人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【人】 不覊奔放 ナフ

>>27 ルヴァ
「折角こンなに人がいるなら、俺は人と遊ぶ方がいいわ」

あれだけ言ったくせにピッチングマシーン申請は拒否した。なんてやつだ。

「脳筋て初めて言われた。バカは慣れてッけど」

どこかあっけらかんと。どこ吹く風、あんまり気にもしていない。どこかぼーっとしてたっぽい昨日一昨日に比べて、なんか元気だなーくらいには思ってる。

「べッつに……あ、隠されちまッた。俺ァ、そーいうの詳しくねーからわかんねーけどさァ」

隠されれば、今度は視線はあなたに向くだけ。
そして、スッと人差し指を、隠されて尚ピンコロ鳴って存在感示しているあーちゃんの方へさして。

「それ、つまんなそうとか、元気ねーとか、あんの?」
(28) 2021/10/02(Sat) 2:00:16

【人】 不覊奔放 ナフ

>>29 ルヴァ
「ある。……や、ピッチングマシーンに高性能AI入ってたら分からんけど」

あなたと話している間はあなたの方を向きがち。あなたの方を向いていないときは、そっちに意識を向けがち。
一言話しては、バッティングを見、あなたに向き直る。繰り返し。

「……あ、それ自分はインテリですッつってる?したらァ、俺から見たらお前はモヤシ」

そういう部分は気付くのだ。トゲやらマウントやら、そういうものは向けられ慣れているので。
かといって言葉に悪意が籠るではなく、会話の一環として返した。

そして、質問への答えが返ってくる間。
今度は目を離しすらしなかった。じ、と柘榴色の目が睨みつけてくるあなたの目を見返して。

「ふゥん」

そっぽを向かれたので、声に集中した。だから聞き取れはしたが、理解には時間を要し。とりあえず出たのは気のない返事。

「元気になりゃいーね」

これも気がなく聞こえるかも知れないが、決して適当な投げやりな言葉ではない。嘘も特には、ない。
(30) 2021/10/02(Sat) 4:49:14

【人】 不覊奔放 ナフ

>>31 ルヴァ
「あー……?」

AIの話になると途端に興味を持ったあなたに、少しだけ目を瞬かせた。AIのデザインに興味を持ったこともない、そういう分野に詳しいわけでもない男だ。電脳犯罪者のくせに。

「……多分なァ、ここにノコノコAI入りを持ち込んだらよ、シュージンのオモチャ」

多分動物たちより弄り回されるだろう、言葉が通じて命がない分。意思があり気概を加えれば懲罰があったとしても。

「平和主義ィ……?勝利ィ……?悪ィ、お前と俺とで多分認識すげー違う、平和主義ならこんなとこいねーし勝ってたらこんなとこいねーしつかお前多分俺よりシュージン先輩じゃね?なァ?インテリモヤシセンパイ?」

煽ってるわけではない。素。
返ってきたボールをキャッチして投げ返しているだけ。球場の端っこで勝手に言葉のキャッチボールしてます。

「…………平均て、そんな感じなン?」

これも煽りではない。ただ純粋に疑問。あなたの時代がとか国がとかではなく、そもそも平均自体を知らないような言葉だ。

「……お前、機械とかが好き?」

さっきのAIの話といい、そのアンドロイド人形といい。
なんとなくふわっと繋がったような繋がっていないような認識を、確認するように声に出した。
(32) 2021/10/02(Sat) 6:00:38

【人】 不覊奔放 ナフ

>>32
/* 気概→危害の誤字をしていたわ。脳内で修正しておいてちょうだい……
(33) 2021/10/02(Sat) 6:10:54
「……」

罪人に『それ』を見せる影響についてを暫し考えた。
しかし、……変わりはしない、だろう。見たことがあるのなら。この無礼講の場では、調べることもできるのだから……

「むしろ。見て、自分の苦しみを待たせるのも、一興」

頷いた。

「死体を前にした私独りの舞台であるが、観客が居ないというのも世界の損失だ。良かろう。席に着くことを、許す」

「月光のように遍くトム様の厚意に感謝致します」

恭しく頭を垂れる。

「オリオンはしかと拝見させていただきます」

「観劇の許可をお与えくださる慈悲深さに感謝を。
 トムが行い、オリオンも行くのであれば、サファーも当然席につく」

今回この狼が手を下さないとしても今後もそうであるとは限らないため。この監獄に長く滞在するのであればいつかまた巡り回ってくることもあるだろうと思っているから、そのいつかに備えようという心積もり。

/*自分のコードネームで誤字する人間がいるらしいですわ。セファーですわ。

【人】 不覊奔放 ナフ

>>34 ルヴァ
「そうだけどォ、俺が手にかけたン、ヒトだけだからなァ。あ、でも暴動の時AIもぶっ壊しちまッたか……。多分似てはねーよ、お前のしたこと分かんねーけど。
あッやっぱダメじゃんダメそな顔してるわ」

何かしでかしそうな気配満々の顔を見て確信。冗談なのも分かったので、遠慮なくダメそう判定。

「あー、達成値。達成値の話なら分かった。お前はやり切ったンだなァ。でも勝利はしてねェ、と。
……デッケェ罪ッてェ、国家内乱罪とかいうヤツ?俺の騒乱罪のもーちょいヤベェヤツよな」

被せてきた、という発言で、恐らく本人はそのつもりはないのだろうと推測した。シラを切っているというよりは。
そして、嫉妬云々はともかく、自分よりヤベェ罪であるから先輩なのだなという納得はした。

「ふゥん。フツーはこれくらいなんだな。俺ができることはフツー生身じゃできねーくらいの知識はあったんだが」

素直に学習した。ちょい下、の発言も引っくるめて、普通大体これくらいを学んだ。やったね。

「愛なァ、なァるほど。……あ?なんだよ引っ込められッと気になる」

ずい、と寄っていった。罪を知らないことでなんでもないと引っ込められる言葉があるのなら、罪ごと知りたい。
教えろ、と言わんばかりに、止めなければずいずいと超至近距離まで近付いていく。
(47) 2021/10/02(Sat) 14:02:50

【人】 不覊奔放 ナフ

>>35 ミズガネ
「スポーツの際の事故や怪我は珍しいモンじゃねーッて」

そういう次元の話じゃない。多分。

「あ、残念。おつかれェ」

スパーンと通り過ぎていく球を見た。尚、お疲れ様の概念はちゃんとある。
(48) 2021/10/02(Sat) 14:26:00

【人】 不覊奔放 ナフ

再びマウンドからピッチャーが降りたあたりで、その場に居続ける必要もなさそうに思った。
球場を出て、ロビーへ、の途中でもう一つのバトルルームをちらっと覗き。

既になんらか戦闘を終わらせたらしい二人と、看護に回るチャンドラの姿を見る。特に声をかけることもなく、ただじっと見ている。だけ。
(52) 2021/10/02(Sat) 14:52:56

【人】 不覊奔放 ナフ

>>54 アマノ
手を振られたことに対して、瞬きを数回。の後、軽やかに小走りで室内、あなたたちの近くへ寄ってきた。

「なンかしてたンかなッてェ、見てた。俺もなンかしてェ」

血の匂いにスンスン鼻を動かして。
隣の球場で遊んだ帰りのようには見えぬくらい、元気いっぱいだ。
(55) 2021/10/02(Sat) 15:25:05

【人】 不覊奔放 ナフ

>>58 アマノ
「いーな、血の匂いする」

普段から囚人にも、隙あらば看守にだってちょっかいをかけていく男だ。それはあなたも身をもって知っているはず。血の匂いに惹かれている様子もきっと不思議では無いだろう。

「行きたいとこォ………、そン中なら、草原。裸足で走れるよーな、草が生い茂るとこ」


>>60 ダビー
視線に気付く。視線には敏感だ、それがぼんやりだとしても。そして、無礼講前にしたようにじーっと上から下までを眺め見るのだ。

具体的には、治療されていくあなたの怪我の程度や具合を見ているような。
(61) 2021/10/02(Sat) 15:57:26

【人】 不覊奔放 ナフ

>>65 ダビー
わからない。目に見えてその部位に対する刺激を辛そうにしている、などがなければ気付くことはない。だから、ほぼ外傷なくアマノと渡り合った、という認識が出来た。

「俺もアンタとやりたい」

問われれば要件はすっぱりと。
あなたが感じたものは、ほとんど間違いなく的中している。
(66) 2021/10/02(Sat) 16:19:22

【人】 不覊奔放 ナフ

風景が草原に変わる。吹き抜ける風すら感じるほど、……いや本当にそよ風程度は吹き抜けているのかもしれない。

それがどの程度現実に近いのかを知らない男にとっては、これが現実で間違いない。
みっともないからと名前も覚えていないとある看守に履かされていた申し訳程度の靴を、踵を踏むようにして脱ぎ捨てた。

ギャラリーが増えようが、この男は気にしない。


>>71 ダビー
あなたを、頭から爪先までもう一度眺めて。
たたた、と軽やかに肉薄した。避けなければ、超至近距離まで顔を寄せて。

「アンタの足に、力入るようになったら、始める」

周囲には聞こえづらいくらいの声量で告げた。
(81) 2021/10/02(Sat) 18:57:01

【人】 不覊奔放 ナフ

「あ、ひとつでも鏡残ってたらちょっと避けといて」

これは慈悲なき言葉。
実際草原に鏡あったらおかしいと思うのだ。
(85) 2021/10/02(Sat) 19:07:47

【人】 不覊奔放 ナフ

「俺ァ、ファントム・オブ・ジ・オペラを気取る必要ねーからなァ。どっかの役者サマみてェに」

撤去されゆく鏡を確認して、うん、と頷く。満足げ。


>>95 ダビー
無表情から読み取れるものは、この男には何もない。柘榴色の双眸がじーっと見つめ、鳴らされる足を見、また顔に戻る。

「わーッた」

それ以上は聞かぬ。いいと言うならいいのだろう。
下がるのを見て一応距離をとった。軽やかに、未だ無防備のまま背中を晒しながら。

「ン?なに?いーよ何しても。何されても」

くるりと向き直りながら答えた。
男は武器の一つも申請することなく、ただ両手両足を動かしてみている。
(104) 2021/10/02(Sat) 21:28:10
「見えてる奴あいつじゃなかろうな」

緊張してきたな……
観客席の方向がわからない舞台、めっちゃやりにくいとは思っているんだけど……

「私、名乗りもなしにファントムとか呼ばれるほど地顔は醜くないしメンタルが陰キャ童貞野郎のつもりないんだけど……声が天使なのかな……」

照れるな……流石に天使は照れる……
トラヴィスは自らの頬を押さえて呟いた。照れてなさそう……

ナフは、その場でいくらか跳ね飛んでいる。準備運動。
(a17) 2021/10/02(Sat) 21:42:10

「オリオンも思いました」

思いました。

「……ですが、美醜や内側はともかく立ち振る舞いが挙げられた人物のように例えられるのもまた事実なのだと思います。
ひとまず様子を見てみましょう。

天使かどうかはわかりませんが、トム様の声はよく聞こえて良いとオリオンは思います」

「正直な話。
セファーもぶっちゃけ一瞬そう思った


ぶっちゃけちゃった。めずらしいね。

「(声が天使かどうかも含めて)なんとも言えないが、オリオンの言う通り様子を見てもいい。その上で気になるようなら指示を求めてもいいとセファーは思う」

「……仮面一つで辿り着くモチーフの一つといえばそうなんだけどもね……」

私仮面めっちゃ持ってるし……聞かなくても辿り着けると言えばまあわりとそうではあるんだけども……とか呟いている。

「偽名変えようかな……エリックとかに……」

よけいバレると思うし、変えると複雑になりそうなので今のままで行きます。

【人】 不覊奔放 ナフ

>>108 ダビー
始めよう、と聞こえた。常に話している人から目を離さないような男ではあるが、このときこの瞬間から、より一層あなたの全身へ意識を向け始めた。
銃を取る様、取った瞬間にこちらへ向けても銃口がしっかりと足を向いているのは流石といえよう。

狙いをずらすように左右、ジグザグを描くように駆けてあなたに接近する。銃弾の形までは見えることはないが、明確に『避けているだろうな』と思える動きだろう。

あなたへ届くまで3mほどの距離で、男の体勢はガクンと落ちるように下方へ。左手を草の生い茂る地面へつき、四つ足の獣が迫るように全身のバネを使ってあなたの足元へ入り込もうと。
もしそれが叶うのなら、次の行動はそこから右手をあなたの顎に向けて、跳ね飛ぶように立ち上がることだ。
(110) 2021/10/02(Sat) 22:46:29
ナフは、ヴィオラの調は意識の遥か彼方、ずっと遠く。聞こえているのか、いないのか。
(a22) 2021/10/03(Sun) 1:03:51

「我々がこうしてのんびりと拷問器具説明会をしている間にも、どこかで何かが起きている……というのは面白いものだね」

拷問器具説明会を行っている。
実践はもうすぐ、脱走犯の肉体をもって行われる。

説明、実践、解説。

この順序は非常に効率の良い学びをもたらすのだ。
教師としても優雅に。トラヴィスはどちらかといえば完璧主義に同意をするタイプだ。即興曲の織りなす美しさを知るものとして、完璧主義そのものになることはできないが。

「質問や、使ってみたいものの希望はあるかい?なに、流石にこれで貴様らの罪を加算したりはしない。役割に忠実であることは変わりがないのだからね」

「セファーは拷問器具の多くを知らない。
 が、拷問と言うくらいだからすぐに楽にさせる手法はないのだろうことは分かる」

この狼もあえてどちらかを選ぶのであれば完璧主義を掲げる側の人間だ。だからこそこうして学びの場に訪れ、トムに師事しようという心積もりらしい。

「トム、質問がある。セファーのような拷問初心者でも行いやすい拷問には何がある? 最終的に殺害に至らしめるのならばやはり出血を伴うものがいいのか?」

「いい質問だ。血液は……直に死を思わせるという点で効果は高い。だが、それ故に『終わり』への時間を目で確認できるという点が問題となる。当然、拷問は、長く終わらないものである方が絶望的だね?出血を伴うならば、出血していることだけを見せ、その量を見せないのが望ましい」

机に並べたのは、先に説明した視界を妨げるための器具たちだ。

「故に、血を流す場合は共にこれらを使う。飴も鞭も、無限だと錯覚させてこそだ。そういった点さえ抑えておけば、コルク抜き一つでヒトは簡単に屈服し得るものだよ」

道具の質や種類ではなく、実行する過程に拷問の肝があるのだと語る男は、それを嫌悪するでも好むでもなく淡々と説明を続けた。

「セファーのような背景があるのなら理解は容易かろう。時計の一つですら、情報を奪われることは苦痛だろう?」

【人】 不覊奔放 ナフ

>>124 ダビー
低い位置からではあなたの動きは見辛い。
アッパーカットを放ってガードした腕に触れて、漸くガードされたことを知る。
ガラスの割れる音。近くを通っていく風切り音。それらを聞いても、柘榴色はずーっとあなたを見ている。

「あーーーッ、は、ァ、!」

咆哮のような笑い声ひとつ。
手応えは軽い。男は速さも動体視力も跳躍力もあるが、純粋なパワーはさほどではない。だから、掠った程度じゃ腕が少しジンと痛みで痺れるくらいだろう。

後退する速度はどうだ。今この手が当たった距離ならまだ間に合うだろうか。
アッパーの着地から地を踏みしめるまで一拍、その次の瞬間には、左足を軸にした回し蹴りがあなたの胴を狙う。
鋭い蹴りだ。ただ、隙は大きい。胴は止まっているし、軸足は一本しかない。
(125) 2021/10/03(Sun) 3:54:39

【人】 不覊奔放 ナフ

>>127 ダビー
何を言われたのか、分からなかった。
あなたの行動はちゃんと視界に入れている。燃えるような柘榴色が常にあなたを追っている。

けれど、自分の脳内に想定としてないものは、ない。
思い至りもしない。
例えば、その特殊な能力のことだとか。

自分の足とあなたの胴の間。肉と骨の感触とはまた違う、ぱきりと砕ける想定外のなにか。
それがなんなのかは、それが割れてぶちまけられた中身の匂いで瞬時に判断した。

だが、それだけだ。 [▽]
(128) 2021/10/03(Sun) 5:08:26

【人】 不覊奔放 ナフ

>>127 ダビー
血の杭が飛び出す瞬間、熱よりも何よりもまずそれを『見た』。その向く先を見て、どれを避けられるかを考える。
大事なのは致命傷を受けないことだ。ならば守る先は大きな部分。

あなたの胴を蹴り抜いた足を胴に引き戻し、身体を丸めるようにして腹と胸を、そのまま腕2本で頭を守る。その代わり、杭は腕を貫くものも足を抉るものもあっただろう。
すぐにそれが消えるのなら、傷口は塞いだままにはならない。ぼたた、と片足立ちの身体から血が滴り落ちた。

「………ッ、は、ァ゛ーーー……」

痛みに呻く声、に。
熱と歓喜が籠る。


軸ではない方、曲げた方の足を思い切り、正面のあなたの腹のど真ん中にブチ当てようと伸ばす。
分かるだろうか、この足の細い血管の切れる音が。増える出血量が。濃くなる血の匂いが。

痛みは感じている。それを度外視しているだけで。
これ以降動けなくなるかもなどとも今は全く考えていないだけで。

相手を倒したい?
否、男はそんなことは考えていない。
あなたと、ただ、
目一杯遊びたい
だけだ!
(129) 2021/10/03(Sun) 5:19:43

【人】 不覊奔放 ナフ

>>130 ダビー
身体がなんだというのだ?
命がなんだというのだ?
狭い箱庭に閉じ込められて碌に動けもしない日々を思えば、そんなものは投げ捨てたって構わない。
何よりも退屈が嫌で、何よりも身体を動かすことが好きで。
それをずーっと封じ込められていたから、ここに来たのだ。


「あ゛ーー、すッげェイイ、」

足が腹にめり込む感覚。嘔吐くあなたの声に紛れ込ませるように吐いた言葉。
そんなことをしているから、足はそのまま抱え込まれる。それだけでも、ぼろぼろになったそれは激しく燃えるような痛みを訴える。
何も平然としているわけではない。その度に息は詰まり、変な汗は額に滲み出している。

それを、悦が全て塗り潰しているだけで。

振り払うだけの余力はなく、鈍器と化した銃は的確に、男の右膝を打ち砕いただろう。

「ッが、ァ、……ッあぁ、!」

罪人は、獣は、悪は、……悪魔は。
まだ動ける。引き絞るような絶叫を上げても。

なりふり構わず、あなたの肩に手を伸ばし、叶えば掴み、頭を振りかぶる。
頭突きなんていう、野蛮で芸のない方法であなたを更に追い詰めようとする。
(131) 2021/10/03(Sun) 6:16:55

【人】 不覊奔放 ナフ

>>133 ダビー
細めたあなたの翠に映るのは、きっと、眉を寄せ額に脂汗を掻きながらも、なんとも生き生きと楽しげに笑う男だっただろう。

頭突き、というものは。こちらだって無傷とはいかないもので。
ぐわん、と頭が揺れて、一瞬視界が明滅した。
いつもならそんなことはないのにな、と頭の片隅が告げ、血が足りないのだとどこかで自分の声が答える。
そんな、一瞬の夢のようなものを見るくらい。

血の匂いが増した。それがどっちのものかももう分からない。
素足を踏まれる鋭く質の違う痛みに咄嗟に身を引きかけ、更にすり潰されるような痛みを感じた。
左足は踏まれ、右足は砕けている。両腕はまだ数回くらいは使い物になりそうだが、それを使うには胸ぐらのこの手を離させなければ。

ーーー嗚呼。
何が来ても避けられないな。

「……あッは、」

それでも出たのは笑い声。それも、何処か満足げな、穏やかで小さな。

直後、血の針で穿たれることになるだろう。
もはや防ぐことも逃げることも出来ず、あなたの思いのまま。片手で足りる数のそれを、一つも残さずその身で受けるはずだ。
(134) 2021/10/03(Sun) 7:22:24