人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【人】 一年生 花巻 楓

─ 花巻庵屋台 ─


 落川先生
 ときやくんと明菜ちゃんにも会ったんですね、

 あ、そういえば明菜ちゃんとこの勝負って
 どうなったか知ってます?


[屋台に来た落川先生>>2:318から出てきた名前に、
鳳先輩以外とも顔を合わせてたと察せて
堂本親子の勝負がどちらに軍配を上がったか知ってるか聞いたが
そもそも勝負の話自体先生が知ってたかどうかは把握してなかった。
知らないと言われたら、変なこと聞いてごめんなさいって言った後
たすき掛けが板についてるって言ってくれた声に、
ありがとうございますって嬉し気に微笑んで。

でも、その背後の鳳先輩に気付いてそちらに意識が集中してしまって
先生をそっちのけにしちゃったと気付いた時には慌てたけど、
こちらの会話に水を差さぬようにだろう、
兄と話をしていてくれる様子にほっとしつつ、感謝した]
(135) 2021/07/28(Wed) 23:25:38

【人】 一年生 花巻 楓

[落川先生の気遣いもあって、鳳先輩と、二人でしっかりと話が出来た。

声を張ってしまったあたしに、
鳳先輩からは、知っていました>>4と返ってきて。
花巻の家の人が悪く言われてしまうことが嫌だった
その言葉に、鳳先輩から祖母が、あたし達が
鳳先輩から大切に思ってもらえてたことが伝わってきて。
もしかしたら今後も遠慮されてしまうだろうか──
そんな不安は、蕾が綻んだような先輩の笑顔>>5で杞憂と分かった]


 ……うん、そうだよ。

 でも、来てくれるなら起きてる時間の方が良いな。
 あたしは流石に寝ちゃってるから。

[睡眠時間を削って勉強はしてるけど、夜更かし型じゃなく
朝早くに起きて勉強してるので真夜中はぐっすりだ。
実際に真夜中には来ないだろうと思っているから冗談半分だけど
私も考えてみるって言ってくれた凜ちゃんの言葉に、
嬉しいって気持ちが伝わるように、満面の笑みを返して]
(136) 2021/07/28(Wed) 23:26:00

【人】 一年生 花巻 楓

[それでかどうか、
凛ちゃんからの言葉>>6に、きょと、と目を瞬かせた。

今日のあたしみたいに、という言葉と
とてもお似合いと言ってくれる凜ちゃんに、
きょとりとした瞳を、柔らかく緩めて]


 凜ちゃんは、あたしにとっては可愛くて
 他の人にやさしい、素敵なお姉ちゃんだって思ってたよ。

 今の凜ちゃんだって、綺麗だって思ってるけど
 凜ちゃんのやさしさを、凛ちゃんが自分にも使えたら

 もっと素敵な凜ちゃんになるんじゃないかなって、あたしは思うよ。
 

[お駄賃を全額募金したことを、祖母からは
自分の為じゃなく人の為になるお金の使い方をしたんだと教えられた。
そんな優しさを彼女がどうして持っているのか、あたしは知らない。
でも、そのやさしさが彼女自身に向けられてないのが寂しかったから
勝手な気持ちと分かってたけど、凜ちゃんに伝えたかった]
(137) 2021/07/28(Wed) 23:26:19

【人】 一年生 花巻 楓

[そうして話している間にも注文されたたい焼きは焼き終わって。

作ってもらったべっこう飴も添えて手渡したら、
先生からはいちご飴>>2:319
凜ちゃんからは四葉のクローバー>>7をお返しに頂けて]


 いいの?
 ありがとう、大事にするね!

 先生もありがとうございます、
 美味しく頂きますね。

[受け取ったクローバーはそっと掌に乗せたまま
帯の間から取り出して開いたハンカチに挟んでから
失くさないよう大事に帯の間に仕舞い直して。
いちごの飴は、そう遅くない休憩の間にでも食べるとお礼を言ってから
屋台の前から離れる二人を見送った*]
(138) 2021/07/28(Wed) 23:26:45

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの最中 ─


[あたしが脚を止めたのは、
何故か曖昧だった過去の思い出が、急に色濃くなって

子供のあたしと話してたあの頃と、
今の姿がまったく同じなんて有り得るの?って

浮かんだ疑問に不安を抱いたから。

でも、その不安が明確な形になるよりも、
探してた、会いたかった人の声に名前を呼ばれた>>74]


 ぁ………紅葉、せんぱい。


[いつもなら、元気よく呼べるはずなのに
生じた違和がぎこちなさを伴って。
それでも、駆け寄ってくれた彼女が気付いてくれたから
渡したいと思っていたそれを、手渡すことが出来た]
(142) 2021/07/29(Thu) 0:29:53

【人】 一年生 花巻 楓



 ──、はい。

 お兄ちゃんに頼んで、作ってもら…


[綺麗だと喜んでくれる紅葉に、抱いてた不安も薄れ
喜んでくれて良かったと微笑みかえた、けど。

ぽたぽたと、紅葉の瞳から零れる雫に
けして絶えることの無かった笑顔が強張って>>75

初めて見る紅葉の姿に、声を無くした。

ぎこちなく、それでも心から笑おうとしてる顔>>76で、
びっくりさせてごめんねって言う彼女に、
ううんって頭は振ったけど、声は出ないまま
紅葉にされるがまま、狐のお面を貰った時には
彼女の言った先生が誰なのか、分かってはいなかったけれど]
(143) 2021/07/29(Thu) 0:30:14

【人】 一年生 花巻 楓




 ………ぁ…


[もう行かなきゃ。
その言葉に、離れようとする紅葉>>77
手を伸ばしたのは、無意識から。

でも、紅葉がさっき来た方向から長尾先生の姿が見えて
───その頭に、狐のお面があるのを見て
さっきの先生が誰なのかわかった時のあたしの顔は
間近で見ていた紅葉からはきっと、動揺が見て取れただろう。

がしっと長尾先生の肩を掴んで隠れた所に連れてく紅葉の姿に、
また違う動揺はあったのだけれど、
入っていった陰から出てきた紅葉がとても綺麗な顔で笑ったから。

そう、あたしは、また言葉を失って

今度こそ、しっかりと思い出した──出して、しまった]
(144) 2021/07/29(Thu) 0:30:42

【人】 一年生 花巻 楓

[そのお姉さんは、いつもお友達と楽しそうにしてて
でも、あたしたちみたいな年下の子の相手もすすんでしてくれて

寂しそうな子とか、落ち込んでる子とかに
どうしたの?って声をかけてくれる、そんな優しいお姉さんだった。

だからあたしは、そのお姉さんが大好きで
お姉さんに会えるお祭りのお手伝いが、楽しみだった。

そこでしか、接点はないはずだったけれど
うちは和菓子屋さんだったから]


「この注文…あぁ、もう〇回忌になるのか。」


「そうそう、神崎さんちの娘さんのよ。

 
いいこだったのにねぇ…」



[お姉さんに会えなくなった後に、こんな接点が出来てしまって

だから、あたしはお姉さんがもういないこと
会えないこと、本当は分かってた──分かってたんだ]
(146) 2021/07/29(Thu) 0:31:31

【人】 一年生 花巻 楓

[それでもお祭りの間は、ここに来れば会えたから。

あたしは、わざと思い出さなかった、気付かなかった。
そうすれば、またここで会えるから。

でも、今の笑顔は、今まで見ていたそれとは違って

───行かないでって、反射的に言ってしまいそうになったけど

引き留めちゃいけないって、口を噛み締め声を飲み込んでから]



    たくさん可愛いって言ってくれて、

    優しくしてくれて、ありがとう

     だいすきだよ、 

        ─── 
紅葉ちゃん



[目に溜まった涙が溢れないよう、せいいっぱいの笑顔を浮かべて、
あの頃の──小さなあたしが呼んでいたように名を呼んで。
抱えていた食べ物が冷めていくのを感じながら、駆けだしていく背中を見送った。]
(148) 2021/07/29(Thu) 0:32:47

【人】 一年生 花巻 楓

[セーラー服の背中が見えなくなるまで見送って、
そこでもう決壊がきて、声も我慢できないで泣いてしまった。

その時先生はどうしてたかな。

側にいてくれたなら、泣きながら
一緒に食べるつもりだったんですって
手にいっぱい持った食べ物を見せて

大好きだったのって、
とりとめもなく、泣き続けて。

泣き止んだ後、子供みたいに泣いてしまったことを謝りながら
冷めちゃったけどって、
買ってきたたこやきか五平餅を貰って下さいってお願いした*]
(149) 2021/07/29(Thu) 0:37:32

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの最中 ─


[泣きだしたあたしに長尾先生は側にいてくれて>>152
人目につかないようにだろう、
背中に軽く当てられた手に促されるままついていって]



 ごめん、なさい


[たくさん泣いた後謝って、
お詫び代わりにもならないけど買ってきたたこやきを貰ってもらって
もう大丈夫って言おうとした所に、背中をトントンと擦られて>>153
先生の気遣いに、また涙が溢れてしまったけれど、
泣いてしまったのは、悲しいからだけじゃない]
(235) 2021/07/29(Thu) 22:05:48

【人】 一年生 花巻 楓



 もみじちゃんが、だいすきだったの。


 だから、あえてうれしかった

 あえなくなるのがさみしいから、

 きがつきたくなくて、めを、そらしてたの



 でも、いつかはおわかれしなくちゃいけないのも、

 ほんとは、わかってたから


[安心したのだ。
あの年からずっと、高校二年生のままの紅葉を
当たり前に受け入れて、会えることが嬉しかった。
でも、ここにいる限り
ずっと辛い思いをした、悲しい思いをした彼女のままで

そんな彼女を、追い越して、置き去りにしなくて済んだって]
(236) 2021/07/29(Thu) 22:06:10

【人】 一年生 花巻 楓




 もみじちゃんを、おねえちゃんを


 おいこさなくて

 おいていかなくてすんだんだって、


 よかったって、おもってるのに


[それでも、寂しい気持ちがどうしても抑えられなくて。
止まらない涙に顔を手で覆っていたけれど、
先生のもうすぐ花火が終わるという声に、手を下ろして。

見上げた空に咲いたのは、大きな大きな千輪菊。
赤と緑の小さな華が重なったその姿は、
境内の奥の、大きな楓の木に似て見えて。

思い出したのは、やっぱりあの、優しい笑顔]
(237) 2021/07/29(Thu) 22:06:41

【人】 一年生 花巻 楓




 
もみじって、赤くなったかえでの葉っぱのことなの?




 
…じゃあ、あたしも


 
紅葉ちゃんみたいになれるかなぁ。




 
おっきくなったら、いろづいたら


 
紅葉ちゃんみたいな、すてきなお姉さんになりたいなぁ。




[そうだ。あの時、確かにそんな話をしたんだ、って。

二年〇組の学園のマドンナじゃなくて、
大好きなお姉さんが、あたしの中にちゃんと居るんだって

そう思ったら、また頬を透明な雫が流れたけれど
空に咲いた紅葉が消えるまで、顔を上げたまま見つめ続けて]
(238) 2021/07/29(Thu) 22:07:50

【人】 一年生 花巻 楓




 ……せんせい。


 傍にいてくれて、ありがとう。


 一人だったら、きっと

 こんな綺麗な花火も、見れないままだった。



[涙が渇いて微かに引き攣る顔、
まだ微かに歪む視界。

それでも、心から浮かんだ笑顔を向けて
側にいてくれた、
大好きな
人にお礼を言った*]
(239) 2021/07/29(Thu) 22:08:59

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの終わり ─


[ようやく泣き止んだ頃には花火も終わったけれど、
先生はどこまで一緒に居てくれたかな。

その場でか、屋台の所までか
それじゃここで、って言われた時にもう一度
ありがとうございましたってお礼を言って別れて。

屋台に戻ったら、もうある程度片付けに入っている所だった。
手伝おうとしたのだけれど、
鉄板とか危ないからしなくていいって言われて。

代わりに、って差し出されたのは
つぶあんのたい焼きと紙皿に、いつものべっこう飴。


まだ人が居る内に行ってこいって言われたから、
手伝わなくてごめんねって言った後
差し出されたそれを持って、いつもの場所に向かっていった]
(245) 2021/07/29(Thu) 22:37:36

【人】 一年生 花巻 楓

[屋台を後にして、まず向かったのは拝殿。
手を合わせて、今年は三つも
一つは寂しい、悲しい気持ちもあるけれど

願いがはなひらきました、
ありがとうございますってお礼を言って。

でも、いつもの場所はここじゃない。

拝殿を越えた更に奥。
境内の、ちっちゃなあたしが隠れて泣いてた木の陰に
ちょうどある石畳の上に、紙皿と、たいやきに

狐の形のべっこう飴をちょこんと乗せて、ラップをかけて]


 狐さんに、今年もお祭りのお裾分け。

 良かったら、もらってね。


[気が付くかどうかも分からないけれど
(一応神主さんに伝えてあるから、気付かなかったら神主さんが回収してくれるはず)


お礼の気持ちを込めて、此処にお裾分けを置いたらあたしのお祭りはようやく終わり。
日常に戻るため、境内を後にした**]
(246) 2021/07/29(Thu) 22:39:10

【人】 一年生 花巻 楓

[お祭りが終わり、日常に戻っていって。

あの一日だけで色んなことがあったけれど、
劇的に何かが変わるわけじゃない。
それでも、確かに変化はあって。
凛ちゃんとの交流も、大きな一つ>>185]


 あ、凛ちゃん!

 声かけてくれてよかった、
 おばあちゃん達からもお礼を言っておいてねって言われてたんだ。

 こっちこそ、来てくれてありがとう。
 
(249) 2021/07/29(Thu) 23:09:23

【人】 一年生 花巻 楓

[そう言って、笑顔を返したけれど
ふと、ひとりだったと思う、って言葉が引っ掛かって
───落川先生は?って浮かんだ言葉を飲み込んだのは

自分も密かに抱いてる想いと、重なって見えたから]


 またいつでも来てね。
 おばあちゃんも張り合いが出るって言ってたし
 あたしも一緒にお茶してほしいし。

 凜ちゃんとね、お話したいんだ。



[もしも彼女とお話する機会を重ねられたら、
ずっと秘密にするつもりでいたこの気持ちを
凛に明かせるかもしれない。

落川先生は?って言葉は、その時まで潜めておこう*]
(250) 2021/07/29(Thu) 23:09:42

【人】 一年生 花巻 楓

[凛ちゃんの返答はどうあれ、
学校で顔を見ればお話できるくらいの間柄にはなれたと思う。

だから、お祭り以降たまに来てくれるようになった
ときやくんのお友達>>128
凛ちゃんの幼馴染と分かったら世間は狭いって驚いただろう。

ときやくんのお友達としか知らないままでも、
来てくれるようになっただけで嬉しいから、
顔を見ればいつも以上の笑顔で接客するようになったけれど]



 あ、わんちゃん……!!!

 じゃなかった、先輩こんにちは!


[自主練でのロードワーク中に、散歩中の先輩から声をかけられた時
つい先にわんちゃんのこと呼んでしまったのは、
食べ物を扱う家業柄、うちでは動物を飼うのが難しいから]
(256) 2021/07/29(Thu) 23:31:12

【人】 一年生 花巻 楓


 
いいんですか!?



[挨拶はしたものの、わんちゃんに視線がいってるのを見てか
よかったら撫でてあげて?って先輩が言ってくれたから
最初はおそるおそる、
力加減がわかったらもふもふさすさすと撫でて
可愛い可愛いって言いまくって
それでもわんちゃんが疲れない内には手を止めて]


 ありがとうございます、先輩。

[そんな交流を続けていくうちに、
先輩が篠田さんの彼氏って分かったら
篠田さんにこっそり、先輩の好きなものをリークしたりはあったかも*]
(257) 2021/07/29(Thu) 23:31:34

【人】 一年生 花巻 楓

[先生には、お祭りの時にお願いした通り
人生相談──よりも具体的な相談に付き合ってもらった。


父との約束で、部活を続けるには
学業と家業の両立をしないといけないこと。

今はなんとかなっているけど、
この先もこのまま続けるのはきっと無理なこと。

どうしたらいいかもわからなくて、悩んでたこと。

この相談に、先生は親身になってくれただろう。

勉強の仕方の見直しとか、
先生はうちのお客さんでもあるから
もしかしたら父との橋渡しもしてくれたかも。

お母さんは先生のこと良い人ねって言ってたし
でもなんでそう思うかは教えてくれないんだよね
>>145]
(271) 2021/07/30(Fri) 0:11:52

【人】 一年生 花巻 楓

[その結果、条件はある程度緩和されて

成績が目に見えて落ちたりしない限りは
勉強の時間を減らせるようになった。

元々ここまで頑張らなくてもいいって
お父さんも思っていたみたいで、
もう無理するなって言ってくれたから]


 先生、

 この間のことといい、お世話になりました。

 ありがとうございます。


[状況が改善されて、悩みの一つは解消できそうだから
長尾先生にお礼を言いに行ったのだけど。
この時も先生は、あの時>>253みたいな笑顔を向けてくれたかな*]
(272) 2021/07/30(Fri) 0:12:10

【人】 一年生 花巻 楓

[さて、先生のおかげで状況改善が叶い
あたしは前より時間の余裕が持てるようになった。

クラスメイトとの交流も多くなって
部活仲間以外にも友達と呼べる人も増えたけど

一番最初に近くなったのは、やっぱり
最初から距離を取らないでくれた彼女からで]


 あ、篠田さん。

 大丈夫、もう全然痛くないし
 一応今日先生に診てもらってくるけど
 多分これで外せるんじゃないかな。


 心配してくれてありがとう。

[お祭りの後、顔を合わせてすぐ心配してくれた時>>65
その気遣いが嬉しくて。
もっと、あたしからも近づけたらいいなって思ったの]
(281) 2021/07/30(Fri) 1:11:43

【人】 一年生 花巻 楓

[でも、急に近付くのって中々勇気がいることで
篠田さんが茶道部体験のためのお菓子を買いに来てくれた時
篠田さんに話を切り出したあたしは、
意を決した顔をしてたと思う]


 あ、あのね、篠田さん。

 あたし、友達とか家族とかには
 楓ちゃんって、呼ばれてて
 その…篠田さんにも、
 そう呼んでもらえたら嬉しいん、だけど


[あの時話しかけてくれた時点>>0:189でも
お友達って言ってくれてた彼女だから、
聞かなくてもいいよって言ってくれたかもしれないけど]
(282) 2021/07/30(Fri) 1:12:09

【人】 一年生 花巻 楓


 篠田さんさえ、よかったら

 ……篠田さんのことも、
 小牧ちゃんって呼ばせてくれたら

 もっと、うれしい。


[あの時、ちゃんと誘ってくれて嬉しかったって言えなかったから
気持ちをちゃんと声に出して、伝えたくて

耳まで真っ赤になって、お願いしたあたしに
篠田さんは、どんなお返事をくれただろう**]
(283) 2021/07/30(Fri) 1:12:57

【人】 一年生 花巻 楓

[さて、そんな感じにクラスメイトとの交流を深めたり
先生からのアドバイス>>279を基にした勉強方法の見直しもした結果
学校生活を前よりも満喫できるようになり
秋になり、文化祭を迎える準備にも意欲的に取り組めて]


 あのね、ゆづちゃんに聞いたんだけど
 揃いのお洋服って何着くらい、
 っていうか、今から頼んでも大丈夫かな…?

 今度の文化祭でね、うちのバレー部喫茶室やることになったんだけど
 お揃いのエプロンとワンピースにできないかなって話が出てね。


[夕鶴がお店に来た時、書道部の演目に
新調した衣装は篠田屋さんに頼んだって聞いて
でも時期が時期だけに、部員全員の数を揃えるのは無理かもだから
部の先輩に話を持っていく前に篠田さんに確認して。

出来るようなら急でごめんねって謝った後
先輩を通じて正式に予算を提示したうえでお願いして、
無理ならワンピースは各自濃い色のものを用意することにして
エプロンは篠田屋さんで売ってるシンプルなものを何種類か併せて人数分購入した後
ポケット部分に花の刺繍を入れることで、お揃い感を出すこととなった]
(284) 2021/07/30(Fri) 2:30:03

【人】 一年生 花巻 楓

[衣装の心配が片付いたところで、
肝心のメニューはさくっと決まった。

というか、折角和菓子屋の娘がいるのだから
本職の知恵を借りた方が良いと、父達に早々相談を持ち掛けたのだ。
結果、茶道部でも体験会があるから和菓子は避けた方が良いが
洋菓子は範疇外だから教えられないと前置いた上で
パンケーキならどら焼き生地を焼くのと似ているから教えられる、と
父が言ったことに先輩が飛びついたのだ。

メインが決まれば後は飾り付けと、合わせる飲み物を決めるだけ。
パンケーキには業務用のホイップクリームに缶詰のみかんと、
餡子は父から作り方を教わって乗せることが決まった。
流石にうちの味をそのまま教えるわけにはいかないから、
教えてもらったレシピで作った餡子はちょっと舌に残る味ではあったけれど、
バターを効かせたパンケーキには合う餡子になっていたのが
流石お父さんだなって内心鼻高々だった。


まさか、和菓子屋の娘だからって
調理場担当をまるっと任されることになるとは
この時点ではまだ思ってもいなかったけど]
(285) 2021/07/30(Fri) 2:30:17

【人】 一年生 花巻 楓

[そんなこんなで慌ただしい準備期間を経て
迎えた文化祭当日は、あのお祭りの日にも似た雰囲気で
皆楽しそうで、学校だけど学校じゃないみたいで
不思議な感覚は、忙しさですぐにそれどころじゃなくなった]


 いらっしゃいませ、何名様ですか?


 パンケーキはバターとクリームを添えていますが、
 追加で餡子トッピングもできますよ。

 お飲み物はコーヒー紅茶、ほうじ茶の内からお選び下さい。


[部活があるからバイトしてる子は少なくて、
バイトしている子でも接客経験は皆あたしより短いから
皆が慣れてくるまでは進んで接客を請け負って
慣れてきたら、今度は調理場に引き籠って
調理場担当として、パンケーキを焼き続けることとなり
ゆづちゃんの晴れ舞台とか、篠田さんのところとか
顔出し出来たらいいなって思ってたところには行けず終い。
その代わり、という訳じゃないけれど
あたしの友達とかが来た時は、接客を変わってもらえたから
来てくれてありがとうって直接お礼を言うことは出来ただろう**]
(286) 2021/07/30(Fri) 2:31:33

【人】 一年生 花巻 楓

─ クラスメート ─


[学校ではなんとなく切り出しにくくて
篠田さんがお店に来てくれた時を狙ってしたお願いは
やっぱりお花がいっぱい咲き誇るみたいな笑顔で
嬉しいって言ってくれて>>296
良い名前ねって呼んでくれる声に
こっちも嬉しいって気持ちと安堵の気持ちでいっぱいになった。

あたしからも呼ばせてほしいってしたお願いも
快く、呼んでほしいとまで言ってくれたのも同じ気持ちだったけど]


 え、えっと……

 小牧ちゃん。


[ほらほら、って待ち構えてる彼女>>297に頷いたはいいものの
改めて呼ぼうと思ったらなんだかとっても照れてしまって
いざ呼んでみたら楓ちゃんって呼び返してくれたからまた小牧ちゃんって呼んで
お母さんから何してるのって呆れ半分に声をかけられるまで
何度も名前を呼び合っちゃって、
ほんとに何してるんだろうねって気付いて二人で笑っちゃった]
(354) 2021/07/30(Fri) 21:25:09