人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 ミア



 [ 誰かが、上に居る、という光景なんて。
  夢 で 無くたって、別に初めてじゃあ無かった。

  埃ひとつ無い絨毯とは比べものにならない、
  汚れのすべてを混ぜたよな地面と、
  顔の横なんて そんな場所じゃあ無くって、
  首を縫い付けるよに掴む 垢に塗れたゆびさきと、 ]


 
(146) 2020/05/28(Thu) 23:32:09

【人】 ミア



  [ そんなこと、まるで知らなかったから、
   ひとのかたちを失ってきた爪が傷を残し、
   涎を垂らして、牙を剥く よな、

   そんな光景 ほんとうに、知らなかったから、 ]


 
(147) 2020/05/28(Thu) 23:33:46

【人】 ミア



 [ ─── 割れた窓の欠片を 喰わせてやった。

  いきるため に、浴びた赤は、生臭くて、
  真上に潰れたかいぶつはもう何も告げず、
  この赤があのこの一部でもあるのかと、
  ただ、ただ、恐ろしくて、

         顔はどうあれ、
         "忘れもしない" いつかの、過去。 ]


 
(148) 2020/05/28(Thu) 23:34:58

【人】 ミア



  ─── いつ死ぬか知らない奴に残してもなあ……。

 [ すこぅし 碧が 逸れ、

  ……嗚呼 でも、
  死ぬ前にステップを覚えてやろう、そう決めた。
  こどもなんだかおとななんだか、
  自分の歳すら曖昧だから適当で、

  だから、こどもに寄った精神で、
  "あいつは踊れないからきてやったの!"とでも、
  言いふらしてやろうか、なんて思っていた! ]

 
(149) 2020/05/28(Thu) 23:36:10

【人】 ミア



  [ 未来のことだ。叶うかも知らない想像。
   ひとつ碧を閉じてしまえば、また 現実に戻る。

   現実の 、あった、昔の話。 ]


 
(150) 2020/05/28(Thu) 23:36:46

【人】 ミア



   ……それに "残された"ところ、沢山あるよ。
   別に、誰に限った話じゃ無い。
   それでも、どうせ、誰だって中途半端。

 
(151) 2020/05/28(Thu) 23:37:30

【人】 ミア



 [ 裂けた、薄い傷痕の残る手を、
  自身の細首に添える。
  襟を暴けば、ひとつ、ふたつ。似たようなもの。

  たくさんありすぎて、なにがどれだか、わからない。

  腕もやられたことあるんだよねえ、なんて、
  ゆるく腰を持ち上げ、
  ─── こういう時だって持っていた、
      ほんとの銀を、抜き取った。

  見上げたまま、置かれた手に、添える。
  何時か、握らせた其れにも、似て。 ]

 
(152) 2020/05/28(Thu) 23:37:47

【人】 ミア



  [ 驚く、ような、
   そういう奴であれば面白かったのだろうか。 ]

 
(207) 2020/05/29(Fri) 22:03:38

【人】 ミア



 [ 薔薇色を、見詰めたままだった。
  銀の軌跡が迫っても、
  いのち が、離れた音がしても、

     もし、たとえ、
     喉元へ向かったとしても、
     そのままひとつも動かなかったに違いない。 ]

 
(208) 2020/05/29(Fri) 22:03:53

【人】 ミア



   ……それ 何時まで生きろって言ってるの?

   [ だったら要らない、まで、言いかけて、 ]

 
(209) 2020/05/29(Fri) 22:04:21

【人】 ミア



   髪とか 呪いとかに使うの止めてよ……。
  
 [ それから、
  うみのむこうの、そういう話を、想像した。
  生き返らせるにも使うんだっけ?とか、
  どうも知識は無いようなものだけれど。

  ……死んで髪に縋られるのも、
  果たして良いことなのだろうか。
  鈍い音が床を通して伝わるから、かっこわる、と、
  正直に言ってやった。 ]

 
(210) 2020/05/29(Fri) 22:05:38

【人】 ミア



          *


     「 ひどいひとね! 」
 

 [ 膝上に乗せた、ちぃさなお姫様が、
  "思い出話"に、頬を膨らませている。

  だれかがたべてしまったよな、欠けた、三日月。
  何時かの、或る日。

  舞踏会に飽きたお姫様が、
  おんなじように飽きたおんなへせがむものだから、
  月が、いっとう美しく見える樹の上に、座っている。
  ヒールは根元に置いてきてしまって、
  素足を夜風に揺らし。 ]

 
(211) 2020/05/29(Fri) 22:06:45

【人】 ミア



 [ 出自も知らない女が、
  "代わり"にやってきたのは少し未来の話だった。

  肌のひとつも見せようとせず、
  "遠く"から来たとかで、会話も殆ど成り立たない。
  声をあげたと思いきや、訛りに気付く、そういう女。
  出された食事に興味はあるくせに、
  手に取ることもしないよう。

  舞踏だけは技量があったものだから、
  相手に招かれるまで時間はかからなくて、
  
  ……不機嫌そうに "うっかり"
    男の足を踏む事実も言われているが。 ]

 
(212) 2020/05/29(Fri) 22:07:35

【人】 ミア



 [ 青薔薇さん、と、ちぃさなお姫様は言う。
  ドレスの色を指して、誰かが呼んだ 代わりの名前。 ]

 
(213) 2020/05/29(Fri) 22:07:49

【人】 ミア


 
   「 ねえ、わたし、今日はじめてきたの。
      でもおとなばかりでとってもつまらないわ。 」

 [ "こども"の気配でも感じたのか、或いは。
  ほんとうのこどもは聡いのかもしれない。
  
  柔く巻かれた茶髪を靡かせ、
  そう 音も無く攫っていくのも、直ぐのこと! ]

 
(214) 2020/05/29(Fri) 22:08:15

【人】 ミア



  [ 月がよく見えるよ。

   舞踏会に飽きた"青薔薇"の声に、
   ─── ほんとうに遠くからきたのね、なんて、
   そう ひとこと。

        ( 場所は何処? )
        ( ─── さあ。 ) ]

 
(215) 2020/05/29(Fri) 22:09:48

【人】 ミア



    ─── 髪、どうせすぐ伸びるし。

 [ その時よりそこそこ伸びたよ、と、
  メイドに弄られた其れを示して。

  それでも怒っているのだから、
  懐にしまい込んだお姫様は"おんなのこ"だ。

  お姫様は連れ去ってくれる王子様でも探していたのか、
  この光景を 夢見ていたのか、
  膝の上、という場所には、満足していたようだけれど。 ]

 
(216) 2020/05/29(Fri) 22:10:35

【人】 ミア



 [ お姫様は耳年増でもあるようで、
  一度話すと際限が無い。

  ( ─── あの方、御父様が性格悪いって言ってたの。
       青薔薇さんが先程踊っていた方よ!
       足踏まれて痛そうなの、とっても面白かったわ。

       私に優しくないし 私もきらい。 )


  ……本当に際限が無い。
  かくいう"青薔薇"も興味の外だったから、
  踏んだのだってつい腹が立ったのだろう。覚えていない。 ]

 
(217) 2020/05/29(Fri) 22:11:16

【人】 ミア



 [ 片手は樹の幹について バランスを取り、
  もう片方はお姫様の細い腰を抱いている。

  ひとこと、ふたこと。会話は続く。
  親が迎えに来ないあたり貴族様だなあと思うも、
  特に何も言わないでおいた。 ]

 
(218) 2020/05/29(Fri) 22:11:36

【人】 ミア



  [ 変わらず まだ、命を取るよな生き方をしていたし、
   三日月の夜で、安堵している自分が居る。

   まあるい月、だったなら、
   お姫様は外へ出せなかっただろうから。 ]


 
(219) 2020/05/29(Fri) 22:13:03

【人】 ミア



 [ 綺麗なお月様 という 声に、
  ただ、思い出として残る過去を、想起し。

     すこし、腕の力を強くして、
         そうだね と、 ]

 
(220) 2020/05/29(Fri) 22:13:27

【人】 ミア




             ───  え?


 
(221) 2020/05/29(Fri) 22:14:40

【人】 ミア



   「 まあ!ねえ、青薔薇さん、
      リドルの馬車じゃないかしら? 」


 [ ─── 現実に戻るまで、
      館の向こうの、其れを、捉えるまで、
      すこぅし、時間がかかった。


    認めた時に薔薇の香がした気がするのは、
    気のせい、では 無かったのかもしれない。 ]

 
(222) 2020/05/29(Fri) 22:15:46

【人】 ミア




     [ 小宮内が騒がしい、と 思えば! ]


 
(253) 2020/05/30(Sat) 0:55:32

【人】 ミア



   ……それだけ言いに来たの?

 [ てっきり急ぎの用事でもあるのかと思っていたのに!
  "ひどいひと"だわ。懐のお姫様が言う。

  ひどいひと、の、声色は。
  どう聞いたって不機嫌そのものだった。
  そのまま無視したら面倒そうだと勘が告げ、
  片腕で持ち上げた後、───根元へ、降り立った。 ]

 
(254) 2020/05/30(Sat) 0:56:22

【人】 ミア



  [ 器用なもので、
   ドレスはちっとも汚れちゃいない。

   青薔薇の"花弁"が 夜に、落ち、
   お姫様の 感嘆の息が静かに響く。 ]

 
(255) 2020/05/30(Sat) 0:56:37

【人】 ミア



     私のお姫様。
     折角デートしてたのに。

 [ 綺麗に収まったお姫様の、まあるい瞳が、

  ─── 王子様みたいに連れて行ってもらったのよ!
  ─── 夢ってなあに?
  ─── リドルってとっても怒りっぽいのね!
  ─── Mia って 青薔薇さんの名前?

  等、と。
  ふたりを見遣っているのだから、好奇心の塊のよう。
  答えは 返ってきたか、どうか。
  青薔薇と言われてしまったおんなは、
  どうでしょう なんて はぐらかすだけ。 ]

 
(256) 2020/05/30(Sat) 0:56:57

【人】 ミア



  [ おひめさまのドレスが、するりと落ちた。
   御転婆な姿は、もしかしたら、
   根底の何もかもが違えど 何時かの子供に、似て。 ]

 
(257) 2020/05/30(Sat) 0:57:16

【人】 ミア




     「 青薔薇さん、また攫って頂戴! 」


 
(258) 2020/05/30(Sat) 0:57:41

【人】 ミア



            *


   ─── "大人"になっても
   樹にも登れないし ダンスも上手くないなんて。

   知ってた?私 貴族様にたくさん誘われてるの。
   "まだ間に合うから"って 皆言う。

 [ 自慢げな顔をして語るのは、
  ……惨めでは無いとでも言いたいのか。
  おとな になったとでも言いたいのか、分からない。
  拒絶が先に立って、踏んだ、までは 内緒。 ]
  

 
(259) 2020/05/30(Sat) 0:58:51