【独】 一匹狼 “楓”/* 今回の目標はダミー殺害ロールを落とすことなんですけど 相方さんにも言ってないのでタイミングよくやれるかどうかは……? (展開を制限するのがイヤで言ってない) (-1) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 22:08:05 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 三日月2ヶ月ぶりぐらいなんだけどさ。 やっぱ馴染むな。 使いやすい…… 結構通ったからねえ三日月…… (-2) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 22:08:46 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[今日は新月だと、彼は確信していた。 月が昇るのが遅いのではなく、 今宵、月は昇らない。 そう思える根拠が彼にはあるのだ。 問われても人に言うことはなかなか無いだろうけれど。 6年前、身に受けた呪い。 彼が月齢を確信できる理由は、そこにある] (-18) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 23:29:37 |
【人】 一匹狼 “楓”[人の声のような音、人影にも思えるような朧げなシルエット。 そういった不気味さを感じてもおかしくないものが、この山中には複数あった。 だが、それらが彼の恐怖心を煽ることはなかった。 ここはそういう場所であり、危険はない。 彼は自然とそう認識している] (30) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 23:30:01 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼の懐には鍵があった。 おそらくはこの山中にいくつか建ち並ぶコテージのものであろう、と彼は推測していたが…… どこでどうやって手に入れたか、彼の記憶は不明瞭であった。 ともあれ、彼には休みたいという感覚があった。 旅の疲れ? それとも別の何か? その理由さえ不確かなのだが……。 彼は立ち上がり、湖のほとりを歩き出す。 鍵に対応するコテージへとまっすぐに向かうだろう、よほど目を引くものが無ければ。 ──例えば、他の人影と違ってはっきり視認できる誰かの姿、だとか]** (31) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 23:30:36 |
一匹狼 “楓”は、メモを貼った。 (a6) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 23:31:42 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 今回おれPL公開なのがなんかあれね() 狼引きたかったからどうせバレるんよ…… そうでなくとも知り合いにはバレバレだしな (-21) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 23:36:44 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 交流可の人、他にもいてよかった。 一組だけなら実質できないもんね (しなきゃいけないってもんでもないが ペア村だし) (-22) Siro_neri 2023/02/28(Tue) 23:37:57 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[同じように狼の呪いを受け、今なおヒトを喰らいながら生きる、あるいはただひとり残された同胞とも呼べる彼に逢うために、彼女はここにいる。] (-30) nemunemusan 2023/03/01(Wed) 4:11:45 |
【独】 一匹狼 “楓”/* おはよー 椿さんに結構な文章量書かせてしまったな…… 大丈夫かな いつも文字数で苦労しているイメージしか…… (-32) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 6:23:40 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 紫苑の呪い解けた後なら、7年後か まあ椿さんにとってはその時間軸 楓にとってはそこまで行ってない でもありか? (-35) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 6:50:16 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼はここへ何故、何をしにやって来たか? 彼はいつも通り“旅”に出た。 そして旅先で情報を集め、山中へと入ったのだが……。 目的の地とはここだったろうか。 別のどこかでなかっただろうか。 そもそも、“主目的”は果たす前か、後か? ……朧げなのである。何もかも。 だから彼は、ここで人に逢う可能性すら考えていなかった] (68) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 7:11:23 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[旅の主目的はいつも食事。 ──人狼として、生きるための。 旅先で人間を喰らい、狼としての食欲を満たし、日常へと帰る。 飢餓の衝動に負けて親しい者たちを喰らってしまわないために。 それが呪いを受け人間でいられなくなってから繰り返し続けている日常。 変わってしまった彼の在り方。>>2 呪いにより傷つき変質した魂と、その影響で変わり果てた肉体を持ちながらも>>60、彼は変わらない日常を望んでいる。 既に致命的な変化が訪れているにも関わらず、そのことから目を背けて] (-37) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 7:11:53 |
【人】 一匹狼 “楓”[湖のほとりを歩いていく彼は、遠くに手を振る人影があるのに気づく。>>61 視線を向けた先には、白いマントに身を包み、遠目には銀髪にも思えるような長い髪の女性がいた。 他の亡霊のような人影と違い、はっきりと目に留まる姿に意識を惹かれ、彼の歩みは止まった。 駆け寄ってくる足音とともに、彼女の姿が近づいてくる。 彼女のことは、深く被った頭巾で顔を隠した姿しか見たことがなかった。 素顔を見るのも、それどころか髪の色を知るのも今が初めてだったのだが── 彼の脳裏には瞬時に浮かんだ名があった。 そして彼女の呼びかけで確信を得る] 椿。 [彼を『楓様』などと呼ぶのは、椿と名乗った白頭巾の女性ただひとり。 彼女同様、『楓』もまた本名ではない。彼女の名乗りを受けて咄嗟に浮かんだ単語……それが『楓』だった。 それを仮の名として名乗っただけのこと] (69) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 7:12:49 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼女とともに過ごした日々は、彼にとっては半年ばかり前のこと。昔とも最近とも言えるが──彼女にとってはもう少し過去のことかもしれない。 なにせ、彼と彼女の気高き友は>>60彼の知る限り、今も呪いを身に受けたまま。 友が呪いに打ち克つ時は“未だ来ていない”] (-38) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 7:13:15 |
【人】 一匹狼 “楓”[差し出された手に応じるように、彼も右手を出し、彼女の手に触れようと試みる。 握手を求められたかと思ったのだ。 久しぶりに会った“仲間”なら妥当な挨拶ではなかろうか] 久しぶりだな。あれからどうしてた? [握手ができたか、それとも違うと言われたか、それはさておき。 懐かしさを感じて、彼は安らいだ微笑みを浮かべていた。 彼女とともに過ごした日々の中で、そんな表情をした瞬間は無かった。微笑むことこそあれ、どこかに緊張が宿っていたはずだ。 彼女以外の前でなら、決着の後にそういう表情を浮かべたことはあったのだが]** (70) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 7:14:14 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 2023/03/01(Wed) 7:11:53 の「致命的な変化」は 親しい者たちが美味しそうなご馳走に見えてるってことです 目、背けてるわけでもないような? 直視してるから他のもの食ってる気がする? まあいっか (-40) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 7:18:50 |
一匹狼 “楓”は、メモを貼った。 (a10) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 8:42:45 |
【独】 一匹狼 “楓”/* ロールの字数ヤバになってごめんね椿さんって顔をしている いやなんか 向こうも結構書いてくるものだから つい…… 負担かけてないといいが (-47) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:22:06 |
【人】 一匹狼 “楓”[手を握り返す彼女は驚いていた。 その末に両手で包み込んでくる、その仕草はまるで慈しむかのよう>>84] どうかしたか……? [彼は思わず問い返していた。 ただの握手にしては随分と感慨深げに思えたのだ。 そうして先の問いに答える彼女の反応を見て、もうひとつ、違和感を覚える。 今、彼女は疑問を覚えた風ではなかったか。 息災という言葉は定かか。 彼が思ったのはそのことだった。 手が握れるほどに近づいてみれば、彼女の髪が銀ではないことにも気付く。>>61 黒と白が混じったその髪だけなら老婆のそれにも見えようものが、顔立ちは幼女にも思えるほど。 それでいて彼女の体躯を、少なくとも彼は大人の女性と思っていた。判断材料は背丈ぐらいしかないのだが。かつての日々でも、彼女のことをずっと大人の女性と思って接していた] (100) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:51:43 |
【人】 一匹狼 “楓”[逢いたかった。>>84 その実に嬉しそうな言葉に>>86、彼は思い返す。少し前の彼女の言葉を。 『きっと、お会いできると思っていましたの。』>>61 辺りの人影どころか記憶さえも朧げなこの場所で、彼女は何を信じていたというのか。 ……何か、知っているのだろうか] そうなら会いに来てくれりゃいいじゃねェか。 あいつに渡せば、あんたも見るかと思ってたぜ? [心がざわめくのを感じながら、彼は軽口で気を紛らす。 彼が言うのは、かつて彼女に出会ったときに別れ際に手渡したカードのことだ。彼の勤め先の名前と住所が記された、個人のものではないにしろ名刺のような代物。 それを彼が渡した相手は彼女本人ではなかったが──渡した相手は彼女と共に在る人なのではないか、となんとなく思ってのことだった] (101) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:51:59 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[当時、彼が面と向かって追及することは無かったが、彼女と同室というもう一人が何か彼女に関わりのある存在なのではないかと感じてはいた。 彼女とは異なる存在、けれど関わりの深い存在……そんなふうに。 そして『あれは身内』との返答を受け、やはりそうらしい、と思うまでには至ったのだ。 その実情にまで想像は及ばずとも。 そして、その場であの気高き友と囁き交わした人狼同士の会話に、彼女が聞き耳を立てていようとは──彼女もまた“声の届く存在”であろうとは。 これもまた彼の想像の及ばぬことだった] (-50) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:52:22 |
【人】 一匹狼 “楓”どこか行く宛あるのか? 椿。 [手を引かれるままに歩み始めながら、楽しげな彼女の後ろ姿へと声をかける。 行く宛なく散策というのも楽しかろうが、懐かしい人との再会を経ても、彼の内にはまだ『休みたい』という感覚は残っていた>>31] 行く宛無いなら、鍵がある。 あちこち建ってる小屋の鍵じゃねェか? ……どうやって手に入れたか覚えてねーけど。 [空いた片手で懐の鍵を取り出し、彼女に見せる。鍵には大きなキーホルダーがついて、そこに番号が刻印されている。 道行く先には番号の書いた背の高い立て札がいくつもあった。鍵の番号と立て札の番号を合わせれば、その先の小屋で鍵が使える可能性は高いだろう。 手に入れた過程を覚えていない鍵というのは実に怪しげなものではあるが、彼はなんとなく感じているのだ。ここに危険はないと。>>30 夢の中では奇妙な出来事に遭遇しても疑問を抱かないもの。彼のこの感覚は、そういったものに似ていると言えるだろう。これが本当に夢の中なのかは、また別の話であるが]** (102) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:53:07 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼の認識の上では、この場に危険はない。 この場に危険がもしあるとしたら、それは ──自分自身。]** (-51) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:53:28 |
【独】 一匹狼 “楓”/* ねむさんがグリュンネルの墓差分に脆弱性あるのは知ってるんですけど 秘話で送りつける差分が墓になりがちなのは内容が理由であって 脆弱性を狙い撃ちにしようという意図はありません 本当です 信じてください (-52) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:56:59 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 文章量ヤバでまじごめんな 小説書いてる気分になってきました (そう言えるほどの文かはわからんが) もうちょっと軽いロール書くつもりはあったんだけどね…… (-53) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 12:59:24 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 肩書「一匹狼」の村建て狼が本当に人狼設定なの、事前に知らない人以外で気付く人いるかな…… そこを楽しみにすることにした そして椿さんが「目標:15時」になってる ありがとうな 無理はせんといてね…… (-54) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 13:11:57 |
【独】 一匹狼 “楓”/* ロールに書きたいことあったのに完全に忘れたのを思い出しました。 次……書くか…… めも:椿さんが知ってるのは楓の一面 (-59) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 14:54:27 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[現実としか思えない夢を、あのときも見たのだ。 命に迫る危機を銀の弾丸で乗り越えたその夜に。 彼の望まぬ出来事全てを詰め込んだ地獄。 現実と見紛うほどの臨場感。 夢の中での死とともに現実で目覚めたとき、彼はもう、ヒトではなかった。 あれを見せたのは魂を蝕む呪いであったのか、それとも蝕まれ壊れゆく魂の悲鳴であったのか。>>60 一度夢見た“現実”が、彼の脳裏から消えることはなかった] (-62) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 16:54:41 |
【人】 一匹狼 “楓”[落ち着いた足取りで階段を上がり、入口の扉に鍵を差し込む。 鍵は無事回り、解錠できた。扉を開けると中に照明を見つけ、ひとつひとつ灯して歩きながら内部を見て回る。 一階はリビングとキッチン、二階は寝室で、二階の片隅には屋根裏への梯子があった。 ……そして] あ……。 [呟きとともに、彼は(3)1d3つあるベッドの脇に歩み寄った。 そこには彼が“いつもの旅”で持ち歩く簡素な手荷物があったのだ。 記憶こそ朧げだが、一度ここへ来て荷物を置いたようだ。ならばこの小屋を借りる契約をしてから来たのだろう。彼はそのように判断した]* (121) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 16:55:53 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[しかしながら、小屋には寝泊まりした痕跡が無い。 ということは、ここに着いて間もないということ。 “旅の目的”は未だ果たされていない。 飢餓感が無いのは、今日が新月だからに過ぎない。 明日以降、月が満ちるにつれてきっと飢えが高まっていく。 牙を向ける気のない“仲間”にまで出会ってしまったのだ。>>70 明日朝以降感じるであろう飢えは早めにどうにかせねばなるまいと思えば、彼の表情は自然と沈んだ]** (-64) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 16:56:25 |
【独】 一匹狼 “楓”/* エピ入り前に物語が〆られそうなら やりたいことがあるな…… 〆られなくともやるか エピ入り前に絶対表に落としたいやつがある (-65) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 17:25:06 |
【独】 一匹狼 “楓”/* これはおれが椿さんにダメになる気しかしませんね もうダメ? そうですね…… 楓くんはどうか知らんけど (-73) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 19:23:04 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”──ッ!? [思考を読まれたかのような声がけに、 楓の体はびくりと強張った。>>141 “空腹”。そんなのはヒトであっても起こす事象である。 ヒトだけでなく、当然、楓にも。 魂がいかに傷つこうとも、基本の肉体がヒトである以上、ヒトとしての食事は当然必要なのだ。 時にその肉体がヒトでない形をとることがあろうとも] (-78) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 19:43:01 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[気を取り直して恐る恐る視線を向けてみれば、彼女の色と思っていた白はそこに無い。 代わりに黒に身を包んだ彼女がそこにいて、その唇のいろに目を奪われた。 幼女のような顔立ちに思え、華やかさもない彼女であったけれど、つやめく赤からどうしても視線が逸らせないのは──何を思ってのことだったのか] (-79) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 19:43:20 |
【人】 一匹狼 “楓”[不意打ちで声をかけられて、彼は暫し硬直していた] ……いきなり驚かせんなよ。 使っていいんだと思うぜ。 リクエストは……、…… [リクエスト。そう言われて浮かぶ料理の種類はひとつしかなかったのだが、何となく言いづらくて一瞬視線を逸らす。] ……肉料理。 何か手伝うよ、黙って待ってるのも暇だし。 [結局正直に告げたが、幅広すぎるリクエストである。細かいところは彼女に任せるつもりなのだろう。 手伝いを申し出て彼女へと歩み寄る。拒まれでもしなければ共にキッチンへ向かい、約束通りに手伝うだろう。巧拙はともかくそれなりに手慣れてはいるはずだ、彼も日頃は自炊だから]** (143) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 19:43:40 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 料理のリクエストを「肉料理」とかアバウトすぎるんだよな 肉は元々好きだと思う 肉体労働だし(肉体労働か?) 鍛冶師……銃特化だけど一応鍛冶師 (-80) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 19:45:01 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 赤い唇から目を逸らせなかったのは ・血の色を連想した ・艶かしく見えた だとは思ってるんだけど 楓くんあまりその ヒトらしい下半身事情してないから……(言い方) 後者のほうはあんまり理解できてないと思う (-81) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 19:48:26 |
【独】 一匹狼 “楓”/* ログ読みのしやすさのためだけに別ブラウザでフィルタ整備した……。 いちいちオンオフするの大変だからね 書き込みは全体見える側で…… (挟まりたくない病患者) (-90) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 22:01:49 |
【独】 一匹狼 “楓”/* おれの灰が多すぎてログが読みづらいので別ブラウザのほうは灰もオフです。 おれ、馬鹿なのかもしれん…… (-91) Siro_neri 2023/03/01(Wed) 22:02:46 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[特に、他意があったわけではなかった。しかし、大して空腹を覚えていたわけでもなかった。 彼はよく反応した。やはり、似たようなものを抱えているのだろう。 そのことについて、彼はどう考えているのだろう。まえに会った時には既に“そう“だったのだろうか?おそらくそうだ。 あの時、ヒトには聞こえない、同胞だけの秘密の声を聞いた。それだけは、はっきりと覚えている。 楓に逢いたいと思ったのも、それが理由だ。もう一人、■■と名乗った彼にも——ああ、すこし記憶がざらついている。逢いにいったのだ、彼の住む赤い薔薇の国まで。けれど、彼はもう呪いを受けてはいなかった。それで結局、他愛のない思い出話をして、そのまま彼のもとを去った。あれは一体、いつのことだったのだろう。 ぼんやりと物思いに耽る。螺旋の一周が、永遠に続くのではないかと思うほどに引き伸ばされる。時間の感覚など、曖昧なものだ。実際のところ、夢を彷徨う椿と、現を生きる楓とでは異なる時間が流れている——のだが、それを確かめる術は互いにない。椿も、赤薔薇の国へ赴いた話を楓にするつもりはなかった。尤も、話したところで記憶はあやふやなのだが。] (-121) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 2:40:02 |
【独】 一匹狼 “楓”/* たまたま目が覚めたので覗いたら椿さんが発言投下中だった話していい?(2:22に起きた 続きは特に無いということでよろしいか (-122) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 3:02:00 |
【独】 一匹狼 “楓”/* あ、「もう少しかく」になってら そうよね しかしすげえ時間に人いるな、この村…… 朝方動かない村もあるから新鮮 (-123) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 4:01:16 |
【独】 一匹狼 “楓”/* めちゃくちゃオシャレなコテージ作り上げられてる。 すごい。 もう全部任せた(ベッド3つもあったらすげえ広そうだし 1つだったらキングサイズだったんだよきっと (-127) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 4:32:03 |
一匹狼 “楓”は、メモを貼った。 (a22) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 6:53:25 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[あの反応を見た彼女が何を思ったか、楓には窺えなかった。 強張る体に気付かれなかったか、あるいは意味を見出されなかったか。そのどちらか、と判断していた。 誰にも何も言われなければ、何事も起きていないものとして現状維持を続けるだけなのだ。 それこそが彼の望みだから。>>2 共通の友の話題は、この先出ることがあるかもしれない。 が、仮に彼女と友の邂逅を知ったとしても、その思い出は二人のもの。楓が細かく聞き漁ることはないだろう。 楓だって一度、友の元へ赴いている。そのときのことを楓から詳細に語ることはないのと同じように。 互いの時間のずれを確かめることなどできはしないだろう。仮に椿が友の解呪を語ったとして、楓は友の近況を事細かに知るわけではない──むしろほとんど何も知らない。ゆえに知らぬ間の出来事と思うにすぎないだろうから] (-132) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 8:31:02 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼女の内心など知りえないものの、螺旋階段を降りる姿が彼にはどことなく上の空のように思われた。>>188 だから心配していたのだが、特に何事も起こらず1階へと辿り着く。 階段を降りた後は、軽く辺りを見回し、リビングに彼女のマントがあるのを目に留めた>>141。少しばかりじっと見つめた後、彼は椿の後を追ってシステムキッチンへ向かった。 男の子と呼びかけられ、肩をすくめる] どちらでも、お好きなように。 [些細なからかいにまでいちいち腹を立てるほど子どもではない、と彼は自認していた。心に余裕がある時に限られる話だろうけれど] (213) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 8:31:28 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼は内心で、気取られぬことを強く祈った。 彼女のマントにじっと視線を送ってしまったのが、それが彼女の亡骸を連想させてのことだったのも。 悪戯めかして微笑む彼女の唇に、どうしようもなく惹きつけられて必死に視線を逸らしたのも>>205] (-133) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 8:31:53 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼は頼まれた通りに人参の輪切りを作る。求められる厚みを確認した上で。>>206 彼女の容姿のアンバランスさ>>61と言動の不安定さは、楓に幾許かの不安感を呼び起こした。先刻から続くいくつかの印象と混ざり合って、彼の気分は言うなれば吊り橋の上。緊張感が抜けぬままだった。 肉の焼ける音が聞こえ始め、彼女の呟きが落ちると、彼は調理台よりも彼女の横顔に紙片を向けた] 自分が人間じゃないようなこと言うんだな。 [見当がつく『あの人』よりも>>101、彼が問うことを選んだのはそちらだった。 落ち着いているかのようでいて緊張を孕んだ低い声音は、彼女が最もよく聞いた“楓の声”に相違無いだろう──記憶に残っていれば、の話だが]** (214) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 8:32:09 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[室内に改めて目を向ける。 広い、数人向けの小屋。寝泊まりだけでなく悠々とした時間が過ごせる、快適な余暇のための場所。 そう思えるからこそ、一人でここに泊まろうと思うことなど絶対に無いと思えた。 いつもの旅の途中>>68、夢の中にでも彷徨い込んだのだろう>>118。 彼は次第に現状をそう解釈するようになり始めたが……。 だからといって飢餓感の軽視だけはする気になれなかった。 なぜなら、彼が最も頻繁に人を殺すのは夢の中だからだ。 そして夢の中といえど、仲間と認める人を自ら傷つけ害する光景など見たくなかった。それが彼があの夜に夢見た地獄の一片なのだから] (-149) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 12:55:40 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[そのまま食べ続けようかと思ったところで、どうしても彼の手は止まる] 『人間的でない食事』って、例えば何だ? [テーブルの上に並ぶのは、確かに人間的な食事だろう。 それなら、そうでないものとして彼女が思い浮かべるのは何か? それを問いたい気持ちに駆られ、抑えることができなかったのだ。 なぜなら、かつてあの気高き友に問いかけた言葉が脳裏に蘇ったから。 《人間向けの食事で、足りているか?》 ──彼が逃れたい、それでいて必ず対処しなければならない飢餓。彼が思う『人間的でない食事』とは、そのまま“人狼”のそれである>>59] (-150) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 12:56:33 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼女の声音をすんなり自嘲と解釈したのは、きっと似た思いが彼の中にもあるせいだろう。 人間のふりをして、人間の暮らしを続けている。 人間だった頃の生活にしがみつき、必死に維持し続けている。 その維持のために、人間ならざる道を歩み続けて。 ──もう、人間でなどありえないのだ。 人間でないものになったと感じた後、元に戻ろうなんて彼が考えたことは一度も無かった。戻れる余地を──戻ってもいいと彼が思える理由を、自ら断つしかなかったのだから]** (-151) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 12:56:53 |
【独】 一匹狼 “楓”/* さすがに 人間食べる話は 表ログではやっちゃいけねえなって思ったんです…… 表ログは全年齢 おれwikiに書いてる(確認してきた) (-152) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 12:58:46 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 椿さんのリクエストは(楓の)心情描写重めのホラーっぽいやつ……という話だったが こんな感じでええんかな…… お応えできてるかわからない (-153) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 13:00:37 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” 『食べる』ということは、生きることと同義です。 [カトラリを皿の上に置いて、椿は言った。] 生きている限り、人は食べなければなりません。 だから、たとえそれがビタミンの錠剤でも、生きたままの魚であっても、あるいは何か、木の皮のようなものであったとしても、それが人間らしくない、とは、言えないでしょうね。 [言葉を選びあぐねて、椿は皿の上に目を落とす。 はじめの頃、彼女は腹が減れば当たり前のようにヒトを喰らった。 それは羊や豚を食べることと何も違いはないと、そう思っていた。 いや、それは今でも変わらない。ただ、その度に片割れが悲しい顔をするから、やめてみようと思ったのだ。それができれば、この世界に自分が生きていても良いのかもしれないと、そう思って] (-161) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 16:09:28 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” たとえば、たとえばですけれど。 お友達の可愛がっている犬を食べては、いけないのでしょう? [拗ねるような口調になったことには、自分では気づかなかった。 それがなぜいけないのかは、椿には良くわからない。今の言葉は、それを暗に示していた。 それがわからないから、やはり自分はヒトではなくて、ここにいてはいけないものなのだと、それだけがわかる。それが悲しくて、それを悲しむことすらもきっといけないことで、考え始めると出口のない迷路に迷い込んだような感覚に陥ってしまう。 彼はどうなのだろう。あのとき聞こえた“内緒話”で、彼らも自分と似た存在なのだと知った。 そう、思い出した。だから、逢いたいと思ったのだ。 人間ではない彼らがどうやって生きているのかを知りたくて。] (-162) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 16:11:16 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[おかしな話だ、とも思う。 自分の命はもうじき尽きる。 それだというのに、なぜ今更生きていい理由を探しているのか。]** (-166) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 16:58:35 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[生きるために何かの命を犠牲にしても構わない──それは楓も同意するところだった。 だから彼も自分の意志で人間を食べている。 “人間を食べてはいけない”のは人間社会のルール。 人間でなくなったからには、従わなくとも罪ではない。 楓の考えはそうだった。 そして、それゆえに自分を人間とは言えない存在だとも信じ込んでいる。 人間は“同族食い”を禁忌とする生き物。 躊躇わず人間を食う存在は、いかに見た目が人間に近かろうとも異端と見做され、排除される。 そのことはよく、わかっていた。過去の自分自身の感覚として] (-170) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 17:23:10 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[けれど彼女の拗ねるような問いかけを聞くと、反発する思いが浮かんだ。 彼が必死に避けていることと通じる部分のある例だったから。 同時に悲しみを感じた。 彼女はそれがわからないのだと、その問いで感じてしまったから。 そして、それを悪怯れずにいるとは思えなかったから] 椿……。 [平然とその感覚を受け入れているのなら、拗ねるような声など出まい。 彼女にとっては理解したくてもできない感覚なのだ──そこまで感じ取ってしまって、楓は彼女に右手を伸ばした。触れようとしたのだ、今はカトラリを持たぬ彼女の手に。 本当は、彼女を抱き締めたい思いに駆られていた。 けれどそれは躊躇った] (-171) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 17:24:09 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”食べたら殺してしまう。 殺した命は、帰ってこない。 そうしたら友達の心を傷つける。 人は、大切な命には生きていてほしいと願うものだ。 [言っていて反吐が出る思いだった。 それを理解する彼自身は人間だと主張するかのようで。 それを理解しているから何だというのだ? 理解しながらやり続けるほうが、理解できずに行うよりよほど罪深いのではないか。 遠くに旅立ち、何らかの罪で誰かから死を望まれている人間を探し出し、喰らう。 それが楓が日常を保ちながら生きるために選んだ道ではあったが──罪人だって誰かの大切な人には相違ない。 楓は人間を踏み躙り人間の敵に回るようなことをしながら、人間の中で人間として生きていくことを望んでいる。 どれだけ矛盾したことか理解していても、他に方法が見つけられなかったのだ] (-172) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 17:24:49 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 抱き締めに行くかすごく悩んだんだけど…… 向かい側に座ってる(多分)のを移動してまでの衝動ではないなと思った 座ってるの向かいだっけ? テーブルに二人掛けは特筆無ければ向いだよな多分 (-173) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 17:27:12 |
【独】 一匹狼 “楓”/* いただいた間取り見たら向かい合わせではないな……? ちょっと歩けば抱き締められてしまう まあいきなりハグはちょっと 異性でもあることだし あと楓くんは、椿さんの好きな人は気高き友氏だと思ってるので……(今のところ出てきてないので名前伏せ (-178) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 18:03:29 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” 生きて、ほしい…… [近づいてきた楓の手に、椿もまた手を伸ばす。 触れた掌が温かい。良く知っているあの手に似ている気がして、思わずじっと見つめた。 目の前で砂のように崩れて消えた片割れを思い出して、喉の奥に突き上げるような痛みを覚える。ならばこの感じが、“生きてほしい”だろうか? 否、彼が生きていた間にこんな痛みを感じることはなかった。彼はもういないのだから、これはただ彼の不在を寂しく思うだけのこと。 帰ってこないのはいけないことだろうか。どんなに願っても、いつかは必ずいなくなるのに。] (-204) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 20:53:14 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[椿は少し困った顔をして、上目がちに楓を見た。 ——やはりわたくしは、ヒトではないようです。 わかってはいても、はっきり声にしてしまえばそれが本当のことになる気がして、躊躇われた。 だから代わりに、こう尋ねてみることにした。] (-205) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 20:55:04 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿” (-217) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 21:25:54 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[死を悼む心はそのまま、誰かの生を望む心に繋がるものではないのだろうか。 それまで知らなかった痛みを覚えて、新たに心が変わることもあるのではないか。 それまで誰にも抱いたことがない思いでも、死別の痛みを知ってから、別の誰かの生を望むことだってあるのではないか。 どの命ともいずれ死に別れるのだとしても、それができるだけ遠くなってほしいと願うことが『生きてほしい』という思いなのではないだろうか] (-218) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 21:26:13 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[困ったように見上げられて、問いかけを受ける。 彼は一瞬、答えに躊躇って視線を外した] ……オレは、 (-219) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 21:26:34 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”仲間や友達に……生きていてほしい。 ( 仲間や友達を……殺したくない。 ) おまえもだ、椿。 [視線を戻して告げる声は囁きのように静まり、 彼が握る手に籠もる力は僅かに強まった。 これは確かに彼が心から願うこと。 それを避けるためだけに罪を塗り重ねるほどに。 けれど、これを願っていい立場なのか、彼の胸の内には常に疑問がつきまとっていた。 自分こそが仲間や友の命を脅かす存在なのだから]** (-220) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 21:26:52 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” わたし。 [思ってもみなかった言葉に、呆けたような声が漏れた。 いてはいけないものに、生きていてほしいとはどういうことなのだろう。 重ねた手は大きく、温かい。はじめは全く違うと思ったのに、やはりどこか似ている、と、椿は思う。 また喉の奥に痺れるような痛みが走る。 それ以上は何も言えないまま、彼女はただ戸惑っていた。]** (-226) nemunemusan 2023/03/02(Thu) 22:22:48 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[戸惑う彼女に頷きを返す。 重ねた手は小さく、彼女が弱々しいものに思えた。よわく、護るべき存在に。 そんな考えは彼の傲慢かもしれないのだが] あれ以来、仲間だと思ったままだ。 ……ほんの一部分しか知らねェのにな。 [あの日々で彼が知ったのは彼女の一面でしかないのだろう。 彼女が知ったのが彼の一面でしかないのと同じように。 だというのに、彼の内に芽生えた仲間意識は消えないのだ。共通の友に対しても同様である] (-231) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 22:39:22 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”……椿は、そんなふうに思われるの嫌か? [戸惑う彼女にとっては意に沿わぬ言葉だったのだろうかと、彼は不安そうに問いかける。 手を振り払われないのなら不快ということではなさそうだと判断して、手には触れたままだ]** (-232) Siro_neri 2023/03/02(Thu) 22:40:05 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” いいえ、いいえ。 決して、そのようなことは…… [椿は叱られた子供のように身を震わせ、首を振った。] ただ……すこし、驚いたのです。 わたくしに、生きていてほしい、などと…… [目を伏せ、視線を彷徨わせたのち、再び楓の目を窺う。 そこに嘘がないことはわかる。だから余計に戸惑う。重ねた手に縋るように力を込め、頼る相手に恐れを抱いていることを思い出し、それでもどうすることもできなくて。]** (-274) nemunemusan 2023/03/03(Fri) 7:18:53 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”何もおかしなことなんかないだろ? オレにとっちゃ、椿はずっと護りたい相手だ。 椿だけじゃねェな、他のみんなも。 [彼は見つめ返していた。彷徨った視線が自分を窺うのを。 そこに幾許かの恐れがあるようにも感じつつ、その理由までは掴めずにいた。 まだ彼は、気付いてはいないのだ。受けた呪いを──魂の傷を彼女に察知されていることを。 手に力を込められ、それがまるで縋られているように感じて、彼はもう一方の手を伸ばし重ねた。大きな掌で包み込めば、彼女の手はすっぽり隠れてしまうかもしれない] (-277) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 8:00:36 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼は変わってはいない。 かつて彼女と共に過ごした日々で敵を確実に葬り去ろうとしていたのは、仲間を護り抜きたい心の裏返し。 それが日常生活で他人に対し露にする機会のない、彼の本質。 あの場で仲間だった者たちは、彼にとっては人に見せない心の深いところを見せた相手だったのだ。大切になろうものである。 彼は今も、仲間や友達を護ろうとし続けている。 相対する“敵”が誰かという違いがあるだけだ]** (-278) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 8:00:53 |
【独】 一匹狼 “楓”/* やっぱロール書くのが一番自キャラの理解深まるんだよな…… いや 書くだけでは気付いてなくて他の人の読み取り経由して気付くこととかもあったりするけど (-276) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 8:01:52 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” ありがとう、ございます [俯き、呟く。 いなくなった片割れと同じようなことを言いたいのだろうと理解した。全てをわかるわけではないが、少なくともそれは己に対する肯定だ。たとえそれが誤りであったとしても。] (-284) nemunemusan 2023/03/03(Fri) 10:38:09 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[椿にとっては、自分が不要物《いらないもの》であることはこの世に存在し始めた時に受け取った自明の理だった。それは誰が彼女を認めても、愛したとしても変わらない。それでも、そのような誰かが存在することは恵まれた幸運であると、彼女はそう考えた。] (-285) nemunemusan 2023/03/03(Fri) 10:38:53 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[本当に聞きたいことはまだ聞けていない。 元々ヒトであったはずの彼が、今はヒトを喰って生きている。 それを望んだのは誰だろう。 誰に望まれなくても、自分でそうすると決めたのだろうか。 どのように在るかを自分で決めてもいいのなら、誰に望まれなくても、生きていていいのではないだろうか。 やっぱり己は、生きていてもいい理由がほしいのかもしれない。 あまりに矛盾している。生きていてはいけないのに、生きていたい。 それでいて、終わりはじきにやってくる。 この混沌が苦しくて、誰かに打ち明けたくて いや、そうではない 本当は、もう終わりにしたい 矛盾は矛盾のままでいい、お前はお前のままでいいと言いながら銀の弾丸を撃ち込んでくれる誰かを探しているだけだ。 なんとあさましい心か。 だから己は不要物《いらないもの》なのだ。]** (-288) nemunemusan 2023/03/03(Fri) 11:22:37 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 「校長のお告げ」なの草なんだわ 今気付いた…… 村建て発言は「街の権力者」なんですけどね する機会なさそう (-292) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 11:41:45 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿” (-296) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 11:57:20 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[今日は新月。 月の巡りの中で、人狼である彼が唯一、人間としての食欲のみを感じられる日。 明日になれば僅かに月は満ち、それとともにまた感じ始めることになる。人狼としての食欲を。 どういうわけなのだろう。 親しい人ほど、大切な人ほど食べたくなる。 身近にいる人であればあるほど。仲間や友達なら尚更に。 だから彼女へも、思い入れを抱けば抱くほど……大切だ、護りたいと思えば思うほどに抱き始めるのではないか──“食べたい”という衝動を]** (-297) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 11:57:50 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 人間型してる時なら食えるとか 同族食いタブー感によって食えないだけで倫理観壊せば食っていいとか? 後者派ではあった (-299) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 12:04:33 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 他ペアはそこまで真剣に読んではいないんだが ざっと流し読みする範囲では武藤黒崎ペアがときめくんです 本当の性別がバレてない男装女子ってだけで好きだからさ…… そこに彼氏と時間軸ズレてるとか そういうの最高じゃん? (-304) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 12:46:24 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 椿さんにレスが早いことを前提とされたメモ書かれてるのじわるな……w お気遣いありがとう 簡易メモ書いとくか (-315) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 15:19:18 |
【独】 一匹狼 “楓”/* ほうれん草って菠薐草って書くんだ…… かしこくなった 緑山夫婦も楽しそうだねえ。 直近の黒崎ちゃんがとても可愛くて余は満足じゃ (-317) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 15:25:13 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[椿の場合、人喰いの衝動への月齢の影響は軽い。新月で弱く、満月で強まる傾向はあれど、必ず起こるとは限らない。その代わりに予測ができず、何ヶ月も落ち着いていた後に突然衝動が復活することもある。片割れが生きていた頃には夜を必ず二人で過ごしていたのだが、ほんの少しの隙をついて抜け出して血塗れで帰ってくることが何度もあった。 衝動と同時に、彼女の持つ負の性質も強く表れる。 穏やかに見えていても、人の負の側面を引き受けた彼女の内側には怨嗟や、嫉妬や、憎悪といったようなものが渦巻いていて、それらを抑えることができなくなってしまうのだ。だから、彼女の“食事”は凄惨なものになりがちで、時には“食欲”がなくても破滅的な願望に身を浸すこともある。 できればこのまま、淑やかにいられればいい。 しかし、湖のそばで目覚めた時からずっと、どことなく胸騒ぎも感じている。 いっそこのまま月が満ちなければいいのに。そう、願わずにはいられなかった。]** (-321) nemunemusan 2023/03/03(Fri) 16:45:22 |
【人】 一匹狼 “楓”[食器を洗い終える頃、彼女は戻ってきていただろうか。 戻っていたならその後どうするかは彼女次第になるかもしれない。 もし戻らなかったなら、彼はコテージ内探索がてらに彼女の姿を探すだろう]** (361) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 17:10:30 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 武藤黒崎組めちゃめちゃ活発ですごいな。 楽しんでくれてるようで建てた甲斐があります wiki作った直後に参加COしてくれたもんな…… 早いよ。(ありがとうね) (-339) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 19:33:21 |
【独】 一匹狼 “楓”/* フフッ 武藤くんかわいい 性別発覚イベントっていいよね 表でやってもらってよかったんですか……?(嬉々として読みながら) (-342) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 20:20:25 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 開始設定するときが一番ハラハラするんだよね…… 大丈夫だよねこれで……? 村設定合ってるよな…… 寝て起きたらもう一度確認するか…… (-366) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 22:12:59 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼の入浴はいつも烏の行水。 今夜もそうするつもりだったけれど、用を済ませて出ようとしたとき、湯気で曇った鏡に目が留まった。 濡れた手で拭ってみると、映り込む姿は当然のように水滴で歪んでいる。 鏡の中の自分の輪郭を、震える指先で静かになぞった] (390) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 22:51:07 |
【人】 一匹狼 “楓”[バスルームから出てみると、彼女の姿は無かった。 それを気には留めずにキッチンで水をグラス一杯飲み干して、再び螺旋階段に向かう。 2階ホールに出てみると、ソファに沈む彼女の姿があった。>>389 よく見ると眠りに落ちかけているようで] 椿、寝るならベッドにしとけよ。 [起こすつもりで、少しだけ声を張った。 彼女にとっては聞き慣れた声音であろう。大勢相手に重要なことを話そうとすれば、どうしてもそういう声になる。 彼女に声をかけた後、彼はまっすぐにベッドに向かった。 >>121自分の荷物が脇に置いてある、一番出入り口から遠いベッドだ] (391) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 22:51:30 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 寝ぼけて下書きのままのロールを投げ込み陳謝のメモを貼る夢を見たわ。 この村のログは大丈夫だな……。 こわかった。 まあ夢の中で村に参加してたキャラ、こいつじゃなかったけど…… (-377) Siro_neri 2023/03/03(Fri) 23:26:14 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”『御心のままに——』 [それは本当にかすかな囁きだった。 聞こえるかどうかも定かではないほどの。]** (-382) nemunemusan 2023/03/03(Fri) 23:50:30 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[ベッドまで移動した後のこと。 彼女のかすかな囁きを彼は聞き届けた。 といっても言葉の細部はわからず、わかったのは“彼女が囁いた”という事実だけだが。人狼同士にしか交わせぬ声を、彼女が発した] ……っ……つば、き……。 [誰に呼びかけるでもなく独り呟く。 楓の脳裏に甦るのは、彼女が人間でないことを認めるような言葉だ。>>227 (それは確かに人間じゃねェよ……) 呟いたつもりの言葉は、喉から出ることも囁きとなることもなかった。仮に声になっていたとして、聞き取れるかも怪しい音量だったろうけれど] (-398) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 8:26:09 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼女が“人狼”なのはいったいいつからなのだろう。 以前彼女と共に過ごした日々で、別れ際に友と交わした囁き声は彼女にも聞こえていたのかどうか。 ついさっきの囁きは、自分に届くと思って発されたものなのか、ただ寝ぼけただけなのか。 ぐるぐると頭の中を巡る考えがあるのを感じながら、楓は立ち上がり、彼女の元へと向かった。 彼女はすっかり眠りに落ちているように見え>>396、あの囁きに意図があるものとは思えなかった。そのことが少しだけ彼を安堵させる] 椿、そんなとこで寝てたら冷えるぞ。 [声をかけた後、少し迷った末に、彼女を抱き上げようと試みることにした。 もしその前に彼女が目覚めるなら伸ばした手を引っ込めるし、起きる気配がないなら彼女の肩と膝の下に腕を差し入れて抱き上げるだろう。 彼女が目覚めるにしろ抱き上げるにしろ、案内先は出入口から一番近いベッドだ。3つあるベッドの中央を挟んで端と端>>391。部屋から逃げ出しやすい場所]** (-400) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 8:26:42 |
【独】 一匹狼 “楓”/* 48h更新 楽観×1(処刑無し) レーティング合ってる 4日22時開始 今日は4日 職も合ってる 大丈夫…… (改めて箱で確認してた) (-401) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 8:33:41 |
【人】 一匹狼 “楓”[眠りに落ちかけていた彼女をベッドへ運んだ後、中央のひとつを開けて端のベッドに潜り込んでから、彼はずっと微睡みの内にあった。 夢を見続けていたのだ。ごく浅い眠りの中で。 あの日在り方を変えてからずっと続く悪夢を。>>2 もっとも、正しくは“悪夢”ではないのだろう。 いつかは必ず現実になると確信の持てることだから。 必死に先送りにしているに過ぎない。 そういう意味では予知夢にも近いものだ。 そんな状態だったから、彼女が目を覚まし部屋から抜け出る気配とほんの僅かな物音で、彼の意識は自然と現実に戻った。>>426 眠りに落ちていたなら絶対に気付かないような小さな音だったけれど。 まだ朝と呼ぶには少し早い時間。 だからといって呼び止めるようなことはない。 背を向けたまま彼女の気配が遠退いていくのを感じ続け、どこにいるか見当がつかなくなってから、やっと小さく息を吐いた。 室内に人の気配が無くなった今、ようやく落ち着いて眠れるだろう。ごく僅かな時間であったとしても]* (431) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 11:18:59 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[月は刻一刻と姿を変えていく。 新月と呼べる期間は終わる間際。 朝、彼が改めて目覚めるとき、気付くことになるだろう。 唯一“人間”らしく過ごせる一日が終わってしまったことに]** (-414) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 11:19:14 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[顔を洗って、髪を梳く。 ふと鏡の中の女と目が合って、誰だろう、と考える。 自分の顔には馴染みがない。それが自分の姿だとはわかっていても、実感はない。一人でいる時には、ただ座って目に映るものをぼんやりと眺めている時間が長い。あるいは、旧い記憶を反芻することもある。そんな時には、自分に実体があるかどうかも怪しく思え、辺りの空気に溶けているのではないかとすら感じる。むしろ、彼女を見る誰かの目のある夢の中のほうが生きている実感を得られるくらいだった。 一人であったなら、あの湖のほとりでずっと座っていただろう。 今自分をこの場に存在させているのは楓なのだと、椿は思う。 『御心のままに』 これが夢であれ、現実であれ、椿にとっては大差はない。 だから、楓にとって、よき現実《ゆめ》であればいいと、そう願う。] (-425) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 13:34:09 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[窓から差し込む朝日に誘われて目覚める寸前、 最後に見ていたのは、 この世の誰より食べたかった人の夢。] (-435) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 14:47:49 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[意識が浮上するにつれ、つきまとってくる飢餓感。 人間として過ごせる日は終わり、人狼としての日々が戻る。 月の満ち欠けとともに繰り返し続けるサイクルの始まり。 次の満月にはもうもたないだろう。 何もかも忘れて見境なく人を喰らうに違いない。 そう思うぐらい、感じる飢餓は強かった。 昨日が新月だったとは信じがたいほどに。 だが、違和感もあった。 普段の旅なら、もう少し余裕があるはずなのだ。すんなり獲物が見つけられなくても大丈夫なように。 まるで1ヶ月遅れで旅立ったような……そんなありえない出来事が起きたような違和感だった] (-436) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 14:48:11 |
【人】 一匹狼 “楓”[階下に降りてまず顔を洗い、ふと、鏡を眺めた。 鏡の中にいる自分は、昨日と変わりなく見える。 変わったとするなら、それは── 指を伸ばして静かにその輪郭をなぞり、すぐに掌で痕跡を拭い消した。] (444) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 14:48:43 |
【独】 一匹狼 “楓”/* そういや楓自身は剣と魔法の世界で暮らしてるわけだが 冷蔵庫あるん?って思ったときに 魔力が原動力の冷蔵庫ならあるのかもしれん……と思った 電力もまあ なくはないのかも スチパンみたいな……? 電池の話も通じるしな 電池、地元では使ってないけど(宝石に魔力詰めたやつ使う) (-445) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 15:40:32 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓”[月の影響だろうか、と、うっすら考える。 椿には特に変化はない。椿の場合衝動は急に表れて、引いていく。 茶を淹れると言って片割れの元を離れ、そのまま狩りに出た日もあった。 行かせまいと抑える片割れを延々と詰り続けた日もあった。 思い出したくもない、過去のこと。]** (-447) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 15:49:04 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[やがてヨーグルトに手を伸ばし、ジャムを混ぜ込んで全体が薄赤く染まる頃>>442。彼はふと口を開く] なあ、椿……。あのとき。 ……前にオレたちが会って、その別れ際に…… オレが他の相手と話してたとき。 ……どこまで聴いてた? [彼とあの気高き友とは>>60、しばらくの間語り合っていたが……その半分ぐらいは人狼同士の囁きによるもの。 あの場で他に誰かが聞き耳を立てていようなど、想像もしていないことだった。 なので聞いておきたかったのだ。 彼女がいつから囁きを操れたのかも知らないから。 そうして彼女をじっと見つめて答えを待つ間、彼が考えていたことといえば── “人狼同士でも美味そうには見える”という現実だった。 彼女はどうなのだろう。彼女の場合、食欲に月齢は影響するのだろうか。 それも尋ねてみたいことのひとつだったのだけれど、すぐに口に出す気は無かった]** (-455) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 16:26:06 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” ああ…… [あの場の話は、だいたい聞こえていたと思う。 実際の声よりも、狼の声はよく聞こえるのだ。 茶をひと口飲んでカップを口元に当てたまま、記憶をたぐる。] あの方はヒトのままでいると。 対して、貴方は—— [少しためらい、言葉を濁す。] (-459) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 16:57:34 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” 貴方に会いたい、と思ったのは。 [カップをテーブルに置いて、膝の上で両手を握りしめる。 どこから話したものだろう。] あの人は、少し前に死にました。 できればヒトとして生きてほしいと、そう言い残して。 [自分の手が冷たい。 喉を掻きむしりたくなるような衝動が生まれたが、椿はそれを無視した。] その言葉に従おうと思いました。 でも、やっぱり、できませんでした。 これ以上生きていていい理由も見つからなかったけれど、 あの人の願いに背くこともしたくはなくて。 それで、同じようなひとに会いたくなったの。 (-460) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 17:47:30 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” 寂しかったのね、たぶん。 [小さくため息をひとつ。 我ながらおかしなことだと椿は思う。 生まれたその瞬間から、この世にいてはいけないものであったというのに。 わかっているのなら、自ら絶てばよいものを。 そんな簡単なことができないまま、椿はここにいる。]** (-461) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 17:47:54 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[問いに明確な答えこそ無かったが── 知っているのだ。一部始終を。 彼がそう判断するに、彼女の答えは充分なものだった。 少し前に死んだという『あの人』とは、彼女と共に在るように思えていた人のことだろうか、とひとまず推測しておくことにして] ……ヒトでないものが生きようとして、何が悪い。 [彼女が言う“生きていていい理由”は、彼女が人狼と知った楓にとっては、自分自身が生きていい理由にも等しく思われた] (-467) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 18:28:18 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”ヒトでなければ生きてはならないのだったら、 ヒトでなくなったら生きる権利を失うのなら。 ……オレがあのとき生きようとしたことが、 間違いになってしまう。 そうは思いたくねーんだよ……。 [彼は6年前──より正確には6年半ぐらい前、人狼に襲われた。 そのときに必死の抵抗の末、負傷と引き換えに手製の銃で人狼の命を絶ち、一命を取り留めた。 が、傷を負ったのは体だけではなかった。 呪いによって魂に負った傷に在り方を変えられ、彼もまた人狼となった。地獄と呼ぶのが相応しいほどの悪夢を道連れに。 そしてその日以来、人間の道を捨てながらも人間のふりをし続けて生きている] (-468) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 18:28:37 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[『寂しかった』と言う彼女に、 何をしてやる気も今は起きなかった。]** (-469) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 18:29:01 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” ——そうね そうかもしれません。 [曖昧な肯定を返して、椿は楓から目を逸らす。 シンプルな答え。 それはたぶん、正しい。] (-472) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 18:59:40 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” 貴方は。 狼に、「成った」のでしょう? [椿は再びカップに手を伸ばし、すっかり冷めきった茶を啜る。] ヒトの世界から離れようとは、思わなかったのですか。 ヒトの世界に在って、ヒトではないモノとして生きるのは、容易ではありません。 [離れてさえうまくいかなかった椿には、楓の行動は理解し難いものだった。 椿にしてみれば、楓ほどの強靭な精神をもって狼として生きながらヒトの世界で暮らすというのは、あるいは既にヒトの世界を見限っていているのだろうか、そんなことすら思う。 しかしそれでは昨日、仲間に生きていてほしいと言った楓と、今の楓が繋がらない。狼は、その仲間を喰らうものであるはずなのに。]** (-475) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 20:13:06 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[茶を飲む彼女を視界に収めながらも、楓はヨーグルトを口に運ぼうとはしなかった。 狼に成った。 それは事実で、そのことを受け入れてもいる。 けれど] オレは……一緒にいたい。仲間と、友達と。 それまで通りに暮らしていたい。 離れてまで生きる意味が無い…… [彼女に向けて語る言葉は彼の本心。 望めば新しい暮らしを手にすることだってできたのかもしれない。人の世から離れながら命を繫ぐという道があったのかもしれない。 けれど彼は浮かんだ選択の数々を天秤にかけて、現状維持を選んだ] (-479) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 20:39:54 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”……だから。 オレの手で殺さないために、食べるんだ…… オレの暮らしとは無関係な奴らを。 飢えてさえいなければ殺さずに済む。 同じ暮らしを、続けていける…… ……他に考えつかなかったんだ。 [それが、初めての悪夢から覚めた日に──人狼となったことに気付いたその日にした選択。 そして、その日から今まで繰り返し重ね続けている罪]** (-481) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 20:40:20 |
【独】 一匹狼 “楓”/* あーでも この後になんか選択しなきゃいけないしな多分 時間は別に……余ってもいいからな…… 足りないよりは うん (-482) Siro_neri 2023/03/04(Sat) 20:42:31 |
【秘】 片連理 “椿” → 一匹狼 “楓” ……同じ、暮らしを [俯いていた椿は思わず顔を上げ、楓を見つめた。] そう、貴方は、そうなのね。 [唇を噛む。それがいかに過酷な日々であったか、椿には少しわかる気がした。 椿にはそうしてまで維持したい暮らしはなかった。そもそも、元より椿はヒトの世界に出ることはなかった。だからできるだけ関わらなくて済むように、片割れが生きていた頃も、いなくなってからも、人里離れた地で隠遁の暮らしを送っていた。それでも、誰かを喰うたびに片割れが悲しい顔をすることが悲しかったし、頭の中にあるヒトの像に自分が合致しないことで世界にまで見捨てられたように思われて、それが絶望を誘った。 楓はそれを一人で、真正面から見据えながらそれでもヒトの世界で生きてきたというのか。] ……どんなにか、 [苦しかったのでしょう。 彼のこれまでを軽んじるような気がして、その言葉は喉を越えられない。]** (-488) nemunemusan 2023/03/04(Sat) 21:44:34 |
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