人狼物語 三日月国


45 【R18】雲を泳ぐラッコ

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視点:


【雲】 使用人 リフル



 「眠るなって言っただろ!」


  ぅわ


[ぎゃんぎゃん、男にしては甲高い声が降って来て、
驚いてばちんと目を覚ました。
眺めの睫毛のカーテンをしぱしぱ、開けて閉めて、
三度繰り返して、薄い腹筋を使って上半身を勢いよく起こした。

己を大声で叩き起こしたルームメイトの男は、
「お前のせいで寝坊しただろ」とぐちゃぐちゃ文句を言いながら全裸になって顔を洗って髪をセットして服を着てと大忙しで、もうこっちの顔を見もしない]


  ばーかばーか


[唇すら読まれないのをいい事に、悪態をつく。
深夜に厨房から戻って来たこのユージーンという男は、この屋敷の厨房で働く料理人。
数時間しか眠れないから起きれる自信がない、と、
先に眠っていた己の身体を揺さぶって、
目覚まし時計として起きておけとか言っていた。そういや。
はいはいわかったとか返事をした気がするが、記憶が曖昧だ。
不確実な手を取った男に、あまり同情する気は起きない]
(D0) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:03:48

【雲】 使用人 リフル

[ぼりぼりと右手で頭を掻いていたが、
ユージーンが慌ただしく出ていった後、
寝間着を肩から落として、金属で出来た左手をくっつけた。

コレが変形して取れた時はどうしようかと思った。
……それも大分前の話だ。
間抜けに仲間内で喧嘩をして、山道を転がったんだったか、崖から落ちたんだったか。記憶が曖昧だが、
ともかく、助けてくれたのはこの館の人たちで、発見してくれたのはまだ若い、少女と言っていい年頃の彼女だった]


  おはようございます、お嬢様。


[屋敷内で出会えばにこやかに笑んで、はっきりと聞きやすい声で挨拶するのは礼儀であり、恩義を感じているからこそ。
頭を下げて上げてから、また口元には笑みを浮かべながら、まずは天気の話]


  今日もいいお天気ですね。


[それから彼女の顔色について言及してみる。
今日も白い肌に薄紅が発光していればお元気そうでよかったと言ってみるし、化粧で隠せない翳を湛えているなら、お身体の調子は大丈夫ですか?と聞いてみただろう。*]
(D1) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:04:11

【雲】 使用人 リフル

― 少し昔の話 ―

[その日は昨夜から降り続けた雨が煩わしくて、団の誰もがピリピリしていた様に思う。

何年か振りに、日を掛けてアジトを移動していた一日で、
同じく山を越えようとしていた家族を襲った。
……ただ金目の物と食料を奪えれば十分と思っていたのは己だけだった様で。年端もいかない少女を捕まえ、
娘を取り戻そうと歯向かった父親らしき男を、仲間は容赦なく切り捨てた。
そこ迄しなくていいだろと思わず叫んで、団員の二人と口論になった。

「リフルはいつ迄も甘ちゃんだな」
「いい子ぶりっこは見飽きたわ」
「お嬢ちゃん、こいつこんな事言ってっけど、」

うるさいうるさい、と首を振ったが、
うるさいのはお前だ、と、柔らかい木の枝で束ねていた薄色の髪を掴まれた。

その後の事はあまり覚えていない。

多分、刺されはしなかった。
意識を取り戻した時に、身体に穴があいているとかはなかったので。

けれど殴られ蹴られ、義手がもげるくらいには
ボコボコにされたんだろう。
ぼろぼろのふらふらで迷い込んだ先は、どこかの庭だなんてはわからなかったけれど、手入れの行き届いた芝生が心地よかった。腹がグゥと鳴った。あれから何日経ったかも曖昧だったが、まだ腹が鳴る事には少し驚いた。
まだ生きる為に身体から音が出るのか。

もう、ここが気持ちいいじゃないか。
眠ってしまおう、ここで眠ってしまおう]
(D2) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:04:19

【雲】 使用人 リフル


[そう目を閉じたのに、
また目を開く事になろうとは]
 
(D3) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:04:22

【雲】 使用人 リフル

[目が覚めた後の事も、詳細に話せと言われても難しい。
ただ綺麗な女の人が傍に座っていて、施しを受けた。
何か、身の安全を保障される様な事を言われたり、
頭を撫でられた様な気もする。

夢かなと思ったけれど、
運ばれて来た美味しそうな食べ物を口に含めば、
切れていた口の中が痛かった。
喉と胃が驚いて咳き込んだ。

ゆっくり、ゆっくりと、生きる為のもので身体が満ちていって、気付けば頬が濡れていた。

他の事は大分曖昧だが、
というかどれかはマジで夢だったかもしれないが、
出された食事が、この世のものとは思えないほど美味しかった事だけ覚えているし、真実だ。ひどい空腹だったからそりゃそうなんだが、この時はとてもあたたかくて、嬉しくて、幸せで、ありがたかったんだ]
(D4) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:04:26

【雲】 使用人 リフル

[だから回復後、恩返しをしたいと、
この館で働かせてくれと頼んだ。
自慢じゃないけれど、汚れ仕事なら得意だ。
ゴミ拾いでも虫退治でも屋根修理でも何でもやる、
と息巻いたが、渡されたのは仕立ての良さそうなシャツにおしゃれなリボンふたつにシワひとつないすらっとしたパンツで……

え?なんで?と間抜けな顔をしたものだ。

だってこんな訳のわからない奴を屋敷に入れて、
屋敷をふつうに歩かせて、
相部屋とはいえ寝床迄与えてくれるなんて。
人手不足だったのか?
この待遇を受けられるのは次期当主のあの女が口添えしてくれたのかもしれないが、まぁ自分が何でそんな事をしてもらえるかわからない。
うまく利用されているのかもしれないが、
どうせあの時野垂れ死ぬ命だったのだから、
今更どうなったって構わない、とも思っている。

ただ、このきれい過ぎる服と、
要求される品のある立ち振る舞いはちょっと窮屈だったりした。

まぁ従っちゃうんですけれど。**]
(D5) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:04:30

【独】 花の名 リフル

/*
回想のとこ肩書盗賊にしとけばよかった

ほか村の設定でおかしいとこねぇかなあ
(-6) nikibi 2020/09/29(Tue) 7:41:57

【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 花の名 リフル

 
 夜、あいてる?
 どこか連れて行って欲しいな
 
(-10) 七雲 2020/09/29(Tue) 8:38:39

【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 花の名 リフル


 昼食の後、
 ご飯までに片付けるから、会食終わったら…っ

 相談にのってくれないかな……


[何度もリフルと密談していては目立ってしまうだろうか。
彼が約束してくれなくても捕まえようと、
朝ご飯はしっかり食べて、これからに備えることにした**]
(-11) 七雲 2020/09/29(Tue) 8:40:59

【独】 花の名 リフル

/*
秘話だけ見ていきなり大胆ですねお嬢様ーてなるサボりタイム(時間切れ)
(-15) nikibi 2020/09/29(Tue) 11:37:26

【独】 花の名 リフル

/*
筋肉も謀反するよワロタ
何でオレも筋肉してんだお嬢様が乗るからだろ畜生

あとさり気に一番下で筋肉の余波浴びてる人
このオーラ、覚えがあるなぁw
(-17) nikibi 2020/09/29(Tue) 12:35:23

【独】 花の名 リフル

/*
てか秘話来ると思ってなかったからメモ貼り用に肩書戻したまんまやったわ
お嬢様ったら早漏なんだから

相談てなんすかねーノコノコ行きましょ
(-18) nikibi 2020/09/29(Tue) 12:39:13

【雲】 使用人 リフル

[彼女と会ったのは食堂だった。>>D8
どちらかと言うと珍しい場かと思うが、ないではないので、いつも通りに挨拶をした。
上品な振舞いは苦手ではあるものの、盗賊団に居た頃から役立つと教えられていたものでもあり、この屋敷に来て数日という訳でもないので、小さな舞踏会くらいなら出ても恥ずかしくない姿を見せられていただろう。

寧ろ不安を感じさせたのは彼女の返答の方だ。
ちょっと落ち着くなく見えたし、
元気かどうか聞いてくるなんて、ご令嬢でなくとも首を傾げたくなる返しだった。
じろじろ顔を見るのは無礼だろうと思って、
背筋を伸ばしたまま、僅かに目を細めて、大雑把に判断した]


  ぅ──ん……
  
  ご自分で歩けて、喋れて、
  食欲があおりなのでしたら、
  元気と言って良いのではないでしょうか!


[深入りするつもりはもとよりなかったが、
さり気なくご主人を元気付けるのも使用人の務め、とは、
誰が言ったんだったか。
ここの家訓と合っているかは知らないが、ご主人は元気でないより元気である方が良いなんて、当然だろう]
(D12) nikibi 2020/09/29(Tue) 20:28:47

【雲】 使用人 リフル

[さて、少しは彼女の気を紛らせたか。
別段変わらなくともさして気に留めず、
少ない朝食のメニューを聞いた後、
つかぬ事を聞かれた。>>D9]


  ……はぁ、 いや、まぁ、
  男ですけど……


[彼女はもしかしたら寝惚けているのかもしれないと思ったが、人目のあるところでそんな大それた事は口が裂けても言えない。
女みたいな顔、とは団の連中にも散々言われたし、それで良くない思いもしたものだったが、彼女に同じ様な事を言われたって全然気にならない。
何だろう。悪意が見えないからだろうか。
寝惚けてるという可能性も捨ててないからかもしれないが]


 (朝っぱらから優雅なもんだなぁ。)


[ちらちらとこちらを窺いながら「お酒」と口にする彼女>>D10に、他意なくそう思ってしまう。もうかなり長い月日を過ごしたのに、彼女の癖に気付いていなかった。
だから不意に投げられた誘いが、
食堂の賑わいにところどころ打ち消される。

え?と聞き返す前に、
さわさわと彼女に関するお喋り>>D11が聞こえて来た。
彼女の顔色が変わったのを見て、
彼女本人にも聞こえたのだと理解した]
(D13) nikibi 2020/09/29(Tue) 20:28:50

【雲】 使用人 リフル

[けれど耳打ちが来るなんては理解していなかったから、
ぱち、と萌黄色の瞳を瞬かせた。

こんなに人が多い所でやめろよな、とは思う。
噂されんのウゼーーーとかも思う。

彼女と居るのが嫌な訳では決してないのだが、
いかんせん立場が違い過ぎるし外野がやかまし過ぎる。

でも、従っちゃうんである己は、
微笑んで頷く以外の選択肢を持たない。
ずるいよな、お嬢様って]


  ……かしこまりました。
 
  本日は午後は銀食器を拭いておりますので、
  いつでもお呼び下さいませ。


[軽く頭を下げてそう告げると、食事の用意ができたと彼女が呼ばれて、この場は別れる事になるだろう。

食器拭きはまぁ替えの利く仕事だ、抜けても問題がなかった。
それから、先程のお誘いも「どっか連れてけ」という内容だと、遅れて理解した]
(D14) nikibi 2020/09/29(Tue) 20:28:52

【雲】 使用人 リフル

[街を歩き、知り、情報を集めるのが己の主な仕事。
だから己に声が掛かったのかもしれない……いや、
彼女は何かと話し掛けて来たり、茶に誘って来たりしている……
寧ろ順序が逆か?と思わせる。

外の方が確かに気兼ねなく話せる訳だから良いんだが、
お嬢様が夜、使用人とおでかけってのは良いのか??
従っちゃうんであっていいのか?

誰かに相談したかったが、朝食の席に居たのは噂好きな奴だったりお喋りな奴だったりで、ロクなのが居なかった。
だから一人で悶々悩んで悩んで、

………悩んだ朝食の味は、例えるなら豪華な雲の様なそれ。
雲食べた事ないけど。**]
(D15) nikibi 2020/09/29(Tue) 20:28:55

【独】 使用人 リフル

/*
お風呂入ったけど驚くほど眠い
すまぬ明日のオレに期待……zZ
(-24) nikibi 2020/09/29(Tue) 21:03:28

【独】 使用人 リフル

/*
王道展開をお嬢様と臣下で持ってくるとは思わなかったー!
てか何度も連れ出してるぽいのかフムフム
軌道修正しましょ
大体の事はお嬢様の頼み、で進めるのかなり便利だな
(-34) nikibi 2020/09/30(Wed) 3:21:53

【独】 使用人 リフル

/*
オレがチキンでお嬢様がシーチキン
(-36) nikibi 2020/09/30(Wed) 5:57:01

【独】 使用人 リフル

/*
何のメモじゃい
(-37) nikibi 2020/09/30(Wed) 5:57:10

【独】 使用人 リフル

/*
事前相談で、屋敷に置いてくれるのは夢に出て来る人と似てるからが理由と思ってたんだけどこれも違ったぽいかな……
ファーーン今回ややこい事提案しちゃったからなぁスマヌ
(-38) nikibi 2020/09/30(Wed) 6:22:28

【独】 使用人 リフル

/*
>>28
Rんとさんかよわらう
(-39) nikibi 2020/09/30(Wed) 6:23:23

【独】 使用人 リフル

/*
あ、夢から醒めた時に「昨日の今日で」って言ってたのもはてなってなってたけど、これあれかな、夢にリフル(♀)が出て来たのはプロのが初めてなのかな!
これもオレずっと昔から何度も見てるものと思っっっ・・・・・・

(土下寝)
(-40) nikibi 2020/09/30(Wed) 6:46:08

【独】 使用人 リフル

/*
何で屋敷に置いてくれたんやろな気になる
だって娘もいるのに得体の知れない奴危ないじゃんという……
義手で貴族と思われたとこが大きいんかな
とりあえず今はそう思っておこうかな
(-41) nikibi 2020/09/30(Wed) 6:58:20

【雲】 使用人 リフル

[盗賊団に身を置いていた事は話していない。
ここの誰にも。
シャーリエたちには「そろそろ腰を落ち着けようとしていた旅人」だと名乗った。実際色んなところで暴れていたから、あまり遠くない嘘だ。

両親が盗賊団だったからずっとそこで、その背中を見て育った。
逃げ出すなんて考えは浮かばなかった。
けれどずっと嫌だったしやめたいと思っていた。

だから追い出される様にボコボコにされて、
辿り着いた先、この館で雇ってもらえるのなら僥倖でもあった。
わざわざ盗賊出身なんて言って、雇ってもらえると思わなかった。
そんな奴を雇おうとするなら、ここの領主もまともじゃないとも、思ったし。
……貴族の中には盗賊団と繋がってる奴もいるとかいないとか、聞いた事もあったけれど。

できれば真っ当に働きたかった。

義手だったのも、少しは己がまともだと見てもらえるのに役立ったのかもしれない。

これは数年前にヘマをして機械に持っていかれた腕の代わり。
誰譲りなのか、己は生まれつき手先が器用で、
鍵やら何やら作れる者を失う訳にいかない、と、
団が金を出して与えてくれたものだった。

……こっちには何の恩も感じていない]
(D25) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:06:00

【雲】 使用人 リフル

[館で今の仕事を与えられる迄のいきさつ>>D17は知る由もなかったが、まぁ窮屈な点もあるとは言え、団に居た頃の仕事に比べれば遥かにいいものだ。
人の苦しむ顔を見なくて済む。
それだけで何て毎日生きやすいんだろう。

まぁ、何かとちょっかいをかけてくるお嬢様>>D19の存在が、己の庭に咲く一輪の花の様でいて、小さな棘の様でもあるのだけれど。

食堂で、整った顔が微細に変化してゆく。
間近で見ていた己だけがそれに気付けばいいんだけれど、
朝食中は声を掛けられなかったが、
食後、噂好きな奴らが「ねえねえ」と声を掛けて来たので、
「忙しいんで」と巻くのに無駄に気疲れした]
(D26) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:06:08

【雲】 使用人 リフル

[さて、その元凶とは裏口で顔を合わせる事になった。>>D21
文句のひとつでも言ってやろうかと思ったけれど、
少し時間が経っていた事もあり、普通に迎えた。

ラフめな深い緑のジャケットを羽織って、髪を結ぶリボンは薄い色のただの紐に変えれば、肩幅はそう広くなくとも女には間違えられない。
カジュアルダウンした格好のお嬢様>>D22の隣に立って、おかしくはないだろうと思う。
彼女は平民の女にしてはめかしこんだ格好だったが、
普段の豪華なドレスで目が肥えたのか、
彼女には野暮ったい格好は似合わないと思うからなのか、
突っ込むという選択肢は無い。
多分年下なのに自分より大人びて見えていた彼女が
髪をふたつのお下げにしている様なんかは、
年相応に見えて、何だか少し安心する気さえする]


  デートスポット…… はい。


[酒=寝る、の式は思い浮かばなかったが、
こういう時突っ込んだって彼女との差を知るだけだから、
わかるところに頷けばいいのだ。
頷いたけれど……
そういう目線で街をあまり歩かなかったから、すぐに候補が出て来なくて、歩きながらめちゃくちゃ脳内で「この街 デートスポット」を検索している。
お嬢様がデート?と迄、今は思考が回らない]
(D27) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:06:12

【雲】 使用人 リフル

[この場で言いにくそう>>D23な事は無理に聞き出さなかった。
人が減ったのが鍵だったのか、隣から白魚の手が伸ばされて驚いた。更に続けられた言葉>>D24に、口がぱかんと開いた]


  へ、ぇ?


[間抜けな声が勝手に出て、彼女の顔へきちんと向き合えば、作られた様なきれいな笑顔にどきっとする。
何だ?何かの芝居か?又は何かの劇の影響か?と、締まりなかった唇を結んで、まじまじと彼女を見降ろす。
だってこんな俗っぽい事言い出すとは信じ難い。

彼女の心臓も脈打ってるとは思いもよらず、
理由が聞きたい、と思った。
けれど先に、

自分の中で決まっている答えをくれてやる事にした]
(D28) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:06:20

【雲】 使用人 リフル



  かしこまりました。


[少し硬い微笑みを湛えて、はっきりと頷いた。

それから「どうぞ」と、義手である左手を差し出して、握らせようとする。
彼女が握ってくれるなら、こちらからも握り返す。
硬い金属の手を嫌がられても、]


  ……いざという時の為に、
  利き手は空けさせてやって下さい。


[と譲らなかった。

さて、かしこまりましたとか言ったけれど、
とりあえず手を繋いでみたけれど、
改めて問われると恋人ってどんな事をするんだろうなぁ。
手を繋いで街をぶらりして一緒にご飯?と、
そんな大雑把なプランになったのは、
デートスポットの検索で忙しかったからだろう]
(D29) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:06:27

【雲】 使用人 リフル



  えーと、おじょ…… んん、


[「お嬢様」はまずい。
今迄も何度か彼女を連れて街を歩いた事はあったが、
呼ばなくても済む程度の時間だったり用事だったろう。
でも恋人の真似をするなら、名は必要だった。


──メグ。


彼女からその名を聞いたのは、
いつ、どんな場面だったか]


  …………
 
(D30) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:07:19

【雲】 使用人 リフル

[その名を、呼ぶ気にはならなかった。

呼べば……きっと彼女は喜ぶ……と思う。
けれど真似でいいのだし、
その名を呼ぶ特別な人間に、自分はなるべきではない。
そう思ったから、あたりを見回して、
店先に並んだ熟れた黄色い果物が目に入る]


  ……レモン、でいいか? あんたの名前。


[ついでに口調も砕けさせて、許しを請うた。
代わりに、今回のお願いの理由を聞かない事にした]
(D31) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:07:25

【雲】 使用人 リフル

[まずは通りに面した小さなクッキー屋へ案内した。
デートスポットではないけれど、自分のお気に入りの店だと説明した]


  自分や相手の好きな物を売ってる店、
  特に身近なものだとお互い楽しめると思うぜ。


[バターの香りに包まれた店内をぐるぐる回って、
ビン詰めされたチョコチップクッキーを指してオレはこれが好き、とか、飾ってあるレシピを見てよくわからんと笑ったりした。
それから彼女にもどれが好きかと聞いたり、
新作のレモンクッキーを試食させてもらって「すっぱい」と店員さんに言って笑われたりした。

量り売りでいくつか包んでもらって店を出て、]


  ……最初に荷物増やすのは良くない……


[と、ハッとした様に反省&彼女へアドバイスをした]


  食べ歩くか。
  メシが入らないかもしれないけど。


[眉間にシワを寄せて提案したが、
閉めてもらったばかりの袋を開いて、二人でクッキーを分ければ、また笑みが戻るだろう]
(D32) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:07:31

【雲】 使用人 リフル

[一枚しか買わなかった物は半分に割って、
大きく割れた方を当然の様に彼女へ差し出した。

そうして次の場所を考えながら、
「気になる所があったら言ってくれ」と、
立ち並ぶ店がよく見える方を、彼女に歩かせた。**]
(D33) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:07:33
花の名 リフルは、メモを貼った。
(a9) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:12:35

【独】 使用人 リフル

/*
ひねくれちゃんなつもりが素直ないい子(当社比)に………ウゥン
(-57) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:14:10

【独】 使用人 リフル

/*
改めて、昨日の書けてなさ、眠すぎだったなとおもう
(-58) nikibi 2020/09/30(Wed) 21:15:35

【独】 使用人 リフル

/*
今日が書けてるとは言わない
お酒とかもっと拾いたかった
ちゃんとつれてくからゆるちて酒飲みちゃん……
(-61) nikibi 2020/09/30(Wed) 22:03:24

【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 使用人 リフル

[1人で店番をしていた店主が
楽譜を探しに奥へ行ってしまった間。

昨晩父親から聞かされて悩みの種になった、
屋敷の誰かに聞かれたくない宿題を相談した]

 
 王国の王子が私に婿入りするんだって。
 週末にこっちに来て正式にお話することになってて。

 ……お父様は、私が決めなさいって、いうの。

[そこまでは早かったが、
ここからの話はお酒の力を借りたかったところだ]
(-64) 七雲 2020/10/01(Thu) 4:13:50

【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 使用人 リフル


 ねえ………… 
 貴方はまだお屋敷に居たい?

 私ね。
 お受けするなら、リフルに出て行って欲しい。
 そうじゃなきゃ王子のお話はお断りしたいの。


[答えを迫るには短い時間だったろう。
ちゃんと本音を聞きたかったから
この場で聞き出すようなことはしなかった。

目を細めて恋人の顔を見る。]


 今日はデート教えてね。
 ……楽しかったら、私、きっと
 リフルのこと

 引き留めるから。


[夢でも言えなくなってしまった二つの音は
やっぱり言えなかった。

ね。って何事もなかったように笑って
デートの続きに戻った。
作り笑顔は得意だ**]
(-65) 七雲 2020/10/01(Thu) 4:14:36

【独】 使用人 リフル

/*
へええええええ
オラわくわくしてきたぞ!!!!!
(-68) nikibi 2020/10/01(Thu) 4:47:47

【独】 使用人 リフル

/*
いや正直のんびりターンほぼ無く展開進んで驚いてたけども
へええーへーへーへーへーええええ
夕方迄考えよ!
(-69) nikibi 2020/10/01(Thu) 4:49:31

【独】 使用人 リフル

/*
シャリエちゃん遅くまでありがとう🍵🍵
(-71) nikibi 2020/10/01(Thu) 5:10:37

【独】 使用人 リフル

/*
整理

>王国の王子が私に婿入りするんだって
→へえ、よかったじゃないですか

>お父様は、私が決めなさいって
→うんうん、決定権があるのはよかったですね

>貴方はまだお屋敷に居たい?
→そりゃ居られるものなら…?

>お受けするなら、リフルに出て行って欲しい
→何故???何か邪魔なんか

>そうじゃなきゃ王子のお話はお断りしたい
→何故????????????

>今日はデート教えてね
→はぁ、その王子との練習ですかね?

>楽しかったら〜引き留めるから
→何故??????
出て行ってほしいのか引き留めたいのか?
そもそも婿入りを受け入れたいのか断りたいのか?

こんなとこか

まぁリフルからしたら楽しかったら、って言われたら品定めされてる様な感じになるのかな……
(-75) nikibi 2020/10/01(Thu) 5:36:38

【独】 使用人 リフル

/*
元々考えてたバーで意地悪するネタもってきていいですか?
(-76) nikibi 2020/10/01(Thu) 5:43:13

【独】 使用人 リフル

/*
ラッコかわいいやろ!!!それだけで最強じゃ
(-78) nikibi 2020/10/01(Thu) 6:17:04

【独】 使用人 リフル

/*
しかしこの状態でこういう話になるなら、
仲違い→仲直り、のパターンだよな。
シャーリエさまが館で働ける様に尽力してくれたと思ってたけどそうではなかったので、シャーリエさまに特別な感情がないからなぁ……
(-80) nikibi 2020/10/01(Thu) 7:08:12

【独】 使用人 リフル

/*
ねむたい
頑張って帰ろう

・何でそんなにオレに構う
で回想をリクエストしようと思う
このままの態度がお望みなら却下可で
いやまぁ違うと思ってるんだが

あとは、
・王子との練習や興味本位のデートなら付き合う
・でも他人様の婚姻を左右するのわからんしヤダ
を伝える(めも)
(-85) nikibi 2020/10/01(Thu) 17:54:31

【独】 使用人 リフル

/*
簡易メモ
リフル「ねてねてパンチ」

我ながらアホっぽくてわらえる

てかオレもめっちゃ眠いんやが(目薬ガンギメ
(-90) nikibi 2020/10/01(Thu) 20:37:10

【雲】 使用人 リフル

[裏口で言われた「ごめんね」>>D34は、呼び出した事や食堂で目立ってしまった事だろう。
何でも許される立場なのに、きちんと謝ってくれるその姿勢は好きだった。
隣を歩いてくれていたら、締まりのないその顔を見てきっとこちらも笑って、もう少し空気も和んだ事だろう]


  着替えてますよ。


[着替えてないと言われた>>D35けど、ジャケットを羽織ったんだからこっちの認識としては着替えてる、の部類だった。
確かにお嬢様に比べたらきがえたレベルは雑魚だが。
何か後ろでくすくす笑い声が聞こえたのは、
着替えてないと笑われたんだと思ってちょっとバツが悪くなった。

更に突飛なお願いを持って来られて、
多分今迄生きて来て一番間抜けな顔をしたんだ。

>>D36彼女が飲み込んだものも、
不安を抱えたその胸も気付く事さえなく、
一つしか持たない答えを差し出して、
それから、あくまでも彼女の意思に従うと左手を差し出した]


  ………


[変な間があった。>>D37
この間の解説を彼女から聞ければきっと笑ったんだろうが、まだ主従の気持ちが抜けていなかったものだから、問う口を持ち合わせていなかった]
(D45) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:38

【雲】 使用人 リフル

[義手を、こんな風に優しく握った人なんていなかった。

生身の右手だって、よく考えればそんな感触は覚えていなかったけれど。
感覚のない筈の機械の手でも、触れられた事はわかるし、握られた事もわかる……検索に忙しかった訳ではないが、関節をなぞられたとは気付かなかった。力加減は器用なもので、決して彼女に痛みを与える事はなかった]
(D46) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:42

【雲】 使用人 リフル



  オレの名前?


[レモンという名を気に入らないという顔はしていないが、
彼女は何故かこちらにレモンを投げて来た。>>D38

彼女の頭と心に浮かんでいるレモンは感性に富んでいたのに、己は「髪の色が?」とはてなの顔をするに留まる。
まぁ、彼女は心から良いと思ってくれた様に見えたから、
うん、と頷かれたら、うん、と、同じに返して、
隣に歩く彼女と空気を分かち合った]
(D47) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:46

【雲】 使用人 リフル

[「お気に入りのクッキー」>>D39は……まぁ、間違ってはいない。
屋敷では澄ましている事が多いのに、
今日は子供の様に目を輝かせている。
そのきらきらの瞳にあてられると、ふっと笑みがこぼれる。
多分、うちのパティシエが作ったのの方が美味しいぜ、とは言わないでおいた。
店員の前じゃなければ言っていたかもしれないが]


  楽しい? よかった。


[聞いた事をふんふんと覚えようとする姿も珍しくて、ついじっと見た。楽しい、と言われれば、ほっとする様な、嬉しい様な気持ちになる。
片手が塞がれて不便ではないだろうかと少し心配したが、彼女は問題なくついて来た。
と思ったら、瓶を抱えていて思わず噴き出した。
いやそんなに買わねぇよと笑った。
店員にも声を掛けられている姿に、
こちらが楽しませてもらってしまっている事に気付く。
レシピをすらすら読む彼女には、「小麦粉が入ってたんだすげえな!」と合わせてみたら自分でおかしくなって肩を震わせた。
試食の皿もクッキーと勘違いした彼女には感心した。
流石頭の出来が違うなぁとおどけて言ったが、
なかなか良いアイデアじゃね?と店員に振って店員を困らせた。

ちょっとうるさくしてしまったけれど、
ずっと彼女の手が離れなかったのは、
ただ真面目なだけではないと思う。
きっと嫌ではないと汲み取れて、己は終始笑顔だった]
(D48) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:49

【雲】 使用人 リフル

[彼女の好きなクッキーと、自分の好きなクッキーと、
レモンと甘い香りが詰められていって、
小さなしあわせぶくろが出来上がった。

こちらが財布を出す前に鼻息荒く彼女の財布が飛び出して、ええと、と言い掛けたけれど、まぁこのへんはいいか、と苦笑した。別に悪い訳じゃないし。淑女はこうはしないイメージだが、オレに恋人を教えろって言ったんだから、平民のデートでいいだろ、多分。
小さく驚いた振りをして、ありがと、と呟いた。
店員に、女に払わせるのが当たり前の男に見られるのが嫌だという、格好の悪いただの見栄]
(D49) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:51

【雲】 使用人 リフル

[見栄を張った後は、増えた荷物に失敗した、と思った。
上手くリード出来ないのが悔しくて、
すぐに対処法を捻り出した。
流石に抵抗があるかと思ったけれど、
食べ歩きも彼女は批判しなかった。>>D41

それでもやはり育ちがよいせいか、
立ち止まって食べる事になった。
そこで感じた差を、割ったクッキーを二人で食べて埋めた様な気持ちになった。

クッキーの袋に集まる様に少し身を寄せて、
再び歩き出したらまた少し離れて、
時々人を避ける様に彼女が身を寄せて来たり>>D42
逆にこっちが彼女の方へ寄ったり……]


  ええと……


[ご飯が酒のつまみだと言われて>>D43
説明もしてもらったが、「まぁ後で行けばわかる」「食べきれなかったらオレが食べるから」と手抜きな回答になった。


心や身体や立場や知識や経験が寄ったり離れたり、
また寄ったりしながらデートが続く先に、
彼女が心惹かれる店があった様だ]
(D50) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:54

【雲】 使用人 リフル

[リボンは別に、と通り過ぎたが、
彼女の入りたがった店>>D44にはじっと視線を向けた。
ピアノ。
彼女の得意なそれは、何度か耳にしている。
音楽がよくわからない己でも、
聴けば落ち着く曲もいくつかあっただろうか]


  勿論。
  一つと言わず、気が済む迄。


[言った後、
ピアノをまさか買う訳ではないかとちょっと過ったが、
彼女のお目当ては楽譜の様でほっとする。

興味が薄いものでも、
恋人と一緒なら楽しめるところもあるかもしれない、とか意見を述べるタイミングは逃して、荷物も大したものじゃないだろう、お願いっておおげさだなぁと笑った後、

二人きりになると、
彼女がどこか屋敷のシャーリエの顔で話し出した]
(D51) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:37:56

【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ



  …………へぇ。


[朝話してたどっかのなんとか王子ってやつか。
そりゃよかった。
この家も安泰じゃねぇの?
それに、シャーリエ様に決定権があるのなら、
嫌だったら断れるって事か、それもよかったな。
断る利は少ないだろうが、
生理的に無理とかいう場合もきっとあるだろうから。

……しかし何故今そんな話を?

そんな事を考えながら、けれど黙って聞いていた。
途中、話が途切れても、何も言わず待っていた]
(-92) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:38:00

【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ



  うん……?


[屋敷に居たいか?そりゃ居られるものなら。
突然の問いに首を傾げたが、
答える前に、繋がらない話が続いた。

目を細める彼女の顔をまっすぐ見下ろした。
何事も無かったかの様に貼り付けた様な顔で笑ってるけれど、
さっき迄のデートに戻ろうとしているけれど、
こっちはそんな気分になれなかった]


  繋がんねぇな……


[店主が戻って来る気配がしたが、
じろりと睨み付けて、こっちに来るなと刺した。
それから、
彼女の耳元にぐっと顔を寄せて、低い声で不満をぶつけた]


  何でも思い通りになると思うなよ。


[このままデートの続きはさせない。
こっちの話も聞いてもらおうじゃないか]
(-93) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:38:04

【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ



  なぁ、
  そんな大事な選択に、
  何でオレが出て来る?

  
  そいつとのデートの練習台や、
  興味本位のデートになら付き合う。
  でもあんたの人生を左右するデートなら
  正直ゴメンだ。

  訳がわかんねぇからな。


  何故オレに、こんなに構う?


[それは、長らくの疑問でもあった。
得体の知れない拾われ臣下。
噂されるくらいに彼女に近付かれているのは、
屋敷の中では多分自分だけだっただろう。
外へのお供に呼ばれたり、部屋で茶を飲まないかと誘われたり、何やらあった。
仕える主人だったから、
疑問に思っても真剣に尋ねた事はなかった。

でも今回ばかりは、このままはいそうですかと、
彼女の望みを聞いてやれそうもなかった]
(-94) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:38:10

【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ

[流石に店主が出て来たそうにしているのが向こうに見えたから、

「ここじゃなくてもいい、とにかく教えてくれ」

そう最後に呟いて、ゆっくりと彼女から離れれば、
店員が気まずそうに楽譜を持って戻って来ただろうか。**]
(-95) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:38:14
花の名 リフルは、メモを貼った。
(a11) nikibi 2020/10/01(Thu) 21:42:30

【独】 使用人 リフル

/*
>21:38:14
最後の店員は店主のまちがい

雲リフル、初っ端から誤字してたけどやっぱり誤字る
(-100) nikibi 2020/10/01(Thu) 22:16:24

【独】 使用人 リフル

/*
あれだな、オレがなんか全然見逃し全スルーしてたら土下寝もんなんやが、その時はその時で言ってもらえたら!いいな!
(-105) nikibi 2020/10/01(Thu) 22:46:28