一輪の、勿忘草** (D58) 西 2022/08/27(Sat) 8:24:25 |
【雲】 ウユニ 縋るように駆け寄って何度見ても 貴方の姿は、ない。 足に力が入らなくなって がくり、とその場に座り込んでしまった。 なんでなんでなんで、 どうして、さっきはなにもさいてなかったのに どうして―――――。 (D61) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:15:57 |
【雲】 ウユニ脳裏によみがえるのはさっきまでの貴方の姿。 泣きじゃくる私を優しく撫でてくれて。 私から初めて言葉で伝えた愛情を返すように 誓うように、口づけを交わして―――――。 そっか、わたし、が……。 (D62) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:16:39 |
【独】 ウユニ私の想いが、貴方の命を散らしたんだ。 それが私をどんな気持ちにしたかなんて、 きっと貴方は永遠に、知らないままでしょう。 (-19) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:21:40 |
【雲】 ウユニ 自身の病が悪化したことを悟った時だって 貴方に病が感染ったことを知った時だって 確かに絶望を味わったはずなのに。 絶望には底なんてない、と。 私は、思い知ってしまう。 知りたくもなかった、そんなこと。 (D65) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:22:14 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ いかないで、独りにしないで。 そばにいるって、死なないって言ったのに。 うそつき、わたしもつれていって。 (-20) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:23:09 |
【雲】 ウユニ 貴方に向かって何を言ったのか、 もう、わからなくなるくらいに 何度もなんども言葉にならない音をこぼして 涙を流し続けて。 手に持ったままだった手紙のことを ようやく思い出したときには もうずいぶん長い時間が流れていて。 震える手で、中身を取り出した。 (D66) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:24:14 |
【雲】 ウユニ 貴方を失った私は 今、死にたくて死にたくて仕方ないのに。 好きなだけ生き抜けと言われたって 隣にあなたがいない日々を過ごすと考えただけで 辛くて、辛くて、幸せなんて見いだせないのに。 貴方の命を奪った罪悪感が この身を蝕んでいるのに、それでも 耐えて生きろ、と貴方は言うの……? ぽたっ、と手紙が涙にぬれていく。 濡れる度に文字が滲んで、 それでもあふれる涙は止まらない。 (D68) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:29:11 |
【雲】 ウユニ風に吹かれて、何かが転がるような音が 微かに聞こえてそちらに目をやれば 貴方がいつも付けていた仮面を見つけた。 「……どうして、って聞けなかった。」 仮面を拾い上げて、 泣き腫らして酷い顔を貴方から隠すように それを身に着けると、貴方の方を見て。 (D69) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:31:45 |
【雲】 ウユニ そのあとの記憶はおぼろげで どう家に帰ったのかすら、曖昧だった。 思い出そうとしても、思い出せない。 貴方がいない家に戻って 私が割ってしまった花瓶の破片を見て。 貴方が薔薇を可愛がっていた姿を思い出せば また、涙があふれていく。 この先ずっと、こんな思いを抱えていくなんて 到底耐えられない。 貴方の言葉に背いて、死んでしまおう、と。 破片を手に取り、腕を切ろうとして―――――。 (D72) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:37:34 |
【雲】 ウユニ誰かの声を、聴いた気がした。 貴方の声だと最初は思って、辺りを見て。 勿論、貴方がいるはずもなく。 幻聴だったのかと、がっかりした。 でも、貴方に引き止められたような気がしたから。 その日は気絶するように眠った。 (D74) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:42:59 |
【雲】 ウユニ 次の日も、その次の日も。 私は何もする気力も起きなくて ただただ、死ぬ方法ばかり考えていた。 家にいれば、貴方との思い出ばかり蘇って そのたびに何度も泣いて 心の痛みを誤魔化すように、 自分の身体を傷つけ続けた。 何かを食べても味がしないと気づいて 食事も疎かになっていって。 それでも私は死なないように、生きていた。 死ねなかった原因は二つ。 (D75) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:50:11 |
【雲】 ウユニ一つ目は、貴方が遺した手紙。 W数十年後にW の一言は今、死んでも貴方にあえないんじゃないか、 私にそう思わせたし、 私が貴方の宝だという一言は この命を投げ捨てるのは、 貴方の宝を投げ捨てるのと同じだと、 私に思わせたから。 死のうと体に傷をつけても 躊躇うような傷で終わったのはそのせい。 今まで散々貴方の気持ちを 蔑ろにしてきたから。 罪滅ぼしにもならないけれど それでも、……。 (D76) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:51:05 |
【人】 ウユニ 家族に見捨てられた私を、優しく迎え入れて 普通なら到底受け入れられない病を受け入れて 私の事を、愛してくれる人と、過ごしていた。 綺麗だ、と言ってくれたことも 私の贈り物に喜んでくれたことも 思い出をなぞるように湖で遊んだことも 愛を誓いあったことさえも。 すべて、ゆめだったの。 (1) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:53:59 |
【人】 ウユニいっそ忘れられたらいいのに、 手にした想い のせいで、忘れることもかなわず夢をいつまでも忘れられなかった。 (3) alice0327 2022/08/27(Sat) 17:55:37 |
【人】 ウユニ―――――また、哀しい夢を見ていた気がする。 呼ばれて、ふと、現へ意識が引き戻された。 心配そうにこちらを見つめている子に 私は優しく笑いかけて。 (6) alice0327 2022/08/27(Sat) 18:03:01 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新