人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


エリカオネエ ヴィットーレに投票した。
黒眼鏡オネエ ヴィットーレに投票した。
フィオレオネエ ヴィットーレに投票した。
ニコロオネエ ヴィットーレに投票した。
アリーチェオネエ ヴィットーレに投票した。
テオドロオネエ ヴィットーレに投票した。
ルチアーノ拷問吏 ネロに投票した。
リヴィオオネエ ヴィットーレに投票した。
エルヴィーノオネエ ヴィットーレに投票した。
ネロオネエ ヴィットーレに投票した。
ヴィットーレオネエ ヴィットーレに投票した。
カンターミネオネエ ヴィットーレに投票した。
ダニエラオネエ ヴィットーレに投票した。
ヴィンセンツィオオネエ ヴィットーレに投票した。
ダヴィードオネエ ヴィットーレに投票した。
ペネロペオネエ ヴィットーレに投票した。
ニーノオネエ ヴィットーレに投票した。
ロメオオネエ ヴィットーレに投票した。
イレネオオネエ ヴィットーレに投票した。

ヴィットーレは村人の手により処刑された。

イレネオ! 今日がお前の命日だ!

ニーノ! いざや恩讐の碧落に絶えよ!

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
エリカが無残な姿で発見された。
黒眼鏡が無残な姿で発見された。
ニーノが無残な姿で発見された。
イレネオが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、フィオレ、ニコロ、アリーチェ、テオドロ、ルチアーノ、リヴィオ、エルヴィーノ、ネロ、カンターミネ、ダニエラ、ヴィンセンツィオ、ダヴィード、ペネロペ、ロメオの14名



天のお告げ(村建て人)

本日の処刑投票先:
テオドロ
(#0) 2023/09/17(Sun) 21:07:51


脳裏には、薄紅色のバスボム。
――目を伏せて。ただ。

ただ、…なんだろう。

【人】 路地の花 フィオレ

「ニーノ、アレ、ヴィー……何で?」


連絡を受けて、新たに捕まった人間の名を聞いて。
震える声で、蚊の鳴くような声が呟く。

アジトへ向かっていた足を、止めたかと思うと。
全く別の方向へ駆け出した。

#街中
(0) 2023/09/17(Sun) 21:43:03
"渡し忘れ"た一通を受け取った時、予感を感じた。
あれを嫌な予感とでもいうのか、
端末を片手にさてどうするべきか……。

話通りであれば名の上がった二人のどちらか、
それを決めるために動かなくてはならない。

想定内と言えばそうだが、
落ち合う場所を考える必要性に
少し乱暴な手付きで端末を机上へ。

/*
本当にふたりになってしまいましたわね…

対象を決める必要が出てきますが
予定通りカンターミネさんでよろしいでしょうか?
もしくはもう一人のルチアーノさんですが
もしも他に希望があれば遠慮なくお伺い出来ればと

あと落ち合う場所は何も考えていませんが
先にPL同士で運営ちゃん報告のために
襲撃先のみ決めておくのはいかがでしょう?
RPはいくらでも後付け出来ますため…

以上N.N.PLよりの相談でした。

【人】 渡りに船 ロメオ

「…………は」
「いや、…………。」

伝達された情報は一介のソルジャーにも届く。
文面で簡単に告げられた文字列に、
自分の耳も相手の正気も疑ったのは無理もないと思いたい。

「い、や。だってあいつ、別に」
「悪くなくない?絶対おかしいだろ」

視線の先には自分よりも年下の、あの子の名前がある。
こんな馬鹿げた法の餌食になろうはずもないと思って、

「………………」

オレとつるんでたから?だとか。


「………あー」
「ボケが……」
(1) 2023/09/17(Sun) 22:09:37
フィオレは、しばらくの間、アジトに顔を出せなかった。連絡は通じたり通じなかったりするだろう。
(a0) 2023/09/17(Sun) 22:16:38

道を往く。海沿いの道。
心地よい海風。でも、今は。

「……」

近付いてきたのは、自動車工場。
それを外から、軽く眺めた。

「………アレッサンドロさん」


人に聞かれてはいけないささやきは、海風に攫われて、溶けていく。

#Mazzetto

嫌な予感というものはえてして当たる。
“忘れ物”を受け取ったその後の出来事に
A.C.Aの一人でもある凶狼は考え込んでいた。

何があってももう戻れない。
重い腕を持ち上げて、端末を操作した。

/*
ご連絡ありがとうございます。
本当に二人きりになっちゃいました。

つきましては襲撃先のご相談ですが
予定通りカンターミネさんを先に、と思っています。

RPなどなどは別でやる形で大丈夫です。
黒眼鏡さんが暗殺者キルだとして
波魔キルが恐らくニーノさんなのが若干気になるところです。
波魔が樹木子にやられた可能性、魔女の呪詛死も微レ存ですが(

ちょっとその辺探り探りのRPかましていくかもです。
多分まだ我々は疑われてないでしょう…

【人】 月桂樹の下で ニコロ

朝礼が終わった後
珍しくデスクに向かって書類仕事をする姿があった。

苦手は苦手なのでしわくちゃ顔だけれど
空気も相まってか、割と真面目に取り組んでいるようだ。

#警察署
(2) 2023/09/17(Sun) 22:33:50
ルチアーノは、店を出る前にフィオナは、と呟いて。『無事か』とだけ連絡を入れた。
(a1) 2023/09/17(Sun) 23:15:33

ルチアーノは、/*フィオレですね。>>a1
(a2) 2023/09/17(Sun) 23:16:41

【人】 門を潜り ダヴィード

「はっ、は、……」

息を吸って、吐く。
それだけのことがどうしてこんなに苦しいのか。
端末に届けられた知らせを何度読んでも、意味が理解できなかった。
いや、理解はできた。納得が何もできなかった。
喉の奥から苦い味がして、いやな汗がどっと噴き出る。

「……なんで…………?」

息を吸っているのにずっと酸素が足りない。
アレ。俺の敬愛する人。これには何か理由があって、考えがあって、俺になんかは話せないことで。

そうじゃなかったら?


ちかちかと端末は繰り返し通知を発している。
警察にも逮捕者が出たようだ、と。
奇しくも知り合いと同じ名前だったそれをなぞろうとして、ぼたぼたと涙が零れ落ちた。

落ち着かないといけない。何もなかった顔をするのが一番だ。
結局、その日の昼過ぎまで男はアジトへ顔を出さなかった。
(3) 2023/09/17(Sun) 23:17:41
「………」

あなたの部屋の前まで来て、インターフォンを鳴らす。
仕事に出ているのだろうから、返事はきっとない。

「(そういえば、開ける時は連絡してくれって)」

言ってたっけ。

扉の横に座り込んで、メッセージを送った。

『今日、家に居させてほしいの』
『時間がある時、開けに来てくれる?』

フィオレは、ルチアーノに少しだけ間を空けて。『だいじょうぶ』とだけ、返事を送った。
(a3) 2023/09/17(Sun) 23:20:34

/*
お返事ありがとうございます!
それでは一先ず相談等々失礼します

そして襲撃先の件かしこまりました
それでは予定通りカンターミネさんに、その上でふたりで襲撃するか
もしくは前回同様片方はパスにするか希望はございますか?
最悪叢魔陣営が生きていればゲームは続きますが

ニーノさんについては本当に分かりませんね
何かが発動したのかキル職からなのか
謎ではあり気になりはしますが答えが出ない…

探り探りのRPにつきましては了解です!
疑われていなかったらいいなという希望を抱いておきます…

――たとえば。

自分が警察官じゃなかったら。
こんな法案がなかったら。
本当に、家族だったなら。

今頃、大きな声で泣いているんだろうか。

……あまりにも、無意味な仮定だ。
だってそうだったなら、きっと今頃、ここでこうしてなんかいやしない。

潮風に髪を揺らし、ゆっくりその場を離れていく。
吐き出す先を、探す。
吐き出したい想いの形を探す。
……それすらも分からないのに、何を吐き出せばいいんだろう。

誰も知らない訪問が、自動車工場にひとつ。
この場でやれることなんて、自分には何もなかった。

まだ、始まったばかり。
自分は自分の戦場に、戻らないと。


#Mazzetto

/*
樹木子、猫又を警戒するのであれば
片方はパスにする方が生存率は高まりますね。

それでも暗殺者や波魔の襲撃と魔女の呪詛のリスクは
変わらず残りますが…

パスと指定と、希望はありますでしょうか?

『はい』
『戻ったら開けます』『連絡もその時に』

しばし遅れて、簡潔な返信で伝えるべきことだけを伝える。

『寝るところはないんでソファで寝てください』

特記事項も忘れずに。

【人】 無敵の リヴィオ

ざわざわと波打つように広がる声も、
連日での法の施行を恐れてか、昨日よりも小さく思える。

それもそうだろう。
上も下も警察もマフィアも関係ないというように
幾人もが法により検挙されているんだ。
そうならないはずがなかった。

そんな状況ではあったがしかし、
この男はいつも通りを振舞っていた。
先程の呟きも掻き消された以上なかったも同じ。

デスクに置いた手鏡を片手に前髪を整え、
今ある仕事に手をつけていこう。

「…よし、今日の俺も最高だ」

#警察署
(4) 2023/09/17(Sun) 23:43:13
『分かった』
『連絡、待ってるから』

メッセージを送って、小さく溜息。
一人になれる場所、探さないとな。

「……っ…」

とにもかくにも、立ち上がって。
しばらく時間を潰すために、歩き始める。このままここにいると、泣いてしまいそうだったから。

祈りでも捧げてこよう。もう、何も起こらないように。

/*
ゲームを続ける上で必要な陣営がまとめて落ちかねない場合
運営ちゃんからストップは入るそうなので
そこらへんの処理はお任せするとしまして

パスも指定も希望はございませんがパスで特に希望がなければ
ダイスを振って出目が高い方(あるいは低い方)というのも1つの案ですね
カンターミネさんとはご縁がないのもあり
A.C.Aとして強制検挙以外の案が思いつかないため……

/*
カンターミネさんは
実は此方の方が少しご縁があるのですよね…
なので、特にそちらにご希望が無ければ
此方が行こうかな〜と考えてました。

ので、今回は此方でセットする形で
N.Nさんの方はパス、でどうでしょうか?

良ければ運営ちゃんにはその予定でお伝えしておきます。

/*
了解しました
ではではそのように致しましょう

運営ちゃんへのお伝え助かります
こちらもパスにセットした点に関しては連絡しておきます
無事に生きていた場合は次回襲撃でこちらがセットにしますね
御手数ですがよろしくお願いします!

【人】 路地の花 フィオレ

静謐な教会。
いつもよりも少し静かなこの場所で、珍しく祈りを捧げる姿があった。

いつもは子供たちと遊んでばかりだから、1人手を組む姿は新鮮に映るかもしれない。

#教会
(5) 2023/09/18(Mon) 1:11:29

「……この夢も、随分騒がしくなったもんだな」

この日も続く奇妙な夢の中。
今やいつも通りの景色となったそこに、
曖昧な誰かの声や何処かの光景が流れては消えていく。

「さて、さて、これは誰の声だ…?」


「…………」

溢れんばかりに流れてきた情報に大した反応を見せない女は、
旗から見ただけでもわかる落ち込みようだった。
警察と違い理由の推測は貴方にとっては簡単かもしれないが。


「マフィア、警察からも逮捕者続出。
 相変わらず新聞もニュースサイトもその話題で持ち切りだ」

「ヴィットーレちゃんも。
 ハァ、こんなに早く隠蔽を急ぐ事になるとはな」

名前を挙げたのは、先日手助けを承諾したばかりの知人。
そして、逮捕者はそれだけに留まらなかったのだろう。
あなたも、そしてこちらも。


「ごめんね、ペネロペにも無理をお願いしちゃったのに。
 それ程、誰かがヴィットーレを強く狙っていたのか、な……
 ……あんなに、優しかったのに。だからなのかな。

 私にとっては、大切な"家族"だったの。
 ……夢の中なら、言っても許されるよね」

尋ねてもいないのに、唐突に紡がれた呟き。
勿論血の繋がりはなく、孤児院と教会は全く同じではない。
けれど、確かに自分達は家族であると信じていた。

表向きはそれを伏せねばならないのだろう。
それがここの夢に来て、思わず零れ落ちてしまった。


「別に。頼んだんなら謝るなよ、堂々としてろ」

それほど簡単に割り切れる話でもないから、
そうなっているのだろうが。
少なくとも、礼を言われた方がこの男にとっては快いというだけ。

「『誰が』までは夢は教えちゃくれないみたいだな。」

頬杖ついて、移り変わる場面を横目に。
そこにあるのは、重要そうな情報から、日常の一幕まで。

「優しいから見せしめにされる、ってのは無くもない話だ。
 ま、俺ぁ別に警察じゃねえし、手柄にも興味は無いからな。」

「"家族"が連行されて落ち込まねえ方が無理だろ、普通」


「……うん。ごめ……ううん。ありがとう、ペネロペ」

「ふふ、落ち込んじゃ本当は駄目なんだけれど、ね。
 私まで逮捕されれば、私達が守りたかったものに
 危害が及ぶかもしれない。関係性を探られちゃだめなの。
 ……本当に、結構これ、辛いなぁ……」

そうして、流れてくる場面の数々を見て、んん…と戸惑う。

「ここ、名前出ているわね。ロメオ……それにこれはニーノ?
 随分日常的な会話をしているのは、ここかしら」

「あと、この特徴的な喋り方……ダニエラ?
 なんだか、随分取引みたいなこと……どういうことかしら」

Inutile piangere sul latte versatoこぼれたミルクを嘆いてもしょうがないという諺がある。
その通りだと思う。
最初にそれを思ったのは、母が死んだ時だった。
…今は、きっと、あの時と変わらない。

小指のエナメルを緩く撫でる。
トップコートのお陰で、つるりと陶器のような手触りだ。

まだ。
まだ、大丈夫。

まだ独りじゃないから。頑張れる。


「おう」

ありがとう、には、それだけを返して。
気を損ねているわけではなく、元来そういうたちなのだろう。

「ダニエラ……ってえと、そっちの巡査殿か。
 こっちで部下を可愛がってそうなのはルーカスくらいだな」

「肝心の逮捕・摘発をやってる方は全然声がねえな。
 見えるモンから推測するにも限度がある。
 だが……イレネオの野郎が身内にやられたとは驚いた」

「それ以外は『わからねえ』が答えだな。それにしても」

ハア、と大きな溜息。


「次にウチから引っ張られるのはそこか。
 まあ、妥当なところだろうが…仕事が増えるな」

「俺が上手いこと無能のフリできてるって証拠でもあるが」

でももしも、ひとりになったら。
浮かんだ思考を、大きな吐息と一緒に吐き出した。

この手には約束がある。
だから、大丈夫。
大丈夫。


「おっと、そうだったか。……あー」

「俺も早くに両親に死なれてなあ、
 代わりに面倒を見てくれた奴らがいる。
 苦労も親孝行をしてる……つもりって言うのも。
 少しは同じもんを感じるねえ」

できてるかわからないのも。
こちらはそんな素振りもなければ不真面目ではあるが。

「あんたにとってのそいつが無事であるならいいんだがな」

「お粗末様。
 お礼は、そうだなー……」

突然会いに行ったのに材料を用意してくれて。
ピンクのエプロンを付けさせてきて、いつもの笑顔で迎え入れた男の顔が思い浮かぶ。


「……次のデートの約束をしたんでね。
 その時にでも伝えておこう」

また次の日。
自分達は改めてホテルに集まり、手に入れた情報を伝え次の作戦を考え解散するはずであった。

この後にやってくる一通の電話音が鳴り響くまでは。

「……あのくそ旦那」

片手で頭を抱えながら手渡すのはあまり分厚くはないが文字の多い書類。
対処に困っていた男と元上司まで牢に捕まったことで正直混乱は隠せない。

それはそうと、あの時聞いた名前も共に無事に報道されていたのも目についてしまう。
……貴方はうまくやったのだろう、だからこそその表情を伺っていた。

「……」

女はいつものデスク。
手のひらの上でバスボムを弄んでいる。
イチゴfragolaのジェラートの色のような、薄紅色のバスボムだ。

書類を受け取り目を通す。
ことり、と静かにバスボムを置いた。

「……何か、ありましたあ?」

くそ旦那
はさておきだ。
やけに落ち着いているという印象を抱いたならそれはきっと間違いではない。
元来あまり感情を表に出す方ではないのだ。
作り笑いだけは、昔から得意だったけど。

よく笑う人は、愛されるから。
署内ではよく笑い、愛されるよう振る舞ってきた。
だけどここ暫くは、それが板に着いてしまったんだろうか。
“楽しい”という感情が付随してくるようになっていた。

そんなの、今まで、数える程の相手との会話でしか感じたことなんてなかったのに。
そのことを思うと、少しだけ、書類を握る手が震えた。

――そして。

(…いいなあ)


ああやって、表立って文句が言えるのだ。
そのことだけ少し、薄ら、羨んでいる。

「捕まってほしくなかった奴が捕まるとなあ」
「殺意が真っ先に沸いた」

「あと昨日言ったデート相手は件のヴィットーレだ。
 奴の店は燃えた」

俺が立ち去った、後に。成程ね、ぶっ飛ばしてやろうか。
どいつもこいつも勝手をする上司ばかりが周りに居る。

俺は疫病神か何かか……?
 あいつらのせいで裏口をたたかれるんだぞ、たまったもんじゃねえ


「そういうお嬢さんは今日もポーカーフェイスかい。
 ……例のガキ、あー……ニーノはどうだったんだ」

「…そおですかあ。」
「それは、…残念です」

「……」

直接お礼をいうなんてことは端からできる立場でもなかったけど。
あれは、おいしかったなあ。そんなことを、ぼんやり。

「ニーノくんは。あー。」
「…まあ、素直ないい子ですからあ。」
「疑いもしないで、
嵌められて
くれましたあ。」

「これで、懸念はひとつ晴れたんですけどね。」


小声で呟かれたのは、以前言っていた“個人的な理由”だ。
今となっては、かなり意味も薄れてしまったと女は感じていたが。

材料以外は全部自分が手作りをしたということは言わないでおこうと心に決めた。
店をやっていて飯が上手い人間に頼ったのは確かだったので。

「……あと俺たちの会話を盗聴している可能性があるやつらが知り合いだった。
 悪い事には使わんだろうが、そういう奴らだ。
 一人凄いやつが居てな……大分年下なのに発明……?
 作るもんがすごくてな。調べるのも得意のもんで、あれは大した奴だったよ。おっと、大した方でしたね、か」

「お疲れ様だな……。大きなトラブルが無いならよかった。
 気にしすぎるなよ、永遠に牢屋に入ってるわけじゃないんだ。
 こんなふざけた法案……いつかマシになるに決まってる」

そう思っていないとまた苛立って仕方なくなる。
自分のせいだ、とずっと頭の中で声がする。
直接的じゃなくても、俺が奪ってしまう、誰かのその場所を。
そう考えただけでまた足が動けなくなりそうだった。

盗聴の話を聞いた時、ほんの少しだけ女の顔色が変わった。
大した
。うん、そっか。
無意識に、左手を胸に抱く。まだ、大丈夫。

「…気には、しませんよお。」
「あたしも大義があって、これをしていますからあ」

最初から。
女のしようとしていることは、全部、道理を外れている。
地獄に堕ちても仕方ないかなあと思いながら、それでも。

「……お兄さんは」
「お金のため、ですかあ?」

金を支払い情報を買っている当人が訊ねることじゃないかもしれない。
だけど返答次第ではもう少し色をつけなければとも思っていた。
女の懐には、活動費だけはやけにたんまりあるわけだし。

「……?」

はて、何かそこまで引っかかることを言ったか。
違いは分かるのだが、やはり口を開かないので特に聞いてやることはなかった。

そんなものだ、深くつつくものでもない。

「大義か、そうだなあ。
 ……はっきり何のためとは誰にも言ったことはなかったが。
 俺がこの道楽をやってるのは金の為じゃない。
 この道楽をするために金が必要なんだ」

道具も、人も、技術も、手に入れる為に必要になるのは金。
自分が為せないことは金を使って他人の手を借りればいい。
この手を汚す必要なく、その手のエキスパートを雇えば確実だ。
だからこそ、できるだけ手にする金はまっとうなものでなければいけない。
裏金や盗みなどはもっての外、その辺りは単なるリスクケアだが。

「俺は情報真実を知るために金を集めている」

「知りたいことを知れるのは、安心するだろ」

彼は情報屋とは自分で言わない、これは道楽であると。
図書館で物を調べるのと同じ、ただ豪勢に広大な規模で金を湯水のように使って困難な情報まで調べているだけ。
全ては知識欲と、自分が
安心する為
に。

「まあ、いくら調べても結局人は信じられんけどな」

「俺はどうやったら傍にいる人間をまともに信じられるか悩んでるよ」

今日まで味方だった者が明日には裏切り者になっているかもしれない。
そんなことを言っているからいつまでたっても堂々巡りなのだ。



本当に知りたいものはどれほど金を積んでも調べられていない。
だからこの道楽は続いている。全くどうして、いつになればおわるのだろうか。

そうですか、と小さく。
少しの間、何ていえばいいのかなと浮かべて。

「……信じられないって、いうのは」
「裏切られたくないってことだと、思うんですよお」

「あたしは…見てのとおり、ですからあ」
「あたしのことを信じてみてくださいとか、そおいうかっこいいこと言えないんですけどお…」

小指のエナメル。マリーゴールドの色をした。
さてその色は黄色とは、この国に広く伝わる宗教の上で、どんな意味を持っているだろう。
…女は自分がそっち側の人間であると、忘れないよう刻んでいる。
そうしなければ忘れてしまいそうな危うさだって、とっくの昔に自覚済みだった。

「裏切られても、いいかなって」
「そう思える人だけ、あたしは信じてますよお。」
「…たくさん、良くしてもらったから」
「騙されてるなら、それでもいいかなってえ。」

ゆるやかにその口元を緩める。どことなく郷愁のかおりのする笑顔だ。
重ねてきた時と想いを全部、その胸中に忍ばせたような。

「……あたしの大義は」
「その人たちが守りたいものを、守ることですう」

「だから」

どんなに胸が痛くても。苦しくても。


「気には…しませんよお。」

“その人たち”が、
欠けて
しまっても。
笑うのだけは、得意だから。

――へらり、と女は笑いかけた。

フィオレは、教会で祈りを捧げた。これ以上、自分の大切な人達が奪われてしまわないように。
(a4) 2023/09/18(Mon) 10:28:45

【人】 うたかたの ダニエラ

朝のルーチン。2日に1度のサンドイッチ。
いつもと同じメニューを頼む。

「ありがとおございまあす。」

レシートを受けとり、馴染みの店主に手を振って。
齧りながら通勤の道を歩いた。

街は今日も、取締法のせいかどこか縮こまったような様子。
それを横目に眺めながら、小さく、溜め息を落とした。
(6) 2023/09/18(Mon) 11:56:40
もうこのレシートに、メッセージが載ることはないのだけれど。
ダニエラ・エーコのルーチンは、そう易々と変える訳にもいかなかった。

だから、こうして無意味な行為を、きっとこれからも繰り返す。
レシートをついちらりと見つめてしまう癖も、きっと、そうそう直らない。

【人】 路地の花 フィオレ

教会を後にして、未だアジトへ向かう気になれない女はショッピング街をあてもなく歩いている。
自分に出来ることはないと分かっているから、気分はすぐ沈みそうになる。どうにか気を紛らわしたかったのだ。

「……あ」

小さな花を模ったシルバーネックレスを目に留めて。
アクセサリーにはそれほどこだわりがあるわけではないけれど、目を引いたそれをいくつか見て。

「そうだ、」

何かを思いついたような声を上げて、暫く吟味を重ねていたかと思えば。
2つのネックレスを手に取って、会計に向かうのだった。

#街中
(7) 2023/09/18(Mon) 14:46:17
『開けました』

『どうぞお気をつけて』
『今のうちに罠でも仕掛けておきましょうか』

冗句を交えて、もういちど連絡を一つ。
あとはなるようになればいい。

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>1:153 テオドロ 0日目
いくらか、答えに対して返る視線があった。幼いものを見るような、柔らかな目だ。
小言もこれまでとしたからには、今は言葉で伝えるものはない。
そして、それは自分だけの役割であるわけではない、今説かねばならないことではない。
ただ、今は曖昧な納得だけを返すように、長い睫をそっと伏せて笑った。
男がいくら言葉を弄そうが、今の貴方は"そう"なのだ。

「取り調べの時も、完璧な服装では出向くなと教える人もいた。
 目標や被害者に話をしにいくのに、わざとネクタイを緩めたりカフェオレをこぼしたり、
 隙のある人間であるように見せることで、相手の話したくないことを聞き出す術らしい。

 抵抗の有る言い方かもしれないけれど、人を頼るというのも同じことだ。
 もしも曖昧な感情や関係性に信を置けないのなら、そういう作用を見るといい。
 ……別にこれも、計算ばかりの話ではないんだ。
 安心して心を開いてほしい、無理強いしたくないというのは捜査官として不自然無い動機だ。
 罪を犯していたとしたって、相手が市民であることはいつだって変わらない」

0と1ばかりの世界の話ではない。傾いた夕日が映す街のシルエットを見据えて男は言う。
ひととして生きるにあたって地続きの公と私を交えながらに、声の調子が変わったのを見て振り向く。
連れ立って商店街のついてきた足は、まだ方向を変える様子はない。

「うん? ……ふふ、そうだな。
 私の買い物に一つ付き合わせる代わりに、私も君の買い物の様子を見せてもらおうかな。
 ちょっと古い友人に会いに行こうと思ってね、手土産を探していたところなんだ」

言葉で差し出された順番は、実際の買い物の順番とは逆行するだろう。
自然と言い換えてしまって、己の責が先行しているかのように足を進める。

#街中
(8) 2023/09/18(Mon) 17:07:21
『ありがとう』
『ちょっと出掛けてたから、今から行く』

『今日は、家にいる?』

遅れて、メッセージがもう一つ。
文章を考えるのが苦手なのかもしれない。

『罠があるって分かってるなら』
『あなたを先に行かせればいいわね』

カンターミネは、部下の愚痴を聞いた後、お散歩に出かけた。
(a5) 2023/09/18(Mon) 18:02:43

『仕掛けた人間を先に行かせるとは』
『策に溺れる策士はどちらになるでしょうね』

『いますよ。しばらくは』

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

時刻は昼前、と言った所か。
この時間、子供は学校なんかでいないから、平和なものだ。
ピリついた空気と人の少なさ以外はいつも通りの、
少し暑気を纏った光度的にも明るい港街。

「……平和だねえ……」

心にもない事を呟きながら、散歩している。
口くらいはリフレッシュしていないと、
全身が腐りそうだ、なんて考えながら。
適当な屋台で買ったチリソース入りのサンドイッチに
うへえと舌をひりつかせて、ぶらぶら……。

「あ〜〜〜〜〜あ。冷たい珈琲も飲めねえし、
 考える事は多いし、暑いし、だるいし。
 三日月島にでもバカンスに行きてえ〜……」

欲望を口から垂れ流しながら、歩き続ける……。

#街中
(9) 2023/09/18(Mon) 18:11:33

【人】 うたかたの ダニエラ

>>9 カンターミネ

「……あーーー」

見回りの途中。丁度休憩にさしかかろうという頃。
遠目にそのライムグリーンを見つけた女は、間の抜けた声を上げた。
てってと後ろから近寄ると、食べ歩きのさなかであることも加味ひとつせずにその片腕に絡みついた。

「ミネだあーーー。」
「なにたべてるのお?おいしそお。」

笑顔をへらり、向けている。

#街中
(10) 2023/09/18(Mon) 19:16:27

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>1:155 ロメオ 1日目

「ああ、そうだったんだね。憧れの職場、みたいなものなのかな。
 目標を達成できることは、……いいことだ」

相手の風体を見る。自分よりかは当然、重ねてかなり年若くは見える。
ティーンエイジャーの残り香がやっと解けてきた頃……と思えば、よい目標だ。
嗄れたり衰えたふうには見えないまでも、男の目元には年数の積み重ねがある。
どうしたって、まるで目下のもののように見てしまうのは仕方のないことかも知れない。

「いい特技だ。客商売に向いているだろう。
 叶うなら私の職場にも欲しいくらいだ、なんて言ったら店主に申し訳ないかな」

――無為の問いかけではない。多少の、そうした意図はあった。
とはいえ、貴方だけを疑っているわけでもない。相手取っているものが相手であるから。
街に溶け込む"貴方がた"を追う以上、街の全てを疑う必要がある。
そしてそれらは、疑う相手である街を守るためでもあるのだ、だから。
この問いかけは決して敵対的なものではない。
付け加えるなら、引き抜きたいのだって少しくらいは本心だ。

「また来るよ。
 次もおすすめを教えてくれたら、嬉しいな」

勘定をすませたなら、小麦の匂いのする袋を持ち上げる。
少なくともこれで男は貴方の顔を覚えたし、貴方も男の顔を覚えただろう。
いつまでも客と店員であれるのが、一番だ。
(11) 2023/09/18(Mon) 19:17:52

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>2:94 リヴィオ

貴方の言い分は最もだ。
どれほど多忙でも食事や身なりには気を使っている男は、一度でもそのルーティーンを崩すと生活水準が崩壊する。全てに対して。
ここ5年はその様子を見せていないのでなんとか保ちたい。つまりは格好つけたままで生きていたい。

「お気遣い心染み入るね。
 ……はあ、……最高に美味いな……」

ストレスが来ていたか、貴方の顔が眩しいからかその味はここ数年で最高の味に感じる。
多分気の所為だが、気の持ちようというものを少しは信じていいかと思い始めた。占いとやらにもはまれそうだ。

「怪我、それ以上酷くなっていたらちゃんと医者に行けよお。
 子猫を舐めてると足元をすくわれるからな」

そうして完食したカップを見やればタイムリミット迫っていた。
この先の用も大事なのだ、別れを憂う気持ちはないが時間が無限に欲しくなる。

「さて、すまんが先に失礼する。
 帰り道は車の音を頼りにするのが一番だ。
 またな、リヴィオ」

されど一言をかけるのは忘れずに、貴方いわく猫のエキスパートは裏路地から去っていくだろう。
来たときとは違う道を随分と慣れた足取りで大通りへと向かっていった。

#路地裏
(12) 2023/09/18(Mon) 20:04:09

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>10 ダニエラ

どんな距離からでもライムグリーンの髪は良く目立つ。
日頃の子供だってそうだ、この色を見て先生だ!と叫ぶ。
叫ぶから即座に反応出来るのであって、
叫びがなくただ駆け寄るだけなら気付けるはずもなく。

「うーんからい……いやでも美味い……
 いややっぱから……
いっ!?


あわやチリサンドが落下寸前までいった。
辛うじて掴んで、ピューゥと口笛。

「……エーコぉ……久々に会ってそれかあぁ〜?
 トラメッツィーノだよ、から〜い奴。食うか?」

目の前で落下しかけたサンドイッチを軽く振る。
薄い食パンにレタスとチキン、そして
それぞれに赤いチリソースがたっぷり。
顔の傍に寄せれば刺激的な香り。
ドリンクなしでは少々厳しいような。
(13) 2023/09/18(Mon) 20:47:30
メッセージに返事はない。
代わりに暫くして、部屋の扉がノックされた。

開いているのだから勝手に入っても構いやしないのだろうけど。
家主がいるのであれば、一応の礼儀は示しておきたかった。

『着いた』

さまざまな可能性を考えて、屋外だから名乗るのもと思い 一言メッセージに代えた。

ルチアーノは、命の危機を感じている。
(a6) 2023/09/18(Mon) 21:42:03

【置】 徒花 テオドロ


気づきたくなかった、ずっと、気づきたくはなかった。
自分が羨むような、より優れた人間がいることを。
自分なんかを疎むような劣った人間がいることを。

凡庸を受け入れられればよかったがそれはプライドが許さない。かといえヒーロー足り得ない自覚は残酷にも刻み付けられている。

ひとつ。誰も懐に入れぬよう、幾つもの棘を背負った。
ふたつ。向いてるからと警察を選び、公務の為の鎧を纏った。
みっつ。本心を悟られないように、嫌味な笑顔の仮面をした。

本当は、結果的に周りに嘘をつき続けている。
俺はこんな人間ではない。ただ背伸びが上手いだけの、
部分的に、周りに比べて秀でた、秀でてしまっただけの男だ。

光を放つかのような、己の志を持つ者が羨ましかった。
その近くにいれば、眩さを保つように図ってやれれば、自分もまた照らされて、同じく輝かしい人間になると信じていた。

背中にはずっと──影が伸びていることからは、目を逸らし続けていた。

誰かを守れなかったときから。
誰かに自分の不出来を見せてしまったときから。
職に迷いを見出してしまった、そのときから。

自分に人々に誇れるような価値が無いことを畏れてしまった。
(L0) 2023/09/18(Mon) 21:43:58
公開: 2023/09/18(Mon) 22:00:00

【置】 徒花 テオドロ

その暗い部分は誰にだって見せたくはないのだ。
だから俺はもう二度と失敗してはならない。

もっと価値のある人間にならなくてはならない。

善良でも有能でもなんでもない俺が警察として胸を張って生きていくためには、こんな努力ではまったく足りないのだ。
その努力も見せる気にはならない。自分の足りない部分は、とてもじゃないが人には見せられない。

だからこの心の内を誰も覗かないように祈っている。
こじ開けられないように心の奥底にしまっておく。
この荷物を何かの気の迷いで預けてしまうことすらできないように。

変に救われてしまって、自分と向き合うことをやめてしまったら、いつか──一人で立てなくなってしまうじゃないか。

その時、真の意味で、自分の価値が一つもなくなってしまう気がして心の底から怖かった。
(L1) 2023/09/18(Mon) 21:46:15
公開: 2023/09/18(Mon) 22:00:00

【置】 徒花 テオドロ


警部補であるなら大抵の留置担当者よりも階級は上だ。多少無理は利く。
何かろくでもないことがあったらこの手で誰かを助けてやろうと、そうして漸く誰かの役に立てるのだと。

あの日見たマフィアのように誰かを助けられたら、
少しでもこの心の慰みになると、そう思っていたのに。

今の俺にはもう無理は働けない。
もう、理解しているつもりだ。此れだけ棘のある振る舞いをしておいて、誰かから反感を買っていないわけがない。

半端に人の心に敏く、分を弁えることを知ったせいで、
こういうとき無謀な行動に出る方法も忘れてしまった。

そうしてまた自分の首を絞めるのだ。
理由はもう分かっている。見栄えがどれだけよかろうと、
皆の為ですらない、自分の為に動いてきたから。
(L2) 2023/09/18(Mon) 21:48:27
公開: 2023/09/18(Mon) 22:10:00
テオドロは、「───じゃあ、今の自分には何ができる?」
(a7) 2023/09/18(Mon) 21:48:52

【置】 徒花 テオドロ

希望や夢は最初から持っているわけもない。
この身体にはまだ、ほんの少しだけの自由が残っている。

何かを成し遂げることは難しくても、
みっともなく足掻いてやることは、できるはずだ。

できるはずなんだよ、なあ。
(L3) 2023/09/18(Mon) 21:49:36
公開: 2023/09/18(Mon) 22:30:00
カンターミネは、この二日ぐっすり寝たおかげで、誤らずに済んだ。
(a8) 2023/09/18(Mon) 22:01:50

『律儀ですね』
『空いてますよ』
『罠は玄関にはありません』

此方は終始、真面目に返してはいるものの、
どこか適当さが滲んている文章であった。

気を遣わなくてもいい、そう示しているようで。

【人】 うたかたの ダニエラ

>>13 カンターミネ

「んふふー。ごめんなさあい。」

ぺろりと小さく舌を出す。
そんな中、鼻先に刺激的な香り。…辛いんだあ。これ。

ちらりとあなたを窺う。少しだけ、悩む素振り。
結局ぱくりと食いついた。
ひん。口の中が痛くて熱い。涙目だ。

「からいぃ……。」
「ミネー、こんな辛いの、よく食べれるねえ…。」

女は子供舌だった。
さっきと違う意味で、また舌を出す。

#街中
(14) 2023/09/18(Mon) 22:18:03

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>14 ダニエラ

「謝れてえらい。」

子供を相手にするような発言だ。
実際の所は身長も年齢もあなたの方が上だけど。

「お、チャレンジャー。……まあそうなるよな。
 そりゃあ刺激物満載のが脳にキくからなあぁ〜。
 ……いやまあ、俺でも普通に辛いんだけどさ」

多少慣れていてもカプサイシンは平等だ。
一緒になって舌を出し、ヒイヒイ言いながら
ドリンクの屋台でも探そうか。
程なく見つけた屋台でアイスコーヒーをご注文。
エーコは?と奢る構えを見せた。
(15) 2023/09/18(Mon) 22:32:16
「そう、なら安心してお邪魔出来るわね」

かちゃり。控えめな音を立てて、扉を開ける。
他人の家だからと見て回ったりはせず。物音でもする方へと向かって歩いていく。

「ごめんなさいね、テオ」
「どうしても一人でいる気になれなくて」

とはいえ、アジトに行く気にもなれなかったのだけれど。

「ああ、その通りだよ」
「だからあいつらのことを調べたくても調べられなかった」

直接口で聞きに行く馬鹿な真似もしたなあ、と。
お陰で望まない逮捕劇を起こすことにもなったわけだが。

貴方の爪に刻まれたマリーゴールドに目を細めた。
ここ数日たわいない雑談の端々から、貴方はこの行為を責め続けてるのだと気づく。
その色に含まれた意味に気づけずとも、信じられる一つ一つがあれば自ずと答えは導かれた。

「まあ俺のその信用は期間限定だがなあ。
 この事件が終われば直ぐに掌をかえすんじゃないかとか疑っちまう」

「だから態々調べんでも、んん……まあ」

一種の信頼であると、何か貴方に気付かされてしまったような気もする。
好いた人間が悪者だと知りたくないヘタレを無理矢理綺麗な話にしようとしていないか? と自問自答だ。

「げ、……っ、あー……」

あなたのその笑顔に頭を抱えそうになれば、
思わず腰を上げて立ち上がる。条件反射だった。

「……
あんたわかっててやってるんじゃないだろうな


何処かで聞いている
奴ら
には言い訳を用意しておこう。
頼むから俺を女にするのは止めてくれ。
女の笑顔がわからん男じゃ無かったんだ。


「お嬢さんの信じた奴らがどんな奴だろうと、
 こんなにいい娘に嘘をついて居たわけなんてないさ」

自分の事は棚上げをして安い言葉で励ましてやる。
小さな嘘も裏切りも貯まっていけば傷になることを誰よりも知っているから。

そこまで離れていない距離であるのに目の前まで行くのに随分足は重く感じた。

「悪者もなあ、はなから悪者のやつなんてそんなにいないんだ。
 そいつらと過ごした時間が最高だったから守りたいんだろ?
 もう、できてるじゃねえか。
 ちょっと過激だが、それぐらいの女の方が魅力的ってもんだ」


迷い迷って己の手を柔らかな金髪へとのせる。

「ダニエラ・エコーは裏切り者じゃない」

「俺は、そう信じている」

だから泣きそうな顔をするな、と同じような笑顔を返してやった。

2023/09/18(Mon) 23:25:31

【人】 うたかたの ダニエラ

>>15 カンターミネ

ひとつ歳上だろうが何だろうが、褒められるとやったあと声を上げる。
そこに関しては、相手が旧知のあなたでなくともほぼ変わらないのだが。

「うー。ミネ、胃とか傷めないよおにねえ。」

時すでに遅しな気はする。
トラメッツィーノは一口だけで御遠慮させていただいて。
ただ元来は戴けるものは迷わず戴く女だったので、歳下だろうがお言葉に甘えるらしい。

「あたしもお、コーヒーでえ。」

この子供舌の女は、コーヒーに砂糖をふたつ放らないと気が済まない。
…きっと、あなたもとうの昔に知ることだろうが。

#街中
(16) 2023/09/19(Tue) 0:18:55

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>16 ダニエラ

いい気分にさせるのが上手いよなあ、そう思う傍ら
こういうのを指していたのかもしれんな、と内心で零した。

「安心してくれ、健康診断は毎年引っかかってる」

ダメそうな気がするが、当人は大丈夫と言っている様子。
大丈夫なら大丈夫なのかもしれない。

「はいよ。おっちゃん、アイスコーヒー二つ。
 片方はダブルで。あれ?トール?まあいいやデカいの。
 もう片方はスティックシュガー2つつけてくれ。」

そうして受け取ったものを片方渡して、
砂糖もさっと流し込む。これくらいは年下の義理だろう。

「今休憩中?折角久々に会ったんだから近況でも聞きたいが、
 時間取っちゃってもアレか。後で電話でもするか?
 俺はもうちょい散歩する予定だけどさあぁ」

のんびり、友人の隣を歩きながらの雑談だ。
(17) 2023/09/19(Tue) 1:00:32

【人】 月桂樹の下で ニコロ

重苦しい朝礼の後のこと。
何故か警察署に以下のグッズが増やされていた。

・タコヤキ機
・ホットサンドメーカー
・ホームベーカリー
・フードプロセッサー

どう考えても職務に関係のないものばかり。
犯人は外回りによく出ていく巡査部長の男だった。

「…俺は使わないから使ってくれよな!」


空気も相まって大変ヤバイ人に見えるだろう。

#警察署
(18) 2023/09/19(Tue) 1:39:25
「…好きなんですねえ、みなさんのことお」

裏切られたくないというのはそういうことだ。
同意を得られたことで女は確信してくすりと笑う。
あなたにとっても大事な人達なのだ。それを知れただけでも女には大きな収穫だった。

「ふふー。そおですかあ。」
「あたし、結構うさんくさいかなあって思ってたんですけどお」

聞かれなければ言わない、聞かれたとしても答えないつもりだったことの数を数える。
幾らでも不審に思える要素なんて、あっただろうに。

だけど、『捕まって欲しくない人』の話をした時くらいから、あなたのそれには気付いていたのかもしれない。
…少なくとも悪しくは思われていないこと。それくらいは、女にも。

急に立ち上がったあなたにはぱちくりと――することもなく、女はただその瞳でにこりと笑う。
何のことやらぴんと来てはいなくとも、そこには多分に母の影響も残されていた。
…女について調べなかったあなたが知るはずもないけれど、女の母は、娼婦だったから。

励ましの言葉には少しだけ浮かぶものがあった。
誰か
にとっても、いい娘でいられていただろうか。
使い勝手のいい駒だとしても構わなかったけれど、…そう思われていた方が、ずっと嬉しいのなんて当たり前だった。

そうする間に徐々に近寄るあなたに今度こそきょとりと目を瞬かせた。
だってまさか、思ってもいなかったから。
それも今『人を信じられない』といった男の口から。

「――あ」

その手が髪に触れた時。
多分誰かの手の平とも重なって。

それは本当に似ても似つかなかったと思う。
粗雑で下手くそなあの手とあなたの手では、
きっと昼と夜ほどにも違うSono differenti como la note e il giorno


だけどそれだけが理由じゃない。
見透かされた心地への動揺と、何より、何も知らないあなたからその言葉を貰えたことが。
――まるで本当に
認められた
みたいに思えてしまって、ゆらりと視界を歪ませた。
どっちつかずの蝙蝠が、居場所をひとつ認められてしまったように感じられた。

「……っ、ごめ、なさ……」

元からいろんなことが重なって溢れる寸前のグラスだった。
溢れ方も分からなくなってしまったから溢れず済んでいるだけだった。

しとりしとりと、雨粒のように頬を伝い落ちる。
急に泣いたって困らせるだろうに。今度は止め方の方がわからなかった。
慌てて眼鏡を取り払い涙を拭う。
それでも簡単には、止まってくれそうにない。

路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a9) 2023/09/19(Tue) 3:50:10

「ルーカス……ルチアーノ、さん?とは別の人?
 猫か酒場を探せば見かけられるって聞いたわ」

「……思った以上に警戒されているのね。
 わたしたち、こんなふわふわした夢の中なのに。
 欲しい情報がどうにも決め手に欠けるから、
 明日の夢にもう少し期待をかけてみてもいいかもね」

アペロールスピリッツを2つ念じて取り出してから、
片方を貴方の方のテーブルに置きなおす。

「有能だと思われても駄目だなんて、有能な人って大変なのね……私は一度も言われたことがないから、ちょっと羨ましいくらいだわ」

【人】 pasticciona アリーチェ


仕事終わり。雨のとある孤児院。
何か月ぶりだろうかと目を細め見上げていると、
「アリーチェ!」とすぐに見知った少年が駆け寄ってくる。
「マッティア。ごめんねこんな夜遅くに。元気にしてた?」

「うん!」と屈託なく返してくる彼の前にしゃがみ込み、その頭を撫でる。
何度も教会と交流会を開いたこともある子達だ。
もう家族と言っていいほど大事な彼らが集ってくるのが
訪れた時のいつもの幸せな日常の時間だった。

「今日は中に入っていかないの?」
「ええ、今日はちょっと用事で……遊んで帰れないの」

「ふうん。それじゃあ今度遊ぼうよ。アリーチェ、
 疲れてるみたいだからアリーチェに選ばせてあげる!」

その言葉に、不意に幼い頃の情景を思い出す。
倒してしまったトランプタワー。笑っていてくれた彼の姿。
視界がぶれそうになるのをグッと堪える。
約束したんだ。泣かないって。家族の皆を守るんだって。

「それじゃあ今度また、トランプしよう。
 そうね、トランプタワー。たくさん積んで、……積んで、」
「……今度こそ、成功させてみせるから」

「聞いて、マッティア。──」

わたし、泣いてないよ。
だからどうか、無事でいて。"      "
(19) 2023/09/19(Tue) 5:10:13
アリーチェは、マッティアに言伝をした。
(a10) 2023/09/19(Tue) 5:10:47

【人】 うたかたの ダニエラ

>>17 カンターミネ

「…ええー。」
「いけないんだあ…。」

なんて。ちょこっと半目でそう責めたあと、軽く肩を竦めてくすりと笑う。
今日のところは大目に見てあげただけだ。

コーヒーを受け取る頃にはさすがにじゃれつくのもやめている。
ありがとお、と笑顔で受け取って、ストローを口にくわえ啜って。

「んー。そおだねえ、休憩中…。」
「電話の方があ、いいかもお。」
「あんま長引いて警部補さんに見つかったらあ、怒られちゃうしい。」

ただでさえ日頃の態度を『仕事だけは真面目にしている』の1点で見逃してもらっている自覚はある。
こわいんだよおなんて本人がいないのをいいことにへらへら笑った。別に怖いとは思っていないので風評被害だ。

#街中
(20) 2023/09/19(Tue) 6:09:51

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>20 ダニエラ

「次からは気をつけるって〜」

へらへら笑いながら、その仕草に両手を挙げて降参。
こちらもヒリつく舌をコーヒーで潤して、頷きひとつ。

「んじゃあ後で電話するかあぁ。
 警部補さんに頭から齧られちゃたまんないしな。
 番号、前と変わってないだろ?」

風評に堂々と乗っかって被害を拡大。
そうしてけらけら笑いながら親指小指を立てて、
後でな〜と電話のジェスチャーをして歩いていった。
(21) 2023/09/19(Tue) 6:29:04
「……………………
牢に入る前に墓にぶち込まれるぞこれは


想像通りの結果に本気で命の危機を感じている。
それはとてもとても仲睦まじい女同士の縁故に。

確かに男は貴方の身辺調査もしなければリスクを度外視で手伝いをしていた。
だからこそ知らなかったのだ、この依頼の一番の爆弾が貴方という存在と自分の女癖の悪さであった事を。

「あー……謝らんでいい。
 最悪俺の尊厳がなくなるだけだ、安い」

だがそんな制裁はすぐには起こらないことは凡そ分かっている。
何故なら次に連れて行かれる候補に挙がった名前の中には―――

「……好きなだけそうしてればいいさ。
 お茶でも飲むか、ご主人様。好きな茶葉を持ち込んでるんだ。
 珈琲はなあ……練習中で自信はないんだが……」

貴方が何か無理に話さないように背を向けた。
この後に言わねばいけない事もある、落ち着く時間も与えるべきだろうと。

ルチアーノは、本気で辞世の句をしたためておくことにした。
(a11) 2023/09/19(Tue) 6:49:22

【人】 渡りに船 ロメオ

>>11 ヴィンセンツィオ

「アハハ。ま、働いてみたかったすね」

背丈ばかりは立派だけれど、それ以外は年相応、
もしくはそれよりも子供っぽいかだ。
ロメオから見る貴方は『オトナ』で、オレもこれからこうなれっかな、と初対面ながらに細やかな憧れを抱くような、そんな雰囲気を貴方に感じていた。

「あ、褒められた。あざす」
「オレを引き抜くなら高くつきますよ。
 それかオレを惚れさせるか」

なんてね、と片手の指でハートを作って見せた。
緩く笑んで冗談めかして返すのには慣れていて、
どんな疑りにも慣れている。
ロメオがその意図に気付いているかどうかは分からないが。
なんにせよ、この答えは戯れのジョークだ。

「ありがとうございましたぁ。喜んで〜」

ゆる、と手を上げてあなたを見上げる。
そのままドアベルが鳴って貴方の姿が見えなくなれば、
またロメオは足を組んで椅子に寄り掛かり、
店の中の日向とパンの香りを吸い込んだ。
まだ穏やかな昼前の、束の間のやり取りだった。
(22) 2023/09/19(Tue) 9:54:21

【人】 無敵の リヴィオ

>>12 ルチアーノ:2日目

「はは、だろう?」

ここで食事をするのは初めてで、
寧ろ君の方がここの味をよく知っている。
だと言うのにこの男はまるで昔馴染みのような反応を見せて、
君の言葉ににやつくように笑っていた。

やがてカップが空になり、君が立ち上がる頃、
男は食べる前と同じように両手を合わせ感謝を示す。
そうして立ち上がった君へと振り向いて、

「おや、心配ありがとう。
 君の心配が呆れに変わらない内に行くとするよ」

君の一言に頷きながら手を振り、その背を見送るのだろう。
帰り道は君の言う通り、車の音を頼りにして。

#路地裏
(23) 2023/09/19(Tue) 11:48:56
リヴィオは、右手にはめた黒手袋の上から傷痕を撫でる。 #街中
(a12) 2023/09/19(Tue) 11:51:51

【人】 無敵の リヴィオ

「…近々医者に見せに行くとしようか」

今は勤務中のため後日に。
昨日言われたばかりだというのに、
放置すれば本当に呆れに変わってしまいかねない。

あの友人の呆れ顔を思うとこちらの顔も歪むというもの。

「さて、それじゃあ今日も働くとしようか」

手にした傘を開いて、軒下から歩き出す。
人の声や気配が薄れていく中でも、
男にとっては変わらずの日常がそこにあった。

#街中
(24) 2023/09/19(Tue) 12:00:42
ロメオは、「楽になりたくなったら」「言ってくださいね。いつでも」
(a13) 2023/09/19(Tue) 15:26:42

【人】 うたかたの ダニエラ

>>21 カンターミネ

「ふうーん。」

聞いちゃったもんねー。
やおらにその表情はにこにこ顔へ。

「んふふ、そお。がぶがぶーってえ。」
「変わってないよお。いつでもかけてえ。」
「…あー。起きてたらあ、出るねえ。」

仕事が終わると眠いとばかり。
立ち去るその背を見送って、ずぞとストローを鳴らすと女も仕事へ戻っていった。

#街中
(25) 2023/09/19(Tue) 16:28:35
「賢明だと思いますよ。
 この状況下で一人でいて良いことはあまりない。
 共にいる相手が信用ならなければそうともいかないが」

お互いにそこまで腹を割って話せていないわけでもなかったはず。言外にはそう示して。

「大したものは出せませんが、
 迷惑にはならない程度に勝手に寛いでください」

何をするでもなくソファに座っていた男はさも何も気取ってないかのように。家の中は最低限の日用品が点々と置かれているだけで、どことなく殺風景であった。

カンターミネは、言っちゃった。
(a14) 2023/09/19(Tue) 17:16:43

テオドロは、くしゃみをした。噂でもされてますかね。
(a15) 2023/09/19(Tue) 17:43:30

【置】 路地の花 フィオレ

「私の周りは……優しい人ばっかりね」

メッセージを返す手を一度止めて、様々な相手から送られてきた文章を読み返している。
気を遣ってくれて。甘やかしてくれて。
家族みたいに扱ってくれる。

「私は何か返せてるのかしら」

学もないから、人の助けが必要で。
前線で戦う事も出来ないから、皆が傷付いてる間留守番役で。
料理も殆ど出来ないのに。

頼ってもいいって言ってくれる人ばっかり。

だけどそれに甘えてばかりいてはだめだ。こんな状況なら特に。

「出来る事、増やさないとね」
(L4) 2023/09/19(Tue) 19:12:58
公開: 2023/09/19(Tue) 19:30:00
フィオレは、ソファに座って、メッセージに向き直った。
(a16) 2023/09/19(Tue) 19:13:31

カンターミネは、今のボイスだけ部下の声も入っている。
(a17) 2023/09/19(Tue) 19:18:16

――しばらくは、どう頑張っても涙は止まることなくて。
ついでを言うならあなたの言った、『紅茶』やら『珈琲』やら『練習中』やらで勝手に泣く時間を増やしていた。
それでも飲む気はあるらしく、ぐずぐずの顔で頷いた。

珈琲でも。紅茶でも。
どちらでも多分
とっても美味しい


「………………はい…」

そうしてカップを傾けて、ようやく落ち着きを見せた女の目は腫れなかなか酷いものだ。
それでも溜め込んでいたグラスの中身は、随分軽くなったように思う。

ダニエラは、珍しく――それはそれは、大きな声で。
(a18) 2023/09/19(Tue) 19:56:27

「今はテオの近くが一番落ち着くと思ったから。
 誰かの邪魔になるのも嫌だったの。上司の前で泣くわけにもいかないしね」

少しおどけたような言い方。大分落ち着いてはいるようだった。
あなたの言葉にも、前向きな感情を込めた頷きと笑みを返す。少なからず信用があることはやはりうれしいものだ。

「お気遣いなく〜。押しかけたのは私の方だもの」
「それにあなたが帰ってくるまでの間も、じっとしてたらダメになりそうだったから。
 ぐるっと街を歩いてきたんだけど……」

こんなに色々買っちゃったから、と手提げ2つ分の荷物を軽く持ち上げる。
焼いたチーズのいい香り。
翌日の妨げにならないくらいのミニサイズワインを添えて。

あなたの隣にスペースがあるのなら、ソファに腰を下ろして。
いつもの調子ならここで寄りかかってやっても良かったのだけど。流石に理性が働いたようだった。

「あんまり、家に物置いてないのね」

「……顔洗ってケアをしてくれ。
 流石に美人の顔が台無しだ明日に響く」

爪は、と言いかけてまたなにかの琴線に引っかかっても困ると口を噤んだ。
女が泣いているとき口は災いの元、余計なことは言わない方がいい。身を持って学んだ。

「泣かすだけなら良くするんだがなあ……」

対処法と止め方を知らない無法者はため息をつく。
そうしているとその一通の電話がやってしまった。


その電話から届いた連絡で男は固まり動かなくなる。
そうして次に息を吐くころには怒りの形相になっていた。


『……の奴から定期連絡がなくなりました』

          『電波が傍受されてる可能性が』

   『あの時と同じ場所から、これは警――』


「Cavolo!! あんのクソッタレ……!」

床に携帯を投げつけそうになったのを抑え息を整えた。
貴方は男慣れをしていないと言っていたのに、ここで声を荒げるのも良くない。


「……悪いなお嬢さん、少々仕事に不手際があったみたいだ。
 実は俺は人気者なんだ、お陰で随分ご執心なお客様が居てなあ。
 部下が数人連絡がつかなくなった、
 警察を嗅ぎ回ってるのがバレたんだろう」
 
運が悪かった、と。それにしても悪いことは重なるものだ。

「今日中にこの場所を移動できるか?
 そうだなあ……三日月島まで行けとは言わんが」

と適当なホテルの場所を言いながら貴方とは視線を合わせない。

「狙われてるのは俺だ。
 その上次の執行対象にも上がってるらしくて中々笑えん。
 主催の方は他の候補者もいる、後回しの可能性はあるが……

 しばらく顔を合わせん方がいいよなあ?」

貴方を一人にさせてしまうことにひどい罪悪感があった。
本当は今日までのように会話は少なくとも顔を確認したくあるのだ。
それでも、仕方ないことだってある。

だからかその言葉はこれまでで一番静かに、
わかりやすく哀愁を帯びて落とされた。男は存外正直者だ。


「んあ、いやルチアーノだよ。愛称。
 猫か酒場ねえ……ま、間違いではないわな」

「俺達が向こうの立場でもそうしただろ。
 念には念を入れて損は無いってね
 どうしても後手に回らざるを得ないのもままならん所だ」

カクテルがテーブルに置かれれば、
遠慮なく一口、グラスを傾けて。

「有能だと思われれば単純に仕事が増えるしな。
 そう思われて良い事なんて少ねえよ」

少なくとも、周囲の信頼は得られるのだろうが。
それと同時に厄介事も舞い込む事になるだろう。
それをこの男は厭っている。

【人】 コピーキャット ペネロペ

「──お待たせしました、ビーフシチューですっ」

#バー:アマラント は今夜もいつも通り。
雨時々曇り、生憎の空模様ではあるけれど。
実はマスターの得意料理はシチューだったり、
なんて耳打ちする店員もいつもと変わりない。

「空いたお皿、お下げしますねっ」

#バー:アマラント
(26) 2023/09/19(Tue) 21:44:07
空気の緊迫を感じ、息を呑む。
あなたの伝えた内容のほぼ大半は、きっと存外にすんなりと呑み込めた。

目を伏せる。
嫌な想像ばかり過るのは仕方のないことだ。
そうでなくとも、女はこの日、

…それでも。



「――残念です、ねえ。」

笑顔だ。感じた寂寥は声音に乗らない。
女はあなたと違って嘘つきだ。
いつもそうやって何かを誤魔化して生きている。

「とても優秀さんでしたから、助かっていたんですけどお」

結局泣き腫らしたままの赤い目だけれど関係はない。
今はただ、あなたの心残りにならないように。
少しでもあなたが、自分のことに集中できるように。

泣きじゃくる子どもが、いつだって心の中にいる。
行かないでって。ひとりにしないでって。
だけどそれを隠して笑ってきた。

今日だって、今だって、同じだ。
子どもの頃からずっと繰り返していることを、今も、ただ繰り返すだけ。

「……行ってくださあい。」
「ホテルは自分で、何とでもできますからあ。」

「あたしもここを、すぐ離れます。」
「…ふふ、何の備えもしていないわけじゃありませんから、大丈夫ですよお。」

「守られるだけのお姫様じゃ、ありませんしい」

それこそ顔のケアだとかは後回しだ。
デスク上に置いていた大切なものたちだけは確かに回収し、着々とここを離れる支度も済ませていく。

「落ち着いたら、また、連絡をくださいねえ」
「――お兄さん」

へらりと笑う。大丈夫。…きっと、また会える。

渡りに船 ロメオ(匿名)は、メモを貼った。
2023/09/19(Tue) 22:05:32

「置いたって俺の心を動かすものは、
 そうそうあるわけじゃないですから……」

「寝心地の良いベッド、
 座り心地の良いソファ、
 あとは多少の趣味さえあれば、それで」

大窓の外、バルコニーの方を見遣れば、
花壇と秋の花が幾つか覗いている。
それしかこの部屋の色どりに寄与していないのである。

「そっちは落ち着かなくて衝動買い、ですか?
 何となく納得しますね、あんたが女々しい真似してると」

ローテーブルへと視線を向ける。
拡げたければ拡げてやればいい。

「……いやだねえ、ここで泣かれてもそんな振る舞いされてもちっとも安心できやしない」

「貰った前金は返さんがもう報酬はいらん。
 その分ネイルや服に使ってくれ。あと豪華な食事。
 散財するほどにはならんかっただろうが、十分あの出費は痛手になっただろ」

ああ金はどこからかとかも気になる事はまだ残ってるな。
だが女は謎が残ってる方が輝くかだとか、また余計なことが頭をよぎった。
やはり中々に自分は疲れているし誰かの為に動くなど性に合っていない。
しかしここが一番踏ん張らなければいけない時間である。


「俺は早い所自分のものを片付けに行くとする」

これ以上自分のせいで誰かを巻き込みたくなどないから。


「勿論? また連絡する、平気な顔してな」

せめて貴方だけでも無事で居て欲しい。
余計な約束をしてでも、甘ったれはそう願わずには居られなかった。

「そう、なの。困ったら彼を当たってみるといいって聞いていたんだけど……」

部隊から名前の挙がっている一人だ。検挙されるのもそう時間はかからないと思うと、どこか陰鬱な気分になって俯いてしまう。

「そうなんだけど、ボロを出さないで良くできるなって感心するわ。私ならコードネーム、呼び間違えちゃいそう。
 優秀な子が揃ってるって事なのよね。強敵だなぁ……」

こちらも合わせてグラスを一口、飲んで。

「有能扱いも無能扱いも何かしらのデメリットがあるのね。
 中庸にみられるのが一番平穏な生活は送れそう」

ネイルや靴や、豪華な食事。
女はただそれについては、曖昧な笑みを返すだけに済んだ。

そんな用途にこのお金を使ったことは1度もない。
使わなかった分は使わなかっただけ貯め込まれ、此度ようやく日の目を見たというわけだ。
つまり何ら痛手でもなかったという話だが、やっぱりそのことも結局あなたは知る由もない。

「はあい。じゃあ」
「…ご連絡、楽しみにしてますねえ」

このホテルを離れる準備を進めながら。
笑って女は、あなたを見送ったことだろう。

そうしてきちんとこのホテルも離れ。
次のアジトは、またあなたの知らない別のホテルなのだった。


「あいつ、顔が広いからな。人気者の宿命ってやつかね」

盗み見た話では耳聡い者から順番に、と。
名前と長所が知れ渡っているという事は弱点にもなり得る。
凡庸である事のメリットもまた、そこにあるのだろう。

「あんたにとって敵でいいのか?穏健派だしまあいいのか。
 ま、強引且つ唐突に施行された法案とはいえ
 流石に優秀な奴が集められてるだろうしな」

「まあ実働部隊ともなれば色々恨みも買うだろう。
 そのうち尻尾は出てくるだろうさ」

「言葉の綾で、つい……
 実際にどう集められたかはわからないから、
 味方か敵かはわからないけれど……
 でも打倒したい法案なのは事実だから……敵?」

「命じられていたりするなら恨みは私はないんだけどね…
 いずれにせよ、もう少し待つしかないのが辛いわ……」

「あとは置くなら私くらい?」

当然、冗談。話しながら、ローテーブルにチーズとろけるパニーニやサラダ。ローストポークにチーズや生ハムの切り落とし。デザートにはカットフルーツのパックを並べている。
それぞれ、食べきれるよう量は抑えられているようで。ワインも多くて1人2杯くらいといったところ。
ワイングラス、ある?なんて聞きながら。

「まあ、私の部屋も同じくらいね。殆ど使ってないし……
 あとは貰ったものが置かれてるくらいで」

視線を追って、秋の花が目に入ると。ふふ、と小さく笑う。
家でも育ててるんだなあ。

「……兄弟同然で育ったひとがね、捕まったんですって」
「弟の方はあなたも知ってる顔かもしれないわ、警察の子だから」

だから、どうしてもね。と、一つだけ小さな紙袋をソファにのこして。
眉を下げて笑う。

路地の花 フィオレは、メモを貼った。
(a19) 2023/09/20(Wed) 0:16:29


「法案に賛同したか、単に仕事としてやっているか、
 何らかの取引、弱みを握られたか……思惑はそれぞれだろうな」

「間違いないのは例の法案が街を荒らしてるって事だ。
 マフィア、警察、一般市民を問わずな」

誰彼構わず向けられる矛先は街の日常を壊していく。
それは誰にとっても本意ではなかったはずだ。

少なくとも、件の法案に賛同した者以外にとっては。

「この夢も予知夢までは見せちゃくれないらしいな。
 ま……急いても事は動かない。次を待とうじゃねえの」

夢の景色は移り変わっては薄れ、消えていく。

そして、そのうちにまた、目が覚める。

【人】 徒花 テオドロ

>>8 ヴィンセンツィオ 0日目

「……それをやるのは俺でなくていい、と思ってしまいます。
 親しみのある警官や、人を頼りにする生き方は、
 なにも全ての者が行う必要なんて無いのだと……

 いや、分かっているんです。ある程度は荷を預けられる相手を持つこと、それを拒まない者がいることだって理解してないわけでない」

それすら無駄と切り捨てられるほど、己は冷酷でも愚昧でもない。結論は出ていて、対して論ずることも今の自分の中では終わっている。

「俺には向いていない」
「でも、だから……出来ないわけではなく、
 ただ時間がかかるというだけなのでしょうね」

故に必要以上に踏み込まれないことも相まって、
反発ではなく、なだらかな形の譲歩に落ち着いていた。

「……こちらが付き合うのは構いませんが……ああ」
「いえ、何でもありません。
 お気になさらず、結局は行き先が同じなんですから」

甘えることも大事。合わせた歩調と共にその一歩目を行く。

#街中
(27) 2023/09/20(Wed) 1:11:25

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>3:27 テオドロ 0日目

「一つ一つ挙げるつもりはないが、君は諦めるのが早すぎるな。
 諦めきれないものも、そのくせ多いように見える。
 若年寄ぶるのはあまり君には似合わない気がするよ」

なんて、さして貴方を知るわけでもない上役の人間の言うことだ。
それが的を射ていると感じるかどうかは、今の貴方、あるいは将来の貴方に委ねよう。
茶化したような言い方をするのは、今は考え込ませるのは一区切りの合図。
眼の前の風景に目を向けさせて、先ずは貴方の目的地へと足を向けよう。

「自分のできることを正しく評価できるのは、君のいいところだ。
 いま、どうにかしなくちゃいけないことなんてのは意外と世の中少ない。
 君の将来が私は楽しみだよ」

いつか、いずれの時まで見守っているかのように言うのだ。
その保証など少しもないくせに平気で嘯いて見せる。

それじゃあ、とふたつの足音は商店街を抜けていく。
貴方の買い物は内訳が決まっているけれど、男の方はそうでもない。
ぽつ、ぽつとアドバイスを貰ったりなんかしながらに焼菓子ふたつなんかを選んで、
他愛無いやりとりがあった頃の夕暮れが過ぎていく。

まだ、処刑台に上がるよりも前のことだった。
(28) 2023/09/20(Wed) 2:08:14

【置】 徒花 テオドロ


ようやくわかった。自分にしかできないことが。

あまりにも遠回りをし過ぎた。簡単なことだったんだ。
苦手な奴を突き放すべく嫌われ者を演じるなんて、
息をするように行い続けてはいたんだから。

この荷は誰にも預けない。預けられない。
けれど泥船に纏めて捨ててやるのは、
次善の択としてそう悪くないもののように思えた。

「万年筆かボールペンでしか受けつけない、か。
 全く、どこまでも非効率的な真似をさせてくれる」

俺が全部やるのが早いから。皆が幸せになるから。
そんな心の奥底を覆った本音寄りの建前はもういい。

自分の価値だって、誰かにはもう預けない。
俺はそうして漸く俺の持っている価値を肯定する。

「こんな物なら幾らでもくれてやりましょう。
 自棄でもなく、諦観でもなく、
 後の者に託すために、俺はその礎となる」

兄貴分でもない、幼馴染を守るものでもない。
遥か遠くに見た、三文芝居の立役者。

ただその幻影を目指して、
膨れ上がり、育ってしまった影が役に立てるなら。
(L5) 2023/09/20(Wed) 2:25:06
公開: 2023/09/20(Wed) 2:05:00
テオドロは、辞職願を書いた。
(a20) 2023/09/20(Wed) 2:25:33

エルヴィーノは、今、牢屋の格子の前にいる。
(a21) 2023/09/20(Wed) 8:24:02

ニコロは、ハーモニカをデスクに置いた
(a22) 2023/09/20(Wed) 9:21:28

カンターミネは、テディベアを抱っこしている。ふかふかだ。
(a23) 2023/09/20(Wed) 12:37:31

徒花 テオドロは、メモを貼った。
(a24) 2023/09/20(Wed) 17:42:14

ニコロは、月桂樹の花が一輪、デスクに飾られた
(a25) 2023/09/20(Wed) 19:16:11

【置】 徒花 テオドロ


「縄張りの中で大人しくしているならまだよかった。
 多少の悪戯も、尻尾を掴めない方にだって責はある。

 ただ、あんた達は街の治安を脅かし、血の掟を侵した……
 必ず法のもとで報いを受けることになる」

捕物の果てでやっと地面にねじ伏せられたのを、
未だに口角を下ろすことなく好き勝手舌を回している。

「罪人の戯言かどうか……楽しみにしていろ」

舐めた真似をすれば必ずとっ捕まり制裁を受ける。
いつの世の警察も、マフィアだって行ってきた不変の掟だ。

希望や夢は、俺には持つことはできない。
誰かひとりにでも持たせに行くほうが、
その方がきっと、俺には向いていた。
(L6) 2023/09/20(Wed) 19:52:41
公開: 2023/09/20(Wed) 20:00:00
テオドロは、自分が居ないと回らない世話≠フ事を考えていた。
(a26) 2023/09/20(Wed) 20:00:08

テオドロは、それでもやはり少しくらい甘えたっていいだろう、と。
(a27) 2023/09/20(Wed) 20:00:23

テオドロは、諸々を自分以外の所為にして、くだらなさそうに笑った。
(a28) 2023/09/20(Wed) 20:00:34

【置】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「……中々いい啖呵を切るなあ、顔は見えないけど」

なあ?両腕で抱えたテディベアに囁く。
今日も街中の情報が集積されていく。

「ま〜〜〜〜〜あ、俺に褒められても
 嬉しくないだろうけどな、この誰かくんも。
 どっかで鉢合わせしない事でも祈っとくかあぁ〜」

大きく伸びをして、欠伸もついでに。
時計を見れば、もうすぐ深夜だ。

「今日も平和な一日だった。クソ法律を除けば。
 ……明日はどうなるかな〜、久々にバーとか
 行きてえ〜……いやでも酒は鈍るからなあぁ〜」

ぎし、と椅子に深く腰掛け、歌う。

「...Strade di campagna, portami a casa...」

ぽつぽつ零す傍ら、にや、と口元を歪めて、歌詞を変え。

「Tutti i miei ricordi si raccolgono intorno a lei,
 la mia signora...なんつって」

元になった歌より、こっちの方がそれらしい。
まあ、原語のもじりだからここの言葉じゃ関係ないが。
ご機嫌で歌いながら、夜を過ごす。
(L7) 2023/09/20(Wed) 20:37:02
公開: 2023/09/20(Wed) 20:55:00

見つけたぞ
』『今日のそいつも
当たり
だな?』
『そして俺の観測範囲では此奴が
最後の
一人だ』

あなたの留守電に一件。
メッセージがあった。

アリーチェ・チェステ

『武運をお嬢さん』

たった十秒ほどでその声は消えた。
賭け直せど無情にも使われていない電話番号を示す電子音が受話器からは流れる。

だがきっと、その男は変わらず貴方の味方で居続けている。

ヴィンセンツィオは、目に映る誰も彼もを全てを欺いている。
(a29) 2023/09/20(Wed) 20:56:37

 


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うそつき

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ペネロペ
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ロメオ
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ガイオ(2d)
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ニーノ(3d)
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イレネオ(3d)
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ヴィンセンツィオ(4d)
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