人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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【鳴】 ラサルハグ




   先人達の遺恨を受け継がぬ彼女に
   ラサルハグが与える権利など何も無い。

   先人達の平和の代償に奪うだけの権利を
   再び与えたと形容するならば>>=17

   あるべき所へ返したというのが正しかろう。




(=21) 西 2021/06/26(Sat) 18:44:14

【鳴】 ラサルハグ





   彼女の目は物語る。>>=18

   『花嫁』と『大蛇』ではなくなる
   この瞬間を終焉ではなく源流とするならば
   おそらくはまだ舞台は未完成だと。

   完成に至るための道行の答えは
   彼女の紡ぐ言ノ葉の中に眠るのだ。



(=22) 西 2021/06/26(Sat) 18:44:46

【鳴】 ラサルハグ




   言葉を交わす意味など分からなかった。
   人間ではないラサルハグにはその重みを
   想像することはなし得ない。

   長い時の中で、ラサルハグは初めてその重みを知り
   同時に言葉にすることを求められる。



(=23) 西 2021/06/26(Sat) 18:45:42

【秘】 ラサルハグ → ソフィア





      「よい。
       お前が望むのならば...話そう。

                ついてこい。」



(-30) 西 2021/06/26(Sat) 18:46:22

【鳴】 ラサルハグ




   ソフィアが歩み寄るその姿に応えるかのごとく
   ラサルハグは洞窟の最奥へ招き入れる。

   それからラサルハグは純白の煙に包まれ。



(=24) 西 2021/06/26(Sat) 18:48:26

【鳴】 ラサルハグ




      そこで彼女の目に飛び込むは、
      青年とは程遠い大きな蛇であっただろう。*

(=25) 西 2021/06/26(Sat) 18:49:52

【鳴】 ラサルハグ





   その礼装は森を進む為の物。>>>>=26
   しかしながら礼装に変わりなく
   多少の不自由さは付きまとうだろう。

   ともなればラサルハグは躓きかけたソフィアを
   手で支える。

   人ならざる蛇はたとえ彼女の前を歩こうとも
   後ろで彼女が転びそうになれば気づけてしまうのだ。




   
(=33) 西 2021/06/27(Sun) 13:10:03

【鳴】 ラサルハグ





   しかしそれも今だけのことだ。
   蛇はソフィアの呼び掛けには応えない。>>=28

   人ならざる蛇が人の姿で在ることを辞めた時。

   暗闇の中でただ双眼が光輝けば
   それはまるで平衡を求めるソフィアを助けるように
   洞窟にはどこからともなく明かりが灯る。

   それはきっと、彼女が縋るのと
   時を同じくして起こることだろう。>>29




   
(=34) 西 2021/06/27(Sun) 13:11:05

【鳴】 ラサルハグ




   この身体では、あの日のように
   彼女の恐怖を削ぐことも出来ない。>>0:256

   蛇には手など生えてはいないのだから。

   本能的に恐怖に身を竦ませるソフィアに
   差し伸べる手などあるはずもない。




(=35) 西 2021/06/27(Sun) 13:11:47

【鳴】 ラサルハグ





   ソフィアの前に在る蛇は
   鳴る喉も噛む唇も見逃さず

   しかしながらそれを止める術もない

   今ここで唯一交わせるものは
   彼女に教えられたW言葉Wだけであった。




(=36) 西 2021/06/27(Sun) 13:12:28

【秘】 ラサルハグ → ソフィア





        「ソフィアよ
         私が...怖いか?」




(-33) 西 2021/06/27(Sun) 13:13:03

【鳴】 ラサルハグ




   蛇の声はかつてソフィアを追い返そうとした
   あの時のような圧を込めた物とは違う。

   蛇はただ彼女を慈しみ、
   己を知ろうとするその勇姿に敬愛を向ける。

   そんな声色であった。



(=37) 西 2021/06/27(Sun) 13:14:20

【秘】 ラサルハグ → ソフィア






      「案ずるな。私はお前に牙は向かん。」


       



       
(-34) 西 2021/06/27(Sun) 13:15:54

【鳴】 ラサルハグ





   そう伝えればラサルハグは瞳を閉じる。
   瞼の裏に焼き付いた過去を、語る為に。




(=38) 西 2021/06/27(Sun) 13:17:04

【秘】 ラサルハグ → ソフィア




     「ソフィア。
      何故私がお前達の村に贄を命じたと思う。


      それは、忘れさせぬ為だ。
      お前達の歩む平穏の礎となり、
      人知れず死ぬ者がこの世界にはごまんといる。

      しかしそれを忘れず生きる者は少ない。

      他者の為にその命を擲つ英雄達を
      その恩恵を受ける者達が尽く忘れていく。」



(-35) 西 2021/06/27(Sun) 13:20:42

【秘】 ラサルハグ → ソフィア





      「お前だけだ。

       あの村ではお前だけが、
       礎となった者達を忘れずにいた。>>0:325


       人間がお前のような者ばかりなら
       私もこんなくだらん狂信を
       村に求めることは無い。


       お前のような人間ばかりならば
       犠牲など初めから要らぬのだ。」



(-36) 西 2021/06/27(Sun) 13:23:24

【鳴】 ラサルハグ




   その目には明確に怒りが滲む。
   ソフィアではない他の何者かに向けられた

            身を焦がれるような
強い怒り
が。*
(=39) 西 2021/06/27(Sun) 13:25:57

【秘】 ソフィア → ラサルハグ

  

   「 ……貴方は、怒っているのね。
     悲しんで、いるのね。 」

 
(-39) どあ 2021/06/27(Sun) 15:29:06

【秘】 ソフィア → ラサルハグ

 

  「 人間は、確かに自分勝手だわ。
    恩だろうがなんだろうが、すぐに忘れてしまうし
    自分に良いものを受け取ってばかりで、
    悪いところを見ない人だっている。

    でも、一生懸命に生きているのよ。
    強くて、弱い生き物だから。 」
 
(-40) どあ 2021/06/27(Sun) 15:29:47

【秘】 ソフィア → ラサルハグ



   「 ずっと辛かったのね。
     忘れられていく人の事を想って。 」

 
(-41) どあ 2021/06/27(Sun) 15:30:30

【鳴】 ラサルハグ




   ソフィアが怖いと言おうが怒りは湧かない。
   人ならざる蛇が怖いなどと、当然の事だ。

   彼女もそれは今感じているところだろう。>>=41
   吸い込まれるような裏葉柳の瞳に
   黒く淀む感情が映し出されれば

   ラサルハグもまた覚悟を決めねばならない。



(=45) 西 2021/06/27(Sun) 18:28:32

【鳴】 ラサルハグ




   彼女が宝石のようだと言った目が
   怒りに黒く澱んでしまったのはいつの事か。

   真意を知らぬ物には見えぬ黒き焔は
   透き通る宝石などとは程遠い。>>=40

   奇しくも。
   ラサルハグの瞳を宝石と形容したのは

   全てを知ろうと歩むソフィアと
   何も知ろうとしない愚かな大衆だけであった。




(=46) 西 2021/06/27(Sun) 18:29:23

【鳴】 ラサルハグ




   如何なる言葉も受け止めよう。

   そう覚悟を決めたラサルハグに
   ソフィアがかけた言葉は蛇を柔らかに包む。

   それはいままで抑えていた衝動をなだめ
   心の臓物を母に撫でられるかのよう。

   かつて我が主がやってみせたものとは違う。
   彼女にしか出来ないやり方で。




(=47) 西 2021/06/27(Sun) 18:30:25

【鳴】 ラサルハグ





   (────そうだ。



       私の怒りはただ.........
       我が主に降り注ぐ理不尽に対するもの。


       本当は...我が主を守れないことを
       我が主が受け入れられなかったことを



                私はただ──────)


    
(=48) 西 2021/06/27(Sun) 18:31:28

【鳴】 ラサルハグ





       (それを悲しみ。


           そして己が許せない
           凶行に走り、主を追い込んだ己が。)





(=49) 西 2021/06/27(Sun) 18:34:31

【秘】 ラサルハグ → ソフィア




         ───


(-43) 西 2021/06/27(Sun) 18:35:20

【秘】 ラサルハグ → ソフィア





       「お前は、強いな。」
        



(-44) 西 2021/06/27(Sun) 18:35:48

【鳴】 ラサルハグ





   ラサルハグは三度思い知る。
   彼女はやはり叡智に満ちていると。

   瞳に灯る焔のその先にある悲哀を
   彼女は見抜いてしまうのだから。

   その足先がこちらに近づけば
   ラサルハグは目を開きソフィアを見据える。



(=50) 西 2021/06/27(Sun) 18:36:31

【鳴】 ラサルハグ






           頬にソフィアの手が触れれば
           凪の水面から水が零れ落ち
           彼女の暖かな手を濡らしていた。*

   
(=51) 西 2021/06/27(Sun) 18:37:53

【秘】 ソフィア → ラサルハグ

 

   「 私は強くなんてないわ。
     少し人より物を多く考えがちなだけ。 」

 
(-45) どあ 2021/06/27(Sun) 20:19:32